ヤクルトは２８日、米大リーグ、ダイヤモンドバックスのジェイミー・デントナ内野手（２６）＝１８８センチ、１０２キロ、右投げ右打ち＝の獲得を発表した。１年契約で年俸５０万ドル（約４７００万円）プラス出来高払い。背番号は４。
　今季のデントナはメジャーで１８試合に出場。３Ａでは１１０試合に出場し、打率３割６分５厘、２１本塁打、７９打点だった。（金額は推定） [ 共同通信社 2008年11月28日 17:26 ]

　メジャー移籍を目指し、横浜からＦＡ宣言した相川が年内に結論を出す意向を示した。横浜スタジアムで現在メジャー契約でのオファーがないことを明かし、「代理人とメジャー契約でプレーするところを探している」。国内ではヤクルトが獲得に乗り出しているが「興味があると言ってくれた。年内には身の振り方を決めたい」と語った。また、三浦は「もう少し待ってほしい」と神妙な表情。３０日に横浜市内で会見を開き、横浜残留か阪神移籍の決断を下す。

ヤクルトが元ソフトＢの吉本を獲得
　ヤクルトは２６日、ソフトバンクから戦力外通告を受けていた吉本亮内野手（２８）を獲得すると発表した。

　ヤクルトは２５日、韓国プロ野球で通算５３勝を挙げた斗山の左腕、李恵践投手（２９）との入団交渉が合意したと発表した。
　入団会見は２７日に東京都内の球団事務所で行われる予定。

盗塁王福地３年契約、背番号３　宮本は２億２千万円
　ヤクルトの宮本慎也内野手（３８）が２５日、東京都内の球団事務所で契約更改し、２年契約の年俸２億２０００万円プラス出来高払いでサインした。
　宮本は「チームは５位、主将として参加した北京五輪ではメダルなしで、個人的には良いシーズンではなかった」と神妙な面持ちで今季を振り返った。来季はコーチの役割も期待されている。また来春のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の日本代表候補として打診を受けていないことも明かした。
　４２盗塁で初の盗塁王に輝いた福地寿樹外野手（３２）は、３年契約で出来高払いを含む総額３億６０００万円で契約更改した。福地は背番号が２９から３へ変更となり「責任を持って、先頭を切って頑張りたい」と話した。（金額は推定）

ユウイチ「うれしい」“代打の神様”３１継承
　“神様”の魂を継承だ。今季チーム最多の５４度、代打起用されたヤクルト・ユウイチの背番号が、４９から３１に変更されることが内定した。３１は、昨年代打シーズン最多安打（３１）を記録し、今季限りで引退した真中が背負っていた番号で、その勝負強さには古田前監督が「代打の神様」と称えたほど。今季は代打率・２２７（４４打数１０安打）にとどまったユウイチは「プレッシャーはありますけど、もらえたらうれしい」と意気に感じていた。

D'Antona released by D-backs
Infielder will sign contract with Yakult Swallows in Japan

PHOENIX -- The D-backs on Monday released infielder Jamie D'Antona so that he could sign a contract with the Yukult Swallows of Japan's Central League.
"Baseball has brought me places I never thought I'd travel to," D'Antona said.
D'Antona was once among one of Arizona's top prospects after being drafted in the second round of the 2003 First-Year Player Draft. That was the same Draft that yielded Conor Jackson and Carlos Quentin in the first round.
D'Antona, 26, hit .365 with 35 doubles, 21 homers and 79 RBIs in 110 games for Triple-A Tucson last year, which earned him his first promotion to the big leagues. He received limited playing time, and in 17 at-bats with the D-backs he hit .176.
While he may not have figured in the D-backs' plans for 2009, he will likely be a starter for the Swallows.
"That's the idea," D'Antona said. "I don't know at what position and I don't really care. I just want to play."
D'Antona was drafted as a right fielder but has also played third, first and caught during his professional career.
"I'm just going to go over there and see how it goes," D'Antona said. "I think it's going to be great. I'm looking forward to it. It's a new experience, and I'll be able to see another place, experience another culture. It's a great thing."

