2020年07月31日

}東京ヤクルト 3-5 中日

S 100 200 000 3
D 000 202 10x 5
吉田大喜5,●中澤(1-1)0/3,星1,久保1,大下1−井野,古賀
塩見4号@(大野雄)村上6号A(大野雄)

▼データ
 ・金曜日:引き分け挟んで5連敗
 ・村上:月間31打点(1991年6月広沢克[29打点]を抜き日本人球団新)
 ・7月:13勝9敗4分

◆ポイント
 ・4回表2死一塁エスコバー二盗失敗(リクエスト失敗)
 ・6回表1死一塁山崎遊併(リクエスト失敗)
 ・6回裏2死満塁大野雄三振

呪われし金曜日。●●●雨●△●。うち4試合は先発投手に勝ち投手権利がありながらリリーフがリードを保てなかった。

東京からの当日移動を考慮して坂口青木に休養。左の大野雄大相手ということもあり,2試合連続スタメンは山崎と村上のみ。昨日ベンチスタートの荒木塩見西浦エスコバー廣岡井野と右打者がスタメンに名を連ねた。

塩見の右方向は本当に伸びる。広いナゴヤドームも関係なくポール際に吸い込まれ先制。さらに村上もナゴドのバックスクリーンにぶち込んで,3回パーフェクトの吉田大喜に計3点の援護。

今日は流れ的にリクエスト失敗の直後に点を取られた。
まず4回表2死一塁からエスコバーが二盗失敗。エスコが要求した以上監督としても応えないわけにはいかないのだろうが,タイミング的にもアウト。これで残り1回。
これでチェンジとなって吉田大喜がマウンドに上がり,先頭井領に四球。今日初めて走者を背負ってから,ビシエドにタイムリーを浴びてリードは1点。

吉田が勝利投手の権利を得て6回表の攻撃。1死一塁から山崎のショートゴロで6−6−3。今度はすぐさま森岡コーチがリクエスト促して高津監督2度目のリクエスト。同時はアウトという判定通り。これで今日のリクエスト権利は使いきった。促される形のリクエストは監督としても突き返すわけにはいかないだろうし難しい判断。

これまたリクエストでチェンジとなりそのまま継投へ。左の大島周平と続くところ2日間ベンチを外れていた中澤を選択。しかしヒットとストレートの四球で1死も奪えず星にスイッチ。その星がビシエド・阿部に連続タイムリー浴びて勝ち越しを許す。さらに2死満塁で9番に回る。代打アリエルで大野雄を代えてもらう作戦も通じず。今日は与田監督血迷ってくれなかった。

梅野がベンチ外ということで,中澤と星で1イニングと見積もったが,計算通りには行かなかった。言い方悪いが今日は戦前から3連戦通しての今年の戦い方と割り切るべきか。

ただ「点の取られ方がよくない。9人連続アウトにとったら、10人目に四球を出して、そこから失点する。これをいい経験として、次にいかしてほしい。乗り切れたイニング、もう少し長く投げられるピッチングだったのかなと思う」という高津監督の談話からしても,この内容では勝ち投手となっても得るものはないということかな。

月間4つの勝ち越し。7月終えての順位表。
試合勝利敗戦引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1巨人3421112.656-1681075123.2633.08
2ヤクルト3517144.5483.51651843421.2544.84
3DeNA3617172.5001.5151135385.2713.69
4阪神3416162.5000.01421383726.2483.73
5中日3714212.4003.5117172197.2484.28
6広島3412184.400-0.51531603515.2814.39


■NEXT GAME
 中日(勝野)−東京ヤクルト(小川)8回戦 ナゴヤドーム 14:00
 ・負けなし土曜日
 ・対するは昨年5月24日(神宮)でプロ初勝利を献上した勝野。16連敗中の9連敗目だった。

愛知 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:54 | 更新情報をチェックする

2020年07月30日

}東京ヤクルト 6-0 阪神

T 000 000 000 0
S 010 000 32x 6
○高橋(1-1)8,大下1−西田,井野

▼データ
 ・2019年9月19日阪神戦(甲子園)以来0封勝利
 ・5カードぶりカード勝ち越し
 ・高橋:自身プロ最長投球回(8)

◆ポイント
 ・1回表0死一塁近本投ゴ(二塁封殺)・1死一塁牽制死・サンズ三ゴ3者凡退無失点
 ・7回表0死サンズ左直(青木好捕)・2死ボーア一ゴ(10球の勝負)
 ・8回表1死満塁陽川二併

高橋奎二と藤浪晋太郎。互いに150km/h近いストレートでがっぷり四つ。一球一球息詰まる投手戦。見応えのある投手戦でした!

大胆な対藤浪用オーダー。B坂口H上田F青木D村上G山崎C宮本E吉田大成A西田@高橋。ピッチャー高橋先発ということでスタメン9人中8人が左打者。

初回が最初のポイントか。チームにとっても鬼門の初回。今日も先頭陽川の飛球をセンター山崎がグラブに収めながら捕球出来ずで出塁を許す。2番近本に犠打を指示した矢野監督。高橋が思い切って二塁送球。セカンド宮本もナイスアシストで犠打失敗。
1死一塁に近本を置いて高橋が上手い牽制で誘い出して2死。サンズはサードゴロで初回無失点の立ち上がり。

対藤浪。2回表先頭山崎が一二塁間破るヒットで出塁し,宮本がキッチリ送って,今季初スタメンの吉田大成。藤浪とは同学年の吉田大成レフト線への二塁打で先制点。さらに高橋もヒットで2死一三塁とするも1点どまり。

ここから見応えある高橋と藤浪の投げ合い。3回~6回まで許した安打は高橋1本・藤浪2本。奪った三振はいずれも4回連続で高橋4個・藤浪7個。特筆すべきはいずれも無四球。1−0のままテンポよく1時間45分で7回まで試合が進む。

7回の高橋のピッチングが2つめのポイント。
先頭打者サンズの飛球をレフト青木がスライディングキャッチ(昨年までなら当然のごとく二塁打)して,未知の領域へ突入。大山をショートフライで自己最長イニング更新。そして見応えあったボーアとの勝負。BKKBBFFFF。3−2フルカウントから4球連続ファールで粘るボーア。投じた10球目はスライダーを引っかけせてファーストゴロ。7回を投げ切った高橋。ブルペンは誰も始めないというのも高橋への信頼の裏返し。

負けじと藤浪も7回裏のマウンドへ。先頭宮本のショートゴロを北條がファンブル。吉田大成が送って,西田内野安打で1死一三塁(河田コーチの好判断)。高橋をそのまま打席に立たせた高津監督。犠打の構えも最後は三振で2死一三塁。藤浪にとってはあと一人。坂口はボテボテのピッチャーゴロ。ただ右腕に当てて送球焦って一塁悪送球。ヤクルトにとっては貴重な貴重な1点が入った形。
これで緊張の糸が切れたのか阪神野手陣。痛みに耐えてマウンドに上がった藤浪を見放すプレーのオンパレード。誰もマウンドに駆け寄らず孤軍奮闘。なんだか可哀想に映った。
上田の飛球はショート北條とセンター近本が交錯し落球。転々とする間に一塁坂口まで生還。上田も二塁到達。青木のファーストゴロを今度はボーアが捕り損ねて二塁から上田が本塁突入もここはタッチアウトで5点目はならなかったが,このイニングエラー3つ。藤浪は4失点ながら自責点は1で7回115球を投げ切った。

援護をもらって高橋は8回もマウンドへ。これまでとは違う”間”でのマウンド。先頭梅野にヒット。さらに四球もあって1死一二塁。代打中谷はショートゴロ併殺コース。これを吉田大成が捕球出来ず満塁。このピンチにも動じず,高橋の将来のため続投させた高津監督&隆コーチ。陽川を4−6−3で切り抜けた高橋。吠えた高橋。ここがハイライト。
8回108球無失点。今季初めて先発投手が8回を投げ切った。高橋の経験値を大きく上げた1勝。試合で育成してみせた首脳陣の手腕。

