2017年06月30日

[東京ヤクルト 4-3 阪神

S 000 040 000 4
T 010 010 100 3
○ブキャナン(5-4)5,H石山1,Hルーキ1,H小川1,H秋吉2/3,S近藤(1)1/3−西田

▼データ
 ・ブキャナン:3連勝,対阪神戦3連勝
 ・小川:プロ初救援,プロ初ホールド
 ・近藤:プロ初セーブ,1球セーブ(史上60人目,リーグ32人目,球団史上8人目)

◆ポイント
 ・5回表2死満塁坂口一強襲右安
 ・7回裏1死一二塁伊藤隼一ゴ

勝利を手放しで喜べない夜・・・
小川、鮮やか復帰登板=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの小川が中継ぎで見事な復帰登板。5年目で初のホールドを記した。交流戦を前に左内腹斜筋の肉離れを起こし、1カ月ほど2軍で調整。再登録されたこの日、1点リードの八回に起用され、チェンジアップで梅野を空振り三振に取るなど3人で片付けた。
 真中監督は「自分のペースでしっかり落ち着いて投げていた」と褒めた。救援陣が手薄なため、先発から配置転換。くしくも九回に秋吉が右肩の違和感を訴え、登録抹消となる見込みのため、小川が抑えに回る可能性が大きくなった。本人も「これまでチームを離れて迷惑をかけた。貢献するために全力で投げたい」と覚悟はできている。[ 6/30(金) 22:35配信 時事通信 ]

入団以来3年連続60試合登板の鉄腕秋吉に右肩違和感の報。
肘ではなく肩。伊藤智仁,石井弘寿,川島亮,由規と苦しめられてきた肩の違和感の系譜が秋吉までも襲ってしまうのか・・・

秋吉の緊急降板&一打サヨナラの場面で緊急登板。1球で試合を終わらせた近藤に救われた。
近藤が1球セーブ=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの近藤一樹投手が30日の阪神10回戦(甲子園)で1球セーブと1球奪三振を記録した。セーブは16年目で初めて。九回2死二、三塁の2ボール、2ストライクから登板し、原口から空振り三振を奪った。[ 6/30(金) 23:01配信 時事通信 ]
 

小川のプロ初救援登板。小川が後ろに回ったことで,6回を石山,7回をルーキと1イニングずつ前倒しに。次回登板中5日が予想されるブキャナンを5回95球で降ろすことが出来た。2015年同様後ろが決まることで先発を引っ張らず,かつ限られたイニングを全力で行けるという投手陣の相乗効果が生まれる1勝になると言えたのに。。

立ち上がりのブキャ様はとにかく狭いストライクゾーンに苦しめられた。
2回裏も連続四球にグリーンの犠打処理エラーが重なり0死満塁の絶体絶命のピンチ。9番青柳は三振に仕留めたが1死満塁で1番鳥谷に回る。結果はセカンドゴロ。山田は先に一塁アウトを選択。これによって挟殺プレーとなり,1点は失ったがアウトを3つ取れた。

序盤3イニングパーフェクトの青柳。4回表ようやく最初の走者を出すも盗塁失敗で結果三者凡退。初安打はバレの全力疾走内野安打から。ランナー背負って急におかしくなった青柳。安打・二塁打・死球・死球で労せず同点に。0死満塁で西田はキッチリライトへの飛球。しかし三塁走者がグリーンではさすがに無謀。ブキャナンもボテボテに転がしたが,これまたグリーンではムリ。2死満塁。
坂口は一塁ゴロかと思われたが一塁中谷のグラブを強襲し勝ち越しに成功。そして死球四球でもう1点。3安打4点という青柳の一人相撲に助けられたが,終わってみれば今日の試合はこのイニングの3安打のみ。

2点差で継投へ。石山は下位打線を3人でパーフェクトも,不安定なルーキ。連続安打と藤井のトンネルで1点差とピンチは続く。
試合を分けた1死一三塁から伊藤隼のファーストゴロ。守備固めに入っていた武内ならではの処理。グリーンだったらどうだったろう。抜かれていたのではなかろうか。三走を牽制して打者アウト。三走がゴロゴーを切らなかった采配にも助けられたか。

8回は小川。下位打線相手に格の違いを見せ,最後は秋吉が簡単に2死を取り・・・糸井に間を嫌われたところから全ては始まったのか。或いはここ一ヶ月半ほどの不調は身体の異変の予兆だったのか。。

6月終えての順位表
チーム勝利敗北勝率得点失点本塁盗塁打率防御率
1広島45261.634-3852727656.2783.373
2阪神37330.5297.52702504335.2403.066
3DeNA35352.5009.53023126224.2513.929
4中日33383.46512.02382905248.2473.569
5巨人31400.43714.02262714237.2393.536
6ヤクルト28421.40016.52442984028.2373.861

昨年同様広島独走の気配。あんなふざけたインタビューの広島がトップだなんて許せない。しかし残り5球団に広島を追いかけるだけの力は無いようにも映る日々の戦い。。

■NEXT GAME
 阪神(能見)−ヤクルト(原樹理)11回戦 甲子園 14:00
 ・阪神の連敗は8に
 ・72試合目。5回を終えた段階で143試合の折り返しとなります。あと半分?それともまだ半分?
兵庫 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:59 | 更新情報をチェックする

2017年06月28日

[東京ヤクルト 4-2 巨人

G 000 002 000 2
S 100 300 00x 4
○星(3-2)6,H近藤1,Hルーキ1,S秋吉(10)1−西田
山田10号@(大竹寛)

▼データ
 ・借金15
 ・星:対巨人戦,地方球場初白星
 ・秋吉:2年連続2度目の10桁セーブ
 ・山田:4年連続4度目の10桁本塁打
 ・藤井:プロ最多1試合マルチ打点

◆ポイント
 ・2回表1死一塁村田遊ゴ
 ・4回裏2死一三塁西田左安
 ・5回表2死一塁陽三振
 ・7回表Bグリーン→3武内

僅か3残塁の効率の良い攻撃で連敗ストップ。

星は先発転向後負けなし3連勝でいずれも連敗ストッパーに。前回登板から中11日。初回11球で無難な立ち上がり。山田の本塁打で1点先制点をもらった直後のイニング。
1死から陽に初安打を浴びて村田は強い当たりで三塁藤井を強襲。グラブを弾かれたがこれをショート大引がカバーし,村田の鈍足にも助けられ一死二塁とアウトを1つ取れたプレー。打順が下位に下がるといえ,辻にも四球を与えただけに,大きなプレーとなった。

変化球のコントロールに苦しむもストレートで押せるという強み。
6回表2死一二塁。マギーを打ち取ってマウンド上でガッツポーズ。しかし山田が深追い&上田が目測を誤るという不運が重なりやらずもがなの2失点。一度気持ちが切れてもおかしくなかったのに,続く陽をストレートで空振り三振。このあたりがストッパー向きとも言われる所以か。いずれにしても一発で同点という場面を凌いだのは大きかった。

