2016年06月30日

/東京ヤクルト 5-2 広島

S 010 300 001 5
C 000 110 000 2
○村中(5-2)5,H平井2,Hルーキ1,S秋吉(2)1−中村

▼データ
 ・村中:2014年8月7日阪神戦(神宮)以来の先発勝利,チームトップ
 ・秋吉:6月10日ロッテ戦(QVC)以来のセーブ

◆ポイント
 ・5回裏2死一三塁丸遊ゴ
 ・7回裏平井三者凡退

広島の連勝を11で止めたのはヤクルト!
11連勝といっても所詮は本拠地マツダスタジアムでのもの(1試合三次があるけど)。ヤクルトだって,2010年7月27日〜8月25日にかけて神宮球場11連勝を記録しています。主催試合がたまたま続いただけと僻んでみます。

小川のアクシデントにより中3日,自身2014年9月30日広島戦(マツダ)以来の先発マウンドとなった村中。
1イニング1イニング積み重ねて,勝利投手の権利の懸かる5イニング目。2死を簡単にとってからの3連打。1点返され尚一三塁で,今日2打数2安打の丸を迎えるという場面。
非情に徹するなら交代もありえた場面。でも村中になんとか勝ち投手をという温情か?続投。そしてそこを踏ん張った村中。それを支えた大引のさりげない好守備。
5回94球2失点。中3日を考えれば十分すぎる内容だった。

村中、2年ぶり先発で好投=プロ野球・ヤクルト
 腰痛の影響などで昨季は1軍登板がなかったヤクルトの村中が、2シーズンぶりの先発で踏ん張った。
 前日は先発原樹が右肩を痛めて降板するアクシデント。チームの台所事情が苦しい中、11連勝中だった広島打線に対し「何とか長い回を投げようと思った」。五回2死から連打を浴び2点目を失った場面も「打たれたことは気にしなかった」と振り返ったように、うまく気持ちを切り替えて傷口を広げなかった。
 今季救援で挙げた4勝とはまた違う味の白星を手にし、「(首脳陣に)言われたところで投げるだけ」と頼もしい。3連敗を免れた真中監督は「ばてている中、五回まで粘って投げてくれた」とねぎらった。[ 時事通信 6月30日(木)23時19分配信 ]


若手の代名詞だったドライチ4兄弟の長男も気がつけば11年目。来年の誕生日を迎えれば節目の30歳となる村中。ヒーローインタビューでは「(チームに)故障が多くて苦しいところなんですけど、何とか長いイニング投げようと思っていた」「八回、九回と抑えてくれなかったら勝てなかった」とコメント。
プロ入り以来2011年のクライマックスシリーズを除けば,基本的には先発を担っていた村中が,故障さらにはリリーフ経験を経て,すっかり大人になっていた。

今日ファームで石川が実戦復帰。7月には石川の他に館山,由規と先発投手の復帰が予定されている。そこで村中をどうするのか。今日のピッチングでそれがまた心配になった。便利屋扱いすることだけは止めてほしい。3年先を見据えるなら今一度村中に先発を担ってもらうべきではないのか。

その村中を受けたリリーフ陣。特に6回7回とイニング跨ぎの平井の存在。平井が完全にカープの勢いを封じたといっても過言ではなかろう。イニング跨ぎが故障明けの平井にとって良いのか悪いのかは分からないが,信頼度は確固たるものとなった。

最後は秋吉。日本人ストッパーへの階段を上り始めたと捉えようではないか。

打線は4回表の集中打。野村・黒田と続けば力の劣る中村恭平が相手なだけに意地を見せたか。
9回表0死二三塁からダメ押しとなった山田の犠飛。これは足を絡め奪った1点。
得点にこそつながらなかったが,2点差に詰め寄られた6回表は0死一塁から西田に犠打と,1点に拘った。これを好投手相手にして,勝利をもぎ取る。昨年後半に繰り広げたような野球をもっと見たい!

■NEXT GAME
 ヤクルト(デイビーズ)−巨人(菅野)13回戦 秋田こまちスタジアム 18:00
 ・2013年8月11日ラルー悩殺試合以降現在4連敗中の秋田こまちスタジアム
 ・外国人投手の勝利は2007年6月30日グライシンガーまで遡ります
 ・土曜日の天気予報:曇りのち雨 降水確率60%
広島 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:49 | 更新情報をチェックする

2016年06月29日

/東京ヤクルト 1-8 広島

S 010 000 000 1
C 004 003 01x 8
●原樹理(2-8)20/3,徳山2,成瀬2,土肥1,久古1−中村,井野
山田26号@(黒田)

▼データ
 ・自力優勝可能性消滅
 ・土肥:プロ初登板

◆ポイント
 ・3回裏2死二三塁ルナ中安
 ・6回裏2死満塁黒田左2

真中監督の背番号と同じ「77」試合目での自力優勝消滅。

一方広島は実に34年ぶりの11連勝とのこと。それがあのコリジョン判定から始まり,いずれもホームゲームでの11連勝というのがどうも腑に落ちない。

ファーム調整を経て一軍再昇格の原樹理。課題だった立ち上がり,そして2回と2イニング連続で三者凡退に抑えた原樹理を突如襲ったアクシデント

原樹、右肩違和感で降板=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの原樹理投手が29日、広島13回戦(マツダ)の三回途中に右肩の違和感を訴えて降板した。ドラフト1位右腕の原樹は、2勝目を挙げた後に5連敗を喫して13日に2軍落ち。この日再昇格したばかりだった。[ 時事通信 6月29日(水)20時26分配信 ] 

ドラフト1位右腕の右肩違和感。。伊藤智仁,川島亮,由規と同じ運命を辿ってしまうのだろうか・・・
はっきり言って試合どころの騒ぎではなくなってしまった。

緊急登板の徳山。久々の登板がこういう場面。2点目はともかく,2死二三塁からのルナのタイムリーで試合は決した感。それでも彼がブルペンにいることでこのような事態を乗り切ることが出来ることを再認識した。

お祭り騒ぎのマツダスタジアムをさらに盛り上げてしまった黒田の走者一掃タイムリー。こうなってしまえば試合を消化するのに精一杯。
土肥がプロ初登板。井野が移籍後初,自身3年ぶりの一軍出場。

オンドルセクの処分解除=プロ野球・ヤクルト
ヤクルトは29日、首脳陣らへ暴言を吐いたため無期限の自宅謹慎としていたローガン・オンドルセク投手への処分を解除することを決めた。この日、東京都内で球団幹部らに謝罪し、受け入れられた。30日から2軍に合流し、練習を再開する。
 オンドルセクは26日の中日戦で九回に登板。味方の失策も絡んで3失点して追い付かれ、降板後にベンチで悪態をついた。[ 時事通信 6月29日(水)19時23分配信 ]