ダメ押しは代打の神様川端慎吾。1死満塁から芸術的な左方向。さらに坂口の押し出しでもう1点。

6−0となって9回は今季初登板大下をマウンドに。バックも応えた。近本の飛球はレフト上田がダイビングキャッチ。点差があるからこそ生まれたプレー。これが僅差なら後逸して長打のリスクを背負ってまで飛び込むことはできない。続くサンズの打球はサード廣岡が長身活かしてジャンピングキャッチ。下手すれば三塁打と二塁打の当たりで2アウト。最後は大山をセカンドゴロでゲームセット。同時に昨日投げた梅野長谷川マクガフ清水石山を温存できた。

一昨日投壊して20失点から,17イニング連続無失点と奮起の投手陣。ほっと神戸以来5カードぶりのカード勝ち越しでようやく貯金3の壁を越えて貯金4。巨人が連敗して再び2.5差に詰め寄った。

■NEXT GAME
 中日(大野雄)ー東京ヤクルト(吉田大喜)7回戦 ナゴヤドーム 18:00
 ・一昨日の大敗の夜にこう書きました。「この試合もカード初戦だったが,翌日・翌々日と投手陣が1失点で踏ん張り連勝してカードを勝ち越した。試合数でいうと37試合目で貯金3。順位も2位と非常に似たようなチーム状況。ただこの次のカードからあの16連敗。」と。あまりに似ています。なので戒めを込めて。明日からの戦いが大事なんです!!
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:54 | 更新情報をチェックする

2020年07月29日

}東京ヤクルト 3-1 阪神

T 100 000 000 1
S 000 201 00x 3
○原(2-0)5,H梅野1/3,H長谷川2/3,Hマクガフ1,H清水1,S石山(6)1−西田,井野
村上5号A(ガルシア)塩見3号@(能見)

▼データ
 ・水曜日:4勝2分 勝率10割継続
 ・青木:日米通算2400本安打
 ・清水:月間10ホールド(2013年9月山本哲哉,2015年7月ロマン,2015年9月オンドルセクに並ぶ球団記録)
 ・7月勝ち越し確定

◆ポイント
 ・1回表1死満塁梅野三振木浪三振
 ・5回裏1死無走者原→代打吉田大成
 ・6回表1死満塁梅野→長谷川近本左飛糸井三振
 ・8回表2死一二塁近本見逃し三振

2日間の総得点は阪神の21点に対してヤクルトは8点。それでも勝敗は1勝1敗。これが野球。
3連敗しないチーム力。2位キープ。首位と3.5差。7月12勝(8敗3分)となり,残り2試合なので月間勝ち越し確定。

20失点から一夜明けて切り替えてくれたつば九郎きょうのひとこと
いやぁ〜きのうは ぼこられました。
はりもとさんがいたら あっぱれと かつが ぶつかりあったでしょう
たいがーすが きのう こうちょうだったりゆうを かんがえてみた。
きのうは 7がつ 28にち 728(なにわ)のひ。
かんさいほうめんでは よみうりてれびさんが ちゅうけいだったそうです。
きのう はっするしすぎ 20てんもとったら うちどめです。
きょう あすは そちら もうでませんよ〜
どんな すーぱーりーちも はずします。 おこって べんちをたたかないでね。
すわろーず きょうこそ GO TO WIN! きゃんぺーんだ!!
きょうは やられたら やりかえす 『ばいがえしだ』
40てんとるまで おきゃくさんも かえしませんよ〜
ほうじょうくん たんじょうび おめでとう!!

初回失点はチーム全体にプレッシャーを与えているのだろうか。
先頭近本の飛球。センター山崎グラブに当てながらも捕球できず二塁打にしてしまう。糸井はキャッチャーファールフライに打ち取るも,サンズの打席でノーマークの三盗を決められ,0死三塁。ここでは前進守備。しかしサンズに四球を与えたことで併殺シフトに。大山の三遊間の当たり。エスコは不自然な動きで結局内野安打に。前進守備ならどうだった?!ただこれで直近11試合で9試合目となる初回失点。なお1死一二塁とピンチは続くも梅野木浪を連続三振で初回に31球擁しながらも,なんとか最少失点に留めた。

終わってみれば前日20得点の阪神はスミ1に。2回以降四球の走者は出すも無安打で0を並べた原樹理に村神様によるご加護。5回89球で2週連続勝利投手の権利。5回裏の攻撃は8番西田から。ベンチで隣り合って話し込む隆コーチと樹理。そして代打吉田大成が告げられて継投へ。

継投への賛否。そして告げられたのは昨夜イニング跨いだ梅野ということへの賛否。現地の方によると梅ちゃんはブルペンで準備してなかったとか?
結局梅野は先頭四球からヒットと四球で1死満塁のピンチを招いて,左の近本糸井と続くところで長谷川にスイッチ(今日は中澤ベンチ外)。近本はほぼ三塁ベース後方レフトへの浅いフライ。落球したら7−5−2の併殺取れたんじゃない?なんて思ってしまったのだが,そんなこと口に出来るような余裕はなかった。2死満塁で糸井。2−2から152km/hストレートで空振り三振!ガッツポーズの長谷川。ハイライト的にはここで勝負ありということになるのだろう。

この流れで6回裏先頭打者塩見が2試合連続弾でリードを2点に拡げ,終盤3イニングはマクガフ−清水−石山。
マクガフも配置転換を経ながら力任せに頼らないコントロール重視で復調気配。動じない涼しい顔が戻ってきた気がした。プライドに配慮しつつ復調にもってきた首脳陣のケア。なにかあるとすぐに継投が槍玉に挙げられるこんな世の中だけど,こういう配慮は素直に称賛しないと。

清水は球審長井の可変ゾーンに余計な球数を費やしてしまった感があるが,最後は近本を見逃し三振。このコールに助けられた。月間10ホールドは球団記録。あと2で中日・浅尾のもつ月間ホールドのリーグ記録に肩を並べるようだが・・

石山は安定の4凡。最後は井野さんのドッキリキャッチでゲームセットw。守護神受難のセ・リーグにあってただ一人開幕からその座を守り続けてセーブ数リーグトップに追いついた。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(高橋)−阪神(藤浪)9回戦 神宮 18:00
 ・神宮の藤浪は通算10試合防御率2・58。今年3月11日のオープン戦でも4回無失点。670日ぶりの白星をと関西界隈では騒がしい模様。
 ・SWALLOWS BASEBALL L!VEで池田親興氏が阪神戦解説を務めた試合の阪神の勝率は実に.818(9勝2敗1分)という驚異のデータがあります。
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:31 | 更新情報をチェックする

2020年07月28日

}東京ヤクルト 5-20 阪神

T 342 406 001 20
S 030 000 110 5
●イノーア(0-2)2,坂本3,中澤1,梅野2,星1−西田
宮本1号B(秋山)廣岡2号@(秋山)塩見2号@(秋山)

▼データ
 ・20失点:2014年8月15日阪神戦(神宮)以来
 ・宮本:プロ初本塁打[秋山]

◆ポイント
 ・
被安打18。与四死球12。実にお粗末な試合でした( *`ω´)

先頭近本をショートに打たせて1アウトと思った打球をエスコバーが捕球できずでリズムが狂ったというレベルではないだろうがイノーア。ヒットと四球で0死満塁。暴投で先制点。大山のショートゴロ間にもう1点。2死一三塁から木浪にタイムリーでもう1点。
2回表はボーアに満塁弾を浴びて74球KO。これだけテンポが悪ければ野手も集中力が切れるのも致し方なしとは言え・・・

2番手坂本は登録即登板もサンズに満塁弾を浴びるなど計6失点。3回表は先頭投手への安打から。4回表は先頭打者への四球。5回表は2死無走者からの四球。
ここまで奮闘の中澤も火の点いた阪神打線に油を注いだ形で防御率2.89→7.84へと大幅に悪化。。梅野2イニング星1イニングと6連戦の初戦から中継ぎ陣フル回転・・

