2022年12月30日

総括2022−熱に翻弄されながらもチーム燕で掴んだ球団史上29年ぶり連覇

はじめに
総括2021』を「スワローズの歴史を紐解くと,これまで優勝翌年の順位はBクラスが7回中5回。リーグ連覇は1992年1993年の1回きり。球団史上2年連続日本一の栄光はいまだかつてない。その意味で2022年こそまさにチームとしての『真価』が問われる一年となるのかもしれない」と締めくくった。
1992-1993年以来となるセ・リーグ『連覇』という目標に向かい,就任3年目を迎えた高津臣吾監督が掲げたスローガンは「熱燕−NEXT STAGE−」。本来「演じる」を用いた「熱演」が使われるが,スワローズの選手が熱く演じるという意味が込められ「熱燕」と表現された。コロナウィルスという「熱」にも翻弄される2022年シーズンとなったわけだが,見事2年連続9度目のリーグ優勝,球団史上29年ぶり2度目となるリーグ『連覇』を達成。再び黄金時代の到来を予感させるチームへと変貌している。

シーズン回顧
コロナ禍となり3シーズン目。2019年以来,3年ぶりに新型コロナウイルスによるイベント人数制限が撤廃され,延長戦も3年ぶりに12回制で実施されることが承認された。一方で「特例2022」と呼ばれる,一軍選手登録枠ならびに外国人枠の拡大,コロナ感染の疑いや濃厚接触で出場選手登録を外れる場合に本来の10日間を待たずに再登録可能というルールは継続となった。

1月20日に行われた首脳陣スタッフによる一・二軍合同オンライン会議で,感染症対策のため,昨年同様コンディション不良を除いて原則キャンプ中の一二軍入れ替えを行わない基本方針が確認されていた。キャンプイン直前の1月27日に村上宗隆高橋奎二が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことで,両者は二軍西都キャンプスタートとなり,入れ替えで長岡秀樹が一軍浦添キャンプに招集された。

キャンプ期間中の対外試合は5試合で1勝4敗。対外試合チーム初本塁打を放ったのはベテランの荒木貴裕で,津監督は「このままでは勝てないと思います。このまま開幕すると大変なことになる。やはり個人の力,チーム力,すべて状態を上げていくことに専念したい」と危機感をあらわにした。

3月11日ソフトバンクとのオープン戦の試合前中村悠平が下半身の張りを訴え戦線離脱。開幕絶望となった。さらに16日には山崎晃大朗が,21日には今野龍太星知弥がスクリーニングPCR検査でそれぞれ陽性判定を受けるなど,開幕を直前に控え前年日本一に輝いたメンバーが相次いで離脱を強いられた。オープン戦は13試合3勝9敗1分。同率ではあるが2年連続最下位に終わった。

そうした中迎えた3月25日阪神との開幕戦(京セラドーム)。開幕投手を託されたのは2年連続で小川泰弘だった。しかしその小川がピリッとしない。4回までに8失点でノックアウト。6回を終えて7点ビハインドと完全に劣勢だった。ところが―。7点を追う6回2死一塁。当初二軍スタート予定から一気に開幕「6番ショート」のスタメンを勝ち取った長岡がプロ初打点となるタイムリー二塁打で反撃の口火を切ると,7回0死から大下佑馬の代打で起用された濱田太貴がチーム第1号本塁打を放ち,8回には内山壮真のプロ初安打がプロ初打点となるタイムリーで1点差にまで接近。いずれもプロ初の開幕一軍を掴んだ“ヤングスワローズ”が打線に勢いをもたらし,9回表先頭山田哲人のソロ本塁打でとうとう同点に追いつくと,なお0死一塁からドミンゴ・サンタナバックスクリーンへ勝ち越しの2ラン本塁打をたたき込み,最終回はスコット・マクガフが締め,開幕戦ではプロ野球史上最大差となる7点差逆転勝利という劇的な白星で2022年シーズンのスタートを切った。勝ちは梅野雄吾についた。勢いそのまま2戦目は高橋,3戦目は高梨裕稔が阪神打線に得点を与えず,2008年以来14年ぶりとなる開幕3連勝を飾って,3月29日本拠地での開幕戦となる巨人戦(神宮)を迎えた。この試合の先発を託されたのは昨季チームトップタイの9勝を挙げた奥川恭伸。しかし4回1失点で途中降板。翌日に上半身のコンディション不良で登録を抹消されてしまう。

4月6日中日戦(神宮)ではサンタナが試合中に退くと,翌7日に下半身のコンディション不良で登録抹消。アメリカで半月板のクリーニング手術を受けるために帰国することになった。さらに4月17日DeNA戦(横浜)で2年連続最優秀中継ぎのタイトルを獲得していたセットアッパー清水昇が投球中に打球が右足を直撃し降板,翌々日登録抹消。日本一を支えた投打の柱までも相次いで欠く状況に置かれた。
追い打ちをかけるかのように4月21日には球団マスコットのつば九郎つばみが濃厚接触者疑いに該当すると判断され,22日からの阪神3連戦(神宮)の出演を自粛。つば九郎は1994年4月9日から続いていた主催試合連続出場の記録がついに途切れてしまった。
チームは一進一退の戦いを強いられたが,日替わりヒーローでこの試練を乗り越えていく。4月6日中日戦(神宮)では松本直樹の自身3年ぶりとなる本塁打が決勝打に。12日広島戦(松山)では同点の8回裏に太田賢吾が押し出し四球を選び勝ち越しに成功。15日DeNA戦(横浜)で金久保優斗が初登板初勝利。23日阪神戦では石川雅規が史上3人目となる21年連続勝利を達成。大卒投手では自身の持つ記録を更新し史上最長となり,球団史上最年長勝利投手記録も更新した。30日DeNA戦(神宮)ではこの日史上201人目の通算1500試合出場を果たした青木宣親が自らを祝福する決勝打を放ちお立ち台に。開幕3連戦以来となる3連勝を飾って4月を終えた。

5月3日阪神戦(甲子園)から中村が一軍復帰。中村とのバッテリーで小川が今季初勝利を初完封で飾り,チームは今季初の4連勝と上昇気流に乗る。6日・7日巨人戦(東京ドーム)と村上がプロ野球史上9人目,球団史上初となる2試合連続満塁本塁打を放ち首位に立つと,8日巨人戦(東京ドーム)では1点ビハインドの9回表に山崎がこの試合まで負けなしのルーキー守護神・大勢から逆転のタイムリーを放ち同一カード3連勝。東京ドームの巨人戦3連戦3連勝は1997年以来実に25年ぶりという快挙で,木澤尚文にプロ初勝利が転がり込んだ。14日広島戦(マツダ)でアンドリュー・ジョーダン・コールが来日初勝利。原樹理は21日DeNA戦(横浜)でチーム最多となる4勝目をマーク。白星こそつかなかったが吉田大喜も2年ぶりの先発登板でゲームを作るなど投手陣に安定感が増し,交流戦に突入する。

劇的な幕開けとなった5月24日日本ハム戦(神宮)。先発サイスニードが5回1失点と試合をつくったが,その1点が重く圧しかかる展開で8回裏。代打内山壮がプロ初本塁打を放つ。これは球団史上最年少となる代打本塁打。これで同点に追いつき延長戦へ。延長10回表5番手今野が0死満塁のピンチを招く。ここで6番手田口麗斗がマウンドに。清宮幸太郎を三振。万波中世をショートライナー。宇佐見真吾をフルカウントから空振り三振。絶対絶命のピンチを20球で斬る好救援を魅せ,11回裏村上がサヨナラ本塁打を放つ。翌25日日本ハム戦(神宮)は,終盤目まぐるしく試合が動く展開。2度追いつくも,9回表3番手大西広樹が勝ち越しの2失点を喫し万事休すかと思われた9回裏。宮本丈が死球で出塁,塩見泰隆が二塁打を放ち二三塁。続く山崎が逆転のサヨナラ3ランを放ち,1988年6月15・18日以来34年ぶりとなる2試合連続サヨナラ本塁打による勝利。これが交流戦快進撃の序章だった。
27日東北楽天戦(楽天生命)では塩見が2006年グレグ・ラロッカ以来球団史上7人目となる3打席連続本塁打をマーク。翌28日楽天戦(楽天生命パーク)も勝利し,チームは30勝に到達。49試合目での到達は1961年(49試合)1995年(45試合)1997年(49試合)に次いで25年ぶり4度目のハイペース。31日ロッテ戦(神宮)にも勝利し2012年9月以来となる月間16勝。

