まずはこの度の地震で甚大な被害を受けた,岩手・宮城・福島・茨城各県の太平洋沿岸地域の方々に謹んでお見舞い申し上げます。
その上で,いつも通りに基本はスワローズ絡みで情報発信を続けて行こう思いますので,御理解賜りますようお願いいたします。
プロ野球ヤクルトは14日、東日本大震災の影響で、ともに神宮球場で予定されていた16日の巨人戦と17日の阪神戦のオープン戦2試合を中止すると発表した。節電のほか、移動する選手やファンの安全面を考慮して決めた。20日までに予定されていた激励会や出陣式などのイベントも中止する。[ 時事通信 3月14日(月)11時48分配信 ]
開幕云々のレベルでは無くなってきたのかなぁ。。というのが率直な感想。少なくとも史上初めて計画停電の実施に踏み切られる程深刻な電力供給に陥っており,東京電力管轄下でのナイターは自粛せざるを得ないでしょう。
現実的な選択としては開幕を1ヶ月延期する,クライマックスシリーズ期間を削る,日本シリーズを12月に行うなどあらゆる方向性を探って欲しいものです。
ヤフードーム・マツダスタジアム・甲子園・京セラドーム大阪・ナゴヤドーム・札幌ドームは,電力上の問題は無いわけだし,選抜高校野球を含め全面自粛をすることは無い!スポーツのもつ無限の力を信じて!!
たとえ100人中99人が非難しても,避難所にいる1人が野球に生きる勇気もらったって思ってもらえるなら,それで充分じゃん。もし自分が絶望的状況に陥った時にヤクルトが勝ったって言われたら,それだけで明日も頑張ろう!って思えるもの。
プロ野球という興業は世界にも誇るべきイベントです。年間864試合+α行われて,コンスタントに数万単位で集客出来るイベントなんて,日本には他にありません。野球は日本人が愛する娯楽です。
もし東北太平洋沖地方の球場が使用不可であれば,沖縄・宮崎・長崎・松山・倉敷・富山の各自治体で調整ができるのであれば,ヤクルト,巨人,横浜,西武,ロッテ,楽天の主催試合に暫定的に球場を確保してもらうとか。
ちちろんその事によって,学生・社会人・その他各方面とも折り合いをつけなくてはならないでしょうが,日本の経済復興のためにも,協力できるところは協力してもらえれば・・
ヤクルト田中が右手骨折 開幕出場は微妙
ヤクルトの田中浩康内野手が14日、神宮球場で行われた紅白戦で右手小指を骨折した。内野ゴロ捕球の際に痛めて東京都内の病院で精密検査を受けた結果「右手第5指末節骨骨折」で全治4、5週間と診断された。
予定通り25日に開幕戦が行われた場合、出場できるかは微妙な状況となった。田中は「痛みはそんなにない。一日でも早くチームの力になれるようにしたい」と早期の復帰に意欲を示した。[ 共同通信 2011年3月14日 17:01 ]
本来だったらこれメチャクチャ痛いはずなんだけど,なんかそこまで深刻に感じなくなっている。ただオープン戦中止で選手の体調管理が難しくなってきていて,こういう小さなアクシデントはどんどん発生する可能性もありそう。選手は野球が仕事。くれぐれも身体だけは入念にケアを重ねて欲しい。。
さて今回の激震災害。状況を語るのは辛いので省きますが,色々と思うことを列挙しておきたいと思います。これは今日明日のために記ログするのではなく,30年後50年後の未来に向けての記ログです。
正直自分は子どもの頃,授業などで戦争の話(背景はともかく,戦争中はモノが無かったなどという生活レベルの話)をされても何ら実感が湧きませんでした。平成になってから23年が経ち,昭和とかシラネーしwという世代がいるのも当然だと思います。やっぱり他人事ですから。自分には関係ない。
でもこうして1000年に一度の天災が起こり,今日本で生活している人びとは(まだ物心つかない乳幼児も含め),歴史の目撃者になった。1000年に一度ということは,もう二度と今後の人生を送っていく中でこのレベルの出来事は起こることは無いかもしれない。というかそうあって欲しい‥切に。
ただし時が経てば必ず風化し,東日本大震災なんて知らないっていう若い世代が溢れてくる。彼らには直接関係ないかも知れない。それでも彼らの孫の孫の世代が,もっともっと酷い災害に襲われる可能性はある。
だからこうして現在生きている人間が年を取り,社会から煙たがるような存在になっても,この災害というのは伝えていかなければならないし,伝えることができなくなっても,こうして記録を残しておけば,彼らだって自力で調べることだってできるだろう。
僕には「生きることはつなぐこと」こんな言葉を教えてくれた人がいます。
今こうして何の被害もなく生きている以上,この惨事を後世につなぐこと(伝えること)は,日本に生まれ育ったひとりの人間としての使命だと思います。最前線の現地で活躍される方々,実際に被災されている方々には遠く及びません。それでも一般の市民で感じた率直な感情を書くことで,少なくとも自分の中の記憶と記録に残しておきます。
メディアの方には多少なりとも見識もあるつもりなので,まずはそちらを。
良かった面が2つ。
1つは首相はじめ行政がようやくTwitterの可能性を認め,情報発信を始めたこと。地震で電話回線やサーバーが落ちても,海底のインターネットは特に混乱は生じなかった。これはどれだけ強力なライフラインであるかの証明にもなった。記者クラブ締め出しの問題も併せて考え直して欲しい。
2つ目がインターネットラジオ=radikoの規制解除。CMがどうのという利害も絡んで,3大都市圏内のアクセスポイント経由でしか聞けなかったものが,全都道府県に解放された。あくまで暫定的な措置というが,果たしてそれで済ませてしまってよいものか。逆に言えば,この期に地方の民放各局もradikoに加盟する方向に動いて欲しい。
ローカルなCMを東京の人が聴いてくれることで何か不利益があるんですか?東京のラジオが聴けるようになったら田舎の放送は聴いてもらえなくなるってのがホンネなんでしょうが,本当にそうなんですか?災害が起きた時,直ちに現場から全国に助けを発信できる可能性だってあるんじゃないんですか?
