G 200 204 20x 10
小川32/3,大下11/3,●坂本(1-2)1,吉田大喜1,石山1−中村
青木4号@(メルセデス)サンタナ9号A(メルセデス)
▼データ
・3位転落
・8月全日程終了:5勝4敗2分 3ヶ月連続勝ち越し
◆ポイント
・1回表1死無走者山田遊ゴ(坂本の守備好捕)
・6回裏1死無走者ウィーラー中安(山田の守備追いついても捕球出来ず)
・6回裏1死一二塁代打中島左2(村上の守備後逸)
・7回裏2死三塁松原右2(サンタナの守備もたつく間に進塁許す)
首位巨人2位ヤクルト0.5差のまさに首位攻防第1R。天下分け目の岐阜長良川決戦。両軍合わせて30安打と壮絶な打ち合いのシーソーゲームとなったものの惜敗。勝率の関係で3位阪神も敗れながら3位後退で8月終了。
試合の明暗を分けたのは両軍の守備の差と言ってよいのではなかろうか。
初回青木のソロで先制。なおも村上にも二塁打と安定感抜群のメルセデスを初回から攻め立てた。ただこの村上のヒットの前の打者山田のショートゴロ。坂本に上手く捌かれた。これがヒットであればさらなる得点を望めた可能性。なんでもないようなゴロが実はポイントだったかもしれない。
復帰登板小川。援護を貰った直後に吐き出す悪い癖に触れる以前の問題。なんと初球だった。いきなり丸に先頭打者弾。さらに地元岐阜凱旋吉川尚輝にも本塁打が飛び出し勝ち越しを許す。しかし2回表サンタナの2ランで逆転。
4回裏無死満塁から松原犠飛で再び同点。2死一二塁から丸にタイムリーで再び勝ち越される。それでも直後の5回表0死一三塁から村上気迫のヘッドスライディングで同点。なおも2死満塁と攻め立てたがサンタナが三振に倒れ同点止まり。
ヤクルト大下,巨人鍵谷と2番手が互いに踏ん張り同点のまま後半へ。
6回裏3番手坂本。1死からウィーラーの打球。セカンド山田追いついていたが捕球出来ず(記録ヒット)。松原続いて一二塁。鍵谷の代打中島のサードへのゴロ。併殺を焦ったか村上。人工芝での守備力は向上したが,静岡草薙そして岐阜長良川といずれも2年ぶり慣れない土の地方球場での守備に課題。ボールが転々とする間にウィーラー生還(こちらも記録は二塁打)。さらに2死満塁となって吉川にセンターオーバー走者一掃タイムリー三塁打。これで正直試合は決したと思われた。
それでもあきらめない姿勢を見せ続けたスワローズ。7回表先頭青木の二塁打から山田のタイムリーで1点返す。
7回裏4番手吉田大喜。先頭中田翔に二塁打を浴びながら連続三振で2死までこぎつけながら,松原の打席でバッテリーエラー。三塁進塁にリクエスト要求するも判定覆らず。そして松原にタイムリー。ここまでは致し方ない。ただここでこの打球を処理したサンタナがもたついて二塁まで進塁を許し,廣岡のヒットで生還された。この失点が結果的に響いた。
もちろんこの2点によって点差が3→5となり,デラロサの気持ちに余裕が出た面もあるだろうが,先頭中村からの5連打。特に0死満塁代打川端の10球ファールで粘っての二塁打はもう鳥肌ものだった。2点差に迫りなお0死一三塁。青木山田村上という最高の打順を中川に抑えられ,最後はビエイラ。それでも諦めない姿勢は存分にみせてもらった。
ただ一時は5-10と引き離されたいわば負けゲームに鍵谷・高梨・デラロサ・中川・ビエイラと引っ張りだした。それも6連戦の初戦。一方ヤクルトは負け試合で今野・清水・マクガフを登板させなかった。これが明日明後日さらに金曜日からの3連戦にどう影響するか。
8月終えての順位表
試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 得点 | 失点 | 本塁 | 盗塁 | 打率 | 防御率 | ||
1 | 巨人 | 100 | 51 | 37 | 12 | .580 | - | 411 | 371 | 129 | 52 | .249 | 3.50 |
2 | 阪神 | 100 | 55 | 42 | 3 | .567 | 0.5 | 411 | 378 | 99 | 89 | .253 | 3.46 |
3 | ヤクルト | 94 | 47 | 36 | 11 | .566 | 1.0 | 417 | 372 | 98 | 56 | .257 | 3.70 |
4 | 中日 | 101 | 38 | 49 | 14 | .437 | 11.0 | 291 | 331 | 53 | 53 | .238 | 3.17 |
5 | DeNA | 100 | 37 | 50 | 13 | .425 | 1.0 | 401 | 461 | 103 | 21 | .259 | 4.39 |
5 | 広島 | 97 | 37 | 50 | 10 | .425 | 0.0 | 360 | 410 | 74 | 47 | .258 | 3.90 |
この時期に1試合1試合の勝敗で順位が左右する。他球団の勝敗が気になる毎日。
思い起こしてください。1年前。9月1日に61/120試合目にして自力優勝の可能性が消滅しました。こうなるとただ目の前に並べられた試合をこなすだけ。負けて悔しいとすら思えなくなってましたよね?!他球団が勝とうと負けようと全く順位に影響を与えませんでしたよね?!
目標があるってすごいことなんですから!別に今慌てて首位に立たなくたっていいんです。それは10年前に学習しました。130試合首位に立っていても最後10試合で陥落したら何も残らないんです!今巨人は鞭を打っているけど,ヤクルトはまだ慌ててません。じっくり構えましょう。訓練されたオールドファンより。
ケリン投手を獲得 プロ野球・ヤクルト
ヤクルトは31日、ドミニカ共和国出身のケリン・ホセ投手(26)=192センチ、90キロ、左投げ左打ち=を獲得したと発表した。11月末までの契約で、ビザが発給され次第来日し、2週間の隔離期間を経て合流予定。登録名はケリンで、背番号は71。
2018年まで米大リーグのブルージェイズ傘下でプレー。球団を通じ、「ずっと日本でプレーすることを夢見てきた。チームのためにベストを尽くして頑張る」とコメントした。[ 8/31(火) 16:55配信 時事通信 ]
■NEXT GAME
巨人(菅野)ー東京ヤクルト(高橋)16回戦 京セラドーム 18:00
・調子の上がらない菅野をボッコボコにすれば今日の負けは消えるんです!
・でも守備の綻びは無くさないと!ここが大事。