
合わせて読みたいに見事に感化されて購入。。
第1章/時代は「クチコミ」から「マキコミ」へ
「『以前に会話したことがあるあのアイコンの人』というような,なんとなく知っている人が多くなり,初対面でも打ち解けやすい状況が生まれている」(p.28)
昨年はツイッターによってリアルとネットが近づき,とうとうイベントや飲み会にまで参加することが出来,大きな変化を感じた一年にもなりました。その辺りがこの本も読もうと思ったきっかけ。
「ブログやツイッターを書いているユーザーは,それぞれの人がもはやメディアを持っている,個人個人がメディア化している」(p.35)
メディア=マスの時代を知っているだけに,すごい革新だと改めて感じる。
「レンタルしたCDを聴くだけのファンが10万人いるよりも,CDを購入し,写真集も閲覧用,保存用,展示用と購入し,必ずコンサートや握手会にも足を運んでくれるような熱心なファンが千人いるほうがありがたい(ビジネスが成功しやすい)」(p.39)
これは昨今のCD売上ランキングを暗喩ですか…?!
「ソーシャルメディアに自分から入り込んで,ある程度の継続をしていくということが必要」(p.42)
「信頼による,つながり」の話。今思えばツイッターを始めて半年程度は使い方もそうだけれど,やはりどこか会話にも抵抗があったように思う。それほどヘビーじゃ無かった。実際に誕生日ツイートや81cm大雪ツイートもしなかった。。
「『好きこそものの上手なれ』ではありませんが,特になにかを得たいと考えるわけでもなく書き続けて『結果的に』いいことがあった,というのは,ブログを長く続けている人ならば誰しも一つや二つ,いえ,もっと思い当たるところがあるのではないでしょうか」(p.49)
最初は誰も見てなかった。1日のip/pvともに0という日だってあったくらい。アクセス数もそうなら,コメントも。初めてもらったのはスパムさんだった。それでもある日”いつも楽しみにしています”という1通のメールを頂けた。それはそれは本当に嬉しかった。お陰さまでその後は順調にアクセスも50→100→200-250と伸び,コメントあるいはトラックバックと定期的な反応も頂けるようになった。そしてツイッターあるいはリアルで,ブログ読んでますという声を貰えた。これらは「結果」の賜物。
「ブログというのはその名のとおり,ウェブのログ(記録)であり,自分の足跡がネット上に記録されているようなものです。継続することで積み重ねたログが,自分への信頼の醸成にもつながっていきます」(p.50)
「信頼」というのは大袈裟かも知れないが,それでも「ログ」に価値は出てきたと思う。
第2章/コツコツ「継続」がソーシャルメディア上の土台
「淡々とコンテンツを作り続け,ブームに関係なく残るものを蓄積していくこと」(p.64)
これからも色々なソーシャルサービスが生まれてくるんだろうけど,こうして育て築いてきたものは大事にしていきたい。
「ソーシャルメディアでの活動を生活習慣の一部として,『気がついたら数年間続いていた』というように自然と継続できるようにすること」「そのために大事なのは,自分の毎日のペースを作ること」(p.70)
継続のノウハウが語られているが,本当に「気がついたら数年間続いていた」だけの話。
「自分なりの情報フィルタリング方法を編み出し,ある程度入ってくる情報を絞り込むという発想を持つほうが,楽にでき」る(p.73)
これはそれなりに実践しているかも。シーズン中は試合を見る/聞く→ボックススコアを確認する→公式のコメントを読む。これだけ。配信されてくる寸評はこの時点では読みたくない。
「他者をフィルターとして,そのユーザーが重要だと思ったものを,いわば二次的に見る」(p.74)
これはツイッターの話ですが個人的にはネット界隈の興味ある話を多く提供して下さるdoba_anamakiさんを一番の「フィルター」として情報収集させて頂いております。
「まず自分が毎日できる好きなことを続けることを意識してみてください。毎日続ければ,それは自分だけのやりかたになります」(p.76)
スワローズが好きじゃなきゃこの活動は出来っこ無い!!
「『人のちょっと面白いところを強化してしまう作用こそ,ソーシャルメディアの本質』」(p.80)
これはまさにプリン。イイキャラを発掘してもらえたので,このキャラで行こうと思う(笑)
「ブロガ−独自の視点からの記事を読みたいと思ってもらうこと」(p.81)
自分で言うのもアレですが変なデータにこだわるの好きですよね。。解説・実況別戦績とか。○○が△△打つと負けないとか。何曜日は××とか。優勝した年と同じとか。勝手にこじつけちゃって。でもそれが「独自」にもなっているんだろうし,やっていても一番面白い。現地情報はなかなか出来ないんだから,そこは23年の記憶で勝負!ってトコかな?!
