2015年07月31日

|東京ヤクルト 8-10 阪神

S 400 210 001 8
T 010 402 03x 10
成瀬32/3,H山本1/3,松岡12/3,オンドルセク11/3,●ロマン(2-1)2/3,久古1/3−中村

▼データ
 ・甲子園7連敗
 ・貯金1,3位転落
 ・ロマン:2013年10月4日対阪神戦(神宮)以来の黒星。

◆ポイント
 ・1回表1死二三塁大引前進守備のショートゴロ→三走山田本塁狙いブロックを掻い潜り生還したように見えたが判定はアウト
 ・6回裏2死一三塁ゴメス三振→和田監督抗議
 ・8回裏2死満塁ゴメスグリップエンドに当たったように見えたが判定死球で押し出し

6−1からの逆転負け。
昨日はオンドル,今日はロマンが負け投手。8月を前に鉄壁のセットアッパー陣にもさすがに疲弊の色が見え始めた。
それでも今季23ホールドのオンドルセク,22ホールドロマン。20試合以上リードを保ってきてくれたのだから,とてもじゃないが責められない。

打線も藤浪相手に初回から猛攻。32/3イニング6失点KOし,2番手以降からも点を奪った。

それでも勝てなかった。槍玉にあげられるのは当然先発の成瀬。5点のリードをもらいながら4回すら投げ切れなかった成瀬。それも2者連続ホームランによる失点。成瀬についてしまった被本塁打のイメージを払拭できずにいることがもどかしい。

今日のポイントは敢えて目線を変えて,監督の抗議の姿勢の差を挙げてみたい。
初回の攻撃。比屋根が四球を選んで,川端が10球粘った末に連続四球を選び,山田のタイムリーで先制。畠山が倒れるも,雄平もタイムリー。レフトマートンの本塁返球間にそれぞれ走者が進み1死一二塁。
ここでタイガースは前進守備。大引のショートゴロでギャンブルスタート。山田の足が先にホームを陥れたように見えたが,判定はタッチアウト。山田が両手を広げてアピールも,それに対し真中監督は何ら動きなし。

一方執拗に審判に詰め寄った和田監督。

決勝点となったゴメスの押し出し死球もグリップエンドに当たってファールのような打球の跳ね返りかただったが,球審はゴメスのアピールをもって死球と判定。それに対しまたも監督は出るそぶりすらない。

中畑監督なら飛び出してきただろうし,原監督なら判定覆っていた。どうもヤクルトの歴代監督はおとなしいというか,紳士的過ぎるイメージ。
初回に抗議しておけば,また違った試合展開になったような気も。終盤にそれが活きたかもだし。指揮官にももっと闘志を見せてもらいたい。

7月終えての順位表
チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1阪神9348441.5223023795533.2423.71
2巨人9649461.5160.53172996369.2402.83
3ヤクルト9447461.5051.53773556951.2613.47
4広島9042471.4724.53523116951.2593.11
5DeNA9544501.4685.03473947244.2553.79
6中日9439532.4249.03143435361.2573.26

2012年は首位と13.0差の4位。2013年は21.5差の最下位。2014年は15.5差の最下位。
これらに較べたら明らかに”目標”があるし,1試合1試合の重みも全く異なる。

8月はドーム球場での試合が6球団の中で最も少ない3試合というのがヤクルトにとって不利な日程という見方がされているが,そもそもヤクルトはドーム球場が大の苦手。
とりわけ8月の京セラドームなんて,2010年8月13日に勝って以来目下8連敗中と嫌な思い出しかないし,逆にドームに慣れた球団が灼熱の神宮に来ると暑さでピッチャーの力が落ちるのをいいことに,打撃陣が猛威を振るうというイメージもある。

だからそこまで悲観していません!
それでも夏場少しでも中継ぎ陣の負担を減らせるように,中7日以上空けてもらう先発陣のみなさんに踏ん張っていただきたいです。。
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:41 | 更新情報をチェックする

2015年07月30日

|東京ヤクルト 4-5 広島

C 000 200 030 5
S 301 000 000 4
石川6,Hロマン1,●オンドルセク(4-2)1/3,秋吉2/3,久古1/3,松岡2/3−中村
畠山20号A(薮田)

▼データ
 ・5カードぶりの負け越し
 ・貯金2
 ・2位転落
 ・山田:自身初20盗塁

◆ポイント
 ・5回裏山田四球→盗塁死,畠山四球,雄平三邪→畠山牽制死

先発が6イニング投げ,7回からROBにつなぐ。
2015年のスワローズはこの型で勝ってきた。これまで何勝も貢献してもらったのだから,今日1試合オンドルが打たれたことを責めることなどできないでしょう。

負けた時は何を言っても結果論になってしまうことを承知の上で・・
先制(1回裏山田内野ゴロ間&畠山2ラン),中押し(3回裏雄平タイムリー)ときて,ダメ押しが出来なかった。
そのチャンスは5回裏にあった。
先頭山田が四球で出塁し,3回に続き盗塁を試みるも失敗。ランナー無くなって畠山も四球で出塁。盗塁死が無ければというのは完全に結果論。ルーキー薮田がアップアップしてきた兆候があったが,雄平のポップフライで立ち直らせたか。そして畠山が牽制死。打者3人で1死一二塁となるはずが,3者凡退。
流れという意味でポイントとなったか。

オンドルが打たれてズルズルっと崩れてもおかしくない場面が続いた。
8回表1死満塁。梵のセンターフライは比屋根から中村への好返球で併殺。
9回表1死二塁。会澤翼のセカンドライナーを山田が好捕で併殺。
守りで次の得点を防いだ。

攻撃でも8回裏雄平が9回裏三輪がセカンドベースを積極的に狙う姿勢を見せた。

気持ちが入っている証拠。こういう野球を繰り広げてくれるスワローズナインは頼もしいし,見ていても心熱くなる。この気持ちがあれば大丈夫!

