2025年04月30日

<東京ヤクルト 4-1 横浜DeNA

B 000 100 000 1
S 010 001 11x 4
○山野(1-0)6,H木澤1,H荘司1,S石山(5)1−古賀

▼データ
 ・対DeNA今季初勝利
 ・4月:9勝9敗1分5中止

◆ポイント
 ・6回表0死一三塁牧三ゴ(茂木三走牽制して二塁送球アウト→リクエストも判定覆らず)
 ・6回表1死満塁宮ア二飛松尾右飛
 ・6回裏0死一塁古賀投犠
 ・7回裏0死一塁茂木右安(エンドラン成功)
 ・8回表0死一二塁佐野右飛(二走度会タッチアップせず)2死満塁山本左飛

山野魂の123球熱投に応えたチームメイト!
つば九郎の悪戯で出塁した赤羽を一塁に置いて今日2打数2安打打率.400台に乗せた古賀に犠打を指示した津監督。古賀はキッチリ初球で決めて,打率.100台。前の打席では併殺に倒れている山田に回す。この采配が吉と出た!山田がコンパクトに弾き返して勝ち越し,山野に勝ちの権利が。さらにエンドラン,代走並木の起用から1点ずつ加点。そして山野の勝ち権利を守るべく木澤−荘司−石山でリードを守り,4月を勝率.500で終えることが出来た。

ここ5試合連続初回に失点しているスワローズ。今日も山野が1死から蝦名に二塁打。度会四球で一二塁とピンチ招くも,牧・佐野外野フライで20日巨人戦(神宮)以来となる初回無失点。

2回先頭赤羽四球。6番に入れた古賀との間でエンドラン決まって一三塁。打順が1つ下がった山田の打席でパスボール。昨日のお返しとなるバッテリーエラーで先制点。

山野は2回3回と三者凡退も,4回先頭度会に被弾で振り出しに。毎回走者を出すも点が入らない打線。勝負の分岐点となった6回表裏の攻防へ。

先頭蝦名に四球。度会ヒットで一三塁で牧。サードゴロ。茂木は三走を牽制してからの二塁送球。タイミング的に非常に際どく横浜DeNAサイドもリクエスト要求も判定通り。1死一三塁から二盗と佐野四球で満塁。それでも微動だにしなかった津監督。宮アセカンドフライで2死。代打・松尾とは11球粘られたが最後はライトフライで6回自己最多となる123球を投げ切った。

そしてその裏。なんでもないセカンドゴロを一塁三森がグラブで捕球出来ないつば九郎の悪戯からの決勝点。7回裏は0死一塁から茂木とのエンドランが決まって,赤羽がキッチリ犠飛。さらに8回裏は代打宮本の四球から切り札並木のカードを切って,西川のタイムリーでもう1点。サンタナに代走が岩田で,ジョーカーを残しておいたのも采配。

荘司・石山はいずれもすんなりとは行かなかったが,3・4月をともに無失点防御率0.00で終えた。

6番古賀7番山田の配置。2度のエンドラン。古賀への犠打。代走岩田並木の順番。とにかく采配にケチをつけたい人達は今日は何が不満なのだろうか。荘司を使いすぎとか言って叩きたいのだろうか。結果は全てを救う。

4月終えての順位表
順位チーム名試合勝利敗戦引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率失策
1巨人2715111.577-93801815.2542.7212
2阪神2614111.5600.588741519.2402.4811
3広島2512121.5001.58167812.2392.2915
4中日2511122.4780.55574912.2092.769
5DeNA2510132.4351.08177810.2242.7515
6ヤクルト229121.4290.0669274.2283.7213


■NEXT GAME
 東京ヤクルト(高梨)−横浜DeNA(平良)4回戦 神宮 18:00
 ・いよいよヤクルト球団伝統的鬼門の5月。昨年も7勝14敗3分と大きく後退したのが5月。とにかく5月がヤクルトのシーズンを左右すると言っても過言ではないから!
 【メモ】実況竹下アナ[1-1 .500]×真中解説員[0-1 .000]
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:55 | 更新情報をチェックする

2025年04月29日

<東京ヤクルト 1-6 横浜DeNA

B 100 010 103 6
S 010 000 000 1
●ランバート(1-2)41/3,山本2/3,小澤1,バウマン1,阪口2ー中村悠,古賀

◆ポイント
 ・1回表1死満塁筒香遊飛(武岡が捕球したことでタッチアップ許す)
 ・5回表1死一塁(ランバート2暴投)三進(内野前進守備)右安
 ・7回表1死無走者度会遊ゴ(武岡悪送球)失策

負けに不思議の負けなし。ミスミスミスミスエラー。挙句最後に試合が壊れた。GWデーゲームに何も残らない敗北。

武岡は2年前だったかな。ハマスタでバウアーが投げてた試合。ライトサンタナが捕れる飛球を追い過ぎて結局サンタナが落球。同じようなシーンが神宮でもあった。守備範囲が広いことはいいんだけど,自身の後ろの打球に関してはあまりにも追い過ぎるというか,もう少し外野手に任せてもいいというか。初回1死満塁筒香の飛球は赤羽が捕ればタッチアップはされなかったはず。これで許した先制点。

2回裏自らのバットでこの1点を取り返したものの,7回表1死から度会のショートゴロを一塁悪送球。この走者を還してしまいバウマンは自責0の失点。横浜DeNAの2失点の呪縛からも解放してしまう意味で致命的な3点目となった。

ランバートはリーグ記録となる1イニング3暴投と荒れた5回表。マウンドで足を滑らせるのはランバートでけでなくジャクソンや小澤阪口もしていたので,これは別の要因があるはず。ただこれによって中村悠もどこか痛めたっぽいのでますますヤバい。

