箱根駅伝に見るスワローズ
第85回東京箱根間往復大学駅伝競走(関東学生陸上競技連盟主催、読売新聞社共催)は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町の読売新聞社前までの5区間109・9キロで復路のレースが行われ、往路を制した東洋大が、11時間9分14秒で初の総合優勝を果たした。早大が41秒差で、2年連続の2位。日体大が3位に入った。
東洋大は、復路も5時間35分50秒で1位となり、2004年の駒大以来となる完全優勝を達成。レースでは、6区の富永(2年)が早大・加藤(3年)にトップを譲ったものの、8区の千葉(2年)で首位を奪還した。9区の大津は序盤、早大・朝日(4年)に詰め寄られたが、落ちついてペースを乱さず、大きく差を広げてアンカーの高見(2年)にリレー。高見もねばり強い走りで、早大・三戸(4年)の猛追をかわした。
4位以下は大東大、中央学院大、山梨学院大、日大、明大、関東学連選抜、中大と続き、10位以内の9大学が来年大会のシード権を獲得。総合連覇を目指した駒大は13位、過去11度優勝の順大は19位と力を出し切れず、予選会へ回ることになった。
城西大は8区で棄権し、記録なしに終わった。
総合順位は次の通り。
<1>東洋大<2>早大<3>日体大<4>大東大<5>中央学院大<6>山梨学院大<7>日大<8>明大<9>学連選抜<10>中大<11>国士大<12>東農大<13>駒大<14>専大<15>神奈川大<16>亜大<17>拓大<18>東海大<19>順大<20>帝京大<21>上武大<22>青学大(2009年1月3日14時10分 読売新聞)
東洋大の初優勝で幕を閉じた第85回東京箱根間往復大学駅伝競走ですが,東洋大にとってここ数年5区・箱根の山登り区間は最大の課題でした。というのも,
第79回(2003年)大会
4区小田原中継所:3:25差の5位→5区芦ノ湖:7:22差の9位
第80回(2004年)大会
4区小田原中継所:4:18差の3位→5区芦ノ湖:5:10差の6位
第81回(2005年)大会
4区小田原中継所:5:24差の9位→5区芦ノ湖:7:36差の12位
第82回(2006年)大会
4区小田原中継所:0:43差の3位→5区芦ノ湖:3:11差の7位
第83回(2007年)大会
4区小田原中継所:2:19差の2位→5区芦ノ湖:6:35差の10位
第84回(2008年)大会
4区小田原中継所:1:13差の4位→5区芦ノ湖:5:15差の9位
このように,4区までは好位置をキープしていたものの,5区でズルズルと順位を落としてしまい,優勝争いには絡めず,シード権確保圏内に甘んじていたのですよね。
それが一転!
新”山の神”と崇められるスーパールーキー・柏原竜二の加入で,長年の課題を解消し,悲願の初タイトルとなる往路優勝を獲得!そして,その勢いそのまま総合優勝!!
ここに何が見えるかというと,
チームの課題をキッチリと分析し,それを期待の新戦力で補ったことで,優勝というタイトルを獲得したとういうこと。
つまりスワローズも昨年一年間戦って浮き彫りになった,長距離砲不在という課題を把握した上で,現場の要望に応える形でフロントが獲得したデントナという新戦力が,期待通りの結果を残せば,一気にチーム力がアップして,
優勝に手が届く!ということですよ!!
さらに高田監督の母校・明治大学が総合8位で43年ぶりのシード権を獲得!
広島・ブラウン,ロッテ・バレンタインを除く10球団の監督の中で大卒監督は4名いますが,高田監督(明治大)は,横浜・大矢監督(駒澤大),オリックス・大石監督(亜細亜大),讀賣・原監督(東海大)よりも順位が上で文字通り「
日本一」!
あ,中日・落合監督(東洋大中退)ってのは無しです。。。初春から縁起のイイ方向に解釈してみました♪
惜しくも4年連続区間賞を逃した東海大・佐藤悠基でしたが,来年からは佐藤の後輩・佐久長聖の黄金世代が揃って進学!
東海大:村沢明伸(楢川中)
早稲田大:佐々木寛文・平賀翔太(赤穂中)
山梨学院大:藤井翼
中央大:佐々木健太(広徳中)
駒澤大:千葉健太(箕輪中)
来年のスーパールーキー候補達そして,長野県勢の活躍が今から楽しみですね☆
ということで,本日より[陸上]カテゴリー追加します。