2011年01月29日

書評『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』

山脇伸介『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』,ソフトバンク新書,2011


映画『ソーシャルネットワーク』を観たついでに購入。1時間足らずであっさりと読めました。

第1章 フェイスブックとは何か?
「そこにあるコンテンツは今までのポータルサイトのそれとは異なる。それは友達の近況であったり,自分が読みたい新聞だったり,好きなアーティストからのメッセージだったりする。つまり自分用にカスタマイズされたコンテンツが並ぶ」(p.34)
 まぁ確かにフェイスブックでもカスタマイズ出来るが,これはiGoogleでも同じことだから・・。
「ソーシャルフィルタリング,すなわち『私の知っている誰か』がフィルタリング=選別して送り出してくれた情報だからこそ,私にとって重要であり,興味が湧く」(p.36)
 このあたりのフィルタリングもかつてはYahoo!だったりしたものが,Twitterで多様な立場の人から「精査されたニュース」が流れてくるようになった。

第2章 フェイスブックの生い立ち
「フェースブック設立までの経緯は,映画『ソーシャルネットワーク』のストーリーとオーバーラップするところでもある。映画では虚実を交えた人間ドラマが展開されている」(p.40)
 訴訟社会アメリカならではというストーリー。映画で定番の笑いや涙を誘うような展開とは程遠いが,ある意味でテンポ(怒涛の早口口調)がいい。そしてラストシーンがごく普通の”人間的な”感じが描かれていて,印象に残った。
 個人的には新入生課題で名前と写真と自己紹介を入れさせられただけの学内的フェイスブックならこれより前に経験してたのに・・・。モバイル端末から常時接続なんて考えられなかったし,同じサーバーに接続された限られた台数のパソコンからしかアクセス出来ないし,連携もなかったからな。フェイスブックのアイディア知ってたら今頃マークじゃなくてマーサだったわww 

第3章 勝ち続ける理由
「ツイッターのつぶやきをフェイスブックに連動させて表示させるアプリも用意されている」(p.91)
 ここに何の意味があるのか今一解せない。ツイッターとフェイスブック利用者が重複しているから尚更そう感じるのだろうけど・・。「ニュースフィード」にはツイッター上にも書かれているので重複する情報と,フェースブックのみの情報の区別がつきにくい。連動ツイート数が多くなればなるほど。
「フェイスブックはフローでありながらストックの役割も果たすのである」(p.92)
 ツリー形式の掲示板という従来の感じが「ストック」の役目になっている。

第4章 フェイスブックエコノミー
「インターネットの普及で少なくとも私たちはこれまでと比較にならない量の商品やサービスの情報を,自らの手で得られるようになった」(p.99)
 消費プロセスの話。AISASの次の段階について触れられ,「個々のInterest」がより鮮明になると。
「ソーシャルメディアは人と人との直接的な,とてもパーソナルなつながりに回帰させてくれたのだと思う。そして私は,ソーシャルメディアが人と人とをつなぐものだと考えた時,そこにストーリー=物語が生まれることが大きなカギになると考えている」(pp.104-105)
 まさに1/21放送の『クローズアップ現代』とは正反対でネットを捉えた感じ。旧来じゃ到底考えられなかったような人あるいは土地とをつないだことだって留意しておかないと。
 あと関係ないけど,「つなぐ」をひらがなで表してくれていたのがすごく良かったです。漢字で書くと「繋ぐ」だけどこの字って見た感じ「繁」に似てるからあんま使いたくないん・・・さ(ゴニョゴニョ) 

第5章 フェイスブックの陥
「ある日突然,実名でないという理由でアカウントを抹消されたという話も聞く」「フェイスブックで本名を使っていなかった人が突然アカウントを停止された」(p.122)
 必ず挙げられるフェイスブックと実名の問題。日本で根付くのか否かという。この事例が今後どうなるかは分からないが,本名でなくても登録という流れは出てきたようだ。個人的には別に本名に拘る必要も無いと思う。ニックネームであれハンドルネームであれ偽名であれ同一人物であれば,それはそれで立派なパーソナリティをもつことになるのだから。でもせっかくならせめて顔写真くらいは欲しい。せめて何かは身を明らかにして証明しておかないと。
「有名人や有名映画のキャラクターの名前に至っては,NGワードとしてあらかじめはじかれてしまう仕組みになっている」(p.123)
 偽名なりすまし。この辺りは厳格化しないと。政治家はともかく芸能人は入り込むべきではないのかも‥。ましてホイホイと友達申請してしまうアカならまず業者だろうから。

第6章 「ソーシャル化」するメディア
「プロでもない,普通の人で,知人からつながっていた,会ったこともない,知らない人でも,そこで書かれていることを見て,私が信頼できると思ったら,それでいいし,そういうオススメ情報が,信頼できる。その上,タダですよね。今までは雑誌を買っていたんですよね,重いのに。私にはいらない情報もたくさんついてくるのに」(p.141)
 印象に残った言葉。第5章と通じる部分で,信頼できればそれで十分。

「個々人が自分の関心のある情報にしか目を向けなくなれば,『デイリー・ミー』は社会の断絶(分極化)を招くという危惧もある」(p.143)
 分極化の危険は,フィルタリング次第で充分回避できるのではないか。寧ろ視野が広がっていると思う。気の合う人間関係での話なんかよりはよっぽど。合わせる合わせない考えなくていいんだし。

「ソーシャルメディアの時代」「マスメディアは今まで通り,大量の情報を送り続けているのだが,図3でわかるようにユーザー同士が相互に双方向性を持ち,交錯する大量の情報の中で,マスメディアの影響力は相対的に下がってしまう」(p.150)
 「相対的な」低下。まさにその通りなんだろうな。

「2009年以降,ツイッターの普及で,日本でもつぶやきながらテレビを見るという楽しみ方が珍しいものではなくなってきている」(p.157)「なんといっても楽しいのはスポーツ中継だ」(p.159)
 スポーツきたよ!!これからの時代アンドロイド搭載テレビチューナーがひとつの主流になるんじゃないかなぁと個人的には感じる。

「ツイッターがパブリックビューイングなら,フェイスブックは仲間内での観賞会」(p.160)
 実に的確に表されていると感じた。やっぱり驚くのは個人個人が多くの情報を所有しているということ。グループではあたかもその「場」にいたように「体験を共有」させてもらえる。

第7章 夜空のムコウ―フェイスブック後を生きるということ
 SMAPの歌詞に乗せてこの13年のインターネットを振り返る。うち12年を生で見てきたから,やっぱり色々変わった。

「ブログで自分の好きなことや,凝っていること,誰にも負けないコレクションやスキルを簡単に発信できるようにもなった」(p.174)
 その通り!
 