ランバートの代え時という意味では,5回裏先頭打者というのがどこか頭にあったか。その意味では4回裏0死一塁で山田併殺ランバートまで回せなかった攻撃も影響があったか。

満員御礼こそ出たが観衆は28,471人。土日は大学野球があるので,GW期間とはいえ神宮球場でデーゲームが開催される試合は決して多くないため,2005年以降でその試合と観客数を抽出してみた。

2006.5.3 27,351
2006.5.4 28,571
2011.5.3 26,385
2011.5.4 31,236
2011.5.5 22,605
2012.5.4 33,866
2017.5.3 30,585
2017.5.4 30,629
2018.5.3 30,176
2021.5.4-5 無観客
2023.5.5 29,710
2024.5.3 29,500
2025.4.29 28,471

札止めとはならず,外野500円のちょこっと応援チケットが売り出されてこの数字。ダイナミックプライシングで昨日まで外野の見切り席でも8,800円という値がついていたという。GW+デーゲーム+燕プロユニ配布で完売必須の試合で突き付けられた現実。

需要と供給。知名度No.1のつば九郎がいない。選手人気No.1の村上がいない。女性人気No.1の長岡もいない。
長岡は右膝後十字靱帯損傷 プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの高津監督は29日、長岡秀樹内野手が右膝後十字靱帯(じんたい)損傷の診断を受けたことを明らかにした。
 手術は受けずに保存療法での復帰を目指す。全治については「ちょっとよく分からない」と述べた。
 長岡は26日の中日戦で負傷交代し、27日に出場選手登録を抹消された。 [ 4/29(火) 18:04配信 時事通信 ]

負け試合で心に残るものが何もない。これが現実。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(山野)−横浜DeNA(吉野)3回戦 神宮 18:00
 ・ベイスターズは今季左腕先発試合に1勝も出来ていないらしいが・・
 【メモ】実況今湊アナ[昨季3-2-1 .600]×五十嵐解説員[昨季5-4 .556]
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 18:35 | 更新情報をチェックする

2025年04月27日

<東京ヤクルト 6-2 中日

S 000 330 000 6
D 200 000 000 2
○小川(2-1)6,田口1,荘司1,木澤1−中村悠
茂木2号B(メヒア)

▼データ
 ・5カードぶりカード勝ち越し
 ・3連戦カード勝ち越しは初
 ・荘司:デビューから9試合連続連続無失点:1996年石井弘寿を上回り球団新

◆ポイント
 ・4回裏小川三者凡退
 ・5回表2死二塁サンタナ中安
 ・5回表2死満塁赤羽右安
 ・8回裏2死一二塁ボスラー右飛(バンテリンドーム)

今日も初回から2失点。相手は神宮で打ちあぐねたメヒア。そんな重苦しい空気を変えてくれた茂木栄五郎。5カードぶりカード勝ち越しで最下位ながら4位DeNA中日とはゲーム差なし。首位と4.0差。

奇しくも小森航太郎がプロ初本塁打を放ってから数分後。4回表0死二三塁から2号3ランで一気に逆転に成功。「西川さんとサンタナが最高の形で回してくれたので、外野フライでもと楽な気持ちで打席に入ることができました。2人に感謝です」と楽天時代唯一打点がなかったセ・リーグの本拠地でもあるバンテリンドームで初打点はまさに起死回生。チームのムードを変えてくれた。

初回に失点した小川。いわゆる援護をもらった直後のイニングである4回裏ボスラー中田土田龍空をあっさり三者凡退。これで今日は行けるんじゃないかと気持ちも前に行けた・

5回表。長岡の代役である武岡が今季初安打となる二塁打で出塁。2死からサンタナのタイムリーで生還。さらに茂木四球オスナ内綾安打で満塁として,赤羽がライト前。二走茂木の好走もあってさらに2点追加。中押しが出来た。

武岡は6回裏2死二塁中田の飛球を好捕で小川を救った。小川は6回97球で継投に。もう1イニング行けないのかなぁとも思ったが,2番手田口さんが8球で下位打線を料理してくれたのでリズムも良かった。

荘司は走者2人背負ってボスラーに大飛球もバンテリンドームにも助けられ9試合連続無失点。これでルーキーとしては石井弘コーチが持っていたデビューからの連続無失点記録を更新。

4点差で9回は木澤。ランナー2人だしたのはご愛嬌ということで。アドレナリンかな笑。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(ランバート)−横浜DeNA(ジャクソン)2回戦 神宮 13:30
 ・今季6連戦すら消化したことないチームが挑む9連戦
 ・第1クール最終カード
 【メモ】実況勝野アナ[昨季0-1 .000]×斉藤解説員[昨季1-1 .500]
愛知 | Comment(0) | SWALLOWS | at 18:39 | 更新情報をチェックする

2025年04月26日

<東京ヤクルト 2-5 中日

S 000 000 002 2
D 121 100 00x 5
●奥川(0-2)4,阪口2,山本1,バウマン1−古賀

▼データ
 ・最下位転落

◆ポイント
 ・2回表0死長岡遊ゴ(負傷退場)

連勝ならず最下位転落。それはそれで受け入れるしかないが,それ以上にショックな長岡の離脱。2回表先頭打者でショートゴロ。一塁に走り出した後,右足を引きずり一塁にすら到達出来ず両肩を抱えられて交代。病院へ。古傷である膝か。
「見ての通り歩行困難なぐらいなので…。そんな簡単にすぐ明日(27日)ゲームに出られるという感じではないでしょう」と離脱を示唆した津監督。塩見村上に続き長岡と核となるポジションの選手が次々離脱する。まるであの2017年の悪夢を再び見ているようで辛い。。

