2019年04月30日

{東京ヤクルト 9-8 横浜DeNA

S 024 101 000 1 9
B 000 350 000 0 8
原5,Hマクガフ1,H梅野2,○五十嵐(5-0)1,S石山(7)1−中村
中村3号B(進藤)バレンティン8号@(三嶋)

▼データ
 ・平成最終勝利
 ・今季4度目3連勝
 ・五十嵐:5勝目(リーグ単独トップ)

◆ポイント
 ・5回裏2死一塁神里二盗死(リクエスト要求も判定覆らず)
 ・6回表1死バレンティン左本
 ・9回裏1死一塁中井一犠ソト中飛

平成ラストゲームを延長の末白星で飾り,首位とは0.5差の2位で令和の時代を迎えることとなった。

平成の間何度も繰り広げられた横浜vsヤクルト戦に相応しい壮絶な打撃戦。
DeNAの先発はオープナー的な役割進藤。2回表川端村上の連続二塁打で先制。なお2死二塁から原が今季5本目のヒットとなるタイムリー。
3回表は山田バレの連続二塁打でまず1点。なお2死三塁から村上が申告敬遠。中村が初球をレフトスタンドへ。
4回表から2番手平田。ヒットの山田をバレンティンが三塁線を痛烈に破って,リードは大量7点に。

先発樹理は3回を筒香の四球のみでノーヒットノーランピッチ。正直今日は楽勝だなと楽観視していた。

ところが・・・
4回裏先頭石川にヒットを打たれノーノ―が途切れると,ソト筒香に連続本塁打で7−3。
さらに5回裏は先頭嶺井の飛球を青木がグラブに当てながらも捕り切れず三塁打に。そこから連打&ワイルドピッチタイムリーで二三塁となりソトにタイムリーでリードは1点。2死後ロペスに被弾でとうとう7点差をひっくり返されてしまう。
さらに神里にもヒット。アップアップの原。神里が盗塁仕掛けて失敗で3アウトを奪えたこのプレーが何気に大きかったのではないか。ラミレス監督リクエスト要求も判定通り。

6回表は4番手三嶋。先頭山田3−2フルカウントから見極めればボール球に手を出して一邪。そんな流れで飛び出したバレの平成ラストアーチで同点。そしてここから試合は完全に硬直。

流れからしてこの一発が無ければそのまま負けていたのであろう。その意味でも価値ある一発であった。

予報通り酷くなる雨。重なるグランド整備。9回終わって8−8の引き分けなら両軍納得できるのに・・なんて歴史的儀式と重なる時間帯にも試合は淡々と進行していた。

そんな中平成最後の延長戦へ。
10回表1死。西浦の飛球を乙坂と柴田がお見合い。左腕エスコバーに対し太田の打席で代打荒木を起用したベンチ。荒木は2球で簡単に追い込まれながら,最後はセンターオーバー。これによって五十嵐に5勝目の権利が舞い込んだ。
最後は石山が筒香ロペスという一発のある打順を締め,荒木はこれで3試合連続の勝利打点。

理想を言えば,12連戦の4戦目。さらに序盤で7−0と大量リードということもあり,原に一人で投げ抜いてもらうくらいの試合にしたかったはず。青木が一人蚊帳の外の6打数0安打。それでも勝った。
荒木を筆頭に大引西浦田代上田とスタメン外れたメンバーがそれぞれの持ち場に向けてキッチリと準備して,中継ぎ以降が相手に流れを渡さない。だからこそ後半に強い逆転のヤクルトが作れてられているのではないか。

4月終了時順位表
試合勝利敗戦引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1位巨人2616100.615-128983510.2643.54
2位ヤクルト2816111.5930.51461253811.2584.13
3位中日2613130.5002.598852116.2713.16
4位阪神2813141.4810.51091262114.2433.80
5位広島2712150.4441.0911202411.2253.68
6位DeNA2710170.3702.0105123344.2394.01

平成31年間順位表
試合勝利敗戦引分勝率
1位巨人41822263183980.552
2位西武415422201828106.548
3位ダイエー・ソフトバンク415621421901113.530
4位中日41862104199686.513
5位近鉄21331066101651.512
6位ヤクルト41902049206081.499
7位日本ハム41552019203898.498
8位広島41882026207785.494
9位オリックス415519492095111.482
10位阪神41881978213278.481
11位ロッテ415419092137108.472
12位楽天2021902107247.457
13位大洋・横浜・DeNA41881838227476.447

いざ新たな時代へ―

■NEXT GAME
 横浜DeNA(大貫)−東京ヤクルト(高橋)5回戦 横浜 14:00
 ・令和最初の試合
 ・何が起きても令和初とつくはず
 ・横浜市12時4mm/h,15時6mm/hという予報ですが
神奈川 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:36 | 更新情報をチェックする

2019年04月29日

{東京ヤクルト 7-4 広島

C 101 100 010 4
S 020 112 01x 7
石川4,○五十嵐(4-0)2,H梅野1,近藤2/3,Hハフ1/3,S石山(6)1−中村
中村2号A(九里)村上6号@(九里)

▼データ
 ・平成神宮最終戦勝利
 ・4カードぶりカード勝ち越し
 ・五十嵐:4勝目(リーグトップタイ)

◆ポイント
 ・3回表0死九里三失
 ・4回裏0死村上左本
 ・4回裏1死石川→H上田→P五十嵐
 ・8回表2死一二塁P近藤→ハフ代打西川中飛

「平成」最後の「昭和」の日。「明治」神宮野球場の公式戦で「タイショウ(大正)」とは行かぬも,競り合いを制して,「令和」の時代へ―

どこか普段と違う特別な日。
平成最後の神宮の先発マウンドが巡ってきたのは石川。田中菊池を簡単に打ち取るも,バティスタに被弾で先制点。
2回裏2死一塁で中村。せめて9番に回してくれればという声をかき消す逆転2ラン。
しかしその直後3回表。先頭九里のサードゴロを村上が捕り損ね出塁を許し,田中が犠打。2死二塁からバティスタを追い込みながら四球であるかせ一二塁。鈴木誠也にレフト前に運ばれ九里が生還で同点に。石川の自責にはならない失点。長野をセンターフライにチェンジ。ベンチに戻った村上に青木からの叱咤激励。

4回表會澤翼の本塁打で勝ち越され,裏に回ってきた村上の打席。2球で追い込まれながら,そこからボールを見極め,6球目をレフトスタンドへ。まさに汚名返上。それも一発回答してしまう村上の凄さ。また激励した青木は目を潤ませて喜びを爆発させていた。この姿にまず感動。

そこから動いたベンチ。5回表は菊池からということも考慮してか打席の回った石川に代打を送って,2番手五十嵐にスイッチ。その五十嵐が3人で仕留め流れを作って裏の攻撃。
青木山田の連続四球で0死一二塁もバレ雄平が倒れ2死一二塁。左腕のレグナルトに対し川端に代打荒木を起用。その荒木が見事起用に応えて勝ち越しタイムリー。これで五十嵐に勝ちの権利。五十嵐はイニング跨いで6回表も3人でピシャリ。