「名無しの落書きではなく,私以外の何者でもない私と,心を通じあわせることのできる人探しであったり,議論であったり,共感の確認であったり,すべてはコミュニケーションなのだ」(pp.181-182)
 所詮バーチャルで片づけられてきた時代と比べてもツールは進化を遂げているのは感じるし,閉ざされた世界でなく開かれた世界にもなっている。
 昨日今日始まったことじゃないんだし,ネット上で築かれた財産があるんだから,それをもっと目に見える形で可視化できれば,より信憑性が増す。それを集積(集約)できる場所の一つがFacebookなのかもしれない・・ね。今のところは。



ということで中の人○十代の投稿はこれにてお終い!次回更新からはx十路な人になりますぬ・・・。
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2011年01月25日

ヤクルトがスローガン発表

 ヤクルトは25日、今季のスローガンが「POWER OF UNITY〜心をひとつに〜」に決まったと発表した。英語で「団結力」を意味し、小川監督は「去年一年で、みんなが同じ方向に気持ちをひとつにする大切さをあらためて感じた」と説明した。[ 共同通信 2011年1月25日 18:52 ]

公式より「小川監督は『去年、気持ちを一つにするということの大切さを改めて感じましたし、スワローズはそのようなことが力になって試合に影響することが多いと思うので決めました』と、自らのチームづくりの根底にある『団結力』の重要性を力強く話していました。」

さらにスワ通で「スワローズを率いる小川淳司監督が大切にしている言葉。それは『団結』。打線が力を合わせて得点を奪う。バッテリーと守備陣が力を合わせて失点を防ぐ。先発投手とリリーフ陣が力を合わせて試合を繋ぐ。ベンチがナインを盛り上げ、ファンがチームを支える。一人ひとりが団結することで生まれる組織力。スワローズに関わる全ての人が力を合わせて、10年ぶりの日本一を勝ち取る。そんな野球を、小川スワローズは実践します。」

昨年5月に空中分解を起こしバラバラになりかけたチームが,6月以降もう一度まとまってチームが同じひとつの方向を向くことで蘇った。
一ファンとしても,一試合一試合の戦いにベンチやファンの「団結力」を感じることができたし,その「団結力」が今度は実を結ぶことを期待しています。是非勝ち取りましょう!「10年ぶりの日本一」を!!

併せてキャンプ概要も発表されました。
七条が1軍スタート=プロ野球・ヤクルト
 ヤクルトは25日開いたスタッフ会議で2月の春季キャンプ(沖縄県浦添市)の1、2軍を振り分け、新人ではドラフト2位の七条(伯和ビクトリーズ)が1軍スタートとなった。昨年10月に腰の手術を受けた藤本は2軍で始動する。
 1軍の休日は5、10、16、22日。練習試合は13日の阪神戦(宜野座)など7試合を行う予定。[ 2011/1/25 19:25 配信 時事通信 ]

ちょっと違った視点からキャンプメンバーを見渡しますと・・

【浦添組】
二年連続(22名)
佐藤由規,林昌勇,中澤雅人,村中恭兵,石川雅規,増渕竜義,館山昌平,トニー・バーネット,橋本義隆,押本健彦
相川亮二,川本良平,中村悠平,宮本慎也,田中浩康,荒木貴裕,畠山和洋,森岡良介,青木宣親,福地寿樹,アーロン・ガイエル,上田剛史

昨年東風平組から昇格(8名)
松岡健一,日高亮
新田玄気,川島慶三,武内晋一,川端慎吾,三輪正義,飯原誉士

新規(6名)
七條祐樹,渡辺恒樹,山岸穣
ジョシュ・ホワイトセル,濱中治,ウラディミール・バレンティン


【東風平組】
昨年浦添から降格(13名)
川島亮,山本哲哉,一場靖弘,高木啓充,石井弘寿,山本斉
衣川篤史,藤本敦士,吉本亮,鬼崎裕司,松元ユウイチ,高井雄平,松井淳

二年連続(15名)
佐藤賢,加藤幹典,松井光介,赤川克紀,高市俊,吉川昌宏,平井諒,八木亮祐,*ラファエル・フェルナンデス
福川将和,水野祐希,野口祥順,中尾敏浩,*麻生知史,*曲尾マイケ

新規(9名)
九古健太郎,*上野啓輔
西田明央,山田哲人,又野知哉,宮出隆自,川崎成晃,*佐藤貴規,*北野洸貴

えっ?!この人が東風平スタートだったの!?と意外に思った人も多かったことでしょう。松岡と武内に至っては開幕2週間前にしてようやく一軍合流でした。
また宮本も故障で満足にキャンプを送れず,それがシーズン序盤に響いたことを語っていましたし,もしかしたら4月5月低迷の要因はこんな所にもあったのかも知れません。。
山本哲,ユウキ,石井弘はキャンプで離脱し,結局一年間棒に振ってしまいました。

まずは無事にキャンプを過ごすこと。

一方で今年も小川監督以下一軍首脳陣が「1軍の休日には2軍を浦添で練習させて状態を見る」ということですし,11・12日にはサバイバル紅白戦も設定されており,自主調整組,崖っぷち組,リハビリ組,体力作り組,育成組・・・と交錯する東風平組にとっても,この2週間がまず大事になってくることでしょう。

あと個人的には,小川監督が「ピッチャーで去年の由規、村中に続く5、6番目がどう作るか。中でも増渕に期待しているが、中澤しかり、平井、日高、赤川などにも競ってもらいたい」と中澤の次に名前を挙げた,平井と日高が非常に気になる存在になってきました。
日高は松山秋季キャンプに続く抜擢で監督の評価が高そう。そして今年は平井りょうが秘密兵器的に必ずどこかで出てきそう!そんな予感が・・・します!!
東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | SWALLOWS | at 22:07 | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