さてこれまたシーズンのポイントとなりそうな甲子園3連戦。今季5戦5敗。さらに苦手藤浪・メッセンジャーとの対戦。ここをどう乗り切るか。3連敗だけは厳禁。

ただ参考までに。昨年も阪神主催試合でオールスターまで5戦5敗でしたが,阪神が高校球児に甲子園を明け渡す前後の3連戦(7/29-31,8/29-31)はいずれもスワローズが2勝1敗と勝ち越しました。
今年も同様7/31-8/2と8/28-30で甲子園3連戦が組まれております。ここだけは昨年と同じでもええねんけど(笑)
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:28 | 更新情報をチェックする

2015年07月29日

|東京ヤクルト 8-3 広島

C 000 002 100 3
S 022 020 20x 8
○小川(6-6)6,秋吉1/3,Hロマン2/3,松岡11/3,久古2/3−中村
比屋根1号@(今井)川端6号@(戸田)山田24号@(戸田)

▼データ
 ・貯金3
 ・同率首位キープ
 ・5試合連続今季34度目の二桁安打
 ・比屋根:プロ2本目の本塁打

◆ポイント
 ・2回裏0死一塁大引ライト前安打→ランエンドヒット成功+送球間に0死二三塁→中村ショートゴロ間ギャンブルスタートで生還
 ・7回表0死一二塁シアーホルツファーストゴロ→武内二塁に送球せず一塁のみ封殺1死二三塁
 ・7回表1死一三塁梵ショートゴロ併殺
 ・7回裏0死川端・山田連続本塁打

大型連勝のあとの連敗に定評のあるスワローズが,連敗をしなかった!!

1番比屋根(3回裏)2番川端(7回裏)3番山田(7回裏)にホームラン。
4番畠山(5回裏)5番雄平(3回裏)にタイムリー。
7番デニング(2回裏)犠飛,8番中村(2回裏)内野ゴロ間の得点。

大技と小技を絡めての8得点。

唯一名前が挙がっていないが,2回裏0死一塁から6番大引がフルカウントからランエンドヒットを決め,送球間にセカンドを陥れ,犠飛間に三塁へ進み,1993年の日本シリーズが教訓となって生まれたギャンブルスタートで本塁を踏んだ大引の走塁。これが試合を優位に進める今日のポイントとなった。

昨日の最後にチラッと書いた「9回裏2死無走者比屋根に代わり代打武内の意味。明日以降の比屋根にも注目!」。
いわゆる懲罰交代を受けた翌日スタメンに名を連ね,自身2年ぶり2本目となる本塁打を放った比屋根(プロ初本塁打を成瀬から放ったのはしょない。ちなみにその日の現地試合見聞LOG)。
1番大引という苦悩を経て辿り着いた1番比屋根という答え。比屋根にとっても大きな1試合になったはず。

前半5回を終えて6−0。中7日のゆとりローテーション。あとは小川がどこまで投げてくれるかというような展開だったが,上手く事は運ばなかった。

6回裏梵と田中の連続二塁打による失点。これは致し方なしか。2死三塁で小窪をファーストファールフライに打ち取ったはずが・・畠山の落球。命拾いの小窪にタイムリーを浴びながらも6回113球を投げ切った小川。

5点差でなく4点差で7回表。ROB温存を企み秋吉投入も,1死二三塁の状況を招いてロマンを投入せざるを得なくなった。1点返され3点差なお1死一三塁。ヤクルト戦に強い梵を併殺に仕留めたロマンのピッチングが勝利を呼び込んでくれた。

直後の7回裏に川端と山田のここ4試合で3試合目となるアベック弾で突き放す。これによってオンドルとトニーを温存出来,最後は今日昇格の久古を試せた。

これを明日につなげてカード勝ち越して,今季全敗の甲子園に乗り込みたい!!
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 23:04 | 更新情報をチェックする

2015年07月28日

|東京ヤクルト 2-11 広島

C 011 005 004 11
S 000 100 010 2
●新垣(3-9)52/3,山本0/3,徳山11/3,秋吉1,金伏1−中村

▼データ
 ・7連勝でストップ
 ・阪神と並び同率首位
 ・対広島戦3連敗

◆ポイント
 ・5回表2死無走者田中四球
 ・5回表2死一三塁黒田四球

オールスター休みを挟んで実に2週間ぶりの黒星。連勝は7でストップ。
ただ幸いにしてROBを総動員しての惜敗ではないだけに,スパッと切り替えて。連敗しないことが大事!!

結果的に大差がついてしまったが,5回を終えた時点では1−2と全く分からない展開だった。
毎回のようにランナーを背負い,審判にキレそうな判定もありながら,なんとか梵のソロと松山の犠飛の2失点のみにまとめていた新垣。

6回簡単に2死取った時点で75球。田中に対しカウント3−2から投じた81球目に与えた四球。石原はライトへのポテンヒット。2死一三塁とされたものの打順の巡りよく黒田をキッチリ抑えれば・・という状況で与えた四球。

そこからの5失点で勝負は決した。中7日のゆとりローテ。なんとか6イニングを投げ切ってほしい。その首脳陣の期待に応えられなかった新垣。勝てない理由は新垣自身にもあるってことですよね。。

シアーホルツの打撃が直撃してしまった山本哲哉の状態が心配です。

9回表。自身2012年10月3日以来プロ2試合目の登板機会を得た金伏ウーゴ。館山同様に2度のトミージョン手術からの復帰の舞台。緊張・空きすぎた登板間隔・川端の打球判断ミス(間に合わない二塁に投げ野選)・比屋根の諦め(0死二三塁からホームへ返球せず)など不運も重なった。1イニング4失点防御率36.00という数字で判断してしまうのは酷な気も。
ただ先頭への四球。犠打処理のフィールディングなど,一軍マウンドで学んだことも多いはず。

プロ初登板は2/3イニングでKOされたが,2度目の登板となる今日は1イニングを投げ切った。
プロ野球人生まだまだこれから。ただそういわれるうちが華でもある厳しいプロの世界。次回以降に期待を込めて。

