2007年12月31日
私物vol.6 古田モデルミット
古田敦也ルーキーイヤーに,スワローズファンクラブ会報紙の「選手の愛用品プレゼント」で当選した古田モデルキャッチャーミット。
2007年はスワローズファンにとって,古田敦也の現役引退という大きな節目の一年となりました。
当地も寒波の影響で荒れた天候の年越しになりそうですので,おとなしく739の10.7引退試合の再放送を見ていようかな?!
当blogも来年,「また会いましょう!」
西武裏金で退部の早大・清水 信濃GC入り挑戦へ
パ・リーグ西武の裏金問題で早大野球部を退部処分となった清水勝仁選手が、BC(ベースボール・チャレンジ)リーグ信濃グランセローズが来年1月に行う予定の球団トライアウトを受ける意向を固めたことが30日、分かった。入団が決まれば、球界を揺るがした問題で野球人生の歯車が狂った22歳が、地方の独立リーグで再起をかけることになる。
清水選手は神戸市出身の内野手。専大北上高(岩手)では甲子園に出場できなかったものの、走攻守そろった好選手としてドラフト候補に挙がった。早大2年生の春季リーグ戦で先発の座をつかんだが、夏、練習中に右ひじを負傷。手術を受けて、リハビリを進めていたが、今春、早大に入学した2004年春ころから渡されていた金銭が明らかになった。
清水選手は「一度は野球をやめようか迷ったが、高校時代の恩師らに相談し、独立リーグでやるのが一番良いと結論を出した。環境で判断し、信濃に挑戦すると決めた」と説明。目標はNPB入りという。
球団トライアウトは来年1月13日、長野市内で予定されており、清水選手を含め、10人近くが受験する。
地元信濃毎日新聞が,年の瀬に(アルピコ再生支援に続いて)またもや大きなニュースを報道!
西武裏金問題の被害者・清水内野手がBCL信濃入りを目指すとのこと。
マスコミ的には相当注目度高いのではないでしょうか?
必然的にBCLそのものへの注目度も気上昇?!
ただ選手としては大学2年秋ぐらいからほとんど満足にプレー出来ていないんですよね・・
でも専大北上時代は相当名を馳せていたのでしょうし,レベル的には決して低くないはず。見守りたいですね!
しっかし辻竜太郎兼任コーチやら入団が決まる選手は野手ばっか。。投手居ないんですけど。。
2007年12月27日
試合時間短縮へTV局と意見交換
日本プロ野球組織(NPB)の事業委員会が26日、東京都内で開かれ、テレビ局の試合中継担当者と試合のスピードアップに関して意見交換した。テレビ局側は通常の中継枠に収まる2時間45分以内での試合終了を要望。NPBは次回の実行委員会で時間短縮の具体策を協議することになった。
NPBは05年に2分15秒以内の攻守交代などを申し合わせたが、今季の平均試合時間はセが前年より5分長い3時間19分、パが前年と同じ3時間18分と「時短」は進んでいない。この現状に日本テレビは先日、スピードアップの要望書をNPBに提出。今回も各局担当者から申し合わせの徹底や投球間隔を12秒以内とする野球規則の順守、ストライクゾーン拡大を求める声が相次いだ。
次回の実行委では、改善策として挙がった攻守交代などの時間を計測して表示する案や、違反時のペナルティー策定を中心に議論する。
確かにスピードアップは取り組まなければならない問題である。攻守交代及び投球練習の時間は気になる。
でも,
ランナーを背負っての投手のクイックや牽制。状況に応じた守備位置の変更を伝える首脳陣。こうした一球一球に生じる「かけ引き」や「間」こそが野球の醍醐味であるのだから。
それをテレビ局側の都合で動かす問題なのか?
そもそも視聴率が見込めないという理由で中継する気なんてないのに,試合終了まで放送出来ないから視聴率が下がっているなんという理屈が通るのか?
伝える側の意識改革もしたらどうだ?
第一,BSやCSにおいて野球中継は最優良コンテンツなんだから,延長なんて気にしないでしょうが・・。
相撲の制限時間やバレーのラリーポイント制なんてまさにTV放映の都合で設けられたルールでしょう?野球というスポーツはそんなものに踊らされないでもらいたい!
機構側も放映権に頼る時代(特にセ・リーグ)は転換期を迎えてるのだから,それに頼らない球団経営を目指すべきだろう。
あくまで放映権は二次派生的なものと捉えて。
2007年12月25日
総括2007−21年ぶりの最下位・・
敵地・ナゴヤドームで迎えた開幕戦を終盤痛い逆転負けで落とし,結果開幕4連敗。ようやく5試合目で初勝利を挙げたものの,チームはその後も上昇することなく,セ・リーグ各チームとホーム・ビジター1回りの対戦を終えた時点で借金12。過去2年優勝争いをし,得意としていたセパ交流戦でも2つの負け越し。ところが,7月に入るとチームは7連勝を記録するなど借金を6まで減らし,追撃体勢をみせ,前半戦を5位で折り返す。
しかし,オールスター直後の対広島戦(神宮)で同一カード3連敗を喫して以降は,負けが込み始め,8月も10勝15敗で負け越しを喫し,9月に入っても5位と6位の間を行ったり来たり。
そんな状況下の9月19日。古田敦也選手兼任監督の現役引退及び監督退団が発表される。
古田敦也現役引退試合となった10月7日の広島戦(神宮),翌8日の横浜戦(横浜)に連敗し,1986年以来21年ぶりの最下位が決定。
クライマックスシリーズ出場圏内となる3位は愚か,一度も勝率5割に到達することなく低迷を続けた,スワローズの2007年シーズンを総括しておこう。
【表1】チーム成績 ※()はリーグ順位
【表1】のどの項目をとっても6番目の数字は無い。特に打撃に関しては優勝した巨人に準ずる成績である。しかし、チームは最下位…。
【表2-1】対戦成績
【表2-1】対戦カード別に見ると,チームの借金「24」のうち,セ・リーグ上位3球団に対しての負け越しが実に「22」。さらに対巨人戦はこれで7年連続の負け越しとなった。過去2年躍進した交流戦に於いても5割を逃し,交流戦導入後3年連続勝ち越しは千葉ロッテただ一球団のみとなった。
ちなみに対戦成績をホーム・ビジター別で見てみると【表2-2】のようになる。
【表2-2】ホーム・ビジター別対戦成績
神宮及び地方主催(松山・秋田)を含めたホームゲームでは全体で「4」の貯金をしているのに対し,ビジターゲームでの借金は「28」。
特筆すべきはセ・リーグ上位3球団との対戦。負け越しが「22」にも関わらず,ホームでは巨人に勝ち越し,中日にも5分と計18勝18敗の成績を残しているのだ。即ち上位3球団への負け越し=ビジターゲームでの負け越しという構図が明らかになるのである。中でもナゴヤドームでは1勝11敗という数字はあまりにも寂しい・・。
