S 014 000 000 5
B 100 000 000 1
高梨4,石山
2/3,田口
1/3,○高橋(4-1)2,清水1,マクガフ1−中村
▼データ
・6年ぶり8回目セ・リーグ優勝
ヤクルトが6年ぶり優勝 2年連続最下位から頂点―プロ野球セ・リーグ
プロ野球のセ・リーグは26日、ヤクルトが6年ぶり8度目の優勝を決めた。昨季から指揮を執る高津臣吾監督の下、2年連続最下位から頂点に立った。優勝マジックを「2」としていたヤクルトは横浜スタジアムで行われたDeNA戦に5―1で勝ち、2位阪神が中日に敗れた。
開幕カードの阪神戦では、本拠地の神宮球場で3連敗を喫し、直後にはチーム内に新型コロナウイルス陽性者も出て苦しいスタートとなったが、課題だった投手力が安定。前半戦を首位と2.5ゲーム差の3位で折り返すと、9月22日に初めて首位に浮上。9月は10年ぶりの9連勝、10月には7連勝を記録するなど、終盤に白星を重ねた。
ヤクルトは11月10日に始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで、CSファーストステージ勝者と日本シリーズ出場を争う。 [ 10/26(火) 21:36配信 時事通信 ]
・前年最下位からの優勝(2015年ヤクルト以来史上8球団目)(2度目の達成は史上初)
・100試合目以降に首位初奪取の逆転優勝(2008年巨人以来2球団目)
・下位球団より少ない勝利数での優勝(セ・リーグでは1986年広島以来5球団目)
・高津監督:投手出身の優勝監督(球団史上初)(史上初メジャー出場歴のある日本人優勝監督)
・規定打席での打率3割打者&投手の規定投球回到達者無しでの優勝(史上初)
◆ポイント
・2回表0死二三塁オスナ三ゴ(全力疾走)
・3回裏高梨無失点
・6回裏P田口→高橋奎二
さすがに夜は興奮とスポニュー梯子とネット記事漁りに忙しくて綴る気になれませんでした。一夜明けて改めて喜びを噛みしめながら綴ろうと思います。3週間前から今日の休暇を取得していたのは運命か?!← 時系列に。まずは月曜日のパ・リーグ。オリックスが勝ち,ロッテが敗れたことで,オリックスが1.0差をつけて首位に。2位ロッテはマジック3(2.5)が点灯していながらも,1敗した時点で優勝を逃すという崖っぷちに追い込まれたことに,明日は我が身という思いばかり強くなった。
とにかく負けない阪神。阪神は当然勝つものと思っているから,今日の試合敗れると,マジック2ながらロッテと同じ状態に。1敗した時点で阪神が逆転優勝。ここまで来て優勝を逃したら・・2011年以上の悲壮感に襲われるだろうと。逆の立場(阪神オリックス)であればまだ優勝できなくとも諦めはつくけれど,今回ばかりは違う。
試合前のデータで今季高梨の登板試合は9勝1敗1分。勝率.900という好データを提示する媒体もあったが,自分としてはその唯一の1敗が横浜スタジアムというデータが頭に浮かんでしまっていた。
横浜スタジアム最終戦ということで15分早く17:45にプレイボール。
初回先頭塩見がショート森強襲の内野安打で出塁するも,青木ランナー進められず。山田は併殺で無得点。その裏高梨が二塁打2本でいきなり失点という今日も苦しい展開からのスタートだった。
それでもすぐさま取り返せた。2回表先頭中村ヒットサンタナ逆方向への二塁打で0死二三塁。オスナボテボテのサードゴロ間に1点。綺麗な形ではないが,とにかくにも追いつけた。そしてオスナも間に合わないと分かっている一塁ベースへ必死の形相で全力疾走。ここにきて7番降格で本人が一番悔しいはずなのに,気持ちを切らさない。ふて腐れない。助っ人の鏡のような存在。
時を同じくして15分遅くプレイボールとなった甲子園では中日が先制。1死一二塁から木下拓のサードゴロ併殺コースをセカンド糸原が一塁へ悪送球。阪神にミスが出た。さらに2回裏2死一三塁というチャンスで回った青柳に早くも代打小野寺暖。第2先発を用意しているならともかく,そうではないなかでの早めの継投。これが明暗を分けた。
