2020年12月30日

総括2020―2年続けて突き進んだ最下位道

高津臣吾新監督が就任し,「NEVER STOP 突き進め!」というチームスローガンのもと,心機一転上昇を誓った2020年シーズン。序盤は快走したが,8月以降投打が全くかみ合わなくなり,2年連続,直近8年間で5度目となる最下位でシーズンを終えた。

浦添キャンプ第3クール初日となった2月11日。1990年から1998年まで9シーズン指揮をとりチームを優勝4回,日本一3回に導いた野村克也元監督の突然の訃報が届いた。さらにこの頃からキャンプ地でのファンサービスの中止といった動きが出始め,キャンプ終盤には球界全体が新型コロナウイルス渦という未曽有の事態に直面。感染拡大を防ぐため無観客でのオープン戦開催が発表される。ところが事態はさらなる悪化の一途をたどる。無期限の開幕延期―。
4月9日には1987年から1989年まで監督を務められた関根潤三前監督がお亡くなりになり,交流戦,オールスターゲーム,夏の甲子園大会までもが中止に。開幕前から多くの困難と悲しみに見舞われた。6月19日にセ・パ両リーグ無観客での開幕が決定されたのは5月25日のことだった。

開幕前夜。高津監督が発表したスターティングメンバーはB坂口智隆C山田哲人F青木宣親B村上宗隆G塩見泰隆H高井雄平A中村悠平Eアルシデス・エスコバー@石川雅規
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しかし開幕スタメンに中村の名前が無く,代わりに楽天から移籍の嶋基宏がスタメンマスクを託された。いきなりアクシデントに見舞われたのだった。それでも打線が開幕投手大野雄大を序盤から攻略。しかしリリーフ陣が石川の40代開幕戦勝利投手の権利を消してしまい延長へ。10回表マウンドにあがった移籍の今野龍太が自らのエラーから傷口を広げてしまい開幕戦は黒星スタート。20日中日戦(神宮)小川泰弘の好投で高津監督に初勝利をプレゼント。21日中日戦(神宮)にはドラフト4位大西広樹がルーキー一番乗りでプロ初登板。24日阪神戦(神宮)には昨季怪我で僅か4試合の登板に終わったアルバート・スアレスがおよそ1年ぶりとなる勝利投手に。25日阪神戦(神宮)。9回裏に代打西浦直亨が藤川球児から劇的な逆転サヨナラ本塁打を放ち,ソフトバンクの育成から獲得した長谷川宙輝にプロ初勝利が舞い込んだ。

7月2日広島戦(神宮)。同点の9回裏に村上がサヨナラ満塁本塁打。7日中日戦(ナゴヤドーム)には2016年ドラフト1位寺島成輝が4年目にしてようやくプロ勝利。11日巨人戦(ほっと神戸)から上限5000人ながら有観客試合が解禁され,12日巨人戦(ほっと神戸)には先発高梨裕稔が今季初勝利を挙げ,チームは2019年4月20日以来令和となって初のとなる”単独首位”に躍り出た。
しかしこの前日の試合で嶋が自打球を当て骨折離脱。実績のある捕手2人の離脱はチームにとって大きな痛手となり,西田明央松本直樹古賀優大井野卓という日替わりの捕手起用を余儀なくされる。14日阪神戦(甲子園)に敗れ首位の座を巨人に明け渡したが,21日DeNA戦(横浜)で原樹理が1年ぶりの勝利投手に。25日巨人戦(神宮)には川端慎吾が自身4本目となるサヨナラタイムリー。この間長谷川,寺島,中澤雅人星知弥梅野雄吾スコット・マクガフ清水昇という中継ぎ陣が踏ん張り,最後は抑えの石山泰稚につなぐという試合展開で引き分けに持ち込む試合も3試合。調子の上がらない雄平に代わり山崎晃大朗が外野のポジションを奪うなど投打にチーム一丸となり,リーグで唯一同一カード3連敗も喫せず,なんとか首位・巨人に喰らいついていた。しかし・・・