攻撃は4回の集中打。0死一二塁が2死一二塁。大引がストレートの四球で満塁。迎えるは藤井亮太七番。一二塁間をしぶとく破るタイムリーで追加点。そして打撃に悩める西田。再び自打球を受けながらのタイムリー。この4点目が結果的には効いた。

7回近藤−8回ルーキ−9回秋吉というリレーは今日で見納めか。明後日から再編がある模様。。

雄平、右手首痛め交代=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの雄平外野手は28日、巨人10回戦(福島県営あづま)の六回の打席で右手首を痛めて代打を送られた。真中監督は「力が入りづらい感じだったので交代させた」と話した。29日にも東京都内の病院で精密検査を受ける。 [ 6/28(水)21:43配信 時事通信 ]

これも試合中の事故。雄平が即座に痛みを訴えたということはよっぽどだろう。骨折全治3ヶ月こんき絶望という最悪の事態すら予想される。

となればバレ復帰でも生き残ることになる上田。2試合連続マルチ。2回2死一二塁で小林の飛球をジャンプ一番好捕。しかし5回0死一塁では犠打失敗。そして目測ミス。いい意味でも悪い意味でも上田の魅力が詰まっていた。ポスト青木の1番手と期待されて早6年。この機会を逃さないようにしないと!!

さりげなく光った武内の守備。リードした終盤の安心感に感謝。

■NEXT GAME
 阪神(能見)−ヤクルト(ブキャナン)10回戦 甲子園 18:00
 ・チーム70試合目にして今季初の甲子園
 ・この3連戦が70・71・72試合目となるためまさに折り返しとなる
 ・69試合終えて借金15は2010年と同じ。それだけの時間はあるということだ。守護神小川という博打でチームは生まれ変わるか。後ろが計算出来るようになることで投手陣・野手陣双方にメリットをもたらすのか。期待したい。


福島 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:42 | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

[東京ヤクルト 3-4 巨人

G 000 210 100 4
S 010 020 000 3
由規6,●石山(1-4)1,松岡1,ギルメット1−西田,井野
大引5号@(田口)山田9号A(田口)

▼データ
 ・3連敗
 ・火曜日6連敗
 ・借金16
 ・対田口:2015年4月11日プロ初勝利以来の対ヤクルト戦勝利

◆ポイント
 ・4回表1死満塁小林右邪犠
 ・8回裏1死二三塁藤井三振代打大松左飛

完敗が2試合続いた後は惜敗で3連敗。借金は16で5位巨人との差は4.5。

分岐点は小林の犠飛を捕って良かったのか否か。もちろん捕球せずタイムリーを打たれた可能性は大いにあるが・・・。
決勝打は長野の一発。2死無走者から一発だけは避けなければならない場面での被弾。

追いつくチャンスはイニング跨ぎのマシソン。8回裏エラーと四球で貰った0死一二塁のチャンス。大引に犠打の指示で1死二三塁を選択したベンチ。じゃあ強攻したら併殺だってあるかも知れないのだし,マシソンー小林のバッテリーにプレッシャーをかける意味でも三塁に進めたというのは意味があったと思う。

しかし藤井大松と力負け。こうなると小技を絡めた方が良かったのかといういずれにしても結果論。

左腕田口に対し坂口上田雄平グリーン藤井由規と左を6人起用した。そして上田がマルチと結果を残した。

3番山田。3回裏1死一三塁の好機では最悪の併殺。5回裏2死二塁で完璧な同点アーチ。7回裏2死二塁ではマシソンの前に3−0から三振。
坂口・上田が好調な以上チャンスで回ってくる。山田が打てば点になる。打てなければ点にならない。単純な話。
【代えの効かない選手】であるなら,このまま3番を任せて復調を待つのか。それとも打順を変えることで本人とチームの流れを変えるのか。山田と心中するほかないのか。

西田の打率は.098。これでは打線が機能しない。

■NEXT GAME
 ヤクルト(星)−巨人(大竹寛)10回戦 福島あずま 18:20
 ・登板間隔が空いた星。調整は上手くいったか。
山形 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:25 | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

[東京ヤクルト 0-6 横浜DeNA

B 001 100 400 6
S 000 000 000 0
●石川(4-8)5,石山1,近藤1,松岡1,中澤1−西田

▼データ
 ・今季6度目の零敗
 ・借金15
 ・松岡:今季初登板

◆ポイント
 ・スタメン
 ・4回裏2死一三塁谷内三振
 ・6回裏1死一塁鵜久森三振併殺
 ・7回表1死一二塁ロペス左安(三塁線)

昨日は石田,今日は今永と相手左腕の前に完全に沈黙。傘を開いたのはラッキー7の攻撃前のみという現地にいたら最悪の試合展開。

B荒木G坂口C山田H雄平F鵜久森E大引D谷内A西田@石川というスタメン。
好調攻守の藤井が2試合続けてスタメンを外され,今日は上田とグリーンも外れた。

1番に起用された荒木は初回の初球を簡単に打ち上げた。

藤井に代わってサードスタメン谷内も2日間音無し。唯一のチャンスだった4回裏2死一三塁の場面もストレートに押された。何より守備。7回表1死一二塁ロペスという場面。長打警戒で三塁線を詰めていたが抜かれた。これが藤井なら横っ飛びで足の遅いロペスなら一塁はアウトに出来たような気がする。
慎吾不在,新外国人獲得に動くという中で,少なくとも結果を残してきた藤井。対左投手3打数0安打という今季のデータは当てはまったのだろうか。
真中監督自身も2001年春先までは右の飯田との併用が続いていた。慎吾や雄平も最初は左が来れば外された。誰もが通る宿命ではあるが,レギュラーを掴みかけている選手の目が摘まれてこの結果は寂しい。

谷内も西浦同様スランプに陥っている感。本来戸田は再調整するための場所であるはず。

5番に鵜久森も迫力という点では欠けることは否めない。山田との間で仕掛けたが結果は最悪の三振併殺。

見どころは今季初登板松岡健一。神宮球場に『突然』が流れ,2004年ドラフト自由枠の同期田中浩康とのプロ初対戦が実現したこと。以上。

■NEXT GAME
 ヤクルト(由規)−巨人(田口)9回戦 山形荘内銀行・日新製薬スタジアム 18:00
 ・由規が東北山形県で登板。しかし相手は田口くん。複雑。。
 ・バレンティン復帰か
 ・左腕田口に対し藤井のスタメンは?!
東京 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 16:35 | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

[東京ヤクルト 1-5 横浜DeNA

B 200 021 000 5
S 000 000 001 1
●原樹理(2-4)5,ギルメット2,中澤1,山本1−西田
▼データ
 ・リーグ最速40敗到達
 ・3ヶ月連続月間負け越し確定

