2019年09月28日

{東京ヤクルト 2x-1 巨人

G 000 000 010 0 1
S 000 000 010 1x2
小川5,高橋3,Hマクガフ1,○梅野(2-3)1−松本直,古賀

▼データ
 ・2011年以来8年ぶりレギュラーシーズン最終戦白星
 ・全日程終了:59勝82敗2分最下位
 ・対巨人戦全日程終了:11勝14敗
 ・小川:通算1000投球回(史上356人目)
ヤクルトの小川が1000投球回=プロ野球
 ヤクルトの小川泰弘投手は28日、巨人最終戦(神宮)の一回を投げ終えたところで通算1000投球回を達成した。プロ野球356人目。初登板は2013年4月3日の広島2回戦(マツダ)。 [ 9/28(土) 20:00配信 時事通信 ]

 ・村上:全試合出場(2リーグ制後高卒2年目で全試合出場は08年坂本勇(巨人)以来7人目(高卒新人の全試合出場はなし)。セ・リーグでは60年王(巨人)94年松井(巨人)08年坂本勇に次ぎ4人目)

◆ポイント
 ・8回裏0死一塁古賀右安(バスターエンドラン)
 ・9回表1死二塁代打阿部(2−0となったところで)申告敬遠
 ・10回裏0死一塁古賀投犠

2年連続神宮球場巨人戦ノーヒットノーランでシーズン終了が脳裏を過ぎる中で魅せた”執念”。目の前の試合を勝つという小川監督のメッセージは私の胸に届きました。

ピッチャー陣が最少失点で踏ん張る。打線は犠打で得点圏に走者を進める。打席での粘り。盗塁。そして物議を醸す申告敬遠―。

開幕投手の小川が閉幕投手も務めた。5回71球無失点で代打を送られ降板で勝ち負けつかず。5勝12敗。これほど悔しいシーズンは無いだろう。キャンプからフォーム含め試行錯誤していることは伝えられていた。来年は30歳のシーズン。身体への負担等見直す時期に来ていることも否めないのだろう。それでも40歳まで現役を続けた経験豊富な上原浩治さんや斎藤隆さんのアドバイスをキッカケにいい方向に変わる可能性の方が高いと信じて。小川なら来年はこれを逆(12勝5敗)にしてくれるはずだから!

2番手高橋。なんだかんだで一年間ローテを守ったことを自信に。入団当初は故障との不安と戦い,今年は勝利投手の権利との格闘。これらを乗り越え一気にブレイクしてくれるはず。

3番手マクガフ。正直浦添のオープン戦ではなんの特徴も無いピッチャーなんて思ったけど,どんな場面でも投げてくれた。そして最終的にストッパーの役を勝ち取った。インセンティブや年俸面はどうなっているのか。他球団が評価し好条件を提示するのか。一方で反動の不安要素も。

最終戦で勝ち投手がついた梅野。チーム最多登板68試合。もう下(ファーム)でやることはない。そんな首脳陣の信念を感じた一年だった。収穫と課題が見つけたシーズン。このオフは長年ブルペンで君臨してきた五十嵐先輩から学べることも多いはず。

山口俊のノーヒットノーランを阻止した廣岡。最終打席もヒットを放ち打率.200台に乗せフィニッシュ。41打席無安打から始まったシーズン。そこから2割に乗せたということはいかに後半高打率だったかということの裏返し。特に9月以降宮本ヘッド退任が明らかになってからの固め打ち。ベンチ裏に呼ばれて怒られたシーンは何度もテレビに映された。大学4年生の世代にとって,口煩い上司をどう思うかということを考えさせられることがしばしばこの廣岡にはあった。一社会人としてと一人の人間として。ただ答えは今日明日で出るものではないし,廣岡が選手生活を終える時にどう思うかであって,そういう意味で人間ドラマは続いていくのだと思う。

今日1番のポイントは古賀。僅差のゲームでの犠打を決めるか決めないか。勝敗に直結する。8回裏0死一塁では難しい体勢から見事バスターエンドランを決め一三塁とチャンスを拡げ,10回裏0死一塁ではキッチリ初球で犠打を決めリズムを生んだ。ファームで三輪さんに教わってきたことのかなぁなんて思いも。これもチームという組織の継承。

7回表1死三塁小林の場面では前進守備。ここで原監督がスクイズ。結果ファールとなったが,こういうのが野球=1点の攻防。
9回表1死二塁代打阿部は申告敬遠。カウントが不利になったとはいえ,続く打者は若林山本。1点を与えないようにするのも野球。
消化試合で最後の打席をというブーイングにも「きのうああいう(引退)試合をやっていなければ考えた。敬意を表さないといけないけど、選手たちの頑張りにしっかり応えないといけないと思った」と小川監督は毅然なコメントを残してくださった。

最終戦の勝利は実に8年ぶり。その8年前もあわやノーヒットノーランからの2x-1サヨナラ勝利でしたよね!