「和」を重んじるように収束しそうで何より。お髭剃ったらホンモノです。

■NEXT GAME
 広島(中村恭平)−ヤクルト(村中恭兵)14回戦 マツダスタジアム 18:00
 ・広島球団タイ記録の12連勝がかかる試合
 ・村中:2014年9月30日広島戦(マツダ)以来の先発マウンド
 ・ナカムラキョウヘイvsムラナカキョウヘイ
広島 🌁 | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:15 | 更新情報をチェックする

2016年06月28日

/東京ヤクルト 2-3 広島

S 010 001 000 2
C 001 200 00x 3
●山中(3-6)4,松岡2,成瀬1,久古1/3,ルーキ2/3−中村,西田
雄平7号@(野村)大引4号@(野村)

▼データ
 ・広島22年ぶり10連勝に貢献

◆ポイント
 ・4回表1死一三塁雄平遊併
 ・5回表2死二塁山中代打田中浩三振

すべてはあのコリジョンから始まった広島の連勝が「10」桁の大台に。広島とのゲーム差が12.0となり明日敗れれば自力優勝消滅となります。

終わってみれば1点差。
その観点からすると,同点機は2度。4回表1死一三塁と5回表2死二塁で追いつくしかなかった。

野村攻略のために早めの仕掛け。先発山中を4回で下ろす形になったが,5回以降松岡・成瀬・久古・ルーキが無失点リレー。

オンドルセクを無期限謹慎=降板後ベンチで暴言―プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの小川シニアディレクター(SD)は28日、首脳陣らに対して暴言を吐いたローガン・オンドルセク投手に、無期限の自宅謹慎処分を科したことを明らかにした。
 オンドルセクは26日の中日12回戦(神宮)の九回に登板し、味方の失策も絡んで3失点して同点とされ降板した後にベンチで悪態をついた。試合後に自宅謹慎を言い渡され、27日には出場選手登録を抹消された。
 小川SDは処分の解除については真中監督や球団への謝罪を経た上で、総合的に判断するとし、「本人は反省しているとの報告を受けているが、それを行動に移さないと」と述べた。 [ 時事通信 6月28日(火)18時42分配信 ]

オンドルがブルペンの「和」をも乱していたという報道もあり,これが投手陣崩壊となんらかの因果関係があるのかないのか。その意味での初戦でこういう結果に終わったというのは今後注視すべきでしょうか。

確かにトニーも13年14年と味方の守備(サード宮本,ショート森岡,レフトバレンティン)のミスに激高し,ベンチで一触即発の態度をとったことがありました。
その翌日に表向きは故障という事由で登録抹消されたことはありました。小川監督なりの配慮があったかもしれませんよね。ただ今回のオンドルは真中監督が毅然とした態度をとる以上,事態は相当なものであると推測されます。

「和」か「実力」か。燕投手陣に起こったオンドル騒動がどう収束するか。そしてここ数年林昌勇→バーネット→オンドルセクと外国人ストッパー頼みが続くチームに,石井弘寿・五十嵐亮太以来となる日本人が生まれるか。

後半戦チームが変わるかも知れません。

■NEXT GAME
 広島(黒田)−ヤクルト(原樹理)13回戦 マツダスタジアム 18:00
 ・黒田と今季初対戦
 ・5月1日巨人戦(神宮)以来プロ2試合目のナイター登板原樹理。ナイターは未だ負け知らず。
 ・敗れれば自力優勝消滅
 ・広島地方29日の降水確率70%。30日の降水確率80%。
広島 🌁 | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:07 | 更新情報をチェックする

2016年06月26日

/東京ヤクルト 5x-4 中日

D 000 001 003 00 4
S 300 000 010 01x5
杉浦6,Hルーキ1,H秋吉1,オンドルセク1,H平井1,○村中(4-1)1−中村
雄平6号B(吉見)

▼データ
 ・4月29-5月1日以来今季2度目の同一カード3連勝
 ・5月8日以来の日曜日勝利

◆ポイント
 ・6回表2死満塁ナニータ投ゴ
 ・7回表1死一塁亀澤(カウント3−2から微妙なコース見逃し)三振
 ・9回表2死一三塁大島中飛
 ・11回表0死無走者福田(カウント3−2から空振り)三振

1回裏2死一二塁。今日吉見の唯一といっていい失投を一発で仕留めた雄平の一発。
先発2試合目杉浦の好投。6回表2死満塁のピンチを切り抜けたのはリリーフ経験が活かされたか。杉浦を受けたルーキは判定にも助けられたがアウトを全て三振。そして秋吉は3連投ながら1番から始まる打順をあさっり10球で料理。
8回裏2死無走者から坂口川端の連打でダメ押しの4点目。最後はオンドルセクが締めて同一カード3連勝となるはずが・・・

7回裏1死からバレンティンがコンパクトにヒット。その代走からゲームに入った比屋根。代打飯原の打席で牽制に誘いだされながら,ショート堂上がまさかの落球という形で結果盗塁成功と九死に一生を得ていた。それを頭のどこかで引きずっていたのだろうか?!
9回表1死満塁代打谷のレフト前ヒット。強い日差しを浴びると人工芝は普段より強度を増すのでしょうか。高く弾んだ打球を比屋根の頭を越されて打球はフェンス方向へ転々。。。三塁走者ナニータは当然ながら,二塁走者の福田,さらには一塁走者の堂上までもが一気に生還し同点。杉浦の勝利投手の権利を一瞬にして消し去った。

顔を真っ赤にし冷静さを保てないオンドル。ナゴヤ,千葉そして神宮と相次ぐセーブ失敗。それでも勝ち越しを許さない(=同点で留めている)というのも事実。

追いつかれたあと工藤こそセカンドゴロに打ち取ったものの,走者が三塁へ進みエルナンデスに四球。キレて一発を浴びるのではないかとヒヤヒヤしながら見つめていたが,なんとか望みをつないだ。
ただベンチに戻るなり暴言?を吐いて試合中にも関わらずベンチ裏に消えていったというオンドル。バーネットにもそういう時期があったとはいえ,不協和音を生みかねない結果に。

比屋根はこれで完全に動揺したか。9回裏1死から打席が回るもフライアウトに倒れその表情は完全に引きつっていた。それでも守りに就く際雄平に声をかけられ,11回裏は1死満塁という状況で代打三輪を告げられたが,それはこれ以上比屋根を苦しめないためにも正解だったのかもしれない。ベンチのナイス判断ということになるでしょう。

比屋根を救ってくれた代打三輪。2013年4月26日広島戦(神宮)以来自身2度目のサヨナラ打。ムードを上げていざ広島へ!