青木、3億3000万円で更改=球団の日本人史上最高―プロ野球・ヤクルト

 ヤクルトの青木宣親外野手(29)は24日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の3億3000万円プラス出来高払いでサインした。日本人選手では球団史上最高年俸で「高い評価をもらったのはうれしい。目標は日本一。今年こそという気持ちが強い」と語った。
 青木は昨年、打率3割5分8厘で3度目の首位打者を獲得。史上初めて2度目のシーズン200安打も達成した。米大リーグ挑戦については「夢は持ち続けたいが、(今は)チームを引っ張っていきたい」と話し、目標達成に集中する。
 ヤクルトはこれで全選手が契約更改を終えた。金額は推定。[ 2011/1/24 18:05 配信 時事通信 ]

サイレント来日のガイエルが不明だけど・・2年契約なので現状維持と仮定して・・ 
2011東京ヤクルトスワローズ推定年俸(日本人上位10人にはランク付)
投 手年俸野 手年俸
昌 勇36000青 木宣 親33000A
石 川雅 規18000A宮 本慎 也18000A
館 山昌 平12000B相 川亮 二10000B
松 岡健 一8500B田 中浩 康10000B
押 本健 彦5700B福 地寿 樹9000B
由 規5200ホワイトセル9000
村 中恭 平5100ガイエル9000
川 島   亮3600バレンティン6500
増 渕竜 義3000飯 原誉 士5500B
バーネット2500畠 山和 洋4100
中 澤雅 人2400藤 本敦 士3100
松 井光 介2000武 内晋 一2800
渡 辺恒 樹1700川 島慶 三2650
吉 川昌 宏1500福 川将 和2300
一 場靖 弘1470川 本良 平2100
高 木啓 充1360川 端慎 吾1800
橋 本義 隆1200松 元ユウイチ1650
七 條祐 樹1200濱 中   治1500
山 岸   穣1200鬼 崎裕 司1400
加 藤幹 典1100野 口祥 順1400
佐 藤   賢1000雄 平1350
久 古健太郎1000森 岡良 介1270
高 市   俊1000荒 木貴 裕1100
石 井弘 寿1000吉 本   亮1050
山 本哲 哉950宮 出隆 自1000
赤 川克 紀720新 田玄 気930
山 本   斉600衣 川篤 史820
日 高   亮500中 尾敏 浩800
平 井   諒480松 井   淳800
八 木亮 祐460上 田剛 史750
山 田哲 人720
川 崎成 晃720
三 輪正 義600
中 村悠 平580
水 野祐 希530
西 田明 央500
又 野知 弥500
2011小計122440148820
2010小計104045135070
前年比+183951)+137502)
1)+2)+32145
フェルナンデス350麻 生知 史320
上 野啓 輔曲 尾マイケ300
佐 藤貴 規
北 野洸 貴

昨年比+32145万6064円。来年以降も由規・村中・増渕はグングン上がるだろうし,館山と相川の複数年契約見直しもあるし大変です。。

一方で今年が背水の陣勢も多いのも事実。投手は新婚・R川島,一場,賢さん,高市,八木。そしてやっぱり弘寿。野手なら福ちゃん,濱中,吉本,宮出,衣川,中尾の中堅組。今年複数年の切れるガイエル・福地・藤本。

あとはやっぱり・・・ピッチャーの絶対数に不安だなぁ。。

そして「明日はいよいよ監督・コーチ会議。春季キャンプの概要やチームスローガンが明らかにな」るようです!
さぁ1月も残すところ一週間。キャンプインと○○代突入が間近に迫って参りました...

コメント
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元ヤクルト高津が新潟へ=BCリーグ

 日本球界で通算286セーブの歴代最多記録を持つ元ヤクルトの高津臣吾投手(42)が、プロ野球独立リーグ、BCリーグの新潟に入団することが24日、分かった。3月1日からの1年契約。今週中に新潟市内で記者会見を開く予定という。
 高津はヤクルトから米大リーグに移籍。2004、05年にホワイトソックスとメッツでプレーした後、ヤクルト復帰を経て08年は韓国のウリ、昨年は台湾の興農でプレーした。 [ 2011/01/24-10:23 時事通信 ]

いやまぁああビックリ!!!高津臣吾日本復帰!それもBCL!!さらにアルビレックス新潟BC!!!
橋上監督に高津投手。一気に燕分が濃くなったので,群馬の4季連続優勝は阻止するぞ!


高津がオレンジの帽子ってのはちょっとアレですが・・・
Twitter上では新潟行く!というswallowsファンが多数いらっしゃいました。これを機にBCLも注目が集まることでしょう。

BCL初心者の方に講座を開きますと,BCLとはベースボール・チャレンジリーグの略で,新潟アルビレックスベースボールクラブの他に,群馬ダイヤモンドペガサス,信濃グランセローズ,福井ミラクルエレファンツ,石川ミリオンスターズ,富山サンダーバーズの6球団が加盟しています。

現時点で今季の日程は未発表ですが,例年前期後期各36試合の2季制でリーグ戦が行われます。
上信越地区(群馬・長野・新潟)と北陸地区(福井・石川・富山)で対戦カード数が異なり,同一地区とは12(ホーム6・ビジター6)試合ずつ,他地区とは4(ホーム2・ビジター2)試合ずつ組まれます。
ですので,群馬・長野では年間12試合,福井・石川・富山でもそれぞれ年間4試合はアルビレックス新潟が遠征してくる計算になります。
ということで関東・関西にお住まいの方でもお近くで生観戦のチャンスがあります!もちろん新潟までお越しになればよりチャンスは増えますが・・

高校野球の地区大会でしか使われないような球場での試合も多いので,神宮球場同様ブルペンはスタンドから筒抜け!シャッターチャンスもいっぱいです!!
昨年までの鎌ヶ谷のように選手と観客の距離が近いことも保証します。

日米韓台と世界を駆け巡った42歳の再チャレンジ。人気も知名度も抜群!KOMERIからCMオファー来ちゃうんじゃないの?!

