2008年12月23日

感想「映画×連続ドラマ『赤い糸』」

ここの最後に触れた映画×連続ドラマ『赤い糸』
フジテレビのメディアミックス戦略に見事なまでに浸り始めまちゃいまして・・・映画鑑賞してきました☆

繰り返しになるのですが,最初は本当に「366日」が映画の主題歌に起用される事ぐらいは知っていたものの,映画そのものに対しては全く興味なかったんです・・
そもそも「ケータイ小説」に対する受け止め方も,女子中高生の流行だしよく分からないなぁ・・・という感じでしたし。

感動の河端・小野・度会・真中引退試合の翌日に『PACHINAI×5 MAGGY HAKODE TOUR '08』LIVE最終日の沖縄公演がCS721+HDで完全生中継されて,それも見てたんで,じゃあ中盤の劇とかカットして2時間にまとめたんだろうなという期待を抱いてディレクターズカット版を見たら・・・

曲と曲の間にメンバーのトークが割って入ってきて,肝心のライブ感がそがれる編集・・・
アンコールになっても「Street Story」「この子達のために」止まりで,ラストの「そこにあるべきではないもの」がカットされたのに,放送時間はまだ15分くらい残ってる・・・
このあと何やるの?!って思った時に挿まれたのが『赤い糸』の導入部となる惑星の話。それが主題歌「366日」のプロモだったんですね。プロもまでもが映画×ドラマと連動してて,以後のストーリーのシーンが時折挿入されつつ,HYメンバーの演奏も登場するという仕上がり。

これが”気になるかも?!”と感じた全ての始まりでした。。

ネタバレになるかもなので,以下反転

wikiで原作のあらすじ読むと(変にトラックバック飛ばされるのを避けるためにカタカナ変換しますが)安易な「ヤク」や乱暴な「セイ」のストーリーのように感じるんだけど,そうしたシーンってのは無くて,主人公・芽衣のピュアなラブストーリーに仕上がっており,受け入れ易かった。
疑問として
軽い気持ちで「ヤク」に手を出してしまった芽衣の友人・未亜は無事止められたの?!
ってのと
芽衣の出生の秘密が複雑でイマイチ把握出来なかった
ってのが残ってるんですが・・・


ここまで反転


映画の主題歌ってエンディングだけの後付って曲が多くて,むしろ挿入歌の方が印象に残ることの方が多いんだけど,「366日」は違った!!

HYはTUN作詞のポップなサウンドも好きなんですが,「あなた」「Song for…」「NAO」と続いてきたIZUのバラードもやっぱり凄く響いてくる・・・

そしてラストに「to be continue」の文字

これこそがフジテレビのメディアミックスの最大の売りなんですよね!

今までも原作をもとにして,映画化→ドラマ化もしくはその逆のドラマ化→映画化ってパターンは見られたものの,スタッフ・キャスト・主題歌は流動的であったが,これを完全統一。
さらにドラマと映画を同時期に放送・公開することでエピソードが絶妙に絡み合い,ドラマ・映画双方を見ることで1つの『赤い糸』の世界が出来上がるという戦略。
さらにこの時期は年末年始の特番期で連続ドラマでありながら,第3話と第4話が2週間空くというのも一つの戦略でしょう。

メディアミックスの最終形態としてDVD化があると思うんだろうけど,なんかそれにまで手を出してしまういそうな予感すら・・

早くもドラマの結末が気になって仕方ありません!!2月28日でしょ?!もうオープン戦じゃん!長いような?短いような?

『赤い糸』の世界―本当に感動しましたもうやだ〜(悲しい顔)

ただ,かといってケータイ小説に興味持ったかって言われるとそうでもないと思うんですがね。。
実際同じようにケータイ小説から映画化&ドラマ化されて,映画の主題歌がMr.Children「旅立ちの唄」だった作品として『恋空』がありますが,ここにも残ってるように全く興味抱けないんですよね・・

まぁこれはそもそも個人的にTBSが嫌いってのが最大の理由なんですけどね・・・

亀田兄弟をあれだけ持て囃してキッパリと捨てたり,浜を粗末に扱ったり,報道でも昔大きな事件を起こさせてるし。

さらには12月6日付週刊ダイヤモンド社の特集「新聞・テレビ複合不況」−「民放114局 経営苦境度ランキング」で見事トップ5入りを果たした某県のTBS系列局は,自社の視聴率が取れなくなり,CM販売にも支障をきたすという理由でケーブルテレビ会社に圧力かけて東京キー局の区域外再送信を止めさせたり,税金使って本社移転したりと地元の老舗局だからといって大きな態度取ってるんですよねぇ。。
その姿勢が更に拍車をかける・・・
基本的にチャンネルボタンの「6」は押さないようにしてますから・・・

ただ第2回WBCのアメリカラウンドの放映権を獲得したのはTBSなんだよなぁ・・・
原監督の迷采配でアジアラウンド敗北なんてことになったらTBS的にざまぁ!なんだけど,それは球界的に困るから大目に見てあげるけど。。

 在京キー局5社の2008年9月中間決算が出そろい、日本テレビ放送網とテレビ東京が赤字に転落、フジ・メディア・ホールディングスを除く4社が営業減益になった。各社とも広告主の業績悪化の余波でテレビCM収入が落ち込んだのが響いた。その一方で、広告主にとってテレビCMは「余裕があれば出すもの」といった具合に、テレビCMそのものの広告価値にも疑問符がつき始めている。


地上波での野球の扱いはどんどん減ってくけど,それでも「すぽると!」は他社の視点とは異なるスワローズ目線で試合の結果を伝えてくれてるし,CS独占中継は来年で5年目。

スワローズの親会社フジテレビには売り上げ貢献しちゃいます!!
| Comment(2) | TrackBack(0) | COLUMN | at 23:59 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
赤い糸ですか・・

ケータイ小説出身ということで敬遠しているのですが
意外にも役者の演技や、ストーリーがしっかりしていて評判がいいようですね。

というのも、原作の不自然な点と、18禁要素を完全排除したので
原作とは別の映画みたいに仕上ったとか。
薬物や暴力といったテーマ性もあるみたいですし、なかなか面白そうです。

ちょうど、同時上映のファニーゲームUSAを見に映画館に行ってこようと思っていましたので
赤い糸が上映してたら見てこようと思います。
Posted by hiro at 2008年12月24日 16:59
>hiroさん
映画見た後本屋に立ち寄って,原作本を手にとってみたのですが,真っ赤な文字でとても読む気にはなれませんでした・・・
ざっと見ても,原作にはシリアスな描写も多く感じました。
私には「連続ドラマ×映画の世界」で充分です・・

ドラマの方もまだまだ遅くないので,良かったらチェックしてみて下さい!!

とはいっても,私フジテレビの廻し者でも何でもありませんので(笑)
Posted by マーサ at 2008年12月25日 21:04
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