2020年05月25日

6月19日に無観客で開幕 史上最も遅いスタート―プロ野球

 日本野球機構(NPB)は25日、オンラインによる12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた今季公式戦開幕日を、6月19日に設定することを決めた。
 プロ野球の開幕が遅れるのは、東日本大震災が発生した2011年(4月12日開幕)以来。2リーグ制後で最も遅いシーズン開幕は1973年の4月14日だったが、これより大幅に遅れることになった。当面はプロ野球の公式戦では初めてとなる無観客試合で開催される。
 会議後の記者会見で斉藤惇プロ野球コミッショナーは「これから入念な準備を怠りなく進め、慎重に運営していくことが何より重要」と述べた。
 プロ野球は新型コロナの余波で、なかなか新たな開幕日を設定できず、既に5〜6月のセ・パ交流戦と7月のオールスターゲームの中止を決定。6月19日に開幕しても、1球団の試合数は同一リーグ内の120試合になる見込み。日本シリーズは11月21日開幕を予定している。
 各チームは自主練習から本格的なチーム練習に移行し、移動リスクを考慮しながら6月2〜14日にかけて練習試合を行って開幕に備える。
 2軍のイースタン、ウエスタン両リーグ公式戦も6月19日に始まる。[ 5/25(月) 18:05配信 時事通信 ]


緊急事態宣言の解除をもって,開幕日が決定。
3月20日の開幕延期→4月10日以降→4月24日→当面延期。さらにセ・パ交流戦とオールスターの中止。

正直婚期今季絶望かと思った時期もありました。モチベーションすら見いだせなかった頃を思えば,また野球を観られようになるだけでも感謝しなければなりません。

でも人間は喉元過ぎると熱さを忘れてしまうから,早く観客入れてくれーと次の欲求が湧いてしまいます。

選手においては,約2ヶ月間の実戦感覚を取り戻しつつ,基本6連戦×20週という過密日程を乗り切るだけの体力。さらには観客が居ない中での集中力など,全く先の読めないペナントレースとなるだけに,こればかりは本当に予想もつかない一年になりそう。

まずは一歩進めた日。野球のある日常まであと少し。
東京 ☀ | Comment(0) | NPB | at 22:09 | 更新情報をチェックする

2020年05月22日

開幕日、決められず 緊急事態全解除後に設定へ―プロ野球

 プロ野球の斉藤惇コミッショナーは22日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されている今季公式戦の開幕日について、政府の緊急事態宣言が全国すべてで解除された後、できるだけ早い段階で設定する意向を示し、この日の決定を先送りにした。
 Jリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」後にオンラインによる12球団代表者会議を開き、既に12球団で一致している6月中旬から下旬での開幕日を検討。中止となったセ・パ交流戦明けの6月19日を基本に話し合ったとみられ、斉藤コミッショナーは「解除というのが最低条件。来週解除されれば早い段階で日程、(開幕の)開催日などをお話しできると思う」と語った。
 また同コミッショナーは希望する選手、関係者らに新型コロナ感染歴を把握できる抗体検査や、感染の有無を迅速に確認できる抗原検査を実施する方向を示した。
 次回の12球団代表者会議は25日に開催予定。 
 ◇新型コロナウイルス感染でのプロ野球界の動き
2・26 残りのオープン戦を無観客試合で行うことを決定
3・ 2 サッカーJリーグと合同で「新型コロナウイルス対策連絡会議」設立を発表
   3 第1回対策連絡会議開催。予防策などを協議
   9 第2回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議で3月20日の公式戦開幕延期を決定
  12 第3回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議で開幕は4月10日以降で一致
  20 当初の開幕日
  23 第4回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議で4月24日開幕を目標に設定
  27 阪神が藤浪晋太郎投手ら3選手の感染を公表
  31 パ・リーグの球団社長会議で開幕再延期で一致
4・ 3 第5回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議で4月24日開幕の当面延期を決定
  17 12球団代表者会議でセ・パ交流戦の中止を決定
  23 第6回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議で、開幕した場合でも当面は無観客試合とする方向で一致
5・11 第7回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議、実行委員会などを開催し、オールスターゲーム(7月19、20日)の中止を決定
5・22 第8回対策連絡会議開催
     12球団代表者会議を開催し、政府による緊急事態宣言がすべて解除された後に開幕日を設定する方針を確認[ 5/22(金) 21:55配信 時事通信 ]


開幕日決定へ、あと一歩 自治体との協議も進む―プロ野球
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が首都圏4都県と北海道で解除されていないことから、プロ野球の新たな開幕日は発表されなかった。ただ、斉藤惇コミッショナーは「解除が正式に発表されれば、われわれとしては(レギュラーシーズンの)開催日を、練習試合も含めて発表できると思う」ときっぱり。25日に見込まれる政府の決定次第で、開幕へ本格的に動きだすところまで前進した。
 この日、東京都の小池百合子知事が、緊急事態宣言が解除された場合の休業要請を段階的に緩和するロードマップ(行程表)を発表し、第1段階で無観客であればプロ野球の開催を可能とした。球界関係者によると、東京が本拠地の巨人とヤクルトは開催に向けての協議を進めている。既に解除されている地域の球団も、それぞれ自治体と話し合いをしており、公式戦開催への足場を固めてきた。
 感染防止策などを記載したガイドラインも最終的な詰めの段階。新型コロナの検査を実施するかなど課題はあるが、斉藤コミッショナーの穏やかな表情に、先の見通しがついた安堵(あんど)感が表れていた。[ 5/22(金) 22:00配信 時事通信 ]