ハマスタに戻って3回表。先頭塩見ヒット。青木も続いて一二塁。1死から村上もヒットで満塁と今永を攻め立て,サンタナ。またも右方向。塩見青木と2者生還し勝ち越し。
続く中村もあわやホームランのフェンスダイレクトフェンス。村上サンタナと還ってリードを4点に拡げた。なおもオスナ死球西浦四球で1死満塁と攻めたが,2試合連続投手の自援護ともいかず。それでも今永を3回67球でノックアウトに成功。今季は今永と4度対戦し,いずれの試合でも負けをつけることが出来た。ただそうは毎年上手くは行かないから。良い投手なだけに紙一重。油断大敵。
そして4回以降はDeNAが繰り出すマシンガン継投の前にパタリ。三上ー平田ー田中健ーピープルズー山アー伊勢の前にヒット1本。ベイスターズ戦で良く見かける試合展開。いつもであればその間にじわじわ追い上げられてしまうのだが・・今日ばかりは決めに行く継投だった。
リードをもらった高梨は3回裏4回裏と0を並べ,5回からは石山にスイッチ。2死一塁で今日2打数2二塁打と当たっている左の森敬斗を迎え,早くも田口にスイッチという石橋を叩いて渡るような継投。その田口くんが2球で抑えると,なんと6回から高橋奎二を投入。この時点ではまだ甲子園は0−1とまだ分からない展開。それでも先に仕掛けたのは高津監督だった。
それに動揺したのか?まさに波及するかのように甲子園も動いた。青柳に代わって3回から2番手の及川が3イニング目の先頭打者振り逃げから四球犠打ヒットで1死満塁というピンチを招いて降板。3番手馬場は高松を三振に仕留めたが,大島相手に粘られて8球目をレフト前。2者生還し,中日に貴重な貴重な追加点。
高橋奎二は中継ぎでもキレッキレ。オスナのまさかの落球にも動揺せず。3アウト目はいずれもうなるような150km/h近いストレートでの三振。オールドファンで申し訳ないが,まるで1990年代の石井一久かと思うような投球だった。
8回は清水。9回はマクガフ。最後は2021年の方程式。ウィニングボールは村上がキャッチで試合を締めて,この時点でマジック「1」。あとは甲子園の結果を待つだけ。甲子園は9回に突入していた。
最終戦セレモニーがあるにもかかわらず,モニターでは甲子園を映し,待機してくださるベイスターズの関係者の皆々様には感謝しかありません。
最後の最後143試合目にようやく力尽きてくれたがタイガース。驚異の粘り。恐怖でしか無かった。
歓喜の瞬間いの一番に飛び出したのは青木だった。20年前2001年の優勝舞台も同じ横浜スタジアムだった。その時もフライングで石井一久が飛び出していったが,それを青木がやってみせた。残された野球人生の中ヤクルトで優勝していないことだけが後悔と語ってメジャーから復帰してくれた青木。10年前2011年の悔しさを知る限りあるメンバーでもある青木の瞳が潤んでいたシーンが挿入されていたが,このあたりからこっちも感極まっていた。
チーム「73」勝目での優勝。これも何かの縁じゃなかろうか―。「ふんっ」とぼやく笑顔が目に浮かぶ。
ノムさんの教え胸に プロ野球・ヤクルト
高津監督は元監督の故野村克也さんの教えを胸に戦った。
現役時代にミーティングで書き留めた数冊のノートを見返す頻度は昨年よりも増え、「野球の技術はもちろん、チームとして、人として、組織として、すごく大事なことが書いてある」と話す。
就任2年目で優勝に導いた。「(野村さんは)褒めてはくれないでしょうね。ようやったな、ぐらいは言ってくれるかもしれないけど。ふんっ、て笑っているんじゃないですか。これ、ほぼ正解だと思います」と感慨深げに語った。[ 10/26(火) 21:59配信 時事通信 ]
胴上げは5回。なんでもこの輪のなかで「22回」と提案し速攻却下された優勝請負人もいますから!一人3連覇達成おめでとうございます!!!