土曜日のビジターデーゲームはこれで3試合とも同じように序盤でゲームが壊れた。2週間前同様8回まで二塁すら踏めず。最終回にようやく反撃の狼煙をあげたが,結果は同じ。この時期に連日の中5日で今日に至っては130球投げさせる中日の投手起用が終盤どう影響するかは分からないが。

奥川も勝てない。こればかりは来週以降の吉村をみればハッキリするかもだが,人間の心理としてもし開幕で1つ勝っていればまた違った投球になっているのかもしれない。センター内山のファンブル。自身の暴投。味方の失策。ファールゾーン切れないスクイズ。確かに不運もあったが,気持ちに焦りは否めなかろう。

■NEXT GAME
 中日(メヒア)−東京ヤクルト(小川)6回戦 バンテリンドーム 13:30
 ・どうするショート
愛知 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 19:53 | 更新情報をチェックする

2025年04月25日

<東京ヤクルト 6-4 中日

S 003 101 100 6
D 100 100 002 4
○吉村(1-1)5,H小澤1,田口1,荘司1,矢崎2/3,S石山(4)1/3−古賀

▼データ
 ・今季最多17安打
 ・今季最多6得点

◆ポイント
 ・3回表2死一三塁重盗
 ・4回裏2死満塁上林右飛(バンテリンドームホームランテラス設置前)
 ・7回表0死一塁赤羽右安(エンドラン成功)内山中犠
 ・9回裏0死土田捕邪飛(天井に当たったとしてファール判定に)四球

神宮でプロ初登板初勝利を献上してから通算2勝10敗と天敵の橋宏斗。昨季も4戦4敗。バンテリンドームでは通算5戦5敗と勝ったことが無い相手。1点が非常に重みをもつなかで,立ち上がり吉村がいきなり被弾。重苦しい試合になるかと思いきや・・

”奇襲”だった。ここまで今季12球団最少の盗塁2(盗塁企画4)だったチームが仕掛けた重盗。0―1の3回2死一三塁。打席には茂木。一走西川がスタートを切り二盗。二送間に三塁赤羽が本塁生還。記録二盗本盗のダブルスチールが決まって同点とすると,橋宏の動揺を誘ったか?茂木四球。オスナタイムリーで勝ち越し。長岡も初球タイムリーで計3点。

さらに4回表は先頭古賀から赤羽連打。吉村犠打を決め西川四球で1死満塁からサンタナが押し出し四球選んで4点目。これでこの時期に自身プロ初とおなる中5日とはいえあの橋宏をKOに成功。

バンテリンドームで先発野手全員17安打。今季最多の6得点。赤羽が骨折離脱したバンテリンで鬱憤晴らしの4安打。オスナ猛打賞。古賀山田マルチ。壮真今季初安打初打点。先頭打者が9回中6回出塁ととにかく攻撃している時間が長かった。それを裏付けるは15残塁。

それでも結果的に効いた7回表の1点。先頭古賀が出て,赤羽との間でエンドラン決まって,壮真がキッチリ犠飛。もちろんその後の継投だったり,バンテリンドームの天井に当たるルールだったりで変わったかもだけど,この点の取り方は究極。

今季初勝利を挙げた吉村。でも神宮だったら。あるいは来年からのバンテリンドームだったら。この勝利は無かったかも。4回裏。先頭周平の打球を山田が失策。1死一塁から土田にタイムリー二塁打で2点差。さらにカリステヒット。2死から岡林四球で満塁となり,初回被弾を許している上林。あわや満塁弾の飛球はバンテリンドームに助けられてライトフライ。屋外球場であれば風。来年からはホームランテラス。救われた。1つ勝てたことで吉村も気持ち的に楽になればと願うばかり。

最終回。4点差で矢崎があがるも,セーブシチュエーションで石山にスイッチ。今季打者25人目にして初めての安打を許し,26人目の打者はオスナの好捕に救われた。記録はいつか途絶えるものと割り切って(神宮での記録は続いているけど)。
矢崎も矢崎で本来であれば打者3人で3アウトゲームセットのはずが,こういう形に。この2点が明日明後日にどう影響するか。

雨による影響も多々あるが,カード初戦を取れたのも5カードぶりとなった。

■NEXT GAME
 中日(松葉)−東京ヤクルト(奥川)5回戦 バンテリンドーム 14:00
愛知 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:40 | 更新情報をチェックする

2025年04月23日

<東京ヤクルト 1-7 広島

S 000 000 100 1
C 420 000 01x 7
●石川(1-1)10/3,矢崎1,高梨3,山本1,バウマン1,阪口1−中村悠,古賀

▼データ
 ・10敗到達(リーグ2球団目)

◆ポイント
 ・1回裏1死一三塁末包右安ファビアン中2堂林左2
 ・高梨3回7奪三振無失点

鬼門マツダスタジアムの初戦は初回で勝負あった感。

石川が2018年7月以来7年ぶりのスライド登板。石川自身2015年5月23日から10年間勝てていないマツダスタジアム。木澤と荘司がベンチ外。本来であれば今日先発であっただろう高梨を登録。勝つなら石川ー高梨ー石山の継投パターンしか無かった。

先頭中村奨に二塁打。犠打で1死三塁。小園に四球で一三塁。ここから末包・ファビアン・堂林に3者連続タイムリーで4失点。打者一巡で2回表も1番から。3連打でさらなる失点。なお0死一二塁で42球KO。これで交代をマツダスタジアム9連敗ということに。

そんな中光明が高梨。今季2試合目の登板ながら3イニング7奪三振と春先からの好調をキープ。3回46球をもって次は先発なのか?それともセットアップ転向なのか?5月には中村優も先発陣に食い込んできそうな段階を踏んでいるので,新7回の男襲名もチームを変えるのではないかと思わずにはいられない。