昨年5月10日巨人戦(神宮)の19失点を1つ上回る20失点。
ちなみにこの試合もカード初戦だったが,翌日・翌々日と投手陣が1失点で踏ん張り連勝してカードを勝ち越した。試合数でいうと37試合目で貯金3。順位も2位と非常に似たようなチーム状況。ただこの次のカードからあの16連敗。19失点は歯車が狂う前兆なのかもしれない。それだけは戒めておきたい。

それでも引き分けが効いて勝率の差で2位は変わらず。貯金があるうちは引き分けは有利に働く。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(原)−阪神(ガルシア)8回戦 神宮 18:00 
 ・こんな酷い負け方でも明日は0-0からスタート出来るんだから・・
東京 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:01 | 更新情報をチェックする

2020年07月26日

}東京ヤクルト 4-9 巨人

G 501 201 000 9
S 200 000 020 4
●高梨(1-2)22/3,寺島21/3,星2,長谷川2−古賀,西田
坂口2号@(桜井)西田3号@(桜井)

▼データ
 ・坂口:オリックス時代2008年7月16日ロッテ戦(千葉)以来12年ぶり2本目先頭打者本塁打

◆ポイント
 ・1回裏1死一三塁エスコバー遊併
 ・2回裏0死一塁古賀遊併
 ・8回表2死二塁岡本遊ゴ(PODファインプレー)

気がつけば3カード連続1勝1敗1分。増えもしないが減りもしない貯金3。

立ち上がりから内野安打2本。タイムリー×タイムリー×犠飛。タイムリー未遂(本塁憤死)×本塁打。打者7人で6安打5得点。

しかしすぐさま坂口の初球先頭打者本塁打で反撃の狼煙をあげ,山田ヒット青木村上の連続四球で0死満塁。山崎セカンドゴロ間にもう1点。なお1死一三塁とチャンス続くも,エスコバーが6−4−3。2回裏は先頭廣岡安打も,続く古賀が強攻6−4−3。

ヤクルトが3点目を取るか。巨人が6点目を取るか。という展開で3回表岡本のにソロ本塁打。この1点で,勝負は決した感。

エスコバーはさっき打ってくれれば・・で笑って済ませられるが,古賀の併殺は極度の打撃不振のなかで意味あるアウトすらできない状態。パスボールだったりサインミスだったり。中村嶋離脱という千載一遇のチャンスを逃している。開幕戦今季初打席で安打を放って以来これで27打席25打数連続無安打です。

4回以降特に見どころなく淡々と進んだが,こんな展開でも集中力を切らさないエスコバーのSUPER PLAYから,西田の本塁打。さらに村上1打点加算。レフト廣岡とタダでは終わらなかった。

11カード終了。うち2カードで中止があったためいわゆる3連戦は9カード。これで3戦目黒星は6カード目。梅津サンチェス平良大貫(中田賢)桜井。ただし,こういう試合が3戦目だから後を引かないという見方もできるのかも。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(原)−阪神(秋山)7回戦 神宮 18:00
 ・3位阪神を1.0差で迎える
東京 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:25 | 更新情報をチェックする

2020年07月25日

}東京ヤクルト 6x-5 巨人

G 100 001 111 5
S 200 021 001x6
小川7,H清水1,○石山(2-1)1−西田,井野
青木6号A(澤村)廣岡1号@(堀岡)

▼データ
 ・今季3試合目サヨナラ勝ち
 ・川端:2018年8月14日巨人戦以来サヨナラ打
 ・土曜日:6連勝!!!!!!

◆ポイント
 ・9回表0死一塁ウィーラー中安(パーラ大城ベンチ外もあり代走送れず)
 ・9回表2死満塁丸遊ゴ(リクエスト要求も覆らず)
 ・9回裏0死青木中2
 ・9回裏0死一二塁山崎三犠

さすが首位巨人。やはり手強い。今日も最大3点のリードを追いつかれた。それでも互角に渡り合えるだけのチーム力。劇的な天才川端慎吾の復活劇。新たな土曜日神話で2.5差に詰め寄った。

巨人に色々とアクシデント。まずは先発サンチェスに右肩違和感発生で急きょ澤村が先発マウンドに。昨日途中交代のパーラがベンチ外。そして一番効いた大城の不在。コンディション不良のため出場を見合わせたとのこと。

こういう条件で圧倒的有利かと思われたが・・

初回いい感じに2死奪った小川。丸のフラフラっと上がった飛球がスタンドに届いてしまい先制を許す。これでリズムが狂ったのか岡本にストレートの四球。亀井には初球ヒットを浴びて一二塁となおピンチも,ここはなんとかやくせん中島を抑えて最少失点に留めた。

急遽登板の澤村相手にいきなり援護の打線。山田の昨日同様レフトへの痛烈な二塁打から青木の逆転弾。
援護をもらった直後のイニングの小川。7番からの打順でピシャリ三者凡退。ここから5回迄パーフェクトピッチ。

澤村相手に毎回のように走者を出すも得点できない打線。4回裏には1死一二塁から小川の完全なキャッチャーゴロ併殺コースの犠打を炭谷がお手玉で1死満塁と絶好のチャンスも,坂口が変わった大江の前に4−6−3と追加点奪えず。

それでもイニング跨いだ大江から山田青木の連続四球で一二塁。ここで山崎が一二塁間を破って山田が生還!と思いきや,雨に濡れた人工芝で球足速くなったか,ライト亀井が見事な後逸。青木も生還。さらに山崎も本塁狙うもここはタッチアウト。紙一重の走塁だったが,1死三塁と2死無走者。なんだか勿体ない攻撃。

空中くるりんぱは5回裏終了後に移行?バズーカタイムが無いから?!
ここから神宮ソロ花火大会。6回表初回の亀井以来許した安打が丸の今日2本目。これは事故と割り切れた。その裏ソロ返しで今季初スタメン廣岡の第1号は右方向。しかし再びソロ返しはウィーラー。それでも小川は今季最長7回を107球で投げ切ってくれた。

8回から清水。しかし先頭吉川に被弾でリードは1点。それでもこのリードを保って守護神石山へ。ここで何気なく注目してた青木の守備固め。山田を7回で代えながら,青木はそのまま。高津監督の中にもう1回回る可能性を薄々感じていたのか。

これぞ首位攻防というべくベンチワーク含めて見応えのあった9回表裏。

代打石川慎吾にセンター前に運ばれ,すかさず原監督は足のスペシャリスト増田大を起用。打席にはウィーラー。石山も上手い牽制を挟む。犠打はあり得ない。ウィーラーの打球はセンター前。もしエンドランがかかっていたら,ベースカバーにエスコバーが入って完全な6−4−3コースだったろうか。0死一三塁。ウィーラーはお役御免とばかりベンチを覗いたが傭兵がいなかった。
炭谷に代打陽岱鋼。センター渡邉もよく捕ってくれた。犠飛となり小川の勝ちは消えたが1死一塁。ピッチャーの代打は今日登録の育成出身松原がプロ初打席。レフト青木がダイビング試みるも及ばずプロ初安打。ただ一走はウィーラーであったため生還できず。代走なら間違いなく生還されていただろう。
1死二三塁で吉川尚は理想的な三飛。ただ坂本には四球で2死満塁で丸。ショートエスコバー捌いてニアベース荒木にトス。審判はアウトのコールだったがタイミング的には微妙だった。原監督は当然のリクエスト要求。正直覆るだろうと思った。協議の結果判定通りアウト。判定覆った瞬間に勝ち越されるのだから,この判定は勝敗を左右したといっても過言ではあるまい。

同点の9回裏は前日2イニング投じた中川。青木からの打順。守備固めを送らなかったが故の巡り。9回の青木どれだけ頼りになるのか。センター松原も追いついてはいたが捕球できず。経験のある丸だったらどうだったか。
0死二塁村上。2−0となって申告敬遠。キッチリ送った山崎。原監督直接マウンドでエスコバー申告敬遠満塁勝負。