次に試合内容についての分析をしてみよう。以下に3つのデータを掲載する。何点差で勝利したか或いは敗れたかを示す【表3】,イニング毎のチーム得点と失点の総計を示す【表4】,各試合の中で勝利打点がついたイニングを基にした勝敗,及びその中で逆転勝利/敗北を右に併記した【表5】である。赤字は注目ポイント。
接戦に弱い・初回の大量失点・終盤での逆転負け。今シーズンのスワローズを象徴する3点である。総じて投手陣全体の問題になるものの,リリーフ陣の不調が響いたシーズンでもあった。先発投手以外に勝敗がついた試合は41試合。その内訳を投手別に示したのが【表6】である。
【表6】勝敗のついたリリーフ投手成績
シーズン序盤は高津,中盤は遠藤・木田・花田,終盤は館山がストッパーに起用されたものの,いずれも散々な成績であった。特に高津と館山で0勝8敗。中には同点の場面で登板し逆転を許した試合もあったものの,仮にそのままセーブを挙げていればチーム成績は68勝76敗となる訳であるから,やはり成績=順位に直結する役割だということが言える。五十嵐亮太・石井弘寿のシーズン絶望という要素もあったにせよ,ストッパー不在に泣かされた一年であった。
投手の次に捕手へ目を転じよう。本来ならば捕手別の防御率,盗塁阻止率を示せれば良いのであるが,あいにくそこまでのデータを有していない。ただし捕手の場合,試合の行方が決してからの途中交代というケースが多いため,基本的にチームの勝敗はスタメンマスクを被った捕手に左右されるという観点からの分析ということを理解してほしい。
今シーズン一軍でマスクを被った捕手は4人。4人の打撃成績と,スタメン起用された試合のチームの勝敗を示したものが【表7】になる。内訳として今季先発バッテリーを組んだ投手毎の勝敗も併せて表記した。
【表7】スタメン捕手別勝敗
シーズン後半主にマスクを被った川本がスタメンマスクの試合は.488とほぼ5割であった。最もスタメンを任された福川は.427。ただその福川も,最多勝投手・グライシンガーと組んだ試合を除けば.370にまで下がる。米野は23試合で.304。古田兼任監督は開幕戦・自身通産2000試合出場試合・自身引退試合と節目で3試合起用したが,3戦全敗.000であった。
投手との相性を見ると,石井一−福川,藤井−米野のコンビの勝率が極めて低かった。やはり捕手が固定できなかったことも最下位に沈んだ要因の一つである。
古田監督は打てる捕手として名を馳せた。しかしながらルーキーイヤーであった1990年は,当時の野村克也監督に,打撃には目を瞑り,守れることを評価して起用されていた。成績も106試合で本塁打3本,打率.250。翌1991年に首位打者を獲得し,1992年の30本塁打とリーグ優勝,そして1993年に自身初の日本一を果たしたことで,球界一の捕手の称号を手に入れた。
勿論打てるに越したことはないが,まずは守りから入ってチームの要としての役割を果たしてもらいたい。川本の場合,奇しくも古田の入団一年目と同じ25歳。来季の飛躍によって,チームの浮上も望まれることだろう。
最後に野手陣の成績に目を転じよう【表8】。尚,野手ではリーグのタイトル獲得者が続出した【表9】。
【表9】野手タイトルホルダー
ガイエルは1本差で本塁打王を逃した。飯原はリーグ3位となる23盗塁をマーク。首位打者青木の他,ラミレスと宮本が打率.300越え。ベストナインにも田中浩,青木,ラミレスの3名が選出され,最下位チームから3名の選出は史上初の珍事であった。
このようにスタメン野手の個人成績だけみると,何故最下位?と思ってしまう・・。チームとしての徹底した攻撃を繰り広げられなかったのかも知れない。
終わりに
これまでのスワローズを支えてきた古田敦也が引退,高津臣吾は戦力外通告を受け退団,石井一久はFAを宣言し西武に移籍,ラミレスとグライシンガーは残留交渉がまとまらず巨人に移籍することになった・・。
前・北海道日本ハムGMの高田繁氏が新監督に就任。 本拠地神宮球場もスコアボードが一新され,人工芝も張替えられ,両翼も10メートルずつ拡張される。ドラフトでは,甲子園史上最速となる155`をマークした仙台育英高校・佐藤由規,慶応大学で4年間通産30勝を挙げた左腕・加藤幹典の獲得に成功。下位でも鬼崎裕司,中尾敏浩,三輪正義と俊足の選手を相次いで指名。さらにFA移籍した石井一の人的補償として足のスペシャリストである福地寿樹を獲得した。
2008年。まさに新しく生まれ変わる東京ヤクルトスワローズ。足を絡めたスピード感溢れる野球で,21年ぶりの最下位からの雪辱を誓う。
しかし,オールスター直後の対広島戦(神宮)で同一カード3連敗を喫して以降は,負けが込み始め,8月も10勝15敗で負け越しを喫し,9月に入っても5位と6位の間を行ったり来たり。
そんな状況下の9月19日。古田敦也選手兼任監督の現役引退及び監督退団が発表される。
古田敦也現役引退試合となった10月7日の広島戦(神宮),翌8日の横浜戦(横浜)に連敗し,1986年以来21年ぶりの最下位が決定。
クライマックスシリーズ出場圏内となる3位は愚か,一度も勝率5割に到達することなく低迷を続けた,スワローズの2007年シーズンを総括しておこう。
【表1】チーム成績 ※()はリーグ順位
試合 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 勝差 | 順位 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 打率 | 防御率 | |
2007 | 144 | 60 | 84 | 0 | .417 | 20.5 | 6 | 596(3) | 623(4) | 139(2) | .269(2) | 4.07(5) |
2006 | 146 | 70 | 73 | 3 | .490 | 14.5 | 3 | 669(1) | 642(4) | 161(1) | .269(2) | 3.91(4) |
【表1】のどの項目をとっても6番目の数字は無い。特に打撃に関しては優勝した巨人に準ずる成績である。しかし、チームは最下位…。
【表2-1】対戦成績
巨 人 | 中 日 | 阪 神 | 横 浜 | 広 島 | 日ハム | ロッテ | ソフト | 楽 天 | 西 武 | オリク | 計 | |
