非常にバタバタした一日でした。
そもそもの発端は昨夜朝日新聞東京支社のツイートから。
asahi_tokyo
プロ野球セ・リーグで最下位に低迷しているヤクルトの高田繁監督が、辞任の意思を固めたようです。あすにも、正式に球団側に辞意を伝える模様です。
posted at 22:44:32
26、27日の楽天戦までは高田監督が指揮をとって、その後は小川淳司ヘッドコーチに交代するようです。RT @Shunsebe: 誰がやるんだろう?ヘッドコーチ?
posted at 22:49:00
そのツイートが遅くとも日付を跨いだ頃には削除されたことを確認します。
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この事によって朝日新聞によるガセではないのか?あるいはリークしてしまったのではないか?と憶測を呼んだものの,結果は後者。スポーツ面だけでなく社会面にも掲載されます。
ヤクルト高田監督が辞意 成績低迷、後任は小川ヘッド プロ野球セ・リーグで最下位に低迷するヤクルトの高田繁監督(64)が辞任の意思を固めたことが25日、分かった。球団関係者が明らかにした。26日にも正式に球団側に辞意を伝える。高田監督は26、27日の楽天戦(神宮)は指揮を執るが、その後の試合からは小川淳司ヘッドコーチ(52)が指揮を執る見込み。
高田監督は2008年シーズンからヤクルト監督に就任。2年目の昨季は3位でクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした。今季は25日現在で13勝31敗1引き分けと大きく負け越している。
高田監督は20日にも一度、球団首脳に辞意を伝えたが、慰留されて撤回した。しかし、その後もチームの連敗は止まらず、今季12球団ワーストの20失点(4得点)で大敗した22日のロッテ戦で8連敗となっていた。[ 2010年5月26日4時59分 朝日新聞 ]
「やめちまえ」少年ファンの声に戦意喪失 ヤクルト・高田監督
プロ野球ヤクルトの高田繁監督が辞任を決断した最後の一押しは、少年ファンのひと言だった。「高田、やめちまえ」。神宮での試合前には必ずサインの時間を割く監督にとって、この声が戦意を失わせた。
ゼネラルマネジャーとして日本ハムをパ・リーグ連覇に導いた手腕を買われ、ヤクルト監督に就任。2年目の昨季はクライマックスシリーズに初めて進出した。だが、球団は昨オフ、目立った補強をしなかった。昨季と顔ぶれが変わらない打線は他球団から研究され、苦戦を強いられた。
「ギラギラしたものを見せろ」。5日に0―12と大敗した巨人戦の後、高田監督は今季初めてゲキを飛ばした。自らの言動でチームを鼓舞するタイプではない。球団関係者に「おれにこんなこと言わせるなよ」と漏らしている。だが、それも選手には響かず、その後も負けを重ねた。
ガーデニングが趣味の高田監督。選手層の薄さは若手を育てて解消するつもりだった。4月中旬の遠征先で、練習する選手を見ながら寂しげにつぶやいた。「(植物と違って)こっちはうまくいかんな」。巨人V9戦士も、監督としては大きな花は咲かせられなかった。(波多野大介) [2010年5月26日10時24分 朝日新聞]
このように敵軍の系列紙が独占的にスクープしたのならまだしも,公共放送であるNHKが朝のニュースで再三これを報じたことで信憑性は高まりました。
ヤクルト 高田監督辞意固める
プロ野球、ヤクルトの高田繁監督が、チームの成績不振の責任を取って辞任する意向を固めたことがわかりました。
今シーズンのヤクルトは、ここまでチーム打率、得点がともにセ・リーグ最下位と打撃の不振が響いて、25日までの成績が13勝31敗と勝率が3割を切り、最下位に低迷しています。このため、球団関係者によりますと、高田監督は「チームの不振の状況を打開するためには辞めるしかない」として、辞任する意向を固めたということです。高田監督は今月20日にも球団の鈴木正社長などと会談し、辞意を伝えましたが、このときは球団の説得で、引き続きチームの指揮を執ることを確認しました。しかし、その後もチームは1勝もあげることができず、上昇の兆しが見えないことから、再び辞任する意向を固めたということです。高田監督は64歳。3年前にヤクルトの監督に就任し、去年は3位に入ってチームを初めてのクライマックスシリーズ出場に導きました。[ 5月26日 5時5分 ]
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こうして冷静に本人の会見を待っていたら,本人は寝耳に水という発言。
高田監督「びっくりしている」=一部の辞任報道に―プロ野球・ヤクルト
ヤクルトの高田繁監督(64)は26日、成績不振の責任を取るため辞任することになったとする一部報道について、「おれもびっくりしている。すぐにユニホームを脱ぐのも一つ、何としても全うするのも一つの責任の取り方。今はユニホームを着ている」と語った。同日午後、神宮球場のクラブハウス前で報道陣に応対した。
