T 100 000 010 2
高梨6,H今野1,清水1,マクガフ1−中村
村上24号@(アルカンタラ)
▼データ
・5月16日中日戦(バンテリン)以来引き分け
◆ポイント
・3回表0死一塁高梨投ゴ(送れず)
・4回表1死満塁高梨投併
・6回裏高梨完了
・8回裏1死無走者マルテ一邪(荒木追いつくも捕球出来ず)→右本
勝てなかった?負けなかった?久々に9回まで野球になった。しかし連敗ストップとはいかず・・
勝てなったという点では高梨の打席の内容か。
3回表先頭元山がヒット。ここは定石通り犠打の構え。打球的にはちょっと強かったにしてもアルカンタラが二塁を判断。好フィールディングといえばそれまでか。序盤で安全に一塁でも何ら問題ない状況。そして塩見にセンター前クリーンヒットが生まれる。送ってい”れば”というまさにたられば。
4回表は先頭村上の2試合連続弾で同点に追いついて,1死から中村サンタナの連打。元山のラッキーなヒットで満塁。ここで高梨。確かに打撃にも定評がある高梨だが,ここは三振でも全然OKな場面。しかしここで最悪の1−2−3併殺でチェンジ。これまた”たられば”になるが,次の回先頭塩見が四球を選んだ。2死満塁なら押し出しだった。
同点で後半へ。5回迄は安定していても6回急におかしくなる高梨。鬼門の6回。先頭サンズ三振。佐藤輝には追い込んでから四球を与えるも,大山一邪。打撃面ではさすがに疲労を感じる中野山田がよく追いついてセカンドゴロチェンジ。投げ切ってくれたことで,高梨の信頼も少しは回復したか。
終盤3イニングは両軍継投へ。及川ー岩崎ースアレスvs今野ー清水ーマクガフ。
明暗分けた8回表裏。8回表は1死からオスナがヒットで出塁し,代走に渡邉。中村がキッチリ送って2死ながら二塁。一塁空いていて,次は左の元山。申告敬遠も十分にあり得る場面で,タイガースベンチは外野前進守備を選択。サンタナの右方向の飛球。もし佐藤輝の守備位置があと一歩後ろなら完全に追いついていたのではないか。阪神サイドからすれば悔やまれる失点。一方でサンタナは三塁を欲張って憤死。これはご愛嬌と笑えたが,これももし二塁に残ってい”れば”もう一勝負出来た。
1点リードで清水。渡邉がそのままライトに入り,サンタナに代わり荒木がファーストへ。ここはベンチとしては万全の策。マルテを三振。サンズもファーストファールフライで2死と思われたが・・荒木打球に追いついていながら捕球出来ず(エラーはつかず)。そしてこういうあとによく出る本塁打。紙一重のポール直撃弾。審判は打球が跳ね返ったとジャッジしたが,猛虎ファンはもう確信していた。
それでも後続断って,最終回はスアレス&マクガフともに危なげなし。捕ってい”れば”そのまま勝てたのか否か。
いずれにしてもタイガースとしてはベンチの判断ミスを選手が救った形になったし,ヤクルトとしても先発が崩れての4連敗の中で,出番の無かった勝ちパターンは崩れず。ここでリリーフまで崩壊したら長い連敗になりかねないからそこは阻止できた。
6月終えての順位表
試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 得点 | 失点 | 本塁 | 盗塁 | 打率 | 防御率 | ||
1 | 阪神 | 71 | 43 | 25 | 3 | .632 | - | 304 | 250 | 70 | 65 | .254 | 3.19 |
2 | 巨人 | 74 | 38 | 26 | 10 | .594 | 3.0 | 314 | 262 | 95 | 44 | .253 | 3.39 |
3 | ヤクルト | 72 | 35 | 29 | 8 | .547 | 3.0 | 302 | 291 | 74 | 43 | .250 | 3.83 |
4 | 中日 | 74 | 28 | 36 | 10 | .438 | 7.0 | 218 | 247 | 40 | 37 | .239 | 3.22 |
5 | DeNA | 75 | 27 | 39 | 9 | .409 | 2.0 | 307 | 365 | 75 | 15 | .261 | 4.71 |
6 | 広島 | 70 | 23 | 38 | 9 | .377 | 1.5 | 249 | 311 | 47 | 35 | .260 | 3.98 |
4月以来の月間勝ち越し。しかし勝ち越しを確定させてから4敗1分で最終的な貯金は2。ちょうど72試合で折り返しとなりました。
■NEXT GAME
阪神(ガンケル)ー東京ヤクルト(奥川)11回戦 甲子園 18:00
・甲子園の申し子奥川恭伸が高3夏以来の凱旋登板!連敗ストッパーを託す。