【自由契約選手】▽ヤクルト・ランバート投手、バウマン投手[ 10/14(火) 13:22配信 時事通信 ]
39.ピーター・ランバート(2025)
2024年12月12日契約合意。年俸160万ドル+出来高払い。メジャー通算74試合登板。スコット・マクガフも『いい投手を獲ったね。彼はやるよ』と太鼓判を押した先発候補の最速156km/h右腕。
2025年4月5日中日戦(神宮)で来日初登板・初先発。6回3安打無失点の好投で来日初勝利。
ええの獲ったわ!と声高に叫んだものの,その後11試合連続白星無し。4月29日DeNA戦(神宮)の5回表にはプロ野球タイ記録となる1イニング3暴投を記録。審判の判定にイラついたり,マウンドに足を滑らすシーンも多々あった。一方で5月27日北海道日本ハム戦(エスコン)6回無失点。6月3日埼玉西武戦(メットライフ)7回無失点の好投も,打線の援護なく勝ち負けつかずという好不調の両局面を持ち合わせていた。
7月11日阪神戦(甲子園)で勝利投手となり自身の連敗を7で止め,7月29日DeNA戦(横浜)で3勝目を挙げたが以降6試合連続未勝利。とりわけ直近4試合は181/3回で計20失点。防御率にして9.81と打ち込まれていずれの試合も敗戦投手に。21試合登板で3勝11敗と大きく負け越し,防御率も4.26。シーズン終了を待たず9月12日に帰国した。
それでも今季チーム最多の1161/3投球回。イニングイーターであったことは確かだ。
【記録】
・初登板・初先発登板・初勝利・初先発勝利:2025年4月5日中日戦(神宮)
・初奪三振:同上[細川成也]
・初安打:2025年6月27日阪神戦(神宮)[村上頌樹]
・初打点:2025年7月11日阪神戦(甲子園)[村上頌樹]
・1イニング3暴投:2025年4月29日横浜DeNA戦(神宮)NPB最多タイ記録
58.マイク・バウマン(2025)
2024年12月11日入団合意。大谷翔平に50号本塁打を献上したバリバリのメジャーリーガーという触れ込みで年俸100万ドル。
新守護神候補筆頭としてキャンプ・オープン戦では193cmの長身から最速159km/hの剛速球を連発していたが,開幕直前の3月18日に上半身コンディション不良を訴え離脱。4月8日ファームで実戦復帰。3試合連続無失点と格の違いを見せつけ17日一軍出場選手登録。同日阪神戦(神宮)延長11回表に来日初登板も,近本光司に被本塁打し敗戦投手に。以降6試合の登板で防御率6.75。5月2日出場選手登録抹消。5月20日再登録。6月19日登録抹消。
7月13日DeNA戦(戸田)5-41点リードの8回表に登板し1回4失点と炎上したのを最後に二軍登板も無く,8月29日医療機関を受診するため帰国。再来日することなく,本日ウェーバー公示。16試合0勝2敗1ホールド,防御率4.20。
【記録】
・初登板:2025年4月17日阪神戦(神宮)
・初奪三振:2025年4月23日広島戦(マツダ)[會澤翼]
・初ホールド:2025年5月22日広島戦(マツダ)
円安となり,外国人獲得もドル建て契約で単価が高くなってきたのは事実。ある程度の金額を投資しないともはや海外から選手を獲得できなくなってきた一方で,こうして金額に見合わない危険性も孕むようになってきた。陽キャアビラとはあまりに対照的だった両右腕。日本に溶け込めるか溶け込まめないかを分けるものっていったい何なのだろう。。
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