球団史上初となる3連覇そして日本一奪還へ―高津臣吾監督が掲げたスローガンは「さぁ,行こうか!」。試合前に円陣を組む選手が,毎日必ず使う言葉であり,ファンに対しても神宮球場へ「さあ,行こう!」と足を運んでもらいたいという思いが詰められたものとなった。
だが1981年の近鉄以来,セ・リーグでは史上初となる連覇からの最下位を最終戦の最終回でなんとか逃れる5位で2023年シーズンを終えた。
シーズン回顧
春季浦添キャンプが折り返しに差し掛かるころ高橋奎二,中村悠平,山田哲人,村上宗隆がWBCのためチームを離脱。ほぼ時を同じくして塩見泰隆が下半身のコンディション不良を訴え離脱。レギュラーメンバーの半数を欠く形でキャンプ後半そしてオープン戦をこなしていった。
リーグ3連覇へ1999年の「4」を更新し球団記録となる開幕5連勝とまさにロケットスタートを切った。とりわけ目立ったのは投手陣だった。3月31日広島戦(神宮)開幕投手に指名された小川泰弘から不動のセットアッパー清水昇,そしてオープン戦で結果を残した星知弥の完封リレーで開幕戦を勝利で飾ると,4月1日広島戦(神宮)は来日初登板初先発ディロン・ピーターズから石山泰稚−清水とつなぎ,最後は新守護神に指名された田口麗斗がセーブをマークして2試合連続完封勝利。2日広島戦(神宮)にはドラフト1位吉村貢司郎がプロ初登板初先発。5回2失点で白星こそつかなかったがチームは逆転勝利。2年連続開幕3連勝スタートとなった。
4月4日・5日中日戦(バンテリンドーム)と2連続無失点勝利し,1943年名古屋(現中日)以来実に80年ぶり,プロ野球タイ記録となる開幕5戦で4度の無失点勝利。開幕5戦で計2失点も同年名古屋と並ぶプロ野球史上最少記録であった
8日阪神戦(甲子園)には予告先発ピーターズがアクシデントで登板を回避し移籍の尾仲佑哉がプロ初先発するアクシデントもあったが,木澤尚文,大西広樹,今野龍太らを含め救援陣は開幕から9試合連続無失点を続け,21日巨人戦(神宮)に勝利しセ・リーグ10勝一番乗りとリーグ3連覇へ視界は良好だった・・・。
ところが翌22日巨人戦(神宮)から29日阪神戦(神宮)まで7連敗を喫し借金生活に突入。同日丸山翔大を育成から支配下登録。30日阪神戦(神宮)で吉村がプロ初勝利を挙げ連敗を止めた。4月は11勝13敗1分。
5月5日DeNA戦(神宮)長岡秀樹が9回裏2死から劇的な逆転サヨナラ本塁打を放つも,翌6日DeNA戦(神宮)は2年ぶり一軍登板となった長谷川宙輝が打ち込まれるなど今季ワースト17失点で大敗。10日阪神戦(甲子園)には石川雅規がプロ野球史上5人目,入団からは米田哲也以来史上2人目となる22年連続勝利を挙げたが,翌日は1点差で惜敗するなど,チームは一進一退ながらなんとか借金を1として5月16日巨人戦(静岡)を迎えた。
川端慎吾の代打本塁打で一時は追いつくも,5番手梅野雄吾が2死二三塁から吉川尚輝に前進守備の外野の頭の上を越された一打が決勝打となり,両軍合わせて28安打の乱戦を落とすと,この敗戦から引き分け一つを挟んで12連敗。12連敗自体は2019年以来球団史上6度目だが,前年優勝チームの連敗としてはプロ野球史上最長となった。27日広島戦(マツダ)に敗れ12球団最速で自力優勝の可能性が消滅。31日日本ハム戦(エスコン)に敗れ12連敗。チームは3年ぶりとなる最下位に転落。5月は6勝17敗1分と大きく負け越した。
12連敗その全てが3点差以内。得点圏打率はリーグ唯一の1割台と接戦をものにできなかった。WBCで世界一に輝いたメンバーは激闘の疲れを癒やす時間もなくシーズンに突入したせいかなかなか調子が上がらなかった。村上は三冠に輝いた打撃三部門いずれも大きく数字を落とし,三振を量産。守備にも精彩を欠いた。山田は4月13日に下半身のコンディション不良で登録抹消。その間元山飛優,三ツ俣大樹らが穴を埋めることが出来なかった。中村も特例2023による登録抹消が2度あり,西田明央,松本直樹を急遽一軍に呼び寄せる事態に陥った。高橋も調子が上がらず幾度となく登板間隔を空けた。