井野の打順。左対左ながら川端を送ったベンチ。2球目。前進守備で狭い三遊間を見事にすり抜ける芸術的な流し打ち。窓の空いた室内で絶叫だった。ご近所さんごめんなさい。

「打てて本当に良かった。むちゃくちゃ緊張して、正直足が震えていた。(腰の手術で)今春のキャンプも行けずにリハビリを続けていた。やっとここまで来れた。お立ち台に立てるのが不思議で仕方ない。温かい声援を受けて本当に力になります」

今季神宮初打席。観客も誰一人として打ち合わせなんてしていないはずなのに「かわばた しんご!」の手拍子が自然発生に起きる。場内の空気とそれに応えた麗わ慎吾。サタデーナイトフィーバーは未だ収まらない。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(高梨)−巨人(桜井)8回戦 神宮 18:00
 ・1勝1敗1分ではゲーム差は縮まらない!この勢いを明日につなげ!!
 ・注目は主砲高梨
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:49 | 更新情報をチェックする

2020年07月24日

}東京ヤクルト 5-5 巨人

G 000 200 300 0 5
S 050 000 000 0 5
吉田大喜5,Hマクガフ1,梅野2/3,H長谷川1/3,H清水1,H石山1,H星2/3,中澤1/3−井野,古賀

▼データ
 ・金曜日:4敗1分1中止
 ・吉田大喜:プロ初安打[今村],初打点[今村],初得点

◆ポイント
 ・2回表0死一二塁井野一犠
 ・4回表1死一三塁石川投併
 ・5回表1死一二塁岡本遊併
 ・5回裏1死一塁井野投併
 ・7回表0死二塁亀井右飛(二走重信タッチアップ成功)

今週3試合目の引き分け。今日の引き分けは勝てなった引き分けというべきか。。
金曜日の神宮球場の魔モノ。初めて負けなかったが勝率.000は変わらず。

つば九郎による「すわろーずふぁんのみなさま~、おかえりなさい!」という横断幕に迎えられ,実に300日ぶりに観客の入った神宮球場。
2011年7月19日横浜戦の6,178人を更新する神宮ワースト観衆ながら,温かく迎え入れてくれた聖地。自然発生的に起きる山田哲人の手拍子。高速東京音頭。贔屓目に見ても温かい空気に感動。

つば九郎きょうのひとこと
ごらいじょうのみなさんおかえりなさい
じんぐうはきょうからゆうかんきゃくじあいかいしです
みなさんかんせんまなーにきをつけましょう
GO TO きゃんぺーんからとうきょうはじょがいされましたが
きょうからのしあいは GO TO TOKYOしりーずです
TOKYOのかんばんをせおったたたかいにきたいします
GO TO WIN きゃんぺーんはじめました
ょうからのGせん3れんせん GO TO WIN だ!
なおじゃいあんつは GO TO WINきゃんぺーんからじょがいいたします
練習試合以来の時事ネタ。国家斉唱の際もどこかウキウキな表情にみえましたよ。つばさま。

吉田大喜のプロ初勝利は固いと思われた。
2回裏の集中打。先頭エスキー四球。山崎ヒットで0死一二塁。井野さんがキッチリ送って1死二三塁。吉田大喜がヤクルト投手陣の一員と認められた自援護タイムリーで2者生還。2死から山田の山田らしい火の出るような痛烈な打球で吉田大喜が生還。
さらに吉田大喜を休ませるべく,青木が神戸でも見たような薄暮の左中間お見合いタイムリー。村上も続いて計5点の援護。

4回表に大城に2ラン本塁打こそ浴びたが,続く1死一三塁のピンチを石川ピッチャーゴロ併殺。5回表も1死一二塁で岡本をエスコバーー山田−村上と華麗な捌きで2イニング連続併殺。5回98球を投げ切って勝ち投手の権利。

あとは2日休んだマクガフ&梅野。そして清水−石山で3点のリードを逃げ切る継投に入ったわけだが・・。
金曜日×神宮の梅野は何かにとり憑かれているのだろうか。。先頭吉川尚に被弾。代打重信はライトフェンス消える打球(記録二塁打)。亀井のライトフライで西浦が三塁ベースに張り付いていなかった隙を陥れられ,坂本は山崎の好捕も実らず犠飛となり1点差。そして丸にも被弾で吉田大喜の勝ちは消えた。結局被弾だったのだからベースカバー云々は言えないが,もしベースについていたら紙一重のタイミングだったかどうか。

先発今村を12/3回で諦め,堀岡にスイッチし,惜しげもなくその堀岡に代打岸田を送る。さらにパーラと宮國にアクシデント交代。これがあってもキッチリ傭兵を使いきって,最後は中川が2イニング。層の厚さと言ってしまえばそれまでだが,やはり与田監督やラミレスとは駒の使い方が何枚も上手。

追いつかれた以上負けないこと。8回清水。9回石山。10回星。10回2死二塁で吉川を迎え中澤。登場曲マイフレンドに思わず小躍り♪。河田コーチ森岡コーチの指示。ライト山崎センター上田は前。レフト青木はそこまで極端な前では無かった。その青木のところへ。気持ち下がってキャッチ。ベンチの指示も的確。珍しく感情を出した中澤。

負けの無くなった最終回。先頭青木がクリーンヒットで出て代走渡邉。村上カウント3−2からボール球だった。思わず手が出て三振。ここで選べていれば西浦に犠打なりでまた作戦が変わったか。

流れという観点では,5回裏1死一塁井野の犠打併殺。これで変わってしまった感。たとえ無得点でも吉田に代えて代打川端なりで9番まで回す攻撃が出来たならば,すんなり勝利を収めていたのかもしれない。

高津ID野球というかポジショニングの妙。レフトバレならヒットだった打球が2つ。セカンド山田の絶妙なポジショニング。さらに残念そこはエスコバー。これがあるから大崩れしないというのも特筆しておくべきポイントか。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(小川)−巨人(サンチェス)7回戦 神宮 18:00
 ・負けない土曜日&最多勝右腕小川
東京 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:33 | 更新情報をチェックする

2020年07月23日

}東京ヤクルト 0-6 横浜DeNA

S 000 000 000 0
B 300 001 20x 6
●高橋(0-1)5,寺島2,星1−西田,古賀

▼データ
 ・零封負け:6月28日巨人戦(神宮)以来今季3試合目

◆ポイント
 ・7回表2死無走者西浦右安

あわやノーヒットノーラン。先制,中押し,ダメ押しと効率的に加点され完敗。

巨人戦を前に青木・山田休養日。これもシーズンを通した戦い方として割り切るほかなし。

オセロが終わった日から(n+1)の等差数列野球を始めたベイスターズに呑まれましたとさ。。

立ち上がりどうなるかと思われた高橋も,終わってみれば5回3失点。打順の巡りもあって6回表に代打が送られてしまったが,将来を見据えたらもう少しイニング放ってもらってもよかったのかなぁなんて思いも。

梶谷にいきなり二塁打。自慢のストレートを簡単に弾き返されたことで,バッテリーに迷いが生まれたとは解説の新井さん。ソトにもロペスにも3−0とストライクが取れない苦しい立ち上がり。佐野にタイムリーでなお1死一二塁。ここから不運な打球が続いた。
宮崎のサードゴロ。アンツーカーでバウンド変わったか記録西浦のエラー。バウンド変わらなければ併殺コースだったかも。満塁となって柴田は一塁の横をすりぬけ,戸柱はレフト上田の前にポトリ。

ただ大貫の出来からして1点も3点も変わらなかったか。出した走者は3回表2死から高橋のショートゴロエラーと4回表山崎村上の四球のみ。ノーヒットノーランまであと7人となった7回表2死から西浦にヒットが生まれてなんとかノーヒットノーラン阻止。
あとは寺島2イニング−星1イニングで締めた。星は6球。

