第106回全国高校野球選手権大会第12日は19日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、神村学園(鹿児島)、青森山田(青森)、関東一(東東京)、京都国際(京都)が準決勝に進んだ。
今春の選抜8強の青森山田は滋賀学園(滋賀)を1―0で退け、春夏通じて初の4強入り。神村学園は大社(島根)を8―2で下し、2年連続で準決勝進出を果たした。
関東一は東海大相模(神奈川)を2―1で破り、2015年以来9年ぶりのベスト4となった。京都国際は智弁学園(奈良)に4―0で勝ち、3年ぶりの準決勝進出。
準決勝は神村学園―関東一、京都国際―青森山田の顔合わせで、休養日を挟んで21日に行われる。 [ 8/19(月) 18:37配信 時事通信 ]
戦前予想振り返り。
太字:ベスト8,白:三回戦,下線:二回戦,打消:一回戦敗退
ベスト8 | 三回戦 | 二回戦 | 一回戦 | |||||
【第1ブロック】 | 東海大相模(神奈川) | 広陵(広島) | 熊本工(熊本) | 富山商(富山) | ||||
【第2ブロック】 | 関東第一(東東京) | 明徳義塾(高知) | 北陸(福井) | 鳥取城北(鳥取) | ||||
【第3ブロック】 | 青森山田(青森) | 石橋(栃木) | 聖和学園(宮城) | 長野日大(長野) | ||||
【第4ブロック】 | 智弁和歌山(和歌山) | 滋賀学園(滋賀) | 花巻東(岩手) | 霞ケ浦(茨城) | ||||
【第5ブロック】 | 大阪桐蔭(大阪) | 智弁学園(奈良) | 健大高崎(群馬) | 小松大谷(石川) | ||||
【第6ブロック】 | 京都国際(京都) | 菰野(三重) | 西日本短大付(福岡) | 新潟産大付(新潟) | ||||
【第7ブロック】 | 中京大中京(愛知) | 神村学園(鹿児島) | 岡山学芸館(岡山) | 掛川西(静岡) | ||||
【第8ブロック】 | 早稲田実(西東京) | 創成館(長崎) | 大社(島根) | 鶴岡東(山形) |
【第1ブロック】〜【第3ブロック】はパーフェクトだったものの・・3/8。
選抜優勝校健大高崎を筆頭に強豪が相次いで敗れる波乱。それもいわゆる戦前の評価では「C」とされるような高校に相次いで敗れた。大社は報徳学園・創成館・早稲田実を下しての8強入りの大旋風。大阪桐蔭を甲子園では初めて完封それもマダックスで下した小松大谷。初出場新潟産大付は花咲徳栄を撃破。栃木の進学校石橋高校も印象に残った。
今春選抜から導入された低反発バットによって本塁打が激減。SNSによる技術共有や動画解析。さらに卓越した知識を持つ個人トレーナーの介入などプロ同様投手のレベルが上がり”投高打低”がより顕著に。ロースコアゲームでワンチャンスをモノにするような試合展開が増えた。けれどもそれが2試合3試合続くかと言われればそうとも行かないのが野球。
ベスト4には全て春選抜出場校が残った。「末尾4の年は初優勝の当たり年」というデータは今年も健在。「2021年以降の優勝はすべて2回戦からの登場組」というジンクスに倣うなら関東一と青森山田が優位。時代は令和。青森勢が夏初制覇あり得るマルティネス?!続きを読む