高田監督はこの日、鈴木正球団社長らとクラブハウスで会談。鈴木社長は、同監督の辞意に関して「なかった」とした上で、「厳しいという話がないわけではないが、(続投の)方針は変わらない」と述べた。ヤクルトは交流戦で開幕8連敗を喫するなど不振が続いており、セ・リーグ最下位に低迷している。[ 2010/5/26 16:17 配信 時事通信 ]
ということで,再度雑音を封印して臨んだ雨の神宮楽天戦。
E 000 201 000 3
S 011 000 000 2
●館山(2-3)6,押本1,松岡1,林昌勇1−相川
ゲリラ雷雨の予報もある中で雨男・館山は順調な立ち上がり。
その裏不振極める福地が安打で出塁。雨天(打てん)だけに手堅く送りは正解だと思う(田尾氏には猛烈批判されていたが)。
ただ結果が伴わなかっただけ。重圧や責任感など重くのしかかるものがあったのかね・・今思えば。
それでも2回に伊勢大明神効果か?デンガイ連続安打に宮本タイムリーで1点先制。尚0死二三塁も,藤本・相川連続ぽpという4/4横浜戦から始まった悪夢の序章を想起させるシーンで結局加点ならず。
3回ガイエルタイムリー生まれるも,4回表デンさんの守備のミスもあってあっさり同点に追いつかれて,8番打者敬遠→投手勝負で明暗分けたか・・。
セ・リーグ野球を知るブラウン監督。先発・戸村迷わず代えてきた。先発が降板するとめっきり点が入らなくなるスワローズ・・
6回表に飛び出した中日時代から神宮大好きの山崎武の勝ち越しソロ本塁打。
1点差なのにベンチはお通夜。誰一人笑えない。やっぱり試合前には伝えられていたのかなぁ。。その位暗かった。
9回裏右サイドスローの川岸に対して相川をそのまま打席に立たせたのは正直疑問だった。でも自分で獲ったFA選手(藤本・相川)を監督最後のイニングで打席に立たせるってなら話は違うよね。。
武内が意地の出塁で代走野口祥順が盗塁を決めたシーンは
This is 高田野球!!だったものの・・・
SponichiYakyu
雨の中引き上げる監督。取り囲む多数の報道陣。飛び交う様々な声援。
ヤクルト、試合後にこれから緊急会見。昼間に二転三転したことが、またひっくり返るかも…。(まる)
posted at 9:40 PM May 26th
高田監督の辞任が試合後、発表されました…。
posted at 9:50 PM May 26th
高田監督、辞任です。昼間は何だったのか…。
posted at10:16 PM May 26th
プロ野球ヤクルトの高田繁監督(64)が26日、成績不振の責任を取って辞任する意向を表明した。同日夜、神宮球場で行われた楽天戦の試合後、球場内で記者会見し、明らかにした。
ヤクルトは今季、開幕から3カード続けて勝ち越すなど好スタートを切ったが、4月中旬の長期遠征から調子を落とし、同30日に最下位に転落。極度の打撃不振もあり浮上のきっかけをつかめず、5月入ってからはわずか2勝。勝率が3割を切り、この日の敗戦で交流戦は開幕から9連敗を喫するなど低迷している。
今月20日には鈴木正球団社長らが高田監督と会談。「補強などで支援する」と続投を確認したが、直後のロッテ戦で20失点と大敗するなど不振は深刻化。このため、急きょ伊勢孝夫打撃アドバイザーを招聘(しょうへい)した。
高田監督は2008年、古田敦也兼任監督の後任としてヤクルト監督に就任。日本ハムを指揮して以来20年ぶりに監督に復帰し、昨年は3位でクライマックスシリーズに導いた。今年が3年契約の最終年だった。[ 2010/5/26 21:52 配信 時事通信 ]
そもそもこう面白がって書かれる状態に陥っていることは紛れもない事実であり,高田監督自ら撒いた種とも言えるでしょう。
ただし記者の憶測であればまだしも,
こうしたことが漏れるということは,球団内部もしくは外部に高田降ろしを願う人々がいるという可能性が大きい。これは組織として大問題!もっと言えばサッカーW杯開幕まであと数日というのに,サッカー一色にならないってのも何かねぇぇ。。8年前は野球?何それ??状態だったのにね。。例えば日本のトップである首相がここ5年間でのべ5人とコロコロ変わっているが,これでは国として今後目指す方向が定まらないし,外国から見ても決して綺麗に映らないでしょう。
例年のように交代劇を繰り返す2000年代のオリックスや横浜もそうだった。
少なくともヤクルト球団は2007年の10月に高田繁に向こう3年間を任すと決めたのだから,経過はどうあれ最後まで全うするんだ!そう思わせてくれる昼間の報道だったのに・・
目先(の勝利)に囚われてトップを代えたところで,何も変わらない。むしろ根本的問題を後回しにするだけで,それがさらなる負の蓄積を生んでしまう。
まさに今夜その領域に足を踏み入れてしまったのですね・・・再建(債権)への道は厳しくなりました。。
もう後に戻る事は出来ない。相川以外の全選手が初めて経験するシーズン途中の監督交代劇。これを個々がどう受け止め,どうプレーで応えるか。明日からの小川スワローズを見守るしかない…。