さらに大きく響いたのはチームの2連覇を支えたリードオフマン・塩見の不在だった。キャンプ中に下半身のコンディション不良で離脱すると,一軍復帰は5月4日。しかし5月26日に再びコンディション不良で登録抹消となり,さらに約2ヶ月間の離脱を余儀なくされた。8月にも試合中に腰を痛め計3度の離脱。キャンプから出遅れた山崎晃大朗もなかなか調子が上がらず,丸山和郁も同時期に故障離脱。センターを本職でない太田賢吾,濱田大貴,内山壮真に任せたものの,走・攻・守さらにムードメーカーとして機能する塩見の不在はチームにとって大きな痛手となった。
月が変わって6月1日日本ハム戦(エスコン)で連敗を止めるとそこから4連勝と盛り返すが,13日ソフトバンク戦(神宮)からの神宮6連戦で6連敗。雨天振替となった20 日東北楽天戦(神宮)で金久保優斗がプロ初安打,山本大貴がプロ初勝利を挙げるも,前年優勝を果たした交流戦は7勝11敗の11位。28日巨人戦(きたぎん)で6回コールドながら交流戦から先発転向した小澤怜史がプロ初完封勝利。6月も9勝12敗と負け越した。
リーグ戦再開から1番に抜擢されたのは並木秀尊は7月12日中日戦(神宮)で福谷浩司からプロ初本塁打を放つなど,打撃面で大いなる成長を遂げた。成長を遂げたと言えばもう一人古賀優大。28日DeNA戦(神宮)で東克樹からプロ初本塁打。昨季までのプロ6年間で257打数45安打,打率.175と課題だった打撃は今季68打数20安打,打率.294,出塁率.377,長打率.353。打席での粘りやボールに食らいつく姿勢,捕手としてもピックオフプレーで何度も走者を刺すなど,2番手捕手としての存在感を増した。青木宣親が28日DeNA戦(神宮)にNPB史上46人目となる通算1000得点,小川が29日DeNA戦(神宮)で史上184人目となる通算1500投球回を記録。7月は12勝9敗と初めて月間勝ち越し。
8月1日巨人戦(東京ドーム)で育成契約から7月14日に支配下登録され852日ぶりの1軍登板となった山野太一プロ初勝利。9日広島戦(神宮)では来日初登板初先発となったエルビン・ロドリゲスが来日初勝利。10日広島戦(神宮)にはドラフト5位北村恵吾が森翔平からプロ初打点,プロ初安打,プロ初本塁打。西浦直亨との交換トレードで加入した阪口皓亮が移籍後初登板。15日DeNA戦(神宮)で武岡龍世が2020年MLBサイヤング賞投手トレバー・バウアーからプロ初本塁打。18日中日戦(神宮)ドラフト3位澤井廉が仲地礼亜からプロ初安打。31日中日戦(バンテリン)赤羽由紘が福谷浩司からプロ初打点と新戦力が台頭した8月は10勝16敗1分。
9月は8勝15敗。9月5日巨人戦(神宮)サイスニード来日初本塁打。18日巨人戦(東京ドーム)高梨裕稔が日本ハム時代の2016年以来7年ぶりとなるホールドをマーク。中継ぎ転向後18回自責点2,防御率1.00と新たな適性を見出した。20日中日戦(神宮)でサヨナラタイムリーを放ったホセ・オスナは来日最多となる23本塁打を放ち,ドミンゴ・サンタナは10月1日巨人戦(東京ドーム)で打率.300に到達させ,打撃成績3位でシーズンを終えた。
シーズン最終戦となった10月4日阪神戦(神宮)。試合開始時点ですでに全日程を終えた5位中日とのゲーム差は0.5。最終戦に勝てば勝率の差で5位浮上,引き分けもしくは負けで最下位が決定する一戦。9回表を終えて1点ビハインド。迎えた9回裏。先頭代打青木がヒットで出塁すると,代打宮本丈が犠打を決め,塩見が相手エラー。1死一三塁から内山がレフト前タイムリーを放ち同点に追いつき,なお1死一三塁から山田がセンターへ犠飛を放って最終戦の最終回サヨナラ勝ちで最下位を回避した。この試合でドラフト2位西村瑠伊斗がプロ初出場を果たした。
14年間ヤクルト一筋の荒木貴裕が現役引退。大下佑馬も引退を発表した。吉田大喜,杉山晃基,市川悠太,成田翔,久保拓真,嘉手苅浩太,奥村展征,松本友,育成の鈴木裕太,松井聖が戦力外通告を受けた。新外国人のキオーニ・ケラは一軍登板機会のないまま7月に,ライネル・エスピナルは3試合登板で8月下旬にそれぞれウェーバー公示された。
投手ではドラフト1位入団の原樹理,奥川恭伸,山下輝3投手が一軍登板なくシーズンを終えたというのは大きな誤算だった。ほかに柴田大地,竹山日向,ドラフト4位坂本拓己。野手では小森航大郎の一軍登録が無かった。
嘉手苅,近藤弘樹,沼田翔平,下慎之介,岩田幸宏,育成ドラフト1位橋本星哉,7月25日BCリーグ福島から獲得した木須フェリペと育成契約を結んだ。
【表1】セ・リーグ順位表