9回裏2死無走者比屋根に代わり代打武内の意味。明日以降の比屋根にも注目!
東京 ☀ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:44 | 更新情報をチェックする

2015年07月26日

|東京ヤクルト 8-7 中日

D 021 012 001 7
S 303 100 01x 8
○山中(4-0)50/3,H山本1,Hオンドルセク1,Hロマン1,Sバーネット(26)1−中村
山田23号B(若松)川端5号@(若松)中村1号@(若松)

▼データ
 ・2011年4月17-28日,9月6-15日以来の7連勝
 ・3試合連続今季32度目の二桁安打
 ・5月3日以来の貯金3
 ・今季5度目の同一カード3連勝。対中日戦は6/23-25(ナゴヤドーム)以来2度目,神宮では6/30-7/2阪神戦以来
3度目
 ・バーネット:10試合連続セーブ(球団外国人最長)

◆ポイント
 ・2回裏0死一塁山中犠打失敗併殺
 ・8回裏0死一塁雄平犠打

ルーズベルトゲームを制して7連勝は実に4年ぶり。
5回を終え7−4と3点リード。山中は5回投げて65球。中継ぎ陣の負担を少しでも減らすためにも6回もマウンドへ。これは当然の流れだったでしょう。
しかしルナ平田にいずれも痛烈な当たりの連続二塁打を浴びて2点差となったところで山本にスイッチ。0死満塁から併殺間に1点返され1点差。

一方で攻撃陣は6回・7回は又吉にピシャリと抑えられる。こうなると流れが変わりかねない。

そんな中で8回0死二塁三塁からのベンチと守りの駆け引き。実に見応えがあった。
藤井を迎えファースト・セカンド・サードが前進守備で,ショート大引のみが定位置。前進守備の畠山の正面に飛んで,ファーストゴロ。三走還れず,1死二三塁。
エルナンデスは2−0となったところで勝負を避け1死満塁に。
桂に代わり代打ナニータ。内野は藤井と同じ守備体系。レフトの三輪はレフト線を詰め予め前に。これまた見事に嵌り浅いレフトフライ。これでは三走帰れず,2死満塁。
又吉に代わり和田。3−1から捉えられたかと思ったが,センター比屋根の正面。最大のピンチを見事無失点で乗り切れた。

その裏先頭畠が出て代走に川ア。雄平がキッチリ犠打を成功させ,1死二塁から大引のタイムリー。点差を2に拡げた。山田の本塁打や川端の打率や畠の打点があって打力がクローズアップされるが,こういう小技も手堅くできて,それを確実に得点に絡め,相手にダメージを与える。こういうのを”強さ”って言っていいのでは。

9回表併殺崩れの間に1点こそ失ったが,最後は平田をショートゴロに仕留め,オンドル・ロマン・バーネットのリリーフトリオがお立ち台に上がるというドラマチックな夜に。


ちゃっかりポイソトげっとしちゃいました(笑)

とはいえ連日連夜のROBへの負担を考えると手放しには喜べないが・・・”目標”が出来た以上とにかくヤクルトスタイルで3人に頑張ってもらうしかないですもん。。。

電光石火。僅か5球での先制点は相手のミスに乗じてのもの。
比屋根の当たりはショートを弾き,外野手の一瞬の緩慢な動きを見逃さず二塁を陥れる。好走と暴走は紙一重とはいえ,乗っているチーム状態がそのまま現れた感じ。慎吾は自分の意志で?セーフティーを試み,一塁ルナの足が離れたということでオールセーフで一三塁。山田は初球だった。

追いつかれた直後の3回裏は5点目となる畠山のタイムリー。山田の好走あっての得点だった。

3−0と6−3。3点のリードをもらったことが山中にどう影響を与えたのか。長いイニング投げなければというプレッシャーになったのか。

2回裏自身の犠打の失敗(併殺)。これを決めると決めないでゲーム展開は変わっていたことでしょう。序盤の大きなヤマをチームに救ってもらった。これで無傷の4勝目。館山古野を抹消した中,山中はどのように起用されるのか。

最下位中日相手の3連勝で,首位と最下位の差は7.0に拡がった。混戦状態を少し脱した感も。
22日の見聞LOGに書いた「混戦状態から頭一つ抜け出すためにも明後日からの6試合の勝敗次第ではペナントの分岐点となるのでは?! 」。まずは前半を最高の形で折り返した。後半や如何に??
でもヤっぱ毎日こんな試合が続くようじゃとてもじゃないが秋まで持たないよぉ
東京 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:30 | 更新情報をチェックする

2015年07月25日

|東京ヤクルト 6-5 中日

D 101 011 100 5
S 100 122 00x 6
古野42/3,山本1/3,○松岡(2-0)1,Hロマン1,Hオンドルセク1,Sバーネット(25)1−中村
山田22号@(八木)川端4号@(八木)

▼データ
 ・2014年5月13-18日以来となる6連勝
 ・7月3日以来の単独首位浮上。
 ・松岡:自身対中日戦10連勝

◆ポイント
 ・4回裏2死満塁古野押し出し四球
 ・5回表1死三塁八木一塁内野安打(古野ベースカバーを怠る)

犠飛で(1表藤井)先制されて本塁打(1裏山田)で追いつく。
本塁打(3表遠藤)で勝ち越され押し出し四球(4裏古野)で追いつく。
犠飛(5表遠藤)で勝ち越され,本塁打(5裏川端)で追いつき,犠飛(5裏畠山)で勝ち越す。
本塁打(6表平田)で追いつかれ,タイムリー(6裏山田)で勝ち越し,暴投間にもう1点追加する。
その後内野ゴロ間に1点返される(7表遠藤)も,最後は最少リードを守り抜く。

シーソーゲームを制して7月3日以来の単独首位に復帰。

理想の勝ち方を求めたら,古野が5イニング投げ切って,松岡−ロマン−オンドル−バネとつないでの勝ちだったんだろうけど,目の前の試合を全力に取りにいく姿勢を見せる以上そんな贅沢言えない。。
とにかく一戦必勝の高校野球のような野球を繰り広げてくれているのが嬉しいんです!