6月に入っても勢いは止まらない。3日埼玉西武戦(神宮)では小川が自身6年ぶりとなる本塁打を放つとこれが決勝弾に。投手の本塁打による1-0勝利は,1953年金田正一,1978年松岡弘以来43年ぶり3人目の快挙。ドラフト2位丸山和郁にプロ初安打も生まれた。
9日オリックス戦(京セラドーム)では今野がプロ初セーブをマーク。勝利投手となった石川は歴代単独最多となる交流戦27勝目。これで球団タイ記録となる8カード連続勝ち越しを決め,最終カードはソフトバンク。初戦を制し迎えた11日ソフトバンク戦(PayPayドーム)。先発アンドリュー・スアレスがソフトバンク打線につかまり4回を終えて1-4とビハインドの展開。しかし5回表村上の2ランで1点差とすると,6回表再び村上が逆転の満塁本塁打を放ち,交流戦4年ぶり2度目となる優勝を決めた。翌12日にも勝利し2年続けて敵地・福岡でソフトバンクに同一カード3連勝。両リーグ最速で40勝に到達。現行18試合制では最高勝率となる14勝4敗0分勝率.778で交流戦を終えた。同時に球団新記録となる9カード連続勝ち越し。セ・リーグでは初めてパ・リーグ全球団に対して勝ち越しての完全優勝となった。

リーグ戦が再開されてもその勢いは衰えない。17日からの広島戦(神宮)で同一カード3連勝。21日からの中日戦(バンテリンドーム),24日からの巨人戦(神宮)をいずれも2勝1敗とし,プロ野球史上初となる11球団連続カード勝ち越し。28日からの広島戦(マツダスタジアム)にも同一カード3連勝を決め,6月は月間19勝(4敗)。これは2002年8月(19勝5敗2分)に並ぶ球団タイ記録で,月間貯金15は球団新記録。

7月2日DeNA戦(神宮)延長10回裏塩見がサヨナラ打を放ち,1965年南海の7月6日を上回り史上最速でマジック「53」が点灯。翌3日DeNA戦(神宮)では6月26日に支配下登録されたばかりの小澤怜史がプロ初勝利。チームは1954年南海に並ぶ14カード連続勝ち越しというプロ野球タイ記録を樹立した。
この間に市川悠太,ドラフト3位柴田大地がいずれもプロ初登板を果たし,プロ初奪三振を奪うなど若い芽を試す余裕すら見せていた。「連覇」にもはや死角なし。それほどまでに無双状態だった。ところが・・・

チームに激震が走ったのは7月9日だった。前日8日に山田と濱田が体調不良を訴えてPCR検査を受けたところ陽性が判明。それを受け定期PCR検査が実施されるとさらに,高津監督,石井弘寿投手コーチ,高梨,清水,田口,松本直,内山壮,奥村展征,長岡,丸山和,青木とスタッフ1名の計14名の陽性が判明。さらに翌10日には大松尚逸打撃コーチ,森岡良介内野守備走塁コーチ,佐藤真一外野守備コーチ,衣川篤史バッテリーコーチ,大西,中村,宮本,塩見とスタッフ1人の陽性が判明。二軍でも石山泰稚川端慎吾らが陽性判定を受けており,一・二軍合わせ首脳陣・選手・スタッフ計27名が陽性判定を受ける非常事態に。予定されていた阪神戦(神宮)も中止となった。
松元ユウイチ作戦コーチが監督代行を務め,二軍から陰性が確認された杉山晃基鈴木裕太宮台康平久保拓真西田明央嶋基宏古賀優大西浦直亨元山飛優内川聖一武岡龍世松本友並木秀尊渡邉大樹を招集し,12日中日戦(豊橋)に挑むことになった。この日は天候回復が見込めないため中止となり,13日中日戦(バンテリンドーム)から試合が再開された。

しかし主力不在の穴は大きくチームは3連敗。17日DeNA戦(横浜)には再来日後リハビリを進めていたサンタナを昇格させたが流れは変えられず2年ぶりの6連敗。19日巨人戦(神宮)でようやく連敗を止め,翌20日巨人戦(神宮)から津監督が復帰。離脱メンバーも続々復帰してきたが,即スタメンフル出場というわけにもいかずメンバー構成に苦心する日々は続いた。前半戦最終戦となった24日広島戦(神宮)でようやく連敗を止め,マジック「41」が再点灯。前半戦終了時の貯金22は1995年の21を上回り球団最多記録となった。

26日には,マイナビオールスターゲーム2022の出場選手およびNPBスタッフを対象に行われたスクリーニングのPCR検査でつば九郎も陽性判定。29日には坂本光士郎と千葉ロッテ山本大貴の交換トレードと,フレッシュオールスターでサヨナラ本塁打を放った赤羽由紘の支配下選手登録が発表された。
波乱万丈の7月。その最後の試合となる31日阪神戦(甲子園)でチームを救ったのが村上だった。負ければ同一カード3連敗。この試合も終盤まで劣勢だった。2点を追う7回表。村上キラーの左腕渡辺雄大から今季初安打となる本塁打を放ち1点差に迫ると,9回表相手守護神岩崎優から起死回生の同点弾で延長に持ち込み,11回表石井大智から3打席連続となる勝ち越しの2ラン本塁打でチームを勝利に導いた。

1日挟んで8月最初の試合となった2日中日戦(神宮)。初回の第1打席柳裕也からプロ野球史上14人目となる4打席連続本塁打。さらにさらに3回裏の第2打席でプロ野球史上初となる5打席連続本塁打。球史にその名を刻んだ。
5日巨人戦(神宮)でつば九郎が史上1羽目となる主催試合通算2000試合出場を達成。濃厚接触疑いと自身のコロナ陽性という2つの苦難を乗り越え,前“鳥”未到の域に到達。しかしチームはこの試合から2019年以来3年ぶりとなる7連敗を喫し,最大28あった貯金は16となり,最大17.5開いていたDeNAとのゲーム差は6.0まで縮まっていた。
1番山田,2番サンタナと打線を大きく組み替えて挑んだ14日DeNA戦(神宮)で連敗を7で止め,両リーグ最速で60勝に到達したものの,DeNAは本拠地横浜スタジアムで17連勝を飾るなど,8月16勝3敗という破竹の勢いで白星を重ねていた。とうとうゲーム差は4.0となり,26日から敵地横浜で直接対決3連戦を迎える。

初戦となった26日DeNA戦(横浜)。5回まで両軍無得点と緊迫した展開。6回表に村上の史上179人目となる通算150号本塁打となる3ランで先制。7回表にも村上の2打席連続本塁打でDeNAを突き放し先勝。翌27日DeNA戦(横浜)は村上が5打数5安打4打点。さらにパトリック・キブレハンが来日初本塁打から3打席連続本塁打を放つなど打線が爆発し16-4と大勝。28日DeNA戦(横浜)では4-4で迎えた7回表に村上の今季3度目となる3試合連続本塁打が決勝打に。負け越せば歴史的V逸もあり得た直接対決3連戦で,村上の1978年チャーリー・マニエルのもつ球団記録を更新する歴代2位タイとなる14打席連続出塁という大活躍もあり同一カード3連勝。DeNAに引導を渡した。7連敗もあった8月だったが,12勝11敗1分と2ヵ月ぶりに勝ち越した。