連続ビジター15試合は7勝4敗3分1中止で貯金3。ホーム・ビジター1回りのいわゆる1クール=シーズンの1/4が終了で第2クールへ。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(吉田大喜)−巨人(今村)6回戦 神宮 18:00
 ・2019年9月28日以来実に300日ぶりとなる神宮球場有観客試合
 ・首位巨人との差は3.5。まずは独走を阻止しないと。
神奈川 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:14 | 更新情報をチェックする

2020年07月22日

}東京ヤクルト 5-5 横浜DeNA

S 012 011 000 0 5
B 210 200 000 0 5
イノーア4,星1,H長谷川1,H寺島1,H中澤1,H清水1,石山1−古賀,嶋
村上4号@(濱口)

▼データ
 ・水曜日3勝2分

◆ポイント
 ・4回表0死二塁古賀遊ゴ(走者進めず)
 ・6回表1死二塁古賀中飛(走者進めず)
 ・8回裏P中澤柴田二ゴ大和右飛中井三ゴ
 ・9回表1死満塁村上三振
 ・10回裏0死ロペス遊ゴ(POD)

勝てなかったではなく負けなかった。
先制されるも,1点差に詰め寄る。突き放されるも,追いつく。勝ち越されたが再び追いつく。
一度もリードを奪えない展開ながら,ブルペン陣が6イニング無失点で引き分けに持ち込んで,首位巨人との差を0.5縮めた。これで水曜日○○△○△となり,不敗神話も継続した。

イノーアにとって初のハマスタのマウンド。彼に言わせれば”アンビリーバボー”となるのだろうか。ロペスの飛球はレフトスタンド中段だから文句なしだろうが,佐野の今季初本塁打と高城の5年ぶり本塁打は右方向。あれが入ってしまうのか・・WHY?という気持ちだったんだろう。
味方が追いついて,3回裏ソト・ロペス・佐野を三者凡退に仕留めこれで落ち着いたと思われたが,4回裏先頭からの3連打であっさり勝ち越しを許して4回5失点KO。先発がこれなら完全な劣勢。

必然的に継投もBパターンとなるのだが,2番手星がソトからの打順を残念そこは哲コバーで三者凡退に仕留め,1点差のまま後半へ。そして6回表2死二塁から星の代打川端が四球を選び,坂口のタイムリーで追いつくと,ここから6回長谷川−7回寺島−8回中澤とつないだ無失点リレー。

特筆すべきは,8回6番柴田からの打順に中澤を送ったベンチ。同点なら勝ちパターンと欲張りたくなるが,結果的にこれで梅野とマクガフは温存できた。このベンチの運用。そして決して派手ではないが,冷静に目の前の打者をキッチリ抑えてくれる中澤の存在。この1枚によってブルペンが見違えるように厚くなっている。

打線は粘り。
2点ビハインドされた直後2回表。水曜日のエスコバーと西浦の連打。古賀のショートゴロ間にランナーそれぞれ進塁し,イノーアが上手くバットに当ててくれてゴロ間の1点。
3回表は山田四球青木ヒットから村上タイムリー。これで30打点に到達。さらに青木を三塁に置いて荒木がキッチリ犠飛。これで追いつく。
2点引き離された5回表。村上の16試合ぶり神宮以外で今季初本塁打で1点差。そして坂口の同点打。

ただ古賀の打撃内容は決して褒められたものではなかった。今季24打数1安打,打率.042。オープン戦練習試合と面白いようにヒットが出て,特に右方向への強い打球が目を引いたのに,シーズンに入ってパタリ。

そんな古賀にいずれもチャンスで打席が回ってきた。
2回表0死一二塁では強攻。サード宮崎のグラブを弾いてショート大和がカバー。結果的に走者それぞれ進める形となったが,宮崎が捌けば併殺だったし,大和がカバーしなければオールセーフだったかも。これは紙一重。
4回表0死二塁。右方向という意識でせめて走者を進めてほしい場面でショートゴロ。結果的に走者も進めず,得点にも結び付かず。
6回表0死一塁。今度はエンドランを仕掛けたベンチ。しかし完全なボール球を空振り。結果的に西浦の二盗という形で再び0死二塁を築くも,ランナー進めないセンターフライで二塁釘づけ。結果的に坂口のセンター前ヒットで西浦が好走塁で生還したが,これが本塁憤死なりであれば,古賀が走者を進めていたら・進めていればの”たられば”の世界だった。

国吉ーエスコバーーパットンと完璧に封じられたが,不調の山崎康晃から最大のチャンスがあった。先頭代打山崎のテニスラケットで打ち返したようなヒットから連続四球で1死満塁で村上という絶好の場面。日曜日マツダスタジアムでは同じ1死満塁でキャッチャーゴロ併殺。そのリベンジの舞台が整ったが・・。最後は幾度となく修羅場をくぐってきた山崎の気持ちに負けた。甘い球もあった。悠々見逃したボールをストライクとコールされた。四球を選ぶでなく,四番の俺が決めるという気持ちの部分もこれから身につけていくのだろう。

あとはエスコバー。最終10回裏の先頭打者。ロペスのセンター前完全に抜けたと思われた打球に飛びついて,一呼吸置いて一塁へ送球で悠々アウトに。捕って体勢整わないまま慌てて悪送球してしまうことも多いのに,エスキーの頭のなかにはロペスは足は速くないとインプットされており,冷静な対応。
先頭出れば倉本山下乙坂楠本と足の使える走者が控えており,石山−井野バッテリーにもプレッシャーかかって,さらにバッターは佐野。この状況を作らせなかったエスキーの超ビックプレー。バレの大差で負けてる状況での焼け石に水のソロ本塁打よりよっぽど価値と重みがある。

高津監督談話
「まさか5回から継投とは。苦しい場面もあったが結果ゼロでつなげた。負けなかったのはリリーフの粘りが大きい」「打つ方がよく追いついた」と投打を讃えてくれた。

■NEXT GAME
 横浜DeNA(大貫)−東京ヤクルト(高橋)6回戦 横浜 18:00
 ・連続ビジター15試合のラストゲーム。金曜日からの首位攻防を前にどういう戦い(継投)が出来るか。
神奈川 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:56 | 更新情報をチェックする

2020年07月21日

}東京ヤクルト 6-4 横浜DeNA

S 200 040 000 6
B 300 001 000 4
○原(1-0)5,Hマクガフ1,H梅野1,H清水1,S石山(5)1−西田,井野
青木5号A(ピープルズ)

▼データ
 ・原:2019年6月18日ソフトバンク戦(神宮)以来399日ぶり今季初登板・2019年6月2日DeNA戦(横浜)以来415日ぶり今季初勝利

◆ポイント
 ・2回裏2死満塁佐野中飛
 ・5回表0死二塁山崎(2球連続犠打ファール後)一ゴ=進塁打

ビジター連続15試合勝ち越し確定!(7勝3敗2分1中止)

日曜日の時点では予想もしていなかった原樹理の復帰即先発スアレスは何処に行ったの…モゴモゴ

樹理がマウンドに上がる前にキャップ青木の2ランで援護点。
しかし13ヶ月ぶりの一軍登板。オフの契約更改時には今季絶望じゃないのかと思われるくらい悲壮感漂っていた原。ここまで投げられるようになったことだけでも本当はすごい精神力と辛いリハビリの日々があったはずなのに,いざマウンド上がると目先の内容に捉われてしまうのが身勝手なファン。

先頭梶谷にいきなり被弾。ソトにはボール先行で四球。ロペスにヒットで0死一二塁。佐野進塁打の間にようやく1アウト。煩い宮崎をピッチャーゴロで2死二三塁までこぎつけるも,柴田。2−0となり安易にストライクを欲しがってしまったバッテリー。あっさり逆転を許してしまう。やっぱり樹理か。まだ治らないのか。そんな不安の立ち上がり。
2回表も大和ヒット。ピープルズにあっさり犠打を決められ,2つの四球もあって2死満塁で4番の佐野。これで勝負が決まってしまうかという場面で,センターへの飛球。場内は歓声あがったかもしれないが,画面的にはまぁセンターフライかなと。

