S 000 122 000 5
D 001 001 000 2
○由規(1-1)5
1/3,H村中1
2/3,Hルーキ1,S秋吉(7)1−中村
大引5号@(小笠原)
▼データ
・5月12日以来4位浮上
・同一カード3連勝(今季3度目)
・2014年5月16-18日以来ナゴヤドーム同一カード3連勝,地方試合含めると4年連続となる3連戦3連勝
・由規:2011年9月3日巨人戦(神宮)以来1786日ぶり白星,ナゴヤドームプロ初白星
◆ポイント
・5回表0死一二塁由規捕犠
・6回表0死一二塁西田一犠
・6回裏1死一三塁代打ナニータ投併(遊撃大引のカバーリング&スローイング)
昨日の見聞LOGの言霊通り「1786日ぶり」がキーワードとなりました。
由規、仲間に感謝=感慨の5年ぶり白星−プロ野球・ヤクルト
支配下選手に復帰後、2試合目の登板で5年ぶりの白星をつかんだ。ヤクルトの由規は「素直にほっとした。少し、感極まっています」。静かに喜びをかみしめた。
右肩を痛めた影響で、かつての剛速球は影を潜めた。「5年前のような力で抑える投球はできない」。だからこそ、勝負どころで変化球を決め球に使った。
2点を勝ち越してもらった直後の五回裏。迎えた1死一、二塁のピンチでは3番平田、4番ビシエドをスライダーで打ち取った。勝利投手の権利を手にすると、六回にも2点の援護を得た。
六回1死まで投げ2失点。「周りが守ってくれて、打ってくれて、リリーフの力も借りて、みんなに勝たせてもらった」と仲間への感謝を忘れなかった。
けが人が多い中、チームは3連勝。「僕もチームにいい影響を与えられるように一生懸命投げていきたい。次は神宮で勝ちたい」。本拠地で復活した姿を見せることを誓った。[ 時事通信 7月24日(日)19時52分配信 ]
感動のヒーローインタビュー一問一答
−5年ぶりに帰ってきました!由規投手です。
「ありがとうございます」
−今、こうしてファンの声援を受けて。
「試合が終わった瞬間は、素直にホッとしました。今、こうやってカメラの前、ファンの皆さんの前でしゃべって、少し…感極まっています」
−5年ぶりに手にした白星。
「5年前みたいな勢いよくというか、力で抑えるようなピッチングはできませんけど、とにかく今は一生懸命投げてチームにいい影響をと思って、一生懸命投げています」
−苦しい5年間、日常生活もままならないほど肩の痛みに苦しんだとも。
「こうして勝つことだけを考えて、ずっとモチベーションにして頑張ってきたので、とにかくうれしいです」
−長い期間支えてくれたものは。
「どんな時でもいろんな方が知識をくれたり、応援したりしてくれた。5年も投げていない自分を応援してくださるのはすごくうれしかったです。感謝の言葉でいっぱいです」
−きょうもたくさんの声援。
「いつもは余裕がなくなって周りが見えなかったり、周りの声とかも聞こえないんですけど、きょうは冷静になって聞こえた。ホントに力になりました」
−ウイニングボールを受け取り実感も。
「ハイ、しっかりといただきました。この5年間、家族には迷惑をかけたのでプレゼントしたいです」
−ここからがまたスタート。
「チームも連勝しているし、このままいい影響を与えられればと、僕自身も頑張っていきたいと思います」
−5年間待ってくれたファンの皆様にご挨拶を。
「少しでも僕のピッチングを見てくれたらなと思いますし、ホントにありがとうございます。これからも一生懸命頑張ります」
5年。野球選手にとってこの5年間というものがどれほど長い月日であるか。それを乗り越えた由規。ただただ言葉がありません。。
前回の復帰登板の見聞LOGに
「5年という歳月を擁したのだから,投げることに精一杯だった。ただ由規はそれ以上のことが出来るはずだから敢えて苦言を。
3回表は0死一塁から堂上の投前犠打を併殺を焦ってセカンド悪送球。0死一三塁とピンチを広げての失点。4回裏は逆に自ら犠打併殺。
22歳まではこれらが許された。いくらブランクがあるとはいえど,いまや26歳。このままずっと子どものままでもいられない立場なのだから。。」
と綴ってしまったのですが,見事に今日は投げる以外の要素=犠打を見事に成し遂げてくれました。
1-1同点の5回表。先頭西浦が四球。中村がヒットでつないで0死一二塁。ここで由規に打席が回り,サインは当然のごとく送りバント。最も難しいとされる0死一二塁の場面でキッチリ犠打をやってのけた。
これで攻撃のリズムが生まれて相手投手小笠原の暴投で勝ち越し,大引のタイムリーでもう1点加える。
6回表は由規の勝利をより確かなモノにするべく,山田雄平の連打で同じく0死一二塁の状況から西田が犠打を決め,西浦がライトへタイムリー二塁打。
5回を投げ切り,6回表打順が回ってもそのまま打席に入り,目途とされる100球を投げ抜くべく6回裏のマウンドへ。しかし先頭福田に四球。エルナンデスに二塁打を浴び0死一三塁。堂上のショートゴロ間に三塁走者が生還したところ,98球で降板。
由規の後を託されたのは長男村中というリレーもなんとも感動的。昨年はとてもじゃないが考えられなかった継投だから・・・
桂に四球を与え1死一二塁。一発出れば分からなくなる場面で代打ナニータ。ピッチャーゴロ。村中の送球は逸れかけたが,ショート大引が手を伸ばしてキャッチしすぐさま一塁へ送球し見事併殺完成。
大引ならではの何気ないプレーだが,由規を救ったスーパープレー。由規復活劇を陰で支えたのは攻守の大引です。
ルーキと秋吉は3連投となってしまいましたが,いつもとは違う緊張感のマウンドになったでしょうかね。明日は完全休養に充てていただき,また来週のビジター6連戦も助けていただきたいです。
■NEXT GAME
阪神(能見)−ヤクルト(石川)14回戦 甲子園 18:00
・超変革でついに”聖域”にまでメスを入れた金本阪神との対戦。
・2週間前良いようにやられた天敵西岡はいない。
・由規の復活をキッカケに上昇ムードに乗れるか?!ビジター9連勝したら一気に借金3まで返済できるからね。そのくらいの強い気持ちでまた一週間!!
・なお