専門家会議見聞LOGの8回目。開幕日決定には至らずも,なんとか開幕まではこぎつけそうかなぁと。少なくとも先月の真っ暗闇からは脱した感。
開幕日と同時に,試合数と日程が明らかになるようだが,報道からも察するに19日からの大筋の合意は出来ているのだろうなぁと。

あとはリスクとの兼ね合い。ゼロを公約に掲げて当選した知事が,4年の任期終了間際にゼロを実現しようと「東京都ロードマップ」*というカタカナ語で段階=ステップを設けたようだが,ゼロリスクを求めれば求めるほど観客動員への道のりは険しくなるばかり。
*イベント開催は、ステップ1では50人まで、ステップ2で100人まで、ステップ3では1000人まで可能。

交通事故の可能性があるから。病気に罹る可能性があるから。これでは社会経済活動が一歩も前に進まないではないか。ゼロリスクを脱せよ!と願うばかり。
東京 ☁ | Comment(0) | NPB | at 22:58 | 更新情報をチェックする

2020年05月20日

夏の甲子園中止 コロナ禍で戦後初―高校野球

 日本高校野球連盟は20日、甲子園球場で8月10日に開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会を中止すると発表した。6月下旬から8月初めにかけて予定していた49の地方大会も取りやめる。「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、選手や観客の安全、健康を守るため中止が必要」とした。3月の選抜大会に続く全国大会開催断念となる。
 オンラインで記者会見した日本高野連の八田英二会長は、「苦渋の決断を伝える悲しい日になった。開催できないことは断腸の思い」と語った。
 夏の甲子園大会の中止は戦後初。米騒動があった1918年の第4回大会、戦時色が強まった41年の第27回大会に続き3度目。戦争の影響で中断した1942〜45年を除けば、春夏連続の中止は初めて。
 全国選手権大会は47都道府県から49校が出場し、2日間の休養日を含めて16日間開かれる予定だった。しかし、新型コロナの感染拡大を受けた政府の緊急事態宣言発令を受け、多くの学校が休校し、部活動も中断した。代表校を決める地方大会の通常開催も難しい状況になっていた。[ 5/20(水) 17:10配信 時事通信 ] 


高野連、全国選手権大会を断念 移動や宿泊「リスク避けられず」
 甲子園球場で8月10日に開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会の中止が20日、決まった。新型コロナウイルスが全国に影響を及ぼす中、日本高校野球連盟が開いた大会運営委員会と理事会で結論を出した。
 日本高野連は全国選手権大会での感染防止対策として、選手が1カ所に集まる組み合わせ抽選会や開会式の取りやめ、無観客での試合開催、選手らの検温なども想定。しかし、開催期間が2週間以上に及ぶことや、各都道府県から甲子園への代表校の移動、集団での宿泊を考慮すると「感染と拡散のリスクが避けられない」と結論付けた。
 6月下旬から8月初めに予定していた地方大会については、練習不足で選手のけがが増える懸念や、授業時間確保のために夏休みを短縮する動きがある中での開催は学業の支障になりかねないことなどを中止理由に挙げた。
 日本高野連の八田英二会長は「われわれには教育の一環という理念があり、安全が第一であることを考えると、残念ながら中止せざるを得ない」と語った。[ 5/20(水) 18:33配信 時事通信 ]


夏の全国高等学校野球選手権と全49の都道県大会が決定。。
インターハイや全国合唱コンクールが続々と中止となる渦の中で,野球だけは特別かという世論に耐えられないだろうとは思っておりましたが・・。

休校や部活動停止などの措置が長期間に及んでおり,練習が十分ではないため選手の怪我の恐れがある。また授業時間確保のため夏休みの短縮が想定されており,学生の本業である学業に支障が出る。この言い分はやむをえないでしょう。

ただ感染リスクについては,日本医師会 COVID-19有識者の見解として5月15日に発表された小児の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見の現状を読むに,
 ●COVID-19患者の中で小児が占める割合は少なく、その殆どは家族内感染
 ●学校や保育園におけるクラスターはないか、あるとしても稀
 ●小児COVID-19症例は無症状〜軽症が多く、死亡例は少ない

とあり,イギリスの免疫学者も子供は新型コロナに「感染・重症化しにくい」という見解を示しているなど,選抜開催の可否に揺れた3月と異なって,ある程度ウィルスの実態が見えてきた段階。

結核や狂犬病など同じ病気でも,大陸や国によって全く感染状況が異なるように,コロナに関しても欧米が特殊すぎるだけという認識がなく,やれ第2波だ,気の緩みやらリスクリスクで完全な思考停止。「感染と拡散のリスクが避けられない」から移動もできない。集団での宿泊もできない。結局大人はそして政治は誰も責任とりたくないだけでしょう。