■NEXT GAME
 広島(野村)−ヤクルト(山中)12回戦 三次きんさいスタジアム 18:00
 ・4勝7敗と苦手の広島戦
 ・天気予報はいずれも曇/雨マークですが,この3連戦が予定通り消化されれば,その時点で広島との残り試合が11試合となり,その時点で現在と同じ11.0差離されていると,ヤクルトが全勝しても広島がヤクルト以外から全部勝てばヤクルトを上回る計算になるため,自力優勝消滅ということになります。
 ・現在9連勝中と止まらない広島。セ・リーグの灯のためにもチャンピオンチーム踏ん張らないと!!!
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 17:31 | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

/東京ヤクルト 13-9 中日

D 100 111 005 9
S 304 100 32x 13
○デイビーズ(2-1)60/3,ルーキ1,平井1,松岡2/3,秋吉1/3−中村
山田25号B(ジョーダン)大引3号@(ジョーダン)バレンティン16号B(ジョーダン)

▼データ
 ・2カード連続勝ち越し
 ・今季最多20安打(今季両リーグ通じて最多)

◆ポイント
 ・1回表0死満塁ビシエド三振
 ・3回裏1死一二塁バレンティン右本
 ・7回裏0死一塁中村一犠

9回表の5失点により,後味の良い勝利ではなくなってしまったが・・・
ただ序盤のヤクルトを振り返ってみても,このような追いつかない程度の反撃が翌日につながっていたかというとそうでもないだけに果たして。

立ち上がりどうなるかと思われたデイビーズ。先頭エルナンデスから大島平田の3連打でいきなり0死満塁。ここで迎えるビシエドにもカウント2−0とボール先行の投球。
そこからナニータの犠飛の最少失点のみで乗り切ったというのが1つポイントとなったか。

打線は先発野手全員&今季最多の20安打で13得点。
大引が4安打。山田とバレンティンがそれぞれ1発を含む猛打賞。坂口川端西田本日バースデー雄平がマルチ。中村がなんとか最終打席で1本放って20本に乗せた。

終わってみれば各人の1本1本が効果的だったわけだが,ポイントに挙げたのはバレの本塁打と中村の犠打。

バレは第1打席。山田に逆転3ラン本塁打が出た直後の打席で気のないスイングで三振を喫しており,今日もやる気ないのかと思わせていた。第2打席は4−1とリードした3回裏1死一二塁で打席が回ってきて,ライト方向の打球はそのままスタンドへ。これで気を良くしたか?或いは吹っ切れたか猛打賞。6回裏0死一二塁から併殺打に倒れた三塁ゴロもキッチリ振りぬいた打球が野手の正面をついただけ。守備も無難にこなしていた。

4回表福田,5回表エルナンデス,6回表ナニータと3イニング連続先頭打者に被弾を許し,リードを1点ずつ詰められる展開で終盤7回裏。
先頭の西田がヒットで出て代走に荒木。ここで追加点を取るべく犠打を指示したベンチ。キッチリ決めた中村。
代走飯原四球で1死一二塁とし,大引タイムリー・坂口犠飛・山田タイムリーとダメ押しの3点につながった。

もちろん9回表9点差というリードの展開になっていなければ,継投も変わっていただろうし,ピッチャーにも気持ちの余裕が生まれてしまったのだと思うが。。
秋吉を出して,オンドルが肩を作る展開は余計だった。

山田、打撃3部門で首位=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの山田が、打撃3部門でトップに立った。
 独走中の本塁打は、一回に3試合連続の25号。左翼席上段に放り込み、「自分でもびっくりした」と振り返った。四回の適時打を含めた4打点で打点を63に伸ばすと、六回には3安打目となる左前打を放つなど打率も3割3分6厘に上げ、巨人の坂本を抜いた。
 本人は「意識していない」と無関心を強調したが、2004年の松中以来、12年ぶりの三冠王誕生へ、周囲の期待は高まるばかりだ。[ 時事通信 6月25日(土)20時5分配信 ]

この人は一体どこまで行くのだろうか。。そろそろ年俸の心配をしないと・・・

■NEXT GAME
 ヤクルト(杉浦)−中日(吉見)12回戦 神宮 13:00
 ・現在6連敗中の日曜日
 ・大量得点の翌日
東京 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:51 | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

/東京ヤクルト 5-1 中日

D 000 000 010 1
S 212 000 00x 5
○小川(4-3)7,秋吉1,オンドルセク1−中村
山田24号A(若松)西田2号@(若松)

▼データ
 ・小川:4月30日巨人戦(神宮)以来の白星
 ・4カード連続カード初戦白星

◆ポイント
 ・1回表1死一塁平田三振,2死二塁ビシエド一ゴ
 ・1回裏2死三塁山田右本

試合開始から降り注ぐ雨。先取点の重要性。その意味でも初回の攻防が全てだったか。

ぬかるむマウンドとグランドという条件は一緒。
走者を背負いながらも踏ん張った小川。どこかしら集中力を欠いた若松とレフトナニータの打球処理(記録は大引の二塁打)。ドームを本拠地とする球団はコンディション不良が苦手なようで。

1回裏山田の今季初右方向への本塁打。2回裏西田の打った瞬間それと分かる本塁打。そして3回裏坂口四球川端二塁打で0死二三塁という得点圏で山田の左線二塁打。

今日放った安打はこの5本のみ。単打無しでいずれも長打。4回以降は無安打。それでもこの5点は小川には十分な援護だったか。

序盤は球が走っていないながら,中日打線の打ち損じに助けられ,中盤は粘られながらもまさに粘りの投球。
6回表は先頭亀沢に14球。2死一塁からナニータには16球。二人で30球を擁すもいずれも根負けしなかった。
登板間隔云々言われるが,昨年も後半負け無しと夏場以降に力を発揮してくれている。小川を信じましょう。

逆に秋吉は間隔が空いての失点?!

今浪、脳振とう特例で登録=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの今浪隆博内野手が24日、脳振とう特例措置を受け、規定の10日間を経る前に出場選手登録された。今浪は試合で頭部を強打した翌日の18日に登録を外れたが、日本野球機構が定めた段階的復帰プログラムをクリアし、プレーに支障がないと判断された。
 今浪の代替指名選手として登録され、この日抹消された松井淳外野手は、10日以内でも再登録できる。[ 時事通信 6月24日(金)19時14分配信 ]

脳振とう特例に伴う代替選手制度。また一つ新しい勉強になりました。

■NEXT GAME
 ヤクルト(デイビーズ)−中日(ジョーダン)11回戦 神宮 14:00
 ・前回対戦では毎回走者を出しながらも6回1得点と要所を締められたジョーダン対策や如何に?
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:23 | 更新情報をチェックする

2016年06月19日

/東京ヤクルト 5-7 埼玉西武

L 130 102 000 7
S 201 020 000 5
杉浦3,成瀬2,●村中(3-2)1/3,平井2/3,ルーキ1,秋吉1,松岡1―中村
山田23号A(多和田)

▼データ
 ・交流戦全日程終了(6勝12敗)
 ・対埼玉西武戦通算19勝31敗
 ・6月月間負け越し確定

◆ポイント
 ・3番H森8番@多和田
 ・6回表0死満塁栗山中犠(返球間に一走秋山二進→前進守備)
 ・6回裏0死一二塁中村犠打併殺

ダイヤAコラボDAY。
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スタメン
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E大引G坂口D川端C山田H雄平F松井B西田A中村@杉浦
一塁塁審山口

