2023年12月29日

総括2023―さぁん(3)連覇とは行かず5位転落―

はじめに
球団史上初となる3連覇そして日本一奪還へ―高津臣吾監督が掲げたスローガンは「さぁ,行こうか!」。試合前に円陣を組む選手が,毎日必ず使う言葉であり,ファンに対しても神宮球場へ「さあ,行こう!」と足を運んでもらいたいという思いが詰められたものとなった。
だが1981年の近鉄以来,セ・リーグでは史上初となる連覇からの最下位を最終戦の最終回でなんとか逃れる5位で2023年シーズンを終えた。

シーズン回顧
春季浦添キャンプが折り返しに差し掛かるころ高橋奎二中村悠平山田哲人村上宗隆がWBCのためチームを離脱。ほぼ時を同じくして塩見泰隆が下半身のコンディション不良を訴え離脱。レギュラーメンバーの半数を欠く形でキャンプ後半そしてオープン戦をこなしていった。

リーグ3連覇へ1999年の「4」を更新し球団記録となる開幕5連勝とまさにロケットスタートを切った。とりわけ目立ったのは投手陣だった。3月31日広島戦(神宮)開幕投手に指名された小川泰弘から不動のセットアッパー清水昇,そしてオープン戦で結果を残した星知弥の完封リレーで開幕戦を勝利で飾ると,4月1日広島戦(神宮)は来日初登板初先発ディロン・ピーターズから石山泰稚−清水とつなぎ,最後は新守護神に指名された田口麗斗がセーブをマークして2試合連続完封勝利。2日広島戦(神宮)にはドラフト1位吉村貢司郎がプロ初登板初先発。5回2失点で白星こそつかなかったがチームは逆転勝利。2年連続開幕3連勝スタートとなった。

4月4日・5日中日戦(バンテリンドーム)と2連続無失点勝利し,1943年名古屋(現中日)以来実に80年ぶり,プロ野球タイ記録となる開幕5戦で4度の無失点勝利。開幕5戦で計2失点も同年名古屋と並ぶプロ野球史上最少記録であった
8日阪神戦(甲子園)には予告先発ピーターズがアクシデントで登板を回避し移籍の尾仲佑哉がプロ初先発するアクシデントもあったが,木澤尚文大西広樹今野龍太らを含め救援陣は開幕から9試合連続無失点を続け,21日巨人戦(神宮)に勝利しセ・リーグ10勝一番乗りとリーグ3連覇へ視界は良好だった・・・。
ところが翌22日巨人戦(神宮)から29日阪神戦(神宮)まで7連敗を喫し借金生活に突入。同日丸山翔大を育成から支配下登録。30日阪神戦(神宮)で吉村がプロ初勝利を挙げ連敗を止めた。4月は11勝13敗1分。

5月5日DeNA戦(神宮)長岡秀樹が9回裏2死から劇的な逆転サヨナラ本塁打を放つも,翌6日DeNA戦(神宮)は2年ぶり一軍登板となった長谷川宙輝が打ち込まれるなど今季ワースト17失点で大敗。10日阪神戦(甲子園)には石川雅規がプロ野球史上5人目,入団からは米田哲也以来史上2人目となる22年連続勝利を挙げたが,翌日は1点差で惜敗するなど,チームは一進一退ながらなんとか借金を1として5月16日巨人戦(静岡)を迎えた。
川端慎吾の代打本塁打で一時は追いつくも,5番手梅野雄吾が2死二三塁から吉川尚輝に前進守備の外野の頭の上を越された一打が決勝打となり,両軍合わせて28安打の乱戦を落とすと,この敗戦から引き分け一つを挟んで12連敗。12連敗自体は2019年以来球団史上6度目だが,前年優勝チームの連敗としてはプロ野球史上最長となった。27日広島戦(マツダ)に敗れ12球団最速で自力優勝の可能性が消滅。31日日本ハム戦(エスコン)に敗れ12連敗。チームは3年ぶりとなる最下位に転落。5月は6勝17敗1分と大きく負け越した。

12連敗その全てが3点差以内。得点圏打率はリーグ唯一の1割台と接戦をものにできなかった。WBCで世界一に輝いたメンバーは激闘の疲れを癒やす時間もなくシーズンに突入したせいかなかなか調子が上がらなかった。村上は三冠に輝いた打撃三部門いずれも大きく数字を落とし,三振を量産。守備にも精彩を欠いた。山田は4月13日に下半身のコンディション不良で登録抹消。その間元山飛優三ツ俣大樹らが穴を埋めることが出来なかった。中村も特例2023による登録抹消が2度あり,西田明央松本直樹を急遽一軍に呼び寄せる事態に陥った。高橋も調子が上がらず幾度となく登板間隔を空けた。
さらに大きく響いたのはチームの2連覇を支えたリードオフマン・塩見の不在だった。キャンプ中に下半身のコンディション不良で離脱すると,一軍復帰は5月4日。しかし5月26日に再びコンディション不良で登録抹消となり,さらに約2ヶ月間の離脱を余儀なくされた。8月にも試合中に腰を痛め計3度の離脱。キャンプから出遅れた山崎晃大朗もなかなか調子が上がらず,丸山和郁も同時期に故障離脱。センターを本職でない太田賢吾濱田大貴内山壮真に任せたものの,走・攻・守さらにムードメーカーとして機能する塩見の不在はチームにとって大きな痛手となった。

月が変わって6月1日日本ハム戦(エスコン)で連敗を止めるとそこから4連勝と盛り返すが,13日ソフトバンク戦(神宮)からの神宮6連戦で6連敗。雨天振替となった20 日東北楽天戦(神宮)で金久保優斗がプロ初安打,山本大貴がプロ初勝利を挙げるも,前年優勝を果たした交流戦は7勝11敗の11位。28日巨人戦(きたぎん)で6回コールドながら交流戦から先発転向した小澤怜史がプロ初完封勝利。6月も9勝12敗と負け越した。