「ドラフトでは若い素質がある選手を指名でき、新しい外国人選手獲得も投手、野手ともに順調に動いています。松山での秋季キャンプでは若い選手が厳しい練習に耐え、レベルアップに手応えを感じました。

　ヤクルトが新外国人として米大リーグ、ダイヤモンドバックスのジェイミー・ダントーナ内野手（２６）の獲得調査を進めていることが分かった。右打ちのダントーナは、メジャー１８試合で打率・１７６、０本塁打、１打点も、マイナーでは６年間通算８８本塁打の長距離砲。今季は傘下の３Ａツーソンで１１０試合に出場してパシフィック・コースト・リーグ２位の打率・３６５と確実性も発揮。２１本塁打、７９打点を記録した。
　チームは今季リグスが３０試合で打率・２０２、３本塁打、１１打点で途中退団。去就が未定のガイエルも７９試合で打率・２００、１１本塁打、３５打点と迫力不足は否めず、１２球団トップの１４８盗塁ながら、リーグ最少タイの８３本塁打と中軸の弱さが際立った。高田監督も「（来季も）足を使うのはもちろんだが、パワーヒッターを是非とも欲しい」と話しており、ダントーナは待望の大砲となる。マイナーでは三塁、一塁、捕手、外野を守っているが、チームでは一塁を予定。今後さらに調査を進め、２年連続Ｂクラスからの巻き返しにつなげる。
　◆ジェイミー・ダントーナ　１９８２年５月１２日、コネティカット州グリーンウィッチ生まれの２６歳。０３年ウエークフォレスト大からダイヤモンドバックス入り。マイナー通算６４６試合で打率・３０３、８８本塁打、４０２打点。１メートル８８、１００キロ。右投げ右打ち。

　ヤクルトの鈴木正球団社長は１９日、横浜からフリーエージェント（ＦＡ）宣言した相川亮二捕手について「リードも含めて総合力が高い。欲しい選手」と話し、獲得に動くことを明言した。ヤクルトがＦＡ選手を獲得すれば、球団史上初めて。
　ヤクルトは正捕手が固定できず、国際舞台を踏み、１軍経験も豊富な相川に白羽の矢を立てた。交渉時期について鈴木社長は「メジャー（志望）という情報もあるので、様子を見ながらになる。チャンスがあれば」と話した。渡米中の相川は２０日午後に帰国する予定。
　また、鈴木社長は左の中継ぎ不足解消のため、韓国プロ野球の斗山からＦＡ宣言した李恵践投手の獲得に乗り出す方針を示した。李恵践とは早ければ２０日にも交渉する。

　ヤクルトのアーロン・ガイエル外野手（３６）が今季限りで退団する。すでに代理人を通じ、来季契約更新しない方針であることを本人に伝えているという。ガイエルは今季、開幕１５試合で７本塁打と好スタートこそ切ったが、その後は右足や右ひじの故障などに泣かされて１１本塁打でシーズンを終えた。昨季３５本塁打の実績を持つ助っ人はシーズン終了後に痛めていた右ひじの手術を行い、来季の巻き返しを誓っていたが、球団側は今季の状態や成績を総合的に熟考した上で解雇を決定した。今季成績は７９試合出場で打率２割、得点圏打率１割６分９厘だった。

ヤクルト　吉本＆山下獲得へ
　ヤクルトが、前ソフトバンクの吉本と、前楽天の山下の獲得を検討していることが分かった。今季は阪神と並びリーグ最下位のチーム８３本塁打。特に右打ちのパワーヒッターが不足している。吉本と山下はともにシーズン終了後に戦力外通告を受けたが、パンチ力には定評があり、過去にはトレードでの獲得候補にも挙げられていた。球団首脳は「まだ分からない」と慎重に言葉を選んだが、２６日の広島でのトライアウトを視察して判断する見通しだ。