3回以降は落ち着きを取り戻す。このあたりは樹理なりの能力の高さと経験か。4回で74球。病み上がりでこのくらいが目処かと勝手に判断していたが,ここで打線が強力援護。味方に援護してもらったあとのイニング。勝利投手の権利まであと1人となり力んだか?宮崎柴田に連続安打を許すも,戸柱をサードファールフライ。5回を90球で投げ切って13ヶ月ぶりの勝利投手。13ヶ月前もそう同じハマスタだった。あの16連敗を止めた日以来―。
「正直、ここに来るまでの期間がすごく長く感じましたし、つらく感じましたし、この1年間さまざまなことがあって、自分にとっては厳しい試練だったと思いますけど、こうやって勝てて、やってきたことは間違ってなかったのかな。乗り越えてきた試練は厳しかったですけど、それを乗り越えられてよかったです。周りに支えられての勝利」
樹理の白星を自分のことのように喜んでハグで讃えていた隆コーチの姿もあった。コミュニケーション。令和時代の新しい組織力が芽生えているのを実感する。

時を戻して5回表1番から始まる打順。
ぐっち哲人の連打で一二塁。青木右中間真っ二つ。坂口を追い抜かす勢いで山田も生還で逆転。青木を二塁に置いて村上も一塁線を痛烈に。なお0死二塁からの攻撃に今日の注目ポイント。
山崎に対して犠打を指示したベンチ。初球2球とファールで送れず。ヒッティングに切り替え3球目もファール。いずれも左方向だった。そして4球目。ファーストゴロ。これが進塁打となって村上は三塁へ。ここでベイスターズはピープルズから平田にスイッチ。エスコバーがあわやフェン直。犠飛には十分な当たりでもう1点。

最低限の進塁打。これが3バント失敗だったりポップフライだったり同じ内野ゴロでもサードゴロショートゴロだったならばランナーはサードに進めない。ランナーが三塁にいなければエスコのレフトフライで得点は出来なかった。この1点が無ければ1点差。残り3イニングを2点差と1点差では大違い。

今日安打の出たイニングは1回・5回・8回の3イニングのみ。得点圏に走者を進めたのは2回と5回だけ。集中打×チーム力。

梅野−清水−石山の方程式も確立されつつある。清水も疲労はあるのだろうが,気持ちを前面に。代打山下を150キロのストレートで空振り三振。今日2本塁打の梶谷も力強いストレードで空振り三振。雄叫びと闘志。

巨人・デラロサ。阪神・藤川球児。広島・スコット。中日・岡田とストッパー受難のセ・リーグ。最年少250セーブすら視界に入ってきたDeNA・山崎康ですら防御率6点台。そんななかで走者は出しながらも得点を与えない。リードさえ守ればよい。そんな高津塾の教えをキッチリ守って今月5セーブ目。絶対的地位を確立しつつある。

■NEXT GAME
 横浜DeNA(濱口)−東京ヤクルト(イノーア)5回戦 横浜 18:00
 ・3勝1分の”負けない”水曜日
 ・注目は何といってもエスコバー。水曜日2週連続4安打で17打数10安打5打点。打率.588。どこまで伸ばせるか!
神奈川 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:49 | 更新情報をチェックする

2020年07月19日

}東京ヤクルト 3-3 広島

S 000 011 001 0 3
C 000 000 300 0 3
高梨60/3,梅野1,清水1,Hマクガフ1,石山−古賀,井野

▼データ
 ・引き分け:今季2試合目

◆ポイント
 ・7回表0死一塁山崎犠打失敗&山田走塁死
 ・9回表1死満塁村上捕犠(アンラッキー)

勝ちに値する引き分けと言っていいでしょう。ミスも多かったし負けても致し方なかったわけだし。

遠藤と高梨の投手戦?というよりは遠藤を攻めあぐねたヤクルトvs完璧な高梨という構図の序盤。

ランナーを一塁に置いての打撃がなかなか上手くいかなかったスワローズ打線。
2回表2死一塁雄平。ここは強行ラッキーな形のポテンヒットで一三塁とチャンス拡げるも古賀が凡退で無得点。
3回表0死一塁上田。主砲高梨がこれで6打数4安打となるヒットで出塁も上田が三振で走者入れ替われず。挙句連続四球で満塁(高梨は三塁ま進塁)も無得点。
4回表0死一塁雄平。これではランナー進むことすらできないファーストファールフライからの三者凡退。

得点となったイニングも同様。
5回表0死一塁山田。ショートライナーに倒れるも,山崎がつないで一三塁となって村上がキッチリ犠飛で先制点。
6回表0死一塁雄平。再び打ち上げて三飛。古賀のライトフライはセカンドに進んでいれば悠々三塁に到達できる飛距離だった。それでも2死一塁で主砲高梨を恐れるがあまりの四球でつないで,上田がタイムリー。

で完全に流れが変わってしまった7回表。
7回表0死一塁山崎。犠打失敗。さらに山田も誘いだされて記録盗塁死。

7回裏堂林鈴木誠也の連打で0死二三塁。松山タイムリーであっさり同点。ここで好投の高梨から梅野へスイッチ。長野の進塁打で1死三塁から會澤翼にタイムリーで勝ち越される。

それでも清水にプロ初勝利をプレゼントすべく,9回表豪華な代打攻勢で守護神菊池保に襲い掛かった。

まずは古賀に代打坂口。芸術的な逆方向で出塁。0死一塁となったことで清水にはピンチバンター荒木。初球でキッチリ決める。1死二塁で上田。ファールで粘って逆方向にクリーンヒット。一三塁で宮本に代えてとっておきの代打青木。もう神様の領域。高梨の負けを消す同点打。代走に井野。さらに山崎も続いて1死満塁で村上に回る。もうあとは四番が決めるだけというお膳立ては出来上がったが・・
実にアンラッキー。バットに当たってしまってキャッチャーゴロ。これではどうしようもない。

勝てなかった。でも終盤7回に逆転されながら,9回に追いついて負けなかった。しかも敵地マツダスタジアム。
マクガフもコントロール重視で復調の予感。エスコバーは全力疾走で2試合連続猛打賞。川端も一塁の守備に就いた。チームとしてのオプションはさらに上がった気がする。
首位巨人とのゲーム差は0.5拡がったが,名古屋−関西−広島の12試合を6勝3敗2分1中止で乗り切り,勝率.500以上を確定させて2週間ぶりに選手は東京に帰省することができます。

■NEXT GAME
 横浜DeNA(大貫)−東京ヤクルト(スアレス?イノーア?)4回戦 横浜 18:00
 ・石川さんが離脱して火曜日は誰に?最短10日で復帰しなかったスアレスは戻ってくるのだろうか。
広島 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:19 | 更新情報をチェックする

2020年07月18日

}東京ヤクルト 9-4 広島

S 110 033 001 9
C 101 000 020 4
○小川(4-0)6,マクガフ1,寺島2/3,H梅野1/3,星1−西田

▼データ
 ・土曜日5戦5勝

◆ポイント
 ・4回裏2死二塁菊池涼左安(青木本塁生還阻止)
 ・5回裏0死堂林遊ゴ(エスコバー華麗なプレー)鈴木誠松山連続三振
 ・6回表2死二塁青木死球

土曜日5連勝!!!!!3連敗しないチーム力。

どっちに流れが行くか分からなかった序盤3イニング。

1回表。坂口,4試合ぶりスタメン復帰山田哲,青木の3連打で0死満塁から第1打席の鬼村上のタイムリーで先制も,西浦のライナー併殺もあって4安打で1点のみとなんだか勿体ない攻撃。
1回裏。同じように1番西川2番菊池涼に連打。堂林進塁打で鈴木誠也犠飛で同点。同点でとどめてくれたが,裏還せばいきなり小川の悪いパターン。