リーグ戦再開から1番に抜擢されたのは並木秀尊は7月12日中日戦(神宮)で福谷浩司からプロ初本塁打を放つなど,打撃面で大いなる成長を遂げた。成長を遂げたと言えばもう一人古賀優大。28日DeNA戦(神宮)で東克樹からプロ初本塁打。昨季までのプロ6年間で257打数45安打,打率.175と課題だった打撃は今季68打数20安打,打率.294,出塁率.377,長打率.353。打席での粘りやボールに食らいつく姿勢,捕手としてもピックオフプレーで何度も走者を刺すなど,2番手捕手としての存在感を増した。青木宣親が28日DeNA戦(神宮)にNPB史上46人目となる通算1000得点,小川が29日DeNA戦(神宮)で史上184人目となる通算1500投球回を記録。7月は12勝9敗と初めて月間勝ち越し。

8月1日巨人戦(東京ドーム)で育成契約から7月14日に支配下登録され852日ぶりの1軍登板となった山野太一プロ初勝利。9日広島戦(神宮)では来日初登板初先発となったエルビン・ロドリゲスが来日初勝利。10日広島戦(神宮)にはドラフト5位北村恵吾が森翔平からプロ初打点,プロ初安打,プロ初本塁打。西浦直亨との交換トレードで加入した阪口皓亮が移籍後初登板。15日DeNA戦(神宮)で武岡龍世が2020年MLBサイヤング賞投手トレバー・バウアーからプロ初本塁打。18日中日戦(神宮)ドラフト3位澤井廉が仲地礼亜からプロ初安打。31日中日戦(バンテリン)赤羽由紘が福谷浩司からプロ初打点と新戦力が台頭した8月は10勝16敗1分。

9月は8勝15敗。9月5日巨人戦(神宮)サイスニード来日初本塁打。18日巨人戦(東京ドーム)高梨裕稔が日本ハム時代の2016年以来7年ぶりとなるホールドをマーク。中継ぎ転向後18回自責点2,防御率1.00と新たな適性を見出した。20日中日戦(神宮)でサヨナラタイムリーを放ったホセ・オスナは来日最多となる23本塁打を放ち,ドミンゴ・サンタナは10月1日巨人戦(東京ドーム)で打率.300に到達させ,打撃成績3位でシーズンを終えた。

シーズン最終戦となった10月4日阪神戦(神宮)。試合開始時点ですでに全日程を終えた5位中日とのゲーム差は0.5。最終戦に勝てば勝率の差で5位浮上,引き分けもしくは負けで最下位が決定する一戦。9回表を終えて1点ビハインド。迎えた9回裏。先頭代打青木がヒットで出塁すると,代打宮本丈が犠打を決め,塩見が相手エラー。1死一三塁から内山がレフト前タイムリーを放ち同点に追いつき,なお1死一三塁から山田がセンターへ犠飛を放って最終戦の最終回サヨナラ勝ちで最下位を回避した。この試合でドラフト2位西村瑠伊斗がプロ初出場を果たした。

14年間ヤクルト一筋の荒木貴裕が現役引退。大下佑馬も引退を発表した。吉田大喜杉山晃基市川悠太成田翔久保拓真嘉手苅浩太奥村展征松本友,育成の鈴木裕太松井聖が戦力外通告を受けた。新外国人のキオーニ・ケラは一軍登板機会のないまま7月に,ライネル・エスピナルは3試合登板で8月下旬にそれぞれウェーバー公示された。
投手ではドラフト1位入団の原樹理奥川恭伸山下輝3投手が一軍登板なくシーズンを終えたというのは大きな誤算だった。ほかに柴田大地竹山日向,ドラフト4位坂本拓己。野手では小森航大郎の一軍登録が無かった。
嘉手苅,近藤弘樹沼田翔平下慎之介岩田幸宏,育成ドラフト1位橋本星哉,7月25日BCリーグ福島から獲得した木須フェリペと育成契約を結んだ。

【表1】セ・リーグ順位表
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岡田彰布監督就任一年目の阪神が圧倒的な強さで18年ぶりにセ・リーグを制し,日本シリーズもオリックスを4勝3敗で下し,38年ぶりの日本一に輝いた。村上頌樹が10勝6敗,防御率1.75で最優秀防御率,新人王,MVPを受賞。現役ドラフトで加入した大竹耕太郎が12勝2敗,防御率2.26。岩崎優が35セーブで最多セーブ。強力投手陣に加え,打線も一・二番コンビの近本光司が盗塁王,中野拓夢が最多安打。不動の四番・大山悠輔が最高出塁率。黄金時代到来を予感させる。

7月下旬に4年ぶりの10連勝。阪神との最大9.0差をひっくり返し,一時は首位にも浮上したのが新井貴浩新監督の広島。新守護神に抜擢された矢崎拓也が24セーブ,島内颯太郎が42ホールドポイントを挙げて最優秀中継ぎ投手を受賞するなど課題の救援陣が整備され,チーム力が上がった。

3・4月を16勝7敗,交流戦も優勝と序盤好調だったが失速した感のある横浜DeNA。東克樹が16勝3敗,防御率1.98で最多勝,最高勝率。今永昇太は自身初の最多奪三振。打線では牧秀悟が打率.293,29本塁打,103打点で打点王と最多安打。宮ア敏郎が首位打者と個々の活躍は目立っただけに,三浦大輔監督の統率力が求められる。

岡本和真が打率.278,41本塁打,93打点で自身3度目の本塁打王に輝くも,阪神に6勝18敗1分,広島に8勝17敗と大きく負け越し2年連続Bクラスに終わった巨人は原辰徳監督が退任し,阿部慎之助新監督が就任することになった。

球団史上初の2年連続最下位に低迷した中日。立浪和義監督が何とかすると誓った攻撃陣だがリーグワーストの390得点と得点力不足を解消出来ず。岡林勇希がチャンスメークしてもクリーンアップが返せない。二遊間のレギュラーも固まらないままだ。