23ねんめのだいべてらんつーばくろう。
試合前寺井さんと今日も何やら
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選手と一緒にストレッチ?!
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本日のお言葉。
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きょうはいべんともりだくさんです
まずはらいなちゃんでーすこんならいなちゃんはいやだ
けーたいのまちうけはですとらーでだ
しあいごだいあのえーすいべんとあります。
(トランプでダイヤAのイラスト)こっちのはなしはじしゅくしてます
しあいまえにりれーたいけつありますが,かったちーむはのちほどどーぴんぐけんさあります

一塁塁審山口による2度の誤審により,実に後味の悪い敗戦をもって交流戦終了。

3回表0死二塁から大引のサードゴロが発端。打者走者大引が感情を顕にするほど悔しがった判定。二走田中浩康は三塁に進んだが,1死三塁と0死一三塁では全く戦況が変わってくる。

それがあっての6回裏。
5‐5の同点から2点勝ち越された直後のイニング。マウンドには昨日敗戦投手の野上。先頭松井淳が一度もバットを振ることなく四球を選び,西田が続いて0死一二塁。中村には犠打のサイン。一塁メヒアのチャージが厳しく,三塁は封殺も一塁はセーフ。そのタイミングのはずが,3‐5‐4の併殺の判定。これには大引が真っ先にベンチを飛び出し,真中監督が慌てて宥めるほどだったが判定は変わらず。2死二塁で代打飯原起用も実らず。7回以降は武隈‐バスケス‐増田のリレー。
9回裏2死一二塁。一発出ればサヨナラという絶好のの場面で山田まで回したが・・・

ただ細かいミスが致命的になったのは事実。

6回表0死満塁で栗山は犠飛。勝ち越し点と,二走金子のタッチアップは已む無し。ただ坂口からのカット返球が逸れる間に一走秋山の二進を許したがために,1死二三塁で前進守備を敷くはめに。
1死一三塁であれば,ヤクルト特有の大引は定位置で併殺シフトを敷けた。
森に前進守備の大引の頭の上を僅かに超えるタイムリーを浴びたが,通常の守備位置なら余裕でショートフライだった。

一昨日昨日とスタメンは外れたが,代打で2打数2安打だった森を3番ライトに。その森が3安打3打点。
8番にピッチャーの多和田を入れ,9番金子から1番に回す打順を組んだ田邊監督。2・4・6回といずれもその打順の流れで得点につながっていた。采配的中と言われればそれまででしょう。。
多和田にプロ初勝利を献上いたしましたとさ。
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■NEXT GAME
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ヤクルト(山中?)‐中日(?) 10回戦 神宮 18:00
 ・4日間空いてリーグ戦再開
 ・ローテーション及び一軍メンバーの再編成や如何に?!
 ・先発予想を山中とした根拠は,7月1日(金)が秋田への移動日ということで試合が無いため,中5日で広島戦(マツダスタジアム)を睨むなら小川よりも山中の方が上手く機能するのでは?と考えたためです。

交流戦順位表
順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御
1ソフトバンク181341.76583482312.2732.50
2ロッテ181260.6671.58556117.2822.74
3広島181161.6470.561571520.2493.06
4楽天181170.6110.567601210.2443.01
5日本ハム181080.5561.067541715.2652.83
6西武18990.5001.06965912.2623.10
7巨人18990.5000.06478135.2624.18
8中日187110.3892.04649128.1952.31
9DeNA187110.3890.06065138.2453.51
10阪神187110.3890.0447239.2233.85
11ヤクルト186120.3331.0841041411.2755.90
12オリックス185130.2781.054761017.2313.86


交流戦終えての順位表
順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御
1広島7140292.5803342657062.2673.46
2巨人6832333.4926.02212665122.2463.62
3中日7032353.4787.02542674625.2463.38
4阪神7132363.4717.52572814135.2423.60
5DeNA7031363.4638.02422465528.2443.17
6ヤクルト7230411.42311.03203695540.2645.12
東京 ☁ | Comment(4) | SWALLOWS | at 20:44 | 更新情報をチェックする

2016年06月18日

/東京ヤクルト 5-4 埼玉西武

L 000 130 000 4
S 020 002 10x 5
デイビーズ5,村中1,○ルーキ(3-2)1,H秋吉1,Sオンドルセク(13)1―中村
大引2号@(野上)

▼データ
 ・7カードぶりカード勝ち越し
 ・2010年以来6年ぶり2度目の対埼玉西武戦勝ち越し

◆ポイント
 ・6回裏0死一二塁飯原犠打
 ・6回裏2死二三塁中村中安

マクドナルドチキンナゲットDAY。
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マスコット交流でつばちゃんとライナちゃん。
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スタメン
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E大引G坂口D川端C山田H雄平F飯原B西田A中村@デイビーズ

23ねんめのだいべてらんつーばくろう。本日のお言葉。
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きょうはところざわよりらいなちゃん
らいなちゃんのとくぎはせくしーぽーずやってください
こんならいなちゃんはいやだ
せいぶえんよりこうらくえんがすきだ
PASMOよりSUICAをつかう
きいろのでんしゃといえばそうぶせんとこたえる
いまだにだいだでぶこびっちがいるとしんじてる
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逆転勝利で,交流戦最初にして最後のカード勝ち越し!

来日初登板初先発のポーリーノ。簡単に攻略出来るかと思いきや,なかなか難しかった。

2回裏。雄平がメヒアの後逸により出塁。続く飯原がバットを一度も振ることなく四球を選び一二塁。西田が基本に忠実にセンター前にタイムリーで2試合連続の先制点。
一塁ランナー誉士は一気に三塁へ進み,1死一三塁から中村がセーフティスクイズ。これが見事に決まり2点目。

先発デイビーズは1回2死一三塁,2回1死一塁,3回0死一二塁と毎回ピンチを招きながらも無失点ピッチング。

しかし4回表に1死一塁から金子にモーションを盗まれ,二盗・三盗を決められ,炭谷のタイムリーを雄平が後逸。

5回表も2死一塁から坂田のレフトフライを,捕球体制に入った飯原が目測を完全に誤り追いつかれると,あれよあれよの3失点で2点差。

ポーリーノに勝ち投手の権利を与え,6回裏からこれまたローテーション投手の野上にスイッチという交流戦最終カードならではの継投に出た田邊監督。

正直打ち砕すのは難しいかと思われたが,その代わり端。山田・雄平の連打,飯原の犠打で1死二三塁という型を作って,2死から中村が同点のタイムリー。試合を振り出しに戻すと,7回裏大引が勝ち越しのソロ本塁打をライトスタンドへ。
6回以降はデイビーズのあとを受けた村中,ルーキ,秋吉が無失点リレーで最少リードを保ち,最後はオンドルセク。
LAST3。
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LAST2。
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LAST1。
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WIN!
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接戦を制すという勝ち方が出来た。
ポイントに挙げた6回裏。0死一二塁でバレンティンなら果たして同じ攻め方が出来たであろうか?
目測を誤った誉士は誉士なりに汚名返上できたのでは?!