9月2日中日戦(神宮)。村上は大野雄大から本塁打を放ち,日本人選手では2002年松井秀喜以来20年ぶり史上6人目,NPB史上でも10人目15度目となる50号に史上最年少で到達。6日阪神戦(甲子園)では1963年野村克也,1985年落合博満に並ぶ日本人歴代2位タイの52号本塁打。本塁を踏んだ際野村元監督(享年84)に捧げるかのように天を仰いでみせた。9日広島戦(神宮)では大瀬良大地から歴代単独6位となる53号本塁打を放った。コロナ禍による緊急昇格から一気に信頼を勝ち取った久保がプロ初勝利を挙げた。
11日DeNA戦(横浜)。2リーグ制後投手では初めてとなる今季2試合目の小川による決勝打の1-0勝利で7月28日以来45日ぶりにマジック「11」が再々点灯。村上は13日巨人戦(神宮)で大勢から歴代2位,王貞治に並ぶ日本人最多タイ55号本塁打を放った。
17日中日戦(バンテリンドーム)延長12回表代打の神様川端の一振りでマジックは「8」となり,クライマックスシリーズ進出を確定させた。18日阪神戦(甲子園)に勝利しマジック「7」,2位以上が確定した。21日中日戦(バンテリンドーム)石川の通算183勝目でマジック「4」。24日DeNA(神宮)は試合前の大雨で試合開始が1時間30分遅れたが,球場スタッフならびに球団職員の執念が実りマジック「2」と王手をかけた。

そして迎えた25日DeNA戦(神宮)。0-0のまま9回裏。先頭ホセ・オスナがショートへの内野安打で出塁すると代走に塩見。中村が初球で犠打を決め,打席には丸山和。前進守備の左中間を真っ二つに破り,塩見が生還。2015年高井雄平以来7年ぶり。新人選手では史上初となるサヨナラ打で,2年連続9回目のリーグ優勝。球団では29年ぶりとなるセ・リーグ「連覇」を決めた。30日広島戦(マツダスタジアム)ではドラフト1位山下輝がプロ初勝利を挙げる。

10月2日阪神戦(甲子園)ドラフト5位竹山日向がプロ初登板。嶋,内川,坂口智隆の引退試合となった今季最終の3日DeNA戦(神宮)。村上が最終戦の最終打席で56号本塁打を放ち,1964年王貞治の55本を抜いて日本人選手のシーズン最多本塁打記録を更新。本塁打王に加え,打率.318で首位打者,打点134で打点王のタイトルも獲得。2004年松中信彦以来18年ぶり史上8人目(通算12度目)で令和初となる三冠王に輝いた。

2位DeNAと3位阪神の対戦となったJERAクライマックスシリーズセ ファーストステージを制したのは阪神。神宮球場で開催されるクライマックスシリーズとしては初めて巨人以外との対戦カードとなった阪神とのファイナルステージ。
第1戦(神宮)。初回2死一二塁からオスナの3ランで先制すると,2回裏山崎のタイムリー,3回裏サンタナの犠飛。さらに6回裏サンタナの2ランと着実に加点し試合を優位に進め,7-1と快勝。
第2戦(神宮)。0-1で迎えた3回裏二死一塁から村上の2ランで逆転すると,4回裏長岡,5回裏オスナと本塁打の3発が効いて5-3と連勝。アドバンテージの1勝を含めて王手をかけた。
第3戦(神宮)。エース青柳晃洋の前に3安打無失点と完璧に封じ込められていたが,7回裏。3つの四死球で2死満塁とすると,山崎のファーストゴロをジェフリー・マルテが二塁へ悪送球。その間に二者が生還し1点差に迫り青柳をKO。代わった浜地真澄から2死満塁とし打席には村上。ボテボテのゴロを浜地が一塁へ悪送球。ボールが転々とする間にすべての走者が生還し逆転に成功。終わってみれば危なげない戦いで下克上を目指した阪神を一蹴し,2年連続日本シリーズ進出を決めた。MVPには3試合で2本塁打5打点のオスナが選ばれた。

2年続けてオリックスとの対戦となったSMBC日本シリーズ。
第1戦(神宮)。初回オスナのタイムリー二塁打で2点を先制。直後に同点とされたが,3回裏塩見のソロ本塁打で勝ち越し。山本由伸を攻略して初戦を取る。
第2戦(神宮)は3点ビハインドで迎えた9回裏0死一二塁から代打内山壮の3ランが飛び出し土壇場で同点に追いつき延長戦に突入。両軍の救援陣が踏ん張り,5時間を超える熱戦は規定により引き分けに終わった。
舞台を京セラドームに移して第3戦(京セラドーム)。5回表山田の3ランで先制。9回表には村上のタイムリーなどで3点を挙げ,投げては高橋が6回無失点と圧巻の投球で,対戦成績を2勝0敗1分とした。
第4戦(京セラドーム)。3回裏2死二塁から杉本のタイムリーが決勝点となり初黒星を喫すると,第5戦(京セラドーム)4-3とリードして9回裏守護神マクガフを投入したものの,内野安打とマクガフの失策で同点に追いつかれ,なお2死一塁から吉田正尚にサヨナラ2ランを浴び連敗。対戦成績は2勝2敗1分のタイとなる。
第6戦(神宮)。0-0で迎えた6回表2死一二塁から杉本にタイムリーを浴び先制され,打線は小刻みな継投の前に先頭打者塩見の放ったヒット1本のみに封じられる完封リレー。3連敗で王手をかけられてしまう。第7戦(神宮)。初回太田諒に先頭打者初球本塁打。5回表に押し出し死球と失策で4点を失う。7回裏オスナの3ランで1点差にまで迫ったものの,1点及ばず。4連敗で2年連続日本一は叶わなかった。

長谷川宙輝嘉手苅浩太,ドラフト4位小森航大郎は一軍登録が無かった。一軍未登板に終わった山野太一近藤弘樹,鈴木の3名には育成契約を打診し,下慎之介丸山翔大松井聖岩田幸宏とは引き続き育成契約を結んだ。

【表1】セ・リーグ順位表
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開幕直後にコロナに翻弄されたのは横浜DeNAだった。4月6日阪神戦(甲子園)の試合前に新型コロナウイルス陽性者が続出し,4月7日から10日までの4試合が中止となり,総勢22人の選手の入れ替えを余儀なくされた。最大借金9あったが,交流戦以降チーム成績が安定。夏場にはプロ野球史上3球団目,球団新記録となる本拠地17連勝を記録。三浦大輔監督は球団の生え抜き監督としては初のAクラス入りを果たした。佐野恵太が最多安打。

キャンプイン前日に矢野燿大監督が今季限りでの辞任を発表した阪神は開幕9連敗スタート。ところが最大借金16を完済するV字回復を見せた。来季からは岡田彰布監督が15年ぶりに復帰する。青柳晃洋が最多勝,最優秀防御率,最高勝率の投手3冠。湯浅京己が最優秀中継ぎ。近本光司が2年ぶり3度目の盗塁王。

スタートダッシュに成功したのは巨人だった。3月・4月を20勝11敗で首位に立つも,5月から4ヶ月連続負け越し。菅野智之,坂本勇人が離脱を繰り返し,2005-06年以来球団史上2度目となる2年連続勝率5割以下で4年ぶりにBクラスに転落。原辰徳監督は巨人軍史上初めて同一監督で2年連続勝率5割以下となった。戸郷翔征が自身初タイトルとなる最多奪三振。

交流戦で5勝13敗と低迷し,4年連続Bクラスに終わった広島。自慢の先発投手陣も機能せず,伝統だった機動力もほとんど使えなかった。佐々岡真司監督が退任し新井貴浩新監督が就任した。

立浪和義監督が就任し再始動を図った中日だったが,投高打低は顕著。チーム本塁打はリーグワーストと長打力ならびに得点力不足は明らか。DeNAには6勝18敗1分と大きく負け越した。岡林勇希が最多安打。ジャリエル・ロドリゲスが最優秀中継ぎ,ライデル・マルティネスが最多セーブのタイトルを獲得した。

チーム成績
【表2-1】チーム月別成績
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【表2-2】チームホーム/ビジター別成績
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ビジター43勝は,1997年の41勝を上回り球団新記録【表2-2】。

【表2-3】チーム曜日別成績
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最長連勝は土曜日で4月22日阪神戦(神宮)から6月18日広島戦(神宮)にかけて9連勝。木曜日,金曜日,日曜日に5連勝が続く。最長連敗は金曜日で7月1日DeNA戦(神宮)から8月19日中日戦(バンテリン)にかけて7連敗【表2-3】。