岡田彰布監督就任一年目の阪神が圧倒的な強さで18年ぶりにセ・リーグを制し,日本シリーズもオリックスを4勝3敗で下し,38年ぶりの日本一に輝いた。村上頌樹が10勝6敗,防御率1.75で最優秀防御率,新人王,MVPを受賞。現役ドラフトで加入した大竹耕太郎が12勝2敗,防御率2.26。岩崎優が35セーブで最多セーブ。強力投手陣に加え,打線も一・二番コンビの近本光司が盗塁王,中野拓夢が最多安打。不動の四番・大山悠輔が最高出塁率。黄金時代到来を予感させる。
7月下旬に4年ぶりの10連勝。阪神との最大9.0差をひっくり返し,一時は首位にも浮上したのが新井貴浩新監督の広島。新守護神に抜擢された矢崎拓也が24セーブ,島内颯太郎が42ホールドポイントを挙げて最優秀中継ぎ投手を受賞するなど課題の救援陣が整備され,チーム力が上がった。
3・4月を16勝7敗,交流戦も優勝と序盤好調だったが失速した感のある横浜DeNA。東克樹が16勝3敗,防御率1.98で最多勝,最高勝率。今永昇太は自身初の最多奪三振。打線では牧秀悟が打率.293,29本塁打,103打点で打点王と最多安打。宮ア敏郎が首位打者と個々の活躍は目立っただけに,三浦大輔監督の統率力が求められる。
岡本和真が打率.278,41本塁打,93打点で自身3度目の本塁打王に輝くも,阪神に6勝18敗1分,広島に8勝17敗と大きく負け越し2年連続Bクラスに終わった巨人は原辰徳監督が退任し,阿部慎之助新監督が就任することになった。
球団史上初の2年連続最下位に低迷した中日。立浪和義監督が何とかすると誓った攻撃陣だがリーグワーストの390得点と得点力不足を解消出来ず。岡林勇希がチャンスメークしてもクリーンアップが返せない。二遊間のレギュラーも固まらないままだ。
チーム成績
【表2-1】チーム月別成績