ターニングポイントとなった28日阪神戦(神宮)。先発ガブリエル・イノーアが初回から大乱調。2回7失点でKOされると,宮本丈のプロ初本塁打という光明こそあったが,リリーフ陣も打ち込まれ,2014年8月15日阪神戦(神宮)以来となる20失点で惨敗。この日のブログに「歯車が狂う前兆」と綴った。
そのうえで翌29日阪神戦(神宮)は青木の日米通算2400本安打を白星で飾り,翌々30日阪神戦(神宮)は高橋奎二から大下佑馬につないでの完封リレーとこのカードを終わってみれば2勝1敗と勝ち越したことが,逆の意味であまりにも昨年の16連敗直前と状況が酷似しているように感じられてしまい「明日からの戦いが大事」と危惧したのだった。この胸騒ぎは残念ながら的中してしまった。ここを境にチーム状況は明らかに一変した。
31日中日戦(ナゴヤドーム)から引き分けを挟んで今季初の4連敗。コンディションがあがらない山田哲は4年ぶりに登録抹消となり,荒木貴裕廣岡大志吉田大成らをスタメンで日替わり起用するも,軸を欠いた打線は明らかに迫力を欠いていた。

7日阪神戦(神宮)でドラフト2位吉田大喜がプロ初勝利を挙げ連敗を止めたが,翌8日阪神戦(神宮)から14日DeNA戦(横浜)まで5連敗。12日巨人戦(東京ドーム)ではあの菅野智之からドラフト6位武岡龍世と,濱田太貴がプロ初安打を放ったが白星には結びつかなかった。15日DeNA戦(横浜)に小川が史上82人目通算93度目となるノーヒットノーランを達成。波に乗りたいところではあったが,この日の試合前に守備固めや代走として一軍に欠かせなかった渡邉大樹が練習中のアクシデントで登録抹消されるなどチーム状態は整わない。22日阪神戦(神宮)で新外国人マット・クックを来日初登板初先発させるも起爆剤にすら至らず。とうとう26日巨人戦(神宮)に敗れ最下位に転落した。8月は2度の5連敗もあり7勝17敗1分と大きく負け越した。

9月1日阪神戦(甲子園)。同点の9回裏マウンドにあがったイノーアが僅か5球で敗戦投手となり自力優勝の可能性が消滅した。9勝16敗1分に終わった9月は中山翔太が1976年大杉勝男以来球団最多タイとなる3本の代打本塁打を放った。20日広島戦(神宮)には濱田が球団史上最年少先頭打者本塁打を放つと,2番青木・3番山田哲も続き,25年ぶり史上5度目となる初回先頭打者から3者連続本塁打という記録を樹立させた。30日DeNA戦(横浜)で石川が10試合目の登板にしてようやく初白星がつき,自身の連続勝利の記録を19年に伸ばすとともに,球団史上3人目の40代勝利投手となった。

10月も5勝17敗4分と大きく負け越した。そんななか10月1日DeNA戦(横浜)シーズン途中に獲得した歳内宏明が阪神時代の2015年9月29日DeNA戦(甲子園)以来1829日ぶりとなるNPB復帰後初勝利。6日中日戦(ナゴヤドーム)で久保拓真が,29日広島戦(マツダ)で金久保優斗がプロ初先発。11日広島戦(マツダ)で育成から支配下登録された松本友がケムナ誠から,30日巨人戦(東京ドーム)でドラフト5位長岡秀樹が今村信貴からそれぞれプロ初安打をマーク。19日阪神戦(甲子園)では坂口が史上129人目の通算1500本安打を達成した。

11月5日阪神戦(甲子園)で村上が史上17人目となる1イニング3盗塁という珍しい記録を達成。シーズン最終戦となった10日広島戦(神宮)でドラフト1位奥川恭伸がプロ初登板初先発マウンドを経験した。

今シーズンをもって日米通算906試合に登板した五十嵐亮太が23年間の現役生活に別れを告げ,中澤,井野も現役を引退。井野はスコアラー,中澤は二軍サブマネジャー兼管理業務にそれぞれ着任することが発表された。近藤一樹山田大樹田川賢吾風張蓮平井諒山中浩史日隈ジュリアス藤井亮太上田剛史田代将太郎の10選手が戦力外を通告され,風張はDeNAが獲得することが発表された。

左腕の中尾輝は5試合,坂本光士郎は1試合の登板に終わった。昨季90試合に出場した太田賢吾は4試合の出場にとどまった。春季キャンプで離脱し3月に右膝の手術を受けた奥村展征は5年ぶりに一軍出場無し。蔵本治孝大村孟も2年ぶりに一軍出場なく終わった。高卒2年目の市川悠太鈴木裕太,ルーキーでは唯一ドラフト3位杉山晃基が一軍出場無しだった。