2007 | 10(0)14 | 07(0)17 | 08(0)16 | 13(0)11 | 11(0)13 | 1(0)3 | 2(0)2 | 1(0)3 | 2(0)2 | 3(0)1 | 3(0)1 | 60(0)84 |
2006 | 08(0)14 | 10(0)12 | 08(1)13 | 10(1)11 | 12(1)09 | 3(0)3 | 3(0)3 | 4(0)2 | 5(0)1 | 3(0)3 | 4(0)2 | 70(3)73 |
ちなみに対戦成績をホーム・ビジター別で見てみると【表2-2】のようになる。
【表2-2】ホーム・ビジター別対戦成績
巨 人 | 中 日 | 阪 神 | 横 浜 | 広 島 | 日ハム | ロッテ | ソフト | 楽 天 | 西 武 | オリク | 計 | |
[内訳] | 10(0)14 | 07(0)17 | 08(0)16 | 13(0)11 | 11(0)13 | 1(0)3 | 2(0)2 | 1(0)3 | 2(0)2 | 2(0)2 | 3(0)1 | 60(0)84 |
ホーム | 7(0)5 | 6(0)6 | 5(0)7 | 7(0)5 | 6(0)6 | 1(0)1 | 1(0)1 | 1(0)1 | 2(0)0 | 0(0)2 | 2(0)0 | 38(0)34 |
ビジター | 3(0)9 | 1(0)11 | 3(0)9 | 6(0)6 | 5(0)7 | 0(0)2 | 1(0)1 | 0(0)2 | 0(0)2 | 2(0)0 | 1(0)1 | 22(0)50 |
神宮及び地方主催(松山・秋田)を含めたホームゲームでは全体で「4」の貯金をしているのに対し,ビジターゲームでの借金は「28」。
特筆すべきはセ・リーグ上位3球団との対戦。負け越しが「22」にも関わらず,ホームでは巨人に勝ち越し,中日にも5分と計18勝18敗の成績を残しているのだ。即ち上位3球団への負け越し=ビジターゲームでの負け越しという構図が明らかになるのである。中でもナゴヤドームでは1勝11敗という数字はあまりにも寂しい・・。
次に試合内容についての分析をしてみよう。以下に3つのデータを掲載する。何点差で勝利したか或いは敗れたかを示す【表3】,イニング毎のチーム得点と失点の総計を示す【表4】,各試合の中で勝利打点がついたイニングを基にした勝敗,及びその中で逆転勝利/敗北を右に併記した【表5】である。赤字は注目ポイント。
【表3】 点差別勝敗 | 【表4】 イニング別得失点 | 【表5】 決勝点の入ったイニング別勝敗 | ||||||
点差 | 勝敗 | 差 | イニング | 得点 | 失点 | イニング | 勝敗 | 内逆転 |
1 | 13(0)28 | −15 | 1 | 73 | 115 | 1 | 11(0)26 | 0(0)2 |
2 | 14(0)21 | −7 | 2 | 63 | 61 | 2 | 10(0)08 | 2(0)1 |
3 | 08(0)09 | −1 | 3 | 68 | 62 | 3 | 09(0)04 | 3(0)1 |
4 | 08(0)10 | −2 | 4 | 60 | 62 | 4 | 07(0)06 | 4(0)0 |
5 | 03(0)05 | −2 | 5 | 83 | 54 | 5 | 04(0)05 | 2(0)4 |
6 | 03(0)03 | ±0 | 6 | 87 | 69 | 6 | 05(0)06 | 2(0)2 |
7 | 06(0)02 | +4 | 7 | 42 | 65 | 7 | 05(0)05 | 2(0)4 |
8 | 01(0)02 | −1 | 8 | 73 | 64 | 8 | 03(0)07 | 2(0)7 |
9 | 01(0)02 | −1 | 9 | 42 | 56 | 9 | 03(0)10 | 3(0)9 |
10 | 01(0)01 | ±0 | 10 | 2 | 7 | 10 | 01(0)05 | 1(0)2 |
13 | 00(0)01 | −1 | 11 | 3 | 6 | 11 | 02(0)02 | 1(0)2 |
14 | 02(0)00 | +1 | 12 | 0 | 0 | 12 | 00(0)00 | 0(0)0 |
接戦に弱い・初回の大量失点・終盤での逆転負け。今シーズンのスワローズを象徴する3点である。総じて投手陣全体の問題になるものの,リリーフ陣の不調が響いたシーズンでもあった。先発投手以外に勝敗がついた試合は41試合。その内訳を投手別に示したのが【表6】である。
【表6】勝敗のついたリリーフ投手成績
投手 | 試合 | 勝敗 | 差 | |
11 | 遠藤 政隆 | 38 | 2-5 | −3 |
20 | 鎌田 祐哉 | 21 | 0-1 | −1 |
22 | 高津 臣吾 | 25 | 0-5 | −5 |
24 | 花田 真人 | 41 | 2-2 | ±0 |
25 | 館山 昌平 | 30 | 0-3 | −3 |
34 | シコースキー | 29 | 1-2 | −1 |
41 | 高井 雄平 | 52 | 3-6 | −3 |
42 | 木田 優夫 | 50 | 3-2 | +1 |
62 | 吉川 昌宏 | 43 | 2-2 | ±0 |
計 | 13-28 | −15 |
シーズン序盤は高津,中盤は遠藤・木田・花田,終盤は館山がストッパーに起用されたものの,いずれも散々な成績であった。特に高津と館山で0勝8敗。中には同点の場面で登板し逆転を許した試合もあったものの,仮にそのままセーブを挙げていればチーム成績は68勝76敗となる訳であるから,やはり成績=順位に直結する役割だということが言える。五十嵐亮太・石井弘寿のシーズン絶望という要素もあったにせよ,ストッパー不在に泣かされた一年であった。
投手の次に捕手へ目を転じよう。本来ならば捕手別の防御率,盗塁阻止率を示せれば良いのであるが,あいにくそこまでのデータを有していない。ただし捕手の場合,試合の行方が決してからの途中交代というケースが多いため,基本的にチームの勝敗はスタメンマスクを被った捕手に左右されるという観点からの分析ということを理解してほしい。
今シーズン一軍でマスクを被った捕手は4人。4人の打撃成績と,スタメン起用された試合のチームの勝敗を示したものが【表7】になる。内訳として今季先発バッテリーを組んだ投手毎の勝敗も併せて表記した。
【表7】スタメン捕手別勝敗
捕手 | 試 | 率 | 点 | 本 | 盗 | 勝敗 | グライ | 石井一 | 藤井 | 石川 | 館山 | 川島 | 松岡 | 増渕 | 松井 | 鎌田 | 高市 | 伊藤 | 勝率 | ||