◆ポイント
 ・1回表2死満塁戸柱右安
 ・5回表2死一塁ロペス左本

最終回零封阻止がやっと。
原樹理の立ち上がり。いきなりヒット・盗塁+悪送球・四球で0死一三塁。
しかし怖いロペス筒香を連続フライアウトで2死までもっていき,一塁空いた状況で宮崎を歩かせ2死満塁で戸柱。2球で追い込んでからのタイムリー。5回表も2死からのロペスの一発。

昨日と同じく5回終えて4点差だったが,今日の石田の出来では重くのしかかった。

山田がマルチ,大引が猛打賞も,坂口上田グリーン谷内西田と無安打で打線として機能するには至らず。


ヤクルト、ブルペン捕手を育成登録
 ヤクルトは24日、2014年に現役引退して今季はブルペン捕手を務めていた新田玄気捕手(34)=172センチ、80キロ、右投げ右打ち=と育成選手契約を結んだ。背番号は104。
 捕手に故障者が相次ぎ、2軍戦のメンバーが不足していた。小川シニアディレクターは「もし何かあったときのための応急措置。選手としてではない」と説明した。
 ヤクルトは15年にも故障者続出を受け、打撃投手兼スコアラーだった阿部健太投手が育成で復帰して外野手として出場したことがある。[ 2017.6.24 14:50 サンケイスポーツ]

ヤクルト2軍戦 4時間4分の超乱打戦の末に勝つ 山崎5安打
 プロ野球のファームは24日、ソフトバンク―中日戦(小郡)が雨天中止。イースタン、ウエスタン両リーグで計4試合が行われた。
 日本ハム―ヤクルト戦(鎌ケ谷)は4時間4分の超乱打戦の末にヤクルトが17―13で勝利。ヤクルトが山崎5安打、比屋根とバレンティンが4安打など21安打、日本ハムが岡の5安打など15安打で、両チーム合わせて36安打30得点、本塁打は計8発が飛び交った。ヤクルトは9投手の継投となり、8回の1イニングを抑えた小川が1勝目。日本ハム2番手・斎藤は3回1/3を7安打、バレンティンと大村に一発を浴びて8失点(自責7)だった。[ 6/24(土) 18:53配信 スポニチアネックス ]

ファームは野手がカツカツの人数ながら大躍進。バレンティンも夏休み貰って完全にリフレッシュできたよう。小川も復帰。

そして驚きの新外国人獲得の動き。
リベロ内野手を獲得へ=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトが今季米大リーグのダイヤモンドバックス傘下3Aでプレーした、ベネズエラ出身のカルロス・リベロ内野手(29)の獲得を目指していることが24日、明らかになった。小川シニアディレクターは「契約までの最終段階」と現状を説明した。
 リベロは昨季3Aで打率2割7分7厘、19本塁打、72打点の成績。球団は打力だけではなく、内外野をこなせる守備力も高く評価している。[ 6/24(土) 13:22配信 時事通信 ]

野手3,投手4の大所帯となるが現場はどう運用するのやらか。ただ内野を守れる野手という点で来季も見据えた編成であることも確か。

■NEXT GAME
 ヤクルト(石川)―横浜DeNA(今永)12回戦 神宮 13:00
 ・天気が心配
 ・石川:中6日と間隔は空けての登板なので信じましょう!
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:15 | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

[東京ヤクルト 8x-7 横浜DeNA

B 000 140 002 0 7
S 001 004 020 1x8
ブキャナン5,ギルメット1,H近藤1,Hルーキ1,秋吉1,久古0/3,○石山(1-3)1−井野

▼データ
 ・今季5度目のサヨナラ勝利
 ・武内:2009年6月8日日本ハム戦(神宮)以来自身3本目サヨナラ打
 ・井野:楽天時代2010年以来の打点
 ・坂口:今季5度目の猛打賞
 ・上田:2016年3月31日以来の猛打賞
 ・石山:今季初勝利

◆ポイント
 ・3回表0死一三塁一走桑原牽制死梶谷捕ゴ
 ・3回表2死一三塁筒香三ゴ(藤井好捕)
 ・6回裏0死満塁井野遊ゴ間1点代打大松捕ゴ間1点
 ・6回裏2死二塁上田右2
 ・8回表0死一塁宮崎遊併(この回から一塁に入った武内好捕)
 ・9回表1死三塁梶谷二ゴ(山田前進守備井野コリジョンブロック)
 ・10回表0死一塁代走関根牽制死

This is ヤクルトスタイル!!まさに全員野球で掴み取った勝利!!

ポイントを挙げればキリが無いし,どれを欠いても今日の勝利は無かったと思う。

交流戦明け初戦を託されたブキャ様。中6日6/30甲子園→中5日7/6ナゴヤドーム→中5日7/12東京ドームとオールスターまで4試合を投げてもらうという逆算ローテの証。
しかしそのブキャ様が筒香に3ランを浴び,5回を終えて1-5。ちょっと前までなら絶望的な点差だったはず。

でも今は違う!!

6回裏0死満塁。ちょっと前まで精神的に追い込まれていた状況。しかし井野大松と転がして最低限×2。アウトを1つずつ献上しても1つずつホームを踏む。これがじわじわと効いた。
そして上田のタイムリーで一気に追いついたというのも試合展開を考えても大きかった。仮に1点でもリードされていれば,7回以降の継投もDeNAも勝ちパターン継投となっていたはず。パットンは体調不良という後日談が出たが

ギルメット−近藤−ルーキの無失点リレー。1番から始まる打順を3者凡退に仕留めた近藤。筒香から始まる打順を結果3人で斬ったルーキ。
筒香に代走関根という勝負に出たラミレス采配。それを見事に断ち切った牽制の石山。

井野さんは一塁に出塁したら必ず還ってくる。そして延長10回裏0死一塁でキッチリと初球で決めた犠打。サヨナラタイムリーを放った同級生武内に駆け寄って抱き着いたシーンも印象的だった。

グリーンはブキャナンに声掛けで連携。牽制死を呼び込み,退いてからギルメットルーキブキャナンを携えて例の儀式。
山田は同点に追いつかれた9回表1死三塁の場面で前進守備からホームへストライク返球。勝ち越しを防ぐ好守備。これが無ければ山崎康が出てきたのだから。
藤井の忍者守備が光った3回裏2死三塁。筒香の当たりを横っ飛び。序盤のピンチを救った。
大引は6回裏0死一塁からヒットでつなぎ,ビックイニングを呼び込んだ。

坂口は3安打猛打賞。先制打に1点差に迫るタイムリー二塁打。延長10回裏一塁空いた状況で塁を埋める選択を迷わせた。
上田はあわやサイクルの猛打賞。ヒーローにこそなりそこねたが影のヒーローであることは誰もが認めるところ。バレが帰ってきてもレギュラーは渡さない。そんなメッセージを感じた。

そしてヒーロー武内。8回表の守備から一塁の守備固めで起用され,目立たないがショートバウンドの送球を処理して併殺を完成させ,8回裏は2死無走者からの安打が上田の勝ち越しタイムリーを呼び込んだ。そしてサヨナラの場面は2球で簡単に追い込まれてからの粘り。