7月3日以来の先発登板となった古野。
立ち上がり先頭遠藤を三邪飛に打ち取れなかった(川端グラブに当てるも捕球できず)ことでヒットを許しての失点。意外に伸びるライトポール際の打球による失点。レフトデニングが目測を誤っての二塁打からの失点。
不運な面もあったが,一番踏ん張ってほしい5回裏1死三塁,2死一塁を踏ん張り切れなかった。
荒木に四球を与えたところでの降板。ファームに成瀬・石山・八木らが控える状況で,先発ローテーションを守れる保証はない。それだけの厚さが出てきた投手陣。首脳陣に与えた印象が左右しそう。

ただ古野の打撃は健在。2回裏2死一二塁の場面ではいい当たりのショートゴロ。そして4回裏2死満塁では3−2と粘って押し出しの四球を選ぶ。野手顔負けの面構えが頼もしい!

それでも猛暑の日本列島。投手は塁に出ることによって想像以上に身体を酷使している模様。月曜日の新垣もそうだったが,今日は4回裏塁に出た古野が5回表に崩れ,5回表塁に出た八木が5回裏に崩れいずれもそのイニングでKOという形に。
このあたりも夏のセ・リーグの戦い方を左右するのかもしれないですよね。。

ミスはあった。
5回裏1死二塁。大引のサード内野安打で三塁に進めなかった二走雄平。
8回裏2死一三塁。一走雄平がディレードスチール仕掛けるも三走山田はサインを見落としたか?!それにしても雄平が囮になった以上は,三本間で歩みを止めるでなく,本塁への突入を仕掛けないと。
しかしながらこれはいずれも得点に結びつかなかった。

逆に5回裏0死一塁から山田が盗塁を仕掛けた際捕手・桂の悪送球を誘い一気に三塁へ。さらに6回裏2死三塁から高橋聡のワイルドピッチ。相手バッテリー間のミスをいずれもモノにした。

結果的にこの差が勝敗を分けた。

相手のミス>>>自分のミスになっているが,やはりこの辺りは勝って兜の緒を締めないと!
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:50 | 更新情報をチェックする

2015年07月24日

|東京ヤクルト 7-5 中日

D 001 000 202 5
S 100 222 00x 7
○館山(2-0)7,オンドルセク1,秋吉2/3,Sバーネット(24)1/3−中村
大引2号A(大野)山田21号A(大野)

▼データ
 ・2014年5月13-18日以来,今季初の5連勝
 ・5月5日以来の貯金1
 ・今季29度目の二桁安打
 ・館山:2012年8月18日から自身8連勝。神宮5連勝

◆ポイント
 ・1回裏0死一塁川端ライト前ヒット→0死一三塁
 ・6回裏1死一三塁比屋根スクイズ成功
 ・館山:7回97球

ヤクルトスタイル♪
チーム一丸はタテの登板試合の度に感じるけれど,なんかこうちょっとした”雰囲気”が出てきたってのを感じてます。

大混戦のセ・リーグにあってこれからの6週間は偏った日程が続きます。とりわけ金土日のカードに限定すると・・・

阪神:DeNA→ヤクルト→DeNA→ヤクルト→DeNA→ヤクルト
ヤクルト:中日→阪神→中日→阪神→中日→阪神
巨人:広島→中日→広島→中日→広島→中日
DeNA:阪神→広島→阪神→広島→阪神→広島
広島:巨人→DeNA→巨人→DeNA→巨人→DeNA
中日:ヤクルト→巨人→ヤクルト→巨人→ヤクルト→巨人

しかも藤浪,菅野,井納,前田健,大野とエースが軒並み登板するカード初戦の金曜日。ここを如何にして取るかで混戦も変わってくるのだと思います。

そんな金曜日を託されたのは館山。

ここ最近不振ということでスタメンを外されている大島。大島がいるといないでは全然怖さが違うのですが…
3回の失点は先頭谷繁を四球で歩かせ大野に犠打を決められ藤井にタイムリーという失点。それでも失った点はそのイニングのみで6回を終えて77球。
タテに打席が回る6回裏。0死一三塁。そのまま打席へ入り,術後初の7回のマウンドへ。先頭高橋周に四球を与え,1死後大野の代打エルナンデスに一発を浴びたものの,7回を97球で投げ終えた。

館山にとって6回1失点と7回3失点では全く意味合いが違うはず。チームとしても7回を投げた先発ピッチャーは6月27日の新垣以来今月初めて。他のピッチャーにも無言の刺激を与えてくれたことでしょう。

タテがいることによる相乗効果。これは本当に計り知れないものがあるんだなぁと。。

1番比屋根2番川端3番山田4番畠5番雄平6番大引。後半に組み直した打順でようやく固まりそう。真中監督がシーズン前に描いた犠打をしない2番川端の存在。これによって初回の得点は4試合連続。

大引の勝ち越し弾。山田の中押し弾。そして三輪の盗塁&比屋根のスクイズと小技を絡めて奪ったダメ押し点。

館山の力投によってロマンとバネの温存を企むもそうは巧く事が運ばなかったが。。

それでも目の前の試合を全力で取るという”ヤクルトスタイル”。克則コーチは本当にいい空気を醸し出してくれている。

明日明後日の戦い次第で”何か”が見えてくるはず!
東京 🌁 | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:54 | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

|東京ヤクルト 2-1 横浜DeNA

S 200 000 000 2
B 000 010 000 1
○石川(6-7)52/3,H松岡1/3,H秋吉1,Hロマン1,Sバーネット(23)1−中村

▼データ
 ・今季4度目の4連勝
 ・7月2日以来の勝率.500復帰
 ・7月3日以来の同率首位
 ・同一カード3連勝は今季4度目
 ・対DeNA戦の同一カード3連勝は2度目
 ・2011年9月6-8日以来となる横浜スタジアムでの同一カード3連勝