ヒロインは決勝本塁打の大引。
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最終スコア
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勝利の関東一本締め
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■NEXT GAME
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 ヤクルト(杉浦)‐ヤクルト(多和田)最終戦 神宮 13:00
 ・未だ勝ち星のないルーキーにプロ初勝利を献上することに定評のあるヤクルト・今季初めて原樹理以外が投げる日曜日
 ・交流戦最初or最終カードが神宮球場西武戦だとカード負け無しというジンクスを発見してしまいましたが,果たして?
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:08 | 更新情報をチェックする

2016年06月17日

/東京ヤクルト 5-1 埼玉西武

L 000 100 000 1
S 010 101 20x 5
○山中(3-5)6,Hルーキ1,秋吉1,オンドルセク1−中村
西田1号@(岸)山田22号A(佐野)

▼データ
 ・対岸:2007年6月6日(グッドウィルドーム)以来の勝利
 ・山田:今季全11球団本塁打達成(史上15人目17度目)(球団では2013年バレンティン以来)

◆ポイント
 ・2回表2死一三塁炭谷一飛(今浪川端交錯→今浪負傷)
 ・2回裏0死一三塁バレンティン遊ゴ(バレンティン全力疾走→途中交代)
 ・5回表2死一塁金子侑左飛
 ・6回表2死無走者浅村左飛(藤井好捕)

交流戦カード初戦に限れば4勝2敗なんですが・・・

二人の負傷交代が試合を動かした。
まずはファースト。スタメンの今浪が2回2死一三塁から炭谷の飛球を追いかけ,マウンド付近で川端と衝突。打球は掴んだものの,慎吾の肘打ちを喰らい鼻付近から出血。そのまま担架で運ばれ,西田と交代。

その西田が1−1と同点の4回裏に岸から勝ち越しの本塁打。さらに6回裏にはセンター前安打で出塁すると,続く中村の打球をライト坂田が魔さかの落球で一気に生還。2得点に絡んだ。

もうひとつはレフト。2回裏0死一三塁からショートゴロに倒れるも,全力疾走で併殺を阻止。その間に三走山田が生還し先制。しかし一塁を駆け抜けた際に足を気にする素振りを見せていた。3回表こそそのまま守りに就いたものの,4回表から藤井に交代。

それからというものレフト方向に打球がよく飛んだ。
西田の本塁打で勝ち越した直後の5回表2死一塁から金子侑左飛。6回表2死無走者から浅村の飛球をスライディングキャッチ。7回ルーキが招いた2死満塁のピンチもレフトへの飛球。
もしどこか1つでもバレが打球判断を誤ったり,足を庇ってヒットにしていれば,全然違った試合展開になっていた。
バレの打撃力は確かに相手からすれば脅威ではあるが,こういう時の外野の守備力を考えると,今年の崩壊投手陣への影響とも決して無関係ではないような・・


投手陣は実に5月8日阪神戦(甲子園)以来の1失点。先発投手に勝ちがついたのは5月31日デイビーズ以来で今月初。
山田が交流戦18試合制では初となる全11球団本塁打達成。

■NEXT GAME
 ヤクルト(デイビーズ)−西武(ポーリーノ)2回戦 神宮 14:00
 ・デイビーズ登録に伴う登録抹消はおそらくジェフンとなるのだろうが,バレの足の状態は。
 ・122kgと巨漢のポーリーノさんが来日初登板。ファームでは1試合2回2安打3四死球2失点のみで即一軍らしいのですが・・・数字からして制球難ぽいし,足で揺さぶればなんとかなるんじゃないの?!
 ・
東京 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:28 | 更新情報をチェックする

2016年06月16日

/東京ヤクルト 3-12 福岡ソフトバンク

H 310 200 042 12
S 000 100 002 3
●小川(3-3)5,竹下22/3,中澤11/3−中村,西田

▼データ
 ・6カード連続負け越し
 ・交流戦5カード連続負け越し
 ・対ソフトバンク戦4年連続9度目の負け越し(通算18勝30敗2分)
 ・竹下:プロ初登板

◆ポイント
 ・1回表2死一塁松田左本
 ・4回表2死二三塁今宮左2

まさか試合を9イニング行えるとは思いもしませんでした。
横浜スタジアムは早々に中止を決定。しかし神宮は決行。ホークスの移動も考えると予備日には組み込みたくないという事情があったのでしょうか。

雨が予報される中で,初回に先制点を許す。それも3点。戦意喪失には十分すぎるほどの点差でした。ファンはコールド=ゲーム不成立を願うも叶わず。

異次元の強さとは言え,隙のないホークス。力の差だけではない差を感じました。
これで日本ハム・ロッテ・ソフトバンクと初戦を取ってからの連敗。淡々と借金を積み重ねております。

2014年ドラフト1位竹下真吾がプロ初登板を果たすも次につながる投球とはお世辞にも言えませんよね。

69試合目での40敗到達。参考までにここ3年間の40敗到達日と試合数を列挙すると・・・
 2015年:7月07日78試合目
 2014年:7月04日71試合目
 2013年:6月27日66試合目
2週間以上も早いペースで黒星を積み重ねていることになります。

ヤクルトが意見書提出=コリジョン・ルールめぐり―プロ野球
 ヤクルトは16日、ソフトバンク2回戦(15日、神宮)で、コリジョン・ルールが適用されなかったことに対し、セ・リーグに意見書を提出した。
 問題としているのは、七回の攻撃で本塁に突入した三塁走者の荒木が、一塁手からの送球を受けた鶴岡捕手にタッチされてアウトとなったプレー。リプレー検証はされたが、判定は覆らなかった。
 杵渕和秀セ・リーグ統括は意見書について「鶴岡捕手が走路上に立っていたのでセーフにすべきではないか。審判の判断を聞かせてほしいという内容」と説明し、近日中に回答する方針を示した。[ 時事通信 6月16日(木)19時2分配信 ] 

 タイミングがアウトならアウトでジャッジを明確にしてほしいです。

■NEXT GAME
 ヤクルト(山中)−埼玉西武(岸)1回戦 神宮 18:00
 ・対岸通算10試合 1勝6敗
 ・対埼玉西武戦通算17勝30敗,カード勝ち越しは2006年のみ。ヤクルトが最も苦手としているカードが最後に残ってしまいました。はぁ。。
東京 ☔ | Comment(4) | SWALLOWS | at 22:49 | 更新情報をチェックする

2016年06月15日

/東京ヤクルト 4-6 福岡ソフトバンク

H 011 020 110 6
S 000 001 120 4
●古野(0-2)4,中澤1/3,平井12/3,村中2/3,松岡11/3,秋吉1−中村
山田21号@(和田)