9回表1死二三塁で外野前進守備指令。残り2イニングで山本哲と中澤しか残されていないブルペンをも救った。就任以来2度目となる真中監督自らマウンドへ行きながらリリーフ失敗という首脳陣の数多のミスをも救った。
選手としては確かにパッとしないかもしれないが,高校・大学と日本一を経験し選手会長も務めた男。20年後30年後。燕の野球伝道師として,小川SDあるいは杉村コーチのように欠かせない存在となっているはず。未来への見聞LOGとしてこれは声を大にして主張したい。

そして高卒ルーキーながら一軍体験となった古賀。廣岡,由規,増渕,川端,高井と名だたるメンバーに並んだ。これで次世代捕手として山川を一気に抜きさった感。川上−田川−児山−山川と4年連続高卒1人指名はやはり失敗だったのかと感じずもいられない。

■NEXT GAME
 ヤクルト(原樹理)−横浜DeNA(石田)11回戦 神宮 14:00
 ・今日の勢いを活かしたいCREW DAY
 ・樹理が苦手としているDeNA戦。でも菊地涌井則本と戦ったことで一回り成長した樹理ならやってくれるはず!!
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:48 | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

[東京ヤクルト 3-6 北海道日本ハム

F 000 202 200 6
S 000 000 003 3
●石川(4-7)52/3,近藤1/3,ギルメット2/3,久古0/3,石山11/3,ルーキ1―井野,星野

▼データ
 ・交流戦5勝12敗1分
 ・交流戦12位(5年ぶり2度目)
 ・対北海道日本ハム戦通算24勝26敗1分
 ・星野:プロ初出場

◆ポイント
 ・4回表2死二三塁レアード左安

雨の中での交流戦最終戦。2度の中断。まさか最後まで試合を行えるとは思いもしませんでした・・
企画とか全国中継とか大人の事情も絡んだのかなあ…なんて邪推も。
DSC05721.JPG

この天候もあって,大きな意味をもった先制点。
結果論になるが4回表2死二三塁でレアードと正直に勝負する必要があったのだろうか。次の市川と天秤にかけても良かったのではないかという後悔が。

ただ37歳にして中4日登板の石川。前半3イニングはパーフェクトだった。予め70球と決められていたのだろう。
結果的に負け投手。交流戦4敗と結果が伴わないが,責められまい。。

自分が見ていると必ず打たれるギルメット。最終回追い上げただけにこの2失点も響いた。

9回裏に入るまで準ノーヒットノーランだった打線。
有原の立ち上がり1死一三塁のチャンス(山田の死球は凄い音がした)。内角投げ込めないのではないかという思惑があったが攻めきれず,そのまま完封ペース。
それでも最後まで帰らなかったファンに魅せ場を作ってくれた。

つば九郎DAY2017〜父の日〜
DSC05720.JPG
大べてらんお父さんつば九郎
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今日のひとことはアドリブで。
DSC05722.JPG
つばくろうはけっこんしません!!
以上。

DSC05724.JPG
ローソンDAYということでローソン一日店鳥のでか焼鳥販売目標の報告も。

あるばいとのめんせつにたまたまうかった
じばらで100はかった!
売上達成ということで,でか焼鳥と黄金チキンそれぞれ28本が贈呈されさらに。

なんかたりない
もっともっと

ということでスワクルチャレンジにて,QUOカード500円分が100名様にプレゼントされる太っ腹企画となりました。ただこの雨でせっかくの当選通知も試合終了を待たずに帰った人も多かったのでは?

最後はちゃとかり
かんきんするなよ!

スタメン
DSC05742.JPG
F坂口G上田C山田H雄平BグリーンE大引D藤井A井野@石川

10連敗スタートに始まり,自力優勝消滅,7年連続負け越し,最下位フィニッシュと(今年も)散々だった交流戦。
バレンティン・中村・西田が戦線離脱。山田は再び死球を受けた。ローテーションは火の車で最終的には中4日&中5日でかろうじて回した。

グリーンが来日初出場。中尾・星野がプロ初出場。
廣岡・井野に今季初安打。久古が今季初登板。石川2500投球回など節目の記録も生まれた。

6/18現在順位表
チーム勝利敗北勝率得点失点本塁盗塁打率防御率
1広島41251.621-3472527053.2753.336
2阪神37270.5783.02632224334.2442.904
3DeNA31322.4928.52632834920.2503.923
4巨人29360.44611.52132493936.2433.533
5中日28363.43812.02172754842.2463.722
6ヤクルト25391.39115.02242713725.2393.839

交流戦前だった首位とのゲーム差は8.5→15.0。それでもクライマックス圏内の3位までは6.5差。まだ半分以上残されている。

山田筆頭に満身創痍の野手陣。4日間じっくり休んで。多少の入れ替えもあることでしょう。

戦利品
DSC05780.JPG
 ・つば九郎3Dフィギュア(お父さんVer)
 ・つば九郎DAY2017ピンバッジ
 ・ホームベース型「オリジナル応援ボード」

■NEXT GAME
 ヤクルト(ブキャナン?)―DeNA(石田?)10回戦 神宮 18:00
 ・リーグ戦再開
 ・開幕3連戦以来の神宮DeNA戦
 ・ブキャさま中心に回したいよね。。
東京 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:20 | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

[東京ヤクルト 5-0 北海道日本ハム

F 000 000 000 0
S 003 100 10X 5
○ブキャナン(4-4)9−井野
山田8号B(メンドーサ)大引4号@(メンドーサ)

▼データ
 ・今季2度目4連勝
 ・2カード連続勝ち越し
 ・対日本ハム戦7年ぶり3度目勝ち越し
 ・ブキャナン:来日初完投,初完封勝利(外国人では2012年8月9日ロマン以来)

◆ポイント
 ・3回裏2死一二塁山田左本
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今季両リーグ最短2時間07分の省エネゲーム。
VERY GOOD LOCAL とちぎpresents 東京ヤクルトスワローズ vs 北海道日本ハム
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試合前はびさひさにステージイベントに登場つばさま。

とちぎしゅっしんのやくるとすわろーずのせんしゅとえば
なるせくんいいはらくんと〜
どらふとかいぎでやらかしたことは〜
ですがそのかんとくの
げんえきじだいのせばんごうはいまだれがつけていますか?
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きょうもかってれんしょうしましょう

24ねんめの大大べてらん。今日のひとこと行きます。
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くりさんしろいしさんよしいさんおしもとくんたかいち〜きださん
きのうはありがとうです
さすがわかっていらっしゃる。ところざわのつじさんばばさんはしがみさんのところは
まったくくうきをよまない
きょうもよろしくで〜す
きょうはAKBのそうせんきょです。
すぎやく〜ん。すぎやく〜ん。
よんだだけです。
きょうあすはきたのだいちからBBがきています。
こんなBBはいやだ。
しゃうえっせんよりあるとばいえるんがすきだ。
すすきのよりかぶきちょうにしゅつぼつしたい。
じゅんほたるよりもかんちりかにあこがれる
じんぎすかんよりじょじょえんだ!