27 | 古田 敦也 | 10 | .333 | 0 | 0 | 0 | 0-3 | - | 0-2 | - | 0-1 | - | - | - | - | - | - | - | - | .000 | |
28 | 川本 良平 | 51 | .208 | 19 | 7 | 6 | 21-22 | 3-3 | 4-3 | 3-2 | 2-3 | 1-2 | 3-5 | 3-2 | 2-0 | - | - | 0-1 | 0-1 | .488 | |
37 | 福川 将和 | 86 | .224 | 29 | 7 | 1 | 32-43 | 12-9 | 1-7 | 6-8 | 3-6 | 3-6 | 2-1 | 2-2 | 1-1 | 1-3 | 1-0 | - | - | .427 | |
51 | 米野 智人 | 32 | .179 | 9 | 3 | 0 | 7-16 | 1-2 | 5-5 | 0-4 | - | 1-2 | - | 0-1 | 0-1 | 0-1 | - | - | - | .304 | |
計 | .216 | 57 | 17 | 7 | 60-84 | 16-14 | 10-17 | 9-14 | 5-10 | 5-10 | 5-6 | 5-5 | 3-2 | 1-4 | 1-0 | 0-1 | 0-1 | .417 |
シーズン後半主にマスクを被った川本がスタメンマスクの試合は.488とほぼ5割であった。最もスタメンを任された福川は.427。ただその福川も,最多勝投手・グライシンガーと組んだ試合を除けば.370にまで下がる。米野は23試合で.304。古田兼任監督は開幕戦・自身通産2000試合出場試合・自身引退試合と節目で3試合起用したが,3戦全敗.000であった。
投手との相性を見ると,石井一−福川,藤井−米野のコンビの勝率が極めて低かった。やはり捕手が固定できなかったことも最下位に沈んだ要因の一つである。
古田監督は打てる捕手として名を馳せた。しかしながらルーキーイヤーであった1990年は,当時の野村克也監督に,打撃には目を瞑り,守れることを評価して起用されていた。成績も106試合で本塁打3本,打率.250。翌1991年に首位打者を獲得し,1992年の30本塁打とリーグ優勝,そして1993年に自身初の日本一を果たしたことで,球界一の捕手の称号を手に入れた。
勿論打てるに越したことはないが,まずは守りから入ってチームの要としての役割を果たしてもらいたい。川本の場合,奇しくも古田の入団一年目と同じ25歳。来季の飛躍によって,チームの浮上も望まれることだろう。
最後に野手陣の成績に目を転じよう【表8】。尚,野手ではリーグのタイトル獲得者が続出した【表9】。
野手 | 試合 | 打率 | 打点 | 本塁 | 盗塁 | |
23 | 青木 宣親 | 143 | .346 | 58 | 20 | 17 |
7 | 田中 浩康 | 132 | .295 | 51 | 5 | 8 |
3 | ラミレス | 144 | .343 | 122 | 29 | 0 |
5 | ガイエル | 142 | .245 | 79 | 35 | 2 |
43 | 宮出 隆自 | 111 | .279 | 46 | 9 | 3 |
6 | 宮本 慎也 | 131 | .300 | 39 | 5 | 3 |
46 | 飯原 誉士 | 136 | .246 | 32 | 8 | 23 |
31 | 真中 満 | 105 | .319 | 10 | 1 | 0 |
65 | ユウイチ | 33 | .340 | 16 | 3 | 0 |
2 | リグス | 37 | .217 | 19 | 3 | 0 |
【表9】野手タイトルホルダー
タイトル | 成績 | 選手 |
最高打率 | .346 | 青木 宣親 |
最多打点 | 122 | ラミレス |
最高出塁率 | .434 | 青木 宣親 |
最多得点 | 114 | 青木 宣親 |
最多安打 | 204 | ラミレス |
最多二塁打 | 41 | ラミレス |
最多三塁打 | 8 | 田中 浩康 |
最多塁打 | 338 | ラミレス |
最多死球 | 23 | ガイエル |
最多犠打 | 51 | 田中 浩康 |
ガイエルは1本差で本塁打王を逃した。飯原はリーグ3位となる23盗塁をマーク。首位打者青木の他,ラミレスと宮本が打率.300越え。ベストナインにも田中浩,青木,ラミレスの3名が選出され,最下位チームから3名の選出は史上初の珍事であった。
このようにスタメン野手の個人成績だけみると,何故最下位?と思ってしまう・・。チームとしての徹底した攻撃を繰り広げられなかったのかも知れない。
終わりに
これまでのスワローズを支えてきた古田敦也が引退,高津臣吾は戦力外通告を受け退団,石井一久はFAを宣言し西武に移籍,ラミレスとグライシンガーは残留交渉がまとまらず巨人に移籍することになった・・。
前・北海道日本ハムGMの高田繁氏が新監督に就任。 本拠地神宮球場もスコアボードが一新され,人工芝も張替えられ,両翼も10メートルずつ拡張される。ドラフトでは,甲子園史上最速となる155`をマークした仙台育英高校・佐藤由規,慶応大学で4年間通産30勝を挙げた左腕・加藤幹典の獲得に成功。下位でも鬼崎裕司,中尾敏浩,三輪正義と俊足の選手を相次いで指名。さらにFA移籍した石井一の人的補償として足のスペシャリストである福地寿樹を獲得した。
2008年。まさに新しく生まれ変わる東京ヤクルトスワローズ。足を絡めたスピード感溢れる野球で,21年ぶりの最下位からの雪辱を誓う。
ヤクルト 韓国MVP右腕リオス獲得
ヤクルトは25日、韓国プロ野球の斗山で今季22勝を挙げ、最優秀選手(MVP)に選ばれた本格派右腕、ダニエル・リオス投手(35)=1メートル87、90キロ、右投げ右打ち=の獲得を発表した。背番号は34。
オプション付きの1年契約で、一定の成績を残せば2年目の契約が自動更新となる。来季の年俸95万ドル(約1億830万円)などを含め、2年総額は最大で380万ドル(約4億3300万円)程度となる見込み。
スペイン出身のリオスは、韓国で6年連続2けた勝利をマーク。奥村政之編成部国際担当課長は「先発の柱として、最多勝を狙う活躍をしてほしい」と、巨人に移籍したグライシンガーの代役としての期待を込めた。(金額は推定)
オプション付きの2年契約なら安心!
シーズン序盤は投手力が不足することが懸念されてますので,中4日でのフル回転も期待したいです!!