村上がベストナインと最高出塁率者賞,清水が最優秀中継ぎ投手賞をいずれも初受賞。イースタン・リーグ優秀選手賞には松本友が選ばれた。

【表1】セ・リーグ順位表
順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1巨 人12067458.59853242113580.2553.34
2阪 神12060537.5317.549446011080.2463.35
3中 日12060555.5221.04294897033.2523.84
4DeNA12056586.4913.551647413531.2663.76
5広 島120525612.4811.052352911064.2624.06
6ヤクルト120416910.37312.046858911474.2424.61

首位陥落はわずか2日間のみと圧倒的な強さでセ・リーグ連覇を果たした原辰徳監督率いる巨人。エース・菅野智之が開幕から無傷の13連勝。高卒2年目の戸郷翔征が9勝。開幕直後に東北楽天からトレードで獲得した高梨雄平が44試合で防御率1.93。長年懸案事項であったセカンドのポジションに吉川尚輝が,2番には育成出身の松原聖弥が固定され,坂本勇人,岡本和真,丸佳浩の強力クリーアップにつなぎ,楽天から獲得したゼラス・ウィーラー,ベテランの中島宏之,亀井善之らが下位打線に控える打線も強力だった。

巨人に開幕3連敗を喫するなど開幕10試合で2勝8敗と年間100敗ペースとまで言われた阪神が2位。矢野耀大監督は1番近本光司,4番大山悠輔,5番ジェリー・サンズ,6番ボーアで打線を固め,投手陣は西勇輝,秋山拓巳を軸に,青柳晃洋,高橋遥人。セットアッパー岩崎優,岩貞祐太,ジョー・ガンケル。守護神にロベルト・スアレスと安定感があった。近本は2年連続で盗塁王。

8年ぶりにAクラス入りを果たしたのが中日。8月6日の時点では借金9の最下位に喘いでいたが,最終週防御率,最多奪三振さらには澤村賞とタイトルを総なめしたエースの大野雄を軸に,”大福丸”と呼ばれる福敬登,祖父江大輔,ライデル・マルティネスの勝利の方程式は抜群の安定感で,6回終了時にリードしていれば37連勝という驚異の神話を作りだした。固定できなかった捕手には木下拓哉が座り,与田剛監督は投手陣を中心とした守りの野球を完全復活させた。

開幕前には優勝候補に挙げられていたDeNAだったが,先発の軸であった今永昇太,平良拳太郎の相次ぐ離脱。守護神山崎康晃の絶不調と誤算が相次ぎ苦しい戦いを強いられた。一方で三嶋一輝がクローザーに収まり,4番主将に抜擢された佐野恵太が首位打者のタイトルを獲得。大貫晋一が初の10勝と新しい芽を出し,アレックス・ラミレス監督から三浦大輔新監督へバトンタッチされることになった。

佐々岡真司監督が就任した広島だったが,リリーフ陣とりわけ抑えに苦しんだ。新外国人テイラー・スコットは炎上続き。菊池保則,一岡竜司と抑えに指名した投手が相次いでリードを保てず。それでも中盤からケムナ,塹江敦哉からヘルニモ・フランスアにつなぐ方程式を確立させたあたりはさすが投手出身監督。ルーキー森下暢仁は安定感抜群で新人王を受賞。九里亜蓮,遠藤淳志も一年間ローテーションを守り切った。一方で打線に関しては鈴木誠也を4番から外し3番に置くなど編成に苦しんだ【表1】

チーム成績
【表2-1】チーム月別成績

通算
試合勝数敗数引分勝率順位得点失点本塁盗塁打率防御率勝率順位
6月9450.44443744106.2564.17.4444
7月261394.59131281402415.2545.08.5482
8月257171.2926951332117.2464.81.4366
9月269161.36061051163011.2544.24.4136
10月265174.2276751221918.2214.60.3736
11月8350.37552834107.2054.22.3736
120416910.373646858911474.2424.61.3736

巨人が首位の座を明け渡したのは7月12〜13日のわずかに2日間だけ。その間に首位にたったのがヤクルトだった。すなわち今季セ・リーグで首位に立ったのは巨人とヤクルトの2チームのみ。こればかりはNHKでも放送された紛れもない事実EcujfMyUcAACvPQ.jpg【表2-1】

【表2-2】チームホーム/ビジター別成績
試合勝数敗数引分勝率得点失点本塁盗塁打率防御率
H6024342.4142593247132.2504.92
6017358.3272092654342.2344.29
120416910.37346858911474.2424.61