6回2死一二塁からバレンティンのレフトへのライナー性の飛球を下水流が落球しリードは3点に。

しかしそこは王者広島。8回表2死一二塁から會澤今日3本目の安打で2点差。なお走者二人背負って代打西川。右中間抜けそうな当たりだったが,青木がキャッチ。これが昨年までなら勢いでもう一のびあってもおかしくなかったし,6回裏の2点が無ければ前進守備で青木の上を抜けていた可能性が高かったと思う。このあたりも流れが良かった。

8回裏1死満塁から田代の犠飛でダメを押したかと思いきや,最終回も2死無走者から田中菊池の連打で,バティに一発出れば同点という決して安全圏では無かった。

それでもベンチから「昭和」生まれの五十嵐・青木が声を張り上げ,最後は全員が身を乗り出し戦っていた。これも感動シーン。
そして終わってみれば「平成」最後の神宮アーチを放ったのは村上だったというのも何かの”縁”か。

■NEXT GAME
 横浜DeNA(進藤)−東京ヤクルト(原)4回戦 横浜 14:00
 ・平成最後の試合
 ・雨予報で降水確率もお高めだが果たして?!
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:10 | 更新情報をチェックする

2019年04月28日

{東京ヤクルト 4-2 広島

C 000 000 200 2
S 012 010 00x 4
○高梨(2-2)6,ハフ1,H近藤1,S石山(5)1−中村
荒木2号@(ジョンソン)青木5号@(ジョンソン)バレンティン7号@(ジョンソン)山田哲7号@(菊池保)

▼データ
 ・神宮広島戦2018年8月2日以来6試合ぶり今季初勝利
 ・今季3試合目1試合4本塁打以上:1シーズン3度以上は2014年以来5年ぶり。4月までに3度記録は1997年以来22年ぶり。
 ・ソロ本塁打4本が全得点は2006年8月6日中日戦(神宮)以来13年ぶり。勝利は1988年5月31日阪神戦以来31年ぶり。
 ・4月貯金通過確定。4月貯金1以上は2015年以来4年ぶり。

◆ポイント
 ・5回表0死一二塁石原三振
 ・5回表2死一二塁田中右飛
 ・8回表1死一二塁會澤三振安部三振

ソロ本塁打4本で4得点という効率の良い得点?!で広島の連勝を8で止めた!

ジョンソン相手に雄平休養日。1番H塩見,5番D雄平。6番B荒木,7番E西浦。

石川と入れ替え中6日の高梨。キーとなったイニングは2回と5回か。
初回三者凡退。2回表先頭今日スタメン復帰鈴木誠也レフトフェンス直撃の二塁打。西川の打席でワイルドピッチで0死三塁というピンチ。ここから西川サードゴロ。安部ショートフライで鈴木を三塁釘づけ。野間をセカンドゴロでこのピンチを無失点で乗り切った。

その裏1死から荒木がレフトへ本塁打。スタメン抜擢が見事的中。3回裏には青木とバレに一発。青木は芸術的な流し打ち。バレは力でバックスクリーン。

4回裏先頭荒木四球西浦ヒット中村四球で0死満塁となおもジョンソンを攻め立てるも,高梨三振,塩見ショートフライ,青木三振で無得点。この嫌な流れで5回表高梨のピッチング。これを今日のポイントに。

安部野間連続安打で0死一二塁。ここで下位打線。ジョンソンを代えるのであればそれに伴って石原から代打やくせん會澤翼という策もあったはず。ここで石原をそのままというのがまず助かった。石原三振でジョンソンの代打にバティスタ。このバティスタも三振。2死一三塁となって田中は完璧に捉えられたがライト塩見の正面でこのイニングも無失点。相手に流れを渡さなかった。

ジョンソンが代わって菊池保となったが,結局マスクは會澤に。だったら尚更何故代打を出さなかったのか。代わった菊池保から山田が本塁打で4点目。

6回102球の高梨に打席が回ったところで継投に。7回は連投となるハフから近藤石山で逃げ切り。ハフはバティスタに一発を浴びたが5回表の打席でなくてよかったと。

7回裏1死二塁で申告敬遠されたバレに代走田代を送らなかったのは,まだ逃げ切りには早いという姿勢の現れだったか。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(石川)−広島(九里)6回戦 神宮 18:00
 ・神宮球場平成最後の試合
 ・西岡孝洋アナは2013年4月27日巨人戦以来6年ぶりの実況
 ・月曜日は2018年海の日から4連勝中
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:50 | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

{東京ヤクルト 0-2 広島

C 000 001 001 2
S 000 000 000 0
●小川(0-3)8,マクガフ2/3,ハフ1/3―中村

▼データ
 ・今季3試合目零封負け

◆ポイント
 ・4回裏0死一塁雄平犠打
 ・7回裏2死一塁小川四球
 ・9回表2死二三塁會澤左安

12連戦の初戦は完封負け。広島が怒涛の8連勝でとうとう借金を完済してしまった。

小川と床田の投手戦。
昨年は肘の手術で一軍登板0のピッチャーがこんなに良いとは恐ろしい広島。

床田の出来からして,ロースコアゲームになるという読み。
4回裏先頭バレンティンがヒットで出ると,雄平が初球で犠打を決めた。ここでベンチは次なる一手に何を打とうとしていたのだろうか。バレが飛び出したということは何らかのサインがあったはず。牽制死でチャンスが潰えてしまう。

小川も負けじと気迫の投球。
しかし6回裏2死から菊池の打球は高く弾んだ分内野安打。長野を迎えてどう攻める?そんな一瞬の隙が失点に。

6回裏2死から山田哲の打球はスタンドにわずかに届かずフェン直止まり。

7回裏は先頭西浦が出たが,村上をフリーで打たせ,中村に犠打の指示。中村送れず2死一塁になったため,小川をそのまま打席へ。チャンスだったら代打だったのだろう。小川に対してから急に制球の定まらなくなった床田。もし球数から来るものだったとしたら,ここがチャンスだったのかも。

せめて小川の敗けを消すべく,8回裏青木山田バレンティンに望みを託すもフランスワの前に沈黙。

最終回も2死無走者から村上のファーストゴロで万事休すから,本塁打が出ればサヨナラという状況までもっては行ったが・・・

ヒットで同点と長打で同点では打者の心理も変わるか。荒木もボール球ばかり振らされていた。

0死満塁からホームゲッツーで2死二三塁まで行きながらの失点。挙句ハフまで投入せざるを得なくなった連戦の頭が心残りか。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(高梨)―広島(ジョンソン)5回戦 18:00
 ・ジョンソンは昨年迄の安定感は無いだけに,とにかくあの広島を調子づかせてはならない!
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:32 | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

