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2016年04月30日

/東京ヤクルト 4-3 巨人

Ｇ 102 000 000 ３
Ｓ 200 000 20x ４
○小川(3-1)7，Ｈルーキ1，Ｓオンドルセク(7)1－中村
バレンティン５号②（今村）飯原１号②（山口）

▼データ
　・３連勝（今季最長タイ）
　・対巨人戦３連勝
　・飯原：2014年9月16日阪神戦（神宮）以来の本塁打

◆ポイント
　・７回裏１死無走者小川の代打田中浩中２
　・７回裏１死二塁代走三輪坂口の代打飯原左本

本日の見聞ＬＯＧを書く前に，2014年10月07日の見聞ＬＯＧを読み直しました。
それは小川の２年連続10桁勝利を消したレフト飯原誉士の落球のあった日。。

値千金の代打逆転２ラン本塁打―こんな簡単なテキストで表していいものかと自問自答してしまいます。

2005年大学社会人ドラフト５巡目で入団し今年でプロ11年目を迎えた33歳。2010年にはクリーンナップの一角として15本塁打を放つなど一軍に欠かせない戦力であったはずの飯原。しかし昨年は自己最少の18試合の出場にとどまり，打率.219，本塁打０。5月17日を最後に一軍に上がることはなく，キャンプもファームスタート。ルーキ―イヤーから続けてきた連続開幕一軍記録も「10」年で途絶えていた。いわば選手生命の崖っぷちにまで追いこまれた男。

７回裏。打ちあぐねていた今村から山口にスイッチされた。
先頭の中村は三遊間抜けたかと思われた当たりを，この回から守備固めで入った吉川の好捕に遭いサードゴロ。
悪いながらも粘りのピッチングを続け７回まで投げ切った小川に代わる代打は田中浩。その田中が今季自身２本目の安打となる左中間を破る二塁打で出塁。浩康の代走に還ってくる男・三輪。
山口対坂口という左対左を避け，右の飯原を代打に起用した真中監督。その采配がズバリだった。

落ちるチェンジアップに体を泳がせながらも，打球は左翼スタンド最前列に吸い込まれた。飯原の魂が運んでくれたかのような一発。
「凄く久しぶりなので、感動してます」「小川も凄く頑張っていたし、田中さんが出て、自分も何とかという気持ちで打ちました。まさか入るとは…」「最高です。ここに立てて幸せです。なんて言っていいか分からないくらいうれしいです」。
声を震わせ，その目にはうっすら光るものが見えた。見ているこっちが感極まってしまった。。

今日はどうしても飯原の陰に隠れてしまうが，チャンスメークした浩康，粘り強く失点を防いだ小川，そして逆転した直後のイニングを３人でピシャリと抑えたルーキの存在も忘れてはなるまい。
そしてオンドルセクは２年越しながら藤川球児のもつ連続無失点の日本記録に迫る勢いで抜群の安定感を誇っている。

開幕から一ヶ月を擁したがようやく2016年版の「型」も見えてきたように思う。

４月終えての順位表
順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1巨人2815103.600105902412.2512.84
2広島2816120.5710.51551113017.2833.69
3中日2814122.5381.5105123205.2644.03
4阪神3014142.5002.51281202217.2493.64
5ヤクルト2913151.4643.51211482017.2765.14
6ＤｅＮＡ299182.3337.086108226.2253.32


■NEXT GAME
　ヤクルト（原樹理）－巨人（高木勇）９回戦　神宮　18:00
　・原樹理にとって初のナイター登板。これまでの流れも何か変わるはず。
　・ヤクルトと５月と言えば・・・2010年６連敗＆９連敗。2012年10連敗。2013年６連敗。2015年９連敗と大型連敗が恒例になりつつある悪夢の月でもあります。
年試合勝数負数引分勝率順位打率本塁得点失点防御勝率順位
2015259151.3756.24517931194.35.4625
20142513111.5421.309281451174.45.4315
2013237151.3186.24018881124.39.4006
2012226151.2866.2391361984.22.4774
201120992.5003.2331055713.41.5631
2010203161.1586.208953964.46.2986

　そこを乗り越えてこそ燕進化ヤ！
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2016年04月29日

/東京ヤクルト 4-1 巨人

Ｇ 000 000 001 １
Ｓ 021 000 01x ４
○石川(3-3)82/3，Ｓオンドルセク(6)1/3－中村

▼データ
　・石川：2015年7月10日DeNA戦から自身最長タイの神宮9連勝
　・対ポレダ4連勝

◆ポイント
　・２回裏０死二三塁中村中安（前進守備失敗）
　・３回裏１死三塁雄平中安（前進守備失敗）
　・５回表２死一二塁代打相川三ゴ
　・８回裏１死満塁坂口二併（前進守備成功）

昨年4月25日巨人戦（神宮）以来自身1年ぶりの完封まであと1アウトまで迫りながら惜しくも完封はならず。

ホームとビジターでガラリと変わる石川。
　・ホーム（神宮2・松山1） 3試合3勝0敗 220/3回1失点 防御率0.82
　・ビジター（東京Ｄ・横浜・ナゴヤＤ） 3試合0勝3敗 102/3回17失点 防御率14.34
「ホームは大好きですけど、ビジターでもしっかり勝てるよう頑張っていきたい」とは石川。次回は甲子園＝ビジターでの登板になりますが・・

巨人サイドからすると前進守備がことごとく裏目に出た感。
２回裏先頭荒木がショートへの内野安打で出塁。小林誠の捕逸間に二塁進塁。大引がライト前で一三塁。大引がポレダのモーションを盗み二盗に成功二三塁。中村の打球は前進守備の二遊間を破ってセンター前へ。二走大引も余裕をもって生還。

３回裏も先頭山田が四球。ポレダの牽制球をファーストギャレットが後逸し二進。バレンティンのファーストゴロで１死三塁となって雄平。高く弾んだ打球はセカンドの頭上を越えてセンター前へ。

ちなみに８回裏１死満塁代打坂口の場面では前進守備のセカンドの正面をついて４－２－３の併殺網に引っ掛かると。

ポレダの味方の守備に足を引っ張られてイライラしている所を上手くつけたということでもありますよね！

終始危なげない石川だったが，流れ的にポイントになったのは５回表だったか。
４回裏自身の犠打併殺もあり嫌な流れ。２死二塁から小林誠に四球を与え９番に回る。ここで巨人はポレダを諦め代打相川を起用してきた。その相川を初球でサードゴロに仕留めて事なきをえた。

反省点は福地コーチ？！
７回裏２死一二塁バレンティンのショート坂本のグラブを強襲しレフト前に。川端は自身で一端ストップをかけながら福地コーチが回して余裕の本塁タッチアウト。
８回裏１死一二塁中村がライトオーバーの二塁打で貴重なダメ押し点。しかし今度は一塁走者大引が三塁でストップ。これは余裕で還ってこられた当たりだったような？！

あと三輪のクッション処理は足が滑っただけ？！。それと荒木のつま先に受けた死球が大したことありませんように・・

■NEXT GAME
　ヤクルト（小川）－巨人（今村）８回戦　神宮　18:00
　・４月ラストゲーム。果たしてスワローズのゴールデンウィークは到来するのか？！
　・対するは左腕の今村。対右打者の被打率が.161に対し，対左打者の被打率は.370というデータ。１番センターと６番ファースト（今浪武内）の起用がカギを握るかも？！
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2016年04月28日