最終成績は59勝82敗2分。借金23。
対巨人11勝14敗,対DeNA10勝15敗,対広島12勝13敗,対阪神9勝14敗2分,対中日11勝14敗。交流戦全6カード1勝2敗。あの初年度楽天でも,TBS時代のベイスターズでも,96敗のヤクルトでも成しえなかっ全球団に負け越し。
優勝チームが全11チームに勝ち越せば”完全優勝”と言われるが,その真逆だからいわば“完全最下位”。

それでもこの借金23という数字のうち22が16連敗と交流戦と考えれば,それ以外はほぼ5割のペース。ただ自力優勝消滅が6月29日,自力クライマックスシリーズ進出消滅が8月9日,クライマックスシリーズ完全消滅9月7日と,モチベーションの維持という観点で,5月中旬からおよそ1ヶ月半の間に背負った借金23は,あまりに深く大きすぎるものだった。

「昨年の2位からたくさんの期待をいただきながら監督の力が足りず最下位となりました。ファンの方に申し訳ないと思っております」「神宮での戦い、16連敗という不名誉な記録を残して悔しい気持ちでいっぱいです」「新体制のもと若い選手、ベテランが一体となって優勝を勝ち取ってくれると思っております」
5年前のような悔し涙は小川さんの目には無かった。どこかやりきったスッキリした表情にも映った。前回は山田を筆頭に中村,畠山,野手転向の雄平という種を撒いてくださった。今回は村上に始まり梅野,高橋,廣岡と新たな種を撒いた。
阪神楽天時代のノムさん同様に自身は水をやる前に退陣を余儀なくされてしまうけれど,それでも前回同様に後任者が必ずヤ花を咲かせてくれるはず。

2010年代という点でも一区切り。この観点でもひとつ時代が変わるのだなぁという覚悟。
監督試合勝数負数引分勝率順位
2010高田 繁4613321.2894
小川淳司9859363.621
2011小川淳司144705915.5432
2012小川淳司144686511.5113
2013小川淳司14457834.4076
2014小川淳司14460813.4266
2015真中 満14376652.5391
2016真中 満14364781.4515
2017真中 満14345962.3196
2018小川淳司14375662.5322
2019小川淳司14359822.4186
143564674346.465

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10年間計1435試合のうち960試合,646勝のうち448勝が小川監督でした。ほんとうにありがとうございました。

ホーム巨人戦全日程終了(5勝8敗)6.29-30秋田,7.15長野
4.2318:0124,3112:530-9●原(2-1)6,五十嵐1,中尾1,田川1−中村山口
4.2418:0022,1103:252-7●ブキャナン(0-1)4,ハフ2,中尾2,坂本1−井野,西田高橋
4.2518:0023.0263:1511-2○スアレス(1-0)6,梅野1,近藤1,マクガフ1−中村,西田菅野
青木4号A(菅野)山田哲5号@(菅野)6号A(桜井)バレンティン5号@(菅野)6号@(桜井)
6.2918:3118,3573:142-6●石川(2-5)6,梅野1,蔵本1,久保1−中村山口
中山2号A(高木)
6.3013:3017,7214:013-4高梨6,Hハフ2/3,Hマクガフ1/3,近藤1,●石山(1-2)1−中村大竹
廣岡1号@(メルセデス)
7.1518:0025,4424:334-7石川42/3,H梅野11/3,H近藤1,ハフ1,Hマクガフ1,●五十嵐(5-1)10/3,清水1−中村マシソン
7.1618:0129,7713:363-6●高梨(4-6)6,梅野1,清水1,大下2/3,久保1/3−中村山口
7.1718:0029,1693:355-4○山田大(2-0)50/3,H梅野1,H近藤1,Hハフ1,Sマクガフ(4)1−中村メルセデス
青木11号B(大江)バレンティン16号@(大江)
9.618:0030,8013:265-2○石川(7-5)6,H石山1,H梅野1,マクガフ1−松本直高橋
バレンティン30号A(高橋)
9.717:0030,7513:496-10ブキャナン3,●大下(0-2)1,坂本2,ハフ1/3,平井2/3,高梨2−松本直山口
9.814:45台風接近に伴うお客様の安全を考慮して中止→振替日:9.28
9.2218:0230,0192:3110-3○石川(8-6)5,平井1,ハフ1−松本直桜井
廣岡10号B(桜井)松本直1号A(鍵谷)
9.2318:0030,0413:145-9山田大3,五十嵐1,H近藤1,Hハフ1,●梅野(1-3)1,坂本2/3,大下1/3−松本直古川
山田哲35号A(今村)
9.2818:0030,5093:212x-1小川5,高橋3,Hマクガフ1,○梅野(2-3)1−松本直,古賀鍵谷

記録。坂本:プロ初登板,スアレス:来日初登板・初勝利,松本直:プロ初本塁打[鍵谷]。山田:通算1000本安打(史上300人目),バレンティン:日米通算300号,小川:通算1000投球回(史上356人目)。
記憶。菅野からの平成最後の3連発。三輪正義引退セレモニー。6.29自力優勝可能性消滅。9.7クライマックスシリーズ進出可能性消滅。

■NEXT GAME
 2020年3月20日(祝)東京ヤクルト−阪神 開幕戦 神宮 
ということで本日をもって最終戦。公式戦連続記ログ2083試合となりました。一年間ありがとうございました。
最終順位表
試合勝利敗戦引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1位巨人14377642.546優勝66357318383.2573.77
2位DeNA14371693.5075.559661116340.2463.93
3位阪神14369686.5040.553856694100.2513.46
4位広島14370703.5000.559160114081.2543.68
5位中日14368732.4822.55635449063.2633.72
6位ヤクルト14359822.4189.065673916762.2444.78


SWALLOWS BASEBALL L!VE 2019 実況解説別勝敗表
実況試合勝利敗北引分勝率実況試合勝利敗北引分勝率
小田島11001.00平松33001.00
向坂7520.714高木11001.00
鈴木5320.600田中浩5410.800
酒主6330.500達川4211.667
小野2110.500斎藤雅3210.667
西岡2110.500里崎3210.667
小穴7340.429野村3210.667
立本7340.429若松5320.600
谷岡7340.429谷繁4220.500
大村7241.333田尾2110.500
近藤3120.333大久保5230.400
竹下5140.200池田4121.333
田淵6150.167江本4130.250
上中3021.000片岡4130.250
中村2020.000斉藤4130.250
黒瀬1010.000立浪4130.250
真中4130.250
井端2020.000
谷沢4040.000
大矢5050.000
7128412.4067330412.423
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:59 | 更新情報をチェックする
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