◆ポイント
 ・2回裏0死一二塁バルディリスショートゴロ併殺
 ・6回裏2死一二塁ロペスレフトフライ
 ・7回裏2死無走者嶺井ショートゴロ
 ・9回裏0死無走者筒香見逃し三振

いわゆるスミ2での勝利。
一昨日は最大の天敵を攻略し,昨日は終盤突き離し,今日は最少得点差を守りきる。バラエティーに富んだ3連勝。
対DeNA戦はこれで12勝6敗と6つの貯金。神宮では7勝2敗と圧倒している中で,ビジターでも3連勝。
混戦状態のリーグ戦にあって,いわゆるお得意さんを作るということが,最終成績を左右しそうな感もあるので,相手に嫌な印象を与えたという点でも意義ある3連戦になったのではないか。

昨日の9回の勢いそのままに??先頭比屋根がヒットで出塁。川端に真っ向3球勝負してきたルーキー石田。山田との間にランエンドヒットが決まり1死一三塁。四番畠山が綺麗にタイムリー。これで3試合連続初回得点。2死一三塁から得点圏&ハマキラー大引のタイムリー。これが事実上の決勝点になるとはこの時点で予想も出来なかったが・・・

無難に立ち上がった石川。
筒香対策というのもヤクルトにとって一つの課題となってきたが,2回表は先頭打者ながら四球を与えてしまった。ある意味一発ならOKの場面での四球。続くロペスにもヒットで0死一二塁とされながらバルを6−4−3の併殺で事なきを得た。

3回裏。0死一塁から石田が送れず。しかし梶谷につながれ1死一二塁とされたが松本を4−6−3の併殺。
5回裏。嶺井のタイムリーで1点返されなお1死一塁という状況で石田は際どい??判定で2−6−3の併殺。

5イニングで3つの併殺が効いた。打たせて取る石川の真骨頂が繰り広げられた一方で,打線は初モノ石田に2回以降は沈黙。。川端と雄平が完全に寸断された。
巨人の高木勇,中日の若松,そしてDeNAの石田。今年も初物ちゃんたちには洗礼を浴びまくっている感。

ただ今日石田は自身の2つの打席でキッチリ犠打を決めていれば全く逆の展開となったはず。犠打をさせなかった石川の投球術も光ったか。

6回裏1番梶谷から始まる攻撃。いきなりカウント3−0になってヤバいと思ったが,畠山の好守。身体を捻りながらもマウンドを守った石川の気力。
2死一二塁からバトンを受け,あわや?の当たりをされるもデニングのグラブに吸い寄せられ,涼しい顔で引き上げる松岡。
3連投のロマン。最後は筒香と力vs力のプロフェッショナルな勝負を繰り広げてくれたトニー。光った大引の守備。

チーム一丸でイイ感じ♪


前回は勝率.500から4連敗。5月も連敗で貯金を使い果たして.500に逆戻りし,さらに6連敗。
今回は神宮に戻り,6位中日・5位広島と3連戦×2。混戦状態から頭一つ抜け出すためにも明後日からの6試合の勝敗次第ではペナントの分岐点となるのでは?!
神奈川 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:38 | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

|東京ヤクルト 17-3 横浜DeNA

S 400 020 0011 17
B 000 210 000 3
○小川(5-6)5,H松岡1,Hオンドルセク1,Hロマン1,秋吉1−中村
山田20号B(林)

▼データ
 ・3連勝。2位浮上。借金1。
 ・今季最多22安打
 ・2012年以来となる対DeNA戦3カード連続の勝ち越し
 ・2009年6月14日対オリックス(京セラドーム)以来球団最多タイの1イニング11安打
 ・2006年5月10日対埼玉西武(神宮)以来の1イニング11得点
 ・2010年8月6日対横浜(横浜)以来の22安打
 ・2008年10月7日対中日(神宮)以来の17得点 ※この試合で川端慎吾がプロ初本塁打

◆ポイント
 ・5回裏1死一塁真中監督がマウンドへ

初回天敵・三浦大輔を徹底したセンター返しで攻略。最終回は1イニング11安打の猛攻。

最終回があまりにアレだったので忘却の彼方ではありますが,8回裏を終えて6−3という展開でした。三浦が降りた6回以降は平田に2イニング,大原に1イニングを打者3人ずつで完璧に封じられておりました。流れ的には危惧するものもあったのは事実。



「ただ…」昨年までと違うのは中継ぎセットアップ陣がいるということ。6回を松岡が,7回をオンドルが,そして8回はロマンがキッチリと1イニングずつ抑えてくれたので,安心感はあった。

その意味で9回表先頭中村が二塁打で出て,武内がキッチリ(ちょっと強めのピッチャー正面だったけど)送って,ワイルドピッチとはいえベイの中継ぎ陣から1点を取れたということが大きかった。
ただこれが火を点けたのか知らないが,とんでもないことになっちゃったけどw

でも今日のポイントは5回裏。
4回裏に筒香の2ランで2点返されたものの,すぐさま5回表四番畠山のタイムリーで再び2点引き離した。そのあとのイニング。伏兵・乙坂に一発を浴び,さらに梶谷に四球を与えたところで,真中監督が自ら小走りでマウンドに行って小川を鼓舞したことに集約されるのではないか。
真中監督がマウンド行くってのは就任以来初の出来事だし,これは後半戦小川を中心に廻すという固い意志の表れでもあったと思う。

6連戦の初戦の火曜日は小川に託す。館山が復帰し,石川がいて,新垣成瀬といった面々も控えるなかで,スワローズのエースは小川泰弘お前なんだ!というメッセージを感じ取れた。

それを意気に感じて小川も,松本をセカンドゴロ。そして宮崎を最後はフォークで空振り三振。

チームとしての指針を垣間見られたことが嬉しい。

1イニング11安打は1978年5月にも記録。そうこれはスワローズが初優勝した年。吉兆ヤ!
神奈川 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:39 | 更新情報をチェックする

