T 010 402 03x 10
成瀬32/3,H山本1/3,松岡12/3,オンドルセク11/3,●ロマン(2-1)2/3,久古1/3−中村
▼データ
・甲子園7連敗
・貯金1,3位転落
・ロマン:2013年10月4日対阪神戦(神宮)以来の黒星。
◆ポイント
・1回表1死二三塁大引前進守備のショートゴロ→三走山田本塁狙いブロックを掻い潜り生還したように見えたが判定はアウト
・6回裏2死一三塁ゴメス三振→和田監督抗議
・8回裏2死満塁ゴメスグリップエンドに当たったように見えたが判定死球で押し出し
6−1からの逆転負け。
昨日はオンドル,今日はロマンが負け投手。8月を前に鉄壁のセットアッパー陣にもさすがに疲弊の色が見え始めた。
それでも今季23ホールドのオンドルセク,22ホールドロマン。20試合以上リードを保ってきてくれたのだから,とてもじゃないが責められない。
打線も藤浪相手に初回から猛攻。32/3イニング6失点KOし,2番手以降からも点を奪った。
それでも勝てなかった。槍玉にあげられるのは当然先発の成瀬。5点のリードをもらいながら4回すら投げ切れなかった成瀬。それも2者連続ホームランによる失点。成瀬についてしまった被本塁打のイメージを払拭できずにいることがもどかしい。
今日のポイントは敢えて目線を変えて,監督の抗議の姿勢の差を挙げてみたい。
初回の攻撃。比屋根が四球を選んで,川端が10球粘った末に連続四球を選び,山田のタイムリーで先制。畠山が倒れるも,雄平もタイムリー。レフトマートンの本塁返球間にそれぞれ走者が進み1死一二塁。
ここでタイガースは前進守備。大引のショートゴロでギャンブルスタート。山田の足が先にホームを陥れたように見えたが,判定はタッチアウト。山田が両手を広げてアピールも,それに対し真中監督は何ら動きなし。
一方執拗に審判に詰め寄った和田監督。
決勝点となったゴメスの押し出し死球もグリップエンドに当たってファールのような打球の跳ね返りかただったが,球審はゴメスのアピールをもって死球と判定。それに対しまたも監督は出るそぶりすらない。
中畑監督なら飛び出してきただろうし,原監督なら判定覆っていた。どうもヤクルトの歴代監督はおとなしいというか,紳士的過ぎるイメージ。
初回に抗議しておけば,また違った試合展開になったような気も。終盤にそれが活きたかもだし。指揮官にももっと闘志を見せてもらいたい。
7月終えての順位表
位 | チーム | 試合 | 勝数 | 敗数 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 得点 | 失点 | 本塁 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
1 | 阪神 | 93 | 48 | 44 | 1 | .522 | 302 | 379 | 55 | 33 | .242 | 3.71 | |
2 | 巨人 | 96 | 49 | 46 | 1 | .516 | 0.5 | 317 | 299 | 63 | 69 | .240 | 2.83 |
3 | ヤクルト | 94 | 47 | 46 | 1 | .505 | 1.5 | 377 | 355 | 69 | 51 | .261 | 3.47 |
4 | 広島 | 90 | 42 | 47 | 1 | .472 | 4.5 | 352 | 311 | 69 | 51 | .259 | 3.11 |
5 | DeNA | 95 | 44 | 50 | 1 | .468 | 5.0 | 347 | 394 | 72 | 44 | .255 | 3.79 |
6 | 中日 | 94 | 39 | 53 | 2 | .424 | 9.0 | 314 | 343 | 53 | 61 | .257 | 3.26 |
2012年は首位と13.0差の4位。2013年は21.5差の最下位。2014年は15.5差の最下位。
これらに較べたら明らかに”目標”があるし,1試合1試合の重みも全く異なる。
8月はドーム球場での試合が6球団の中で最も少ない3試合というのがヤクルトにとって不利な日程という見方がされているが,そもそもヤクルトはドーム球場が大の苦手。
とりわけ8月の京セラドームなんて,2010年8月13日に勝って以来目下8連敗中と嫌な思い出しかないし,逆にドームに慣れた球団が灼熱の神宮に来ると暑さでピッチャーの力が落ちるのをいいことに,打撃陣が猛威を振るうというイメージもある。
だからそこまで悲観していません!
それでも夏場少しでも中継ぎ陣の負担を減らせるように,中7日以上空けてもらう先発陣のみなさんに踏ん張っていただきたいです。。