{東京ヤクルト 11-2 巨人

G 000 000 011 2
S 005 210 30x 11
○スアレス(1-0)6,梅野1,近藤1,スアレス1−中村,西田
青木4号A(菅野)山田哲5号@(菅野)6号A(桜井)バレンティン5号@(菅野)6号@(桜井)

▼データ
 ・今季最多18安打
 ・3者連続本塁打:2013年4月7日DeNA戦(神宮)岩村明憲・武内晋一・中村悠平[三浦大輔]以来,巨人戦では2001年7月11日(東京ドーム)稲葉篤紀・ロベルトペタジーニ・古田敦也[上原浩治]以来

◆ポイント
 ・3回裏0死一塁青木右本山田哲左本バレンティン左本
 ・4回表スアレス無失点

平成最後の神宮巨人戦でおそらく伝説となるであろう菅野智之から青木・山田哲・バレンティンの3者連続ホームランが生まれた。

菅野に対し1番B川端,6番E太田,7番D村上という左打者を並べた打線。

1回裏。粘ることを求めた頼みの川端が3球三振。それでも青木がとりあえずノーヒットノーランを阻止する左中間二塁打。中継ミスも重なって1死三塁。しかし山田が初球を一邪。バレも内野フライと今日もチャンスで一本が出ないクリーンアップ。

2回裏も無得点ではあったが,1死後村上が菅野から今季3本目となるヒットが打順調整となり9番まで回せた。

そして3回裏。川端がレフトゲレーロの前に落とす天才的流し打ちで出塁すると,決して脚の早くない川端をなぜか執拗に牽制する菅野。2球目を青木が完璧に捉え先制。続く山田哲も2球目をレフトスタンドへ。異様な盛り上がりを見せる中で,バレンティンも豪快にここまで飛ばすかというくらいの打球をレフトスタンドへ。
チーム6年ぶりとなる3者連続本塁打。巨人戦では優勝した2001年以来18年ぶり。しかも4月の巨人戦でというのは,昭和60年4月17日阪神巨人戦(甲子園)のバース・掛布・岡田を想起させる。

菅野に対して攻撃の手を緩めない打線。3連発後雄平がセンター前。太田が送って1死二塁。そして村上。2打席連続,今季4本目となる菅野からの安打はタイムリー。これは今季菅野が本塁打以外で初めての失点となった。

4回にも青木,山田哲,バレンティンの3者連続安打で追加点。ここで菅野を31/3回KO。太田の犠飛も菅野の自責ということで,計7失点。

1997年の開幕戦で当時絶対的エースの斎藤雅樹を小早川毅彦が3打席連続本塁打で粉砕し勢いに乗ったように,2019年平成最後に絶対的エース菅野智之を粉砕。これは令和元年の秋に振り返るとターニングポイントと位置づけられているのかも。

ラッキー7には,三塁打が出ればサイクルだった青木が今日4安打目となるヒットで出塁すると,山田哲・バレンティンが連発。雄平も猛打賞。村上も4安打の固め打ち。

来日初登板初先発スアレス。初物ということを考慮しても,無難に立ち上がり,2回3回とノーヒット。そして援護をもらった4回表ビアヌエバから始まる打線も0に抑え,巨人の息の根を断ってくれた。6回94球で降板も初登板初勝利。お立ち台では寡黙なイメージも。

お立ち台といえば

12連戦の前に「キッカケ」を掴めた。いざ勝負のGW12連戦!

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(小川)ー広島(床田)4回戦 神宮 18:00
 ・7連勝とすっかり息を生き返ってしまった広島戦( *`ω´)
 ・とりあえず大瀬良は回避できたがこれ以上調子に乗らせるわけにもいくまい( *`ω´)
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:48 | 更新情報をチェックする

2019年04月24日

{東京ヤクルト 2-7 巨人

G 050 002 000 7
S 000 000 002 2
●ブキャナン(0-1)4,ハフ2,中尾2,坂本1−井野,西田
西浦3号@(吉川光)

▼データ
 ・今季初3連敗
 ・2カード連続負け越し
 ・坂本:プロ初登板

◆ポイント
 ・2回表1死一三塁坂本右本
 ・9回表1死満塁炭谷遊併

最終回なんとか一矢報いたものの・・・今季初の3連敗。廣岡のスクイズ失敗から明らかに歯車が狂ってしまった。

2回で勝負あった感がしてしまうのが実に残念。
ゲレーロ四球山本ヒットで0死一二塁。炭谷結果送った形のセカンドゴロ。1死二三塁で高橋は高く弾んだ打球で捕球が精いっぱいでオールセーフ。結果高橋にプロ初安打と初打点を献上。そして坂本にライトスタンドへ。これで0−4。丸は打ち取るもビアヌエバにも被弾。

高橋の前に,1回裏2死一二塁,2回裏2死二塁,3回裏0死一二塁,4回裏0死一塁,5回1死一二塁と毎回得点圏に進めながらもつながらない打線。

5回からビハインドながらハフを投入せざるを得ない苦しい台所事情。それでも今日は中尾とプロ初登板坂本が後半3イニングを投げ切ってくれた。坂本はぬかるむマウンド+緊張か四球で1死満塁を招くも,田畑コーチの間もあって見事自ら招いたピンチを併殺で斬って無失点デビュー。エレベーターは脱した。貴重な左腕だけに,ビハインドで結果を残せば,近い将来左のワンポイントを任されるはず。坂本にとっては忘れえぬ試合。

巨人投手陣の連続無失点記録を止めたのは西浦の一振り。松山から捕り損ないのヒットさらにはエラーの連鎖。上司のパワハラとファンの暴言で精神的に参っているのではないかと心配になってしまうのだが,結果で見返してくれるはず。
さらに西田ヒット,荒木青木の連続四球で吉川光をKOし,山田の犠飛でもう1点。タイムリーこそ出ないがそれでも多少はつながりの兆し。
とにかくこのチームは何かのキッカケで全員の歯車が狂い,また何かのキッカケで全員が噛み合うようになる。今はキッカケを模索しているところ。

負け方としては昨日より断然良い。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(スアレス)−巨人(菅野)6回戦 神宮 18:00
 ・スアレス初登板
 ・対菅野。中5日なので前回同様いかに球数を放らせられるか。
 ・昨季4戦4敗。今季も1戦1敗の小穴アナ実況試合。マイナス×マイナスでプラスとなるか
東京 ☁ | Comment(4) | SWALLOWS | at 22:30 | 更新情報をチェックする

2019年04月23日

{東京ヤクルト 0-9 巨人

G 101 100 024 9
S 000 000 000 0
●原(2-1)6,五十嵐1,中尾1,田川1−中村

▼データ
 ・開幕2戦目以来今季2試合目零封負け

◆ポイント
 ・1回表0死二塁丸二ゴ(進塁打)
 ・6回裏1死代打上田投安

あわや年を跨いで神宮巨人戦2試合連続被ノーヒットノーランかという試合。

今日の山口俊の出来からして初回の先制点で勝負は決していた感。
初球を坂本に打ち返され,丸が進塁打で,ビヤヌエバが犠飛。さすが巨人というべきキッチリとした野球で先制点。