【表2-4】チーム年度別成績推移直近10年間 ※()はリーグ順位
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1997年以来25年ぶりに80勝到達。打率.318,56本塁打,134打点で三冠王を獲得した村上だが,個人成績のみに着目すると2013年のウラディミール・バレンティンは打率.330,60本塁打,131打点という成績を残しており,打率・本塁打では今年の村上を上回っている。同年は小川が16勝を挙げ最多勝を獲得している。それでいてチームは夏前から最下位を独走。野村元監督はかねがね「野球とは,団体競技である」「団体競技とは,選手が同じ方向を向いてプレーすることである」という野球論を唱えていた。「個」の力だけではチームは勝てない。こうしてチーム成績と照らし合わせると改めてその言葉の偉大さを感じる【表2-4】。

【表3】チーム別対戦成績
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阪神,オリックス,千葉ロッテ,東北楽天には2018年以来4年ぶりの勝ち越し。巨人,中日には2020年以来2年ぶりに負け越し。目立つは中日との対戦成績で,今季6勝を挙げブレークした橋宏斗には,4試合対戦し0勝4敗,防御率2.59とカモにされたほか,R・マルティネスには13回無失点,ロドリゲスにも92/3回無失点と完全に封じられた【表3】。

【表4】守備成績
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長岡はセ・リーグ遊撃手で最多の139試合に出場し,守備率.980でリーグトップ。併殺数は105で,中野拓夢(阪神)の85,小園海斗(広島)の65に大きく差をつけた。遊撃手の高卒3年目以内での受賞は1988年立浪和義(中日=1年目)同年田中幸雄(日本ハム=3年目)に次いで34年ぶり3人目【表4】。

【表5-1】交流戦順位表
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セ・リーグが55勝53敗と勝ち越し, 2009年・21年に続き2年連続3度目の勝ち越し。2年連続の勝ち越しは交流戦初めて。また中止が1試合もなかったのも交流戦史上初だった。ヤクルトの14勝4敗,勝率.778は,18試合制となった2015年以降では2016年ソフトバンクの13勝4敗1分,勝率.765を超える最高勝率【表5-1】。

【表5-2】交流戦通算成績表[2005-2022]
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上位6球団に変動無し。阪神は2年連続で交流戦2位となり中日と入れ替わり7位に。通算勝率も.500が目前と迫ってきた。ヤクルトが東北楽天を抜いて9位に浮上。11位広島は2019年から3年連続交流戦最下位で,12位DeNAと2.0差に迫られた【表5-2】。

DATA2022〜チームとしての成績
昨年同様リーグチーム成績を列挙してみた。赤字がリーグトップ。青字はリーグワースト。
【表6-1】チーム投手成績
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小川がチームとしては2年ぶりに規定投球回に到達したものの,2年連続で2桁勝利投手を輩出できず,チーム勝ち頭は木澤とサイスニードの9勝止まりだった投手陣。先発防御率,奪三振率,被安打,被本塁打,被打率でリーグワースト。QS率はDeNAと並んでリーグワーストタイ。阪神に至ってはチーム防御率,先発防御率,救援防御率,ホールドポイント数,被本塁打,与四死球,失点,自責点,被打率,QS率,WHIPでいずれもリーグトップ。中日もセーブ数,奪三振数,奪三振率,被安打数でリーグトップ,被打率は阪神と並びリーグトップタイ。チーム防御率,先発防御率,救援防御率はいずれも阪神に次いでリーグ2位。
それでも「勝負どころで打たれている。これだけエラーしたら,防御率も良くなりますよ」と阪神岡田新監督が評論家時代に指摘したように,リリーフ陣の勝敗は阪神の14勝24敗に対し,ヤクルトは31勝17敗と決定的な差をつけた【表6-1】。

【表6-2】チーム打撃成績
22表6-2.png(クリックで拡大)
打撃成績に関しても同様の傾向が見られ,出塁率,長打率,OPS,四球がリーグトップとなっているが,これは村上に牽引されている部分が多い。昨年トップだった代打安打数,代打率はリーグワーストとなった【表6-2】。

おわりに〜2023年シーズンに向けて
寺島成輝吉田大成中山翔太,育成の内山太嗣が戦力外通告を受け,宮台は現役引退を選択した。
ドラフトで吉村貢司郎(投手・東芝),西村瑠伊斗(内野手・京都外大西高),澤井廉(外野手・中京大),坂本拓己(投手・知内高),北村恵吾(内野手・中央大),育成ドラフトで橋本星哉(捕手・中央学院大)を指名。合同トライアウトで前中日三ツ俣大樹,前阪神尾仲祐哉,前巨人沼田翔平を獲得。今年から導入された現役ドラフトで渡邊がオリックスに移籍することになり,千葉ロッテから成田翔を指名した。
スアレス,コール,キブレハンとは契約を更新せず,守護神としてリーグ連覇に貢献したマクガフがダイヤモンドバックスへ移籍することになった。新たにライネル・エスピナルディロン・ピーターズキオーニ・ケラの3投手を獲得した。
リーグ連覇を果たしたものの,来季は“投手陣の再構築”が求められる。「投手がしっかりとしないといけない。(日本一奪還へ)今のままじゃ駄目。もっと先発が1人、2人、3人と出てこなきゃいけない」と指揮官も課題に挙げている。

コーチングスタッフは,今季まで広島でヘッドコーチを務めていた河田雄祐外野守備走塁コーチが2020年以来3年ぶりに復帰し,今季限りで現役を引退した嶋がバッテリーコーチ兼作戦補佐に就任。松元作戦コーチ,伊藤智仁投手コーチ,石井投手コーチ,杉村繁打撃コーチ,大松打撃コーチ,森岡内野守備走塁コーチは留任。福川将和二軍バッテリーコーチが野手コーチ補佐に役職変更された。
ファームは池山隆寛二軍監督以下,城石憲之二軍チーフ兼守備走塁コーチ,尾花高夫二軍投手チーフコーチ,小野寺力二軍投手コーチ,松岡健一二軍投手コーチ,宮出隆自二軍打撃コーチ,畠山和洋二軍打撃コーチ,土橋勝征育成チーフコーチ,山本哲哉育成投手コーチが留任。佐藤外野守備走塁コーチ,衣川バッテリーコーチがそれぞれ二軍外野守備走塁コーチ,二軍バッテリーコーチとなり,緒方耕一二軍外野守備走塁コーチは退任となった。

社長・監督・選手と揃えて口にするのは球団史上初となる3連覇そして日本一奪還。黄金時代再来へ―一枚岩となったチームスワローズは歩みを進める。

参考文献
 『サンケイスポーツ特別版ヤクルト連覇』2022年11月11日号,産業経済新聞社,2022.10
 『東京ヤクルトスワローズ優勝記念号』週刊ベースボール10月27日号増刊,ベースボールマガジン社,2022.10
 『連覇!東京ヤクルトスワローズ最強を,証明するV プロ野球2022シーズン総括BOOK』コスミック出版,2022.10
 『SMBC日本シリーズ2022 公式プログラム』ベースボールマガジン社,2022.10

参考資料
「ニッカンスコア速報」
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s03.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s04.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s05.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s06.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s07.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s08.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s09.html
 https://www.nikkansports.com/baseball/professional/schedule/s10.html
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2022年12月21日

右腕ケラを獲得 プロ野球・ヤクルト

 ヤクルトは21日、米大リーグのレンジャーズなどでプレーした米国出身のキオーニ・ケラ投手(29)=185センチ、99キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。
 単年契約で年俸100万ドル(約1億3200万円)プラス出来高払い。背番号は11。大リーグ通算243試合登板で23勝13敗28セーブ、防御率3.33。(金額は推定)。[ 12/21(水) 18:48配信 時事通信 ]

「来季、スワローズの一員としてプレーする事をとても嬉しく思います。私と家族は、この機会を与えてくれた球団に深く感謝しており、コーチやチームメイトから日本の野球を学び、チームの優勝に貢献する為に全力を尽くします。スワローズを応援してくれるファンの皆さんと一緒に素晴らしい事を成し遂げ、スワローズにさらなる成功をもたらすことができると確信しています。この素晴らしい機会に改めて感謝します。来シーズンが待ちきれない気持ちです」

マクガフの後釜守護神候補に大物獲得!
2015年レンジャーズでメジャーデビュー。68試合に登板し7勝5敗22ホールドをマーク。18年7月トレードでパイレーツ移籍。21年FAでパドレスへ。しかし5月にトミー・ジョン手術。今季はドジャース3Aで7試合登板と順調に回復をみせての来日。
243試合登板。2271/3回を投げ,279奪三振。防御率3.33とこの年齢で申し分ない実績の持ち主。ストレートに加え,キレ味鋭いパワーカーブが武器とのこと。トニーの推薦もあったとか。