/東京ヤクルト 6-4 広島

Ｃ 200 110 000 ４
Ｓ 600 000 00x ６
○新垣(1-0)6，Ｈ秋吉1，Ｈルーキ1，Ｓオンドルセク(5)1－中村

▼データ
　・対広島戦今季初勝利
　・新垣：2015年7月20日DeNA戦（横浜）以来今季初登板初勝利

◆ポイント
　・１回裏１死満塁雄平左安タイムリー
　・１回裏１死二塁中村中安タイムリー（大引好走塁）
　・２回表安部・會澤・九里三者連続三振
　・８回表２死一二塁鈴木誠也三振

プロ初○○を献上することに定評のあるヤクルトだけに，プロ２試合目の登板となったルーキ―岡田明丈にプロの洗礼を浴びるのではないかと懸念しておりましたが・・・雨乞いとともに杞憂に終わりました。試合出来て良かった（笑）

それでも立ち上がりは正直またか・・・と思わざるを得ない展開。
先頭田中にヒット。続く菊池がタイムリー二塁打。今日は８球で先制点。丸には打ち損じてもらったものの，新井はあわやホームランのライトフェンス直撃の当たりで２点目。一発こそなかったが昨日と同じ点差からのスタート。

それでも終わってみれば相手の一人相撲に救われた試合。
三者連続四球で０死満塁となり最初の打者バレンティンが三振。野球の七不思議からすると得てして得点が入らないケースが怏々としてあるのだが・・・。それを一振りで掻き消してくれた雄平。初球から積極的に振りに行くその姿勢が功を奏した。

結果的に大きかった６点目。今浪四球，捕逸，大引タイムリーで３点加え岡田をＫＯ。２番手九里への代わり端中村がセンター前に。コリジョンを活かして大引が生還。ブロックＯＫなら完全にアウトだったような。

逆転した直後のイニングを新垣が三者連続三振。これがヤクルト先発陣になかなか出来なかった。
しかし中盤被本塁打２本で４点差が２点差に。もうソロなら止む無しと悟りの境地を開こう。。

大引の走塁が無ければ１点差。１点なんてあってないようなものだから精神的にも大きかった。

９１球で６回まで投げ切ってくれた新垣。７回は秋吉。課題の８回はビシエド満塁弾以来の登板となったルーキ。
２死を簡単に奪いながら，新井に対しては根負けでフルカウントから四球。エルドには痛烈にレフト前に運ばれ一二塁。迎えるは２試合で３発浴びた怖い怖い鈴木誠也。一発出れば一気に逆転。正直嫌な予感しかしなかったが・・・。うどんには七味。ピリッと決まった！

オンドルはこれで昨年からポストシーズン含め33試合連続無失点とか。これはこれで不安になるのがネガヤクの性（苦笑）

２回以降は広島投手陣の前に１安打のみ。不思議の勝ち。勝たせてもらった。そんな言い方をされても仕方ないが勝ちは勝ち。
借金６になるか借金４になるかの分岐点での勝利。達川解説員の発言は強ち間違ってはいないと思いますよ！

谷内は全治3カ月＝プロ野球・ヤクルト
　ヤクルトは28日、左尺骨を骨折した谷内亮太内野手が前日に都内の病院で手術を受け、全治3カ月と発表した。19日の阪神戦で死球を受け、20日に出場選手登録を外れていた。[ 時事通信 4月28日(木)17時39分配信 ]

最終盤に間に合うかどうかというレベルでしょうか。たった一球で谷内の野球人生が変わった。選手も命懸けなんだと痛感させられます。

■NEXT GAME
　ヤクルト（石川）－巨人（ポレダ）７回戦　神宮　18:00
　・延長12回引き分けで甲子園より当日移動の巨人との対戦。澤村がセーブ失敗。マシソンが２イニング29球。これを活かしたい！
　・悪いと良いを交互に繰り返す石川。順番的にも良い石川と信じよう！
　・ポレダということは比屋根スタメン？！
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:39 | 更新情報をチェックする

2016年04月27日

/東京ヤクルト 0-8 広島

Ｃ 200 510 000 ８
Ｓ 000 000 000 ０
●山中(1-1)5，風張1，松岡2，久古1－中村

▼データ
　・今季2度目の零敗
　・今季3度目の3連敗
　・今季ワーストタイ借金5
　・山中：対広島戦・神宮球場プロ初黒星

◆ポイント
　・１回表０死一塁菊池本塁打

試合開始４球。時間にして僅か２分で終戦ムード。被本塁打にまたか・・という空気が蔓延している。
ヤクルトの山中「士気下げた」＝プロ野球
　ヤクルトは投打ともに精彩を欠き、3連敗となった。山中は球威がなく、3本塁打を浴びるなど5回8失点の乱調で、「チームの士気を下げてしまった」と反省した。
　打線も野村の前に沈黙し、13日に巨人の菅野に喫したのに続く今季2度目の完封負け。真中監督も「完敗というところです」と言うしかなかった。[時事通信 4月27日(水)21時50分配信 ]

３回まではなんとか粘った山中。しかし打線が野村の前に完全試合ペースで抑えられ，４回表の２発で試合は決した。野村にプロ初完封を献上。

こんな試合展開でも１打席とも無駄に出来ない選手は存在する。
武内。第１打席見逃し三振。第２打席併殺打。第３打席初球ファーストゴロ。
昨年5月17日以来およそ11ヵ月ぶり一軍昇格の飯原。風張の代打で登場し初球から積極的に振りに行き２球目をセンター前に運び，飯原自身2015年5月10日（秋田）以来の安打をマーク。
完敗の試合のなかで，崖っぷちの二人に大きな差が生まれた気がする。

大引が1000試合出場＝プロ野球・ヤクルト
　ヤクルトの大引啓次内野手は27日、広島4回戦（神宮）に6番遊撃で出場し、通算1000試合出場を達成した。プロ野球474人目。初出場はオリックス時代の2007年3月24日のソフトバンク1回戦（ヤフードーム）での8番遊撃。[ 時事通信 4月27日(水)19時43分配信 ]

大引が通算1000試合出場の節目を迎えました。

集中力を切らさなかったのは川端。８点差の最終回の打席で８球粘って四球を選んだ川端。こういう攻撃を見たいのだが，如何せん試合にならない・・・

■NEXT GAME
　ヤクルト（新垣）－広島（岡田）５回戦　神宮　18:00
　・明日の東京地方は雨予報。降水確率は午前90％。午後は50％。
　・正直雨乞いしたい。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:24 | 更新情報をチェックする

2016年04月26日

/東京ヤクルト 3-11 広島

Ｃ 031 100 411 11
Ｓ 000 300 000 ３
●成瀬(2-2)4，秋吉2，ペレス1，風張1，松岡1－中村
山田７号②（ジョンソン）

▼データ
　・今季５試合目の10桁失点
　・被本塁打５
　・２試合連続被満塁弾

◆ポイント
　・４回裏２死一二塁田中浩初球二ゴ
　・６回裏１死一二塁荒木投併
　・７回表２死満塁鈴木誠也左本

広島・新井が通算2000本安打にリーチをかけており，神宮球場は広島ファンで異様な雰囲気に包まれていた。これほどまでの熱気。３連戦の初戦の第２打席で決めてもらってある意味良かったように思えた。
広島・新井が２０００安打達成　プロ野球史上４７人目
　広島の新井貴浩内野手（３９）が２６日、神宮球場で行われたヤクルト３回戦で三回に成瀬から適時二塁打を放ち、プロ野球史上４７人目となる通算２千安打を達成した。
　広島工高、駒大を経て１９９９年、ドラフト６位で広島入団。２００５年に本塁打王を獲得。０７年オフにフリーエージェント（ＦＡ）権を行使して阪神に移籍。１１年には打点王に輝いた。１５年から広島に復帰した。[ 産経新聞 4月26日(火)19時14分配信 ]