【表2-2】チームホーム/ビジター別成績

ホームでは36勝36敗と.勝率500だったが,ビジターで21勝47敗3分勝率.309と大きく負け越した。昨年はビジターで43勝25敗4分勝率.632だったのでその差は歴然。とりわけマツダスタジアムでは2016年から17年にかけて記録した球団ワーストに並ぶ11連敗(1勝11敗1分)。東京ドームでは8連敗でシーズンを終えた【表2-2】。
【表2-3】チーム曜日別成績

曜日別でも月曜日と水曜日の勝率.500が最高。最長連勝は「5」で土曜日(7月1日〜29日)と水曜日(9月5日〜10月4日)。最長連敗は「6」で木曜日(6月8日〜8月3日)【表2-3】。
【表2-4】チーム年度別成績推移直近11年間 ※()はリーグ順位

貯金21から借金26。貯金20以上から20を超える借金に転落は1978年→1979年以来,チーム史上3度目。最下位→最下位→優勝→5位→最下位→2位→最下位→最下位→優勝→優勝→5位。3度の優勝と5度の最下位。3位からは2012年,4位からは2010年を最後に遠ざかっていることになり,プロ野球史上希有な成績を残しているというのも実にヤクルトらしいというべきか【表2-4】。
【表3】チーム別対戦成績

対戦カード勝ち越しは中日,東北楽天,埼玉西武の3球団のみ。対楽天,対西武は2年連続。対中日は2年ぶり。対巨人は2019年から5年間勝ち越しがない【表3】。
【表4】守備成績

チームとしては巨人がセ・リーグ最少の失策数54個,守備率.990でトップもゴールデングラブ賞選出者無し。守備率最下位の阪神から捕手部門・坂本誠志郎,一塁手部門・大山悠輔,二塁手部門・中野拓夢,遊撃手部門・木浪聖也,外野手部門・近本光司と最多の5名選出され,菊池涼介は3票差で11年連続受賞を逃した。記者投票選考基準に疑問が残った。失策王は村上で両リーグ最多の22。球団のセ最多失策は2007年飯原誉士(三塁手・18)以来。一方中村2年連続2度目の失策0。規定以上(チーム試合数の半分以上に捕手出場)でシーズン無失策の捕手は18人,21度目(セ5人,6度目)。2度記録したのは山下和彦(近鉄=1991年、日=1995年),伊東勤(西武=1997,2003年)に次いで史上3人目。セでは初。2021年5月19日阪神戦から,1892守備機会連続無失策。捕手では2010,2011年阿部慎之助(巨人)がマークした1709を抜いて,連続守備機会無失策のプロ野球記録を更新中【表4】。
【表5-1】交流戦順位表

稀に見る大混戦。11勝7敗でDeNA、ソフトバンク,オリックス,巨人の4チームが並び,勝利数でも直接対決の成績も並んだため,得失点率差(TQB)で上回ったDeNAが初優勝を果たした。TQBとは「トータル・クオリティー・バランス」の略で,1イニング平均得点から1イニング平均失点を引いた数値を小数点第3位まで割り出す。計算式は「(得点÷攻撃イニング)―(失点÷守備イニング)」。
リーグ別の勝ち星では,パ・リーグの54勝52敗2分で4年ぶりに勝ち越し。日本生命最優秀選手賞に岡本和真(巨人)。優秀選手賞に牧秀悟(DeNA)と近藤健介(ソフトバンク)が選出された【表5-1】。
【表5-2】交流戦通算成績表[2005-2023]

DeNAが通算勝率で広島を上回り通算勝率最下位を脱出。巨人はセ・リーグ球団で初めて交流戦通算200勝に到達。西武は通算勝率5割ラインが後ろに迫ってきた【表5-2】。
DATA2023〜チームとしての成績
赤字がリーグトップ。青字はリーグワースト。
【表6-1】チーム投手成績

阪神とヤクルトが実に対照的に色を分けた。先発防御率,奪三振数,奪三振率,被安打,被本塁打,与死球,失点,自責点,完投数,無四球,被打率,QS率でリーグワースト。先発平均投球回も5.41で12球団ワースト。清水の8敗を筆頭に,リリーフ投手で30敗を喫し,これも12球団ワーストだった【表6-1】。
【表6-2】チーム打撃成績

