第105回全国高校野球選手権大会の開幕を翌日に控えた5日、開会式リハーサルが甲子園球場で行われた。
昨年優勝の仙台育英(宮城)、今春の選抜4強の広陵(広島)など、代表49校の選手が本番に備えて入場行進した。出場校の選手がそろって行進するのは、コロナ前の2019年以来、4年ぶり。
代表校は仙台育英を先頭に、クラーク記念国際(北北海道)から沖縄尚学(沖縄)まで、北から南の順に行進。全体の先導役を日大豊山(東東京)3年の野球部員で、昨年の高校総体では競泳で3冠を達成した光永翔音さんが務めた。
行進の後、高知中央(高知)の西岡悠慎主将が選手宣誓の練習をした。[ 8/5(土) 10:19配信 時事通信 ]
4年ぶりに戻ってきた歓声と声援。自分も夏の大会としては4年ぶりに新潟県大会をハードオフエコスタジアムに観戦に行きました。ベンチに入ることが出来なかった野球部員がスタンドを陣取り声を出し,踊り,保護者も各々に声をかける光景…。
3年前は大会そのものが中止。一昨年昨年はマスク着用の上,声を出すことは禁止。拍手のみ。これに丸々被った世代がいるのだから本当に理不尽。。
その一方で4年ぶりにスタンドで経験した暑さ。今大会から5回終了時にクーリングタイムも設けられるようになったが,やはり一昔前の暑いとは明らかに変わってきている。自分が高校生の頃なんておそらく32℃くらいで暑い言っていたはず。それが今や日中は体温をも超える36〜37℃が当たり前。
決勝戦に関しては試合開始を10時に早める都道府県が広がってきたが,それでも準決勝までは1日複数試合するのだからどうしたって13時14時に試合することになる。さらにプロ野球開催に対応した人工芝球場が多くなったから,グランドの照り返しはさらに想像を超える。
こうした酷暑下で行われる各都道府県大会。智辯和歌山の初戦敗退に始まり,選抜優勝の山梨学院,準優勝の報徳学園,高知県5年連続優勝を目指した明徳義塾が敗れるなど波乱が相次いだ。
決勝戦もドラマの連続。
9回サヨナラで甲子園出場が決定したのが栃木・新潟・鹿児島・群馬・千葉・兵庫・京都の7府県。栃木と鹿児島はサヨナラホームラン。9回表の逆転劇も茨城・神奈川・東東京で。
さらに延長10回から導入されるようになったタイブレークでの決着は福島・宮崎・青森・和歌山・愛媛。福島に至っては10表5点とられて10裏6点とってのサヨナラ。
この制度が出来た以上斎藤佑樹の延長15回引き分け再試合という,視聴者からすれば“ドラマ”はもう二度と生まれないと。球児の負担軽減。当事者である高校生のことなど考えずに美談として美化されてきたものにNO!を容赦なく叩きつける。これが時代の流れだし然るべきだと自分自身も考えは変わりました。
昨年の出生数は80万割れ。そこから残る野球人口。昨年生まれた子が高校生となる2038年には47都道府県集っての甲子園大会を維持出来ているのか。そもそも朝日新聞社は存在しているのか。こんなことすら考えざるを得ないくらい日本という国が傾いている気がしてならないのですが・・・。
では出場校紹介とベスト8予想。
| ベスト8 | 三回戦 | 二回戦 | 一回戦 |
【第1ブロック】 | 星稜(石川) | 沖縄尚学(沖縄) | 創成館(長崎) | いなべ総合(三重) | | | | |
【第2ブロック】 | 北陸(福井) | 広陵(広島) | 慶応(神奈川) | 立正大淞南(島根) | | | | |
【第3ブロック】 | 文星芸大付(栃木) | 八戸学院光星(青森) | 宮崎学園(宮崎) | 明桜(秋田) | | | | |
【第4ブロック】 | 専大松戸(千葉) | 上田西 (長野) | 東海大甲府(山梨) | 九州国際大付(福岡) | 土浦日大 (茨城) | | | |
【第5ブロック】 | 履正社(大阪) | 聖光学院(福島) | 仙台育英(宮城) | 高知中央(高知) | 浦和学院(埼玉) | 共栄学園(東東京) | 川之江(愛媛) | 鳥取商(鳥取) |
【第6ブロック】 | 愛工大名電(愛知) | クラーク国際(北北海道) | 花巻東(岩手) | 英明(香川) | 智弁学園(奈良) | 徳島商(徳島) | 前橋商(群馬) | 宇部鴻城(山口) |
【第7ブロック】 | 近江(滋賀) | 日大三(西東京) | おかやま山陽(岡山) | 富山商(富山) | 社(兵庫) | 大垣日大(岐阜) | 日大山形(山形) | 鳥栖工(佐賀) |
【第8ブロック】 | 神村学園(鹿児島) | 北海(南北海道) | 東海大熊本星翔(熊本) | 市和歌山(和歌山) | 明豊(大分) | 立命館宇治(京都) | 浜松開誠館(静岡) | 東京学館新潟(新潟) |
【第1ブロック】沖縄尚学のエース東恩納蒼は沖縄大会無失点のドクター0とのこと
【第2ブロック】名前からすると広陵と慶応なんだろうけど,近年福井勢のレベルが高いので
【第3ブロック】文星芸大付の伝統芸ぬか喜びを栃木大会決勝で披露した捕手がその裏自らサヨナラホームランとを放つそんな勢いがありそう
【第4ブロック】専大松戸が強力打線の印象
【第5ブロック】連覇を狙う仙台育英だが初日から登場かつ競合揃いのブロックに。ここを勝ち上がるのは容易では無さそう
【第6ブロック】岩手から生まれる怪物佐々木麟太郎最後の夏。春夏連続出場組も多く総合力が試されるブロックか
【第7ブロック】夏に強い近江のイメージ。今年も複数投手を揃えているようなので強みか
【第8ブロック】神村学園の投手が今大会シンデレラボーイ候補とか