試合前のアップの時間には場内LUNA SEAやBOOWYの音楽が流れており,ご機嫌でつばマイク
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5回のインターバルにはBBに悪事を企てるなど今日もえみふるになれました。
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スタメン
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F坂口G上田C山田H雄平BグリーンE大引D藤井A井野@ブキャナン

今季観戦7試合目となりますが,ローテーションは小川→オーレンドルフ→山中→石川→館山→星→ブキャナンと見事なまでに一巡してくれました。

安定感抜群のブキャ様。前半3回までノーヒットピッチ。

3回裏2死から坂口上田の連打で一二塁とし,山田の3ランでもう十分過ぎる程の援護に感じるほどでした。
4回裏大引のソロで中押し。7回裏には0死満塁から山田の最低限の犠飛でダメ押し。

8回で101球。ブルペンは開店休業状態で,9回もマウンドへ。

今年観戦成績は1勝4敗1分ですが,1勝は延長の末鵜久森のサヨナラ満塁本塁打。そして引き分けの試合も9裏に追いついてのものだったため,いわゆる9回表をリードした状態で迎えたのは今年初。
ということでひさひざの。
LAST3
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LAST2(ピンぼけ)
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LAST1
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WIN!
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完封のブキャ様はマスクを被った井野さんと熱いハグで捕手を労う紳士っぷり。

ヒーローは完封のブキャナン様と4打点山田様。
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でも影のヒーローは井野と藤井でしょうね。
井野さんは巨人時代の2013年9月21日以来となるスタメンマスク。初めて組んだブキャナンを巧みに操った。初回から中田翔に3球勝負を挑むなど,ブキャ様のテンポリズムを引き出した。

藤井は再三の好手。横っ飛びのライナー併殺あり,バット避けあり,お手玉も落ち着いて捌きもあり。
坂口も当然のプレーながらバレならどうだったかというシーンは今日も。

打ち勝てないなら,守り勝つ。そんなチームそのものの転換を感じずにはいられない連勝となっています。

最終スコア
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■NEXT GAME
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ヤクルト(石川)‐日本ハム(有原)最終戦 神宮 13:00
 ・石川中4日という鬼畜ローテ
 ・しかし明後日から4日間試合が無いので中継ぎ総動員は承知の上
 ・由規から始まった連勝×日曜日。前回を払拭しなきゃ!
 ・つば九郎プレゼンツ父の日イベントも楽しみ☆
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:04 | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

[東京ヤクルト 8-5 北海道日本ハム

F 010 110 020 5
S 010 020 05x 8
星5,Hギルメット1,H近藤1,○ルーキ(2-4)1,S秋吉(9)1−西田,井野
藤井2号@(高梨)グリーン2号A(高梨)荒木4号B(公文)

▼データ
 ・今季3度目3連勝
 ・荒木:自身初代打本塁打
 ・井野:楽天時代の2011年4月以来自身6年ぶり,移籍初安打

◆ポイント
 ・5回裏2死一塁星の代打グリーン中本
 ・8回裏2死二塁上田三塁レアード強襲内野安打,山田四球

リードした時間は僅か20分あまり。それでも勝てるんです!
先制され追いついて。引き離されて追いついて。勝ち越されて三度追いついて。最後は荒木の一振りで決めた!

ルーキーが2週連続で中5日と早速蟹工船状態の台所。今日は試合途中で捕手が井野に代わるというアクシデントも重なった。
4回表2死二塁,5回表2死二塁。いずれも2死からの失点はあわや本塁打という大きな当たりだった。それでもいずれのイニングも最少失点で留めた=それ以上の失点を与えなかったことで,自身に負けがつかなかった。

早めに勝負に出た真中監督。5回2死一塁で星の打席。ここで切り札とも言えるグリーンというカードを切った采配。ベンチには武内,荒木,廣岡,谷内,三輪,鵜久森とおり,まだ中盤でしかも2死一塁という状況を考えれば廣岡あるいは武内あたりでも良かったはず。ここでグリーンを起用し,そのグリーンが一発で試合を振り出しに戻してくれた。

西田の負傷交代で重苦しいムードを一気に変えてくれた本当に価値のある一発。今日の高梨の出来を考えても,ここで仕留めていなければそのままズルズルと行っていたような気がする。

星を受けた中継ぎ陣はギルギル近藤と1イニングずつピシャリ。同点のまま8回のルーキ。
先頭足の速い西川を出し早速盗塁まで決められ0死二塁のピンチ。それでも投球動作含め冷静だったと思う。中田をフォークで空振り三振。レアードは伊藤コーチ直々に捕手を座らせての敬遠指示。代打の切り札田中賢介には10球粘られたが,一番安心なインフィールドフライで2死一二塁。
そして代打矢野謙次。西川の三盗にせよ,2−2からのボール判定にせよ紙一重だった。フルカウントからの一球はレフトへ。中継プレーも間一髪逸れて致命的な2点。連敗中なら重くのしかかっていたことだろう。

でもベンチの雰囲気も明らかに違った。それはグリーンが醸し出してくれたもの。登板を終えたギルギル&ルーキとのトリオでベンチ最前で声や張り,さらには不思議な儀式でチームを鼓舞。そして自分の事以上に喜んでくれていた。
じゃあ果たしてバレンティンがベンチでこういう雰囲気を作れているかといったらそれはそれで疑問符も。

そして連敗中は俺が俺がと重荷を背負っていた打線も,上田が山田が後ろへ後ろへつなぐという気持ちで雄平まで回し,最後は大松の代打荒木が決めて見せた。
脇役が主ヤクへ。これがヤクルトスタイル。昨年の8月に見た下町スワローズ。そんな雰囲気になっていてすごく輝いて見える!!