そこからはヤクルトのお粗末さが目立った。
3回表先頭小林にヒット。山口を2球で追い込みながらも結果的に送られて,暴投×2で生還を許す。
4回表は1死一塁からのエンドランを見事に決められ3点目。

6回表2死からゲレーロのショートゴロ。正面に入ったがためにバウンド変わって対応出来ず出塁を許す。記録は西浦の失策。ゲレーロの足を考えろということだろうか?今日も途中交代を告げられてしまう。。

8回表小林に今日4本目のヒットとなるタイムリーで勝負アリ。2死二塁から中尾ワイルドピッチ。
9回表2死一塁から重信のセカンドゴロを一塁へグラブトスしようと山田がファンブル。そこから3連打でさらなる失点。バレの打球処理も完全にやる気を失ったもの。
中島に移籍後初安打,増田にプロ初安打&初打点とやらずもがなのものも与えてしまった。

0−9だろうと負けは負けだが,ちょっと試合内容がお粗末。松山から一週間。すっかりチームが変わってしまっている。心配。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(ブキャナン)−巨人(高橋)5回戦 神宮 18:00
 ・初物左腕高橋との対戦
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:45 | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

{東京ヤクルト 5-7 中日

S 013 000 010 5
D 230 010 10x 7
●高梨(1-2)2,中尾2,五十嵐1,ハフ2,梅野1−中村
荒木1号@(ロドリゲス)

▼データ
 ・6カードぶりカード負け越し
 ・首位陥落

◆ポイント
 ・4回表1死満塁青木一ゴ山田三振
 ・5回表1死二塁上田二飛(二走雄平飛び出し併殺)
 ・6回表1死一二塁太田二併

開幕カード阪神戦(京セラドーム)以来となるカード負け越しで,首位陥落。

先発高梨が2回5失点と乱調。
3回表先頭で打順が回ったところで代打川端で勝負を懸けた。川端は倒れるも,太田からの4連打で1点差に。西浦のとことで打順が切れたこともあってか?6番にピッチャーを入れ,川端をファースト,村上をサード,太田をショートという布陣に。

2番手中尾。地元名古屋で今季初登板。試合を落ち着かせてくれた。しかし打線は天敵ナゴヤドームの吉見をKOし,中継ぎ陣を引っ張りし,そこから中盤3イニングは毎回のように得点圏に走者を進めたものの,1本が出ず。
7回以降はマルティネスロドリゲスの両外国人。9回はストッパー鈴木博が控えるだけに,この3回でなんとかしたいところだったが。

3番手五十嵐が9試合目で今季初失点。ハフも2イニング目にやくせんアルモンテにタイムリー。荒木に一発出るも空砲に終わった。

松山−神宮ー名古屋の過酷6連戦は2勝3敗1分。この6連戦期間中青木と山田に死球。山田は今日もマルティネスの投球を右肩に受けるなど満身創痍。
延長12回があり,さらに先発が3回もたなかった試合が2試合あったことで中継ぎ陣にもしわ寄せ。梅野が4試合。五十嵐とマクガフが3試合。この3人が勝ち試合も負け試合関わらず投入の状況になりつつある。

火曜日からの神宮3連戦が終われば,1日休んで地獄の12連戦。移動的には神宮ー神宮・横浜・名古屋・神宮−東京Dと移動的には1回なので今週よりは緩和されるのが救いではあるが・・・。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(原)−巨人(山口)4回戦 神宮 18:00
 ・0.5差の2位で巨人との首位攻防
 ・TOKYOシリーズ。2015年から始まったこの企画。神宮では4年連続勝ち越し。昨年は同一カード3連勝で,トータル9勝3敗と圧倒している。
愛知 ☀ | Comment(1) | SWALLOWS | at 19:27 | 更新情報をチェックする

2019年04月20日

{東京ヤクルト 5-3 中日

S 001 002 002 5
D 100 000 110 3
石川5,Hマクガフ1,H梅野1,近藤2/3,○五十嵐(3-0)1/3,S石山(4)1−中村
太田1号@(柳)

▼データ
 ・太田:移籍後初本塁打
 ・川端:通算1000本安打(史上294人目)
ヤクルト川端が1000安打=プロ野球
 ヤクルトの川端慎吾内野手は20日の中日5回戦(ナゴヤ)の六回に代打で出場し、柳から左前打を放って通算1000安打を達成した。プロ野球294人目。初安打は2006年10月10日の広島22回戦(神宮)で大竹から。 [ 4/20(土) 19:20配信 時事通信 ]


◆ポイント
 ・5回表1死一二塁村上→H川端左安
 ・8回裏2死満塁H福田(P近藤→五十嵐)三振
 ・9回表1死一塁青木右安

総力戦で連敗を2で止め首位を堅守。

5回1失点の石川に勝ちをつけさせるべく,6回からマクガフ,7回から5大引P梅野,8回には7田代と守りを固めに入ったが,追いつかれ石川の勝ちは消えてしまう。
9回表は0死一塁で犠打をすべく送られた代打松本直が3バント失敗もあった。

そんな重苦しいを一振りで変えてくれた青木のライト前ヒット。これで一三塁となり,山田は2球で追い込まれたが結局勝負を避けられ満塁。田代は倒れ2死満塁となるも,雄平が決めてくれた一打は石川を梅野を近藤を松本直をさらには田代をも救ってくれた。

前回歯が立たなかった柳と2度目の対戦。初回1死から青木がヒット。山田の打席フルカウントから仕掛けるも結果最悪の三振併殺でチェンジ。
石川も立ち上がり1死から京田にヒット。2死から盗塁を決められ,ビシエドは追い込んでからタイムリーと追う展開に。

それでも3回表太田が移籍後初,自身2本目となる本塁打は自己ベストとなるシーズン16本目の安打。
序盤から柳に球数は投げさせていた打線がつながったのは6回表。1死からバレが東京ドームならスタンド中段だっただろう二塁打。雄平がライト前で一三塁。西浦が気持ちでライト前ポトリと落ちるタイムリーで勝ち越し。そしてその余韻の中で,小川監督が動いて村上に代打。それも今季初出場となる川端の起用。
その川端が,追い込まれながらもファールで粘って,最後はレフト前へポトリと落とす天才的打撃で二走雄平生還。今季初打席で通算1000本安打を達成した。

さらに2死一三塁となり石川に回ったところで,代打上田で攻めに転じるも追加点とはいかず。6回裏はマクガフが0死一二塁といきなりピンチを招くも0で抑え,7回裏は梅野が0死二塁から進塁打と犠飛で1点は与えてしまうが,リードを保って近藤へという展開だった。