2回表。先頭荒木ヒット。牽制悪送球で二進。西田右方向進塁打。1死三塁から小川がスクイズ失敗後自援護タイムリーで勝ち越し。
2回裏1死一塁から田中広2球で0−2追い込んでからの勿体ない死球。床田の犠打に迷わず三塁送球。佐々岡監督リクエスト要求も判定通り。2死一二塁と1死満塁じゃ大違いだった。

3回表裏はいずれも2死一塁からの堂林SHOW TIME。守ってはエスコバーの三塁線痛烈な打球を好捕でアウトにすれば,自ら走って二塁に進んで,松山のタイムリーで同点のホームを踏む。伸び悩みとは何だったのか。

結果的に中盤は一気にヤクルトペースとなったわけだが,その呼び水は青木の守備から。
4回裏2死一塁から西川にスチール決められ,菊池涼にレフト前。しかしここは青木がバックホームで西川本塁憤死。バレンティンなら当然のごとく悠々生還だったことだろう。失点を防ぐ守備力の高さも高津野球の特徴。

この流れで5回表。1死から山田哲二塁打。青木村上連続四球で初回に続き満塁で西浦に。7月8日中日戦以来実に6試合ぶりとなる安打で勝ち越し。これがいわゆる勝利打点。殊勲打の西浦も復活の予感。なおも1死満塁からエスキーも続いてもう2点。

今日のポイントは5回裏。いわゆる援護もらった直後のイニングに堂林鈴木誠也アンパンマン松山と回る打順。その先頭堂林。センター前抜けるかと思われたが,#残念そこはエスコバー。エスキーメモで学んだ守備位置。華麗なグラブさばき。肩の強さ。抜群のコントロール。0死一塁で鈴木誠也を迎えるとでは大違い。誠也と松山には小川の真骨頂。意思のある強い球がズバズバ決まった。

6回表は2死無走者から。高津監督の強制休養の判断は正しかったことが証明された哲人猛打賞となる2打席連続二塁打。青木には左膝直撃。スコットなにしてくれるん( *`ω´)( *`ω´)。スコットキラー村神様を怒らせた。落ちる球を救い上げただけなのに外野の頭を越え2者生還。今日は3打点。西浦四球でつないで,もはや曜日は関係なくなってきたエスコバー。この1本で気をよくしたかここから一気固め打ちで来日3度目,水曜以外では初の猛打賞。
そして小川は援護にも恵まれているとはいえ,今日もきっちり6回を投げ切ってリーグトップ4勝目。練習試合の酷評を反省しておりますm(__)m

寺島の防御率0.00も10試合目にして崩れたが,僅差の緊迫した場面ではなく,6点差という楽な場面だったということで切り替えて。防御率0.00より防御率1.38の方がよっぽど難易度高いんだから!信頼は変わらないさ!

ダメのダメを押すのも強さ。それも犠打を絡めて。先頭エスコが出て荒木がキッチリ送っての山崎タイムリー。これも練習試合でなかなか出来なかった攻撃だったが,シーズンに入ってモノになっているのだから,首脳陣と選手の結束が高まるのも必然でしょう。

■NEXT GAME
 広島(遠藤)−東京ヤクルト(高梨)5回戦 マツダスタジアム 18:00
 ・BS1中継日
 ・ビジター連続15試合も目下6勝3敗1分1中止。残り4試合。あと1勝で勝ち越しとなる。
 ・心配なのは青木。明日は無理しないで2日休んで良くなるレベルならいいのだが・・
広島 | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:49 | 更新情報をチェックする

2020年07月17日

}東京ヤクルト 2-9 広島

S 000 002 000 2
C 203 004 00x 9
●吉田大喜(0-1)21/3,中澤12/3,風張2,長谷川2−古賀

▼データ
 ・連敗:6/21-23以来
 ・金曜日4戦4敗(中止1)
 ・吉田大喜:プロ初登板,初先発,初奪三振[田中広]

◆ポイント
 ・2回裏0死一塁田中広三振
 ・7回裏2死二塁堂林三振

開幕3戦目~4戦目以来となる連敗。巨人に3タテされた鬱憤晴らしとばかりにヤクルトに襲いかかる広島( *`ω´)。そのせいで首位との差はあれよあれよで2.5に。

2013年小川泰弘と全く同じドラフト2位&マツダスタジアムでのデビューということでチーム7年ぶりとなるプロ初登板初先発勝利を期待された吉田大喜だったが,プロの洗礼を浴び,3回途中被安打9,5失点でKO。

毎年コンスタントにプロ初先発初勝利を献上している感のあるヤクルト。しかしその逆は・・西村龍次,伊藤智仁,石川雅規,小川。30年で数人しかいないようだ。。

緊張の初回。先頭西川にいきなりセンター前。絶好調堂林にエンタイトル二塁打で1死二三塁。鈴木誠也に挨拶代わりの2点タイムリー。
それでも2回裏は田中広から144km/hのストレートでプロ奪三振を奪い,名手エスコバーの華麗なバックハンドグラブトスにも守られ無失点ピッチ。
しかし3回表先頭菊池涼に一発を浴びると,堂林鈴木誠也アンパンマン松山にも続かれトータル4連打。ピレラで一息つくも,會澤翼にポテンヒットで限界。当日移動の野手ももうお疲れモード。

「初登板でしたが、緊張は思ったよりしませんでした。内容は少しストライクゾーンに集めてしまい、追い込んでからのフォークボールがしっかりコントロール出来ませんでした。早いイニングでマウンドを降りてしまいチームに申し訳ない気持ちです。」

2番手中澤が試合を落ち着かせ,大瀬良からエスコバーが3試合連続となる打点で反撃の狼煙をあげたかに思えたが,その裏倍返しに遭いTHE END。

4番手長谷川があの堂林から自己最速を更新する154km/hストレートで3球三振を奪ったシーンが今日のハイライトか。

こんなことになるなら昨日村上を休ませるのを今日にしておけばなんてあとの祭りか。

■NEXT GAME
 広島(床田)−東京ヤクルト(小川)4回戦 マツダスタジアム 18:00
 ・負けない土曜日
 ・3連敗はしないのが今年のチームと信じてまた明日!
広島 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:28 | 更新情報をチェックする

2020年07月16日

}東京ヤクルト 4-6 阪神

S 021 000 010 4
T 000 003 030 6
高橋52/3,近藤1/3,H寺島1,●清水(0-1)1−西田

▼データ
 ・木曜日初黒星
 
◆ポイント
 ・5回表0死一三塁(一走村上→R廣岡)山崎三邪雄平三振
 ・6回表2死満塁廣岡二ゴ
 ・6回裏1死無走者大山中三(山崎ダイビング及ばず雄平クッション処理2度お手玉で三塁打に)
 ・8回表2死二塁廣岡三振

木曜日神話と清水の防御率0.00が崩れてしまった。平日カード初の負け越し。でも清水で負けたなら仕方がない。そう思えるから。

今日も序盤は2−0から。
因縁の中田賢一。初回はあっさり三者凡退も,2回表暴れ馬の本領発揮。先頭村上二塁打。山崎は走者進められずも,雄平にストレートの四球。1死一二塁でエスコバー。昨日から5打席連続となる安打で先制。西田サードゴロ併殺でチェンジかと思われたが大山お手玉で2死二三塁。ここから高橋坂口に連続四球で労せず追加点。
3回表は1死から村上山崎の連打で一三塁。雄平のショートゴロ間にもう1点。

高橋奎二は2アウトからの残りアウト1つに苦しんだ。
2回裏は0死無走者から四球と安打。さらに投手中田にもヒットを浴びて満塁のピンチ。3回裏も2死簡単にとって大山に四球。そして6回裏。1点こそ失うが2死無走者となって最後の力を振り絞って150km/h台を投げこむもフルカウントから四球を与え,106球に達したところで交代。
もう少し球数少なく行けたら・・せっかく6回もそのまま打席に立たせてもらったのに。ただ内容はあるし,次回に希望をもてる。