27日に入団発表のようです!ヤクルト退団後の高津まとめ
| Comment(0) | TrackBack(0) | BCL | at 19:38 | 更新情報をチェックする

2011年01月23日

栃木優勝、村沢24人抜きも長野2位 都道府県駅伝

 「全国都道府県対抗男子駅伝」が23日、広島市の平和記念公園前発着(7区間、48キロ)で行われ、栃木が2時間19分31秒で初優勝した。3人が区間賞を獲得して、2位に31秒差をつけた。長野は箱根駅伝2区区間賞の3区・村沢明伸=東海大=が、24人抜きの快走を見せたが、2年ぶりの優勝はならず2位。3位は地元の広島、2連覇を狙った兵庫は7位だった。[ デイリースポーツ 1月23日(日)16時0分配信 ]

昨年は首位と58秒差の2時間21分0秒の5位だったので,順位・タイム・秒差全て上回るもV奪還はならず。2004年第9回大会から続いてきた長野・兵庫二強の牙城も崩される形に・・
区間選手名所属時間個人順位
1臼田 稔宏佐久長聖高20:382222
2宮島幸太郎上田二中 09:033626
3村澤 明伸東海大23:4812
4上倉 利也佐久長聖高14:45173
5福澤 潤一佐久長聖高 25:24188
6蟹澤 淳平駒ヶ根東中08:4834
7上野裕一郎エスビー食品37:3632

箱根でも都道府県でも村澤くんの前の走者達が演出してくれるので,必ず目立ちますね(苦笑)
沿道からは黄色い声援も多く聞かれたように感じました。15の時から見てきたから感慨深いものがあります。日本を背負うトップランナーに成長して欲しいですね。

一方で選手構成は,箱根1区区間賞大迫傑(早大)が補欠。他の県であれば間違えなく選出されてくるであろう箱根6区区間新千葉健太(駒澤大)や優勝メンバー平賀翔太(早大)高野寛基(早大)でもメンバーに入れられないという大学生・一般の厚さはあるものの,(その世代が走っていた頃と比べると)高校生区間が・・という(他県の方からすれば)贅沢な見方をするようになってきました。

そんな駅伝王国長野の礎を築いてきた長聖の監督が3月末で退任のニュース。
佐久長聖の両角監督、東海大監督就任へ=駅伝
 長野・佐久長聖高を駅伝の強豪校に育て上げた両角速監督(44)が17日、同校で記者会見し、3月末で退任し4月から母校の東海大陸上部の駅伝監督に就任することを明らかにした。
 両角監督は、1995年に同校の教諭に就任。駅伝部を立ち上げ、男子は全国高校駅伝に98年から13年連続出場し、2008年には優勝を果たした。両角監督は「(箱根駅伝で)母校(の東海大)が良い成績を収めるのが私が呼ばれた一番の理由」と述べた。また、大学での指導を「高校では味わえない一つ上の舞台」とし、五輪選手の育成にも力を注ぎたいとの考えを示した。[ 時事通信 1月17日(月)16時26分配信 ]

代わって高見沢勝コーチが監督に就任されることに。設備あるいはノウハウは踏襲されるでしょうが,偉大な前任者の直後で相当プレッシャーも懸かることでしょう。
この時期ですし来年度入学してくる生徒さんは大筋で決まっているとは思われますが,新生佐久長聖駅伝部の門出も注目されます!

都道府県駅伝が終わるとそろそろトラックシーズンも到来だなぁ・・と感じます。
広島 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | TRACK & FIELD | at 20:05 | 更新情報をチェックする

2011年01月22日

これがホントの燕散歩(=つばさんぽ)?!

応援団のsirguielさんによる「出没!スワ街ック散歩!」*があまりにも面白いので,自分にも何か出来ないかと思い,Google先生を眺めてみると・・・あっココならそこそこネタになる!!と閃きましたo(^▽^)o
タイトルには相当頭を悩ませますが・・・とりあえずこれがホントの燕散歩(=つばさんぽ)ということで。。

注)明らかにネタはパクリですので,以下の御本家をご参照下さいませ。
*第1回 小川町
*第2回 ファン感直前特別版
*第3回 夜の横浜・クリスマス編
*第4回 新春特番!ナゴヤ編

”お〜やおやおやマーサさん。ぶらりで途中下車”と滝口順平風に入ってみましょうか・・
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燕=swallowということで,あっさりJR弥彦線燕駅にて途中下車してしまったものの・・えぇ〜っと時刻は10:00。次の電車は・・・12:22まで無い>_<なんというローカル。。
ということで駅周辺を散策するしかありません。
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ってな感じでマー散歩のstart!!

本当はここでいきなりクル━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!はずだったのですが・・肝心の看板が無かった。。
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でもこのたばこ屋さん。実は燕の駅前にどっしり構える「小川」たばこ店なんです!!
早速一服と行きたいところですが,私は吸えません。。ので先へ進みましょう。

ハイ!
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「燕」市役所。まさに燕の要・・ですね。

Google先生は「武内」美術店も教えてくれたので,たっけうっちだよ〜ん♪とばかり大きな看板があるかと思いきや・・これまたナッシング。
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ということでちょっぴり表札を拝借して。。

米所新潟だけあってこんな銘柄の日本酒も。
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「越乃飛燕」
でもるーびー派なのです。ごめんなさい。ぺこり。

おっとお帰りなさい
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「トニー」ワン

それを見守る
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「伊藤」金型彫刻所

ということはブルペンからの電話を受け取るそのお相手は・・・そうこの人!
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「荒木」内科医院


中では oh oh We'are the SWALLOWS♪ のリズムに合わせて踊っているかは定かではありませんが
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「ツバメ」ダンススクール

投手も野手も
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「松井」ボックス


さてさてあれこれ町を見まわしながらの散歩で,お腹も空いてきました。ちょうど時刻も11:00を回ったところ。おっと何やらいい匂いがしてきたぞ!?
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「杭州飯店」さんです。

早速「中華めん」を注文!で,あっという間に出てきたのがコレ!
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うどんのような極太麺に具はタマネギ・メンマ・チャーシュー。そしてスープの表面には背油が浮かび,見た目はいかにもコッテリしているようにも見えますが,実は魚介系のあっさりとして旨みのある味わい。
なのでぺろりと完食。
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あれれ???つば九郎が勝手にるーびー注文しちゃったみたい(笑)

店DATA:杭州飯店
新潟県燕市西燕49-4
TEL:0256-64-3770
営業時間:11:00-20:30
定休日:月(連休あり)


さぁお腹も満たされたところ・・・ん?「満」??
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「セブンセブン」=「77」。真中二軍監督じゃないですか!

