プロ野球のドラフト会議が28日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、ヤクルトは外れ1位で高校生スラッガー・履正社の山田哲人内野手を指名。ほかに3位、4位で北照のバッテリー、西田明央捕手、又野知弥投手を指名した。
西田は高校通算34本塁打の強打、強肩を誇る大型捕手。又野はMAX140キロを超す速球、さらに打者としても評価が高い。3年時は春夏連続で甲子園に出場し、春はベスト8に進出した。
ヤクルトはほかに伯和ビクトリーズの七條祐樹投手(2位)、日本製紙石巻の久古健太郎投手(5位)、 熊本ゴールデンラークスの川崎成晃外野手(6位)を指名した。[ 2010/10/28 19:38 配信 サンケイスポーツ ]
2010年度ドラフト会議指名選手
1 | 山田哲人 | 内 | 履正社高 |
X | 塩見貴洋 | 投 | 八戸大 |
X | 斎藤佑樹 | 投 | 早大 |
2 | 七條祐樹 | 投 | 伯和ビクトリーズ |
3 | 西田明央 | 捕 | 北照高 |
4 | 又野知弥 | 投 | 北照高 |
5 | 久古健太郎 | 投 | 日本製紙石巻 |
6 | 川崎成晃 | 外 | 熊本ゴールデンラークス |
<育成> | |||
1 | 北野洸貴 | 外 | 神奈川大 |
2 | 上野啓輔 | 投 | 四国・九州IL香川 |
3 | 佐藤貴規 | 外 | 仙台育英高 |
選択終了 |
4年前から公言してきた斎藤佑樹を1位指名も交渉権獲得ならず・・。前日まで沢村あるいは大石の入札が噂されていたハムにかっさわられるという何とも虚しい結果。
外れ1位で八戸大・塩見を星野新監督を迎えた楽天と競合するも,今度は先に当たりクジを引かれてしまった小川監督。
外れ外れ1位指名で山田哲人(履正社高)が三度抽選となり,2度あることは3度あったのがオリックス・岡田監督で,3度目の正直で当たりを引いたのが小川監督でした。
1999年野口祥順(藤代高)以来の高卒野手指名。外れ外れ1位となると福留孝介(PL学園)沢井良輔(銚子商)を外して指名した三木肇(上宮高)以来。いずれも大型ショートの期待を背負って入団でしたが,結果的は二人共守備走塁型タイプに・・・。
ただ今回はまるで事情が違う!!山田哲人の入団にタイミングを合わせたかのように池山隆寛二軍打撃コーチが着任!池山コーチ自らの手でポスト池山を育成してもらいましょう!!
2位には七條祐樹(伯和ビクトリーズ)。ゆうき違いではありますがユウキの代わりにゆうきが入団。廃部になった日産自動車から転籍でプロ入り。1984年生まれということで来年は27歳。まさに即戦力としての期待が懸かります。
3位と4位は西田明央と又野知弥の北照高校バッテリー。捕手には有望株中村悠平が居る状況で,中村より2歳下の高卒捕手指名。米野を放出して再び北照高からドラフト3位で捕手を指名。よく意図が分からないのですが・・
相川・川本・新田・衣川・福川・中村・水野+西田の8人体制。短期的に考えると,新田衣川は一塁兼務で,中村悠平が一軍帯同近しということでしょうか?!そうなればファームの捕手が水野だけになり,人員不足感がしますからね・・。
甲子園を沸かせた又野は野手としての指名。187cm84kgの長身で右のパワーヒッター。池山コーチに委ねましょう!
5位の久古健太郎(日本製紙石巻)は今ドラフト唯一の左腕投手。大学は青山学院大ということで石川・山岸・高市の後輩。貴重なワンポイント候補。ある意味6人の中で一軍に一番近い存在ですから,チャンスを掴んで欲しい!
6位川崎成晃(熊本ゴールデンラークス)は週べによると飯原タイプとか。下位指名ながらルーキーイヤーから一軍に抜擢された誉士に続いて欲しいです。
育成では豊作と言われた増渕世代の大学生から唯一の指名北野洸貴(神奈川大)。伊藤秀範・三輪正義・塚本浩二に続き四国独立リーグ香川オリーブガイナーズから通産4人目の指名となった上野啓輔(香川OG)。そして由規弟・佐藤貴規(仙台育英高)。彼らはまず支配下が目標です。
背番号予想ってのも楽しみの一つ。
山田勉(1986-1997)山田弘喜(2007-2010)と永く山田姓が背負ってきたのもあるし,将来的に宮本慎也の「6」番を受け継ぐという期待を込めて「66」番は如何?!
七條祐樹はゆうきだけに「29」。久古には「30」。又野西田に「50」「51」を連番で(上田に「23」を継がせて,山岸は変更で)。川崎は「39」あたりでどうだ?!
「18」は残念ながら該当者なしかなぁ。。
貴規には現在伊藤真打撃投手がつけているけれど,広島の永川兄弟の「20」と「120」のように,「111」番という粋な計らいがあるのかな?!
余談