緊急マスクとなった井野さん。楽天−巨人と渡り歩いて12年目。べてらんの味が光った。そして井野さんの1本のヒットから逆転劇が生まれたのだから!自身7年ぶりの一軍安打。井野さんが”煌めく瞬間”だった♪
ただ素人目に気になったのは捕球体勢での左手の置き方。癖なのか膝プロテクターの上に手を添えている。かつて古田はそこに直接ファールチップを受けて骨折したことがある。素手が剥き出しの状態で打球が当たったらと思うとぞっとする。

■NEXT GAME
 ヤクルト(ブキャナン)−日本ハム(メンドーサ)2回戦 神宮 14:00
 ・ブキャ様中4日→中5日で交流戦4試合目の先発
 ・西田の状態は(どうしても昨年の慎吾を想起させる打球の当たり方に見えて仕方ない。。)
 ・今季1勝4敗1分勝率.200の現地見聞LOGです!
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:52 | 更新情報をチェックする

2017年06月15日

[東京ヤクルト 6-2 東北楽天

E 000 100 001 2
S 000 013 20x 6
○原樹理(2-3)9−西田

▼データ
 ・原樹理:プロ初完投勝利
 ・7カードぶり勝ち越し
 ・対東北楽天戦7年ぶり4度目の勝ち越し
 ・対東北楽天戦通算28勝24敗1分
 ・雄平:今季4試合目の1試合4安打

◆ポイント
 ・2回表2死無走者島内左飛
 ・2回裏0死一塁グリーン三振併殺
 ・4回表2死無走者銀次左飛
 ・5回裏0死一塁グリーン則本暴投雄平三進
 ・6回裏2死一三塁坂口二盗
 ・6回裏2死満塁雄平三邪が風に乗ってファールに直後中安

昨日の見聞LOGのラストを今一度。
案外こういうところで空気読まないのがヤクルトちゃんだと思ってますんで!
ヤっぱりね!言霊大事!!則本の9試合連続10桁奪三振の世界記録を阻止したスワローズ!!

楽天の則本、敗戦悔やむ=プロ野球
 プロ野球記録の連続2桁奪三振が8試合で止まった楽天の則本は「記録はいつか途切れる。それよりもチームを勝たせられなかったことが悔しい」と唇をかんだ。
 序盤は150キロ台の直球と落差のあるフォークで順調だったが、五回にフォークがワンバウンドして嶋捕手ののど付近に当たり、足立に代わってリズムが狂った。スクイズで追い付かれ、六回には球が真ん中に集まって3点を勝ち越された。
 7回7安打、8奪三振で6失点。4月12日以来の2敗目を喫し、連勝も7でストップした。[ 6/15(木) 21:46配信 時事通信 ]


そして2017年の交流戦は菊池雄星→涌井→則本というパ・リーグ各チームのエースとの投げ合いとなった原樹理。投げながら成長し,遂に自己最長の8回の壁をも乗り越え,プロ初完投勝利!!手放しに勝利を喜びましょう!!

ポイントは3つ。

@坂口の守備
2回表は島内の打球をフェンス際ジャンプ一番キャッチ。4回表はウィーラーに一発を浴び1点先制された直後島内の打球をスライディングキャッチ。いずれもファインプレー。
たらればになるが,これがもしバレンティンであればおそらくいずれも二塁打となっていたことだろう。となれば樹理の球数だって,バッテリーの攻めだって,打順の巡りだって変わってくる。バレの光と影の面を考えさせられたプレーが2つ。

A真中監督の仕掛け
伏線は2回裏。0死一塁からグリーンの打席でエンドランを掛けたが結果は最悪の三振併殺。しかしこれで消極的になることはなかった。
5回裏1死三塁で大引の打席。初球を平然と見送った直後のスクイズが見事なまでに決まった。

6回裏0死一塁。原樹理には犠打のサイン。しかし失敗で1死一塁。
次の坂口にヒットが出たため送っていればという展開。1死一三塁で上田。セーフティスクイズ要求も決められず。結果何も生まれないサードフライで2死一三塁。
山田の打席で一走坂口を走らせた。一塁が空いたことで山田への攻めも変わった気がする。

7回裏0死一塁でも西田の打席でエンドランを仕掛けていたため藤井は二塁に進めた。そこからダメ押しの2得点。

坂口,上田,山田,雄平,藤井というメンバーで足を絡める野球を展開できるようになった。個人任せの野球から何か変わった印象すら受けた。

Bグリーン

何かを起こすグリーン笑。打席で2つ。ネクストで1つ。魔空間が今日は3つ。いずれも得点に絡んだ。則本にとって嶋が変わったというのもリズムを大きく変えたのだから・・。
そしてお役御免で代走武内を起用し,早速守備で樹理を救う(7回表1死ウィーラー三ゴ)という循環の良さ。

■NEXT GAME
 ヤクルト(星)−日本ハム(高梨)1回戦 神宮 18:00
 ・交流戦最終カード
 ・由規樹理の投球は星にも刺激になったはず!
 ・若手先発陣の流れに続けーーーー!!
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:40 | 更新情報をチェックする

2017年06月14日

[東京ヤクルト 3-2 東北楽天

E 000 010 010 2
S 100 101 00x 3
○由規(2-2)7,Hルーキ1,S秋吉(8)1−西田
グリーン1号@(安楽)

▼データ
 ・由規:2010年6月13日(宮城)以来の対楽天戦勝利
 ・グリーン:来日初本塁打

◆ポイント
 ・7回表由規続投松井稼三振三好二飛ペゲーロ三振

由規はやはり天性の先発投手だなぁと。
6回98球で交代かと思ったが7回表もマウンドへ。最後の打者ペゲーロには149km/h→152km/h→150km/hとスピードを上げて,最後は134km/hのスライダーで空振り三振を奪ってガッツポーズ。

由規が7回を投げてくれたことで後ろの継投も変わった。たらればになるが由規を代えたら7回を乗り切れたかという話にも。

毎回ピンチの連続。
初回は先頭の茂木を内野安打で出塁を許すも,ペゲーロのラーナー併殺でピンチを断つ。
2回表は先頭からの連続四球と犠打で1死二三塁も,自身の好守備さらには打順の巡りにも助けられた。
4回表はセーフティバントで出した走者への牽制をグリーンが捕球出来ず(記録は由規の失策)三塁まで進まれるも,光った守備の力。レフトバレンティンなら果たしてどうだったかという打球でもあった。
5回表は2死無走者から連続四球。ウィーラーにはあわやのフェン直タイムリー。なお二三塁とピンチは続いたが,銀次はファーストゴロ。さりげないプレーだが由規の一塁ベースカバー。グリーンがグラブトスしてアウトになったという場面。これだってカバーリングしていなければ内野安打となった可能性も。
6回表は1死一塁から藤田の盗塁。空タッチにも見えたが審判はアウトの判定。助かった。

若いころの由規はただ投げるだけで,守備や犠打は二の次だったイメージがある。しかしこれをみてもすっかり大人になったなぁと。
前回も由規の勝利から4連勝となった。今回も由規の勝利をキッカケにチームが浮上を期待したい!接戦を制したことにも意味があると。

グリーンの詰まったレフトへのポテンタイムリー。そして来日初本塁打の軌道。ガイエルの再来と讃える声多数。

しかし勝利の喜びも束の間・・・

ヤクルト・中村が右大腿骨の骨挫傷で抹消へ 「けがで離脱するのが一番悔しい」
 ヤクルト・中村悠平捕手(26)が14日、東京都内の病院で検査を受け、右大腿(だいたい)骨の骨挫傷と診断された。15日に出場選手登録を抹消される。
 中村は前日13日の楽天戦(神宮)の八回の守備でファウルチップを右膝付近に受け、八回の攻撃で代打を送られた。この日の同カードはベンチ入りしたものの欠場。さらに右膝蓋骨の骨折の疑いがあるため、15日に再検査を受ける。
 今季は正捕手として59試合に出場し、打率・253、0本塁打、16打点。中村は「けがで離脱するのが一番悔しい。最短(の10日間)で戻りたい」と話した。チームは川端やバレンティン、畠山、小川ら主力に故障者が相次いでおり、中村の離脱は痛手だ。[ 6/14(水) 22:55配信 サンケイスポーツ ]


