C 000 110 000 2
○村中(5-2)5,H平井2,Hルーキ1,S秋吉(2)1−中村
▼データ
・村中:2014年8月7日阪神戦(神宮)以来の先発勝利,チームトップ
・秋吉:6月10日ロッテ戦(QVC)以来のセーブ
◆ポイント
・5回裏2死一三塁丸遊ゴ
・7回裏平井三者凡退
広島の連勝を11で止めたのはヤクルト!
11連勝といっても所詮は本拠地マツダスタジアムでのもの(1試合三次があるけど)。ヤクルトだって,2010年7月27日〜8月25日にかけて神宮球場11連勝を記録しています。主催試合がたまたま続いただけと僻んでみます。
小川のアクシデントにより中3日,自身2014年9月30日広島戦(マツダ)以来の先発マウンドとなった村中。
1イニング1イニング積み重ねて,勝利投手の権利の懸かる5イニング目。2死を簡単にとってからの3連打。1点返され尚一三塁で,今日2打数2安打の丸を迎えるという場面。
非情に徹するなら交代もありえた場面。でも村中になんとか勝ち投手をという温情か?続投。そしてそこを踏ん張った村中。それを支えた大引のさりげない好守備。
5回94球2失点。中3日を考えれば十分すぎる内容だった。
村中、2年ぶり先発で好投=プロ野球・ヤクルト
腰痛の影響などで昨季は1軍登板がなかったヤクルトの村中が、2シーズンぶりの先発で踏ん張った。
前日は先発原樹が右肩を痛めて降板するアクシデント。チームの台所事情が苦しい中、11連勝中だった広島打線に対し「何とか長い回を投げようと思った」。五回2死から連打を浴び2点目を失った場面も「打たれたことは気にしなかった」と振り返ったように、うまく気持ちを切り替えて傷口を広げなかった。
今季救援で挙げた4勝とはまた違う味の白星を手にし、「(首脳陣に)言われたところで投げるだけ」と頼もしい。3連敗を免れた真中監督は「ばてている中、五回まで粘って投げてくれた」とねぎらった。[ 時事通信 6月30日(木)23時19分配信 ]
若手の代名詞だったドライチ4兄弟の長男も気がつけば11年目。来年の誕生日を迎えれば節目の30歳となる村中。ヒーローインタビューでは「(チームに)故障が多くて苦しいところなんですけど、何とか長いイニング投げようと思っていた」「八回、九回と抑えてくれなかったら勝てなかった」とコメント。
プロ入り以来2011年のクライマックスシリーズを除けば,基本的には先発を担っていた村中が,故障さらにはリリーフ経験を経て,すっかり大人になっていた。
今日ファームで石川が実戦復帰。7月には石川の他に館山,由規と先発投手の復帰が予定されている。そこで村中をどうするのか。今日のピッチングでそれがまた心配になった。便利屋扱いすることだけは止めてほしい。3年先を見据えるなら今一度村中に先発を担ってもらうべきではないのか。
その村中を受けたリリーフ陣。特に6回7回とイニング跨ぎの平井の存在。平井が完全にカープの勢いを封じたといっても過言ではなかろう。イニング跨ぎが故障明けの平井にとって良いのか悪いのかは分からないが,信頼度は確固たるものとなった。
最後は秋吉。日本人ストッパーへの階段を上り始めたと捉えようではないか。
打線は4回表の集中打。野村・黒田と続けば力の劣る中村恭平が相手なだけに意地を見せたか。
9回表0死二三塁からダメ押しとなった山田の犠飛。これは足を絡め奪った1点。
得点にこそつながらなかったが,2点差に詰め寄られた6回表は0死一塁から西田に犠打と,1点に拘った。これを好投手相手にして,勝利をもぎ取る。昨年後半に繰り広げたような野球をもっと見たい!
■NEXT GAME
ヤクルト(デイビーズ)−巨人(菅野)13回戦 秋田こまちスタジアム 18:00
・2013年8月11日ラルー悩殺試合以降現在4連敗中の秋田こまちスタジアム
・外国人投手の勝利は2007年6月30日グライシンガーまで遡ります
・土曜日の天気予報:曇りのち雨 降水確率60%