ラミレスに落とし穴…野球解析で巨人補強を丸裸(上)
実績は超一流。ところが、ラミレスには意外な落とし穴が…
(中略)
福留にラブコールを送りながらマネーゲームに敗れた巨人は、代わりに今季セ打点王で打率2位のラミレスを、2年総額5億円で補強する。
だが、北海道在住の野球解析家、道作氏はその実効性を怪しむ。
「来年もラミレスは、打率・本塁打・打点といった前時代的な指標では景気のいい数字が並ぶかもしれない。しかし、どれだけ得点力の向上につながるかは疑問です」
同リーグの平均的な選手と比べ、攻撃で何点上積みしたかを表す総合指標「XR+」で、ラミレスの日本での7年間を顧みると次のようになる。
〔1〕8.88〔2〕10.95〔3〕37.66〔4〕11.39〔5〕2.88〔6〕マイナス6.09〔7〕32.75
「外野手で、かつ守備が得意でない選手にしては物足りない数字。波も非常に大きく、昨季はマイナスまで記録した」
貢献度が低い最大の原因は選球眼の悪さだ。204安打を放った今季も四球は23個だけ。ちなみに今季最多の中日・ウッズは121個を選んだ。
さらに今季の守備を得点換算すると、「平均的な選手より8点余計に失っている」。過去7年間の守備が今年並みとすれば、攻撃と守備の収支がほぼ相殺されるか赤字になった年が5回、大きく黒字だった年が2回だ。
道作氏は「来季どちらに転ぶかは不明だが、かなり値段の張る選手だけに、あまり分のいい賭けではない」とみる。
外野の守りに与える影響も深刻だ。首脳陣が構想する左翼・ラミレス、中堅・谷、右翼・高橋由という布陣の危うさは数字が実証している。
どれだけアウトに寄与したかで守備を評価する指標「レンジファクター」において、今季12球団の左翼レギュラーをみると、ワーストは〔1〕金本(阪神)〔2〕谷(巨人)〔3〕ラミレス−の順だった。
道作氏は「今季のヤクルトは中堅の青木に左翼のカバーで負担がかかった結果、青木の数字が悪化した。さらに守備位置が少し左にずれることで、右翼のガイエルまで不自然な守備機会が増加したようだ」と話す。
それぞれ故障を抱える谷と高橋由が、守りの負担を増やしてシーズンを乗り切れるのか。そもそも今季の守備指標でラミレスにも劣った谷に、青木のような役割を求めるのはムリがないか。
もたらすマイナスが大きい分、ラミレスの打棒が爆発しないようでは、日本一どころかリーグ連覇にも黄信号がともる。
非常に興味的なデータですね。
四球の少なさは有名ですが,守備がここまで酷かったとは・・・
ガイエルの序盤の守備も青木が左によったことが原因だった訳だ!鉄砲肩は健在ですから,これでお互いに負担も減れば攻撃力もさらにアップだ!!
2007年12月21日
ヤクルト 石井一の人的補償で福地獲得
ヤクルトが、フリーエージェント(FA)宣言して西武に移籍した石井一久投手の補償選手として、福地寿樹外野手(32)を獲得した。21日、両球団から発表された。
福地は昨季、広島からトレードで西武入り。今季は117試合で打率2割7分3厘、28盗塁をマークした俊足巧打の外野手。福地は球団を通じ「新天地で全力を尽くして頑張ります」とした。
ヤクルトの高田繁監督は「ベンチ入りできる選手という判断。大いに期待している」とコメントした。
FA選手の旧所属球団は、移籍先の球団から選手を1人獲得できる。金銭のみによる補償もあるが、ヤクルトは人的補償を選択、西武がプロテクトした28選手以外のリストから福地を選んだ。
▼西武・前田康介球団本部長の話 本人は快く引き受けてくれた。若い選手を確保したかったので、難しい決断だった。できれば金銭(のみの補償)にしてほしかった。
石井サンタからビッグなビッグなクリスマスプレゼント!!
広島時代は足は速いがバッティングがイマイチってイメージが強かったのですが,西武に移籍してから課題だった打撃が開花し,外野のレギュラーの一角を担うまでに成長した選手。今季は117試合に出場で.273,そして28盗塁をマークした選手がプロテクト漏れするんですねぇ。。パリーグの他球団からも嫌がられるような存在の選手のようです。そんな選手がスワローズに加入!!
高田監督が「投手か内野(サード)が欲しい」と公言していたので,西武側としてはそちらを中心にプロテクトしていたのでしょうか?!だとしたら策士・高田ですね☆生え抜きでないってのもあるのかな?だとしたら石井義人あたりも漏れてたのか?
FA導入当初は有名無実の制度だった人的補償でしたが,落合監督が野口の補償にキャッチャーの小田幸平を獲得したあたりから流行りだしましたね。獲られる側からしたらこの位の旨味がないとやってられませんもの!とはいえ,実際は新入団選手・外国人選手・(戦力外選手)を除いた中からの28人ですからねぇ。もう少し少なくてもイイんじゃないでしょうかね。せめてあと−3欲しい!!
あとはポスティングを認めた球団は翌年のドラフト1巡目指名権の剥奪だな。球団側にもこの位のリスクを負ってもらいたい!
さてさて,この福地の獲得で,ますます高田監督の掲げる機動力野球の方針が明確になってきました。来季はファンとしても見ていてワクワクするような野球を魅せてくれそうです!!三木も頑張らないと危ないゾ!
今日の福地獲得でこんな打順が組めるかな?!
(左)福地
(二)田中
(中)青木
(右)ガイエル
(一)宮出/ユウイチ/リグス
(三)宮本
(遊)飯原
(捕)川本
(投)
福地・田中・青木の1〜3番が出塁していれば,投手はランナーが気になり選球眼の良いガイエルも生きてくる。となると重要なのはその後を打つバッターになる。宮本に託すのも手かな?
監督はガイエルが6番を打つのが理想らしいですが。。それにはまだメンツが揃わないかな?!
まぁそのあたりも踏まえて,元日21時〜の〜SWALLOWS STAND UP!!〜東京ヤクルトスワローズ 高田繁新監督の誓いで詳しく語られるんでしょうね。
正直,正月一番楽しみなテレビ番組なんですけど(笑)
2007年12月20日
巨人、有力外国選手を相次ぎ獲得 補強のルール作り必要
巨人がヤクルトを自由契約になったラミレスを獲得することが決定的になった。シーズン最下位球団から、16勝でリーグ最多勝右腕のグライシンガーと122打点で打点王のラミレスを得ることになる。4位の横浜からも31セーブの抑え投手クルーンを獲得した。
球界のパワーバランスは大丈夫だろうか。限られたチームだけで優勝争いをし、他は人材育成球団になるような事態は避けなければならない。
外国選手の優遇ぶりも浮き彫りになった。グライシンガーは推定年俸4600万円から、2年総額5億円にはね上がった。日本選手ならFA(フリーエージェント)権を取得する9年をかけて結べるかどうかという契約を、短期間で手にしたことになる。日本選手が不平等を感じてもおかしくない。日本の一流選手が大リーグの巨額契約に評価を求める一つの要因にもなっている。
国・地域別対抗のWBCなどの結果を見ても、日本の野球が世界のトップレベルであるのは疑いない。これを発展させていくために、球界全体の試合レベルの維持は重要だ。下位から上位球団への補強選手の制限や外国選手契約の見直しなども含め、ある程度のルール作りが必要な時期にきている。
セスの時に続いて讀賣入りが正式に明らかになった日に会でした
もう別に何とも思わないんですが,本日の朝日新聞のスポーツ面にはこの記事が掲載されていました。
果たしてあのコミッショナー組織でこんなルール作りが実現出来るものでしょうか・・・
それよりも某球団がプロ野球界全体の繁栄を本気で考えて行動すれば,それで収まるような気が致しますが。。。
2007年12月18日
プロ野球占い
スワブロで面白い話題がないかと見ていたら・・・
マッキーさんの「野球スキな人はほんと結果みて、笑っちゃいますよ(笑)ww」という文句に魅かれ,プロ野球占いというサイトがあるということを知りました。
URLはこちら↓
http://bluesnap.jp/character/uranai.php?uranai=Umljni5
で,早速本名で占ってみると・・・
と出ました。
勉強や仕事のときの金本というのは,連続試合出場的な観点からすると見事に当たってるかも!?