打線は序盤で戦意喪失は否めなくはないものの・・西川サンタナの1・2番で5安打もクリーンアップが無安打と線にならず。

■NEXT GAME
 中日(橋宏)−東京ヤクルト(吉村)4回戦 バンテリンドーム 18:00
 ・1.0差の4位中日との3連戦。バンテリンドームでの野球が求められる。
広島 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:46 | 更新情報をチェックする

2025年04月20日

<東京ヤクルト 3x-2 巨人

G 010 010 000 0 2
S 200 000 000 1x3
ランバート6,H荘司2,H石山1,H田口2/3,○木澤(2-1)1/3ー中村悠
茂木1号A(ケラー)

▼データ
 ・伊藤:プロ初安打[中川]

◆ポイント
 ・6回表1死一二塁荒巻三振笹原左飛
 ・6回裏2死一二塁代走伊藤宮本三振
 ・8回表ヘルナンデス右飛(増田好捕)岡本遊飛(長岡好捕)
 ・10回表2死満塁甲斐二ゴ

両軍ともに投手陣の踏ん張り。締まった守備。3時間53分の熱闘に終止符を打ったのは伊藤琉偉。プロ2本目の安打がサヨナラタイムリーで,対巨人戦初勝利。連敗を5で止め,最下位脱出。DeNAと同率5位浮上。

巨人はブルペンデー。先発のケラーから茂木が移籍後初本塁打で2点先制。
2回表1死満塁でケラーのところに打順が回ると,阿部監督早くも代打佐々木起用で2回から継投に。大勢がベンチ外。田中瑛・船迫も連投中というブルペン事情にも関わらず攻めてきた。2死満塁となり泉口にライト前。1点返されたがライト岩田からの好返球で同点は許さず。

昨日同様8番に投手を入れた津監督。4回裏1死一二塁で中村悠。自分が決めないとという心理になってしまうのか。併殺でチェンジ。打順の巡りも悪くなる。

5回表2死無走者から伏兵若林に被弾で追いつかれるも,6回表は岡本から始まる打順でギアを上げたランバート。101球。被安打8,与四球1ながら8奪三振の力投で,先発としての役目を果たしてくれた。

ある意味今日の試合の”転機”となった6回裏。2死から山田四球中村悠がヒットでつないで一二塁。ここで二走山田に代走伊藤が送られた。山田にアクシデントと考えるか。それとも本塁全力疾走で今後の離脱を防ぐための予防線を張ったのか。この辺りは定かではないが,山田に代わって伊藤が入ることに。

2−2同点で7回から継投。最も頼りになる荘司。今日も3つのアウトのうち2つを三振と恐るべきルーキー。プロ初のイニング跨ぎには賛否分かれるところかも知れない。先頭の吉川の飛球。この回からライトに入った増田がフェンスを恐れぬ好捕で荘司を救う。さらに岡本の打球もショート長岡がジャンピングキャッチで盛り立てる。ところが長岡が着地した際負傷。担架もスタンバイしたが,一度ベンチに下がるも復帰。裏には打席にも入ったものの,9回表から交代。伊藤がセカンドからショートに回る。

9回は守護神石山。ヘルナンデス・荒巻・笹原を三者凡退。これで今季打者24人パーフェクト。

巨人はケラー横川西舘高梨中川とつないできて,9回は3年ぶりの一軍登板となる戸田。やはり3連投は避けてきた。しかし打線は戸田の前に3者凡退で今季5度目の延長戦へ。

10回は田口。泉口の打球をショート伊藤がこれまた超好捕で先頭の出塁を防いでくれた。#34さんは阪神戦同様2死を奪うも,3人目の打者に四球を与え,そこからバッテリーミス四球とピンチ招いての交代と信頼感を戻せない。ランナー背負って木澤は岡本に死球を与え満塁とするも,甲斐をセカンドゴロ。

戸田続投という台所事情。先頭サンタナはこの回からライトに入った巨人の増田の好捕に阻まれるも,茂木二塁打。オスナ申告敬遠。代打に古賀。ライト前抜けたかと思われたが吉川好捕で2死二三塁となって伊藤に回る。「雰囲気がある」と谷繁解説員。捕手ならではの感じるものがあったようだ。落ち着いて初球見逃して,2球目を振りぬいてレフト若林が懸命に追うも,最後はつば九郎が一押ししてくれたか。フェンスダイレクトでゲームに決着。

ファームでフル出場し,親子ゲームで途中出場。プロ初ヒット&好捕&プロ初サヨナラ打&お立ち台。伊藤琉偉にとって2025年4月20日は一生忘れられない日となったことでしょう。

途中交代の山田と長岡。プロ初のイニング跨ぎで何故かベンチで涙目だった荘司。色々気になる点も残ったけれど勝ちという良薬でペナントレースに生き残った。

■NEXT GAME
 広島(大瀬良)−東京ヤクルト(高橋?高梨?石川?)4回戦 マツダスタジアム 18:00
 ・来週は広島名古屋のビジター。まずは鬼門マツダスタジアム。チームとしてもそうだが石山にとっても鬼門なのがマツダスタジアム。ここでどう戦えるか。
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:00 | 更新情報をチェックする

2025年04月19日

<東京ヤクルト 4-6 巨人

G 000 002 211 6
S 020 010 000 4
山野6,●木澤(1-1)2/3,田口1/3,バウマン1,矢崎1−古賀
オスナ1号@(石川)

▼データ
 ・5連敗:2024年9月以来
 ・対巨人5戦5敗
 ・借金最多4

◆ポイント
 ・7回表2死一二塁若林左2

まだ自分の中に悔しい気持ちが残っている。それが一つの目印。これが悔しくも無くなったら切れた証拠。。

「終盤の9つのアウトをクローズアップすると、その一つのアウトを取ることの難しさ。1点を守ることの難しさが凝縮されている最後の3イニングなのかなと。そう考えると、向こうの終盤のピッチャーを考えるとね、1点も絶対に許されないと考えていましたし、結果こうなったらしょうがないですね」