▼データ
 ・交流戦7年連続9度目の負け越し確定
 ・平井:2013年4月14日巨人戦(東京ドーム)以来の登板

◆ポイント
 ・2回表2死無走者中村晃四球鶴岡左安(バレ送球)
 ・3回表2死無走者城所右安二盗(中村悪送球)
 ・5回表0死無走者和田四球
 ・7回裏0死二三塁坂口一ゴ(三走荒木憤死コリジョン適用されず)

2点差まで追い上げたはしたものの,終わってみれば不思議の負け無し。

1点目,2点目ともに2死無走者からの走者にミスが絡んでの失点。3点目は先頭和田への四球から。5点目6点目と中継ぎが踏ん張れず。

対和田毅は2005年5月8日から5連敗。120球を超えようやく攻略の糸口を見出すことができた。序盤でもう少し球数を放らせておけばもう少し違った展開になった可能性も。

7回裏0死一二塁から大引の打球は今日もフェンスに阻まれた。あと数cmで3ラン本塁打だったが,1点を返しなお0死二三塁。坂口川端と続くところで森福にスイッチ。

坂口は一塁ゴロ。タイミング的には完全なアウト。ただ昨日の今日(広島−西武で9回裏コリジョンサヨナラ)ということもあり,走路を塞いでいたのではないかという観点から納得が行かなかった。
1死一三塁で川端はサードフライ。スアレスに代わり山田はショートフライで1点止まり。

8回裏は森との対戦。バレの軽打と二塁への全力疾走で0死一二塁。代打今浪が一塁線を破りバレ生還。なお0死二三塁。バットを短くもった中村のショートゴロ間にさらに1点。荒木は死球で1死一二塁。
大引は追い込まれてからカーブに手が出てしまうも,坂口がつないで2死満塁。今日4打数0安打の川端を迎えるも三振に倒れ,最終回はサファテの前に手も足も出ず。

3回裏2死満塁バレという場面もあり,好機にあと1本が出ていれば・・

中澤,村中,松岡と2番手以降が相次ぎ失点をする中で,神宮のマウンドに帰ってきた平井諒。
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2年前の夏は右腕を使えず,どこかしら背中から哀愁すら漂っていた平井。右肩のクリーニング手術を乗り越え,育成落ちまでした右腕。150km/h超えのストレート。唯一出した走者も攻めた挙句の四球で決して逃げたものではなかった。この雄姿は由規にも届いたはず―


■NEXT GAME
 ヤクルト(小川)−ソフトバンク(東浜巨)最終戦 神宮 18:00
 ・降水予想は15時:7mm/h強雨。18時:4mm/h弱雨。21時:1mm/h弱雨。交流戦ということで多少の雨では強行したいという大人の事情がありますがどうでしょうか。

P.S
懸念事項は的中。池田親興氏解説のホークス戦連敗記録は「8」に伸び,交流戦始まって12シーズン目を迎えましたが,未だ池田氏の神宮球場単独解説担当試合では勝ちがありません( *`ω´)
16.6.15 ●
13.5.26 ●
13.3.17 ●
12.5.17 ●
11.5.23 △
11.5.22 ●
09.5.25 ●
09.5.24 ●
08.6.19 ●
08.6.18 ○←長野オリンピックスタジアム
06.5.20 ○←若様とW解説
05.5.09 ○←デーブ大久保とW解説
東京 🌁 | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:08 | 更新情報をチェックする

2016年06月14日

/東京ヤクルト 6-4 福岡ソフトバンク

H 201 000 100 4
S 030 000 03x 6
新垣2,成瀬41/3,ルーキ2/3,○村中(3-1)1,Sオンドルセク(10)1−中村

▼データ
 ・神宮球場対ソフトバンク戦2013年5月25日以来の勝利
 ・オンドルセク:来日初10桁セーブ

◆ポイント
 ・2回裏1死一三塁新垣の代打飯原遊ゴ
 ・成瀬41/3イニング1失点
 ・7回裏2死無走者大引三安
 ・8回表1死一二塁森福の代打長谷川遊併

昨年10月27-29日神宮球場で行われたSMBC日本シリーズ。
夜の神宮球場にソフトバンクホークスを迎え,日本一を目前で見た悔しさ。そしてもう一度あの舞台に立つという目標を想い出したか?!
さらには石川館山畠山という投打の主軸を欠く中で,チーム一丸で戦う”ヤクルトスタイル”そして勝利をもぎ取ることで溢れる”ヤクルトスマイル”もっと言えばチャンピオンチームとしてのプライドをも取り戻したか?!

借金11からの燕逆襲がここから始まる―そんな試合になった気がするというのは大袈裟だろうか。

立ち上がりは一昨日までの悪いヤクルトだった。古巣ソフトバンク相手に気負ったわけではないだろうが,新垣が先頭今宮に四球。本多に対しても3−1とボール先行で先が思いやられたが,今宮を牽制で刺し,本多をショートライナーで2死。うまく立ち上がるかと思いきや・・
柳田に球足の速い三塁打。内川タイムリー。さらに松田中村晃に連続死球で1死満塁とし,通算101個目の暴投で失点。

2回裏1死一二塁からプロ初の捕手以外のスタメン起用となった7番西田のセンターフェンス直撃タイムリー。さらに二三塁から中村が続き同点に追いつくと,1死一三塁新垣の打席で代打飯原を送るという攻めに出た真中監督。内野ゴロ間に勝ち越し,2番手には成瀬という采配。

その成瀬が代わり端,3球で同点に追いつかれたものの,終わってみれば41/3回83球を投じるロングリリーフを担ってくれた。昨年古野と徳山が担っていた役割を成瀬が果たしてくれたこと。それも6連戦の初戦で。ブルペンにとっても大きな意味があった。

3−3の同点で迎えた6回裏1死満塁。代打の切り札今浪がライトへキッチリ犠飛で勝ち越し・・と思いきやライト城所の好返球で三走山田ながら併殺成立。チャンスが途絶えた直後7回裏先頭代打吉村に成瀬が被弾。。

2番手に岩嵜が出てくるという末恐ろしいソフトバンクの投手陣。4回以降攻略の糸口を見いだせず沈黙していたが,目立たないようで大きかった7回裏2死からの大引の安打。
次が坂口・川端と左が続くということで,ここで森福に代えてくれた。さらに8回表1死一二塁という好機で森福に回したことで,代打長谷川を起用してもらった。
もし大引の安打がなければ,8回表頭から森福という継投もあっただろうし,もしくはスアレスがピンチを招いたところで森福投入となったことだろう。大引の1本のヒットによって森福をムダ使いさせることができたことが大きい。

サファテの影がちらつく8回裏。先頭川端が引っ張り,山田がよく見て一二塁。バレはタイミング合わずファールフライに倒れるも寧ろ併殺でなくて助かった?!
1死一二塁から雄平のタイムリーで成瀬の負けを消し,2死一二塁から終盤に勝負強さを発揮する中村。外野は前進守備。その頭をあと一歩のところ越えていった。