一方で目に余ったのがテレビ報道。各局揃って特ダネを探せ!刺激的な映像を集めろ!的にヘリを飛ばし,専門家にコメントさせ,夜も休まず刺激的な映像を流し続けた3日間。
サッカーワールドカップでNHKなのに角澤アナの実況で,そしてその映像を後々も各局が平等に使っているでしょ。それと同じこと。せっかく「ジャパンコンソーシアム」という組織があるんだから,オリンピックやワールドカップだけでなく,緊急時にもその連携を活かせないのですか?それも直ちに。
NHKは全国に放送局があるのだから従来通り総合的に,教育テレビは安否情報。その他民放局は首相官邸専門局,地域情報専門局,交通情報専門局,生活関連情報専門局など。ただその災害が起こった地域の受信環境を考慮して分担する。例えば秋田だとTBS系が無いのだから,TBSが地域情報を任されても無意味になるのだから,フジか朝日か日テレがそこを担当する。アナウンサーも地域や系列局に関係なく投入する。
そうすれば必然的に各社ヘリを飛ばして空も陸もって取材合戦しなくたって,もっと役割分担出来る訳でしょ?映像は公共のものになるのだし。夜だって延々とドキュメンタリー垂れ流すのではなくて,静かに音楽を流して緊急対応出来る体制だけ整えとけば充分じゃないの??
専門家によって意見違っても困惑するだけだし。研究の空白域だったとか言われても・・・ねぇ。。おカネ的にも100年に一度のスーパー堤防の仕分け議論がこうして現実のものになるとはねぇ。何とも皮肉なもの。
それに一体何のための地デジなのか?リモコンのdボタンを押したって何か有益な文字情報が得られる訳でもなし・・・。
生活レベルでは,スーパーから水や食料,トイレットペーパー日常品が,ガソリンスタンドからは石油が,どんどん無くなってきている。これは地域関係なく起きてきた。被災地に優先供給のための不足ならまだしも初期段階。自分が生活するためってのも分かるけど,じゃあ本当に今物資を必要としているヒトにそれは届いているの?一週間〜二週間分買い占めちゃうヒトは本当にそれ自分たちのために使うの?とか尖った見方もしてしまう。
幸い電気もガスも水道も寸断されているわけではない。今の自分なら体力的にも気力的にも2〜3日位は何とか凌げるだろうから,買い占め行為はしていない。実際失×した時人間物食べなくてもなんとかなるなって悟ったしw。まぁ正月の餅もあるし,よく見たら昨年のプロ野球チップスも中身はそのままであるし←とりあえず,何か危険が迫ったら眼鏡だけ持ちだせれば充分。逆に眼鏡無かったら足元にあるガラスでも余裕で踏める自信があるww
我先に我先に。自分だけ自分だけ。こうした過剰な消費(自己防衛)行動が後々もっと残酷な出来事を生みそうで怖い。。
あとは節電で夜間の過剰な広告を自粛する動きも出てきた。こういう時に企業の姿勢って問われるんだなぁ・・暫くは夜間遠くからでもハッキリ確認できるような広告塔は逆効果を生むんでしょうね。でも街の明かりは治安の面では不安要素。
ちょっと見直したけど,昨日は過剰なまでに電光掲示していたパチンコ店が,今日はその広告消してたよ!
この謙虚な気持ちを人間がいつまでもてるか。昨日・今日は我慢できてもそれを1ヶ月保てるのか。人間力が試されているんだろう。
さらには新年度を控え,これからヒトの移動も多くなる時期。東日本を中心に引っ越しの輸送,ライフラインの連絡手続きにまで充分な手が回るのか。
オール電化とか自動改札とか世の中便利になったけど,盲点ってあるんだなぁと。でもそれを全否定したんじゃ何も進めないし,それによる恩恵を受けてきたのだから。
でも先人の知恵とか学べるものは学んで,いざという時に使えるようにしておくというのは決して損な事じゃないと思う。便利な世の中に,アナログなものをデジタル化する良い機会を天から与えて貰ったと捉えて。
幸いにもまだ3月中旬。今年の漢字一文字が「震」でも「滅」でも「波」でもなく,後世の人々にも「蘇」や「興」といった視点で2011年を語ってもらえるように。
「POWER OF UNITY」ひとりひとり力を合わせて着実に歩みましょう!微力ながら貢献したいと思います。
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