サンタナを2番。投手の山野を8番。9番に並木と津監督も苦心のオーダーを組んだ。それが見事的中。2回裏先頭オスナのソロ本塁打で先制すると,なお2死三塁で8番の山野に打席が回り,その山野が右中間にタイムリー二塁打。2−0のまま5回裏には2死一三塁から山田がタイムリーでリードを3点に拡げた。

6回表2死一塁から岡本に被弾。リードは1点となり,終盤3イニング。木澤−荘司−石山の継投で守るほかない展開に。木澤は2死無走者から連打を浴びて若林。サンタナがあと一歩後ろを守っていたら・・・。前進守備が裏目となり,背走しながら捕球したように見えた飛球はグラブを弾き逆転を許してしまう展開。完全捕球のリクエストは認められなかった・・。

1点リードなら荘司−石山で計算が立ったが,逆に1点ビハインドでバウマンー矢崎の新戦力リレー。ところが両者が1点づつ失点を重ねてしまう悪循環。大勢から1点奪い,ライデルマルティネスからも走者2人出し,一発出ればサヨナラという場面を演出するも・・

先週は首位だったのに,あっという間に首位広島とは4.5差。上がって下がってジェットコースターには慣れてはいるものの・・そろそろ限界点か。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(ランバート)−巨人(ケラー)6回戦 神宮 18:00
 ・巨人はブルペンデー
 【メモ】実況中村アナ[昨季1-3 .250]×谷繁解説員[1-1 .500]
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:52 | 更新情報をチェックする

2025年04月18日

<東京ヤクルト 2-7 巨人

G 003 000 301 7
S 000 100 010 2
●小川(1-1)62/3,山本1/3,小澤1,清水1−中村悠,古賀

▼データ
 ・今季最長4連敗
 ・今季最多タイ借金3

◆ポイント
 ・3回表2死無走者赤星右安
 ・4回裏0死一二塁山田三直併
 ・7回表0死一塁門脇二盗(タイミングアウトもタッチ潜られセーフ)

村上再び抹消でどう挑めるかという試合で惨敗。。どうにも覇気が感じられなかった。観客をチームを鼓舞してくれるつば九郎も居ない。あまりに無様な光景が広がるだけだった。ノーゲーム2試合。雨天中止1試合。移動日。これで白星から見放されること10日。このまま淡々と負けを重ねてしまっていいのか?衣笠会長やつば九郎にこんな姿を見せていいのか?

マダックス小川。初回立ち上がりは完璧。2回も3者凡退。3回も下位打線で2つアウトをとった。3回パーフェクトと思われた矢先に赤星に内野安打。ここから泉口に二塁打。若林・吉川に連続タイムリーであっという間の3失点。

大勢ライマルが控えるだけに先制点が重みをもつのがジャイアンツ戦。そんな中での3失点の重み。それでも4回裏。サンタナ・オスナの連打で1点返し,長岡もボテボテの内野安打でなお0死一二塁。ここで山田がサードライナーゲッツー。ツキにも見放されたと感じた瞬間だった。岡本が長打警戒で三塁線を詰めていれば完全なレフト前だったのだから。

1−3のまま7回の小川がマウンドへ。これの是非は結果論になるか。先頭荒巻にプロ初安打を献上し代走門脇。二盗は完全にアウトのタイミングだったが,門脇がタッチを搔い潜っており,そこからヘルナンデス・泉口・若林にタイムリーで更なる失点。

8回裏。高梨から満塁の好機築き,大勢を引っ張り出したものの,反撃は1点止まり。連投清水がさらに失点を重ね,対巨人4連敗。今季最長4連敗。最多タイ借金3。

球場の空気。代打壮真が告げられた瞬間の一体感があった。今日はそのままサードの守備に。つば九郎もいない。村上もいない。そんなチームに華のある選手が醸す空気。壮真にはそれがあるのかなと。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(山野)−巨人(石川)5回戦 神宮 18:00
 【メモ】実況大川アナ[1-0 1.00]×真中解説員[昨季5-5 .500]
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2025年04月17日

<東京ヤクルト 5-7 阪神

T 010 000 031 02 7
S 120 000 002 00 5
吉村5,H木澤1,H荘司1,清水1,田口1,H石山1,●バウマン(0-1)1−松本直,中村悠

▼データ
 ・今季2度目3連敗
 ・最下位転落
 ・バウマン:来日初登板

◆ポイント
 ・2回表0死二三塁木浪三直(茂木の守備)
 ・2回表2死二塁ビーズリー右安
 ・9回表2死一塁森下右2
 ・9回裏2死二塁村上→代打赤羽遊失

村上復帰に気分上がって,清水被弾で下がって,つば九郎の悪戯で戻ったけれど,結局どん底に。。今季のターニングポイントとなる試合になったのか。

3−1で逃げ切れたならどれだけ良かったことか。。継投の難しさ。6回今季初めてイニング頭から木澤。7回は下位打線に荘司。結果論になるが石山も完璧。あとは8回。中野森下輝の打順。清水に託したが裏目。バウマンをいきなりという選択肢もあったが結果的には厳しかったかも。ならば左2人で田口も結果的には同じだったか。もう8回荘司−9回石山に固定した方が良さそうということだけははっきりした。

神宮に帰ってきた村上。4番のコールも守備位置はライト。プロ初の外野守備。村上をライトに追いやった茂木の守備力。それを痛感させられた2回表の守備。0死二三塁から木浪のサードライナー。これを捕って足でベース踏んで併殺完成。村上なら二塁打だったかも知れない。そう思わずにはいられなかった。でもこれに助けられたはずの吉村がビーズリーを打ち取れなかった。結果的に0に抑えたが,これが流れを狂わせたか。