チーム成績
【表2-1】チーム月別成績
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【表2-2】チームホーム/ビジター別成績
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ホームでは36勝36敗と.勝率500だったが,ビジターで21勝47敗3分勝率.309と大きく負け越した。昨年はビジターで43勝25敗4分勝率.632だったのでその差は歴然。とりわけマツダスタジアムでは2016年から17年にかけて記録した球団ワーストに並ぶ11連敗(1勝11敗1分)。東京ドームでは8連敗でシーズンを終えた【表2-2】。

【表2-3】チーム曜日別成績
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曜日別でも月曜日と水曜日の勝率.500が最高。最長連勝は「5」で土曜日(7月1日〜29日)と水曜日(9月5日〜10月4日)。最長連敗は「6」で木曜日(6月8日〜8月3日)【表2-3】。

【表2-4】チーム年度別成績推移直近11年間 ※()はリーグ順位
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貯金21から借金26。貯金20以上から20を超える借金に転落は1978年→1979年以来,チーム史上3度目。最下位→最下位→優勝→5位→最下位→2位→最下位→最下位→優勝→優勝→5位。3度の優勝と5度の最下位。3位からは2012年,4位からは2010年を最後に遠ざかっていることになり,プロ野球史上希有な成績を残しているというのも実にヤクルトらしいというべきか【表2-4】。

【表3】チーム別対戦成績
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対戦カード勝ち越しは中日,東北楽天,埼玉西武の3球団のみ。対楽天,対西武は2年連続。対中日は2年ぶり。対巨人は2019年から5年間勝ち越しがない【表3】。

【表4】守備成績
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チームとしては巨人がセ・リーグ最少の失策数54個,守備率.990でトップもゴールデングラブ賞選出者無し。守備率最下位の阪神から捕手部門・坂本誠志郎,一塁手部門・大山悠輔,二塁手部門・中野拓夢,遊撃手部門・木浪聖也,外野手部門・近本光司と最多の5名選出され,菊池涼介は3票差で11年連続受賞を逃した。記者投票選考基準に疑問が残った。失策王は村上で両リーグ最多の22。球団のセ最多失策は2007年飯原誉士(三塁手・18)以来。一方中村2年連続2度目の失策0。規定以上(チーム試合数の半分以上に捕手出場)でシーズン無失策の捕手は18人,21度目(セ5人,6度目)。2度記録したのは山下和彦(近鉄=1991年、日=1995年),伊東勤(西武=1997,2003年)に次いで史上3人目。セでは初。2021年5月19日阪神戦から,1892守備機会連続無失策。捕手では2010,2011年阿部慎之助(巨人)がマークした1709を抜いて,連続守備機会無失策のプロ野球記録を更新中【表4】。

【表5-1】交流戦順位表
23表5-1.png(クリックで拡大)
稀に見る大混戦。11勝7敗でDeNA、ソフトバンク,オリックス,巨人の4チームが並び,勝利数でも直接対決の成績も並んだため,得失点率差(TQB)で上回ったDeNAが初優勝を果たした。TQBとは「トータル・クオリティー・バランス」の略で,1イニング平均得点から1イニング平均失点を引いた数値を小数点第3位まで割り出す。計算式は「(得点÷攻撃イニング)―(失点÷守備イニング)」。
リーグ別の勝ち星では,パ・リーグの54勝52敗2分で4年ぶりに勝ち越し。日本生命最優秀選手賞に岡本和真(巨人)。優秀選手賞に牧秀悟(DeNA)と近藤健介(ソフトバンク)が選出された【表5-1】。

【表5-2】交流戦通算成績表[2005-2023]
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DeNAが通算勝率で広島を上回り通算勝率最下位を脱出。巨人はセ・リーグ球団で初めて交流戦通算200勝に到達。西武は通算勝率5割ラインが後ろに迫ってきた【表5-2】。

DATA2023〜チームとしての成績
赤字がリーグトップ。青字はリーグワースト。
【表6-1】チーム投手成績
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阪神とヤクルトが実に対照的に色を分けた。先発防御率,奪三振数,奪三振率,被安打,被本塁打,与死球,失点,自責点,完投数,無四球,被打率,QS率でリーグワースト。先発平均投球回も5.41で12球団ワースト。清水の8敗を筆頭に,リリーフ投手で30敗を喫し,これも12球団ワーストだった【表6-1】。

【表6-2】チーム打撃成績
23表6-2.png(クリックで拡大)
得点はリーグ2位の534得点ではあるが,昨年の619から85も下げた。失点数は前年比+1と変わらなかったため,打撃陣が投手力をカバー出来なかったという見方も出来ようか。阪神が突出しているのは四死球数と犠飛数。さらに出塁率,得点圏打数,得点圏安打もリーグトップで,代打数は最少。レギュラーメンバーが固定され,適材適所で各々の打順の役割を果たしてチームとして機能する強さを感じた【表6-2】。

【表6-3】チーム勝敗内訳
23表6-3.png(クリックで拡大)
今季を振り返った上でもう1つ気になったデータを挙げておく。逆転勝ちはリーグ最少の19試合に留まった。5月6日DeNA戦(神宮)から7月2日広島戦(神宮)まで約2か月間は先制点を奪われたら負けという試合が続いた。3回終了ビハインド時の勝率も.167でリーグワースト。延長戦,1点差試合の勝率いずれもリーグワースト。いわゆる劇的な逆転勝利が少なかっただけに,8回終了ビハインドから逆転サヨナラ勝利した5月5日DeNA戦(神宮)と最終10月4日阪神戦(神宮)は印象に残る試合となった【表6-3】。

おわりに〜2024年シーズンに向けて
ドラフト会議で西舘昂汰(専修大・投手)松本健吾(トヨタ自動車・投手)石原勇輝(明治大・投手)鈴木叶(常葉大菊川高・捕手)伊藤琉偉(BC新潟・内野手)。育成ドラフトで橋翔聖(台湾鶯歌工商高・投手)野颯太(三刀屋高・内野手)を指名。
楽天を戦力外となった西川遥輝,ソフトバンクを戦力外となった嘉弥真新也増田珠を獲得。現役ドラフトで梅野が中日に移籍となり,巨人から北村拓己を指名した。元山と西武の宮川哲の交換トレードが成立した。外国人はミゲル・ヤフーレ(ジャイアンツ傘下),ホセ・エスパーダ(パドレス)の2投手を獲得し6人体制で臨むことになった。