8回裏の近藤は3番大島から始まる一番厳しい打順。2死一二塁で加藤に代わってマスクを被る松井雅人。0−2と追い込んで3球目。ハーフスイングをボールと判定され,この一球が響き最後はフルカウントから押し出し。ここで36球の近藤を五十嵐に代えた首脳陣の采配。終わってみれば五十嵐の勝ち運も味方した。

9回裏は1番平田からということもあって,ホームの中日は同点でストッパー鈴木博を投入。終盤の大引はやはり頼りになる。冷静に四球を選んで出塁。ベンチには塩見がいたが,代走は送らず。五十嵐の打席で松本直。結果的にはカウント3−2からファールで3バント失敗だったが,一走大引はスタートを切っていた。もし水曜日の廣岡のようにバットに当たっていなければ今日2つめの三振併殺だった可能性も。


■NEXT GAME
 中日(吉見)−東京ヤクルト(高梨)6回戦 ナゴヤドーム 14:00
 ・ナゴヤドームの吉見
 ・ただ今日の勝利で気持ち的には楽になれた
愛知 ☀ | Comment(1) | SWALLOWS | at 19:27 | 更新情報をチェックする

2019年04月19日

{東京ヤクルト 2-4 中日

S 010 001 000 2
D 010 200 10x 4
●小川(0-2)6,マクガフ1,梅野1−中村

▼データ
 ・今季2度目2連敗
 ・4月19日:2016年から4年連続黒星

◆ポイント
 ・2回裏1死アルモンテ左安
 ・7回表1死二塁大引遊ゴ
 ・7回裏2死満塁高橋四球

松山に強力打線を置いてきてしまったのか・・陰りが見え開幕2戦目以来の連敗。首位はキープも2位巨人中日と0.5差となり明日にも陥落の危機。

試合的にはナゴドらしく締まって展開。
笠原小川ともに三者凡退上々の立ち上がりで投手戦かと思われたが,2回表先頭バレがヒット,1死後西浦二塁打で二三塁。村上のショートゴロ間に1点。中村も捉えたがセンター大島にキャッチされ1点止まり。
2回裏1死からアルモンテ。0-2と追い込んで3球目。高めに外したがそこを悪球打ちされレフト前へポテン。そこから周平四球と阿部タイムリーで,味方に点を貰った直後に吐き出してしまうという小川の悪い癖。

4回裏1死からまたも周平に四球で,阿部に今度はホームラン。6回裏も1死から周平二塁打阿部四球と今日は6番7番の2人に6打席3打数3安打としてやられた感。それでも後続加藤と代打渡辺の連続三振に,意志ある投球は感じられたが,これで4週連続勝ち無しで2敗目。開幕投手が波に乗らないとチームも波に乗れないという指摘をされても致し方なし。

負けたときのたらればはいくらでも挙げられる。
今日二塁打2本の中村。2回表2死三塁のところで出ていれば・・
第1打席二塁打の西浦。6回表2死二塁のところで出ていれば・・
7回表2死二塁からヒットを放った荒木。代打で出た5回表2死二塁のところで出ていれば・・そしてこの場面で前の打者の大引が進塁打を打って走者をサードに進めてくれていれば・・・

好調中日。谷元・ロドリゲス・マルティネス・鈴木博と強力な投手陣が控えているなぁと改めて感じます。

水曜日からの嫌な流れ。打線の陰り。今日はバレも好守で集中力を欠いた。ズルズル行く兆候が出てきたのが気がかり。

■NEXT GAME
 中日(柳)−東京ヤクルト(石川)5回戦 ナゴヤドーム 14:00
 ・神宮で全く打てなかった柳
愛知 ☁ | Comment(1) | SWALLOWS | at 22:11 | 更新情報をチェックする

2019年04月18日

{東京ヤクルト 5-13 阪神

T 402 402 100 13
S 100 100 102 5
●大下(0-1)21/3,中澤12/3,風張3,五十嵐1,ハフ1−松本直,西田
山田哲4号@(岩田)村上5号@(岩田)

▼データ
 ・今季最多13失点

◆ポイント
 ・1回裏0死三塁青木捕ゴ
 ・3回表大山左本

5回表から青木山田バレンティンを下げるほどの完敗。

先発に白羽の矢が立った大下。その先頭打者近本のセカンドゴロを巡って矢野監督がいきなりリクエスト要求。これで「間」が生まれたことで微妙なメンタルの狂いが生じてしまったのか。そこから四球挟んで5連打で4失点。

それでもこの程度の点差ならと思わせてくれるのがヤクルト打線。その切り込み隊長太田がいきなり左中間二塁打。青木の打席で梅野がパスボールで0死三塁。
ここで青木がセーフティスクイズを仕掛けたが結果は捕ゴ。先発で2年間勝ち星の無い岩田にとって,攻撃を仕掛けられた方が不安だったのではないか。奇をてらったというよりも,青木は松山の死球の影響が多少あるのではないか。どうしてもそんな心配をしてしまうのだが。

山田のタイムリーで1点を返すも,バレは併殺で1点止まり。


2回表は近本から始まる打線を3人で仕留め立ち直ったかにみえたが,3回表に大山に2打席連続の被弾。さらに1死一三塁から犠飛でもう1点。これで勝負あった。大下もキャンプでは先発調整も,結局3月以降はずっとブルペンだったので気の毒な分が。便利屋にならず,中なら中としてキッチリ役割を与えて欲しいです。

後半は言葉悪いが捨てゲームとして割り切った感。
こうなると昨日勝っておきたかったということになってしまうが・・廣岡は西武第二からの親子ゲームも2打数無安打。

村上のチームトップとなる5号ソロ。4番手登板五十嵐は無失点記録を継続。最終回代打大引の2点タイムリー。このあたりが気持ちを切らさなかった要素となるが。

戦犯はこの方と割り切ります( *`ω´)


■NEXT GAME
 中日(笠原)−東京ヤクルト(小川)4回戦 ナゴヤドーム 18:00
 ・今週2度目の移動でナゴヤへ。九州遠征の巨人広島はともかく,中日DeNAも今日休養日。それなら松山ー移動−神宮でも良かったのではないかと,不公平感を感じる。
 ・ナゴヤドームで首位攻防というトラウマも
 ・神宮のこのカードと異なり,大味な試合は期待出来ないだけに,キッチリした野球で一昨日からの嫌な流れを断ち切りたいところ。
東京 ☀ | Comment(1) | SWALLOWS | at 22:01 | 更新情報をチェックする

2019年04月17日

{東京ヤクルト 2-2 阪神

T 000 200 000 000 2
S 000 000 020 000 2
ブキャナン8,H石山1,H近藤1,H梅野1,マクガフ1−中村

▼データ
 ・今季初引き分け

◆ポイント
 ・3回裏1死一三塁山田三併
 ・8回表1死青柳に代打上本
 ・9回裏1死三塁廣岡三振(スクイズ失敗)併殺
 ・10回裏0死満塁バレンティン遊併

勝てなかった?!負けなかった?!