近藤もぐっちも歓喜の輪の中にいましたね。近藤が居なかったら正直今年も春先から下位に低迷していたと思いますよ。スタートでこけたらなかなか取り返せませんから。ぐっちは成績的には不本意でしかないんだろうけど,プロ入団19年目にして初めて所属球団が優勝できて本当に良かった。
かつての色んな優勝イヤーを彷彿させることがしばしばあるシーズンでもありました。
2001年と同じ横浜スタジアムでの胴上げ。2015年と同じ141試合目での決着。1992年と同じ阪神巨人との三つ巴のペナントレース。
パ・リーグでオリックスが優勝すれば1995年と同じ優勝チーム同士にもなる。そういえばあの年もロッテが2位だったか。
日本シリーズは東京ドームで 神宮球場はアマ野球が使用
ヤクルトがクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜き日本シリーズに進出した場合、ホームゲームとなる第3〜5戦は東京ドームで開催される。新型コロナウイルス感染拡大の影響でポストシーズンが当初の予定より1週間遅れたため、アマチュア野球の明治神宮大会と日程が重なり、本拠地の神宮球場が使用できなくなった。
京セラドーム大阪でも既に別のイベントの予定が入っていたため、オリックスが進出した場合は第6、7戦がほっともっとフィールド神戸での開催となる見通し。[ 10/26(火) 22:11配信 共同通信 ]
捕らぬ狸の皮算用となってしまうが,クライマックスを制すれば日本シリーズの舞台は巨人の本拠地東京ドームをお借りすることに。こうなればヤクルト球団が初優勝した1978年(当時は後楽園球場)以来43年ぶり。
まさにヤクルト球団のすべてが詰まったようなメモリアルイヤーと言っても過言ではないのかもしれない。
1993年・1995年・1997年・2001年・2021年にあって,1978年・1992年・2015年に無いもの。
福岡のドームで3連勝した年はこれまで100%の確率で優勝そして日本一に輝いてきた歴史がありますから。大丈夫!絶対に!!
そして何より自分が一昨年から唱え続けてきたこのジンクスがあるんだから!!
ビジターDeNA戦全日程終了(9勝2敗1分)
3.30 | 火 | 17:45 | 9,992 | 3:27 | ○ | 5-4 | スアレス4,大下2,○長谷川(1-0)1,H清水1,S石山(1)1−西田 | 山崎 |
塩見1号@(大貫) |
3.31 | 水 | 17:45 | 9,902 | 2:56 | ○ | 5-3 | ○高梨(1-0)50/3,H坂本1,Hマクガフ1,H清水1,S石山(2)1−中村 | 入江 |
村上2号A(入江) |
4.1 | 木 | 17:45 | 9,747 | 4:20 | △ | 11-11 | 山野11/3,今野2/3,吉田大喜2,近藤1,大下1,Hマクガフ1,H坂本1,石山1−中村 | - |
山田2号B(上茶谷) |
4.30 | 金 | 17:45 | 13,105 | 3:13 | ○ | 4-0 | ○金久保(2-0)6,近藤1,坂本1,梅野1−古賀 | 三上 |
サンタナ2号A(シャッケルフォード) |
5.1 | 土 | 14:00 | 15,473 | 3:15 | ● | 2-10 | ●高梨(2-1)50/3,近藤1,今野1/3,大下12/3−中村,嶋 | エスコバー |
|
5.2 | 日 | 14:00 | 15,832 | 3:12 | ● | 7-8 | 小川20/3,梅野1,杉山2,H坂本1,Hマクガフ1,●清水(0-2)1−中村 | 山崎 |