コーチングスタッフはヘッド兼バッテリーコーチに嶋基宏バッテリーコーチ兼作戦補佐が昇格。大松尚逸打撃コーチがチーフ打撃コーチ,福川将和野手コーチ補佐が打撃コーチ,松元ユウイチ作戦コーチが外野守備走塁兼作戦コーチにそれぞれ配置転換され,伊藤智仁投手コーチ,石井弘寿投手コーチ,杉村繁打撃コーチ,森岡良介内野守備走塁コーチは留任。

二軍は池山隆寛二軍監督が5年連続で指揮を執る。城石憲之二軍チーフ兼守備走塁コーチが総合コーチ,河田雄祐外野守備走塁コーチが二軍外野守備へ配置転換され,土橋勝征育成チーフコーチが二軍内野守備走塁部門を兼務。小野寺力松岡健一両二軍投手コーチ,宮出隆自畠山和洋両二軍打撃コーチ,衣川篤史二軍バッテリーコーチ,山本哲哉二軍投手兼育成投手コーチは留任。新たに2012-13年に所属していた正田樹が二軍投手コーチに就任する。尾花高夫二軍投手チーフコーチ,佐藤真一二軍外野守備コーチは退団となった。

スワローズの歴史を紐解くと,前回2連覇した1992-93年の翌年。1994年も最終戦に敗れれば最下位という試合にサヨナラ勝利で最下位を回避していたのだった。そしてその翌1995年に再びチームは優勝。日本一も奪還した。これほどまでに偶然が重なることがあるだろうか。
連覇した翌年の最終戦サヨナラ勝利で最下位を回避し,次の年優勝しているジンクス
今世紀に入り2003年(3位),2006年(3位),2009年(3位),2012年(3位),2015年(優勝),2018年(2位),2021年(優勝&日本一)」と西暦下二桁が3の倍数の年は必ずAクラス入りしているジンクス
つば九郎30周年&つばみ25周年のアニバーサリーイヤーとなる2024年。歴史は繰り返される!そう信じて総括2023を締めくくりたい。

参考資料
「ニッカンスコア速報」
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s03.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s04.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s05.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s06.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s07.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s08.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s09.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s10.html
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2023年12月21日

宮川と元山でトレード 西武、ヤクルトが発表―プロ野球

 西武の宮川哲投手(28)とヤクルトの元山飛優内野手(25)の交換トレードが決まり、21日に両球団が発表した。 
 宮川は東芝からドラフト1位で2020年に入団した右腕。昨季までは救援で123試合に登板し、今季は4試合に先発した。通算成績は5勝5敗1セーブ、防御率4.29。左打者の元山は東北福祉大からドラフト4位で21年入団。通算で132試合に出場し、打率2割3分4厘、4本塁打、22打点。[ 12/21(木) 17:58配信 時事通信 ]

ヤクルト球団仕事納め前日にトレード成立。よくある朝のニュースで報道されてからの発表というパターンではなくて,X(旧twitter)が落ちている時間帯にいきなりの発表。

6.元山飛優(2021-2023)
2020年東北福祉大からドラフト4位指名。即戦力ショートの期待も込められ宮本慎也が引退後空き番となっていた背番号「6」が8年ぶりに解禁された。

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元山の入団もあって廣岡大志がトレード移籍となり開幕一軍入り。2021年3月27日阪神戦(神宮)先発田口麗斗が序盤から打ち込まれ,打順の関係で試合途中9番ショートでプロ初出場。この試合で早速プロ初安打・初本塁打を記録。翌28日阪神戦(神宮)にはスタメンに抜擢される。
当初はサードやセカンドの守備固めが多かったが,西浦直亨が極度の不振に陥ったこともあり,5月末からスタメンに名を連ね,97試合に出場し打率.255,3本塁打,OPS.653と勝負強さを発揮していたが,10月21日広島戦(神宮)で大瀬良大地から死球を受け途中交代。これが元山の野球人生を大きく変えてしまった。

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日本シリーズにも出場出来ぬまま翌2022年も怪我の影響が長引き調整が遅れる。この間に元山の2学年下の長岡秀樹が一気にショートのレギュラーポジションを奪ってしまう。一軍昇格は主力に多数の新型コロナウイルス陽性反応者が出た直後の7月12日。8月下旬には登録を抹消され出場は13試合に留まり打率.148,1本塁打,2打点。

2023年も出場22試合で打率.179,0本塁打,3打点。長岡と同じく2学年下で右投げ左打ちの内野手武岡龍世も一軍戦力として頭角を現しており余剰戦力となっていた面は否めない。現役ドラフトで内野全ポジションを守れる右打ちの北村拓己を獲得。チームとしては野手の左右のバランスをとったうえで,投手力強化への弾となった感。

【記録】
 ・初出場:2021年3月27日阪神戦(神宮)
 ・初打席:同上[青柳晃洋]
 ・初安打:同上[青柳晃洋]
 ・初本塁打・初打点:同上[桑原謙太朗]
 ・初先発:2021年3月28日阪神戦(神宮)
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2023年12月19日

2月23日から106試合 プロ野球オープン戦

 プロ野球セ、パ両リーグは19日、2024年春季オープン戦の日程を発表し、2月23日から3月24日まで計106試合が組まれた。
 球団別では、阪神と中日の20試合が最多。
 2月は沖縄県内で10試合が行われ、2年連続のセ優勝と日本一を狙う阪神は、23日の沖縄セルラー那覇での巨人戦が初戦。パ4連覇が懸かるオリックスは、3月3日の京セラドーム大阪でのDeNA戦が初戦となる。
 公式戦はセ、パ両リーグとも3月29日に開幕。[ 12/19(火) 16:07配信 時事通信 ] 

