B 001 000 102 4
○小川(7-2)7,H清水1,石山1−中村
山田哲6号C(阪口)
▼データ
・山田哲自身通算8本目満塁本塁打(スワローズ史上2位)
◆ポイント
・3回裏2死一塁佐野遊ゴ(センター前抜けそうな打球をエスコバー逆シングルキャッチアウト)
・7回表2死二塁山田哲左安
8月の自力優勝消滅は回避。
初回1死満塁から雄平の犠飛。2回表2死満塁から山田哲の満塁弾。
2番青木3番山田の2試合ぶりの入れ替えがいずれも機能し,序盤から優位に進めるはずが,3回表からマウンドにあがった2番手武藤に三者連続三振を喰らってからいつ流れがベイスターズに行ってもおかしくなかった。
3回裏1死から梶谷にソロ本塁打を浴び,なおソトに四球。2死一塁で佐野。センター前に抜けたと思われた打球を,佐野シフトで二塁ベース後方にいたエスコバーが逆シングルで捌いてアウトに。ここ抜けていればさらに流れが変わった可能性。
4回裏2死から大和嶺井に連打。武藤のところまで打順回って代打神里。これは何気に助かったのかも。
5回裏先頭梶谷に7球連続ファールで粘れながら三振奪うも,次の倉本に簡単にヒットを浴びる。それでもソトを5−4−3併殺。
解説飯田哲也氏がしきりに言った次の1点がどちらに入るか。5−2となるか6−1となるか。
2点目を防ぎ続けた小川。次の1点はヤクルトだった。3イニング目となる伊勢に対し2死から青木二塁打で山田が還す。今日はこの打順がハマった。
その裏桑原の本塁打を浴びこそしたが,これが哲人のタイムリーの前なら流れがまた違ったものになっていたのが野球。結局小川は7回106球を投げ毎回被安打も,失点はソロ本塁打のみ。まさに要所を締める投球とともに,ヤクルトで唯一のプロの先発投手という現実を見せつけてくれた。
ただ勝利にも課題は多し。2番手武藤にサッパリ。5回表1死一塁雄平エンドラン三振併殺。8回表1死一塁中村犠打エンドランフライアウト併殺。最終回レフト上田とセンター山崎の声の連携。小川だから勝てただけで,小川で無ければ負けていたのかも。。
8月終えての順位表
試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 得点 | 失点 | 本塁 | 盗塁 | 打率 | 防御率 | ||
1 | 巨人 | 59 | 35 | 21 | 3 | .625 | - | 283 | 201 | 78 | 37 | .260 | 3.37 |
2 | DeNA | 62 | 31 | 28 | 3 | .525 | 5.5 | 254 | 231 | 62 | 13 | .270 | 3.58 |
3 | 阪神 | 60 | 29 | 28 | 3 | .509 | 1.0 | 258 | 238 | 57 | 40 | .242 | 3.55 |
4 | 中日 | 63 | 27 | 32 | 4 | .458 | 3.0 | 209 | 263 | 34 | 16 | .239 | 3.87 |
5 | 広島 | 60 | 24 | 30 | 6 | .444 | 0.5 | 259 | 273 | 63 | 25 | .265 | 4.14 |
6 | ヤクルト | 60 | 24 | 31 | 5 | .436 | 0.5 | 260 | 317 | 55 | 38 | .251 | 4.83 |
信じられないかもしれませんが,ちょうど一ヶ月前7月30日時点では貯金4の2位だったんです。。ヤクルトにとって鬼門といえる従来なら5月に相当する開幕三ヶ月目。7勝17敗1分と大きく負け越し一気に最下位に転落。
■NEXT GAME
阪神(高橋)−東京ヤクルト(山中or石川)13回戦 甲子園 18:00
・月が変わって9月。折り返して61試合目。
・山中さんをどこに挟むのか