サンタナ3号@(平田) |
8.14 | 土 | 18:00 | | | | | 雨天の為中止→振替日:10.26 | |
8.15 | 日 | 18:01 | 9,556 | 3:16 | ○ | 4-1 | ○奥川(5-2)7,H清水1,Sマクガフ(17)1−中村 | 今永 |
|
9.21 | 火 | 17:45 | 9,364 | 3:09 | ○ | 5-2 | ○スアレス(5-3)5,H星1,H今野1,H清水1,Sマクガフ(21)1−中村 | 坂本 |
村上36号C(坂本) |
9.22 | 水 | 17:45 | 9,981 | 3:33 | ○ | 2-1 | 小川7,○清水(3-5)1,Sマクガフ(22)1−古賀,中村 | エスコバー |
|
9.23 | 祝 | 17:45 | 9,978 | 3:06 | ○ | 4-2 | ○サイスニード(4-2)7,H田口1,S星(1)1−中村 | 石田 |
西浦3号B(石田)山田29号@(砂田) |
10.17 | 日 | 15:02 | 15,577 | 3:01 | ○ | 7-3 | ○金久保(4-1)5,Hスアレス1,H今野1,H清水1,マクガフ1−古賀 | 京山 |
山田34号B(三嶋) |
10.26 | 火 | 17:45 | 14,747 | 3:19 | ○ | 5-1 | 高梨4,石山2/3,田口1/3,○高橋(4-1)2,清水1,マクガフ1−中村 | 今永 |
|
【記録】
・4/1山野:プロ初登板,初先発,初奪三振[桑原],初打席,初得点。8/15坂口:通算1500試合出場(史上197人目)。9/21村上:初回満塁本塁打(リーグ史上10人,11度目。球団史上ヤクルト3人目)。9/22清水:38ホールド(球団新記録)。9/23サイスニード:来日初安打 星:プロ初セーブ。10/1清水:48ホールド(NPB新記録)。
・4/30対DeNA戦1分け挟んで開幕6連勝(国鉄時代1954年以来67年ぶり)。9/22首位浮上。10/266年ぶり8度目セ・リーグ優勝。
実質的にハマスタに始まりハマスタで終わった2021年。
開幕2カード目。今季未勝利球団同士の対戦で早くも最下位攻防戦と揶揄された3月30日。初回いきなり先制され,中押し。苦手大貫の前に手も足も出ない打線。なんとか1点返すもミスから失点という草ヤ球。開幕してから34イニング経過しても未だ一度もリードすら奪えない展開。開幕4連敗はもう目前。ここからひっくり返したのは代打・川端の一振り。ここから川端伝説も始まった。
一夜明けて3月31日。まさに地獄に落ちたかのような瞬間でした。開幕5試合目にして開幕スタメンから5人が消える異常事態。
それでもこの日の見聞LOGに
でもこれが意外にチームの停滞感を払拭する或いは何かを変えるキッカケになるのかも!?
と書いたように何かが変わった。これは今だから言えるが,個人的にはこの日急遽一軍登録された嶋さんの存在に他ならないと思う。窮地を救った2番に中村を起用する高津采配。プロ初登板初先発山野太一のアマ時代から続く不敗神話も継続されたのが3戦目だった。
山田と村上が金メダリストに輝いた舞台横浜スタジアム。首位に浮上し,最後優勝のゴールテープを切ったのも浜スタという。五輪に伴い新潟の試合が雨で流れて生まれた最後のドラマでした。
■NEXT GAME
広島(森下?)ー東京ヤクルト(奥川)24回戦 マツダスタジアム 18:00
・優勝を決めた次の試合がマツダスタジアムというのも2015年を想いださせる
・奥川が10勝目チャレンジ