背番号「11」
 ○荒木大輔(1983-1995)→○アキラ(1997-1999)→63坂元弥太郎(2003-2005)→□高津臣吾(2006)→△遠藤政隆(2007)→○佐藤由規(2008-2018)→○奥川恭伸(2020-2022)→○ケラ(2023-)
KELAがKEGAの系譜を払拭出来るのか。外国人でワンクッション挟むことは良いことだと思います。

奥村政之編成部国際担当部長
「抑えのエース、そしてマクガフの代役として、開幕からやってもらいたい」「これで外国人補強は一段落した」ということで助っ人は野手2(オスナ・サンタナ)・投手4(サイスニード・エスピナル・ピーターズ・ケラ)の6人制で出場枠5を争う形に。

2023年東京ヤクルトスワローズの陣容もこれで固まったか。
支配下登録選手は嶋・内川・坂口・宮台・寺島・中山・吉田大成・渡邊・キブレハン・コール・スアレス・マクガフの12名が退団。山野・近藤・鈴木3名が育成落ち。
吉村・西村・澤井・坂本・北村・三ツ俣・尾仲・成田・エスピナル・ピーターズ・ケラの11名が加入。ということで66名+育成9名=75名体制で臨むことになりそうです。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:20 | 更新情報をチェックする

2022年12月20日

左腕ピーターズを獲得 プロ野球・ヤクルト

 ヤクルトは20日、米大リーグのパイレーツなどでプレーした米国出身のディロン・ピーターズ投手(30)=180センチ、88キロ、左投げ左打ち=を獲得したと発表した。単年契約で年俸75万ドル(約1億円)プラス出来高払い。背番号63。大リーグ通算59試合登板で13勝12敗、防御率5.30。(金額は推定)[ 12/20(火) 16:21配信 時事通信 ]

「来シーズン、スワローズという家族の一員になれることを嬉しく思っています。また、ファンの皆さんとチームメイトにお会いできることを楽しみにしています。皆さんの文化と野球への忠誠心を受け入れることに、とてもワクワクしています。 素晴らしいシーズンにするために、しっかりと準備をして臨みたいと思っています。Go, Swallows!」

外国人2人目は先発左腕。通訳さんの仕業なのか?早速「家族」「Go, Swallows!」なんて言葉を入れ込むのだから親日家を期待できそう。

2020年代に入り毎年変わる系譜になりつつある背番号「63」
 ○加藤博人(1988-1989)→○押尾健一(1990-1999)→○坂元弥太郎(2001-2002)→○片山文男(2003-2005)→15平本学(2006)→○増渕竜義(2007)→○山本斉(2008-2014)→○井野卓(2015-2020)→13中尾輝(2021)→○A.J.コール(2022)→○ピーターズ(2023-)

奥村政之国際グループ担当部長
「先発経験が多く、メジャーの実績と右肩上がりの調子の良さをメインに獲得した。強い球を低めにズバッと投げられる。勝てる先発の1人として期待している。サイスニード、(新外国人の)エスピナルと3人の外国人が先発の枠を競争してほしい」
今年もあと10日。もう1人は年内に決まるのか。それとも越年するのか。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:18 | 更新情報をチェックする

2022年12月15日

2月23日から105試合 日本ハム新球場は3月14日初戦―プロ野球オープン戦

 プロ野球セ、パ両リーグは15日、2023年春季オープン戦の日程を発表し、2月23日から3月26日まで計105試合が組まれた。
 球団別ではヤクルトと楽天の20試合が最多。
 日本ハムの新球場、エスコンフィールド北海道は3月14日の西武戦が第1戦で、その後のソフトバンク戦とヤクルト戦を合わせて計7試合が行われる。同4、5日には札幌ドームで日本ハム―楽天を開催。
 2月は沖縄県内で9試合が行われ、セ3連覇を目指すヤクルトは浦添市で巨人、阪神、楽天と対戦。2年連続日本一を狙うオリックスは3月4日の甲子園球場での阪神戦が初戦となる。楽天は3月7〜15日に静岡・草薙球場で8試合を開催する。
 公式戦は3月30日の日本ハム―楽天で開幕。他の10球団は同31日に開幕戦に臨む。[ 12/15(木) 16:34配信 時事通信 ]

2023年オープン戦日程
2/23242526
巨人阪神楽天
浦添浦添浦添
13:0013:0013:00
272812345
千葉ロッテ
ZOZOマリン
13:0013:00
6789101112
ソフトバンク広 島
PayPayドームマツダ
18:0018:0018:0013:0013:00
13141516171819
千葉ロッテ阪 神
神宮神 宮
13:0013:0013:0013:0013:00
20212223242526
楽天DeNA北海道日本ハム
神宮神宮エスコンフィールド
13:0013:0018:0014:0013:00

 ・浦添巨人戦(3年連続)
 ・浦添阪神戦(6年連続)
 ・浦添楽天戦(3年連続)
 ・ZOZOロッテ戦(4年ぶり)
 ・PayPayドームソフトバンク戦(3年ぶり)
 ・マツダ広島戦(2年ぶり)
 ・神宮ロッテ戦(3年ぶり)
 ・神宮阪神戦(2年ぶり)
 ・神宮楽天戦(2年ぶり)
 ・神宮DeNA戦(2年連続)
 ・エスコン日本ハ厶戦(史上初)

2年連続最下位のオープン戦。
今年は巨人とヤクルトが同率で最下位だったため,令和に入って,オープン戦最下位チーム⇒リーグ優勝&日本シリーズ進出確率100%という命題は成り立たなくなりましたが,いずれにしても令和に入ってオープン戦最下位チームがリーグ優勝&日本シリーズ進出している令和元年にオープン戦は無い(4月30日までは平成31年)ことになります。
 ・令和2年オープン戦最下位巨人→シーズン優勝&日本シリーズ進出
 ・令和3年オープン戦最下位東京ヤクルト→シーズン優勝&日本一
 ・令和4年オープン戦同率最下位東京ヤクルト→シーズン優勝&日本シリーズ進出

来春はWBCが開催されるため,4番サード村上を欠くことは確実。山田も可能性大。若手内野手にとっては枠が2つ空くわけですから,競争は熾烈なものになりそうだが,果たして勝敗は?!
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2022年12月11日

スワローズ『ネホリハホリ』2022

今年で5回目となった「燕」つながりで行われるオフの燕市でのトークショー。今年は”そまひで”こと長岡秀樹内山壮真の若手ホープ2名。
この2名の来燕が発表されたのが11月29日で,11月30日10時から申込開始。それに先駆け地元枠は確保されていたものの,オンラインでの受付が始まると僅か1時間で定員に達し申込締切という人気ぶり。
地元新潟からの申込は半数足らずで,全国各地から申込が殺到したとのこと。その上で会場は自由席ということで,最前列を確保しようと一番乗りは今朝5時には会場に到着していたとか・・。まるでジャニーズのコンサートのような熱狂ぶり。地元民はゆっくりさせていただいておりましたが。。

冒頭鈴木市長ご挨拶
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昨年は「こたおみ」。今年は「そまひで」。2023年はつば九郎米10周年ということで何か企画したい。

そまひで登場
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燕市年間ヒーロー賞として新潟かがやき農業協同組合長澤常務理事から長岡に「つば九郎米」60kgの目録が贈られ,暇そうにしていた壮真にも30kgが贈呈されるサプライズからスタート。

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【燕市・新潟県について】
 秀樹:全く初めて。長岡市があるのは知っていた。
 壮真:中学の頃から遠征に来ていた。高校では対戦相手が新潟代表に決まると内心ガッツポーズしていた。

【野球を始めたきっかけ】
 秀樹:2個上の兄がいたから。小1から。
 壮真:小3から。父は空手の指導者。サッカーと迷ったが野球でよかった。

【サッカーワールドカップ】
 秀樹:寝てます。
 壮真:You tubeで1分のハイライトは見てます。

【プロ野球選手になりたいと思うようになったのは】
 秀樹:小学校低学年の頃は夢だったが中学で現実を知った。けれど高3の6月にスカウトの方が来て意識した。
 壮真:小6の進路選択時。星稜中に進学することを決めた。

