2024年09月30日

嘉弥真ら7選手が戦力外 プロ野球・ヤクルト

 ヤクルトは30日、嘉弥真新也(34)、尾仲祐哉(29)両投手、三ツ俣大樹内野手(32)のほか、育成の近藤弘樹(29)、嘉手苅浩太(21)、下慎之介(22)各投手、フェリペ捕手(25)と来季の契約を結ばないと発表した。[ 9/30(月) 15:18配信 時事通信 ]
 
9月30日ながらイースタン全日程終了翌日という規定にのって第一次通告。

49.嘉弥真新也(2024)
2023年11月28日西川遥輝・増田珠と共に入団発表。背番号は「49」。
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オープン戦は7試合に登板し防御率0.00。打者21人と対戦し許したヒットは僅か1本。抜群の安定感で開幕一軍入り。ところがいざ開幕してみるとまるで別人。投げては打たれるの繰り返し。防御率13.50で4月19日に登録抹消。7月6日に再登録も防御率はさらに悪化。14.50となって7月14日登録抹消。イースタン・リーグでは29試合に登板して1勝1敗,防御率2.81という成績だった。
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52.尾仲佑哉(2023-2024)
阪神を戦力外となり,2022年11月10日獲得発表。背番号「52」。
2023年4月7日移籍後初昇格。翌8日阪神戦(甲子園)で,先発予定だったディロン・ピーターズがコンディション不良で登板回避となり,代役として移籍後初かつプロ先発登板も敗戦投手に。11試合に登板し,0勝1敗,防御率5.17。
2024年はイースタンで33試合,防御率1.67と結果を残し,9月1日に一軍昇格。6日阪神戦(神宮)で今季初登板を果たしたが,佐藤輝に満塁本塁打を浴び,翌7日に登録抹消。自身2度目の戦力外通告となった。
【記録】
 ・初先発登板:2023年4月8日阪神戦(甲子園)

66.三ツ俣大樹(2023-2024)
2022年11月8日に行われた12球団合同トライアウト(楽天生命)で結果を残し,獲得に動いた。背番号は「66」。
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内野ならどこでも守れ,確実性のある犠打技術も兼ね備えた貴重なバックアップ要員として,2023年は出場試合こそ18試合と少なかったが,シーズンの大半を一軍で過ごし,代打で5犠打も記録したものの,2024年は一度も一軍登録が無かった。
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012.近藤弘樹(2023-2024)←52.(2021-2022)←012(2021)
東北楽天を戦力外となるも,2020年12月14日に育成契約。背番号は「012」。
2021年育成選手ながら春季浦添キャンプに抜擢され,3月15日支配下契約へ移行。背番号は「52」。開幕一軍メンバーに名を連ねた。
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開幕から14試合連続無失点を記録するなど,まさに「近藤,近藤,雨,近藤」とばかりに登板を重ね,防御率も0点台と大車輪の活躍をしていた近藤だったが,5月26日北海道日本ハム戦(神宮)悪夢が襲う。8回表4番手で登板。先頭打者渡辺に投じた初球のシュートがすっぽ抜け,顔をしかめた。右肩を気にするそぶりをみせ緊急降板。翌27日に登録抹消。

のちに明かされたのは右肩の肉離れ。2022年は実戦に1試合も登板できず育成契約に切り替えられ,背番号は再び「012」に。
2023年6月24日BCリーグ・福島との練習試合で実戦復帰。29日楽天戦でおよそ2年ぶりの公式戦復帰登板。16試合に登板し,防御率1.13。秋季フェニックスリーグでも順調な投球を続け,2024年には支配下復帰してくるだろう。そう信じていた。

ところが・・。2024年3月9日春季教育リーグ千葉ロッテ戦(戸田)に5番手で登板し,1イニングを投じたのを最後に再びマウンドから遠ざかってしまう。とうとう復帰は叶わなかった・・。「肩の状態を考えたら、ちょっと厳しいのかなというのは少しありますね」。

013.嘉手苅浩太(2024)←67.(2021-2023)
日本航空石川高校から2020年ドラフト6位指名。背番号「67」。
193cmの長身から投げ下ろす最速152km/hの速球が売り。イースタン登板は2021年9試合。2022年16試合。2023年16試合。3年間一軍登板なく,2023年10月31日に戦力外通告され育成選手として背番号「013」で再契約した2024年も18試合登板,防御率5.23に終わった。
市川悠太と「若手のホープ」として週刊誌騒ぎになったことが一番の話題か。先輩付き合いは慎重に。

019.下慎之介(2021-2024)
健大高崎高から2020年育成ドラフト1位指名。背番号「019」。
イースタン登板は2021年10試合。2022年16試合。2023年12試合。2024年23試合。奪三振率は高いものの,与四死球が多く制球力に課題を残し,2022年夏からはサイドスローに転向するなど,試行錯誤したという。
入団会見での「次は自分が19番をつけます」的なコメントに正直石川に失礼だなと思った。「特にこの2年はいろいろ難しいなと思うことが多かった。まだやりたいという気持ちはそこまでない。また違うこともやってみたいと思います」と現役引退を示唆。

025.フェリペ(2023-2024)
BCリーグ・福島から2023年7月25日育成入団。背番号「025」。
本職の捕手だけでなく,内野外野どこでもこなせるユーティリティプレーヤー。およそ2ヶ月の間にイースタン37試合に出場。打率.222,3本塁打,13打点とまずまずの成績を修め育成再契約。
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2024年は捕手に怪我人が相次ぎ,ファームの捕手事情も高卒新人の鈴木叶と育成の橋本星哉のみという状況に陥った。この時期にフェリペ自身も怪我で捕手としての試合出場が困難となっており,球団は中川拓真の獲得に動くことになった。最大のチャンスを自身の怪我によって失ってしまった感がある。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS Memories | at 23:01 | 更新情報をチェックする
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