小川,山中,中村,畠山,川端,今浪,バレンティン。これだけのメンバー欠いて,山田,大引,雄平も故障抱えながら出場して・・。球団の体質なのか分からないが一体どうすればいいのよ。。。

■NEXT GAME
 ヤクルト(原樹理)−東北楽天(則本)最終戦 神宮 18:00
 ・9連続試合10桁奪三振の世界記録が懸かる則本との対戦
 ・案外こういうところで空気読まないのがヤクルトちゃんだと思ってますんで!
東京 ☁ | Comment(4) | SWALLOWS | at 23:18 | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

[東京ヤクルト 3-12 東北楽天

E 302 012 112 12
S 000 002 010 3
●石川(4-6)5,中澤1,山本1,成瀬2−中村,西田

▼データ
 ・ワーストタイ借金17
 ・石川:通算2500投球回(史上46人目)
石川が2500投球回=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの石川雅規投手は13日の楽天1回戦(神宮)に先発し、二回を投げ終えたところで通算2500投球回に到達した。プロ野球46人目。初登板は2002年4月4日の広島3回戦(神宮)に先発で。[ 6/13(火) 20:36配信 時事通信 ]
 

◆ポイント
 ・1回表2死二三塁松井稼右3
 ・3回表1死二三塁松井稼左安

連敗を止めた次の試合が大事。しかし初回の3失点でゲームオーバー感。
松井稼を歩かせて満塁策は結果論か。中盤以降は息をするように失点を重ね試合にならず。
四球,バッテリーエラー。2死無走者からの得点。神宮でここまで無様な野球を繰り広げるとは・・

対する楽天。茂木やペゲーロを筆頭に積極的に次の塁を狙う姿勢。あるいは5回裏2死一塁で藤井投ゴ悪送球をセカンド三好がカバーなど,本当に隙の無い首位の野球をしている。これと較べると最下位のヤクルトはあまりに対照的。

今季3度目の中5日登板となった石川。金→木,木→水,水→火と開幕投手がいつの間にか火曜日に。
最初の中5日となった5月4日阪神戦(神宮)42/3回7失点,5月24日広島戦(マツダ)51/3回4失点。そして今日が5回6失点。いずれも負け投手。
そろそろ登板間隔をキッチリ設けることも考えないといけない時期なのかと。

■NEXT GAME
 ヤクルト(由規)−東北楽天(安楽)2回戦 神宮 18:00
 ・由規:今季神宮初登板。2011年6月9日オリックス戦(京セラ)以来6年ぶりの交流戦登板。
 ・池田解説員担当試合
東京 ☔ | Comment(2) | SWALLOWS | at 21:56 | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

[東京ヤクルト 9-6 千葉ロッテ

S 701 000 010 9
M 000 000 240 6
○ブキャナン(3-4)7,ルーキ1/3,久古1/3,秋吉11/3−中村

▼データ
 ・交流戦初勝利
 ・5月28日以来2週間ぶり勝利
 ・6月初勝利
 ・対千葉ロッテ戦26勝27敗
 ・藤井:プロ初盗塁
 ・自力優勝可能性復活

◆ポイント
 ・1回表0死三塁上田左中3
 ・1回表1死満塁大引投安
 ・1回表1死満塁中村中安
 ・1回裏0死一二塁角中二直

2016年6月18日西武戦(神宮)以来13試合ぶり,今シーズン初の交流戦勝利☆

初回で決まった試合。
先頭坂口三塁打で2番は上田。三振かポップフライだけは勘弁してくれという場面で外野を破る連続三塁打で先制。
山田も続いて上田が生還。第106代四番に指名された大松は進塁打で1死三塁から雄平グリーンの連続四球で満塁。
大引はピッチャー正面おあつらえ向きの併殺コースも,折れたバットが目に入ったか捕球出来ず結果内野安打で3点目。
なお1死満塁で中村は相手バッテリーの心理を読み切ってストライクを取りに来る初球を決め打ち。4点目。
藤井はフルカウントから見逃し三振に倒れるも,坂口押し出し5点目。上田2点タイムリーでこの回一挙7得点。

7点の援護をもらった中4日登板のブキャナン様。不慣れな援護で立ち上がり0死一二塁のピンチを招くが,角中のセカンドへのライナー併殺で落ち着きというか平常心を取り戻したか。
最後はさすがにバテたか。それでも7回をジャスト100球でリリーフにバトンを託す。

しかし2番手ルーキの先頭から三者連続四球から一気に立ち込めた暗雲。勝利への産みの苦しみといえばそれまでかもしれないが・・・

ただ終わってみれば7点差での盗塁とか6点差での犠打1プレー1プレーが意味をもった。セーフティリードなど存在しないということを改めて学んだ。
だからこその細かいプレー。例えば7回裏1死一塁ライト前ヒットで雄平からの返球。藤井が逸らし,ブキャナンがカバー間に合わず失点など引き締めなくてはならない点も見つかった。

それでもともかくこの1つの勝利が最大の薬となることを願って。。
2010年は交流戦9連敗のあと9勝5敗。2012年も交流戦10連敗のあと8勝5敗。いずれも後半巻き返しましています。少しでも借金を返してリーグ戦へ。

■NEXT GAME
 ヤクルト(由規)−東北楽天(安楽?釜田?)1回戦 神宮 18:00
 ・ここから9試合連続神宮。11試合連続主催試合。次のビジターは6月30日甲子園という神日程です。

千葉 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 17:13 | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

[東京ヤクルト 1-4 千葉ロッテ

S 000 010 000 1
M 010 002 10x 4
星42/3,●石山(0-3)2/3,近藤12/3,ルーキ1−西田

▼データ
 ・2012年5月以来の10連敗
 ・球団史上ワーストタイ同一シーズン交流戦10連敗
 ・チームワースト交流戦開幕10連敗
 ・チームワースト交流戦11連敗
 ・6カード連続負け越し
 ・2年連続交流戦開幕4カード連続負け越し
 ・対ロッテ戦2年連続6度目の負け越し

◆ポイント
 ・5回裏0死一塁(大引声掛け)角中遊併
 ・5回裏2死一二塁P星→石山

打線振るわず10連敗=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルト打線は8安打を放ったが、つながりを欠き、犠飛による1得点だけ。ついに10連敗となり、真中監督は「打線をなんとかしないと…」と頭を抱えた。
 引き分けに持ち込んだ4日の西武戦を除けば、連敗中はすべて2得点以下。川端、畠山に続きバレンティンも離脱する中で、苦しい状況が続く。11連敗となれば、47年ぶりの屈辱。4番の雄平は「残っている選手が、みんなでやっていくしかない」と悲壮感を漂わせた。[ 6/10(土) 19:44配信 時事通信 ]