2015年07月20日

|東京ヤクルト 8-6 横浜DeNA

S 250 010 000 8
B 200 001 210 6
○新垣(3-8)62/3,オンドルセク1/3,Hロマン1,Sバーネット(22)1−中村

▼データ
 ・借金2,同率3位浮上,首位とのゲーム差1.0
 ・4月4日以来となる横浜スタジアムでの勝利
 ・今季2度目の先発全員安打
 ・今季最多タイの17安打
 ・新垣:対DeNA戦プロ初勝利

◆ポイント
 ・2回表0死一二塁比屋根遊ゴ→一走新垣のみ憤死で1死一三塁に
 ・5回表1死一三塁中村タイムリー
 ・8回裏0死一二塁ロペス投併・バルディリス遊飛

2回打者一巡の猛攻で8−2と6点差。新垣は6回までで77球。ある程度リリーフを休ませて勝てる展開になるかと思いきや・・筒香に一発出れば同点という状況まで追い上げられての2年連続オールスター明け白星発進。

DeNA戦は先発をKOするも中継ぎ陣から1点も奪えずじわじわ追い上げられ終いに逆転されるというのがよくあるパターン。それだけに萬谷から奪えた1点(=久保以外から唯一挙げた得点)は大きな意味を持った。

ちょうど1年前にスワローズに移籍してきた新垣渚が後半戦開幕投手に。
1回表2死二塁で筒香。一発を浴びてたちまち同点に。慎重に慎重を期すなら際どいところを攻めて歩かせるという手もあったか。館山がそういう投球の組み立てをしていたのでそんな印象も受けた。

でもその直後の2回表。0死満塁から自らのバットで取り返し,結果的にその2打点がモノを言った。ノーアウト満塁の最初の打者。そこからの猛攻。全く同じ状況だった6回表(雄平三振)との対比が如実に物語っているような?

0死一二塁で比屋根を迎えて一言。

これ効いたでしょ!?

6回裏1死二塁からファーストゴロの間の1点。7回裏1死三塁からセカンドゴロ間の1点。
じわじわ詰め寄られたものの,点の取られ方としては悪くない。ただ白崎にソロでを浴び3点差となりこれで交代。こうなるとやはり80球が一つ目途となってしまうのだろうか・・・。

ただ白崎の一発の前に雄平がインプレーを勘違いし,観客にボールを投げ入れてしまうという凡ミスがあった。
この一つのプレーで描いていた継投が狂ったのは確か。しかも傷口が拡がりかけたのに,見事に火消してくれたロマン。

今日の勝利の立ヤク者はロマンちゃんです。もふもふ。ニソニソ。
神奈川 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:14 | 更新情報をチェックする

2015年07月18日

|全セ 8-3 全パ

第2戦 全セ2勝0敗0分 ◇マツダスタジアム 45,012人
AP 000 012 000 3
AC 001 330 01x 8
C会澤1号@(ディクソン)D平田1号@(高橋朋)
C黒田2,○C前田(1-0)2,De田中健1,D大野2,バーネット1,T呉1−C会澤,中村
▽最優秀選手 会澤(広島)
▽敢闘賞 梶谷(DeNA),新井(広島),森(西武)

▼データ
 ・2007年以来の全勝(2戦2勝)
 ・通算77勝80敗10分け
 ・前田健太:通算4勝目(歴代3位)
 ・原監督:8勝目(歴代単独6位)

7番H雄平 FFB遊ゴ(吉川)二ゴ(十亀)BB投ゴ(十亀)
2番4山田 中飛(武田)
3番5川端 S投ゴ(武田)
6番2中村 
バーネット 柳田(中安)中田(遊併)SS松田(三振)

広島の広島による広島のためのオールスターでした。

完全に空気だったヤクルト勢。野手陣が投げさせた投球数は11球。投じた投球は5球。得点にも全く関わっておりません。。

そりゃ黒田ハイライト→カープ勢ハイライト→黒田ハイライトになりますよね。
試合そっちのけで黒田にインタビュー。それも2試合連続で。スポンサーさんの意向なのでしょうか。地上波局は逆らえませんからね。。

オールスターマスコットたちの競演など,オールスター観戦は現地に限るってことなんでしょう。
広島 ☀ | Comment(0) | NPB | at 23:14 | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

|全セ 8-6 全パ

第1戦 全セ1勝0敗0分 ◇東京ドーム 45,012人
AP 004 000 002 6
AC 011 023 01x 8
阿部1号@(涌井)
G菅野3,○T藤浪(1-0)3,G高木勇1,G山口1,De山崎康1−中村,C会澤
▽最優秀選手 藤浪(阪神)
▽敢闘賞 阿部(巨人),ロペス(DeNA),角中(ロッテ)

3番C山田 遊ゴ(大谷)三振(西)三失(涌井)
8番D川端 三直(大谷)三ゴ(西)右安(涌井)
9番A中村 中安(西)右安(涌井)
6番R9雄平

山田はホームラン競争でリズム狂っちゃったのカナ?
中村は打率10割。肩の力が抜けてコンパクトに振れた感じ。これがキッカケとなって後半戦の打撃にも期待したい!
お慎吾さまも初のオールスターでスタメンゲット!