2024年オープン戦日程
2/232425
阪神巨人
浦添那覇
13:0013:00
262728293/123
中日
バンテリン
14:0013:30
45678910
ソフトバンク阪神オリ
Pay Payドーム甲子園京セラ
18:0018:0013:0013:0014:00
11121314151617
横浜DeNA楽天DeNA
横浜神宮神宮
13:0013:0013:0013:00
18192021222324
日本ハム埼玉西武
神宮神宮ベルーナドーム
13:0013:0018:0018:0014:00

 ・浦添阪神戦(7年連続)
 ・セルラー巨人戦(2011年以来13年ぶり)
 ・バンテリン中日戦(2022年以来2年ぶり)
 ・PayPayドームソフトバンク戦(2年連続)
 ・甲子園阪神戦(2017年以来7年ぶり)
 ・京セラオリックス戦(2021年以来3年ぶり)
 ・浜スタDeNA戦(2016年以来8年ぶり)
 ・神宮楽天戦(2年連続)
 ・神宮DeNA戦(3年連続)
 ・神宮日本ハム戦(2018年以来6年ぶり)
 ・ベルーナ西武戦(2022年以来2年ぶり)

主催試合は浦添1試合と神宮4試合。神宮はうち3試合が土日祝ということでクルー会員無料招待券発行は1試合のみとなってしまうのか。

令和に入ってオープン戦最下位チームがリーグ優勝&日本シリーズ進出ジンクスは途切れてしまったが,それでも2023年オープン戦最下位広島はシーズン2位とあてにならないオープン戦。
津ヤクルトにとってはオープン戦最下位(2021・2022)ならシーズン優勝。そうでない(2020・2023)ならばBクラスという命題は成立しているのでね?!
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 19:52 | 更新情報をチェックする

2023年12月18日

右腕エスパーダ獲得 プロ野球・ヤクルト

これにて年内補強は打ち止めか。それともトレードがあるのか。
 ヤクルトは18日、プエルトリコ出身のホセ・エスパーダ投手(26)=183センチ、77キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。11年契約で、年俸は70万ドル(約9950万円)プラス出来高払い。今年9月、米大リーグのパドレスでメジャー初登板を果たした。(金額は推定)[ 12/18(月) 15:28配信 共同通信 ]時事通信 ]

「この素晴らしいチームでプレーできる喜びと、ファンの皆さまからの声援、チームメートへの応援を楽しみにしてます。そして私がいつもチームを愛してきたように、スワローズに2024年の優勝をもたらすことができるよう、愛を持ってフィールドで貢献したいと思っています」

奥村政之国際グループ担当部長「この1年でグッと伸びてきた投手。バランスをみて選びました。抑えを目指して、すぐにとは言わないですが将来的には候補となるような選手。競争の中には入っていける」と期待を寄せた。今オフは先発候補のヤフーレの獲得もしており、これで助っ人はサイスニード、オスナ、サンタナ、ロドリゲスを入れて計6人となり「今のところはこの6人で。6人で(春季)キャンプにはいきます」

39
 ○渋井敬一(1978-1992)→48桜井伸一(1993-1994)→△田畑一也(1996-1999)→△衣川幸夫(1999-2001)→○梶本勇介(2002-2010)→○又野知弥(2011-2014)→○中元勇作(2015-2016)→○リベロ(2017)→○宮本丈(2018-2023)→○エスパーダ(2024-)



エスピナルに似たエスパーダ。エスパーだだけにもしかして超能力者?!
今季9月24日カージナルス戦でメジャーデビュー。ウインターリーグでも中継ぎで8イニング投げて9奪三振無失点。サンディエゴに移籍金を払っての獲得とのこと。

2020年から外国人登録5名ベンチ入り4名の特例が続いているが,それが来季どうなるかはまだアナウンスされていないはず。もし特例が無くなれば,このエスパーダがブルペンに定着すれば,サイスニードorロドリゲスいずれかを登録抹消しながらの起用となる。特例の有無では大違いということだけは明記しておかないと。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:29 | 更新情報をチェックする

2023年12月09日

スワローズ『ネホリハホリ』2023

6回目となる燕市でのトークショー。2021年山崎塩見"こたおみ"。2022年内山長岡”そまひで”ときて2023年は星と小澤で”こざほし”。昨年は男性アイドルグループのコンサートのような熱気に包まれていたが,今年はそこまでではなく落ち着いた雰囲気の会場となりました。

鈴木市長ご挨拶
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残念ながらチームは5位に終わってしまったが,今年は小川に次ぐ勝利数を挙げた小澤とセットアッパーに定着した星をお呼びすることが出来た。

こうしたトークイベントは星が2回目。小澤は初めてということで緊張の面持ち。
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【燕市・新潟県について】
DSC05831.JPG星:初めて。新潟には2018年阪神とのファーム交流戦(三条)と大学時代6大学オールスター(新発田)に来たので3回目。
DSC05841.JPG小澤:初めて。新潟と言えば米。

【WBC】
星:勝ち負けというよりも,どうやって抑えようかという視点で見ていた。
小澤:クラブハウスで見たくらい。高橋奎二とは同級生でアメリカどうだった?と訊いたが薄っぺらい内容しか返ってこなかった。

【野球を始めたキッカケ〜学生時代】
星:おじいちゃんとキャッチボールをしていた。中学まで軟式で高校から硬式。軟式の方が難しい。憧れは高橋由伸。小5からピッチャーだが,打つ方が楽しかった。高校では1年秋から試合に出るように。大学では同期に柳,1学年上に高山俊とドラフト1位クラスがいて折れかけた。
小澤:静岡なので本当はサッカーをやりたかった。中学から硬式。巨人ファンで憧れはラミレス・由伸。ピッチャーは小4からでそこから憧れはダルビッシュ。高校は2年春から。高2夏からスカウトが来ていたので高3ではプロに行けるかなぁと。

【今季の振り返り】
星:中継ぎの方が体力的にはきついが,もう長いイニング投げるのは無理かも笑。石井コーチから何あのドヤ顔と弄られるキャラ。
小澤:一軍で投げられるなら行けと言われたところで行こうと思うが,どちらかといえば先発が良い。先発翌日伊藤コーチと動画を見ながら振り返ってアドバイスをもらって一週間取り組む。