終わってみれば松山からの当日移動試合で延長12回3時間53分引き分け。まさに両軍疲労困憊。。

勝てなかった。
2−2同点の9回裏。先頭村上が一塁へ執念のヘッドスライディングで出塁。中村が難しい球をキッチリ送って1死二塁。さらにワイルドピッチがあって三塁へ。打席には途中から守備に入っていた廣岡。カウント2−2から奇襲とも言えるスクイズ。しかしこれを空振り。当然三走村上は飛び出しており結果は併殺でチャンスは一瞬にして消えた。
今季無安打の焦りか。首脳陣なりの配慮もあったのか。当てれば飛ぶ打者に小細工を求めて失敗。でも腰を引いたような空振りだったのも事実。
12回裏先頭打者でまた打席が回ってきたが,フルカウントからアウトローのコースを見極められずショートゴロ。こうなった以上は試合勘を取り戻すためにファーム行きも止む無しか。

10回裏。先頭代打の上田が綺麗なセンター前ヒット。青木が四球。山田も綺麗にセンター前で0死満塁。ここでバレ。もうこれ以上ないお膳立てが出来たが,力んだか2球目高めのボールに手を出してしまい,6−2−3の併殺。2死二三塁で雄平は一ゴで再びビッグチャンスを活かせず。

負けなかった。
昨日樹理が完投してくれたおかげで,9回以降石山−近藤−梅野−マクガフと勝ちパターンを1イニングずつ継ぎこみ,点を与えなかった。

3回裏1死一塁。青木のピッチャーゴロは完全な併殺コース。それを青柳の二塁悪送球で一三塁とチャンスを貰いながら,山田は痛烈なゴロで併殺。相手のミスにつけこめない流れで4回表大山に2ランを浴びてしまうわけだが,先頭糸原の飛球。バレのダイビングキャッチが無ければ3ランとなっていたはず。

そして何より青柳の出来。7回111球。2−0とリードした阪神が先に代打を送り動いたことで,案の定試合も動いた。もう1イニング行かれていたらどうだったか。
ただ延長12回裏にドリスが登板してこなかったことを踏まえると,阪神サイドにも何らかの計算外が生じていたはず。それならなおさら(クリーンアップに回る)あと1イニングという思惑はなかったのか。バレ筆頭に青柳には完全に合っていなかった。

7戦6勝1敗のチームも今日の引き分けでまた引き締まったと思えば。いずれにしたって負けなかったのだから!

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(大下)−阪神(岩田)6回戦 神宮 18:00
 ・寺原にアクシデントで大下に白羽の矢
 ・明日こそ野手の公示か?!
 ・池田親興解説員担当試合 2009年1勝4敗 2010年1勝2敗 2011年0勝1敗1分 2012年0勝3敗 2013年0勝5敗 2014年2勝1敗 2015年0勝1敗 2016年0勝1敗 2017年1勝1敗 2018年1勝3敗 直近10年間で6勝22敗1分 勝率.214の疫病神です。 
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:09 | 更新情報をチェックする

2019年04月16日

{東京ヤクルト 9-5 阪神

T 200 001 002 5
S 520 100 10x 9
○原(2-0)9−中村
村上3号B(ガルシア)バレンティン4号@(岩崎)

▼データ
 ・今季最長タイ3連勝
 ・火曜日3戦3勝
 ・先発全員安打
 ・小川監督通算400勝(球団史上3人目)

◆ポイント
 ・1回裏2死満塁村上右本
 ・7回裏0死満塁原三振
 ・7回裏2死満塁青木死球

祝☆小川淳司監督通算400勝到達

松山坊ちゃんスタジアムでは2017年5月14日中日戦荒木のサヨナラ満塁本塁打以来2年ぶりとなる勝利!

松山−神宮−ナゴヤドームの6連戦。明日は当日移動で神宮という日程の初戦で原樹理が134球完投勝利。これのもつ意味は明日以降明らかになるはず。

先頭近本を三振に取って立ち上がり上々に見えた樹理。しかし土のグランドに悪戯か?!糸原糸井と高く弾んだ打球がいずれも内野安打となり1死一二塁。大山のタイムリーで先制点を許し,2死後ナバーロにもタイムリーと,この試合前まで防御率0.60だった原が失点を許す苦しい展開か・・・と思われたのはほんの一瞬だった。

1回裏。地方&野外球場のガルシアならば怖さなし。
太田青木連打と山田四球で0死満塁。バレが押し出し四球で1点差。雄平のショートゴロ併殺崩れの間に同点。このコースで併殺を取れない阪神内野陣。西浦倒れ2死一三塁となるが,村上が2試合連続となる本塁打をライトスタンドへ放り込み勝ち越し。中村原も続き打者一巡。

攻撃の手は緩まず。2回裏1死から山田が三塁打,バレ四球で一三塁。雄平タイムリーでガルシアをKO。ベンチで項垂れる姿はネットで話題の被害者の会認定。2番手守屋から西浦もタイムリーで7−2。阪神相手に5点差をつけるともう勝負あった感。

3回以降は淡々と試合が進んだ感。4回裏バレが片手で運んだ本塁打で先発全員安打達成。

7回112球3失点の樹理は,その裏0死満塁で打順が回るもそのまま打席へ。戦意喪失の阪神相手に8回表を8球で三者凡退で,9回表もマウンドへ。127球目中谷にポール直撃弾を浴びてしまったが,134球で9回を投げ切った。
勝ち負けはともかく,長いイニングを任せられる。現状小川にもブキャナンにも無いものを原が備えている。すなわちそれは”エース”の称号。成長を感じたのは2回表。いわゆるリードを貰った直後のイニングで1死三塁のピンチを招きながら得点を与えず相手に流れを渡さなかった。日曜日の高橋との差がここに。昨年の今頃の原だったらここで得点を許していたのだと思う。

16試合目。最下位広島とは7.0ゲームの差をつけた( *`ω´)
気がかりなのは青木の死球。ストレートを膝に直撃させるなんてどんだけコントロールええねん( *`ω´)( *`ω´)



■NEXT GAME
 東京ヤクルト(ブキャナン)−阪神(青柳)5回戦 神宮 18:30
 ・両軍松山から神宮へ当日移動
 ・川端慎吾が一軍登録予定。残り1本となった通算1000本安打達成なるか。
愛媛 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:48 | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

{東京ヤクルト 11-6 巨人

S 105 030 020 11
G 204 000 000 6
高橋3,○五十嵐(1-0)1,Hハフ2,梅野1,近藤1,石山1−中村
青木3号@(畠)西浦2号B(畠)村上3号@(宮國)

▼データ
 ・4カード連続勝ち越し
 ・両リーグ10勝一番乗り(1951年,1997年に次いで22年ぶり3度目)
 ・リーグ10勝一番乗り(1951年,1966年,1995年,1997年,2011年に次いで8年ぶり6度目)
 ・開幕15試合以内での10勝到達(1951年[10勝4敗],1995年[10勝3敗],1997年[10勝2敗]に次いで8年ぶり4度目)
 ・6戦4度のふた桁得点(1997年7月27日〜8月2日に7日間で記録したのに次ぎ、22年ぶり2度目)
 ・開幕15試合目までにふた桁得点4度(リーグでは1985年阪神が8試合目でマークして以来34年ぶり)
 ・高橋:プロ初安打