第1打席三振。第2打席三振。第3打席一ゴ。第4打席でレフト前に今季初安打。第5打席は9回裏1点ビハインドの2死二塁という状況だった。阪神安藤投手コーチマウンドに行くも,阪神ベンチは村上勝負。これがもし申告敬遠であればこの悲劇は生まれなかったのだろうか。

空振りした直後に顔をしかめながら自ら打席を退く村上。そしてネクストで控えていた赤羽が告げられる。そして初球を迷わず振ってショートゴロ。ゲームセットのはずが,騒然とする場内の空気か或いはつば九郎の悪戯か。追いつて延長戦に突入。

しかし11回表来日初登板となったバウマンが近本に被弾でこれが決勝点。右越え2ランを被弾。打線も阪神の及川に3者凡退を喫し、4時間越えの激戦を落とした。

「再発です。本人と話していない。何とも言えないです」再び村上を欠いて戦うことになるであろう。奇しくも相手は開幕と同じジャイアンツ。果たしてチームとしてどう切り替えられるのかが試される。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(小川)−巨人(赤星)4回戦 神宮 18:00
 ・開幕3連敗した巨人とのカード折り返し。キャベッジは居ないが・・
 【メモ】実況谷岡アナ[0-1 .000]×坂口解説員[1-0 1.00]
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2025年04月15日

<東京ヤクルト 1-5 阪神

T 100 004 000 5
S 000 000 001 1
●奥川(0-1)51/3,木澤2/3,小澤1,阪口1,山本1−中村悠

▼データ
 ・4月初連敗
 ・借金1

◆ポイント
 ・1回表1死三塁森下中安(内野前進守備)
 ・6回表1死一塁佐藤輝中3(西川丸山和処理三進許す)
 ・6回表1死三塁大山中安(内野前進守備)
 ・6回表1死一二塁梅野左2(外野前進守備)

故衣笠会長の故郷松山で不甲斐無い試合。ノーノ―阻止と完封阻止がやっとで再び借金生活。

チーム打率が.200に満たない貧打に喘ぐスワローズ打線。しかも対するは2週連続で才木。1点の重みは承知。ということで初回1死三塁から前進守備を敷いたが,森下にタイムリーで先制点を許す。

その後才木と奥川の投げ合いとなり,0-1のまま5回のインターバルへ。これまた先週のリプレイを見るかのような土のグランドの整備のインターバル直後の6回表。

1死から森下にヒット。大山にも右中間。この打球を西川と丸山和が譲り合うような形で一走森下の生還を許してしまった。二三塁で止められていたらまたその後の守備体系も変わったはず。大山タイムリーで0−3。前川ヒットで一二塁。ここで奥川から木澤にスイッチ。打者梅野で外野は前進守備。達川解説員がサンタナが相当前と指摘をしたのはやはりフラグだった。レフトオーバーでさらに2点。才木に5点は絶望的に近かった。

6回裏2死から西川がチーム初安打。才木を7回100球で降ろしはしたものの,最終回1点返すのがやっと。それでも岩崎を引っ張り出したことが明後日につながるか。

今日時点のチーム打率.191。4番村上宗隆の復帰でこれがどう変わるのか。神のみぞ知る。神宮からリスタートヤ。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(小川?)−阪神(ビーズリー)4回戦 神宮 18:00
 ・村上復帰戦。守備位置はサードかライトか
 【メモ】実況竹下アナ[1-0 1.00]×館山解説員[昨季5-4 .556]
愛媛 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:03 | 更新情報をチェックする

2025年04月12日

<東京ヤクルト 2-0 オイシックス(イースタン)

S 100 000 100 2
A 000 000 000 0
○下川(1-1)6,宮川1,バウマン1,矢崎1−松本龍,中川
村上1号@(小林珠)


2週連続現地観戦。今週はイースタン。変則日程で金ナイター土デーの2連戦。村上も帯同し,昨日はライトの守備に就いたということで注目度もアップしておりました。

スタメン
E伊藤G太田D村上H橋本D澤井F北村B根岸A松本龍C澤野P下川
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副キャプテンマークを纏った村上。自身ルーキーイヤー以来7年ぶりに出場する二軍戦。2021年8月DeNA戦以来のハードオフ新潟。
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1回表第1打席。前ソフトバンクの小林珠から完璧な放物線。打った瞬間だった。
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第2打席四球。第3打席ライト前。2打数2安打で途中交代。これで実戦復帰から4試合連続安打。打つ方は問題無さそう。今日はサードの守備。2回裏1死浅井のサードゴロを捌いたが,一塁送球は危なっかしかった。走る方は6回表1死満塁で根岸のライトフライ。村上はスタート切らずも,二走橋本がスタートを切っており,村上が三本間挟まれる形でホームに突っ込みタッチアウト。橋本の判断ミスか,あるいは村上の足を考慮しての山崎コーチの判断だったのか。個人的にライトオプションには賛成。サードの守備負担が減って,より打撃に専念でき,本人も来年以降を考えれば決して損はないはず。津監督の決断に期待したい。

先発は昨年までオイシックスに所属していた下川がいわば凱旋登板。
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6回被安打1奪三振5無失点の好投。相手を知っているということもあるのか。高山俊中山翔太田中俊太を手玉にとっていた。何よりリズムが良くて,淡々と試合は進んだ。

1−0のまま7回表に太田のタイムリーで1点追加し,7回以降は宮川−バウマンー矢崎で完封リレー。
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バウマンさんはコンディション問題なさそう?球自体はファームレベルだとバットに当てるのがやっとレベルでしたよ。