というのも,小学校一年の時1日だけ休んじゃったんですけど,小2〜高3まで皆勤してますからねぇ〜
風邪もめったにひきませんし,丈夫さは売りですからね!
外見・ルックスは田中将大!?
ま,同じマー君ですから(笑)
中日勢については全く分かりません。
谷繁の家での姿って一体どんなんなんでしょう???
P.S
BS日テレでマスターズリーグ「東京vs名古屋」が中継されてました。
実況が小川光明アナウンサー。
同局のボウリング革命 P★Leagueでしばし小川さんの実況が聴けるんですけど,野球の実況となると何時以来?!懐かしいと同時に,声のトーンとか,メリハリがあってすごく聴きやすい。解説者と掛け合いながらそれでいてプレーを刻々と伝える。
正直今こういうアナウンサー居ませんよね・・・解説も去ることながら実況するアナウンサーによっても随分中継のイメージが変わるものです。。。
マッキーさんの「野球スキな人はほんと結果みて、笑っちゃいますよ(笑)ww」という文句に魅かれ,プロ野球占いというサイトがあるということを知りました。
URLはこちら↓
http://bluesnap.jp/character/uranai.php?uranai=Umljni5
で,早速本名で占ってみると・・・
プロ野球占い:****さんの診断結果
性格
勉強や仕事のときは金本知憲 (丶`_ゝ´)的な性格ですが、家に帰ると谷繁元信 ( ‘∀‘)的な一面も見せるようです。
あなたの金本知憲 (丶`_ゝ´)度は55%、谷繁元信 ( ‘∀‘)度は10%です。
外見・ルックス
あなたの外見からは田中将大 〔`ω´〕的な特徴を見て取れます。
あなたの田中将大 〔`ω´〕度は61%です。
相性
岩瀬仁紀 (ヽ`_´)の行動に注意しましょう。
あなたと岩瀬仁紀 (ヽ`_´)との相性は33%です。
と出ました。
勉強や仕事のときの金本というのは,連続試合出場的な観点からすると見事に当たってるかも!?
というのも,小学校一年の時1日だけ休んじゃったんですけど,小2〜高3まで皆勤してますからねぇ〜
風邪もめったにひきませんし,丈夫さは売りですからね!
外見・ルックスは田中将大!?
ま,同じマー君ですから(笑)
中日勢については全く分かりません。
谷繁の家での姿って一体どんなんなんでしょう???
P.S
BS日テレでマスターズリーグ「東京vs名古屋」が中継されてました。
実況が小川光明アナウンサー。
同局のボウリング革命 P★Leagueでしばし小川さんの実況が聴けるんですけど,野球の実況となると何時以来?!懐かしいと同時に,声のトーンとか,メリハリがあってすごく聴きやすい。解説者と掛け合いながらそれでいてプレーを刻々と伝える。
正直今こういうアナウンサー居ませんよね・・・解説も去ることながら実況するアナウンサーによっても随分中継のイメージが変わるものです。。。
2007年12月14日
「戻れて興奮」シコースキーがロッテへ
ロッテは14日、今季ヤクルトに所属したブライアン・シコースキー投手(33)の獲得を発表した。総額7000万円の1年契約で、背番号は49に決まった。
シコースキーはかつてロッテと巨人に在籍し、今季の途中からヤクルトに入団した。シコースキーは球団を通じて「大好きなロッテに戻れて興奮している」とコメントした。日本での通算成績は22勝22敗9セーブ。(金額は推定)
シコはロッテですか・・・
YFKが完全崩壊して中継ぎ・抑えの獲得は急務ですからねぇ。。
しかし,シーズン終盤のシコは安定していただけに痛いよなぁ・・・
その一方で
ヤクルトがリグスを調査
米大リーグの禁止薬物使用実態を調査した報告書が発表され、名前が挙がったヤクルトのアダム・リグス内野手(35)について、鈴木球団社長は14日、「もし本当だとしたら、けしからん問題。内容を調べさせます」と事実関係の確認を急いだ。リグス側の代理人を通じて連絡を待っている段階で、倉島球団専務は「まず内容がわからないと。NPBにも相談します」と対応に追われた。
昨年の大爆発の要因はコレな訳!?来日一年目&今年との差は歴然としてますからねぇ。。。
この問題は慎重に対処しないと。ユウイチや武内もいることだし。サードを守れる新外国人次第では枠が余る訳だし。
違約金払って契約解除するという選択肢も考えて良いのでは?ってこの日にも言ったんですけどね。
2007年12月13日
ロッテ戦力外の黒木が現役引退
ロッテから戦力外通告を受けた黒木知宏投手が、34歳の誕生日前日の12日、都内で現役引退を表明した。現役続行にこだわり、野球浪人や海外挑戦なども検討していたが「(どこからもオファーのない)現状として、1番ベストな形が引退だった」と、目を潤ませた。
01年以降は故障に泣かされ、悔しい形で現役生活への幕を下ろしたが、今日からスタートする第2の人生へ気持ちを切り替えた。「野球の素晴らしさを伝えることに情熱を注ぎたい」。しばらくはフリーの立場として、これまでと違う角度から観察し、大好きな野球の振興活動を行っていく。来年2月にはメジャーキャンプ行脚で、指導・練習法などを勉強していく計画もある。「ジョニー」の愛称で親しまれた苦労人・黒木が、野球伝道師として新たな1歩を踏み出す。
黒木自身も思い出の試合として挙げている1998年7月7日のロッテ−オリックス戦。
この年の6月は日本が初出場したサッカーワールドカップフランス大会で日本中がサッカー一色になっておりました。当時メディアも身の周りもサッカー・サッカーと盛り上がっていました。自分自身も人並みに熱中してはいたのですが,再び日本代表監督に就任した岡田武史監督が,W杯直前合宿に連れておきながら,ドーハの悲劇を含めそれまでの日本サッカー界を牽引してきた三浦知良を代表選考から外した件で,一気にサッカーへの情熱が冷め,日本代表も冷ややかな視線で見るようになりました。
当時世間的にも二分する大論争だった記憶がありますが,貢献者に酷い仕打ちをすることはあまりにも許せませんでした。
そして本戦が始まり熱狂するする身の周りに対し,「一次リーグ(アルゼンチン・クロアチア・ジャマイカ)3戦全敗」を見事言い当てたタイプです。。。
でも野球ファンとして肩身の狭い思いをしたのも事実。それを救ってくれたのがロッテでした。ロッテが約一ヶ月間勝てていない。
この日当時エースの黒木がチームの連敗阻止の為に救援で登板。あと1アウトを取れば勝利・・・ところが,9回2死からプリアム(だったっけか?)に同点本塁打を浴び,結局チームは延長12回裏にサヨナラ負けし,連敗は17に伸びる。。まさに七夕の夜の悪夢。そこでマウンド上で立ち上がれなかった黒木の姿は当時様々なメディアで取り上げられました。
この話題もあり,8月の横浜高校春夏連覇,9月・10月の横浜38年ぶり優勝・日本一と,1998年の新語・流行語大賞を受賞するなど,結果的に野球の印象の強い一年になりました。
闘志を前面に出した投球スタイル
長い肩・肘の故障との戦い
―伊藤智仁を想起させるんですよね。黒木知宏という投手は。13年間お疲れ様でした。
2007年12月11日
巨人グライシンガー誕生 2年総額5億円、背番号は29
巨人は11日、ヤクルトを自由契約となったセス・グライシンガー投手(32)の獲得を発表した。2年契約で総額5億円。背番号は29に決まった。
グライシンガーは来日1年目の今季、30試合に登板して16勝8敗で最多勝のタイトルを獲得。球団を通じて「巨人が日本一となるよう全力を尽くしたい。今から原監督とコーチ陣のもとでプレーするのが楽しみ」とコメントした。
清武英利球団代表は「補強の目玉の一つ。マネーゲームにはならず、言われているより安い額で契約できた」と話した。(金額は推定)
いやぁー,,ホントは昨日更新したかったんですケド,会で終電帰りだったもので。。
でも一夜経っても怒り&呆れは冷めてませんから御安心を!さて,何から書いていいやら・・
2年総額5億円!?有り得なーい!!阪神はおろか,ヤクルト側の条件提示より少ないのに何で讀賣な訳??まぁあくまで”建前上”の金額で,実際はその倍と見て宜しいでしょう。それとも代理人の手数料が5億円か?