【小さいころ】
 秀樹:巨人ファン。阿部慎之助のファン。
 壮真:巨人ファン。坂本勇人に憧れた。

【開幕スタメン】
 秀樹:当日にスタメンが発表された。あるかなとは思っていたがドキッとした。橋奎二が投げているとショートに飛んでこなくて楽。
 壮真:(先発投手との兼ね合いで)事前に言われることが多いので準備も出来る。

【村上について】
 秀樹:人間性見習わないといけない。ロッカーが隣だけれどよく浸食してくる笑
 壮真:数字以上に本塁打の価値がある

【ベンチの雰囲気】
 秀樹:やりやすい。声を出しやすい。先輩方は快く質問を受け入れてくれる。
 壮真:打たれた時こそ声を出すようにしている。

【日本シリーズでの代打本塁打】
 壮真:川端さんが代打だと思っていたのですぐ2ストライクと追い込まれてしまった。ガッツポーズが早かったかも苦笑
 秀樹:ゲッツーだけは打つなよと見ていたが鳥肌が立った。

【忘れられないプレー】
 秀樹:神宮開幕戦でのエラー
 壮真:交流戦でのプロ初本塁打と日本シリーズでの代打本塁打

【気持ちの切り替え方】
 壮真&秀樹:寝ること

【津監督】
 秀樹:身体は大丈夫かと声をかけてもらうくらい。こうしろああしろは無い。野手よりも投手とのコミュニケーションが多い印象。
 壮真:技術的なことは言わない。出来るか?といつも訊く。

【好きな音楽】
 秀樹:移動中に流行歌を聴くくらい。1回だけBE:FIRSTにしたのは姉と姪っ子(4歳と2歳)が来ていたから。登場曲を変えるつもりはない。
 壮真:よく聴く。一番はお母さんの影響でEXILE。1曲目は変えないが,あと3曲くらい入れたい。

【食事】
 秀樹:松山で鯛飯を食べてブーム。試合後は焼肉。塩見山崎と行くことが多い。
 壮真:好きなのは寿司。朝は弁当。昼は15時頃。試合後焼肉。田口さんにいつも驕ってもらってます

【好みの女性のタイプ】
 秀樹:髪が綺麗な人。長髪。年上。
 壮真:顔が濃い系。

【他チームであの選手はヤバい】
 秀樹:吉田正尚。ショートゴロをめちゃくちゃ打ってくる糸原健斗。
 壮真:山川穂高。マスク被ると必ず打たれる宮崎敏郎。

【来季の目標】
 秀樹:チームとしては3連覇と日本一奪還。個人的には打率.300。背番号変更は小川GMから変える気あるかと訊かれて。背番号7のショートといえば松井稼頭央西岡剛。自主トレを一緒にする中村晃の影響もあった。
 壮真:個人的には70試合スタメン。レギュラーを奪い取る気持ちで。

【来季ココを見て】
 秀樹:攻守交代時の全力疾走。チームとしては村上の本塁打。
 壮真:自分の本塁打。村上の60本。
 秀樹&壮真:ムネさんがメジャーに行く前に、一人前にならないとねと話している

【WBC】
 秀樹:日の丸を着たことが無いのでいつか着てみたい。
 壮真:大谷さんとバッテリーを組んでみたい。

質問コーナー
【ハマっていることは?】 
 秀樹:さけるチーズだったが最近は雪見だいふく
 壮真:サウナ

【エラーして考えることは?】
 秀樹:ピッチャーに帽子を取って謝るが,内心はもう打たせないでくださいと思っている。
 壮真:ミスした時こそ声を出したり全力疾走を心がける

【二人が仲良くなったキッカケは?】
 秀樹:武内晋一さんから壮真の教育係に任命されたから
 壮真:分からないことがあったら訊けと言われたが,武岡のほうが教えてくれた

【二人とも高校時代は女子マネージャーがいない環境だったがもし女子マネージャーがいたら?】
 秀樹:おにぎりが食べたかった
 壮真:タオル持ってきてくれたら嬉しかったかも

【二人の第一印象は?】
 秀樹:You tubeで見た星稜の内山壮真だ
 壮真:優しい人だな

【バッティングで意識していることは?】
 秀樹:タイミング。R・マルティネスは球が速いくせにさらに小細工してくるから(全くタイミングが合わない)。
 壮真:気持ち。

【御飯はどのくらい食べましたか?】
 秀樹:食べるのが遅いので1杯が精一杯。とうもろこしは食べるがコーンはダメ。
 壮真:高校時代は朝から3杯食べた。生卵ゆで卵は食べるが温泉卵はダメ。

お楽しみ抽選会
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1枚だけ癖で58と書いてしまった。あとは全部7。

【最後にメッセージ】
 秀樹:優勝してトークショー出来るように頑張る。背番号7のグッズいっぱい買ってください。
 壮真:日本一を奪還して報告できるように頑張るので応援よろしくお願いします。 
新潟 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:43 | 更新情報をチェックする

2022年12月09日

オコエが巨人、陽川は西武へ 初実施の「現役ドラフト」―プロ野球

 プロ野球で出場機会が少ない選手の移籍活性化を目的とする「現役ドラフト」が9日に初めて実施され、12人の移籍が決まった。2015年の新人選手選択会議(ドラフト会議)で1位指名を受けた楽天のオコエ瑠偉外野手は巨人へ移籍する。
 1軍で一定程度の実績がある選手の移籍もあり、阪神の陽川尚将内野手は西武が、巨人の戸根千明投手は広島が獲得した。
 現役ドラフトは非公開で行われ、各球団が事前に2人以上の対象選手のリストを出した上で、少なくとも1人を獲得して1人を放出するルール。フリーエージェント(FA)権を行使したことがある選手や育成選手、外国人選手などは対象外だった。希望球団のみが参加する2巡目の指名は実施されなかった。[ 12/9(金) 18:26配信 時事通信 ]

進行はスムーズ、効果未知数 プロ野球現役ドラフト
 初めて実施された現役ドラフトは複雑な手順だったが、事前に対象選手のリストが手元に届くこともあり、各球団はしっかり準備できたようだ。運営はスムーズに行われた。
 制度の改善や継続については今後も検討を重ねる必要がある。ソフトバンクの三笠ゼネラルマネジャーは「2巡目がなかったのはどの球団も保守的な対応を取ったからだと思う」と言い、回数を重ねれば成熟していくとの見方だ。一方、ある球団の幹部は、必ずしも補強ポイントに合致するとは限らないとした上で「選手の出場機会につながるのか、球団にとってプラスになるのかは疑問」と指摘した。
 オコエを放出した楽天の石井監督は「彼の能力を開花させられる可能性もある」と期待しつつ、制度については「トレードと何が違うのかということも含めて素晴らしいものになれば」。労組日本プロ野球選手会の森事務局長は「移籍が決まった選手全員に連絡したら、みんなポジティブに捉えていた」と語った。[ 12/9(金) 21:22配信 時事通信 ]

選手会からの要望もあって初めて開催に至った現役ドラフト。「少なくとも1人を獲得して1人を放出する」という条件下で非公開に行われる会議。ドラフト会議以上に気がかりで,17時の情報公開まで気になって仕事も手につかない←くらい。当初は戦力外選手の押しつけとなるのではないかと危惧していたのですが,実際終わってみると「出場機会が少ない選手の移籍活性化」という目的は達せられた感を強く感じました。改善点があるとすれば実施時期でしょうか。どうせ開催するならドラフト会議終了後から合同トライアウト前が妥当な気がします。

当該選手への通告は事前に行われたとか行われないとか。通告されたが指名された選手の来季へのモチベーションというのは如何なるものか。。

【現役ドラフト】渡辺大樹がヤクルトからオリックスへ「更に努力して恩返しができるように」
 出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が9日、開催され、ヤクルトはロッテから成田翔投手を獲得。渡辺大樹外野手がオリックスへ移籍となった。
 7年目の渡辺は今季、49試合に出場し、打率1割2分5厘、0本塁打、2打点。コメントは以下。
 「東京ヤクルトスワローズでは7年間、大変お世話になりました。プロに入って基礎からいろいろなことを学ばせていただきました。次にお世話になる球団は、今年日本一になっていますので、更に努力して今まで指導してくださった方々や応援してくださったファンの方々に恩返しができるように頑張ります。今まで本当にありがとうございます」[ 12/9(金) 18:15配信 スポーツ報知 ]