【球場施設】
星:エスコン綺麗だった。ソフトバンクはブルペンにもトラックマンが導入されていて凄い。
小澤:ソフトバンクに筑後の施設が完成した時に入団したので(お察しください)

【セ・リーグ他球団】
星:阪神は昨年までと違ってねちっこくなった。広島は菊池に打たれるイメージ。DeNAは佐野と同級生なので打たれる。シーズン序盤東京ドームで怪我をしたりマウンドが合わない。
小澤:阪神は近本中野からクリーンアップまで気が抜けない。広島戦は先発無かったのでイメージ無し。DeNAとはひと悶着あってからボコボコに打たれた。巨人は抑えちゃってるがホームラン打者には気を使う。

【切替方法】
星:帰りの車の中でプレイリストから流れてくる曲を熱唱しリセット。家には持ち込まない。エゴザめっちゃする。4月の広島戦で打たれた際は心無いコメントを見たが,見とけよ此奴と野球に打ち込んだ。
小澤:寝たら忘れる。風呂に浸かってまた頑張るかと。エゴザは絶対しない。

【来季の目標】
星:勝ってる場面で50試合投げたい。今年は小澤の勝ちを2回消してしまったのでごめんなさい。
小澤:先発なら10桁。中継ぎなら50試合。

【現役ドラフト翌日ということもあって戦力外】
星:昨年は正直やばいなぁと思った。危機感をもって今年に挑んだ。梅野は同期で正直寂しい。
小澤:前日に明日スーツで事務所に来てと電話があり察した。セカンドキャリアについて話をしようとした日にヤクルトから連絡をいただいた。ソフトバンクはショップだったり本社や球団職員と充実している。

質問コーナー
【一軍で怖いバッターは?】星:牧 小澤:宮崎
【コントロール良く真っすぐを投げるには?】星:左の腰をインコースアウトコースに向けてと具体的にアドバイス 小澤:コースを狙いすぎず徐々に広げていく感じ
【野菜の好き嫌い】星:トマトとナスが嫌い。生魚と寿司もダメ。 小澤:特にない
【緊張するか】星:ブルペンで作っている時間 小澤:登板前夜
【つば九郎の凄いところ】星:よくあそこまで話題を出せる。時事ネタが大好物。 小澤:他球団も踏み込んでいく凄さ。(きょうのひとことを)ブルペンアップ時チラチラ見てしまう。
【他球団で一人チームメートにするなら(大谷以外)】星:同級生の鈴木誠也 小澤:ソフトバンクの板東。イケメン。
【好きなアニメ】星:『ワンピース』『呪術廻戦』 小澤:『アオアシ』(サッカー漫画)

お楽しみ抽選会〜閉会挨拶
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星:来シーズン優勝目指して頑張ります!
小澤:初めてのトークショー楽しかったです!2回目は前向きに検討したいと思います!

個人的には一番聞きたかった『つば九郎タイムス』の霊能者・鈴木照玉先生の占い。星自身は全く知らなかったそうです。でも照玉先生。運気最強は星と山下。来年は奥川言ってましたよね。。本当に信じてよいやら・・
新潟 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:54 | 更新情報をチェックする

2023年12月08日

馬場、漆原ら移籍 第2回現役ドラフト

 プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるために昨年初実施された現役ドラフトが8日、非公開で行われ、阪神の馬場皐輔投手は巨人移籍、オリックスの漆原大晟投手は阪神行きと、全12球団で選手の入れ替えが決まった。
 広島の中村祐太投手は西武、DeNAの桜井周斗投手が楽天、巨人の北村拓己内野手がヤクルト、ヤクルトの梅野雄吾投手が中日、中日の鈴木博志投手はオリックス、ロッテの佐々木千隼投手はDeNA、ソフトバンクの水谷瞬外野手が日本ハム、楽天の内間拓馬投手は広島、西武の愛斗外野手がロッテ、日本ハムの長谷川威展投手はソフトバンクにそれぞれ移籍が決まった。[ 12/8(金) 18:09配信 共同通信 ]

大竹・細川の大ブレイクの一方で,オフに半数が戦力外通告と明暗分かれた現役ドラフト。改良の余地が指摘されながら開催された2回目は,ドラフト1位が3名指名され,平均来季年俸も昨季の1166万円から1702万円にアップと,戦力外の押し付けという側面から補強を見据えた選手提出に変わってきたような印象を受けました。

某サイトで野手なら太田と元山。投手なら原樹理と梅野と予想されていたが,ある意味予想通りの結果に・・。

38.梅野雄吾(2017-2024)
九産大九州産業高から2016年ドラフト3位指名。同期入団に寺島成輝と古賀。背番号は「38」。

2017年8月9日DeNA戦(神宮)でプロ初登板・初先発。

頭角を現したのは2年目から。
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2018年8月17日阪神戦(神宮)でプロ初ホールド,8月25日DeNA戦(神宮)でプロ初勝利を挙げるなどセットアッパーに定着。2019年3月に行われた侍JAPAN対メキシコの強化試合のメンバーにも選出された。

2019年5月6日阪神戦(神宮)で上半身のコンディション不良で登録抹消された石山泰稚の代役としてプロ初セーブを記録。68試合2勝4セーブ28ホールドとフル回転。2020年42試合5勝12ホールド。2021年29試合8ホールド。2022年も41試合4勝16ホールド。
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10月3日DeNA戦(神宮)9回表に登板し,嶋基宏がマスクを被る最後の投手にもなった。一方で日本シリーズは2年連続でベンチ外だった。

しかし2023年は5年間の勤続疲労か登板試合数が僅か5試合と大幅減。イースタン・リーグでは先発登板するなど首脳陣も起用法を模索したものの,調子が上がらなかった。それでも高卒7年間で216試合に登板し通算14勝11敗74ホールドという実績を買われての中日移籍。
守護神のライデル・マルティネスを筆頭に勝野・清水・祖父江と層が厚い中日セットアップ陣に食い込めるのか。そして広いバンテリンドームが何かを変えるか。そして何より細川の成功体験という土壌をもつチームに移籍したことが梅野のキャリアアップにつながればと願うばかりです。ただこうして振り返ると2年目20歳のシーズンに68試合登板。当時のピッチングコーチはT畑。選手生命など考えず焼畑にしかしなかったピッチングコーチに巡り合ってしまったのが悔やまれますね。。