得点はリーグ2位の534得点ではあるが,昨年の619から85も下げた。失点数は前年比+1と変わらなかったため,打撃陣が投手力をカバー出来なかったという見方も出来ようか。阪神が突出しているのは四死球数と犠飛数。さらに出塁率,得点圏打数,得点圏安打もリーグトップで,代打数は最少。レギュラーメンバーが固定され,適材適所で各々の打順の役割を果たしてチームとして機能する強さを感じた【表6-2】。
【表6-3】チーム勝敗内訳

今季を振り返った上でもう1つ気になったデータを挙げておく。逆転勝ちはリーグ最少の19試合に留まった。5月6日DeNA戦(神宮)から7月2日広島戦(神宮)まで約2か月間は先制点を奪われたら負けという試合が続いた。3回終了ビハインド時の勝率も.167でリーグワースト。延長戦,1点差試合の勝率いずれもリーグワースト。いわゆる劇的な逆転勝利が少なかっただけに,8回終了ビハインドから逆転サヨナラ勝利した5月5日DeNA戦(神宮)と最終10月4日阪神戦(神宮)は印象に残る試合となった【表6-3】。
おわりに〜2024年シーズンに向けて
ドラフト会議で西舘昂汰(専修大・投手)松本健吾(トヨタ自動車・投手)石原勇輝(明治大・投手)鈴木叶(常葉大菊川高・捕手)伊藤琉偉(BC新潟・内野手)。育成ドラフトで橋翔聖(台湾鶯歌工商高・投手)野颯太(三刀屋高・内野手)を指名。
楽天を戦力外となった西川遥輝,ソフトバンクを戦力外となった嘉弥真新也,増田珠を獲得。現役ドラフトで梅野が中日に移籍となり,巨人から北村拓己を指名した。元山と西武の宮川哲の交換トレードが成立した。外国人はミゲル・ヤフーレ(ジャイアンツ傘下),ホセ・エスパーダ(パドレス)の2投手を獲得し6人体制で臨むことになった。
コーチングスタッフはヘッド兼バッテリーコーチに嶋基宏バッテリーコーチ兼作戦補佐が昇格。大松尚逸打撃コーチがチーフ打撃コーチ,福川将和野手コーチ補佐が打撃コーチ,松元ユウイチ作戦コーチが外野守備走塁兼作戦コーチにそれぞれ配置転換され,伊藤智仁投手コーチ,石井弘寿投手コーチ,杉村繁打撃コーチ,森岡良介内野守備走塁コーチは留任。
二軍は池山隆寛二軍監督が5年連続で指揮を執る。城石憲之二軍チーフ兼守備走塁コーチが総合コーチ,河田雄祐外野守備走塁コーチが二軍外野守備へ配置転換され,土橋勝征育成チーフコーチが二軍内野守備走塁部門を兼務。小野寺力,松岡健一両二軍投手コーチ,宮出隆自,畠山和洋両二軍打撃コーチ,衣川篤史二軍バッテリーコーチ,山本哲哉二軍投手兼育成投手コーチは留任。新たに2012-13年に所属していた正田樹が二軍投手コーチに就任する。尾花高夫二軍投手チーフコーチ,佐藤真一二軍外野守備コーチは退団となった。
スワローズの歴史を紐解くと,前回2連覇した1992-93年の翌年。1994年も最終戦に敗れれば最下位という試合にサヨナラ勝利で最下位を回避していたのだった。そしてその翌1995年に再びチームは優勝。日本一も奪還した。これほどまでに偶然が重なることがあるだろうか。
連覇した翌年の最終戦サヨナラ勝利で最下位を回避し,次の年優勝しているジンクス
今世紀に入り2003年(3位),2006年(3位),2009年(3位),2012年(3位),2015年(優勝),2018年(2位),2021年(優勝&日本一)」と西暦下二桁が3の倍数の年は必ずAクラス入りしているジンクス。
つば九郎30周年&つばみ25周年のアニバーサリーイヤーとなる2024年。歴史は繰り返される!そう信じて総括2023を締めくくりたい。
参考資料
「ニッカンスコア速報」
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s03.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s04.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s05.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s06.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s07.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s08.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s09.html
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s10.html
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