49.渡邊大樹(2016-2022)
専大松戸高から2015年ドラフト6位指名。背番号は「49」。中学3年時新潟ビックスワンで開催された陸上の全国中学総体に出場し,200メートル走で決勝まで進出した快足が自慢。入団当初は内野手。

2016年イースタンに74試合に出場し打率.256,3本塁打,10打点,4盗塁。オフに開催されたアジアウインターベースボールリーグのNPBイースタン選抜に選出された。

2017年9月3日。怪我のデビット・ブキャナンに代わり初の一軍登録。同広島戦(神宮)でプロ初出場。2年続けてアジアウインターベースボールリーグNPBイースタン選抜に選出される。

2018年。村上宗隆の加入もあって外野手に挑戦。主に外野としてチーム最多のファーム111試合に出場。打率.256,3本塁打,37打点,15盗塁。
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2019年より外野手登録となり,4月29日塩見泰隆との入れ替わりで2年ぶりとなる一軍登録。5月10日巨人戦(東京ドーム)で田口麗斗からプロ初安打・初本塁打を放つ(当時からこんな複雑なツイートをしていたの証拠)



2020年。開幕前の練習試合6月7日巨人戦(東京ドーム)でまたしても田口から本塁打を放ち,左キラーぶりをアピール。

自身初の開幕一軍を掴み,試合終盤の代走ならびに外野の守備固めとして33試合に出場。チームにとっても様々な意味で上田剛史を追いやった。

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2021年。ベンチからの信頼も厚く,主にドミンゴ・サンタナの守備固めとして自己最多の94試合に出場。

7月7日阪神戦(神宮)では決勝タイムリーを放ちお立ち台にあがるなど脇役としてチームの優勝及び日本一に貢献。オフには結婚も発表された。

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しかし2022年同じ外野手のルーキー丸山和郁が加入。左右の違いはあるが,俊足と堅実な守備に加え,長打力と勝負強さに勝る丸山和に代走と守備固めというポジションを奪われた形に。8月5日に登録抹消されると以降一軍での出番は無くなっていた。

【記録】
 ・初出場・初打席:2017年9月3日広島戦(神宮)
 ・初安打・初打点・初本塁打:2019年5月10日巨人戦(東京ドーム)[田口麗斗]
 ・初盗塁:2019年8月1日DeNA戦(横浜)[武藤祐太-戸柱恭孝]


7月22日広島戦(神宮)。見聞LOGに「7回表の守備からサンタナに代え渡邉を入れたのも逃げ切りの証。ただ6回裏は山崎で切れており,7回裏一人出ればサンタナに回るということで,もう1イニング待っても良かったのか。でももし丸山和が居ればそんなに遜色は無いだけに,打率.077の邉の打撃(セーフティ試みるも投手の正面過ぎてアウト)が実に物悲しい。」と記したが,このあたりから渡邊と丸山和の立場の逆転を感じていた。

それでもオリックス福良GMは「守備と走塁。それは十分行けるということで」と評価しており,あくまで現状のヤクルトではどうしてもポジションが被ってしまうだけで,チーム変われば渡邊と言うピースはしっかり機能するはず。一流の脇役に徹っせられる渡邊だけに,この移籍がプラスとなることを祈りたい。そして来年日本シリーズで対戦してその強肩を見せてほしい!そう願うし祈ります。

一方ヤクルトが獲得したのはロッテの成田翔。小川淳司GM「初めての制度で、いろんな制約がある中で希望の左投手は取った」。
渡邊と同学年。秋田商で石川二世の小柄な左腕として旋風を起こしたことは鮮明に残っています。それでもプロでは未勝利で,今季は一軍登板なし。投げる位置を試行錯誤したりと(高校時代から較べると)伸び悩みの印象。環境変わって,先輩石川さんとの出会いでこちらも現役ドラフトがいい方向に機能しますように。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS Memories | at 23:59 | 更新情報をチェックする

2022年12月06日

ドラフト1位の吉村、責任感を胸に ヤクルト新入団発表―プロ野球

 ヤクルトは6日、東京都内で新人6選手(育成1人含む)の入団発表を行い、ドラフト1位の吉村貢司郎投手(東芝、背番号21)は「ユニホームに袖を通して実感が湧き、責任感も出てきた。球界を代表する投手になりたい」と意気込みを語った。 
 高津監督は「大きな期待を持っている。強いチームをつくっていくには彼らの力が必要」と話した。育成を除く他の選手と背番号は次の通り。
 ▽西村瑠伊斗内野手(京都外大西高、36)▽沢井廉外野手(中京大、42)▽坂本拓己投手(北海道・知内高、56)▽北村恵吾内野手(中大、50)。[ 12/6(火) 18:29配信 時事通信 ] 

大安吉日の入団発表。

吉村「期待に応えたい」 ヤクルトと仮契約―プロ野球
 ヤクルトは24日、ドラフト1位指名した東芝の吉村貢司郎投手と横浜市内のホテルで入団交渉し、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で仮契約した。背番号は21。吉村は「改めて実感が湧いた。期待に応えられるような投球、プレーをしていければと思う」と心境を語った。
 150キロを超える速球とフォークが持ち味の本格派右腕。即戦力の先発候補として期待されており、ローテーション入りを目標にする。「1年間戦えるように準備していきたい。いずれはタイトルを取れるような投手になりたい」と意気込んだ。(金額は推定)[ 11/24(木)18:47配信 時事通信 ]

「ユニホームに袖を通すことで、プロ野球選手になったんだという実感が湧きましたし、責任感を感じます。武器は力強い真っ直ぐと、空振りが取れる変化球だと思っているので、そういったプレーを見せていきたいです。タイトル獲得を目標に、球界を代表するような投手になれるように頑張っていきたいと思います」
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 ○西岡剛(1987-1990)→○小坂勝仁(1991-1995)→24吉井理人(1996-1997)→△渡辺久信(1998)→20伊藤智仁(1999-2003)→○松岡健一(2005-2018)→○山野太一(2021-2022)→○吉村貢司郎(2023-)
系譜としてはロッテ吉井新監督。西武渡辺久信元監督。伊藤智仁・松岡健一両投手コーチと背負ってきた,スワローズの右投手では「17」に次ぐ栄誉ある番号ではなかろうか。

ヤクルト2位・西村瑠伊斗が仮契約 プロでは内野手挑戦で村上ロード&烽゙
 ヤクルトからドラフト2位指名された西村瑠伊斗内野手(18)=京都外大西=が京都市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5500万円、年俸650万円で仮契約した(金額は推定)。背番号は池山隆寛2軍監督、川端慎吾内野手(35)らがつけた出世番号「36」となった。
「やっと実感がわいてきた。ミート力には自信がある。力をつけて三冠王を取れるようにしていきたい」
 西村は甲子園大会に出場経験はないが、今夏の京都大会6試合では打率.611(18打数11安打)で京都大会タイ記録となる4本塁打を放ったスラッガー。王貞治をほうふつとさせる「一本足打法」の構えで高校通算54本塁打のパンチ力が魅力だ。178センチ、78キロの体格から投げても最速147キロを誇る。
 高校時代は外野手としてプレーしたが、チーム事情や打撃にプロの世界では内野手に挑戦。高校時代の捕手から三塁手となり、今季史上最年少での三冠王を取った村上宗隆内野手(22)と同じ道をたどる。
 橿渕スカウトグループデスクは「クリーンアップを打てる選手になってほしい。(内野手は)村上、山田らだけで外国人選手に依存しているところもある。村上に近い形で育成方針を立てて、打撃を伸ばしながら守備でも頑張ってもらいたい」と期待を込めた。[ 11/13(日) 18:09配信 サンケイスポーツ ]