ヤクルト的には古田敦也氏の野球殿堂入りも。

飲み会だったんでプロニューでしか映像確認できていないし,若干酔っぱなんでこのへんで失礼します。どろん。
東京 ☁ | Comment(0) | NPB | at 23:59 | 更新情報をチェックする

2015年07月15日

|東京ヤクルト 3-1 中日

S 000 000 210 3
D 000 000 010 2
○山中(3-0)6,Hロマン1,Hオンドルセク1,Sバーネット(21)1−中村

▼データ
 ・借金3の4位で前半戦終了
 ・大引:移籍後初本塁打
 ・山中:3戦3勝

◆ポイント
 ・6回裏2死満塁ナニータセンターフライ
 ・8回表0死一塁三輪初球犠打成功

オールスター前最終戦は4年ぶりの白星ターン。
首位とのゲーム差1.5(最下位とのゲーム差2.5)の4位で前半戦終了。

前半戦終えての順位表
順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁盗塁打率防御率
1DeNA8542421.5003153376640.2593.57
2巨人8642431.49410.52832755563.2372.92
3阪神8441421.49390.52693555030.2403.85
4ヤクルト8440431.4821.53072995740.2493.27
5広島8138421.4752.03112746045.2563.06
6中日8638462.4524.02802974159.2573.06


前半戦での40勝到達は2009年以来6年ぶりとなりました。参考までに過去6年間の40勝到達日を。
2014年:8月7日
2013年:8月13日
2012年:8月3日
2011年:7月29日
2010年:8月3日
2009年:7月9日

大引の移籍後初本塁打はまさに値千金の2ラン。
大引、値千金移籍1号=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの大引が値千金の2ラン。両先発の投げ合いで0−0で迎えた七回だった。変化球をうまくバットに乗せると、打球は左翼席に飛び込んだ。
 「まさか広いナゴヤドームで入るとは思わなかった」と振り返った移籍後初アーチは決勝弾に。チームの連敗を止め、6回無失点の山中に3勝目をもたらした。「山中が(六回2死満塁の)ピンチで踏ん張ってくれたので勝たせてあげたかった」と喜んだ。[時事通信 7月15日(水)21時29分配信 ]


ただピンチの後にチャンスありとはよく言ったもので・・・。


6回裏2死無走者からヒット・四球・四球で招いた満塁のピンチ。ナニータをセンターフライに仕留め最大のピンチを乗り切った直後の7回表。
同じく2死無走者から雄平が内野安打で出塁し大引に本塁打が生まれるという展開。

前半戦苦しみに苦しんだ大引が最後にこういう形で締められたことが実に感慨深い。

目下最多勝・大野と互角に投げ合った山中。成瀬の登録抹消。古野,徳山といった投手の起用も可能な状況だった今日。先見の明にも尽きる。

ダメ押しとなる1点を奪った8回表の攻撃。先頭の中村が四球。デニングに代わって9番レフトに入っていた三輪が初球をキッチリ犠打でリズムを作る。比屋根のセカンドゴロで三塁に進めなかった中村。しかしながらそれが結果的に外野の前進守備を呼んで,浩康が外野の頭を越えるタイムリーという。細かなミスを結果的にカバー出来た。

ROBで後半3イニングを締める。これが今季のヤクルトの型。いい形で前半戦を締めくれたと思う。

しばしのオールスターブレークを挟みオールスター明けはいきなり首位のベイスターズとの対戦から。畠山・上田の復帰も待たれる。後半戦はどんなドラマが待ち受けるヤら。大いに期待しようじゃないか!!
愛知 ☁ | Comment(0) | SWALLOWS | at 22:16 | 更新情報をチェックする

2015年07月14日

|東京ヤクルト 4-9 中日

S 000 000 103 4
D 020 240 10x 9
●小川(4-6)32/3,中澤1/3,山本1,徳山2,松岡1−中村,藤井

▼データ
 ・ビジターゲーム5連敗

◆ポイント
 ・7回表2死満塁松井見逃し三振
 ・9回表1死一三塁川ア初球ショートフライ
 ・9回表2死満塁西浦センター前タイムリー

ハッキリ言って試合は5回で決した。
いわば捨て試合の中で,そんな悠長な事を言っていられないポジションの選手は少なからずいる。
中村に代わり藤井。大引に代わり西浦。外野に松井と川アにそれぞれ出場機会が与えられた。その平等な1試合の中で,あからさまに評価が分かれた。

松井は満塁の場面で見逃し三振。川アは初球を簡単に打ち上げ内野フライ。

一方で藤井(中)の失策が無ければ試合終了で,そもそも打順すら回らってこなかったはずの西浦に2死満塁で打席が巡ってきて,キッチリとタイムリー。

明日は大野が予告先発ということで,7番ファースト武内の起用はおそらくないでしょう。
そこで今日の内容を踏まえたら,ファースト川端・サード西浦という起用法の可能性が生まれますよね。というかそうであってほしい。

一昨日と同じ打順を組んだ真中監督。武内はこれを粋に感じたことでしょう。
ただ1番大引,2番センター,7番武内という打順が”線”になることはありませんでした。この辺りは柔軟に対応してほしいもの。

明日がオールスター前最終戦。全球団借金の可能性も残しておりますがさて。
愛知 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 22:11 | 更新情報をチェックする

2015年07月12日

|東京ヤクルト 0-3 横浜DeNA

B 000 100 200 3
S 000 000 000 0
●新垣(2-8)5,中澤1,秋吉1,山本1,松岡1―中村

▼データ
 ・対三浦大輔5連敗
 ・神宮球場での連勝6でストップ
 ・同率3位転落
 ・武内:審判への侮辱行為で自身初の退場。(両リーグ15人目。セリーグ11人目)

武内、侮辱行為で退場=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトの武内晋一内野手は12日、DeNA15回戦(神宮)の九回に侮辱行為で退場となった。二塁への走塁を守備妨害と判定された際にヘルメットをたたきつけた行為を、原審判が侮辱行為と判断した。 [ 時事通信 7月12日(日)21時25分配信 ]


◆ポイント
 ・5回裏2死二三塁松井三邪
 ・6回裏2死一三塁武内右飛
 ・7回裏0死一塁藤井二併

現地観戦試合の連勝は5でストップ。今季初めて観た負け試合( *`ω´)

試合前つばさまは正面に現れず。スポンサーが無かったからカナ?
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ということでビジョンで本日のお言葉。
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じんぐうはぜんはんせんさいごです。
らいしゅうはおーるすたーです。
しんごくん ゆうへいくん なかむらくん てっぱちくん とにー あとつばくろうも!
しゅつじょうするからにはMVPねらってめだってほしいです
つばくろうもなんとかめだつようめいわくかけてくるぞ!
ちなみに22ねんめつばくろう
16にちのふれっしゅおーるすたーにもしゅつじょう!
ふれっしゅなつばくろうになってきます!!