気がつけば次の西燕駅が見えています。駅前には
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「岡田」商店。やっぱり燕の地。しっかりと見守ってくれています。

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鉄道の営業距離にして2.3kmの距離ですが,文字通り燕分満載でした!


あっ。るーびー飲んでご機嫌のつば九郎が燕市のマークを見て言ってました。
”ぼくのほうがかわいいよね。でへへ”
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さて,今度はどの街に出没するか。また次回どこかでお会いしましょう!という決め台詞は・・・約束できません。何より想像力が豊かでないとこの企画は出来ませんゎ。。


追記
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2011年01月12日

バーネットと再契約=プロ野球・ヤクルト

 ヤクルトは12日、昨季終了後に自由契約としたトニー・バーネット投手(27)と再契約したと発表した。1年契約で年俸2500万円プラス出来高払い。背番号は34。
 また、残留で合意していた林昌勇投手とも6日に正式に契約を結んだことを発表した。
 バーネットは昨季、16試合で4勝5敗、防御率5.99。球団は先発投手補強のため新たな外国人選手獲得を目指したが、不調に終わっていた。
編成部の奥村政之国際担当は「キャンプからテーマを持ってやれば、昨年の成績を上回ると期待している」と話した(金額は推定)。[ 2011/1/12 19:25 配信 時事通信 ]

お帰りなさいトニー!ということで,カムバックした以上は昨年春先のような神ピッチ再来を・・切に期待したいところ。

まぁこういう皮算用は必ず崩れるものですが,一応先発4枚(石川・館山・村中・由規)にアクシデントなく,かつ雨天中止も考慮しないで交流戦終了(6/19)までのローテを組み立てると・・・  

投手A:3/25(T)→4/01(C)→4/08(t)→4/15(B)→4/22(c)→4/29(t)→5/05(D)→5/13(B)→5/20(e)→5/26(O)→6/03(F)→6/08(o)→6/14(L)
投手B:3/26(T)→4/02(C)→4/09(t)→4/16(B)→4/23(c)→4/30(t)→5/07(C)→5/14(B)→5/21(e)→5/28(l)→6/04(F)→6/09(o)→6/15(L)
投手C:3/27(T)→4/03(C)→4/10(t)→4/17(B)→4/24(c)→5/01(t)→5/08(C)→5/15(B)→5/22(H)→5/29(l)→6/05(E)→6/11(h)→6/18(M)
投手D:3/29(b)→4/05(d)→4/12(g)→4/18(D)→4/26(G)→5/03(D)→5/10(d)→5/17(f)→5/23(H)→5/31(m)→6/06(E)→6/12(h)→6/19(M)
投手E:3/30(b)→4/06(d)→4/13(g)→4/19(D)→4/27(G)→5/04(D)→5/11(d)→5/18(f)→5/25(O)→6/01(m)→*/**(*)→*/**(*)
投手F:3/31(b)→4/07(d)→*/**(*)→4/20(D)→4/28(G)→*/**(*)→*/**(*)→*/**(*)→*/**(*)→*/**(*)→*/**(*)→*/**(*)
注:()は対戦相手。大文字はホーム・小文字はビジター。

今年は交流戦前に九州・松山・北陸遠征があり,さらに例年の交流戦ゆとり日程を合わせると,基本中6日維持でも,投手F=先発6番手=バーネット!?は4試合だけ先発してくれればOKということに!!
心強いのは昨年登板4試合までは防御率1.73であの前田健太をも抑えてセ・リーグトップだったこと!!!

中澤を筆頭に先発5番手候補はとりあえず2ヶ月飛ばして,3週間休むくらいの気概で行こうヤ!
R川島には寒い春先に無理させないで,交流戦明けからバンバン先発で投げてもらえれば良い。赤川・山本斉なんかも春先はじっくりイースタンで育成していれば良い。
もちろん有事に備えは必要だけれどね…ってかこれが一番肝心か(苦笑)

あとはこの点と点をどう結ぶか。

先発A・      ・石川
先発B・      ・館山
先発C・      ・村中
先発D・      ・由規

先発Dのb→d→g→D→G→D→d→f→H→m→E→h→Mという巡りを考えると自ずと答えは決まようにも思えるが・・・?!
追伸
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書評『マキコミの技術』

コグレマサト・いしたにまさき『マキコミの技術』インプレスジャパン,2010

合わせて読みたいに見事に感化されて購入。。

第1章/時代は「クチコミ」から「マキコミ」へ
「『以前に会話したことがあるあのアイコンの人』というような,なんとなく知っている人が多くなり,初対面でも打ち解けやすい状況が生まれている」(p.28)
 昨年はツイッターによってリアルとネットが近づき,とうとうイベントや飲み会にまで参加することが出来,大きな変化を感じた一年にもなりました。その辺りがこの本も読もうと思ったきっかけ。

「ブログやツイッターを書いているユーザーは,それぞれの人がもはやメディアを持っている,個人個人がメディア化している」(p.35)
 メディア=マスの時代を知っているだけに,すごい革新だと改めて感じる。

「レンタルしたCDを聴くだけのファンが10万人いるよりも,CDを購入し,写真集も閲覧用,保存用,展示用と購入し,必ずコンサートや握手会にも足を運んでくれるような熱心なファンが千人いるほうがありがたい(ビジネスが成功しやすい)」(p.39)
 これは昨今のCD売上ランキングを暗喩ですか…?!