その割を食った高校3年生。まさに今頃は各都道府県の春季大会真っ盛りで,夏のシード権を懸けた戦いが全国で繰り広げられていたはず。それが中止となり,夏の大会まで中止となってしまった。

開幕2ヶ月半以上前での中止の判断。
これがもし,各都道府県大会を開催という判断をした上で,ある都道府県でクラスターが発生してしまったとか,非常事態宣言が解除されず代表校を選出出来ない都道府県がでてしまうため,甲子園を中止しますというのなら,まだ高校球児だって止むを得ないと納得出来るもあるだろうに,何も起きていない段階での中止の判断。

こうなれば今度は秋の国体そして駅伝シーズンにも同調圧力が掛かっていくことでしょうね( *`ω´)

青学原監督が仰るように「ノーリスクの世の中なんてない」んだから・・
兵庫 ☔ | Comment(0) | 高校野球 | at 21:47 | 更新情報をチェックする

2020年05月11日

プロ野球、史上初の球宴中止 開幕目標は6月中旬以降

なんだか専門家会議見聞LOGと化しつつありますが・・
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期されているプロ野球で、7月19日に福岡ペイペイドーム、同20日にナゴヤドームで予定されていたオールスターゲームの中止が11日に決まった。1951年から開催されてきた球宴の中止は史上初めて。今年で開催70回目の節目を迎える予定だった。
 日本野球機構(NPB)は11日に12球団代表者会議を開き、その後のウェブ会見で斉藤惇コミッショナーは開幕の遅れにより、球宴に出場する「選手を選択できるかという問題があった」と述べた。球宴はセ、パの2リーグ制となった翌年から始まり、昨年まで対戦成績はパ・リーグの85勝79敗11分け。
 若手対象に松山で7月13日に予定されていたフレッシュオールスターゲーム(坊っちゃんスタジアム)も中止となる。
 11日はNPBとサッカーJリーグが合同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回会合がウェブ上で開かれ、感染症の専門家チームから「緊急事態宣言が延長された状況で、(公式戦)開催の日程を具体的に決めることは難しい」との見解が示された。
 これを受け、12球団は開幕日の設定はしなかったものの、斉藤コミッショナーは「6月の半ばから下旬にかけて開幕を目指すことで一致した」と述べた。開幕しても、当面は無観客として行われる見込み。次回の新型コロナ対策連絡会議と12球団代表者会議は22日に開催される予定。[ 5/11(月) 19:14配信 時事通信 ] 

第7回会議。当初は今日を目途に開幕日決定ということだったが,緊急事態宣言が今月末まで延長されたということや,「社会の常識とずれてはいけない」ということでまたもや先送りに。

東京都の本日の感染者数は15名。大阪は1名。一周回って自分自身のこの感染症に対する捉え方も落ち着いてきました。私はデータや数字で物事を捉える節があるのでそれを踏まえて。
世界の新型コロナ感染者411万人 ロシア急増、死者28万人超
 米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の日本時間11日夜の集計で、世界の新型コロナウイルス感染者は411万人となった。最多は米国で約133万人。22万4000人超のスペインに続き、10日ほどで感染者が倍になったロシアが22万1000人超と世界で3番目に多くなった。
 その他は順に、約22万人の英国、イタリア、17万人超のフランス、ドイツ、そしてブラジルが約16万人と急増している。
 世界の死者は28万人を超えた。7万9000人以上の米国が突出。約3万2000人の英国、3万人超のイタリアが続き、この3カ国で全体の半数を占める。[ 5/11(月) 19:51配信 時事通信 ]

やはり欧米と比べると日本含めてアジアの感染者数死者数が相対的に少ない。これはBCG仮説が有効なのか。もしくはヒト白血球抗遺伝子レベルなのか。結果論ではあるが。

あとは重症化と致死率。
covid19.jpg

30代 感染者2267名 死亡:2 重症:7 
20代 感染者2458名 死亡:0 重症:4 
10代 感染者356名 死亡:0 重症:1
10歳未満 感染者253名 死亡:0 重症:1
30代以下の感染者5334名に対して,重症者は13名。率にして0.0024。野球に例えたら2厘4毛。20代以下の若者の死者は0。インフルエンザ脳症では子供も亡くなっているのにコロナは0。もはやこれは交通事故に遭う危険性があるから外に出るなということと同じレベルじゃないかと。

また専門家会議の尾身茂副座長が,国会の場で実際の感染者数は「実は10倍か、15倍か、20倍かというのは、今の段階では誰も分からない」と答弁したようだが,これも感染者数という母数が増えれば増えるほど,重症化率・致死率はもっともっと下がっていく。

あと最近思うことは夏場のマスク。上の数字のように,コロナに罹るより,熱中症に罹るリスクの方がよっぽど高いのではないかと。

次回の代表者会議は11日後。22日(金)だそうです。
東京 ☀ | Comment(0) | NPB | at 21:10 | 更新情報をチェックする