「わかりやすさ(=覚えてもらいやすさ)のためには,ビジュアルも重要な要素です。ネットは文字の世界であると同時に視覚情報の世界でもあります。ツイッターなどで設定するアイコンに,なにか目立つ,もしくは気になるビジュアルの要素があると,それはそれで自分の印象を広げることにな」る(pp.81-82)
アイコンってやっぱ重要だと思います。あんまりコロコロ変えたくない。マイピクさんのサービスを使って本当に良かったと思ってます。
「ブログの更新情報は,ぜひツイッターにも流しましょう」(p.82)
seesaaさんは機能を持っているので,それを活用させて頂いています。これも先にブログがありきだったから迷わず使えた面がある。今や「ブログのコメント欄よりも」よっぽど「ツイッター上の方が」「反応」を「もらいやす」い。
「日常のささいな疑問などブログの記事の材料としては小さすぎる話題を投げかけてみると,意外な人から反応があったり,思わぬ答えが返ってきたりすることがよくあります。それがブログの記事の参考になることもありますから,自分の判断でしまい込んでしまわず,ツイートしてみましょう」(p.83)
でもなんだかんだで試合中のやりとりは面白い!昨年の10/8巨人戦なんか自分でも驚いた!!5月の暗黒期は暗黒期でまたフォロワーさんとのスワローズ愛を深められた気もしてます。
第3章/つながりを育てる「ギブ&ギブ」の精神
「漠然としてうまく言葉にできない部分もあるのですが,ブログを書くということは個人的で一方的な行為のようでいて,どこかの誰かのなにかにつながっているという感覚が確かにあります」(p.116)
何気ない言葉一つでほんとうにうれしいものなんですよね。
「ブログをはじめとするソーシャルメディアでの活動を継続することは,人とのつながりを作り,人となにかしらの形で出会うきっかけを作るための活動だと言える」(p.118)
2010年はまさに出会えた一年でした。110_sinさん231skさん8960swallowsさんayumiksさんblueswaさんchakra527さんchan_tsubaさんelly_caさんGGGGGGo_Lets_GoさんgokigenyohkoさんHOS48さんko_maicaさんlinbo3さんman_pan_11さんmattoounさんmayumayupandaさんmi2352yuさんNoixAbeさんOJAL_jpさんorangekoaraさんrierieswaさんryocap13さんsawa521さんsirguielさんSpike_Spさんswa9llows123さんswaswallowさんthefan_izzyさんtokyotsubameさんtsubamixさんtsubatyさんwowchanさんYKT41さんyoshi_bouさんYs_willさん
将軍様のお力添えがなければ成し得ませんでした。本当にありがとうございます!!
他にも始めたての頃にフォローして下さったり,リプさせて頂いたりした中でアイコンとアカウント(あるいはプロフィール)が一致している方々は
37tasu さん3Vo7xxAyumiさんaok1luvswallowsさんaokirabさんakakurotsubameさんa_n_yanさんbyxbeeQさんcarborane_acidさんiety_twitさんjoh1008さんjpleebbさんjuru2896さんhotaru_umiさんhoujiotyaさんkotoko_8さんlilsHiNolilさんmikkikkiさんminachilysさんone_stockさんozamasaさんsenkajtさんsinzyさんt_ikesanさんtakeshiarakiさんTDAdmiさんtsuba_doleさんyoshi_panさんYS_shimicornさん。yukai034145さん
がいます。(アルファベット順。複数アカウント・著名人は除かせて頂きました。)
「ログの積み重ねはうそをつきません」「これまで継続してきたものを見ればわかります」(p.120)
これからも心の中に。
「ブログ以前と以降では,つながりかたに大きな違いがあると感じます。メールマガジンのころは,読者の人たちの人なりを詳しく知ることはできませんでした。しかし,ブログやツイッターが普及し,個人があぶり出されたことにより,人となりがよくわかり,個人と個人がつながりやすくなったと感じます。しばらく顔を合わせていなくても相手がなにをしているのかを知ることが簡単です」(p.127)
確かにその通り。掲示板等ではハンドルネームだけが手掛かりで,性別も年齢も趣向も分からない。それがツイッターではアイコンとプロフィールだけである程度分かりあえちゃう不思議。やりとりしているのは同じデジタルの文字なのに…
「ソーシャルメディアでは『一歩前に出る』ことが非常に重要です」(p.128)
「思い切って」「一歩前に」踏み出した。それだけで本当に世界は大きく変わりました!全てが「第一回」で印象に残っています。
