2019年06月15日

{東京ヤクルト 6-5 埼玉西武

S 012 000 012 6
L 000 000 050 5
石川71/3,梅野1/3,○マクガフ(4-1)1/3,S石山(8)1−中村,古賀
青木10号@(本田)

▼データ
 ・青木:2年連続NPB通算7度目10桁本塁打

◆ポイント
 ・9回表0死二塁代走塩見山崎投犠野選(タッチプレー)
 ・9回表0死一二塁藤井投犠(フォースプレー)

4-0から8回裏に一挙5点を失い消沈しかけたが・・・野球の【ルール】が生んだ逆転劇とでも言えるでしょうか。

”終わりなき旅”に乗せて先発マウンドの本田圭佑。山田が三球三振。青木もストレートに見逃し三振。これは手も足も出ないと思われた立ち上がり。2回表も簡単に2死。ここから動いた試合。中村がフルカウントから四球を選ぶと,仙台でチャンスを掴んだ感のある好調山崎が右中間を破って先制。

3回表は先頭山田の久しぶりの安打から,青木がライト前へ痛烈な打球で0死二三塁とし,1死後バレが軽打で2人を還し,3−0。

中9日石川は札幌ドームに続いて熟練の投球。強力西武打線を散発2安打。中盤4回以降は打者3人ずつで片付け,今日も完封ペース。
8回表2死から青木が石川を援護射撃。リードを4点に拡げ8回裏もマウンドへ。

先頭木村から三振を奪い1死。しかしここから木村秋山に連打を浴び黄信号を察したか,次は左の源田ではあったが交代。8回1死91球もちろん勝利投手の権利をもっての降板だった。

梅野対源田はプロ野球の醍醐味の詰まった名勝負。3−2のフルカウントから9球連続ストレート勝負も全球ファール。16球目初め投じたカットボールで見逃し三振を奪って2死。

外崎も2球で簡単に追い込んだが・・外崎よりもむしろ梅野にとって痛い死球となり満塁。山川穂高,森友哉への連続押し出し四球で2点差。
昨日満塁弾を浴びた中村剛也を迎えマクガフにスイッチ。0−2から3球目カットボールで誘うも見極められ,2−2から6球目の勝負球を弾き返され走者一掃二塁打。あろうことか石川の勝ちまで消してしまう。

石川を頭から代えるべきだった。源田まで勝負すべきだった。ハフを出すべきだった。梅野の方がパ・リーグに多い速球投手だから出すべきではなかった…。等々継投への批判が槍玉に挙げられたことだろう。このまま負けていれば・・・

8回裏にホームチームが逆転となれば,9回表は守護神・増田が登板。
先頭中村が弾き返した打球はセンター前に抜けるかと思われたが,源田が好捕し一塁送球。しかしこの送球がボールデッドに。中村が出た時点で代走塩見だったであろうが,労せずして0死二塁から切り札塩見を出せた。

打撃は市外局番でも,足は119番(訳サイレンを鳴らしたパトカークラス)。1点ビハインドの最終回に出せるというのがある意味究極の起用法。0死一塁でも十分盗塁を仕掛けられたと思うけれど。

そしてここで冒頭で触れた野球の【ルール】が出てくるわけです。
フォースプレーとタッチプレー。走者に進塁の義務があるときはフォースプレー(ベースを踏むだけでアウト)。進塁の義務がない場合はタッチプレー(グラブで走者へのタッチしないとアウトにならない)。この差。

0死二塁で山崎は犠打。ピッチャー増田が捕って三塁へ送球。ここは二走塩見に進塁の義務は無いのでタッチプレーの場面。塩見の足が速く三塁セーフ。記録は増田の野手選択で0死一三塁。

代打荒木のタイムリーで同点に追いついたあとなお0死一二塁で今度は藤井が犠打。これまたピッチャー増田が捕って,三塁へ投げようとした。ここは二走山崎に進塁の義務があるのでフォースプレーでOKの場面。そのまま投げていれば十分間に合ったタイミングに見えたが,増田は一塁を選択し犠打成功となり1死二三塁。ここで山田がキッチリ犠飛で再逆転に成功すると。

増田からすればおそらくその前の塩見の走塁が脳裏を過ぎり,安全策の一塁を選択したのだろうが,状況はまったく違った。もしフォースアウトとなっていれば,1死一二塁で山田となり,右飛でも得点は奪えなかった。さらにこのままこの回無得点なら9回裏は石山という訳には行かなかっただろう。その意味でも一球が状況を大きく変える。これが野球の醍醐味。

仙台から守護神復帰の石山。仙台では9回表に味方が大量得点で登板機会無くなったため,【令和初】となるセーブシチュエーションで登板し,平成31年4月30日DeNA戦(横浜)以来の8セーブ目。ストレートの威力抜群だった。

お立ち台にはいわゆる決勝打の山田ではなく,同点打の荒木。
「前のバッターがつないでくれて、相手の守備も後ろに下がってたんで前に転がせば点は入るかなと思ったんで三振だけしないように気を付けていきました。僕にチャンスを与えていただいたんで、そこは何とか期待に応えたいと思って打席に立ちました」と振り返り「1戦1戦選手は頑張るだけだと思いますんで、きょうの逆転ていうのは明日につながるいい試合だと思います」と語った。

ここ2試合の勝利は終盤の逆転劇。いずれもマクガフが勝利投手。先発の勝ち星が課題というのは解決しないが,平成31年の型には戻りつつある。

■NEXT GAME
 埼玉西武(松本航)−東京ヤクルト(高橋)最終戦 メットライフ 13:00
 ・西武は3カード続けて初戦を取りながら連敗している
 ・10カードぶりのカード勝ち越しなるか
埼玉 ☔ | Comment(1) | SWALLOWS | at 21:22 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
勝利するのはどれだけ大変なことがわかる試合でしたね。
廣岡選手に初ヒットがでましたので、そろそろ高橋選手にも初勝利できると信じて明日応援します。
Posted by nanashi at 2019年06月15日 23:19
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