【記録】
 ・初登板・初先発:2017年8月9日横浜戦(神宮)
 ・初奪三振:同上[柴田竜拓]
 ・初ホールド:2018年8月17日阪神戦(神宮)
 ・初勝利:2018年8月25日DeNA戦(神宮)
 ・初セーブ:2019年5月6日阪神戦(神宮)

獲得は巨人の北村拓己。2017年ドラフト4位指名は塩見と同順。今季は投手としての登板も話題を呼んだ。田口,沼田,北村とこれで3人目の巨人からの移籍。1995年生まれで#34さんと同学年。星稜高校−亜細亜大で主将を務めたキャプテンシー。奥川・壮真,津監督・マツケンとも縁。奥様は元アイドリング!!!ということでフジテレビONEとも縁。
小川GM「右打ちの内野手として、どこでも守れる。ショートでもセカンドでも守れる。どちらかというと、中距離から大砲っていうところに期待が持てるんじゃないかな」
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS Memories | at 22:17 | 更新情報をチェックする

2023年12月07日

ヤクルトがヤフーレ獲得 ベネズエラ出身の右投手

補強第一弾はヤクルト製品にもなりそうな「ヤフーレ」さん。
 ヤクルトは7日、ベネズエラ出身のミゲル・ヤフーレ投手(25)=185センチ、97キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。年俸55万ドル(約8100万円)プラス出来高払いの1年契約で、背番号は99。
 米大リーグで通算19試合に登板し、1勝3敗、防御率7.58。今季は米大リーグ、ジャイアンツ傘下のマイナー3Aでプレーした。球団を通じ「最大限の力をチームの勝利に向けて発揮し、一生懸命頑張る」とコメントした。(金額は推定)[ 12/7(木) 18:50配信 共同通信 ]

「いかなる役割でも自分の最大限の力をチームの勝利に向けて発揮し、優勝トロフィーを奪還できるよう一生懸命頑張ります」

奥村政之国際グループ担当部長「素材型。うち(ヤクルト)で日本に来て、日本型のスタイルのピッチャーにこれから変えながら、育てるというか、そういうニュアンスもありますけども、ただ大きいとか、球が速いというかそういう素材ではなくて、早く日本に順応できそうな感じがした。球種が多かったり、クイックができたりとか、日本のスタイルの投球をしているというところが、彼に決めたポイントでもあります」

99
 23酒井圭一(1991-1998)→○内藤重人(1999)→60高橋智(2000-2001)→89内藤重人(2002-2006)→30山部太(2007-2010)→□高津臣吾(2014-2019)→22蔵本治孝(2020-2021)→○エスピナル(2023)→○ヤフーレ(2024-)

年俸・背番号とあくまでエスピナルの後釜で保険的位置づけか。ただえすぴっぴと決定的な差は年齢。色んな意味で日本の生活環境に順応出来るか否かというのが,成績を左右するようになった感。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:01 | 更新情報をチェックする

2023年12月04日

西舘「新人王取りたい」 ヤクルトが新入団選手発表―プロ野球

 ヤクルトは4日、東京都内で新人7選手(育成2人を含む)の入団発表を行った。
 ドラフト1位の西舘昂汰投手(専大、背番号14)は「僕の持ち味は角度のある直球とフォーク。一年間、けがなく終えて新人王を取りたい」と意気込みを語った。
 育成1位で指名された高橋翔聖投手(台湾・鶯歌工商高)は都合により欠席した。
 育成を除く他の新人と背番号は次の通り。
 ▽松本健吾投手(トヨタ自動車、28)▽石原勇輝投手(明大、35)▽鈴木叶捕手(静岡・常葉大菊川高、65)▽伊藤琉偉内野手(BCリーグ・新潟、67)。[ 12/4(月) 19:07配信 時事通信 ]


専大西舘「一歩ずつプロに」 ヤクルトと仮契約―プロ野球・入団交渉
 ヤクルトは20日、ドラフト1位指名した専大の西舘昂汰投手と東京都内で入団交渉し、契約金9000万円、年俸1600万円で仮契約した。
 背番号は14。「一歩ずつプロ野球選手に近づいている。行動に責任が問われるので、さらに気を引き締めてやっていきたい」と心境を語った。
 今年のドラフト会議では、多くの大学生投手が1位指名を受けた。対抗意識を燃やしている西舘は、「同期に負けたくないという気持ちがすごくある」。新たなステージに向け、「開幕1軍を目指す。人として成長し、応援されるような選手になりたい」と目を輝かせた。(金額は推定)。[ 11/20(月) 18:57配信 時事通信 ]

「ユニホームを着て、プロ野球選手に一歩ずつ近づいていっているという実感が湧いてきました。本日、正式に契約をして、軽はずみな行動はできないと思いましたし、責任感のある人間にこれからなっていきたいと思いました。身長が190センチ近くあるので、角度のあるストレートと、フォークボールとスライダーを武器に頑張っていきたいと思います。そして、ファンの皆さまに応援していただけるような選手になりたいと思います」
14
 ○宮本賢治(1982-1996)→△廣田浩章(1997-1999)→64高木晃次(2000-2001)→○萩原多賀彦(2002-2004)→○上原厚治郎(2005-2006)→○高市俊(2007-2009)→○中澤雅人(2010-2013)→○秋吉亮(2014-2018)→△高梨裕稔(2019-2023)→○西舘昴汰(2024-)
投手の上位番号に空き番は呪いの「11」しかなく,誰かしらの剥奪があるのでは無いかと予想していたがそれは高梨だった。「14」がドラフト1位に与えられたのは2010年中澤以来となった。

ヤクルト、松本と合意 ドラフト
 ヤクルトがドラフト2位で指名したトヨタ自動車の松本健吾投手(24)=180センチ、83キロ、右投げ右打ち=の入団が24日、決まった。契約金7千万円、年俸1500万円で合意した。(金額は推定)[ 11/24(金) 19:04配信 共同通信 ]