一プロ野球ファンとして。私と同じ1月30日生まれの新井貴浩選手おめでとうございます！！

成瀬の３者連続被本塁打＆新井の偉業達成。試合は序盤で完全に決したかと思えた。
しかし４回裏ジョンソンを攻略し，山田の３試合連続となる７号２ランと，１死満塁から中村の犠飛で２点差まで詰め寄り，尚２死一三塁と好機は続く。
成瀬の打席に打順が回り，代打の一番手は田中浩康。しかし初球をあまりにあっさりセカンドゴロ。代打は初球から積極的に行くべきという考えもあるのだろうが，ジョンソン相手にはいかに球数を投げさせるかもポイントの一つ。田中は粘れる選手でもあるだけに正直ガッカリしたし，ジョンソンを助けた感があった。

６回裏もそう。先頭のバレが四球を選ぶも，雄平は高めのつり球に手を出してしまい捕邪飛。大引がセーフティーバントを試み見事成功させるも，続く荒木が今度は難しい球を引っ掛け１－６－３の併殺打。

秋吉が踏ん張ってくれており流れを引き寄せる絶好のチャンスを逸した。

で２試合連続被満塁本塁打で試合は完全に壊れた。ルーキとペレスへの信頼感。このあたりが揺らぎかねないだけにヤクルトにも大きなダメージを与えた一撃となったような・・・。

■NEXT GAME
　ヤクルト（山中）－広島（野村）４回戦　神宮　18:00
　・対広島戦３戦３敗。初勝利はいつ？！
　・山中：対広島戦は昨年8月11日のプロ初完封試合～今年3月10日のオープン戦と13イニング連続無失点中。なおいずれの試合もマツダスタジアムでの登板。神宮では初対戦。

東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:25 | 更新情報をチェックする

2016年04月24日

/東京ヤクルト 3-5 中日

Ｓ 201 000 000 ３
Ｄ 100 000 04x ５
原樹理6，Ｈ秋吉1，●ルーキ(1-1)1－中村
山田７号②（ネイラー）

▼データ
　・ルーキ：来日初黒星
　・山田：2試合連続本塁打（今季2度目，自身12度目）

◆ポイント
　・対ネイラー：４回表０死一塁以降無安打無得点

昨日のお返しをされてしまったというか・・・
プロ初勝利の権利をもって降板した原樹理はまたしても勝てず。DeNAの今永同様プロ初勝利が遠い・・・

６回92球で７回表自身に打席が回ったところでの交代。もう１イニング行けたなんていうのは結果論。６イニング中４イニングで先頭を出していたことも懸念材料だったでしょうし。
７回秋吉－８回ルーキペレス－９回オンドルセクで継投逃げ切り計るのは当然の策でしょう。

ネイラー相手に初回山田の２ランで幸先よく先制。３回表も山田の四球から雄平のタイムリーで中押し。しかしダメを押すまでに行かなかった。そして何よりネイラーを結局７回まで投げさせてしまったこと。これが結果的に響いた感。

ルーキは来日初失点。一軍で何試合も投げる防御率0.00のピッチャーなんて存在しないんですから，いつかは打たれるもの。それが今日原の勝ち星を消す満塁弾になってしまっただけで責められません。。

バレが試合開始早々に負傷交代　左足内転筋の張り、軽症を強調
　ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が左足内転筋の張りで試合開始早々に負傷交代した。
　初回の第１打席は空振り三振に倒れ、その裏の守備。先頭の大島の打中間への深い打球を追いかけるも届かず三塁打としたが、その際に痛めた。顔をしかめながらベンチへ戻り、そのまま退いた。
　今季は左脇腹の肉離れで開幕に間に合わずに出遅れたが、４月３日中日戦（神宮）で初出場すると、ここまで１５試合の出場で打率・３３９、５本塁打。２３日には９回に福谷から右越えソロを放ち「調子は上がっている」と手応えを口にしていた。
　幸い大事には至らなかった様子で、試合後は歩いて帰りのバスへ。「悪化させたくないので自分でストップをかけた。火曜日ゲーム、ダイジョウブ」と軽症を強調した。[ スポニチアネックス 4月24日(日)17時33分配信 ]

試合中ベンチにも居たということはダイジョウブということ？！仮に抹消となった場合それでも飯原誉士さんにお声が掛からなければ干されてるってことになるんですかね。。

■NEXT GAME
　ヤクルト（成瀬）－広島（野村orジョンソン）３回戦　神宮　18:00
　・昨年5戦5勝のSWALLOWS CREW DAY第１弾！連勝記録をどこまで伸ばせるか？！
　・広島新井貴浩通算2000本安打まであと1本。2012年5月4日宮本慎也，2013年4月6日Ａラミレス，5月6日谷繁元信と，どうもここ数年春先の神宮球場と縁があるような？！

ビジター６連戦は２勝３敗１中止。借金３で神宮に戻ることに。なんやかんだで開幕３連戦以外は５割という数字。今月は残り５試合すべて神宮。４勝１敗なら.500で５月を迎えられる計算ですからね。前を向いて！
愛知 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 17:38 | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

/福島H 2-8 新潟BC

Ｈ 010 000 001 ２
BC 001 210 04x ８
福島Ｈ　●江村(1-1)，大井，小林佑，杉山，中瀬，野原－笹平
新潟BC　○田村(1-0)，高井－宮沢

2012年09月22日の高津臣吾選手引退試合以来実に4年ぶりにBCLを観戦して参りました。

お目当てはこの人です。にん。#21　江村将也。
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3年前の2013年4月23日は江村がにプロ初勝利を挙げた日。それは同時にあの前田智徳に死球を与えた日でもあります。あれから3年―。彼は今年から独立リーグ福島ホープスに活躍の場を移しました。

福島は選手兼任監督が#1　岩村明憲。
150423 (2).JPG
岩村ユニを着て三塁側に陣取っていたのが私です。

スタメン。
150423 (1).JPG
福島　⑥岡下⑤岸本⑧貴規Ｄボウカー⑦高橋祥③生島⑨小倉②笹平④佐々木Ｐ江村
新潟　⑧野呂⑨渡辺貴⑥ジョージＤボス③足立⑤稲葉⑦安井②宮沢④大嶋Ｐ田村

由規の弟貴規が３番。元巨人－楽天のボウカーが４番。先発は昨日からのスライド登板となった江村。
私自身彼の投球を生で見るのは2014年06月21日以来になりますでしょうか。
率直に申しますと，スピードガンの最速は133km/h前後でした。これは地方球場のガンの精度なのかどうかは分かりません（実際全球で表示されていた訳ではなかったので）。そこで緩急を使うも決め球がなくカウントを悪くしてしまう。
さらに捕手は盗塁を刺せない。野手は打ち取った当たりを取れない…と，味方に足を引っ張られた部分も多々ありました（２回裏は実質５アウトでチェンジ）。

本人が試合前の投球練習で，今日は力を抜いて投げることを意識すると言っていたのでそれを実行に移しただけかもしれませんが，彼本来のキレの良いストレートと切れ味鋭いスライダーは影を潜めていました。。

