L 000 000 201 0 3
S 100 000 002 1x4
吉村62/3,大西11/3,星1,○田口(1-0)1−中村,松本直
▼データ
・山田:通算300二塁打(史上77人目)
・火曜日:4/30以来5週間ぶり今季2勝目・カード初戦では初勝利
・神宮:5/12巨人戦以来勝利
◆ポイント
・8回表1死二塁外崎中飛(前進守備・好捕・タッチアップ許さず)
・9回裏1死一塁村上四球→代走並木
・9回裏2死一二塁P今井→アブレイユ
勝ちに不思議の勝ちありといえばそれまでか。継投のタイミング。最後は相手のエラー。それでも勝ちは勝ち。5/15-17以来となる連勝。カード初戦の火曜日初勝利。
典型的な負けパターンだったと思う。9回2死までは。
初回先頭西川が粘って四球を選んで二盗を決め,2番に入った丸山和が送って1死三塁の形を築いて3番長岡がタイムリー。ここまで11球。実に鮮やかな先制攻撃だった。さらに村上のファーストゴロを元山−今井の連携上手くいかず一三塁と攻めるが,サンタナが併殺で結局1点どまり。
3回裏0死一二塁から丸山和がキッチリ送って1死二三塁とするも,長岡犠飛にならないセンターフライ村上ファーストゴロで無得点。5回裏は0死一塁で吉村が最悪の犠打併殺と追加点を奪えず。今井は完全に立ち直ってしまうしまさにスミ1状態。
吉村は6回までノーヒットノーランも,7回表先頭外崎に初球被弾でノーヒットノーランが途切れると同時に同点に。さらに1死から岸にヒットを許し,元山の犠打で2死二塁。ここで渡辺久信代行になって一軍復帰となった栗山が代打に。外野は前進守備。これが裏目となって西武勝ち越し。レフトの西武ファンのボルテージは最高潮。
ここから継投。2死二塁で8番西川を申告敬遠して今井勝負。これなら吉村をそのまま投げさせてもというSNSの声。イニング跨いだ大西は先頭滝沢ヒット源田犠打で1死二塁。ここで再び外野は前進。外崎の大飛球に西川が追いついて超好捕。故にハーフウェイにいた滝沢のタッチアップも許さず。蛭間はライト前ヒット。前進守備丸山和からストライク返球で生還阻止。これは西川のプレーが無ければ余裕のタイムリーとなったのだから。
なんとか1点差で最終回を迎えたかったが,3番手星が岸に被弾で2点差に。正直万事休すと思った。
今井は9回もマウンドへ。それでも8回まで109球と球数は放らせていた。先頭丸山和にストレートの四球。長岡にも3−2フルカウント。明らかに疲労感はあった。長岡への6球目(120球目)明らかなボール球だったが今井の気迫が勝った。村上も同じく3−2フルカウントからの6球目(126球目)。153km/hを超えるストレートもボール判定で四球。ここで津監督村上に代えて代走並木というカードを切る。
1死一二塁サンタナ。一発出ればサヨナラ。しかし今井は3球三振に斬る気迫。これで計129球に達し,渡辺久信代行が交代を決断。
今井のあとに出てくる投手はどうみても迫力に欠けた。自信無さそうに投げていたアブレイユ。キャプテン山田の執念がライト線ギリギリにポテン。そして津采配ズバリで並木が生還。これも村上だったら本塁突入アウトでゲームセットだっただろう。
荒れるアブレイユの前に武岡は決めきれなかったが,10回裏0死一二塁から丸山和の犠打をサード滝澤が一塁悪送球。その間に決して足が速いとは言えない松本直が生還してのサヨナラ。
これも仮に丸山和犠打成功なら1死二三塁で長岡。4番には村上ではなく田口が入っていたのでおそらく申告敬遠で満塁となっただろう。そうなれば代打は(西田)赤羽山崎。果たしてどんな結果が待ち受けていただろう。
結果的に2番丸山和の起用が大当たりだった。1回裏0死一塁一犠。3回裏0死一二塁投犠。9回裏0死四球。10回裏0死一二塁三犠。これが2番サンタナだったらこの策は生まれなかったのだから。
昨季の守護神に今季1勝目が舞い込んだ。「競った試合を勝ち切れて(チームが)いい波に乗っていける兆しが出てきた」。石川の初勝利の次の試合に鬼門の火曜日にサヨナラ勝ち。ツキも変わった気がしたし,ベンチの雰囲気も悪くないしちょっと大型返済週にしましょうよ!!
■NEXT GAME
東京ヤクルト(小川)−埼玉西武(隅田)2回戦 神宮 18:00
【メモ】実況田淵アナ[0-3 .000]×館山解説員[1-2 .333]
2024年06月04日
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