「ユニホームに袖を通して、すごく実感も湧きましたし、早く神宮球場で試合がしたいと思っています。自分のアピールポイントはミート力だと思っているので、どんなピッチャーがきても、どんな球を投げられても対応できるようなプレーを見せていきたいと思います」
36
 ○池山隆寛(1984-1991)→○住友健人(1993-1999)→1池山隆寛(2000-2002)→○川端慎吾(2006-2011)→○川上竜平(2012-2015)→○廣岡大志(2016-2021)→○西村瑠伊斗(2023-)
内野手として出世番号「36」が与えられポスト村上としてのレールが敷かれた感。守備は度外視して春季キャンプの対外試合初戦から4番サードを任せる村上方式になるか注目したい。
しっかし18歳の高校生に「強いチーム」って言われるようになったんですね。。感慨深い。。

【ヤクルト】ドラフト3位の中京大・沢井廉が仮契約「1年目からレギュラーを」
 ヤクルトからドラフト3位指名された中京大の沢井廉外野手(22)=180センチ、98キロ、左投げ左打ち=は16日、名古屋市内のホテルで入団交渉し、契約金5500万円、年俸850万円で仮契約した。
 背番号は「42」に決定。フルスイングが持ち味の左の長距離砲は「いよいよ自分がプレーするところが近づいてきたなという実感が沸いてきた。1年目からレギュラーを取って本塁打のタイトル争いをしていきたい」と目を輝かせた。
 日課は筋トレ。大学ではスポーツ科学部に所属している。そんな沢井はプロのボディービルダーに師事し、自慢のマッスボディーを作り上げている。(金額は推定)[ 11/16(水) 19:32配信 中日スポーツ ]

「42番というホームランを期待されるような背番号をいただいたので、それに見合うような成績を残して、42番は澤井の番号だと言ってもらえるように頑張りたいと思っています。自分の強みはインパクトの強さなので、それを存分に活かして、広角にもホームランを打つようなプレーを見せていきたいと思います」
42
 ○パリデス(1992)→△坂口千仙(1994)→△北原泰二(1996-1997)→○ドリスキル(1998)→○ツギオ(1999-2003)→○ゴンザレス(2004-2005)→41木田優夫(2007-2009)→48萩原淳(2010)→○七條祐樹(2011-2015)→△坂口智隆(2016-2022)→○澤井廉(2023-)
ぐっち魂の継承することに。こうして系譜を並べると2005年を最後に外国人が着けていないという・・

ヤクルトD4位・坂本拓巳が仮契約 北海道・奥尻島から46年ぶりのプロ野球選手 背番号「56」は野球アニメ「MAJOR」茂野五郎をイメージ
 ヤクルトにドラフト4位指名された坂本拓巳投手(18)=北海道・知内高=が30日、知内町の公民館で入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円で仮契約した。背番号は「56」に決まった。[ 11/30(水) 18:22配信 サンケイスポーツ ]

「ユニホームを着て、ここがスタートラインだなと思ったので、早く一軍に上がれるように頑張りたいと思います。力強いストレートと、どんなバッターにも強い気持ちで向かっていけることが強みだと思っているので、そういった部分を活かしてプレーしていきたいと思います」
56
 ○池末和隆(1988-1993)→○吉元伸二(1995-1997)→○大山貴広(1998-2001)→26橿渕聡(2002-2003)→○山田裕司(2004-2007)→○中尾敏浩(2008-2011)→△楠木祐介(2012-2013)→○カーペンター(2014)→△奥村展征(2015-2018)→○鈴木裕太(2019-2022)→○坂本拓己(2023-)
系譜を見ると受難の番号。殻を破ってほしい!

【ヤクルト】5位北村恵吾が仮契約、背番「50」ショート以外の内野に挑戦「対応できるように」
 ヤクルトからドラフト5位指名された中大・北村恵吾内野手(21)が22日、都内の明治記念館で入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸750万円で仮契約した。背番号は「50」に決まった。
 大学では主にファーストを守った右打ちのスラッガー。プロではショート以外の内野に挑戦する方針。「ようやく実感がわいてきたなというのが正直な気持ち。(セカンドの守備は)練習をしていく中で、しっかりとそこを対応できるようにやっていかなくちゃいけないなと思います」と意気込みを示した。(金額は推定)[ 11/22(火)18:24 日刊スポーツ ]

「この日を本当に楽しみにしていて、ユニホームに袖を通すことができてスタートラインに立つことができたと思います。アピールポイントは勝負強いバッティングだと思っているので、神宮球場で、自分の一打でチームを勝利に導けるようなバッティングをたくさん披露したいと思います。一軍の舞台で活躍するという目標をすぐに達成できるように頑張ります」
50
 △川村一明(1990-1991)→○高梨利洋(1992-1999)→○ロドリゴ宮本(2000-2001)→○内田和也(2002-2006)→○上田剛史(2007-2020)→○スアレス(2022)→○北村恵吾(2023-)
内野手登録となると21世紀初。スラッガータイプとして1996年高梨以来の4番打者誕生なるかに注目!

「ようやくスタートラインに立てたなという気持ちです。自分の良さは強くバットを振れるところだと思っているので、観客の皆さんを魅了出来るようなプレーをしていきたいと思います。育成からなので、まずは支配下に上がれるよう、頑張っていきたいと思います」
023
 ○赤羽由紘(2021-2022)→○橋本星哉(2023-)
嶋の引退で支配下捕手は5名(中村・西田・直樹・壮真・古賀)。必然的にファームの出番は多くなるはずなので,まずは同じく育成でかつポジションの被る松井聖との争いとなるのだろう。同時に2名支配下というのは正直考えづらいだけに。

さてドラフト当夜の背番号予想の答え合わせ。
21吉村→18×
36西村→26×
42澤井→8×
56坂本→58×
50北村→45×
せめてドライチくらいは当ててきた自負はあるのだが今年は見事全部ハズレ。ということで現状空き番を整理。2・8・11・26・37・63・68。
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2022年12月05日

ヤクルトがエスピナルを獲得 先発候補の右投手

 ヤクルトは5日、ドミニカ共和国出身のライネル・エスピナル投手(31)=190センチ、97キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。年俸65万ドル(約8800万円)プラス出来高払いの1年契約で、背番号は58。
 今季は米大リーグのレッズで2試合に投げて0勝1敗、防御率7.71。3球団でプレーしたマイナー3Aでは、21先発を含む27試合の登板で5勝6敗だった。奥村政之編成部国際担当部長は「先発候補。投球回と比較して被安打が少なく、三振が多い。打ちづらさのある投手」と期待を語った。(金額は推定)[ 12/5(月) 16:36配信 共同通信 ]

「スワローズという素晴らしいチームの一員に加われることに、大変興奮しています。ファンのみなさんに素晴らしい試合を観てもらうために、 最善を尽くす準備をして臨みたいと思います。応援よろしくお願いします。」

新外国人1人目はサンスポの既報通り。ドミニカ出身でライネルという名の長身投手という意味ではライマルくらいの期待をしてしまうが,単なるカリブ出身の長身右腕だとイ●ーア二世となる可能性も。

背番号「58」
 ○飯田哲也(1987-1990)→○原英史1991-1994)→△山口重幸(1995-1996)→○山崎貴弘(1997-2000)→○ホッジス(2001-2003)→△丸山泰嗣(2004-2007)→12高木啓充(2008-2011)→△阿部健太(2012-2014)→○オンドルセク(2015-2016)→18杉浦稔大(2017)→△屋宜照悟(2017-2019)→○長岡秀樹(2020-2022)→○エスピナル(2023-)
ホッジス・オンドルセクと来日1年目は悪くない系譜。あくまで1年目は…モゴモゴ。

同担当部長によれば,「野手2人、投手4人の助っ人6人でシーズンに臨む考えを明かした」とのことで,エスピナル調査の段階ではマクガフの流出を想定してないだろうし,いわゆるコール・スアレスの後釜枠だと思うので,果たして残り2枠でバリバリのセットアッパー獲得まで至れるのだろうか。ワゲスパックのように先発ダメでもリリーフで才能開花するタイプでも有り難いのだが・・。
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2022年12月02日

HP22周年

12月2日。ホムペ開設記念日の定点観測です。

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12月7,966→1月6,176→2月7,047→3月8,395→4月11,533→5月12,123→6月12,102→7月14,078→8月19,523→9月20,986→10月17,069→11月12,011

1ヵ月あたりのユニークユーザー(UU):2446.33/month。
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