加藤康介投手コーチの指示を聞く福島ナイン。
150423 (3).JPG

試合後整列しグランドに一礼。
150423 (7).JPG

スコア
150423 (6).JPG
福島投手陣の乱調で新潟の圧勝。大敗を受け岩村監督はベンチで即座にミーティングを始めます。スタンドからもはっきり聞き取れる声で。

　・負けに不思議の負けは無い。
　・（４失策の守備に）エラーしたことにはあれこれ言うつもりはない。自分も散々エラーしたから。
　・エラーしたら取り返す姿勢を見せないと投手と野手の信頼関係が崩れてしまう。
　・（満塁で投入したピッチャーが暴投２つで失点を献上し）他人が出したランナーなんだから還しても俺には関係ねーという強い気持ちで打者に向かえ。責任はすべて監督にあるんだから。
　・いまの気持ちを引きずったら明日もやられる
　・声を出せ。ただやみくもに出せばいいというものではない。

しっかりと指導者の経験を積んでいるなぁと感心しました。現役時代はどちらかというと一匹狼な面がありました。晩年はベンチにどかっと腰をかけ大きな態度を取る姿勢もしばし見受けられた岩村。それでいて情にもろい。
どこかしら落合監督に通じる要素があるような？？？DeNAラミレス監督は独立Ｌの指導者経験を経ていきなり監督に抜擢されましたが，果たして岩村は？！

P.S
新潟BCの二番手は東北高校出身の高井俊投手。
150423 (5).JPG
野茂英雄のようなトルネード投法にこの名前。どこかロマンを感じました。なおこの高井投手から由規の弟・貴規がライトスタンドへ見事なソロホームランを放ちました。


新潟 ☁ | Comment(0) | BCL | at 23:30 | 更新情報をチェックする

/東京ヤクルト 7-5 中日

Ｓ 001 002 004 ７
Ｄ 104 000 000 ５
小川5，秋吉1，村中1，○ペレス(1-1)1，Ｓオンドルセク(4)1－中村
山田６号①（吉見）バレンティン５号①（福谷）中村２号③（岩瀬）

▼データ
　・ペレス：来日初白星
　・10勝到達（リーグ5番目）

◆ポイント
　・６回表１死一二塁武内中安タイムリー
　・９回表２死無走者大引ストレートの四球

野球は９回２アウトから―

２点ビハインドの９回表。１死後バレのソロ本塁打で１点差に詰め寄ったものの，２死無走者。そこからの逆転劇！ヤっぱり野球は何が起こるか分からない！！

伏線は２つあった。

　①昨日の試合で９回２死無走者から調整登板のマウンドに上がった福谷。その福谷から久古の代打で起用された上田が死球を受け，一夜明け右足小指剥離骨折の診断で登録抹消（三輪が一軍登録）。
　
　②大引の打順を１つ上げ，７番ファーストに武内をスタメンで起用。

これが最終回のドラマを生んだことになる。

３回表山田の本塁打で同点に追いつくも，その裏先頭大島の三塁打，堂上のタイムリーでなんともあっさり勝ち越されるという悪い流れ。さらにビシエドにタイムリー，ナニータに本塁打と３回終わって４点ビハインド。エース・小川を投入しながら序盤からこのようなゲーム展開というのは，決していただけるものではなかった。

それでも小川なりに５回を投げ切り，６回表吉見の球数が80を超えたあたりから攻略の糸口が見え始めた。
１死から雄平・大引の連打で一二塁。ここで今日スタメン起用の武内がタイムリー。この時点では所詮追いつかない程度の反撃としか捉えられなかったことだろう。
大島の悪送球もあり１死二三塁から中村がライトへ犠飛。この攻撃もヤクルトには簡単なようで難しい得点パターンであることを忘れてはなるまい。徐々に握力がなくなってきたか吉見。代打浩康，坂口に連続四球を与え２死満塁川端を迎えたところで降板。

しかし今日は川端が好機でブレーキ。６回表２死満塁，８回表２死満塁という場面でいずれも凡退。
小川の後を受けた中継ぎ陣。秋吉・村中・ペレスが踏ん張るもあと１点届かず。普通ならそんな試合で終わったはず。

土壇場での逆転劇は，昨日調整登板した福谷が二死無走者から６番大引にストレートの四球を与えたことが引き金となった。
７番に入っていたのは武内。今季初スタメンの武内は第１打席は空振りの三振，第２打席もファーストゴロだったが，第３打席のタイムリーに続き，第４打席では田島からキッチリと四球を選んでいた。途中で代えられることなく名前を連ねていたことの意味。

福谷を代えたのは守護神としての信頼感の無さなのか。あるいは懲罰的なものなのか。それとも左対左（岩瀬vs武内）に分があると踏んだのか。今日から復帰谷繁監督の意図や如何に。

結局武内には代打荒木が送られることになったが，今日の武内は７番打者としてしっかりと”打線”を築いてくれていた。
荒木が安打でつないで一二塁。今日も中村は初球を決めつけ振りぬいた。そしてまさかと言っては失礼だが，ナゴヤドームのレフトスタンドに突き刺さる逆転の３ランホームラン！！！
「甘い球が来たら初球からいこうと思っていました。いい角度で飛んでたのでひょっとしたらと思ったんですが…。出来過ぎです」。捕手の読みが当たった時の力強さ。小林誠，梅野，會澤翼，桂と散々痛い目に遭ってきたのだから，中村だって打って当然。

９回裏オンドルセクは気持ちの準備がまだ十分とは言えない中での登板だったと思うが，すっかり劇場をマスターしたようで・・・（苦笑）いきなり０死一二塁のピンチを招くも，１番大島をファーストゴロ。２番堂上，３番高橋周平を連続三振でゲームセット。まさに九死に一”勝”となった。

思い起こせば５年前―。
ペナントレース最終盤の４連戦×２，そしてクライマックスシリーズファイナルと，このナゴヤドームの一番大事なところでエースの吉見と守護神の岩瀬がスワローズの前に立ちはだかっていた。
５年という歳月が流れ，当時のメンバーも随分入れ替わった。劇的な勝利の裏に，そんな時間の流れの儚さも感じた試合だった。

■NEXT GAME
　中日（ネイラー）－ヤクルト（原樹理）６回戦　ナゴヤドーム　14:00
　・ご存知ネイラーは通算５勝中４勝が対ヤクルト戦という超やくせん
　・プロ５試合目登板となる原樹理の初勝利なるか。３週間前同じネイラーとの投げ合いのリベンジなるか？！
愛知 ☔ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:57 | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

/東京ヤクルト 6-11 中日

Ｓ 004 001 010 ６
Ｄ 403 021 01x 11
●石川(2-3)22/3，松岡1/3，風張2，ペレス1，久古2－中村

▼データ
　・今季4度目の10桁失点

◆ポイント
　・１回裏０死一塁荒木左安（エンドラン）
　・３回裏１死一三塁杉山中安タイムリー

17日は守護神受難の日なら，今日は投手陣受難の日？！。
阪神 12-9 広島（マツダスタジアム）。楽天 8-7 西武（西武プリンスドーム）。中日 11-6 ヤクルト（ナゴヤドーム）。巨人 1-1 DeNA（東京ドーム延長12回引き分け）という各地のスコア。

登板毎にビジター悪い→ホーム良いを繰り返す石川。今日はビジターで完全に悪い石川。
ホームでは131/3イニングを投げ1失点，防御率0.68。これに対しビジターでは102/3イニングを投げ17失点，防御率14.34。
本当に同じ投手なのかというくらいの差。来週は神宮６連戦なので必然的にホームでの登板になると思いますが・・・果たして。。