「ソーシャルメディアに自分から入り込んで,ある程度の継続をしていくということが必要」(p.42)
 「信頼による,つながり」の話。今思えばツイッターを始めて半年程度は使い方もそうだけれど,やはりどこか会話にも抵抗があったように思う。それほどヘビーじゃ無かった。実際に誕生日ツイートや81cm大雪ツイートもしなかった。。

「『好きこそものの上手なれ』ではありませんが,特になにかを得たいと考えるわけでもなく書き続けて『結果的に』いいことがあった,というのは,ブログを長く続けている人ならば誰しも一つや二つ,いえ,もっと思い当たるところがあるのではないでしょうか」(p.49)
 最初は誰も見てなかった。1日のip/pvともに0という日だってあったくらい。アクセス数もそうなら,コメントも。初めてもらったのはスパムさんだった。それでもある日”いつも楽しみにしています”という1通のメールを頂けた。それはそれは本当に嬉しかった。お陰さまでその後は順調にアクセスも50→100→200-250と伸び,コメントあるいはトラックバックと定期的な反応も頂けるようになった。そしてツイッターあるいはリアルで,ブログ読んでますという声を貰えた。これらは「結果」の賜物。

「ブログというのはその名のとおり,ウェブのログ(記録)であり,自分の足跡がネット上に記録されているようなものです。継続することで積み重ねたログが,自分への信頼の醸成にもつながっていきます」(p.50)
 「信頼」というのは大袈裟かも知れないが,それでも「ログ」に価値は出てきたと思う。


第2章/コツコツ「継続」がソーシャルメディア上の土台
「淡々とコンテンツを作り続け,ブームに関係なく残るものを蓄積していくこと」(p.64)
 これからも色々なソーシャルサービスが生まれてくるんだろうけど,こうして育て築いてきたものは大事にしていきたい。

「ソーシャルメディアでの活動を生活習慣の一部として,『気がついたら数年間続いていた』というように自然と継続できるようにすること」「そのために大事なのは,自分の毎日のペースを作ること」(p.70)
 継続のノウハウが語られているが,本当に「気がついたら数年間続いていた」だけの話。

「自分なりの情報フィルタリング方法を編み出し,ある程度入ってくる情報を絞り込むという発想を持つほうが,楽にでき」る(p.73)
 これはそれなりに実践しているかも。シーズン中は試合を見る/聞く→ボックススコアを確認する→公式のコメントを読む。これだけ。配信されてくる寸評はこの時点では読みたくない。

「他者をフィルターとして,そのユーザーが重要だと思ったものを,いわば二次的に見る」(p.74)
 これはツイッターの話ですが個人的にはネット界隈の興味ある話を多く提供して下さるさんを一番の「フィルター」として情報収集させて頂いております。

「まず自分が毎日できる好きなことを続けることを意識してみてください。毎日続ければ,それは自分だけのやりかたになります」(p.76)
 スワローズが好きじゃなきゃこの活動は出来っこ無い!!

「『人のちょっと面白いところを強化してしまう作用こそ,ソーシャルメディアの本質』」(p.80)
 これはまさにプリン。イイキャラを発掘してもらえたので,このキャラで行こうと思う(笑)

「ブロガ−独自の視点からの記事を読みたいと思ってもらうこと」(p.81)
 自分で言うのもアレですが変なデータにこだわるの好きですよね。。解説・実況別戦績とか。○○が△△打つと負けないとか。何曜日は××とか。優勝した年と同じとか。勝手にこじつけちゃって。でもそれが「独自」にもなっているんだろうし,やっていても一番面白い。現地情報はなかなか出来ないんだから,そこは23年の記憶で勝負!ってトコかな?!

「わかりやすさ(=覚えてもらいやすさ)のためには,ビジュアルも重要な要素です。ネットは文字の世界であると同時に視覚情報の世界でもあります。ツイッターなどで設定するアイコンに,なにか目立つ,もしくは気になるビジュアルの要素があると,それはそれで自分の印象を広げることにな」る(pp.81-82)
 アイコンってやっぱ重要だと思います。あんまりコロコロ変えたくない。マイピクさんのサービスを使って本当に良かったと思ってます。

「ブログの更新情報は,ぜひツイッターにも流しましょう」(p.82)
 seesaaさんは機能を持っているので,それを活用させて頂いています。これも先にブログがありきだったから迷わず使えた面がある。今や「ブログのコメント欄よりも」よっぽど「ツイッター上の方が」「反応」を「もらいやす」い。

「日常のささいな疑問などブログの記事の材料としては小さすぎる話題を投げかけてみると,意外な人から反応があったり,思わぬ答えが返ってきたりすることがよくあります。それがブログの記事の参考になることもありますから,自分の判断でしまい込んでしまわず,ツイートしてみましょう」(p.83)
 でもなんだかんだで試合中のやりとりは面白い!昨年の10/8巨人戦なんか自分でも驚いた!!5月の暗黒期は暗黒期でまたフォロワーさんとのスワローズ愛を深められた気もしてます。


第3章/つながりを育てる「ギブ&ギブ」の精神
「漠然としてうまく言葉にできない部分もあるのですが,ブログを書くということは個人的で一方的な行為のようでいて,どこかの誰かのなにかにつながっているという感覚が確かにあります」(p.116)
 何気ない言葉一つでほんとうにうれしいものなんですよね。

「ブログをはじめとするソーシャルメディアでの活動を継続することは,人とのつながりを作り,人となにかしらの形で出会うきっかけを作るための活動だと言える」(p.118)
 2010年はまさに出会えた一年でした。さんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさん
将軍様のお力添えがなければ成し得ませんでした。本当にありがとうございます!!

他にも始めたての頃にフォローして下さったり,リプさせて頂いたりした中でアイコンとアカウント(あるいはプロフィール)が一致している方々は
さんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさんさん。さん
がいます。(アルファベット順。複数アカウント・著名人は除かせて頂きました。)

「ログの積み重ねはうそをつきません」「これまで継続してきたものを見ればわかります」(p.120)
 これからも心の中に。

「ブログ以前と以降では,つながりかたに大きな違いがあると感じます。メールマガジンのころは,読者の人たちの人なりを詳しく知ることはできませんでした。しかし,ブログやツイッターが普及し,個人があぶり出されたことにより,人となりがよくわかり,個人と個人がつながりやすくなったと感じます。しばらく顔を合わせていなくても相手がなにをしているのかを知ることが簡単です」(p.127)
 確かにその通り。掲示板等ではハンドルネームだけが手掛かりで,性別も年齢も趣向も分からない。それがツイッターではアイコンとプロフィールだけである程度分かりあえちゃう不思議。やりとりしているのは同じデジタルの文字なのに…

ソーシャルメディアでは『一歩前に出る』ことが非常に重要です」(p.128)
 「思い切って」「一歩前に」踏み出した。それだけで本当に世界は大きく変わりました!全てが「第一回」で印象に残っています。