結果的に流れが変えった5回表村上への代走廣岡。今日3安打目となるヒットで出塁も,予定調和のように代走が送られた。高津監督は疲労を考慮ということ。ベース上あるいはインターバルで座り込むシーンもあって,自ら申し入れたのかあるいは監督が危機管理能力を発動させたか。
いずれにしても分かったことはもう代わりは誰も居ない四番打者に成長したということ。6回表2死満塁,8回表2死二塁。いずれも得点圏で本来村上がいるはずの打順に回って,得点が出来なかった。それに尽きる。

ただこの監督がある意味勝負に出たこのイニング。0死一三塁で転がすことも犠飛もできなかった(結果三邪飛)の山崎。そしてそのあと三振に倒れた雄平。6回裏の守備含め今日はこの二人のコンビで敗れたか。

福留には年に何回か痛い目に遭うのが宿命。それが今日だったと。

■NEXT GAME
 広島(大瀬良)−東京ヤクルト(吉田大喜)3回戦 マツダスタジアム 18:00
 ・昨年9月16日にプロに入ってから12連敗敗でようやく止めた対大瀬良
 ・小川を中5日とはせず,プロ初登板初先発となる吉田大喜を当てる。これもシーズンを通しての作戦。
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2020年07月15日

}東京ヤクルト 9-5 阪神

S 200 002 203 9
T 001 003 100 5
イノーア5,長谷川0/3,○マクガフ(2-0)1,H梅野1,H清水1,石山1−井野
エスコバー1号A(ガルシア)

▼データ
 ・エスコバー:来日初本塁打

◆ポイント
 ・1回表1死一二塁村上右安(一走荒木三進)
 ・7回表1死満塁村上中安(二走荒木生還)
 ・6回表2死無走者山崎四球
 ・9回表2死一塁(上田牽制悪送球で進塁)山崎四球

負けない水曜日(3勝1分)。新たな神話は水曜日のエスコバー?!

不調の山田がスタベンで2番に荒木。バッテリーはイノーアー井野のコンビが遂に実現。けれどこれでスタメン9人中3人が打率.000。

昨日同様初回村上西浦で2点奪った。坂口ヒットで荒木。今季13打席目でようやく”開幕”の初安打で一二塁。村上のライト前タイムリーで先制。一走荒木は三塁へ。西浦が初球をキッチリ犠飛。荒木が三塁に進んでいたからこその得点。

だが,2回表は1死一塁からイノーアが3バント失敗。坂口がヒットを放ったため,送っておけばな展開。3回表はサクサク。4回表は1死一二塁チャンス築くも8番9番に回って無得点。あれよあれよに5回投げ切られるというパターン。

髭を剃り落として決意の現れNEWイノーア。2回裏1死からボーアサンズの連打でピンチ招くも怖い梅野を残念そこはエスコバーでゲッツーに仕留めてチェンジ!のはずがリクエストで判定覆り2死一三塁で再開。それでも気持ち切らさず。
3回裏糸原にこそソロを浴びたが,5回投げ切ってこの1失点のみ。来日初の勝利投手の権利を得たが,そこから雨天による中断とグランド整備。これが無ければもう1イニング行かせたかったか(7回表が9番からの打順)。

試合再開後は一転点の取り合いに。
打ちあぐねていたガルシア。この回も簡単に2死。山崎が8球粘って四球。根負けして集中力が切れたかボーク。気落ちしたところをエスコバー。失投見逃さず来日初本塁打でようやく突き放した。

しかし長谷川は初めての甲子園のマウンドが合わなかったのか。ヒット四球タイムリーで1点返され,走者二人背負った状況でマクガフ。犠打と四球で満塁とし,押し出し四球と犠飛であっさり同点に。なお2死二三塁とピンチを背負ったが,ストレートでグイグイ押し切った。でも正直ストライクゾーンは無茶苦茶だった。よく同点で済んだ。

追いつかれた直後7回表。投手の打順で代打天才慎吾の綺麗なセンター前から(代走は送らず)。グッチがきっちり犠打を決め,荒木が選んで,青木は痛烈にライト前。1死満塁で4番に回る巡り。観客が寄声を出しているということで注意喚起の”間”。ボールとハーフスイングをストライクと判定され追い込まれる。こんな状況でも冷静に対処(昨年ならまず三振だっただろう)してキッチリセンター前。二塁から荒木も生還する今日2つ目の好走塁。さりげないけど光る打球判断。

7回裏は梅野。ボーアはもう手が付けられない。さすがバースを(開幕からの連続無安打記録で)超えた逸材だけある。これで7月5カード連続本塁打とのこと。

清水の11試合連続無失点で流れを作って1点差のまま9回表は2死一塁からの追加点。
牽制悪送球で先頭安打の上田が二塁へ進んで,山崎の6回に続く2死からの価値ある四球を選んで,水曜日の男・エスコバーに回すと,水曜日は2週連続4安打となるタイムリー。サンズのバレ級の遠投間にランナーそれぞれ進塁して,井野さんにも嬉しい今季初安打が生まれて石山のセーブシチュエーションを阻止。これで井野さんはキャリアハイの年間4打点まであと1に迫った。

勝利投手は横取りの美味しさを知った?マクガフについて2勝目。連敗しないことも強さか。

■NEXT GAME
 阪神(中田)−東京ヤクルト(高橋)6回戦 甲子園 18:00
 ・お得意の中田賢一
 ・負けない木曜日
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2020年07月14日

}東京ヤクルト 3-6 阪神

S 200 010 000 3
T 000 312 00x 6
●石川(0-2)5,星1/3,中澤11/3,マクガフ1/3,寺島1−西田
西田2号@(秋山)

▼データ
 ・首位陥落
 ・西田:神宮以外で初本塁打
 ・寺島:甲子園プロ初マウンド

◆ポイント
 ・6回裏1死一塁木浪左本(ポール直撃)
 ・8回裏2死一塁サンズ右2(雄平本塁返球→西田後逸→マクガフ目切り。ボーアの身体が重くて事なきを得たが)

2018年10月以来2年ぶりの5連勝はならず。7月5日以来9日ぶりの黒星で首位陥落。

初回から連続四球の走者を村上がキッチリ還し,さらに相手の野選でもう1点。1安打で2得点という効率の良い攻撃。先発秋山に32球を放らせる。これ以上無い理想の試合形と思ったのだが・・

ヤクルトキラー秋山は2回以降立ち直り,気がつけば石川の方が球数が多くなっているという展開に。。4回表2死雄平のレフトへの飛球をサンズがフェンスを恐れないプレーで好捕。これで有観客の甲子園の”空気”が変わってしまったか。

1死満塁でこれまたやくせん梅野。一番気を付けなきゃならない初球がど真ん中。ちょっと不用意。さらに犠飛で勝ち越されるも,西田のプロ12本目にして神宮以外では初の本塁打で追いついたが,5回裏先頭四球からの失点で今日も石川に白星つかず。

流れが変わるとしたら6回裏だった。
2番手星が先頭サンズに安打。ここで先ほどタイムリーを打たれており,ヤクルトがある意味最も警戒すべく打者梅野に矢野監督は犠打のサイン。これをリードをほとんどとらないサンズの脚力にも助けられ犠打失敗。6回99球秋山には代打準備の阪神ベンチ。
8番木浪さえ打ち取れば流れが変わる!という場面でレフトポール直撃弾。これが精神的にも効いたかなぁと・・・

柔軟な投手リレーは垣間見れた。星をスパッと諦め,神宮に続いて左の多い阪神に中澤・寺島は有効ということも改めて確認できた。
マクガフは配置転換。返球カバーを捕り損ねて一瞬気持ちキレたようなプレーに見えたが大丈夫か。単に見失っただけなら良いが。

■NEXT GAME
 阪神(ガルシア)−東京ヤクルト(イノーア)5回戦 甲子園 18:00
 ・連敗しないことが大事。不敗の水木で立て直そう!
 ・イノーアさんは髭を剃り落としてNEWイノーアを魅せてほしいもの。
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