スタメン
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E大引H松井D川端C山田G雄平FデニングB武内A中村@新垣

礼に始まります。
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打順の変更が見事に裏目に出た感。
ポイントゲッターの大引が1番。松井は2番タイプ?。そして浩康に代わり一塁に武内。

松井は3回と5回ランナーを二人置いた場面で走者を還せず。藤井は代打で最悪の併殺。

そして武内は一塁への牽制球を後逸(記録は秋吉の失策)。三塁への進塁を許しそれが中押し・ダメ押し点につながるわ,2死一三塁のチャンスは凡打。

挙げ句の果てが最終回先頭打者として安打を放つも,中村のセカンドゴロで二塁を陥れた際に守備妨害を宣告され,ヘルメットを投げつけるていう態度を取り退場の宣告。実に後味悪し。

3人ともユウイチ上田荒木畠山の怪我で巡ってきたチャンス。
そこを活かしきれない。これではエレベーター選手からいつまでも脱却できないまま。実に残念。。

イニングスコア
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戦利品
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 ・TOKYO燕パワーユニフォーム
 ・TOKYOプリントマフラータオル
 ・TOKYOリストバンド
 ・「アシタエ」×「スワローズ」コラボ応援グッズ(スティックバルーン)
 ・クリアファイル
 ・料亭の味 あおさのみそ汁
 ・メロンボール(シャーベット)
 ・丸ごとスワローズ第19号
 ・サンケイスポーツ,スポーツニッポン,ニッカンスポーツ一面館山
東京 ☀ | Comment(4) | SWALLOWS | at 23:53 | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

|東京ヤクルト 5-1 横浜DeNA

B 100 000 000 1
S 000 410 00x 5
○館山(1-0)6,秋吉1,松岡1,オンドルセク1−中村

▼データ
 ・館山:2012年9月25日阪神戦以来1019日ぶりの白星
 ・神宮6連勝
 ・7月3日以来の同率2位浮上

◆ポイント
 ・館山の復活勝利

涙 館山昌平1019日ぶりの白星
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ヤクルトの館山、復活白星も「通過点」=プロ野球
 ヤクルトの館山は3年ぶりの勝ち星にも「ひとつの通過点にすぎない」。2年ぶりの1軍マウンドとなった前回登板後は目を潤ませたが、この日は決して感傷的にはならなかった。
 一回に先制点を与えても、その後は緩急を有効に使って6回1安打1失点と好投。打線は中盤に5点を奪って白星をプレゼントした。
 昨年4月に右肘の再手術を受けるなど、計7度の手術と長いリハビリを乗り越え、再びチームの力になろうとしている。2009年の最多勝投手は「優勝に向けて腕を振っていきたい」と力強く宣言した。[ 時事通信 7月11日(土)23時23分配信 [ 時事通信 7月11日(土)23時23分配信 ]

もうあれこれ言えません。今日はこれに尽きるでしょう。

館山がお立ち台で語った言葉。
「いやー、長かったですね。本当にすみません、遅くなりました。いやー、ホントにあの僕以上に長い時間だと思ったんですけど、何とか復活することができました。ようこ、かのん、ありがとう。
前回、5回途中で降りてしまったんですけど、怪我なく無事にマウンドを降りることができましたし、今日は勝負に徹して、チームの勝利、先に点を取られてしまったんですけど、何とかチームの逆転を信じて、結果的に勝つことができました。
今日も緑の満員のスタンドを見ても思うんですけど、チーム一丸、ファン一丸となって、一戦一戦を戦っていますので、本当に心強いです。僕としては復活できたというのもありますけど、これは一つの通過点として、とにかく今シーズンの優勝、そのために一生懸命、腕を振っていきたいと思います。
1019日ですか、長い間離れることになりましたが、何度手術しても、皆さんがいればこうやって戻ってくることができるんです。この声援を受けて、しっかり選手みんな戦っていますので、もっと大きな声援を明日からまた、よろしくお願いします! 投げる試合は全部勝つつもりで、頑張っていきたいと思います。

昨日の村田では無いけれど,感極まるのかと思ったら,力強く前を見据えていて館山だなぁと感じました。聞いている時はそうでもなかったんだけど,お立ち台を終えてスタンドの館山コールに応えてライト方向に向かってくるとき,大粒の涙が溢れてきました(今こうして文字を打ちながらも潤んでいる。。

普段なら引き上げていく選手も,川端・大引・比屋根・藤井そして克則コーチが足を止めて館山のヒロインを聞き入っていたのも印象的な姿でした。

ヤクルトの青汁ナイターと銘打たれた今日の試合
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ぱっつんぱっつんの燕プロジェクトユニを纏って登場のつばさま。
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今日のお言葉。
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「あおじるないたーです。みんなであおじるのみましょう」
「ぎょうむれんらくです」
「あすのしあいかいしは17じです」
「いつものかんじでくるともうはじまってます」
「がんばれたて!!おたちだいあいてるから」

と見事その通りの展開になりましたぬ。がさす。

スタメン
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B田中浩G藤井D川端C山田H雄平FデニングE大引A中村@館山
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礼に始まるいつもの儀式
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終わってみればベイスターズに許した安打は1本のみ。
それも1回表2死無走者から梶谷を四球。梶谷のスチールはタイミング的にも完全にアウトに見えたが判定はセーフで,筒香にタイムリーで先制点。その1安打。

4回裏は打者一巡の猛攻。
0死満塁から最初の打者・雄平が冷静に四球を選んだことが大量点につながった。続くデニングのタイムリーで湧き上がる緑に染まったスタンド。
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6回投げ終えて80球。その裏に打席が回っての交代。4点差ということで秋吉→松岡→オンドルセクで締められた。

勝利の関東一本締め
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スコア
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追伸
今日も効果覿面の山田哲人ハイボール
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買った打席はいずれもヒット。買わなかった打席はいずれも四球でした。
東京 ☀ | Comment(2) | SWALLOWS | at 23:59 | 更新情報をチェックする