「ソーシャルメディアに取り組むなら,まずは個人としてやってみるとよいですね。やってみないと理解できない部分が大きいですから」「大切なのは積み重ね」(p.164)
それなりに実践したことを活かしたい。
第4章/「マキコミ」から生まれる新しい価値
「ソーシャルメディアを通じて『マキコミ』を体験することで,自分または自社にとっての新しい価値を発見したり,作り出したりすることができます。」(p.213)
本章を通して展開される「継続」「つながり」の先にあるもの―この問いに答えを見出せるような一年にしたいですね。
「野:ブログでは好きなカープのことを書くんだけど,カープファンじゃない人は離れますね,やっぱ(笑)。ツイッターでもカープの話をしていると『あ,フォロワー減っとるじゃん!』と。
コ:ネタフルは浦和レッズサポーターだから読まない,というツイートも見たこともありますよ(笑)。」(p.218)
どの世界にもあるようです(笑)こればっかりはしょうがないよね♪
おわりに
「『情報をフローとストックで考える』」「『情報発信を続けていると,量的変化が質的変化に変わるときが来る』」
「普通の人が普通に使えるツールがブログしかない時代から,ツイッターを始めとするソーシャルメディアが広がったおかげで,この二つはさらに実感しやすく,そして重要な意味を持つようになってき」た(p.221)
ソーシャルメディアに臨む姿勢としては,発言したことには責任をもてる領域を。門外漢なことには触れない。人を不快にさせるものや見ず知らずの人の陰口は叩かない。
新たな「マキコミ」を通じて新しい発想や可能性を身につけていきたいな♪様々な経験を積んで改めて読み直したい書だと思いました。
http://yachou.net/post/2711413677?utm_campaign=kogure&utm_source=am6_feedtweet&utm_medium=twitter
著者のコグレさんからリプを頂戴したうえ,ネタフルバードにも拾って頂きました。
特に「発言したことには責任をもてる領域を。門外漢なことには触れない。人を不快にさせるものや見ず知らずの人の陰口は叩かない。」が汲みとられたことの意味―。
贔屓チームを好意的に見てしまうが故に,他球団(特にベイ)を嘲るような発言をたまにしてしまうが,そういうツイートにこそ意外な反応があった。それでも無関心な領域に対して一方的に吐き捨てている訳ではないので,こういう面がこう映る的な補足は出来た。
反論されたら無視→ブロックでは言論空間として成長出来ないし,大した見識もないのに一方的に批判するのも,その方面に精通した人に対して失礼だ。
だからある程度批判を受けても補足説明出来るような領域は定めておくべきだと思う。
また,しばしTwitter上で,電車あるいはバスで”隣の人が●●で~”とか”目の前の人が××”という陰的ツイートをたまに見かけてしまうが,もしそれが自分の事を言われていると知ったら?あるいはそれが実は自分のフォロワーさんだったら?と考えると,とてもじゃないがツイート出来るものではない。
そこは心に思っても自制すべきだし,場合によってはネットに向かってではなく,本当の声にして出すべきことだと思う。
あるいはあたかも自明と思われる事柄であっても,そうでない立場の人あるいは事があるって事もやっぱりどこかで留意しておくべきかと‥。
互いに相手が見える「ソーシャルメディア」になったからこそ,そういういわば「ソーシャル」的なモラル/意識をしっかりと保っていきたい。
今回も、tweet見なかったので、こっちへ。
一般人(私も)でも、それぞれがそれぞれの場所で活躍というか、
意外な知識や経験をお持ちで、それを、その情報を家に居て、
通勤電車内で得られる今に感謝しています。
私もブログを通じて、何度かありがたい経験があります。
SNSには抵抗が出てきて、tweetし始めた私。
(SNSって、有名人?影響力?がないと。って感じたから)
tweetのお陰で、野球、レース、電車、飛行機・・・・・。
結構リアルタイムで情報が入りますね。
「継続」「つながり」の先にあるもの・・・・・・・・。
あ、少し考えてみよう。
実に示唆に富むコメントをありがとうございます。
書では「モバイルがコミュニケーションの機会を増やす」という事にも触れられていました。
まんぱんさんの「継続」の財産も本当に大きいと思います。
確かなログを拝読してこの方は「信頼」のおける人だと感じました。
そして今現在こうして「つなが」ることもできた。
その「先にあるもの」はまだ答えを出すには早いと思うので,じっくりと実践を通じて考えていきたいですね。
同じいわゆるsnsでも,mixiはあれだけ軽蔑したのに,facebookにはすっかり魅了されています。
紹介必須・ログインした時間・足跡・コメント必須な空気…。あれはムリでした。。
そこまでの煩わしさもありませんし,2010年代に大きく飛躍する分野ではないのかなぁ?!と(今のところ)思っております。