F 010 110 020 5
S 010 020 05x 8
星5,Hギルメット1,H近藤1,○ルーキ(2-4)1,S秋吉(9)1−西田,井野
藤井2号@(高梨)グリーン2号A(高梨)荒木4号B(公文)
▼データ
・今季3度目3連勝
・荒木:自身初代打本塁打
・井野:楽天時代の2011年4月以来自身6年ぶり,移籍初安打
◆ポイント
・5回裏2死一塁星の代打グリーン中本
・8回裏2死二塁上田三塁レアード強襲内野安打,山田四球
リードした時間は僅か20分あまり。それでも勝てるんです!
先制され追いついて。引き離されて追いついて。勝ち越されて三度追いついて。最後は荒木の一振りで決めた!
ルーキーが2週連続で中5日と早速蟹工船状態の台所。今日は試合途中で捕手が井野に代わるというアクシデントも重なった。
4回表2死二塁,5回表2死二塁。いずれも2死からの失点はあわや本塁打という大きな当たりだった。それでもいずれのイニングも最少失点で留めた=それ以上の失点を与えなかったことで,自身に負けがつかなかった。
早めに勝負に出た真中監督。5回2死一塁で星の打席。ここで切り札とも言えるグリーンというカードを切った采配。ベンチには武内,荒木,廣岡,谷内,三輪,鵜久森とおり,まだ中盤でしかも2死一塁という状況を考えれば廣岡あるいは武内あたりでも良かったはず。ここでグリーンを起用し,そのグリーンが一発で試合を振り出しに戻してくれた。
西田の負傷交代で重苦しいムードを一気に変えてくれた本当に価値のある一発。今日の高梨の出来を考えても,ここで仕留めていなければそのままズルズルと行っていたような気がする。
星を受けた中継ぎ陣はギルギル近藤と1イニングずつピシャリ。同点のまま8回のルーキ。
先頭足の速い西川を出し早速盗塁まで決められ0死二塁のピンチ。それでも投球動作含め冷静だったと思う。中田をフォークで空振り三振。レアードは伊藤コーチ直々に捕手を座らせての敬遠指示。代打の切り札田中賢介には10球粘られたが,一番安心なインフィールドフライで2死一二塁。
そして代打矢野謙次。西川の三盗にせよ,2−2からのボール判定にせよ紙一重だった。フルカウントからの一球はレフトへ。中継プレーも間一髪逸れて致命的な2点。連敗中なら重くのしかかっていたことだろう。
でもベンチの雰囲気も明らかに違った。それはグリーンが醸し出してくれたもの。登板を終えたギルギル&ルーキとのトリオでベンチ最前で声や張り,さらには不思議な儀式でチームを鼓舞。そして自分の事以上に喜んでくれていた。
じゃあ果たしてバレンティンがベンチでこういう雰囲気を作れているかといったらそれはそれで疑問符も。
そして連敗中は俺が俺がと重荷を背負っていた打線も,上田が山田が後ろへ後ろへつなぐという気持ちで雄平まで回し,最後は大松の代打荒木が決めて見せた。
脇役が主ヤクへ。これがヤクルトスタイル。昨年の8月に見た下町スワローズ。そんな雰囲気になっていてすごく輝いて見える!!
緊急マスクとなった井野さん。楽天−巨人と渡り歩いて12年目。べてらんの味が光った。そして井野さんの1本のヒットから逆転劇が生まれたのだから!自身7年ぶりの一軍安打。井野さんが”煌めく瞬間”だった♪
ただ素人目に気になったのは捕球体勢での左手の置き方。癖なのか膝プロテクターの上に手を添えている。かつて古田はそこに直接ファールチップを受けて骨折したことがある。素手が剥き出しの状態で打球が当たったらと思うとぞっとする。
■NEXT GAME
ヤクルト(ブキャナン)−日本ハム(メンドーサ)2回戦 神宮 14:00
・ブキャ様中4日→中5日で交流戦4試合目の先発
・西田の状態は(どうしても昨年の慎吾を想起させる打球の当たり方に見えて仕方ない。。)
・今季1勝4敗1分勝率.200の現地見聞LOGです!
みんなでつなぐ野球がヤクルトには合ってますよね
交流戦終われば、少しは休めるかな
4日間の休み。怪我人にとってはいい期間になりそうです。
今月が終われば72試合消化。折り返しさらには9連戦。ここで夏場のチームの行方が決まります。