その石川の立ち上がり。先頭大島の打球。今日から復帰の大引が万全なら捕れていたか？！０死一塁。
今日はインフルエンザの谷繁監督に代わり森繁監督代行が指揮。ここでエンドランを仕掛けてきた代行。果たして谷繁監督なら犠打だったのか否か。データの無い森代行野球に呑まれたか。

初回で0-4ということで完全にワンサイドかと思われたが，粘りを見せた打線。若松の乱調も手伝って，３回表に一気に追いつくも・・・

結果的には，得点した直後にイニングにいずれも失点するという典型的な負けパターンで今季4試合目の10桁失点となりました。

4-4と同点に追いついた直後の３回裏。１死三塁から堂上との勝負は避け，一三塁と守りやすくして８番９番との勝負を選択。８番捕手に決勝打を浴びた試合は一体これで何試合目だろうか・・
それでも１点差ならまだしもという２死二三塁。大島に四球を与え満塁となったところで石川ＫＯ。松岡にスイッチし，熊本工出身荒木との熊本対決。追い込みながらも他人の走者をキッチリと還してしまい完全に勝負あった。

風張は自己最長の２イニング。久古は4/9DeNA戦（神宮）以来中12日の登板となった。

打線は坂口がマルチで.337。川端が４タコでも.323。山田も３タコながら.342。コンパクトに猛打賞バレ.333。雄平.326。復帰の大引もマルチで谷内超えの.538。末恐ろしい数字が並んでいる訳ですが・・・

■NEXT GAME
　中日（吉見）－ヤクルト（小川）５回戦　ナゴヤドーム　15:00
　・中８日となる小川がどんなピッチングを見せるか？！
　・６番の打順どうにかならないものか。
愛知 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:05 | 更新情報をチェックする

2016年04月20日

/東京ヤクルト 5-1 阪神

Ｓ 020 120 000 ５
Ｔ 010 000 000 １
○山中(1-0)6，秋吉1，ルーキ1，オンドルセク1－中村
山田５号②（守屋）

▼データ
　・ビジター２勝目
　・山中：2015年8月11日広島戦（マツダ）以来今季初勝利
　・4月の甲子園球場で2012年4月18日以来の勝利（11連敗でストップ）。

◆ポイント
　・２回表２死満塁坂口中安（二走西浦タッチをかいくぐって生還）
　・４回裏０死一塁鳥谷二併
　・６回裏０死一二塁ゴメス中飛・鳥谷遊ゴ・西岡三振

先発野手全員安打13安打ながら14残塁の拙攻。
それでも２回表２死満塁から坂口の２点タイムリーで先制。４回表２死二塁から坂口タイムリーで中押し。５回表先頭山田の本塁打でダメ押し。効果的な点の取り方でプロ初登板初先発守屋に対してプロのメンツを保てたか。

投げては熊本出身山中浩史が今季初登板初勝利。
試合前「みんなに勇気、活力、希望を与えるのが僕の役目。しっかり結果を出したい」と誓った右腕は，毎回走者を背負いながらも粘りの投球で，許した得点はゴメスに浴びたソロ本塁打のみ。
「普段と違った思いで、マウンドに立つことができたので、勝利を被災地にプレゼントできてよかったと思います。被災地の方は本当に、大変だと思うんですけど、僕らはプロ野球選手なので、こういう事しかできないので、一つでも多く、明るい光を与えられればいいかなと思っている」と慎重に言葉を発した山中も印象的でした。

中押し点となった３点目は，１死から中村が四球を選び，山中がチャージ厳しい中で一塁方向にキッチリ犠打を決めて２死二塁としたことで生まれた得点でもあります。投打にリズムを作ってくれた山中に感謝。

山中→秋吉→ルーキ→オンドルセクと球の出所が徐々に上がっていく千手観音リレー。これはさすがに阪神サイドも幻惑したかしら？！

秋吉－中村のバッテリーで今成，清水を連続見逃し三振に打ち取った配球も面白かった。


例年ホームとビジターが一巡する４月。実は甲子園球場では2013年4月19-21日，2014年4月18-20日，2015年4月28-30日と３年連続で同一カード３連敗を喰らっておりました。
ということで，4月の甲子園に限ると実に2012年4月18日以来４年ぶりの勝利となりました。その試合の勝利投手が実は館山昌平でした。
館山が右肘関節手術＝プロ野球・ヤクルト
　ヤクルトは20日、館山昌平投手が群馬県内の病院で、右肘関節遊離体除去とクリーニングの手術を受けたと発表した。全治6週間の見込み。
　館山は過去、右肘靱帯（じんたい）の再建や股関節など7度手術を受けている。今季は2試合の登板で0勝2敗。14日に出場選手登録から外れた。[ 時事通信 4月20日(水)18時59分配信 ]

不死鳥館山が８度目の手術。靭帯ではなく全治は６週間と聞くと軽く思えてしまう錯覚すらある。。それでも再びリハビリ生活に挑むことになる館山。
「何度手術しても、皆さんがいればこうやって戻ってくることができるんです。」
「皆さん」の一人として不死鳥が再び戻ってくる日を信じて待ちたいです。

■NEXT GAME
　阪神（メッセンジャー）－ヤクルト（小川）６回戦　倉敷マスカットスタジアム　18:00
　・岡山県南部地方12-18時の降水確率90％。18-24時の降水確率40％。21時には晴れの予報ですが果たして・・・
　・もし中止になれば小川を新垣が予定されていた土曜日に回すことができるので恵みの雨となりますが・・・

　中日（若松）－ヤクルト（石川）４回戦　ナゴヤドーム　18:00
　・中日さんは中４日で休養十分。
　・ローテ再編で若松→吉見→ネイラーと鬼のようなローテーションを組んでくるようです。。
兵庫 | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:45 | 更新情報をチェックする

2016年04月19日

/東京ヤクルト 4-8 阪神

Ｓ 021 100 000 ４
Ｔ 201 100 04x ８
成瀬4，Ｈ村中2，Ｈルーキ1，●ペレス(0-1)2/3，風張1/3－中村

▼データ
　・ペレス来日初黒星
　・ビジターゲーム１勝８敗

◆ポイント
　・３回裏０死二塁江越中飛（大和三進）
　・８回裏０死無走者江越中安（ペレスの守備）

藤浪の立ち上がりあっさりと３人で抑えられ，その裏成瀬が不運な当たりもあったものの，２死満塁から天敵・西岡剛にタイムリー二塁打を浴びる。試合開始26分で勝負あったかと思ったが・・・

押し出し四球にエラーに犠打失敗併殺。取ったら取られるの落ち着かない試合展開。
挙句絶好調谷内が藤浪から手首？に死球を受け途中交代。この辺りから不穏な空気が漂ったか。
成瀬が４回，藤浪が５回で降板。両軍中継ぎ陣の登板でようやく試合が落ち着いた感。

阪神の走塁に対する意識の高さ。
３回先頭大和が二塁打で出塁。続く江越は左中間寄りのセンターフライ。風があって真下で捕る形（助走をつけられなかった）となったためその隙を付かれて三塁へ進まれ，ゴメスがキッチリ犠飛。８回もゴメス・鳥谷・高山と容赦なく走ってきた。