初見のルーキー達。
54田中陽翔:出場機会なし。
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赤羽→橋本と育成の出世番号を背負った023澤野聖悠:二ゴ投犠三失三振。
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両耳ヘルメットに180cmの割に上半身が小さく見える025根岸辰昇:遊ゴ右安右飛三振。
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構えが独特な022松本龍之介:遊ゴ右安
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93橋本星哉:三振二直中安二ゴ
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50北村恵吾:二飛三振死球中安
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67伊藤琉偉:三ゴ遊ゴ三振三振右飛
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途中からレフトで出場33内山壮真:三振中飛
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背番号が52に変更となった原樹理
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77山崎晃大朗コーチ
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つば九郎筆談トークの相方しょうじきにいさんこと江花正直ブルペン捕手
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来月もファーム新潟遠征あります。
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<東京ヤクルト 4-5 横浜DeNA

S 000 000 004 4
B 002 021 00x 5
●ランバート(1-1)5,山本2,阪口1−中村悠,松本直

▼データ
 ・4位タイ転落

◆ポイント
 ・5回裏0死ケイ投安
 ・6回裏0死筒香四球

373日ぶりの単独首位からわずか19時間天下で首位陥落。勝率.500逆戻りで4位タイに。

苦手ケイの前に5回2死までパーフェクト。7回まで散発2安打で三塁すら踏めず。先発ランバートが5回4失点。2番手山本も1失点で0−5。完全な負けゲームで9回も2死(一塁)。ここから見せた粘りで明日につなげたいところだが・・明日も生憎の雨予報。。

2死一塁からサンタナ・オスナの連打で1点を返したところで,石田裕からウイックへスイッチ。山田ストレートの四球。増田にも3−0と制球定まらないウィック。フルカウントとなるも連続四球で押し出し。さらに茂木がライトへ弾き返して1点差。ここでウィックを諦め伊勢まで引っ張り出した。三走並木一走岩田と仕掛けも面白いと思われたが,2球目をライトフライでゲームセット。
完封負けより全然チーム力感じるし,同じ4−5とスコアだとしても勝ちパターンのリリーフ陣注ぎ込んでの負けでもない。負けのダメージも少なく有意義な負け方。

あと1点及ばなかったということはあと1点防げていればということの裏返しでもある。先頭ケイへのボテボテの内野安打。5点ビハインドで登板した2番手山本が左対左で先頭打者に与えた四球。これが余計だったか。

高橋奎二の抹消は上半身のコン不によるものと判明。来週再来週と5試合で日程的にはゆとりもあるが,上半身とは。

■NEXT GAME
 横浜DeNA(東)−東京ヤクルト(小川)2回戦 横浜 14:00
 ・終日雨予報降水確率90%
神奈川 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:42 | 更新情報をチェックする

2025年04月11日

<東京ヤクルト 降雨ノーゲーム 横浜DeNA

S 000 --- ---
B 000x--- ---
吉村−松本直

吉村とバウアーのマッチアップ。0−0で迎えた3回裏。先頭筒香サードへのフェンス際へのファールフライを茂木がグラブに当てながら捕球出来ず。この辺りで相当変則な風が上空吹いていたのだろう。アウトを取り損ねた筒香にヒットを許し,今日初めてのランナー背負って打席には森。ここから雨脚強まり18:35から中断。そのまま19:09ノーゲーム宣告。

前日の阪神戦(甲子園)に続き2試合連続ノーゲーム。これはプロ野球史上初なのかどうなのか。4月早くも3試合目の中止。このあたりもシーズン終盤にどう影響を及ぼすのか。

戸郷が4回途中10桁失点KO。開幕3試合で3.0差をつけられた巨人を勝率で上回り,2024年4月3日以来373日ぶりに単独首位なう!

■NEXT GAME
 横浜DeNA(ケイ)−東京ヤクルト(ランバート)1回戦 横浜 14:00
 ・小川でなくランバート。ランバートは初登板に引き続き外国人投手とのマッチアップに。
神奈川 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:20 | 更新情報をチェックする

2025年04月10日

<東京ヤクルト 降雨ノーゲーム 阪神

S 000x --- ---
T 00- --- ---
山野2−古賀

0−0で迎えた3回表から雨脚強まり,2死無走者の状況で18時44分から降雨のため中断。約45分間の中断を経て,審判団がグランド状態を確認。試合再開の準備に入り,阪神先発デュプランティエが投球練習を終え,さぁ試合再開というタイミングで再び雨脚が強まり,そのままノーゲーム宣告。

今季のビジター阪神戦は夏の甲子園期間中の京セラドーム開催が組まれているため,甲子園での試合は,この3連戦を終えると,次がGW。そして7月オールスター前の3連戦をもって全日程終了となる予定だったが,これにより9月以降に甲子園で試合が組まれることも確定した。

■NEXT GAME
 横浜DeNA(バウアー)−東京ヤクルト(吉村)1回戦 横浜 18:00
 ・ともに開幕2戦目以来の登板となるバウアーと吉村のマッチアップに
 ・15時以降雷雨予報
兵庫 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:07 | 更新情報をチェックする

2025年04月09日

<東京ヤクルト 5-3 阪神

S 000 005 000 5
T 030 000 000 3
○石川(1-0)5,H田口1,H荘司1,H清水1,S石山(3)1−中村悠

▼データ
 ・石川:24年連続勝利(プロ野球新)
ヤクルト石川が24年連続勝利 プロ野球新記録
 ヤクルトの石川雅規投手(45)は9日、今季初登板となった阪神2回戦(甲子園)で白星を挙げ、プロ野球新記録となる24年連続勝利をマークした。
 プロ1年目の2002年から記録を継続している。これまでの最長は23年連続で、石川の他に工藤公康、山本昌、三浦大輔が記録していた。[ 4/9(水) 21:32配信 時事通信 ]