◆ポイント
 ・1回表2死満塁村上(3−2から低めのボール球を)遊飛
 ・3回裏2死無走者から丸,ビアヌエバに2ラン
 ・4回裏五十嵐3凡
 ・8回裏1死一塁田中俊一ゴ(ニアベースながら一塁踏まず二塁送球したため併殺取れず)

先週の日曜日の見聞LOGに「来週は苦手のマツダスタジアム東京ドームの6連戦。ここを5割で踏ん張れるか。」と書いたのだが,終わってみれば5勝1菅野と予想以上の結果で12球団最速で10勝到達。
10勝一番乗りは2011年以来8年ぶり。その前が1997年。ヤクルト球団50年の歴史を見ても,そう頻繁にあることでは無いし,裏を返すとこれがある年はそれなりのドラマがあるシーズンになっているので,今年のヤクルトは何かある年であると思っていいのではなかろうか。

3試合続けて初回ホームランで先制。なおも2死満塁として村上に回る。フルカウントから見送ればボールに見えたコースに手を出してショートフライ。結局1点止まり。
先発は高橋。プロ初のビジターでの登板が東京ドーム。いきなり岡本に被弾で逆転を許す。一発の怖さを身をもって体験。

3回表の集中打は青木から。自打球を当てた直後に三塁へのセーフティバント。芝生を張り替えたばかりで三塁線切れず。山田の打席でエンドラン決まって0死一三塁。バレが三遊間痛烈に破って同点。1死後ここ3試合無安打だった西浦が,最初の打席ボテボテの内野安打がキッカケになったか?!レフトスタンドへ放り込み勝ち越し。
さらに2死無走者から中村がヒットで出塁し,打順調整になったかと思いきや,高橋もプロ初安打で続き一二塁とし,太田がタイムリーでこの回5点目。

高橋はリードを貰った直後のイニング。ここを抑えれば流れはこっちのものとなる大事なイニングで,2死を簡単に取りながらそこからヒットホームラン四球ホームランで電光石火で追いつかれてしまう。これでは勝ちがつかないのは致し方なし。セットポジションでの投球にも課題か。

6−6の同点で,4回から両軍中継ぎを投入する展開に。

2番手五十嵐が下位打線から始まる打線をキッチリ3人で仕留めて流れを作って,先に7点目をとったのは村上のバットだった。均衡を破る一発は打った瞬間それと分かるセンターバックスクリーン。
中村が二塁打で,五十嵐の代打に廣岡。廣岡は犠打の構え。ピッチャーに捕られ三塁悠々アウトのタイミングだったが,宮國は悪送球。ゲレーロの肩を計算に入れた河田コーチは腕をグルグル回して8点目。この間に廣岡は二塁に進み,太田が引っ張って進塁打(1死三塁)とし,青木がキッチリ犠飛というそつのない攻撃。

3番手ハフは5回裏6回裏とランナーを2人ずつ出しながらも,計5三振を奪って得点を許さないピッチングで,巨人の戦意を完全に喪失させてくれた。

投手力が少しでも劣るとなれば容赦ないスワローズ打線。
7回表は桜井から先頭中村が出ると,前の打席で犠打を失敗した廣岡がキッチリ送って,代打の西田が思いっきり振りぬいた打球で今季初安打&初打点。青木の打席の途中で代走塩見が送られ,その塩見も山田のタイムリーで還ってくるという展開。

2日続けて11-6という点差ながら,8回近藤9回石山という石橋を叩いて渡る継投。東京ドームの怖さも承知の上だろうか。

熊本地震からちょうど3年という日に,熊本・九州学院出身の村上がプロ初のヒーローインタビュー。
「チャンスの場面でずっとチームに迷惑をかけていた」「先輩達のおかげ。自分は背中を見て、ついていく」「ちょうど地震から3年がたって、あのときは野球がなかなか出来なかったんですけど、今はこうやって野球をできる喜ぴを1打席1打席、1球1球、1試合1試合感じながら頑張りたい」初々しさと謙虚さと感謝を語った19歳。
それでも小川監督は「起用方法は同じとはいかない。打つだけでなく総合的な判断になるね」とコメント。
そのシーンが8回裏。1死一塁で陽のファーストゴロ。一塁ベースが目の前にありながら,いわゆる通常の3−6−3を狙ってセカンドへ送球。ベースを踏めば3−6のタッチプレーで併殺を奪えた状況。近藤が何事も無く後続を断ったが,僅差の展開ならば大火事になりかねかった。このあたりを指摘しているのではないか。

今日の勝利で小川監督399勝目。野村克也監督(628勝),若松勉監督(496勝)に次ぎ,球団史上3人目となる通算400勝王手をかけた。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(原)ー阪神(ガルシア)4回戦 松山坊ちゃん 18:20
 ・カード1巡し,ホームビジター折り返し
 ・松山→神宮→名古屋の当日移動2回を含んだ6連戦
 ・最大の障壁はフジワン解説陣か。片岡篤史→達川光男→池田親興と阪神縁の解説3連発。まずは2015年以来4年ぶりの解説復帰となる片岡だが,2013年には0勝6敗を叩き出すなど,通算21試合で6勝14敗1分 勝率.300。池田は10勝24敗1分 勝率.294と解説のワースト2が登板してくる。
東京 ☁ | Comment(1) | SWALLOWS | at 21:06 | 更新情報をチェックする

2019年04月13日

{東京ヤクルト 11-6 巨人

S 200 200 331 11
G 000 311 010 6
石川41/3,○マクガフ(2-0)12/3,H梅野1,近藤1,石山1−中村
山田哲3号A(ヤングマン)バレンティン2号@(ヤングマン)3号B(吉川光)雄平3号@(ヤングマン)

▼データ
 ・対巨人通算700勝(1012敗54分)
 ・チーム1試合4本塁打:2016年8月17日DeNA戦(神宮)。対巨人戦では2007年7月8日(神宮)以来。
 ・3・4・5番揃い踏み:2018年8月9日DeNA戦(山田哲・バレンティン・雄平)以来。対巨人戦では2001年7月11日(稲葉篤紀・ペタジーニ・古田敦也,東京ドーム)以来。
 ・首位再浮上

◆ポイント
 ・6回表2死三塁中村右飛(9番まで回らず)
 ・7回表1死一二塁(山田の打席で)二塁大引→代走田代
 ・7回裏梅野丸・ビアヌエ・バゲレーロから三振

3番山田4番バレ5番雄平のクリーンアップ揃い踏みで4-0と4点リードも,追いつかれ勝ち越されの嫌な展開。
それを一発でひっくり返したバレ。その前後に両軍のベンチワーク。