結果的に４－４と同点の試合が８回裏に壊れてしまったが，ペレスの守備という意味で２つのプレー。先頭江越のセンター前ヒットと２死二三塁から高山のサード内野安打。

石川など守備の上手い投手ならどうだろう？センター前抜ける打球も反応しただろうし，捕球姿勢に入りながら三塁に任せるとする姿勢もなかったのでは（高山は足があるのでいずれにしても内野安打になった可能性は高いが）。
集中力を欠いてイライラという表情でもなかったが，中村との呼吸を含め，今日のペレスには課題。これを如何に修正してくるか。終盤の大事なところを任せる投手なだけに。

ヤクルト・谷内　死球で左尺骨骨折「仕方ない」５割打者が無念離脱
　ヤクルト・谷内が３回の打席で藤浪から左手首に死球を受け、４回の守備から途中交代。試合途中に西宮市内の病院で検査を受け、「左尺骨骨折」と診断された。「ゲームをやっている中でのプレーなので仕方ない」とギプス姿で悔しさをにじませ、２０日の登録抹消が決定。
　今季２６打数１３安打、打率・５００と絶好調で下位打線の核になっていただだけに、チームにとっても大きな痛手だ。[ スポーツニッポン 2016年4月19日 22:30 ]

　レギュラーをその手で掴みかけていた矢先の出来事。谷内自身が一番悔しいはず。。一方で大引，今浪そして何より西浦にとってはこれがチャンスになる。これもチームたるもの。

■NEXT GAME
　阪神（守屋）－ヤクルト（山中）５回戦　甲子園　18:00
　・山中今季初登板。熊本必由館高－九州東海大－Honda熊本と生粋の熊本人。明日の登板は山中にとっても期するものがあるはず。
　・相手はプロ２年目の守屋功輝がプロ初登板初先発。プロの洗礼を浴びるか？！浴びせるか？！ちなみにこの守屋は一昨年ドラフト6位の土肥寛昌と社会人Honda鈴鹿のチームメイト。ドラフト指名順位は守屋の方が上とはいえ，歴然とした差を見せられるようではスカウトの力量が疑われる。
　
兵庫 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:04 | 更新情報をチェックする

2016年04月17日

/東京ヤクルト 5x-4 横浜DeNA

Ｂ 100 200 001 ４
Ｓ 000 200 003x５
原樹理4，村中2，秋吉2，○松岡(1-0)1－中村

▼データ
　・2015年10月2日阪神戦（神宮）以来今季初サヨナラ勝ち
　・2007年6月9日日本ハム戦以来松山坊っちゃんスタジアムでのサヨナラ勝ち
　・松山坊っちゃんスタジアム2014年以降負け無し5連勝
　・松岡：2015年7月25日中日戦（神宮）以来勝利投手
　・日曜日今季初勝利

◆ポイント
　・４回表０死一三塁柴田一邪・高城投ゴ・山口三振
　・６回裏１死無走者村中の代打比屋根遊直
　・８回表秋吉：石川三振・荒波投ゴ・筒香三振
　・８回裏０死一塁谷内の代走上田盗塁死

このサヨナラ勝ちは色んな人のミスを救った！

まずは真中監督。１点ビハインドの８回裏先頭今日も猛打賞の谷内に代えて代走上田を起用。盗塁を仕掛けるもアウトでチャンスは途絶え結果３者凡退。
９回表から西浦がショートの守備に就くも，その西浦が１死二塁から白崎のゴロを捕球出来ず一二塁となり，２死一二塁から乙坂にタイムリーを浴び致命的な失点となった。
９回裏２死二塁からバレンティンがサードゴロエラーを誘い１点差に詰め寄ったものの，ベンチには井野，田中浩，武内しかおらず同点のランナーバレンティンに代走を送れず。
６回裏１死後村中の代打に比屋根を起用したことで，終盤の駒不足につながりかねなかった。

さらにこの２試合で７打数６安打で今季打率.500と当たりに当たっている谷内を代えたことで，代わったショートが失策。さらに９回裏２死満塁で谷内の打順である７番に回るという循環。

自身のエラーを取り返した西浦は一塁ベース上で笑顔一つ見せず。

最後決めた中村も，２回裏１死一二塁の場面で右方向狙って４－６－３の併殺を喰らい９番まで回せず。４回裏は１死一三塁で空振りの三振。打席での迷いが，８回裏０死一塁に上田を置いて犠打という選択に至らせなかったのかもしれない。
昨日のナゴヤドームで捕手杉山がマテオから逆転サヨナラタイムリーを打ったのも，捕手ならではの読みで振り切ったものだった。中村も初球を決め打ち。すべてが吹っ切れたような表情そして叫びが中村の苦悩を物語っていたと思う。これで吹っ切れたはず！

監督・西浦・中村悠平。１つの勝利によってこの３人が報われた。
２６個目のアウトを取られるまで，坂口と雄平が４打数４安打１四球，谷内が４打数３安打もそれ以外は誰一人ヒットを打っていない。そんな寸断打線の蚊帳の外組（川端・山田）も救われたのカナ？

そして忘れてはならないもう２人の殊勲者は５回・６回と２イニング無失点の２番手村中恭平。そして７回・８回を抑えた秋吉亮。
ビハインド時に中継ぎが試合を壊さず持ちこたえてくれた。
中継ぎセットアッパーとして奮闘した2011年クライマックスシリーズの村中。その姿を感じた７回表倉本に与えた四球。逃げた四球でなく，攻めた末の四球だった。自信なさそうに投げる村中の姿はもうそこにはなかった！

気がつけば７試合連続無失点の秋吉。８回表石川・荒波・筒香と左が３人並んでいるにも関わらず，久古でもペレスでもなく，イニング跨ぎの秋吉が選択されたこと。これが物語っていると思います。ここも打たれたら投手コーチが槍玉に挙げられた場面だったのでしょうけど・・

またもプロ初勝利ならなかった原樹理も，４回表電光石火で２点失った後，なんとか踏ん張ってくれたからこういう試合になった。気持ちだけは切らさずまた次の機会を。

松岡、地元のためにも＝プロ野球・ヤクルト
　ヤクルトは今季初のサヨナラ勝ちで、4番手の松岡に白星が転がり込んだ。九回に1点を失っただけに、「零点で抑えないと」。今季初勝利にも、まずは反省を口にした。
　熊本県出身で、南阿蘇村にある母校の九州東海大（現在は東海大に統合）は地震で大きな被害を受けた。この日の試合前には自ら募金を呼び掛け「多くの人が協力してくれて胸が熱くなった」。2010年には球団史上最多（当時）の73試合に登板した12年目のベテランは、「被災した人の力に」と誓っていた。[ 時事通信 4月17日(日)19時24分配信 ]


試合前のインタビューでもどこかしら目が紅かった熊本出身の松岡に舞い込んだ白星。松岡にとっても忘れられない”１勝”になるのではないでしょうか。

■NEXT GAME
　阪神（藤浪）－ヤクルト（成瀬）４回戦　甲子園　18:00
　・対藤浪：2013年9月14日以降白星なし
　・次節は甲子園→ナゴヤドームとビジター６連戦。１勝７敗と苦手とするビジターをなんとか５分で乗り切って神宮に帰れれば４月中の貯金生活が見えてくる！
愛媛 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 17:58 | 更新情報をチェックする

2016年04月16日

/東京ヤクルト 4-0 横浜DeNA

Ｂ 000 000 000 ０
Ｓ 101 020 00x ４
○石川(2-2)61/3，ルーキ2/3，ペレス12/3，Ｓオンドルセク(3)1/3－中村
バレンティン４号②（井納）