　若手育成に力を入れる巨人が２軍内野守備走塁コーチに四国ＩＬ・香川オリーブガイナーズでコーチを務めている勝呂寿統氏（４５）を招聘（しょうへい）することが１４日、確実となった。勝呂氏は８８年にドラフト５位で巨人に入団。主に遊撃手として活躍し、守備力の高さに定評があった。９２年にオリックスに移籍し、近鉄を経て９９年に引退した。引退後は近鉄で００年から２軍内野守備コーチを担当、０３年からはダイエーの１軍内野守備コーチに就任し、チームの優勝に貢献した。
　巨人は今季、２年目の坂本らが１軍に定着し、フル出場。次なる若手ホープの育成に期待が懸かる。福王コーチが退団し、空席になっている１軍内野守備走塁コーチは伊原ヘッドコーチが兼務する予定。日本一奪回を目指す来季スタッフの陣容が固まった。

“育成の巨人”ＦＡ戦線飛び込みま宣言
　巨人はＦＡ戦線には飛び込まない姿勢だ。９０年代は清原、江藤（現西武）、工藤（現横浜）、０６年にも小笠原、門倉をＦＡで獲得。昨年はラミレス、グライシンガー、クルーンら外国人を大型補強したが、読売首脳は「ＦＡ補強は０％ではないが、限りなく０％に近い」と横浜・三浦、中日・川上に無関心であることを強調した。
　背景にあるのは若手の成長だ。今季は高卒２年目の坂本が遊撃に定着し、中継ぎも越智、山口、東野らが台頭。来季以降を見据えて育成部を新設するなど、今後も若手の育成に力を入れていく。１０月３０日に４年ぶりに一括開催されたドラフトでも６人中、東海大相模・大田を筆頭に５人の高校生を指名。現場、フロントが一体となって“育成の巨人”を目指す。

　２度目のフリーエージェント（ＦＡ）資格を今季取得した中日の中村紀洋内野手（３５）が、権利を行使することが１５日、分かった。すでに行使に必要な申請書類を球団に提出している。
　西川球団社長によると、中村紀は球団幹部と来季の契約について下交渉した際に、ＦＡ権行使の意思を伝えた。「中日に対して不満はない。出て行くことが前提ではない」としながらも「チャンスなので他球団の評価を聞きたい」と話したという。中村紀は４月１４日に２度目のＦＡの資格条件を満たした際は「興味ない」と権利行使の意思がないことを示していた。
　中村紀は２００６年オフにオリックスとの契約がまとまらずに自由契約となり、０７年に中日にテスト入団。その年の日本シリーズで５３年ぶりの日本一に貢献し、最高殊勲選手となった。

阪神野口ＦＡ宣言、他球団とも交渉
　ＦＡ権を再取得した阪神野口寿浩捕手（３７）が１５日、兵庫県内で球団と交渉し、ＦＡ宣言して他球団とも交渉する意思を伝えた。球団は１７日に連盟への届け出など手続きを行う。野口はここまで権利の行使を熟考していたが、この日の交渉で態度を固めた。０４年オフに宣言残留した後は、正捕手矢野の控えとして４シーズンで１２５試合に出場。昨季の上園や今季の岩田など、若手投手を好リードしてきた。

　中日の川上憲伸投手（３３）は１５日、フリーエージェント（ＦＡ）権行使を表明した。チームに残留する可能性は低く、米大リーグへの移籍を目指しながら、国内の他球団とも交渉を重ねる予定。川上は「自分に合ったところ。力を十分発揮できるようなチーム」を移籍の条件に挙げた。
　横浜の三浦大輔投手（３４）もＦＡ権を行使する意向を固め、１７日にも手続きを行う。関係者によると、移籍の可能性が高く、阪神が獲得に乗り出すとみられている。