「ソーシャルメディアに取り組むなら,まずは個人としてやってみるとよいですね。やってみないと理解できない部分が大きいですから」「大切なのは積み重ね」(p.164)
 それなりに実践したことを活かしたい。


第4章/「マキコミ」から生まれる新しい価値
「ソーシャルメディアを通じて『マキコミ』を体験することで,自分または自社にとっての新しい価値を発見したり,作り出したりすることができます。」(p.213)
 本章を通して展開される「継続」「つながり」の先にあるもの―この問いに答えを見出せるような一年にしたいですね。 

「野:ブログでは好きなカープのことを書くんだけど,カープファンじゃない人は離れますね,やっぱ(笑)。ツイッターでもカープの話をしていると『あ,フォロワー減っとるじゃん!』と。
コ:ネタフルは浦和レッズサポーターだから読まない,というツイートも見たこともありますよ(笑)。」(p.218)
 どの世界にもあるようです(笑)こればっかりはしょうがないよね♪


おわりに
「『情報をフローとストックで考える』」「『情報発信を続けていると,量的変化が質的変化に変わるときが来る』」
「普通の人が普通に使えるツールがブログしかない時代から,ツイッターを始めとするソーシャルメディアが広がったおかげで,この二つはさらに実感しやすく,そして重要な意味を持つようになってき」た(p.221)
 

ソーシャルメディアに臨む姿勢としては,発言したことには責任をもてる領域を。門外漢なことには触れない。人を不快にさせるものや見ず知らずの人の陰口は叩かない。
新たな「マキコミ」を通じて新しい発想や可能性を身につけていきたいな♪様々な経験を積んで改めて読み直したい書だと思いました。

追記
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2011年01月07日

書評『ネットで成功しているのは<やめない人たち>である』

いしたにまさき『ネットで成功しているのは<やめない人たち>である』技術評論社,2010

地元のツ●ヤ書店でフト目に留まった3冊平積みにされていた本。帯文の「これは続けなきゃ意味がないものなんだな」あるいは表紙カバーの「ブログを続ける=ライフログを残す,という行為は未来への自分への投資」そんな文言が自分に多くを訴えかけてくれたので,迷わず購入!

自分自身は,この本にアンケートが掲載されたような「成功している」著名なアルファブロガーさんたちには足元も及びませんが,それでも自分なりに少なくとも5年間ブログを続けてきたものとして何か言えるものはあるだろうという気持ちもあり,まずは僭越ながらアンケート取得項目に答えさせて頂こうと思います。
以前にもそれっぽいこと書いてはいるんですけど…,まぁスタンスとしてはあんまり変わってないかなぁ。。

・お名前
 マーサ 
・Twitter ID
 masak20
・ご自分のWebサイト、ブログなど
 http://www.k4.dion.ne.jp/~kamada20/「東京ヤクルトスワローズデータサイトFight!!SWALLOWS」 
 http://masa-k-20.seesaa.net/「試合見聞LOG-東京ヤクルトスワローズ応援ブログ-」
 http://ja-jp.facebook.com/masak20 
・いちばん好きなWebサイト(Webサービス含む)は?
 自分のサイト,ブログには愛着があるが,最近はFacebookに新たな可能性を感じる
・初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービスも含む)とその理由
 自分より年下の高校生(当時)が制作していた個人のウェブサイト。デザインやコンテンツなど刺激を受けた。
 Google。気になっていた人物名で検索をかけたら現況が分かったこと。ただそれはいわゆる「名無しさん」のサイトだったが,それでも玉石混交のネットから自らが欲する情報を取捨選択する力を学んだ気がした。いずれも2000年以前の話。
・ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
 好きである事。
・あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
 飾らずありのままの自分を出すこと。感じた事をありのままに。
・あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
 小学校の卒業文集に書いた”野球が好きだから,野球に関する何かを書いたり,自分が撮った写真を掲載できたらいいなぁ”というある意味での「夢」をインターネットによって実現することができたから。気がついたらログが溜まっていた。
・収入の変化はありましたか?
 いいえ(手を出していない)
・収入の変化はどれぐらい経ってからですか?
 −
・アクセス数を増やす工夫をしていますか?
 していない(以前は積極的にトラックバックを送る,あるいは他の方のブログにコメントするなどの行為をしていた)
・フォロワー数を増やす工夫をしていますか?
 している(誰かをフォローするという事は必然的に自らを売る事になるから)


ハンドルは実名から取ったものですが,「ネットで価値を持」ったように感じます。「ネットにおける最大の力は『継続』で」「それが醍醐味」というのはモットーにも通じました。

「アンケート回答一挙紹介−ブロガ−110人のリアルな声」に関しては非常に読みごたえがあり,うんうん!そう思う!!的な声がいくつもありました。

他に印象に残った文章を引用すると
3.アンケートからなにが読み取れるかI−各項目定量分析
「自分の出した情報が外に出ていったことがきっかけになって,自分なり他人なりに変化をもたらした」(p.113)
「『薄さ』があるから,マイペースでやることができる。『薄さ』があるから,自分の好きなことだけをやることができる。『薄さ』があるから,友人とはしない話をすることができる」(p.115)
「情報が蓄積されて,価値に変化するまでにはとにかく時間がかか」る(p.121)
「1つ1つのことは薄くても,時間が経過して蓄積されていけば,どんなに薄くても情報はある高さという結果に到達」(p.123)

4.コンテンツの継続とイノベーションの継続
「HTMLで<hr>と書くと『おおっ,線が出た』とか。そういうちまちましたことが,いちいち楽しかった」(p.135)

5.アンケートからなにが読み取れるかII−クロス分析
「ストック型の情報=情報に持続力がある=蓄積されるアーカイブに価値がある」(p.195)
「多くのブログにとって,そのアクセスの正体はまさにロングテールそのままの,過去記事への小さいアクセスの積み重ね」(p.197)
「自分が本当に興味あることだけをやってきたことかも知れません。元から何も期待していないと,思わぬ人や思わぬ反応があると,うれしい ※磯崎哲也さんの回答」(p.210)
「自然と興味を持ってしまうもの,どうしても好奇心を止められないもの,そういった気づいたら反応していたということを自分の基本姿勢の中に,これも自然に組み込んでいった方が,無理なく3年という期間を楽しく通過儀礼として味わうことができるはず」(pp.214-215)