▼データ
　・2015年9月23日広島戦（神宮）以来今季初零封勝ち
　・松山坊っちゃんスタジアム4連勝
　・対井納2014年8月8日（横浜）以降6連勝

◆ポイント
　・１回表１死三塁井手三ゴ（三走桑原本塁憤死）
　・２回表０死無走者ロペス左飛（バレンティン好捕）
　・２回裏１死二塁石川遊ゴ（二走谷内三塁憤死）
　・３回表三者凡退

未明から大分県など九州・四国地方に拡がってきた頻発地震を受け，反旗が掲げられ，左肩に喪章をつけ，試合開始前には黙とうが行われた坊っちゃんスタジアムでの試合。

石川の立ち上がり。先頭桑原にいきなり左中間を破られ０死二塁と不安な立ち上がり。安定感抜群の井納ということで先制点に拘ったラミレス監督の指示は石川に犠打で１死三塁。迎えるは先週ハマスタで痛い目に遭ったやくせん属性のある井手正太郎。サードゴロで桑原はゴロゴー。守備体系も災いしコリジョン関係なく本塁タッチアウト。続く筒香を三振に仕留め，立ち上がりを０で切り抜けた。前回の内容もあっただけに，石川－中村バッテリーに取っても意味のある初回のピッチングになったはず。

援護点を貰った直後のイニングというのも今年の１つの大きな課題。２回表はハマスタで３連発を浴びたロペスから。レフト線破られるかと思われた飛球をバレが必死に走って追いついてキャッチ！
０死二塁となりかねなかった打球でアウトを取れたことで石川自身も落ち着けた感。このプレーでバレもノリノリに。５回裏勝負を決める一発を呼びこんだと言っても過言ではあるまい。

３回表は下位打線からとはいえ，走塁死＆満塁無得点＆石川自身が三塁に残ったという嫌な流れだっただけに，それを断ち切ってくれたのが石川の貫禄。７回途中88球での交代。これは次の登板間隔と関係があるのか否か。

あとは走攻守に谷内亮太さんＤＡＹ。いずれも右方向へ運び猛打賞。これで一昨日の巨人戦から４打数連続安打＆６打席連続出塁。打率.455と絶好調。

２回裏は先頭ヒットで出塁し犠打で二塁に進むも，石川のショートゴロに何を思ったか三塁へ。悠々タッチアウトという凡ミス。その後野球のセオリーとはいえ，坂口・川端に連打が生まれるという・・・
３回裏には２死二塁から右中間を破る中押しとなるタイムリー二塁打を放ち，中村のレフト前ヒットで本塁を狙うもこれまたタッチアウト。もう少し俊足ならセーフだったかも？！でもそれが谷内さんの魅力。

５回裏も２死走者から右への二塁打を放ち，８回裏の最終打席は先頭ながら警戒されたか？！四球。

守備では７回表１死二塁でルーキにスイッチされた代わり端。絶妙なポジショニングでロペスをショートゴロに。谷内山田の共同作業＝併殺もあった。

大引の故障。今浪の体調不良。西浦のアピール不足。これらが重なって今がある。これを一気にモノにしちゃうのがレギュラー選手たるものなのかもしれませんよ。

完全に６番ファーストで途切れる打順。ここをどうテコ入れするかも注目。

守備固めの上田が好捕を見せたりと，ここ４試合菅野に手も足も出なかった試合を除いては，個々が役割を発揮し全員野球が出来ている。
継投の型も見えてきた感。王者らしく慌てずじっくり体制を整えている印象すら受けました。

■NEXT GAME
　ヤクルト（原樹理）－DeNA（山口俊）５回戦　松山坊っちゃんスタジアム　13：00
　・16:00発表の松山坊っちゃんスタジアムピンポイント天気予報によると雨は6時迄で，9時からは晴れマークということは出来るのか？！
　・原樹理の初勝利が松山の地となればヤクルトの申し子確定でしょう
愛媛 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 17:42 | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

/東京ヤクルト 6-4 巨人

Ｇ 100 003 000 ４
Ｓ 003 001 11x ６
小川52/3，秋吉1/3，○ルーキ(1-0)2，Ｓオンドルセク(2)1－中村
バレンティン３号①（戸根）

▼データ
　・ルーキ：来日初勝利

◆ポイント
　・６回表１死一塁亀井三ゴ（川端好捕）
　・６回裏０死無走者バレンティン本塁打
　・９回表１死二三塁片岡一ゴ併

試合終了14分後に熊本で震度７を観測。これは1995年の阪神淡路，2004年の新潟県中越，2011年の東日本と史上４度目の観測。夜中の出来事で被害状況が分からないだけに不安です。。
熊本益城町で震度7＝家屋倒壊10棟以上、火災も―強い余震続く・政府
１４日午後９時２６分ごろ、九州地方を震源とする地震があり、熊本県益城町で震度７の揺れを観測した。写真は、強い揺れで棚から落ち割れて散乱した酒の瓶＝同日夜、熊本市内
　14日午後9時26分ごろ、九州地方を震源とする地震があり、熊本県益城町で震度7の揺れを観測した。
　気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模（マグニチュード）は6．4と推定される。震度7の揺れが記録されたのは2011年3月の東日本大震災以来。[ 時事通信 4月14日(木)21時34分配信 ]


試合です。５回を終わって３－１。
初回長野の通算100号本塁打で先制点を許すも，３回裏先頭小川の安打から１死満塁のチャンスを築きバレンティン。打った瞬間６－４－３の併殺かと思われたが，体調不良の坂本の代わりにショートに入っていたクルーズからの送球でセカンド片岡の足が離れたという判定でオールセーフで同点。なお１死満塁から雄平がレフトに流し打ちで三塁走者坂口に続き二塁走者山田も生還し２点勝ち越し。

６回表１死三塁からクルーズが狭い三遊間を破られ１点差に。
続く亀井はレフト前に抜けそうな当たりを川端が超好捕。抜けていれば１死一三塁だったのでビッグプレー。２死二塁となり村田との勝負を避け，中井との勝負を選択。カウント１－２と追い込んでから３球連続ボールで四球で満塁に。迎えるは小林。

小林誠対セ・リーグ チーム別成績
対戦打率打数安打本塁打打点三振四球死球
vs.ヤクルト.500201009200
vs.ＤｅＮＡ.10010100110
vs.中日.09111100200
vs.阪神.20010200400
vs.広島.07713100300

正直またか…と意気消沈したが・・・
６回裏それを一発で掻き消してくれたバレンティン。神宮球場の空気を一瞬にして変えてくれた。

追いついた直後の７回表。１番から始まる打順を３人でピシャリと抑え流れを呼び込んだルーキ。イニング跨ぎとなった８回表も一発のあるクルーズ，亀井，村田という打線を０に抑え来日初勝利をマーク。背番号53の背中は今年も頼もしく見える。

さらにリードを２点に拡げ最終回はオンドルセク劇場。
高橋監督の意図が全く分からなかった小林への代打松本の起用。あまりに意外な起用にバッテリーが動揺したのか？！コントロールを乱し四球。代打の相川にはセンター前に運ばれ０死一二塁。同点の走者となる一塁走者に切り札鈴木尚。
立岡は犠打。打球を処理したオンドルセクは一塁に全力投球。立岡の足もあり，間一髪のタイミング。上手く処理した荒木。