2点差でオンドルセク。先頭今宮に対し3−0となり心配されたが・・

■NEXT GAME
 ヤクルト(古野)−ソフトバンク(和田)2回戦 神宮 18:00
 ・2010年5月15日(神宮)以来となる和田毅との対戦
 ・対ソフトバンク戦2012年以来2度目の勝ち越しなるか?!
 ・しかしながらBASEBALL L!VE解説は池田親興氏。
13.5.26 ●
13.3.17 ●
12.5.17 ●
11.5.23 △
11.5.22 ●
09.5.25 ●
09.5.24 ●
08.6.19 ●
08.6.18 ○←長野オリンピックスタジアム
06.5.20 ○←若様とW解説
05.5.09 ○←デーブ大久保とW解説

 ・対ホークス戦に限定するとオープン戦挟んで目下7連敗中。神宮で単独解説未勝利。さて!?
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:30 | 更新情報をチェックする

2016年06月12日

/東京ヤクルト 1-7 千葉ロッテ

S 001 000 000 1
M 100 102 30x 7
●原樹理(2-7)6,村中1/3,石山2/3,松岡1−中村

▼データ
 ・今季ワースト借金11
 ・5カード連続負け越し
 ・交流戦勝率.500位以下確定
 ・ロッテ戦2年ぶり5度目の負け越し(通算25勝25敗0分)

◆ポイント
 ・6回裏1死無走者鈴木死球

原樹理5連敗=日曜日5連敗。あぁ惨DAY。。

初回先頭出してからの失点は見慣れた光景になりつつあるが,それでも最少失点に凌ぎ,2回裏は2死一二塁を抑え,3回裏は三者凡退。4回裏も1死満塁から恐怖の9番田村の犠飛による1点のみ。5回裏三者凡退。5回2失点までは十分な投球だった。

しかしそれを台無しにしてしまった感の6回裏。東洋大学の先輩鈴木大地への死球で微妙に制球を乱せたか。細谷につながれ,1死一二塁から清田にレフト線ギリギリに入る二塁打で万事休す。

この2日間打線に覇気なし。バレは4番を剥奪されやる気を無くしてしまったのか?単に指名打者に飽きただけか。

■NEXT GAME
 ヤクルト(新垣)−ソフトバンク(山田)1回戦 神宮 18:00
 ・一応昨年の日本シリーズカードなのですが・・・
 ・交流戦現在6連勝中9勝2敗1分 勝率.818,今季40勝15敗5分 勝率.727のホークスとの対戦。1勝できたら奇跡のレヴェル。
 ・新垣が古巣相手にどんな投球をするか。それは見どころではありますが・・・
千葉 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 15:53 | 更新情報をチェックする

2016年06月11日

/東京ヤクルト 2-4 千葉ロッテ

S 000 100 100 2
M 000 030 10x 4
●山中(2-5)60/3,成瀬1/3,ルーキ2/3,松岡1−中村
山田20号@(スタンリッジ)

▼データ
 ・対スタンリッジ:昨年日本シリーズ第5戦に続く黒星
 ・山田:20号本塁打(3年連続3度目,2年連続リーグ最速到達)(球団日本人では1991-92年池山隆寛以来24年ぶり)

◆ポイント
 ・4回表2死一二塁畠山三盗死
 ・5回表2死一塁ジェフン二盗死

山田の20号本塁打で先制も,山中が5回にロッテ打線に四死球が絡んで1死満塁のピンチを招き,高濱に走者一掃の三塁打を浴び万事休す。
デスパイネ・ナバーロ・鈴木・清田と完全に封じたが,7番細谷・9番田村にそれぞれ猛打賞と下位打線にしてやられた感。

スタンリッジ攻略。6回以降はカーブがズバズバ決まりだしただけに,序盤に崩しておきたかったが…
出塁したら足で揺さぶる。それが一つの攻略法だったのだろうが,畠山そしてジェフンが盗塁失敗。崩せなかった。畠山の盗塁はサインなのかそれとも・・

嫌なことは重なるもので,昨日9回裏守備固めに就いた武内が抹消。畠山も手首に違和感ということで途中交代。ジェフン坂口雄平で誰か一塁守れないものののか・・

山田、早くも20号=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの山田がリーグ最速で20号を放った。四回にライナーで左翼席へ運び、「すごく打球が伸びた。入るとは思わなかった」と自身でも驚く一発だった。
 本塁打王になった昨年もリーグ一番乗りで20号に乗せたが、それより21試合早い到達。年間40本を超えるペースで量産中だが、「三ゴロが多くなってきたので、そろそろ調子は落ち気味かもしれない」。先制弾が勝利に結び付かず、歯切れは悪かった。[ 時事通信 6月11日(土)19時25分配信 ]

8回裏1死二三塁で遊直の山田。この場面でこそ打ってくれれば・・・というのは贅沢な悩みか。。

■NEXT GAME
 ロッテ(唐川)−ヤクルト(原樹理)最終戦 QVCマリン 13:00
 ・4連敗中の原樹理。今日ファームで由規が結果を残しただけに,これがラストチャンスか。
 ・49試合を消化してヤクルトの25勝24敗。引き分けが未だに無い実力拮抗のこのカード。2008年以降カード勝ち越しと負け越しを繰り返す両球団。08ロッテ→09ヤクルト→10ロッテ→11ヤクルト→12ロッテ→13ヤクルト→14ロッテ→15ヤクルトときたら?!
散々勝ち越しを煽ってこの結果だから逆フラグを期待します( *`ω´)
千葉 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 20:21 | 更新情報をチェックする

2016年06月10日

/東京ヤクルト 7-6 千葉ロッテ

S 040 100 100 1 7
M 030 000 003 0 6
小川8,○オンドルセク(3-1)1,S秋吉(1)1−中村
雄平5号@(涌井)

▼データ
 ・ジェフン:来日初打点
ジェフン、3試合目で初打点=低迷ヤクルトの起爆剤に=プロ野球・ヤクルト
 二塁に到達すると、初打点を挙げた背番号00は両手を大きくたたいて歓喜した。ヤクルトが1点を先制した二回、なお2死一、二塁の好機で、新加入のジェフンが中堅の左を破る2点二塁打。「リラックスして打てた」。続く大引の二塁打で自らも生還し、計4点を先行した。
 韓国出身の25歳。米国のマイナーリーグを経て、今季から独立リーグの四国アイランドリーグplus徳島入りし、5月にヤクルトに入団した。米国時代には1年間の投手経験もあるが、球団は外野手として評価。小川シニアディレクターは「走攻守そろっている」と話し、本人も「何か一つというわけではなく、さまざまな面で自信がある」とアピールした。
 NPBデビュー2戦目の前日には初安打を含む2安打を記録。この日の試合前には「きょうも結果を出せるように頑張る」と意気込んでいた。
 ヤクルトでは昨季、国内の独立リーグから途中加入したデニングがチームに活力をもたらして優勝まで駆け上がった。今季はジェフンが、最下位に低迷するチームの起爆剤になれるか。[ 時事通信 6月10日(金)20時47分配信 ]

