G 000 010 000 1
○古野(1-2)61/3,ロマン1,久古1/3,カーペンター1−相川
田中浩2号@(高木京)山田4号@(高木京)
「とにかく明日につながる負けだって信じてるから!きっと大丈夫!! 」
昨日感じた事は間違ってなかっただんだよね。ホントいい雰囲気で勝てて良かったよ。。
つば九郎ビジター遠征11試合目にして初勝利!月最後の試合で勝ったのは昨年3月以来!
ファンの声ってのは実に現金なもので・・
左のセドンに対し,3番慎吾以外右を並べた打線。結果が出なければ容赦なくやれ左右病だ。やれ雄平を使えだ。上田を使えだなどと言うのに・・
逆らわず逆方向への意識が徹底され,チーム打撃でセドンをKOした。
6点差があっても東京ドーム。セーフティリードとはとても思えない。
5回裏2死満塁坂本で一発出れば1点差。6回裏2死一二塁代打由伸に一発出れば2点差。7回裏1死一二塁坂本に一発出れば2点差。つねにそんなことが脳裏を過ぎったが,古野がロマンが凌いでくれた。
9回表5点差でブルペンにはカーペンターという映像が挿入され正直ヒヤヒヤしたが,2死無走者から浩康と山田という因縁の二人が連続ホームランでリードを8点に拡げ,カーペンターも危なげない投球で〆てくれた。
そして今日はこの人に触れないわけにはいかないでしょう。野口祥順。
2012年9月28日対阪神戦(神宮)以来の一軍出場。2012年9月22日対巨人戦(東京ドーム)以来のスタメン出場。2009年5月13日対中日戦(ナゴヤドーム)以来の猛打賞。
昨年は一軍登録なく終わり,プロ野球人生の瀬戸際に立たされた15年目が見事にチャンスを活かしてくれた。
思い出されるのは3年前のクライマックスシリーズファーストステージ第2戦。1−2と1点ビハインドで7回裏。2死二塁で打順増渕に代えて代打藤本。これを受け原監督がピッチャーを東野から左の山口にスイッチ。それを見て藤本に代えて代打の代打野口が起用された場面。
明らかに神宮球場にはこの起用に落胆とも取れる声が充満していた。
とにかく悔しくて当日のブログにはこう綴った。
だけど・・・どうしても野口祥順には特別な想いがある。同じように今年不振を極めた誉士にはこの何とも言えない感情は湧かない。今後スワローズファンを続けていく上でも,一生湧き上がることはないであろうこの感情。
私と彼とは誕生日が106日違うだけ。いわば同世代。だからこその特別な想い。
高校からドラフト1位で入団して,今の川上竜平のように大型野手としてその将来を嘱望されて,プロ初打席初本塁打というド派手なデビューも果たして,一歩一歩階段を駆け上がってきたのに,選手生命に関わるような肩の怪我をやっちゃって・・
一年以上リハビリに費やした挙句,一時期はファーストとレフトしか守れなくなって一気に階段から転げ落ち,時ばかりが過ぎてしまった。。
同じ時代を生きながら,その酸いも甘いも見てきた・・・
夢破れてプロを退団した選手も多くいるなかで,ヤクルト一筋12年。それこそ最後の砦がこの野口祥順だから・・・
本人にしたって一番最初の上司である小川監督にこうしてずっと見守ってもらえて,一人の人間としてものすごく幸せなことだと思うし,恵まれていると思う。
勝負師として,いわばお情けは好ましくないんだろうけど,それでも人間味のある小川監督だから,こうして使ってしまうんだろうし,そういう両者の気持ちを想ってしまうから,なお一層複雑な気持ちになる。。。
本人は球場でヤジられただろうし,監督だって責められたことだろう。その気持ちを酌むから,余計やるせない。。[ +CS1stステージ 東京ヤクルト 2-6 巨人 ]
なんか今年は魔空間なんて言って温かく見守られているけど,昨年バットを極端に短くもったユウイチ。そして今年ゴーグルを外し,バットを長くもった野口。
選手生命の瀬戸際に立たされた選手が,こうして蘇ってくれるのは本当に涙が出る。。これまでどれだけ苦労してきたことか。同世代だから余計に感情が高ぶる…
「野口を始め効果的にヒットが出た。野口は15年目でなかなか今までチャンスが無かったが、今日にかける思いが強かったんだろう。彼にとってもチームにとっても良かった」
高卒で入団した時の二軍監督が小川監督で,ベテランと言われるようになった今再びこうして小川監督にチャンスを与えられて,その期待に応えているんだよ(T_T)
東京ドーム3連戦で勝ち越しとなれば2012年3月30日-4月1日以来となる。さらに先発石川に勝ちがつく。こうなればチームは自信を取り戻せるはず。
明日もチーム一丸となって杉内を攻略して神宮に帰りたい!!