１死二三塁と一打同点の場面で迎えるは片岡。その幕切れはあっという間だった。
初球をファーストへ痛烈なゴロ。荒木が処理しニアベースの一塁を踏んだ。この判断が非常に大きかった。この時点で２死となったため，三塁走者の松本，二塁走者の鈴木尚は元のベースに戻るしか選択肢がなくなった。当然のようにスタートを切っていた両者。松本は三塁に戻るも，その三塁ベース上には鈴木が。中村がベース上まで追い込み松本にタッチしゲームセット！

ただ優先権は三塁走者の松本にあるため，もしあの状況で鈴木が二塁に戻り挟殺プレーに持ち込まれたら，再び松本がスタートを切れる計算。三塁ベース上に中村川端谷内がおり，ホームに荒木とオンドルという流れになるだろうから，鈴木のテク次第では？？？なんて考えてしまったが。

いずれにしても８回裏四球を選んだ谷内さんを，中村がキッチリ送り，好調比屋根が続いて，ダメを押した坂口の１本が効いたか。
影のヒーローは秋吉・ルーキのセットアッパー＆中村の犠打＆荒木の一塁守備。こういうところを見逃さないようにしないと！

これで神宮では３カード連続負け越し無し５勝３敗１分。

燕・畠山が抹消へ…真中監督「万全になるまで様子を見る」
　背中の痛みを訴えているヤクルトの畠山が出場選手登録を外れ、２軍で調整することが決まった。真中監督が試合後に「一回外して万全になるまで様子を見る」と説明した。代わって武内が昇格する。
　畠山は昨季１０５打点を挙げてセ・リーグの打点王となった。今季は開幕から４番に座ったが、１２日の巨人戦以降欠場していた。[ サンケイスポーツ　2016.4.14 22:47 ]

チャンスを得た武内。彼の野球人生のラストチャンスと思って奮起を期待したいもの。

■NEXT GAME
　ヤクルト（石川）－DeNA（井納？）４回戦　松山坊っちゃんスタジアム　13:00
　・土曜日は晴れのち雨降水確率50％，日曜日は曇り時々雨降水確率90％の予報
　・DeNAは昨日の中止でモスコーソ・井納・山口俊・石田が先発出来る状態。ローテ再編がどうなるのか読めない。
　・松山への移動は大丈夫？！
東京 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:20 | 更新情報をチェックする

2016年04月13日

/東京ヤクルト 0-8 巨人

Ｇ 020 131 001 ８
Ｓ 000 000 000 ０
●館山(0-2)5，村中2，松岡2－中村

▼データ
　・2015年9月5日広島戦（神宮）以来の零封負け
　・対菅野神宮球場初黒星
　・10敗目（2014年と同じ16試合目での到達，2015年は25試合目）

◆ポイント
　・４回表１死三塁菅野中安タイムリー

完敗。

18時の神宮球場。気温17℃。風速4m/s。体感気温は13℃。小雨交じり。館山にとってコンディションは決して良いとは言えなかったはず。

２回表。１死二塁から村田のライトへの飛球は照明が雄平の目に入り二塁打に。１死二三塁から館山の暴投で先制点。そして小林の詰まった当たりがタイムリーとなり２点目。
それでも３回まで毎回得点圏に走者を背負いながらも悪いなりにまとめていた感はあった。

しかし４回表１死三塁から菅野を迎え，カウント０－２から３球勝負に行ってのタイムリー。これで正直緊張の糸が切れた感。精神的にもダメージの大きな１点だった。

その後も打ちも打たれて被安打18。守備が長くなれば，攻撃も淡泊に。最終回満塁のチャンスこそ築けど完封負け。

■NEXT GAME
　ヤクルト（小川）－巨人（高木勇）６回戦　神宮　18：00
　・今日の事は忘れてカード勝ち越しに全力を注げ！！
　・１番⑧比屋根６番③坂口という起用出来ないのかなぁ・・？
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 21:31 | 更新情報をチェックする

2016年04月12日

/東京ヤクルト 6-2 巨人

Ｇ 000 110 000 ２
Ｓ 003 110 01x ６
○成瀬(2-1)6，Ｈルーキ11/3，ペレス2/3，オンドルセク1－中村

▼データ
　・借金４
　・最下位脱出
　・成瀬：ヤクルト移籍後対巨人戦初勝利

◆ポイント
　・３回裏０死一塁中村四球
　・３回裏１死満塁バレンティン投ゴ（小林誠失策）
　・４回裏１死一二塁比屋根四球（小林誠捕逸）

神宮球場4勝2敗1分。それ以外1勝7敗。典型的な内弁慶？！

ポレダ対策。昨年５打数２安打。さらにクライマックスでも２安打とポレダに相性の良かった比屋根の１番スタメン起用。
今季は代打からの途中出場が1試合，代走での出場1試合，代打だけの出場1試合。出場機会にも恵まれず，明日の館山の登録に伴い野手が抹消されるとしたらその筆頭候補かと思われていた比屋根が見事に結果を残した。

初回の先頭打者の打席であっさり初球を打ってショートゴロ。ガッカリ感があったが，そこから巻き返してきた。
第２打席は１死一二塁からレフト前へ今季初安打がタイムリーで先制点。下位打線の谷内と中村に連続四球で貰ったチャンス。しかし成瀬が（下手に併殺喰らうよりは良かったとは言え）犠打失敗と，どっちに流れが転ぶか分からない中での先制打。慎吾山田につないだという意味でも価値ある一打だった。

第３打席。これまた下位打線で築いた１死二三塁のチャンス。フルカウントから四球を選び満塁・・のはずが。１番起用で何かを起こす男・比屋根。魔空間（小林誠の捕逸）誘って中押しの４点目。

第４打席は１死一塁で（初球とはいかなかったものの）キッチリと犠打を決め，第５打席はショートへの内野安打で出塁し，暴投間に二塁を陥れ，川端のレフト前ヒットに判断良く（土田のモーションを完全に盗んだ？）スタートを切り，ダメ押しの６点目。

「チャンスをいただいたのでチームが勝つこと、自分が勝利に貢献できるように頑張ろうと思いました」と比屋根。昨季同様１番比屋根でリズムが生まれるような印象を受けた試合。

ポレダ対策という観点では，２回裏雄平，荒木と連続盗塁を仕掛けた（結果はいずれも失敗）がその意図とは？！

打線は３試合連続10桁安打で先発野手全員安打。
谷内さんもハマスタでの山崎康からの本塁打でチャンスを掴んだ様子。守備では２回裏村田の打席でジャンプ一番の攻守も魅せ，ポレダからの選んだ四球ではいずれもホームを踏んだ。下位打線に入り中村とのつながりが生まれたことも大きかった。

小林誠の守備のミスで貰った２点が効果的だった。小林誠にやられた開幕３連戦。とりあえず１つそのお返しを出来たカナ？！

連敗ストッパー成瀬。昨年の成瀬に並ぶまであと１勝。
成瀬といえば飛翔飛翔と周りが騒ぐなか，今季はチーム全体が飛翔しているため，成瀬だけが責められるような状況ではなくなってきているのが，なんというか救いになっているような気もします。

■NEXT GAME
　ヤクルト（館山）－巨人（菅野）５回戦　神宮　18:00
　・プロ入り以来未だ神宮球場で勝ちの無い菅野との対戦。菅野に今年も勝てないのかと思わせることが大事！！
　・館山：明日の神宮球場18時の予想気温は18℃。春先は気温との戦い。四球を出してもホームを踏ませないという熟練の投球が出来るか否か。
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:33 | 更新情報をチェックする
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