 ・同:プロ1年目から24年連続勝利(自身のもつプロ野球記録を更新)(ロジャー・クレメンスが持つ大リーグ記録タイ)
 ・同:45歳以上で勝利投手(2014年9月5日山本昌(49歳0カ月)以来史上4人目)
 ・同:先発勝利(浜崎(阪急)・山本昌に次いで史上3人目)
 ・同:通算187勝目(うち救援勝利が1度だけあり先発では186勝。大卒投手では村山(阪神)の185勝を抜きプロ野球新記録)
 ・荘司:プロ初ホールド

◆ポイント
 ・5回表2死無走者石川(代打送らず)二ゴ
 ・6回表突如グランドに現れた魔物
 ・6回表1死一二塁P工藤→及川茂木→H増田左2
 ・8回裏〜7岩田0死中野左安(ライン際を固めており単打で止める)
 ・9回裏0死前川左飛(岩田好捕)

勝ちに不思議の勝ちありとは故野村克也監督がよく仰っていたが,そんな試合だった。

暴投・暴投・悪送球で4点を貰っての逆転勝ち。今日4月9日は31年前の1994年に神宮球場の阪神戦でつば九郎がデビューした日。そんなつば九郎と最も月日をともにしてきた石川が,予告先発されていた4月1日の神宮球場開幕戦が雨天中止となり,シーズン初登板がこの日に仕切り直しとなり,その日にプロ野球新記録となる24年連続勝利を樹立するという巡り合わせ。

2024年4月3日以来371日ぶりの貯金1で2位浮上。津監督の采配もズバズバと決まった。石川の交代期。昨年ならば4回3失点で5回に打順が回れば代打が送られていただろう。確かに2死無走者という状況もあったが,そのまま打席に入り5回を投げ切った。そして左の及川が告げられたところで,茂木に代打増田珠の起用もズバリ。巨人石川同様横浜高校の先輩後輩対決で意地を魅せる増田珠。8回裏の守備から岩田をレフトに入れた采配も賞賛されるべき。

石川の勝ちの権利が懸かると萎縮するリリーフ陣。昨年のエスパーダを筆頭に何度白星を消してきたことか。田口−荘司−清水とつないで守護神石山。継投も完璧だった。

前半と後半では全く別のゲーム。前半の流れは決して良いものではなかった。

2回表1死一塁で中村悠。赤羽が二盗失敗で中村悠三振。下手に動かず9番石川まで回したいところだったが,それが出来なかった。その裏。連続安打と四球で0死満塁のピンチを招いた石川。梅野は注文通りのピッチャーゴロと思われたが,石川が併殺を焦ったか本塁への送球が逸れオールセーフ。小幡犠飛でもう1点追加され,さらにビーズリーにもセーフティスクイズを決められて3失点。ピッチャーゴロで本塁フォースアウトだけでも取れていれば1失点で済んだ。それでも粘った石川。

だが打線は昨年全く勝てなかった天敵ビーズリーの前に5回を散発3安打無得点と攻略の糸口が見えない状態。ところがグランド整備を挟んだ6回表。先頭西川の四球から試合が動いた。

長岡二塁打で0死二三塁。ここでビーズリーからルーキー工藤への継投を選択した藤川監督。サンタナの打席で暴投でまず1点。サンタナ四球で一三塁。1死一三塁山田の打席で再び暴投。1点差に迫り山田四球。及川に代わったところで茂木に代打増田。増田がレフトへ弾き返して同点。石川の負けを消してなお二三塁。赤羽はファーストゴロ。これを大山が本塁悪送球。三本間にいた山田さらに増田まで生還し,この時点で石川に勝ちの権利がまさに転がり込んだ。

石川の勝利投手の権利をというプレッシャーを背負って継投。元守護神田口。ついにセットアッパーまで登りつめた荘司。一昨年までのセットアッパー清水。最後は守護神石山。魂の無失点リレーでリードを守り切り,石川に通算187勝目を贈った。

今日から燕征企画でつばみちゃんが甲子園へ。そのつばみちゃんが兄の形見であるすわ九郎をテレビ画面に映るように掲げる。
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「本当に一人でできる数字ではない。支えてくれた家族、使い続けてくれた監督、コーチ。そしてファンの皆さんのおかげ。なんとかまた1軍のマウンドに立てたことが本当にうれしい」「プロ野球選手でいる以上は、1試合でも多く1軍のマウンドに立ちたいし、一つでも多く勝ちたいという思いがある。年齢は重ねたが必死に必死にやっている」「ボールはそんなに速くないが、考え方だったり、取り組み次第では自分の良さを出して1軍のゲームでなんとか勝負できるというところを自分自身、この24年間やってきた。そういうところを若手と一緒に切磋琢磨(せっさたくま)して今後もやっていきたい」「1試合でも多く1軍の試合に立って、チームに勝利をもってこられるように」「きょうも大きなご声援、どうもありがとうございました。この2年は悔しいシーズンが続いているので、チーム一丸となって1勝1勝を積み重ねて。自分自身もまた一つ一つ積み重ねられるように必死に頑張りたいと思う」

試合後に「つば九郎とは常に、今も一緒に戦っているつもりでいる」「大きな大きな声援を送ってくれていると思う。そういう日に勝てたのは、勝たせてくれたのかなと思う」とも語ったという。

”何か”ある今年のスワローズを感じずにはいられない。つば九郎ありがとう!

■NEXT GAME
 阪神( デュプランティエ)−東京ヤクルト(山野)3回戦 甲子園 18:00
兵庫 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:07 | 更新情報をチェックする