ヤングマンさぁ立ち上がれよー。その立ち上がり。先頭太田がショート坂本とレフトゲレーロの間に落ちる二塁打。青木は無難に引っ張って進塁打。1死三塁。犠飛でも点が入るという状況を作りだして山田。犠飛には十分の当たりはそのままスタンドイン。

4回表はバレ。これが入ってしまうのというくらいライトへの飛球がそのままスタンドへ。レフトスタンドは東京音頭が鳴り響く中雄平も続いた。

3回裏先頭のヤングマンのバントヒットを処理した際に足をひねった石川。アドレナリンでその回は乗り切ったが,4回裏1死から岡本にソロ被弾。ビアヌエバゲレーロに連打を浴びたが,陽を抑え2死一三塁で炭谷銀仁朗。ファールで追い込んでアウトロー際どいコースをボールと判定された直後に左中間を真っ二つに破られ1点差に。

東京ドーム公式戦初登板ヤングマンはマウンドが合わないのか。5回表先頭太田に死球,青木にヒットを打たれたところで交代。1死一二塁でバレという好機だったが併殺に倒れてしまう。
5回裏1死から坂本勇人に打った瞬間それと分かる打球で同点とされ,続く丸にもヒットを打たれたところで石川も交代。

ここから両軍のベンチワークに見どころが満載だった。

まずは6回表。1死二塁から村上のファーストゴロ(一塁ベースカバー戸根へトス)に小川監督がリクエスト要求。判定通りアウト。
2死三塁で中村。カウント3−0まで行ったので,歩かせてマクガフに代打を送らせる作戦かと思ったが,1−3からライトフライでチェンジ。

これによってマクガフがイニング跨いで6回裏もマウンドに。1死から炭谷に今日2本目のヒットを打たれ,投手の代打に大城。その大城がセンターフェンス直撃。青木もフェンスに衝突しながらもクッションを処理し,ショート西浦から中村へ返球されるもホームはセーフの判定。小川監督2度目のリクエスト要求。追いタッチには変わらないがタイミングはアウト。しかし協議の結果セーフの判定は覆らず逆転を許すことに。

1死二塁で試合再開。さらに代打攻勢亀井と攻めてきた原監督。ここを最小限で踏ん張ってくれたマクガフ。マクガフまで回っていればこのイニングはハフもしくは五十嵐ということになっていたのか。

1点リードした巨人ベンチは太田青木に回るということもあってかセットアッパー吉川光を投入。代打の亀井がライトへ。
小川監督も1死から太田に代えて代打大引を起用。その大引が右中間破る二塁打。青木の打席で顔面付近を通過の投球。その後冷静に四球。1死一二塁となったところで,二走大引に代えて田代を起用。
山田はライトフライ。田代は本塁突入に備えて大きく飛び出していたが,慌てて帰塁。亀井からの返球は間一髪。2死一二塁でバレ。バレの
打席でも捕手炭谷から離塁の大きなセカンドへ返球というシーンも。


田代がいい意味で打席のバレへの集中力を削いでくれたか。その直後打った瞬間それと分かる飛球はバックスクリーンへ。
「前の打席に同じような状況でダブルプレーだったので、なんとかしようと思ってホームランを狙った。(つないでくれた)周りの選手に感謝したい」と今日2本目が逆転弾。

2点リードを奪って梅野が丸ビアヌエバゲレーロという中軸からいずれも三振でアウトを奪って流れを完全にこっちのものにしてくれた。

ビハインドの展開で8回9回となれば,勝ちパターンの投手を継ぎこむわけにもいかず,プロ初登板坂本工,さらに大江という投手陣に攻撃の手を緩めなかった。

両軍合わせて29安打,7本塁打と荒れた試合を制し,1日で首位再浮上。菅野にはやられたがズルズル行かなかった。これはチーム力の証拠とみていいのではないか。

■NEXT GAME
 巨人(畠)−東京ヤクルト(高橋)3回戦 東京ドーム 14:00
 ・リーグ最速10勝到達に王手。2015年でも成し遂げられなかったリーグ10勝一番乗りが懸かる試合。

東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:33 | 更新情報をチェックする

2019年04月12日

{東京ヤクルト 1-6 巨人

S 100 000 000 1
G 101 130 00x 6
●小川(0-1)5,大下2,風張1−中村,松本直
山田哲2号@(菅野)

▼データ
 ・小川:2016年3月25日(東京ドーム)以来対巨人戦黒星
 ・対菅野:東京ドーム9連敗

◆ポイント
 ・4回表0死一二塁雄平(犠打構えも)三振

対菅野。初回3人目の打者山田哲人のホームランで幸先良くノーヒットノーランを阻止したものの・・・結局この1点のみで1日にして首位陥落。

分岐点となったのは4回表だったか。先頭今日2打席目山田がヒット,バレ四球で0死一二塁。ここで雄平は犠打の構え。しかし送れず追い込まれてからはヒッティングに切り替え,なんとかバットに当てようと雄平も粘ったが,最後はボール球に手が出てしまい三振。

思い起こすと,一昨日のブキャナンに始まり,延長の荒木と上田。昨日は寺原と西浦。そして今日の雄平。これで6人続けて犠打失敗となっている。
雄平の対菅野通算では.340などというデータも出ていたが,今の菅野相手にこうしたデータはあまり当てはまらないし,イニング点差状況考え犠打のサインはすごく頷けた。
結果的にはギアを上げた菅野が三者連続三振でこのピンチを乗り切るわけだが,もし犠打で1死二三塁としていたら,バッテリーの配球も変わってきただろう(実際村上の打席で小林の捕逸)し,満塁策も考えなくはなかったのかも。そうなれば打順の巡りも変わったかも。

そしてこの直後のイニングの初球亀井に被弾しリードは2点に拡がったことで,菅野も精神的に楽にさせてしまった感。そして代打阿部のタイムリー二塁打で完全にダメを押された。

ファーストストライクに手をださず,序盤から球数を放らせるチーム打撃は垣間見れたが,実らず。
そんななかで村上が2本。昨年9月22日同じ東京ドームで菅野に完全に子供扱いされたが,僅か半年でここまでの成長を見せた。まだまだ対戦はあるはず。これを自信に。そしてまた糧に。秋口にこの東京ドームで菅野から看板直撃弾放ってチームにマジックを点灯させてくれ!!

8時の新幹線で広島から移動して試合。そして明日明後日とデーゲーム。お疲れな側面も否めません。なんせお相手は昨日移動してるんですから( *`ω´)
切り替えて明日明後日。セ・リーグ10勝一番乗りを目指せ!!

■NEXT GAME
 巨人(ヤングマン)−東京ヤクルト(石川)2回戦 東京ドーム 14:00
 ・昨年7月25日(京セラドーム)以来との対戦となるヤングマン
 ・土曜日は青木の休養日とするのか。となれば塩見の足がカギになるのかも。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:36 | 更新情報をチェックする