「高校、大学、社会人と野球を続けてきて、これからプロ野球の世界に入るということで、新たな一歩を踏み出すということに新鮮さを感じます。ストレートと変化球の制球力が僕の武器です。神宮球場のマウンドに上がる際は、たくさんの方に応援していただけるよう、明るくプレーをしていきたいと思います」
28
 ○八重樫幸雄(1970-1993)→△池田親興(1995)→38野口寿浩(1996-1998)→△城石憲之(1998-2000)→△入来智(2001-2002)→△佐藤秀樹(2003-2004)→○川本良平(2005-2013)→△田中雅彦(2013-2016)→○ブキャナン(2017-2019)→○吉田大喜(2020-2023)→○松本健吾(2024-)
捕手と右投手の系譜「28」。ドラフト時には吉田大喜が戦力外になるなんて想像出来なかっただけに厳しさを感じた。学年的には村上と同学年。ヤクルトの新たなマツケンというポジションをと願うオールドファンも多かろう。

ヤクルト、3位指名の石原と仮契約 プロ野球・入団交渉
 【ヤクルト】3位指名の石原勇輝投手(明大)と契約金5500万円、年俸900万円で仮契約した。(金額は推定)[ 11/27(月)18:05配信 時事通信 ]

「夢だったプロ野球選手になれたという実感が、今日この場で湧いてきました。打者に対して、真っ向勝負で挑むところが自分のアピールポイントなので、そこに注目して見ていただきたいです」
35
 ○小川淳司(1982-1991)→○津川力(1992-1995)→○三木肇(1996-2007)→△橋本義隆(2008-2011)→○田川賢吾(2013-2016)→○菊沢竜佑(2017-2018)→△寺原隼人(2019)→○杉山晃基(2020-2023)→○石原勇輝(2024-)
小川GM〜津川審判員〜三木楽天二軍監督と引き継がれてきた「35」だが,投手が背負うようになった2008年以降16年間で僅か4勝(橋本1勝・田川1勝・寺原2勝)と受難の番号。

【ヤクルト】ドラ4鈴木叶、契約金3500万円+年俸550万円 二塁送球1秒8台の強肩捕手
 ヤクルトのドラフト4位、常葉大菊川・鈴木叶(きょう)捕手(17)が、静岡・掛川市内のホテルで仮契約を結んだ。
 契約金3500万円、年俸550万円でサイン。背番号は「65」に決定。二塁送球1秒8台の強肩が魅力の扇の要は「65番と言ったら鈴木叶と思ってもらえるような活躍ができるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。(金額は推定)[ 11/23(木)18:24配信 時事通信]

「とても嬉しい気持ちと、早く神宮球場でプレーがしたいという気持ちでいっぱいです。二塁送球とフットワークを活かしたプレーを見ていただきたいと思います」
65
 ○松岡大吾(1989-1996)→△佐藤剛(1997-1998)→○松元ユウイチ(1999-2007)→△押本健彦(2008-2014)→○原泉(2015-2017)→△田代将太郎(2018-2020)→93松本友(2021-2023)→○鈴木叶(2024-)
捕手が背負う「65」は平成以降初めて。

ヤクルト、伊藤と入団合意 ドラフト5位内野手
 ヤクルトがドラフト5位で指名したルートインBCリーグ新潟の伊藤琉偉内野手(21)=180センチ、78キロ、右投げ右打ち=の入団が22日、決まった。新潟市内で交渉し合意した。[ 11/22(水) 19:26配信 共同通信 ]

「小さい頃からの夢であった、プロ野球選手になれたという実感が湧いています。アピールポイントは守備です。その中でも、肩の強さを見ていただきたいです」
67
 ○乱橋幸仁(1985-1989)→○野口寿浩(1990-1994)→△伊藤真(1997)→△阿部茂樹(1998-2001)→○志田宗大(2002)→○大塚淳(2003-2009)→○平井諒(2010-2020)→○嘉手苅浩太(2021-2023)→○伊藤琉偉(2024-)
野手が「67」を背負うのは大塚ブルペン捕手以来15年ぶり。


「ユニホームを着て、実感が湧いてきたと同時に、これから頑張っていこうと改めて思いました。僕のアピールポイントはパワーなので、ホームランをたくさん打つところを見ていただきたいです」
026 ○野颯太(2024-)

育成1位橋翔聖は現在台湾の高校に在学中のため,2024年6月の卒業後に正式契約予定とのこと。

さてドラフト当夜の背番号予想の答え合わせ。
14西舘→15×
28松本→16×
35石原→49×
65鈴木→64×
67伊藤→61×

山下15→35×
原樹理16→46×
宮本39→10○
赤羽71→39×
第2次戦力外通告前とは言え・・。宮本だけは当たりましたとさ。支配下は64名。現役ドラフトで±0。新外国人1名は濃厚。あとは獲得に名乗りを挙げた石田の動向か。
【空き番整理】2・8・11・39・61・64・71・77・80・86・90・91・93・94・96・97・99
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:15 | 更新情報をチェックする

2023年12月02日

HP23周年

12月2日。ホムペ開設記念日の定点観測です。

2022.12.01から2023.11.30までの1日あたりの平均訪問者(IP):126.14/day。
IP2023.png
チームの成績に比例するかのようにシーズンが進むにつれIPは下降していきました。

1年間のページビュー(PV):281,497。
PV2023.png
12月12,011→1月8,844→2月16,721→3月11,214→4月8,634→5月9,149→6月8,158→7月8,544→8月7,720→9月7,410→10月17,636→11月167,513
一方で11月3日から8日にかけて過去ログ中心に連日10,000PV超え。11月7日は1日で30,398PVがありまして,2018年4月の103,525PVを大幅に更新する月間167,513PVを記録。

1ヵ月あたりのユニークユーザー(UU):2122.83/month。
UU2023.png
こちらも11月に2021年6月以来となる月間UU3,000超えとなりました。

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