巨人軍は紳士たれ!?一応今年優勝したチームが最下位のチームからエース&主砲をWで奪うって,どこが紳士的なの??
まるでトランプの大貧民じゃん。大貧民(=ヤクルト)の手持ちの最高のカード2枚渡して,大富豪(=讀賣)さんからは不要な札[=戦力外]の斉藤を渡して・・ただこのトランプの世界には,最高のカードが最低のカードになる”革命”って言葉があるのを忘れるなよ!!ヤクルトが革命起こしてやるんだから!!!
最多勝の投手が翌年も同じような成績を残せると思うな!川上憲伸なんて隔年投手として有名ですが,外国人投手も近年,讀賣・ガルベス(16勝6敗防御率3.05→12勝12敗防御率3.32),中日・バンチ(14勝8敗防御率2.98→10勝8敗防御率3.38),ヤクルト・ホッジス(17勝8敗防御率3.41→5勝9敗防御率5.90)がいますが,いずれも最多勝の翌年は成績を下げてます。
グライシンガーも今シーズン最後5試合の成績は2勝3敗防御率4.97でしたし,他球団に研究・攻略されつつありましたから。それでも原監督は「フィールディング、けん制、クイック。すべてにおいてAクラス。外国人の助っ人として大いに期待したい」と高評価しているようで,今年同様の成績を残すと勘違いしているんでしょうね・・
未来日記
2007年12月07日
ヤクルトに韓国人右腕 林昌勇投手
ヤクルトは7日、韓国・サムソンの林昌勇投手(31)を獲得したと発表した。3年契約(3年目は球団オプション)で1年目の年俸は30万ドル(約3300万円)プラス出来高。背番号は「12」。
林投手は右横手からの150キロ台の直球が武器で、韓国で通算104勝168セーブ。同日、記者会見し「先発なら10勝、抑えなら30セーブはやりたい」と意気込みを語った。
新外国人投手獲得。
実績は申し分ないですね。ただ2005年に手術してから調子が上がらないとか?!ま,スワには手術を経験した投手が豊富ですからね。是非復活を!!
そういえば,右横手から150キロ近い速球を投げ込むというドラ1がかつて居たような・・・ただ韓国で実績残しているんだから,彼のようにノーコンって事だけはないですよね?!
その裏でコレ。
セブンイレブンに立ち寄った際,販促用にこの一面が飾ってあり,思わず足を止めてしまった自分・・・讀賣もよくもまぁ懲りないなぁ,,と,呆れるばかりでしたワ。
どぉせ出番無いんだから高校生とかドラフトで獲るの止めたら??
李スンヨプ,クルーン,ラミなら海外スカウト担当も要らんでしょう??
確かにこれまでの功績に感謝はしてるケド,やっぱり讀賣に行くとなるとねぇ。。。
奇しくも開幕は神宮で讀賣戦!
今年のイメージが強すぎて,春先に全然打てないなんてことは讀賣の首脳陣は知らないんでしょうねぇー
一死1,2塁のチャンスで併殺とかー
レフト線に飛んだ打球に追いつけずスワローズの俊足軍団(チョロ9)達があっという間に二塁打にしてしまうとかー
そんな光景が浮かびます。
「巨人軍は紳士たれ」で髭剃ったりとかもあるわけ?!ある意味楽しみだー☆
ベネズエラ国歌に乗せて
♪どこにも飛ばすなラミレス〜三振,三振ラミレス〜
2007年12月06日
ヤクルトが新入団発表
ヤクルトは6日、東京・東新橋のヤクルトホールで育成選手を含めた新人8選手の入団発表を行った。一般公募で招待された約450人のファンを前に、高校生ドラフト1巡目の佐藤由規投手(宮城・仙台育英高)は「スピードボールが持ち味。プロで真っ向勝負したい」と力強く宣言した。高田監督は「新しい力が必要。期待している」と話した。
新入団選手は次の通り。
【大学生・社会人】
▽1巡目 加藤幹典投手(22)=慶大、178センチ、74キロ、左投げ左打ち 背番号16
▽3巡目 鬼崎裕司内野手(24)=富士重工、177センチ、77キロ、右投げ左打ち、46
▽4巡目 岡本秀寛投手(24)=JFE西日本、177センチ、76キロ、左投げ左打ち、26
▽5巡目 中尾敏浩外野手(25)=JR東日本、178センチ、76キロ、右投げ左打ち、56
▽6巡目 三輪正義内野手(23)=四国アイランドリーグ・香川、168センチ、68キロ、右投げ左打ち、60
【高校生】
▽1巡目 佐藤由規投手(18)=宮城・仙台育英高、179センチ、75キロ、右投げ左打ち、11
▽3巡目 山本斉投手(18)=山形・酒田南高、179センチ、76キロ、右投げ右打ち、63
【育成】
▽1巡目 小山田貴雄捕手(24)=四国アイランドリーグ・高知、190センチ、100キロ、右投げ右打ち、112
ヤクルト、背番号変更発表 飯原「9」、増渕「22」
ヤクルトは6日、7選手の背番号変更を発表した。(カッコ内は旧背番号)
飯原9(46)▽増渕22(63)▽遠藤47(11)▽ユウイチ49(65)▽高木58(12)▽上原68(48)▽河端70(26)
スワローズニュース満載の一日となりましたね☆
まずは,新入団選手会見。
佐藤由規君が爽やかすぎます☆あのNHKですら讀賣より先に扱ってくれるほどの素材!