6.ログ的にものを考える
「情報の蓄積があなたの資産になる」(p.237)
「ログがあなたの日常を反映する」(p.250)
「お金以上の何かを公開した人のところに運んでくれるからです。つまり,お金とは違う価値が公開された人だけにもたらされるのです。そして,それが一時的なものではなく,ネットにおけるあなたの価値を向上させてくれたことは,すべてのログが教えてくれます」(p.251)

ざっとまぁこんな感じで,とにかく時間が経つにつれて,ログのもつあらゆる価値と,ネットによる連携で自分自身にフィードバックされるものが大きくなってきた事を強く感じています。

そんなこんなで読んで下さる全ての方に改めて”ありがとう〜って伝えたくて”♪
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2011年01月03日

早大、18年ぶり総合優勝=3校目の3冠達成−箱根駅伝

 正月恒例の第87回東京箱根間往復大学駅伝競走最終日は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路5区間(109.9キロ)が行われ、前日の往路で2位だった早大が逆転し、合計タイム10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶり13度目の総合優勝を果たした。
 早大は昨年10月の出雲選抜駅伝、同11月の全日本大学駅伝の優勝と合わせた「3冠」を達成。3冠は1990〜91年の大東大、2000〜01年の順大に続き史上3校目。往路を制した東洋大の3連覇はならなかった。
 東洋大に27秒遅れて復路をスタートした早大は、「山下り」の6区で高野寛基が首位に浮上。7区で1分以上の差をつけ、その後の東洋大の追い上げを振り切り、最後は21秒差で逃げ切った。[ 2011/01/03-16:33 時事通信]

【総合成績】(1)早大10時間59分51秒=大会新(大迫、平賀、矢沢、前田、猪俣、高野、三田、北爪、八木、中島)(2)東洋大11時間0分12秒(3)駒大11時間3分53秒(4)東海大11時間8分12秒(5)明大11時間8分24秒(6)中大11時間11分24秒(7)拓大11時間11分28秒(8)日体大11時間13分19秒(9)青学大11時間13分20秒(10)国学大11時間13分23秒(11)城西大11時間13分26秒(12)山梨学院大11時間13分50秒(13)帝京大11時間14分21秒(14)東農大11時間15分43秒(15)神奈川大11時間16分37秒(16)中央学院大11時間19分0秒(17)専大11時間21分5秒(18)関東学連選抜11時間21分17秒(19)上武大11時間25分11秒(20)日大11時間28分0秒

個人的にはやっぱりコレ!
箱根 17人抜きの村沢がMVP
 第87回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川・箱根芦ノ湖畔から東京・大手町までの復路5区間(109.9キロ)が行われ、早大が10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶりの総合優勝を果たした。また、東海大の村沢明伸(2年)が大会MVPに与えられる金栗四三杯を獲得した。
 2日に行われた往路の2区に出走した村沢は、最下位でたすきを受けると、歴代2位(日本人最多)となる17人抜きを達成。1時間6分52秒の好記録で区間賞を獲得し、チームの往路3位、総合4位に大きく貢献した。[ スポーツナビ 1月3日(月)17時27分配信 ]

村澤くんは郷土の英雄です!来週レ●ンホールで催される成人式には出席するのかしら?!お酒はまだ19歳だけどw

出身高校別では西脇工高(兵庫)の8人を抑え堂々の全国最多!安心と信頼の佐久長聖ブランドをここにまとめておきます。
1区1位 大迫傑(早大)1年 01:02:22(区間賞)
1区2位 堂本尚寛(日大)3年 01:03:16
2区1位 村澤明伸(東海大)2年 01:06:52(区間賞)
2区4位 平賀翔太(早大)2年 01:07:50
4区12位 宮坂俊輔(専大)1年 00:56:51
6区1位 千葉健太(駒大)2年 00:58:11(区間賞・区間新)
6区2位 高野寛基(早大)4年 00:58:55
7区14位 矢野圭吾(日体大)1年 01:06:09
7区17位 永田慎介(東海大)4年 01:06:45
補欠 佐々木寛文(早大)2年
補欠 大蔵孝典(中央学院大)1年

佐々木の怪我が無ければそれだけで10人組めて,実在はしませんが佐久長聖大学で出たら恐ろしいタイムを出しそうです。。

また昨日今日と,千葉・村澤・平賀・佐々木・大迫が揃って走った2008年の全国高校駅伝を扱った過去ログに多くのアクセスを頂いたようです。
しかもGoogle先生で「佐久長聖 2008優勝メンバー」と検索するとYou tubeさんに次いで2番目に当ブログ記事が表示されているようでして・・。色々な意味で驚きました^^;;


で,数ある配信記事の中からこの見出しを選んだ訳は・・・。もうお分かりでしょう!
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【重要】早稲田大が前回優勝した18年前のプロ野球日本一はヤクルトな件 at 01/03 13:38
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3冠が達成されたのも2001年順大以来10年ぶりといいますし,新春から縁起が良い!!
東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | TRACK & FIELD | at 21:16 | 更新情報をチェックする

2011年01月01日

謹賀新年2011

新年あけましておめでとうございます。

例年開幕直前にイメージを変えてきたのですが,今年は願をかけて元旦に。

夏の日の神宮球場ライトスタンドから撮った,夕陽と照明に照らされるグランドをバックに,白・グレー・濃紺・赤のスワローズカラーで外枠で囲み,つば九郎(つばさんぽ荒川区編)とつば美(リポDナイター)を前面に登場させたブログオリジナル画像2011verを制作してみました!
blogimage11.png

’当時のありのまま’をモットーとし,ブログ化以前に実際に自分が綴った文章,撮った写真,そして新聞記事を過去ログに集約させたことによって,記ログ上は18歳(19シーズン目)を迎えることになります。

中学校の入学式から一週間も経たないうちのいわば作文状態で書き始めた中の人も,今月末には新たな十路に突入し,表現法も若干変わるのでしょうかw


とはいってもスワローズを愛する気持ちは何ら変わりません!
2001年以来10年ぶり7度目となるセ・リーグ優勝に向け,熱い声援を送り続けたいと思います!

個人的には公式戦連続試合記ログ800試合&900試合達成も目指します!
本年も弊ブログを宜しくお願い申しあげます。
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