 ・秋吉:今季初セーブ

◆ポイント
 ・2回裏1死二塁清田遊ゴ
 ・7回表0死一塁山田二盗畠山四球
 ・9回裏1死一二塁細谷右安(雄平本塁送球→中村後逸→オンドルセクカバーで進塁防ぐ)
 ・9回裏2死満塁田村右安(雄平後逸比屋根カバー)

本来ならば6−3。せめて6−4で勝たなければならない試合だったのでしょう。それでも負けるよりは勝ててよかった。

8回105球の小川からのオンドルセクへのスイッチ。3点差セーブのつく場面。これは定石通りの策。ただロッテサイドからすれば,3回以降1安打と打ちあぐねていた小川を代えてもらったことで流れが変わるという思惑はあったでしょう。

そしてイニングの先頭が角中。3球で1−2と追い込んでからファールで粘られ,フルカウントからの四球。オンドルの根負け。デスパイネにヒットでつながれ,ナバーロこそ打ちとったものの,細谷にライト前に運ばれ,二走角中が生還。雄平のホームへのダイレクト返球を中村が捕れなかったが,オンドルセクがキッチリカバーで進塁を許さなかった。1死一二塁と1死二三塁では大違い。オンドルをボロクソ言う声があるが,これは隠れたファインプレーだったと思う。

1死一二塁から鈴木大地のセカンドゴロ。山田は二塁でなく一塁を選択。二塁悪送球でレフトにボールが転々というのもよく見る光景だけに傷口を拡げるよりは良かったような・・

2死二三塁で清田。2−0となったところで,ベンチは満塁策を指示。これにオンドルは納得が行かなかったか。
同点にこそ追いつかれたが,高く弾んだ打球を即座にカバーしたセンターの比屋根。そして2死二三塁からサヨナラを許さなかったオンドルの踏ん張り。

延長に入り,ホームのロッテは西野を投入。1死から雄平がレフトへ弾き返し出塁。中村悠平の2球目を田村が後逸。エンドランがかかっていたことが幸いし雄平は一気に三塁へ。
そして3球目を投じる直前にこうつぶやいた。



予想だにしなかったという声は多かったが,スクイズするならここしかなかったという絶妙なタイミングだった。
西野−田村バッテリーの心理からすれば暴投した直後でストライクを取りにいきたいところ。中村もキッチリ打球を殺し,雄平も素晴らしいスライディング。

その裏を締めたのは秋吉。三木・角中・デスパイネの中軸をキッチリ三者凡退で2014年10月6日DeNA戦(神宮)以来のセーブ。
秋吉とマリンスタジアムといえば因縁がある。
2014年5月20日の見聞LOGに,「秋吉は1球の怖さを知った。先発経験があるとはいえ,リリーフとしてイニングを跨いでセーブがつく場面のマウンドへ。2イニングで5三振とストッパーの片鱗をみせた。この1球が今後の糧となってくれれば。」と綴っている。
ストッパーを務めていたロマンの故障もあって,秋吉にストッパーを託すも,その秋吉が1点リードの9回裏2死無走者から井口に本塁打を浴び同点に追いつかれ,プロ初セーブを逃している(チームは延長の末サヨナラ負け)。そのマリンで挙げた自身2年ぶりのセーブ。何年かして秋吉にとっても語り草となるセーブになるかも。

4番畠山・6番バレンティンの打順組み換え。7回表ヒットで出た山田が畠山の打席で二盗を決め,1死一三塁からバレの犠飛で生還した。3番山田4番畠山という昨年の並びに戻し,盗塁をするまで待つ畠山の存在が改めて気づかされた。打ち気のバレだとやっぱりこうは行かないでしょう。。

オンドル含めミスを最小限にとどめ,一丸となって勝利を収めた。浮上のキッカケとなればよいが。

■NEXT GAME
 ロッテ(スタンリッジ)−ヤクルト(山中)2回戦 14:00
 ・これまた苦手スタンリッジ
 ・マリンスタジアムでサブマリン。15時の予報は南南東4m/s。どんな変化があるか楽しみですね。ロッテファンは渡辺俊介の逆をやられるわけだし。
千葉 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:38 | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

/東京ヤクルト 2-3 東北楽天

S 001 000 001 2
E 000 021 00x 3
●古野(0-1)41/3,成瀬11/3,松岡11/3,石山1−中村,西田

▼データ
 ・対楽天戦2年連続3度目の負け越し(通算26勝23敗1分)
 ・ジェフン:来日初安打

◆ポイント
 ・3回表1死満塁坂口死球
 ・3回表2死満塁バレンティン遊ゴ
 
交流戦3カード連続負け越し。
投手陣が2試合連続3失点以下は5/11-13以来。しかし打線が沈黙という歯車の悪さ。

3回表の攻撃。1死から中村が四球。ジェフンが来日初安打。大引がライト前で1死満塁。坂口押し出しの死球で1点先制も,坂口が一端ベンチに退く。ここでかなりの”間”が生じ美馬に畳みかけることが出来なかった。挙句の果てに一度は戻ってきた坂口が,2死満塁となったところで比屋根に交代という明日以降に不安を残す形に・・

2死満塁バレンティン。フルカウントから低めのボールを上手く救い上げるも美馬のグラブに当たって打球が跳ね返りショート茂木のグラブに収まるショートゴロ。あと数cmずれていれば2点タイムリーは堅かった。

今季初先発古野は4回まで無失点ピッチ。5回連打で0死一三塁となり,足立の同点タイムリー,オコエの逆転犠飛で勝ち越しを許したところで成瀬にスイッチ。それでも次回に希望がもてる十分な内容。

中継ぎとしては2009年以来の登板成瀬。対左打者の被打率が.137というデータがある以上,ある程度左が並ぶところに成瀬というのは上手く機能するのかも。もちろん成瀬のプライドにも火は点いていると思うし。
6回2死二塁で聖澤を抑えてくれればという目論むも,2死一三塁となったところで松岡にスイッチ。その初球。これが結局勝負を決めた。

最終回は西田が同点ホームランまであと数cmのところでフェンスに弾かれ結局1点差負け。0死一塁で畠山がフルカウントから見極めていれば・・また違った展開になったのだろうか。

ツキもない。そして噛み合わない。起爆剤も機能せず。そこに坂口が離脱となると・・・かなりの痛手となるが。。

■NEXT GAME
 ロッテ(涌井)−ヤクルト(小川)1回戦 QVCマリン 18:30
 ・試合開始時間お間違えのないように。18:30です。
 ・涌井が高卒ルーキーイヤーにプロ初勝利を挙げたのはヤクルト戦です。
 ・展開次第では涌井vs成瀬因縁の投げ合いがあるかもしれないです。
 ・マリンスタジアムでは2012年以降●●|○●|●●。ラルー先発試合でしか勝てていません。

それではおやすみなさい。
宮城 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:01 | 更新情報をチェックする