テレ朝では入団会見に駆けつけた女子高校生のインタビューもありました!!
メディア露出+若い女性ファン獲得=人気拡大。色々な意味で彼にかかる期待は大きいです!
次に背番号の変更。
飯原にペタ・健さんの「9」。増渕には高津の「22」。
いずれもスワローズにとって伝統的な番号です。期待も大!新しい歴史を築いて欲しいですね!
気になるのは河端の「70」。
心機一転にしては大き過ぎる番号・・。まだまだ実戦復帰には程遠い状態なのでしょうか・・・かつて五十嵐・石井も去ることながら,河端が中継ぎで居ることの心強さは申し分ありませんでした。リハビリの進展状況が心配です。。
そして新外国人として韓国人投手の入団発表が明日あるようです。
2007年12月04日
帰国 星野ジャパン大役果たし「解散」
北京五輪予選を兼ねた野球のアジア選手権でライバル韓国、台湾を振り切って優勝し、五輪出場権を獲得した日本代表チームが4日、帰国した。
星野監督の下、チームを束ねた主将の宮本(ヤクルト)、大一番の韓国戦に先発で好投した成瀬(ロッテ)、投手陣を引っ張った上原(巨人)らが成田空港でファンの出迎えを受けた。
24選手はこれで解散。今回は故障のため代表候補を辞退した小笠原、高橋由(ともに巨人)のほか、楽天の田中らの若手有望選手についても星野監督ら首脳陣が来季の活躍ぶりをチェック。来年8月の北京五輪に向け、星野ジャパンを再出発する。
凱旋帰国!
WBCの時もそうでしたが,メディア各局には普段からこの位注目して扱って欲しいものです。これだけの選手が日本球界に居るんだからさ・・。
さて昨日は興奮のあまり!?どうやら勘違いしていたようです。
本戦は枠が24名から増えるものだと思い込んでおりました。そういえば,アテネも1球団2名ずつの24名でしたもんね。
ということは,野手の枠が−2,投手+2は避けられないでしょうか・・・うーむ,,複雑ですねぇ。。
ヤクルトが萩原と斉藤を獲得
ヤクルトは4日、合同トライアウトに参加した前巨人の斉藤宜之外野手(31)と、前日本ハムの萩原淳投手(34)の入団を発表した。ともに年俸1千万円(推定)。
2007年12月03日
日本 10-2 台湾 北京五輪アジア予選
J 100 000 603 10
T 000 002 000 2
星野JAPANに「ありがとう」!!
野球の醍醐味を存分に魅せてくれました。監督・コーチ・選手・スタッフが一丸となって戦う姿勢。一球一球のプレーに集中してプレーする姿勢。繋いで繋いで1点を取りに行く姿勢。
「野球」というのは,チームでプレーするものだと改めて認識させてくれました。
青木は心配無用でしたね。一本出てから見事な固め打ち!疑惑の判定が無ければ4打数4安打だったのに・・
そして何よりキャプテン・宮本慎也!!逆転された直後の7回表。得点圏に進んだ村田の代走で起用され,解説・古田敦也が大絶賛の,たとえアウトになっても併殺を避けるスライディングで相手の野選を誘い,大村のスクイズで生還!!
これほどまでに野球センスが抜群な選手がスワローズにいるんですね。。。ふと感じたのは,足と繋ぎ重視の高田野球で宮本を3番サードで起用してみては如何かと?!状況に応じて何でも出来る打者を7番に置いていたんじゃ勿体ない。。確かに一発は少ないけれど,「打線」として最大限に機能させるための切り札になるのではなかと。
他の選手には○○君とつけてるのに,青木,宮本,稲葉と呼んでる解説・古田も良かったですよ☆
見事北京五輪出場を決めた星野JAPAN
本戦メンバーはどうなるのでしょう?特に野手。小笠原,由伸,松中など五輪経験者も居りますが,よほどのアクシデントがない限りスタメン10人+矢野・宮本・荒木・井端のメンバーで臨んで欲しいと思いました。予選の緊迫感を経験しさらに結束力の高まったメンバー。バランスもすごく取れてると思います。
一方投手陣は試合数予選7試合+決勝T2試合と増えることですし,計14人程度に増員されることでしょう。田中将大など若い先発,渡辺俊介など経験豊かな中継ぎが加われば面白いですね!楽天・長谷部君も結果出して再び代表に戻ってきて欲しいです!
前回アテネ,前々回シドニーのようにペナントとの利害関係が絡んで制限とか本当に止めて頂きたい!
日本のプロ野球が世界一だという事をもう一度我々に見せて下さい!!
T 000 002 000 2
星野JAPANに「ありがとう」!!
野球の醍醐味を存分に魅せてくれました。監督・コーチ・選手・スタッフが一丸となって戦う姿勢。一球一球のプレーに集中してプレーする姿勢。繋いで繋いで1点を取りに行く姿勢。
「野球」というのは,チームでプレーするものだと改めて認識させてくれました。
青木は心配無用でしたね。一本出てから見事な固め打ち!疑惑の判定が無ければ4打数4安打だったのに・・
そして何よりキャプテン・宮本慎也!!逆転された直後の7回表。得点圏に進んだ村田の代走で起用され,解説・古田敦也が大絶賛の,たとえアウトになっても併殺を避けるスライディングで相手の野選を誘い,大村のスクイズで生還!!
これほどまでに野球センスが抜群な選手がスワローズにいるんですね。。。ふと感じたのは,足と繋ぎ重視の高田野球で宮本を3番サードで起用してみては如何かと?!状況に応じて何でも出来る打者を7番に置いていたんじゃ勿体ない。。確かに一発は少ないけれど,「打線」として最大限に機能させるための切り札になるのではなかと。
他の選手には○○君とつけてるのに,青木,宮本,稲葉と呼んでる解説・古田も良かったですよ☆
見事北京五輪出場を決めた星野JAPAN
本戦メンバーはどうなるのでしょう?特に野手。小笠原,由伸,松中など五輪経験者も居りますが,よほどのアクシデントがない限りスタメン10人+矢野・宮本・荒木・井端のメンバーで臨んで欲しいと思いました。予選の緊迫感を経験しさらに結束力の高まったメンバー。バランスもすごく取れてると思います。
一方投手陣は試合数予選7試合+決勝T2試合と増えることですし,計14人程度に増員されることでしょう。田中将大など若い先発,渡辺俊介など経験豊かな中継ぎが加われば面白いですね!楽天・長谷部君も結果出して再び代表に戻ってきて欲しいです!
前回アテネ,前々回シドニーのようにペナントとの利害関係が絡んで制限とか本当に止めて頂きたい!
日本のプロ野球が世界一だという事をもう一度我々に見せて下さい!!