L 000 000 100 1
S 011 000 01x 3
○高橋奎(2-2)7,H大西1,S田口(1)1−中村
山田3号@(菅井)
▼データ
・今季2度目4連勝
・2021年6月6日〜神宮での対埼玉西武戦7連勝
・対埼玉西武戦全日程終了:3勝0敗・4年連続7回目勝ち越し・通算32勝38敗1分
◆ポイント
・1回裏0死一塁長岡投犠
・7回表0死満塁岸三振蛭間遊ゴ佐藤龍三振
・8回表滝澤源田に回る打順で大西
今季2度目の4連勝で3位阪神まで3.5差に。
プロ初登板初先発となった菅井との対戦。初回先頭西川にいきなり四球で丸山和。ここで物議を醸した初球犠打。ストライクを取るのに苦労している投手に簡単にアウトを献上することへの賛否。かつて古田監督は捕手として相手に簡単にアウトを献上することを嫌い2番に犠打をしないリグスという打者を据えた。一方津監督は投手出身監督として得点圏に走者を進められることの方が嫌という野球観なのではなかろうか。結果として長岡にも四球という立ち上がりだったので余計勿体ない感が増したとは思うが。強攻併殺なら強攻併殺で叩かれるし,正解など存在しないのが采配。
結果として村上サンタナと倒れ初回は無得点。それでも2回裏2死一塁から高橋奎がチーム初安打でつないで,西川四球で満塁。ここで丸山和が逆らわずレフトへ先制タイムリー。この3連戦は2番丸山和が絶妙に機能した印象。3回裏には山田の3号ソロで追加点。
高橋奎は初回を三者凡退で立ち上がると,2回表は7球で3アウト。3回表は下位打線ながら三者連続三振。4回表2死から栗山に初安打を許すも,5回表も岸蛭間古賀を3者連続三振。6回74球無失点と完封ペース。
しかし7回表に落とし穴。先頭山野辺に二塁打を浴び初めて得点圏に走者を背負うと,栗山・中村剛のベテランコンビに連続四球で0死満塁と絶対絶命のピンチ。それでも高橋奎と心中したベンチ。岸三振。蛭間6−4−3併殺崩れ。代打・佐藤龍三振というあの頃のような高橋奎の躍動感。7回96球被安打2,10奪三振で4月18日中日戦(バンテリン)以来となる2勝目。
継投は8回滝澤から投手挟んで源田という打順に大西が起用されたことで,守護神は想定出来た。その守護神を投入するにあたって8回裏村上山田のヒットで一三塁としてオスナのタイムリーでダメ押しとまでは言えないが,リードを2点に拡げてマウンドに上げてもらえた。
3番栗山4番中村5番岸というクリーンアップを17球で退けて復活の今季初セーブ。レフト山崎にも救われた。「野手が2点差に広げてくれたというのが、一番大きい。気持ちが楽な状態でマウンドに上がることができたんで、そこが一番」。
昨年は交流戦神宮6連戦でソフトバンクオリックスが相手ではあったが6連敗。ヤり返す今年。まずは前半カードを3連勝。後半もこの勢いを持続できるか注目しようじゃないか。
■NEXT GAME
東京ヤクルト(松本健)−北海道日本ハム(山崎福)1回戦 神宮 18:00
・通算成績31勝34敗3分
・ハムさんは先週は甲子園→北海道。今週は広島→東京という長距離の移動ゲームとなるが・・天敵&強打者山崎福を満を持して神宮にもってくる采配。
【メモ】実況勝野アナ[初]×仁志解説員[1-1 .500]