ホームでの勝率は昨年の.406(28勝41敗2分)こそ僅かに上回ったが,ここ4年で3度目の負け越しとホームで勝ちを伸ばせなくなっている状況が見られる。また東京ドームでは引き分け挟んで8連敗。2019年8月9日から引き分け挟んで11連敗。ナゴヤドームでも引き分け挟んで7連敗と大きく負け越した【表2-2】

【表2-3】チーム曜日別成績
試合勝数敗数引分勝率得点失点本塁盗塁打率防御率
月曜日2011.00041010.2314.50
火曜日193151.167451061211.1935.12
水曜日20893.471801032313.2424.72
木曜日18981.52980671321.2613.71
金曜日205132.27893104249.2475.01
土曜日209110.45097982111.2674.50
日曜日217122.36869101209.2414.57
120416910.37346858911474.2424.61

火曜日には7月28日阪神戦(神宮)から10月27日広島戦(マツダスタジアム)まで引き分けを挟んで12連敗を喫した。これもまたイノーアの20失点試合が起点に。金曜日も開幕から引き分け挟んで5連敗で,初勝利は8月7日DeNA戦(神宮)。翌週の14日DeNA戦(横浜)から再び5連敗。8月12日巨人戦(東京ドーム)から9月15日DeNA戦(神宮)まで11カード連続でいわゆるカード初戦を落とした【表2-3】

【表2-4】チーム年度別成績推移直近10年間 ※()はリーグ順位
2020_2-4.jpg(クリックで拡大)
勝率.373は1970年(.264),2017年(.319)についでヤクルト球団史上ワースト3位。2年連続最下位は1970-71年,1982-83年,1985-86年,2013-14年に続いて球団史上5度目。

チーム防御率4.61は4.78だった昨季よりは改善されたものの,2年続けて12球団ワースト。打率も2年連続リーグワースト。着目すべきは得点か。試合数が異なるため総得点を試合数で割ると1試合平均得点が3.9。これを143試合に換算すれば557.7点。一昨年(658),昨年(656)と較べるとちょうど100点下げた計算となる。一昨年はチーム打率1位,得点数2位。昨年は打率こそ下げたものの,得点数は1位巨人と僅か7得点差のリーグ2位。石井琢朗前打撃コーチが最重要視したとされる仮に凡打に倒れたとしても走者を先の塁に進め,ホームにかえす「意味のある凡打」が一気に薄れた。指導者の力量の差が歴として現れた形とも言えようか【表2-4】

【表3】チーム別対戦成績
2020_3.jpg(クリックで拡大)
2年連続で全カード負け越し。広島には5年連続負け越しとなった。対巨人戦は7月26日から9月13日まで9連敗を喫した【表3】

【表4】守備成績
チーム守備率試合守機備会刺殺補殺失策併殺捕逸
参加球団
巨人.990120444731821222432801005
中日.989120449231651276512991069
DeNA.988120448331351296522911048
ヤクルト.98612045043189125065272977
広島.98412045403207126073277998
阪神.982120461331631365853091103

広島・菊池涼介が同一シーズンでの434守備機会連続無失策のセ・リーグ記録と,二塁手として史上初となるシーズン無失策,守備率10割を達成した。
ヤクルトでは青木が外野手で唯一の守備率10割で2011年以来自身9年ぶり7度目となるセ・リーグ外野手部門「三井ゴールデングラブ賞」を受賞。38歳9カ月での受賞は,2015年福留孝介(阪神)の38歳6カ月を抜いて史上最年長記録。
規定試合数に到達した選手では西田が捕手トップの.998。山崎が外野手で青木に次ぐ2位の.994。村上はリーグ2位の14失策。エスコバーが5位タイの9失策だった【表4】

DATA2020〜苦手投手を攻略できない
【表5】先発3試合以上対戦した投手の成績
2020_5.jpg(クリックで拡大)
「いい投手はなかなか打てないんだけれど、それを何とかしないといけないのがプロ野球」と高津監督が嘆いたことがあったが,とにかく同じ投手にやられっぱなしだった印象がある。
今季先発で3試合以上対戦した投手は24名。実際チームの借金28のうち78.6%にあたる22を7人(阪神・秋山,巨人・菅野,中日・勝野,大野雄,DeNA・大貫,勝野,広島・森下)の投手から喫している。全登板で6回3失点以内のQSをクリアされたのが森下,青柳,藤浪。その投手の勝利数に占める対ヤクルト戦の割合を算出してみると,例えば菅野は21%と全球団均等に勝利を挙げているのに対し,勝野と坂本は75%,中村祐が67%とヤクルトから白星を荒稼ぎされた。さらに番外編として中日・梅津からは2試合17イニングで1点も奪うことができなかった。スコアラーの分析が不十分なのか,それとも試合中の打撃コーチの指示が不明瞭なのか。何も出来なかった以上プロ野球には程遠かったとも言えよう【表5】

