H 220 023 000 9
S 000 010 000 1
●増渕(2-2)5,加藤1,赤川2,松井光1−相川,川本
今季初4連敗で貯金が5。2位広島と1.0差。3位中日とも1.5差。危うくなってきた首位の座・・
増渕が投げるとレフト畠山の所に難しい打球が飛ぶ。しかも全部失策で無くて安打が記録されるので増渕の防御率的には気の毒・・
慎吾もなんか離脱っぽいし・・・
収穫は赤川がホークス打線を2イニング0に抑えたことと,宮出が神宮の一塁側ベンチに帰ってきてくれたことだけだな。
2005年1-4(松坂),2006年移動日,2007年2-4(永井),2008年1-7(涌井),2009年3-2(藤井),2010年4-20(吉見),2011年は1-9(摂津)。どうも相性の悪い交流戦の5.22。
話を変えて深澤さんのヤクルト取材です。
---
えぇ私あのー,春先まだ野球が始まる前,今年のヤクルトはダークホースとしては非常に戦力は地味だけど面白いというお話をしたと思うんですけど,とにかくあのー,ヤクルト頑張っています。で,小川監督の話ですが,
「勝ってはいますけど,毎日ハラハラの連続です。ベンチの中でゆったりしているなんて言われますが,とんでもないんです。ハラハラドキドキものの毎日です。開幕直後,ジャイアンツに連敗した時に,ベンチでの表情が非常に情けなかったみたいで,それを知り合いのヤツがテレビで見ていて,言われたもんですから,いつベンチというのはテレビに映るか分からないので,気をつけてはいるんですけど…。ま,チームはよく打っているんですけど,問題は投手陣です。
石川,由規,館山,増渕まぁここまでは出るんですけれど,その後が居ないんです。村中がもうだいたい脇腹を痛めて,
これが完全な肉離れと分かって前半戦がダメです。
そこで5人目の候補がまず山本斉。いいボールを投げるんですが,まだローテーションに入れる,回転するというようなレベルでは無いんです。2年目の平井諒というのも居るんですけれど,これはファームでは非常にいいんですが,いいボールと悪いボールがハッキリしているんです。甘いボールでは一軍はなかなか許してくれませんから,これもまだ先発という訳には行きません。
その他の候補となると,ファームにも戦力になりそうなピッチャーは居ないんです。ですからまぁ誰も居なかったら,リリーフで使って今アメリカに帰っているバーネットというのが,完全なコンディションで戦列に復帰したら,あれを先発というこということを考えています。
それから一番僕が困っているのが,松岡なんです。セットアッパーの松岡が非常に不調なんです。どこが痛い,肩が痛い,肘が痛いそういうアレではなくて,とにかく不調なんです。もしかしたら
ここ毎年50試合以上投げている疲れがあるのかも知れません。林昌勇の方はまずます順調だと思うんですがどうでしょう。」
まぁ彼に対してもあまり
歯切れはよく無かったですね。
さて「打つ方ではバレンティンが本当にうれしい誤算です。
正直キャンプで見た時には次の外国人を探さなきゃと思ったくらいでしたが,それが大化けしましたね。日本の野球に馴染もうと,一生懸命彼は進歩してきています。とにかくピッチャーに不安があるので,打線が頑張ってもらわないと困るんですが,その中でこのバレンティンの存在というのは非常に心強い限りです。」
ほんとにあのキャンプの時は,見て下さいこのバレンティンというのは,この打ち方見て下さい,酷い打ち方で,全部前に突っ込んじゃって…打球が前に飛ばなかったんですが,彼は日本に馴染もうとして,彼なりに一生懸命研究したんでしょうね。
その打撃担当の佐藤真一コーチですが,
「えぇ5月3日に飯原が中日戦代打で決勝タイムリーを打った訳ですが,まだ良くなったとは言えません。でもああいうことがきっかけになればいいと思います。その飯原がランナーとして青木のヒットでホームに来ました。際どいプレーだったんですが,セーフになりました。キャンプから監督が言っているように,どんな局面でも全力でやれば何かが起きるということの証明で,懸命にホームに走り込んだのでセーフになったんだと思います。むしろあの場面は非常に今シーズンを振り返る場合,監督が話していることと,いわゆる選手の気持ちが一致した象徴的な場面ではないかと思います。
まぁ打線はウチの打線はいつも言っているように,1番青木・2番田中,1番2番は文句ありません。3番に入っているホワイトセルは去年ほどではありません。だから3番を誰にするかということは監督が悩みの種だと思います。
4番に入れた畠山,絶好調です。ティーバッティングではノーステップで打っていますけど,ゲームでは左足を小さく上げてタイミングを取っています。ティーバッティングでノーステップで練習しているのは,何とか腰の回転をシャープに早くという練習で,今シーズンはこの腰の鋭い回転が畠山にとって+に出ていると思います。
5番に上がってきたバレンティン。監督も言っているようにまさかのまさかで,まさかこんなに打てるとは思いませんでした。彼はキャンプでもティーバッティングという,つまり棒を立ててその上にボールを乗っけて打つというのが好きで,ボールを上から強く叩きつけることばかりやっていたんです。強く上から叩きつけるそれはいいんですけと,どうしても体型的には体が前に行きがちなんです。そこで我々がそのティーバッティングより俺達が投げるから俺達が投げるボールを打てと,ボールを体の近くにトスしてそれを打たせるようにしたんです。体の近くにボールをトスするということは,つまりボールを待つ形で打つことができるので,そうすると我々の手柄になっちゃいますけど,その結果かどうかは分かりませんが,突っ込んで打つ悪い癖がなくなりました。というように,ホワイトセルとは反対に我々のアドバイスをバレンティンというのは非常によく聞いてくれるんです。このバレンティンと畠山のお陰で,そうそうバレンティンは相手投手の投球の読みが実に的確なんです。試合ごとにそんな話はしませんけれど,次はインサイド近めに脅かすボールが来る,外のスライダーを引っ掛けさせようとする,高めのボール球で空振りをさせようとする,などケースバイケースで実にピッチャーの組み立てを正確に読んでいます。
柄に似合わず非常にクレバーです。それが打てる大きな要因だと思うんです。
それからもう一人ベテラン宮本も40超えて頑張っていますが,年齢を考えて監督も使っていくと思います。一年中こんなに好調に打てるとは思いません。今ヒットは出ていますが,2000本安打は来年に持ち越されると思います。疲れが出てきた時とか,あるいはスランプの時,数字との兼ね合いで宮本をどう使っていくか,(数字というのは2000本安打という記録です)その目標との兼ね合いで宮本をどう使っていくか非常に問題になってくると思います。
相川も打率は悪いんですが,強く大きく打っています。武内も結果はともかくバッティングの内容が良くなっています。川本もごらんのようにいいんです。ただこいつはキャッチャーとしてはあまり上手じゃないんでどうすかね。川端が良くなったと思ったらちょっと故障しました。まぁしかしそういうことで一年が過ぎていくんではないかと思います。というふうに打線は結構厚くなりました。大丈夫です。
そうそうガイエルも居ます。ファームですけど,いつか彼が必要になってくる時があるかもしれ魔せん。
佐藤真一コーチは非常にあのこの人おとなしくて口数も少ない人で,あまり我々の質問にいろんなことを大きく物事を答えないんですが,結構自信満々に答えて,やはりヤクルト打線に相当手応えを感じていのでしょうねぇ。
---
コメント