今季初スタメンマスク西田で連敗ストップを図るも止まらず。

結果論になるが,終わってみると星の代え時ということになってしまうのか。
5回裏先頭荻野に四球を与えすかさずショートの大引が声を掛けに。”逃げるな!俺が守ってやる!”という檄にも映った。そして次の打者角中はベースカバーに入ったショート大引の正面グラブに収まりスタート切った荻野をライナー併殺で2アウト。
しかしパラデスに二塁打。鈴木に四球で交代。初の中5日で93球。スタミナという面もあったか。もうひと踏ん張りを期して失敗し歯車が完全に狂った3週間前5月21日阪神戦(神宮)のことも過ぎったか。石山が後続を断ったものの・・・。

石山がイニングを跨ぐことになり失点。そして近藤も2イニング目に痛恨の4点目。星が踏ん張って6回から石山近藤が1イニングずつだったら果たして結果は違ったであろうか。

ただただ重症な打線。
火 001 000 000 0
水 000 010 000
木 000 000 000
金 000 100 000
土 000 010 000
とうとう1試合2点すら取れなくなってしまった。
8回表は0死二三塁で坂口遊ゴ雄平三振大松遊ゴ。金縛りにでもあったかのうようにホームが遠い。
そして6回以降は無得点のオンパレード。

これで2012年以来となる交流戦での10連敗。開幕からの連敗はあの2010年の「9」を超えた。


交流戦前の試合でナゴヤドームで勝ったものの開幕戦から連敗が始まり,千葉でも連敗が止まらず神宮の楽天戦終了後に監督交代劇が起きた。なんたる因果か対戦カードまで同じだが大丈夫だろうか。ちょっぴり不安になってきた。

■NEXT GAME
 千葉ロッテ(佐々木)−ヤクルト(ブキャナン)最終戦 ZOZOマリンスタジアム 14:00
 ・ブキャナン様来日初中4日
 ・もし敗れると1970年以来47年ぶり12連敗&2005年日本ハム以来となるプロ野球史上ワーストタイ交流戦11連敗(同一シーズン)
千葉 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:09 | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

[東京ヤクルト 1-6 千葉ロッテ

S 000 100 000 1
M 400 110 00x 6
●原樹理(1-3)5,中澤1,山本2−中村

▼データ
 ・自力優勝可能性消滅

 ・2年ぶり9連敗

 ・交流戦球団ワースト10連敗
 ・借金16
 ・交流戦8年連続10回目負け越し確定

◆ポイント
 ・1回裏0死一塁サントス二盗(タイミングアウトもサントスのスパイクに山田のグラブ弾かれる)
 ・1回裏1死一二塁パラデス一安(グリーン軽率なグラブトス)
 ・1回裏1死二三塁鈴木右本

初回いきなり4点ビハインドで1点返すのが精一杯。
9連敗。交流戦10連敗。57試合目にして自力優勝可能性消滅。
ヤクルト9連敗、自力V消滅=プロ野球
 ヤクルトは攻守にいいところなく敗れ、1分けを挟んで9連敗。首位広島とのゲーム差は16に広がり、自力優勝が消えた。
 先発の原樹が一回にいきなり4点を先行され、打線は8安打を放ちながらもつながらず、1点を返すのがやっと。五回1死満塁では山田が空振り三振、坂口も左飛に倒れた。守備でも失点に失策や暴投が絡むなど精彩を欠き、真中監督は「この流れでは…。最初の失点が痛かった」と顔をしかめた。[ 6/9(金) 22:43配信 時事通信 ]


樹理のコメントも初回に点を取られたのが全てと。先に点を取られると(厳しい)というチーム状態が表れているし,投手と野手の信頼関係ももはや無いのかなぁと。。

ここ16試合日曜日以外はいずれも2得点以下。今週に至っては1・1・0・1という惨状。。
観戦した衣笠球団社長は首脳陣のてこ入れについて「考えていない。(信頼は)もちろん」と否定し、川端、畠山の不在や山田の不調を挙げて「(一昨年の)優勝した時の3、4、5番がいないからね」とかばった。

とうとう社長のコメントまでニュースになってきてしまった。これは本格的にヤバい状態。本気で目を覚ませ!!

■NEXT GAME
 千葉ロッテ(二木)−ヤクルト(星)2回戦 ZOZOマリンスタジアム 14:00
 ・星がプロ初中5日
 ・12年以来の10連敗は阻止することが出来るのだろうか・・・

千葉 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:21 | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

[東京ヤクルト 0-15 福岡ソフトバンク

S 000 000 000 0
H 106 106 01x 15
●中尾(0-1)3,中島22/3,成瀬21/3−中村,西田

▼データ
 ・今季ワースト8連敗
 ・今季ワースト借金15
 ・交流戦ワーストタイ9連敗
 ・5カード連続負け越し
 ・対ソフトバンク戦通算18勝33敗2分
 ・中尾:プロ初登板

◆ポイント
 ・3回裏誰も中尾のもとに駆け寄らない
 ・6回裏〜中村途中交代で真中監督の横でミーティング
 ・7回表1死無走者山田遊ゴ全力疾走怠る

0-15の惨敗。
2010年交流戦9連敗の8敗目が千葉マリンで4-20の惨敗だったが,それに近いものすら感じた。

プロ初登板の中尾。
初回は二塁打犠打犠飛で先制点献上というホークスのソツのない野球をまじまじと見せつけられた。
2回裏は先頭松田に三塁打で0死三塁も上林江川を連続三振。高谷をレフトフライで無失点で切り抜けた。このあたりにリリーフとしての適性はどうなのかと。
そして3イニング目。2巡目でプロの洗礼。それはそれで致し方なし。ヤクルト相手じゃないんだから滅多打ちに遭うさ。ただ中尾を孤独にした内野手の責任。大引が居ないと何もできないの??

あとは気持ちが切れたプレーの連続。守備にしても打撃にしても走塁にしても。
エラーは仕方ないにせよ,ライナーで飛び出した走者を刺すために投げた送球を後ろに逸らすとか,一塁まで全力で走らないというのは論外でしょう。

福岡・九州のファンは少なくとも再来年2019年(日程再編があればもう2020年)までスワローズの交流戦を見ることが出来ない。それにも関わらず3試合で得点はソロホームランの2点のみ。自分が福岡住んでたら泣きたくなるレベルだよ( *`ω´)

■NEXT GAME
 ロッテ(涌井)−ヤクルト(原樹理)1回戦 18:30 ZOZOマリンスタジアム
 ・球団史上ワースト交流戦10連敗なってしまうのか
 ・7年前の屈辱の地千葉で何が起きる
 ・解説宮本慎也氏のお言葉は辛辣なものになりそうだが・・・
福岡 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:11 | 更新情報をチェックする