おわりに〜2021年シーズンに向けて
ドラフトでは木澤尚文(投手・慶応義塾大), 山野太一(投手・東北福祉大), 内山壮真(捕手・星稜高) ,元山飛優(内野手・東北福祉大) 並木秀尊(外野手・独協大), 嘉手苅浩太(投手・日本航空石川高)の6名を指名。

メジャー通算77発のドミンゴ・サンタナ(インディアンス),同じく24発のホセ・オスナ(パイレーツ),長身右腕サイ・スニード(アストロズ)の獲得。通算2171安打を誇る内川聖一(前ソフトバンク),東大出身左腕宮台康平(前日本ハム)と積極的な補強を敢行した。

さらに来季は育成元年と位置づけ,育成ドラフトで球団史上最多となる下慎之介(投手・高崎健康福祉大高崎) ,赤羽由紘(内野手・信濃グランセローズ) ,松井聖(捕手・信濃グランセローズ) ,丸山翔大(投手・西日本工業大)と4名を指名。さらに近藤弘樹(前東北楽天),小澤怜史(前ソフトバンク)を育成枠で獲得。育成3年目を迎える内山太嗣と計7名の育成選手を抱え継続的な戦力の底上げを目指す。

コーチングスタッフは今季招聘した斎藤隆投手コーチが退団。河田雄祐外野守備走塁コーチが古巣広島のヘッドコーチに招聘され移籍することになった。
東北楽天を退団した伊藤智仁投手コーチが4年ぶりに復帰。福地寿樹二軍チーフコーチが外野守備走塁コーチにこちらも4年ぶりに復帰就任。宮出隆自ヘッドコーチ,石井弘寿投手コーチ,杉村繁打撃コーチ,松元ユウイチ打撃コーチ,森岡良介内野・守備走塁コーチ,衣川篤史バッテリーコーチはいずれも留任となる。

池山隆寛二軍監督率いるファームは,尾花高夫二軍投手チーフコーチが23年ぶりとなる球団復帰。小野寺力松岡健一二軍投手コーチと3人態勢で投手再建に着手する。緒方耕一二軍外野守備走塁コーチが二軍内野守備コーチ担当となり,佐藤真一二軍外野守備・走塁コーチが7年ぶりに復帰。畠山和洋二軍打撃コーチ,大松尚逸二軍打撃コーチ,福川将和二軍バッテリーコーチは留任した。
育成コーチも8年ぶりに新設され,土橋勝征二軍内野守備コーチと,山本哲哉スカウトが配置転換で育成コーチに就任した。

今オフ最大の懸念材料であった国内FA権を取得した山田哲,石山,小川の3選手は全員残留。「真価」の問われる年,「進化」が必要,そして心ひとつに「心火」の炎を灯すということで来季のチームスローガンは「真価 進化 心火」に決まった。
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2年連続最下位。直近8シーズンで最下位5回。なかなか低迷を脱するのは難しいという見立てが多いだろうが,こと来季に関してはデータの裏付けがある。

 2001年赤星憲広(阪神),2013年小川(ヤクルト),2015年山崎康晃(DeNA)。今世紀に入り最下位から新人王を輩出すると2年後にそのチームは日本シリーズに出場しているジンクス。2019年の新人王はそう村上。

 同じく今世紀に入り2003年(3位),2006年(3位),2009年(3位),2012年(3位),2015年(優勝),2018年(2位)と西暦下二桁が3の倍数の年は必ずAクラス入りしているジンクス。来年は2021年。

 さらには2000年代は2001年(勝率.567),2010年代は2011年(勝率.543)と,10年で最も勝率が高いのが末尾が1の年。2020年代の末尾が1の年は来年。

2021年。ジンクスを信じてみようではないか!

参考資料
『週刊ベースボール別冊 北風号』第47巻 第23号 通産444号,ベースボールマガジン社,2020.11
「ニッカンスコア速報」
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s06.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s07.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s08.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s09.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s10.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s11.html
データで楽しむプロ野球http://baseballdata.jp
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