第87回全国高校野球選手権大会で連覇した駒大苫小牧高校(南北海道代表)の野球部長による部員への暴力問題で、同校が設けた第三者を交えた調査委員会は25日、札幌市中央区の弁護士事務所で関係者から事情を聴取した。調査に出席した部員の父親は、篠原勝昌校長と野球部長から直接謝罪を受けたことを明らかにした。
父親によると、野球部長と校長は事務所内で面会。部員と父親に頭を3、4回下げ「本当に申し訳ない」と謝った。近日中に、篠原校長と香田誉士史監督、野球部長、調査委メンバーの弁護士がそろった場で、改めて正式な謝罪を聞き、双方の主張のずれを話し合うことになったという。
父親は「『申し訳ない』という気持ちは分かった」と、謝罪を前向きに受け止めていることを明らかにした。「正式な謝罪を受けて和解するのか」という報道陣からの質問に、父親は「まだはっきりわからない」と答えた。
篠原校長は「真心を込めて謝罪をした。調査結果は調査委に委ねているので、コメントは差し控えたい」と話している。
大会前明らかになった明徳義塾の地方大会優勝取り消しとは、全然意味合いも違うし、事件の内容も大きく異なる!と私は思うんです・・
明徳の部員間の”喫煙”はやはり未成年でもありますし、厳格に処分されても然るべき行為でしょう。
一方で、部長による”暴力”というのは、一つの学校現場による”体罰”として捉えられれば十分ではないか?ということであります。”体罰”なんて、どの学校現場でも実際は行われていることでしょう???”しつけ””教育”であっても、多少行き過ぎれば”体罰”につながってしまします。それは、あくまで、”体罰”をされた側が、
そうした行為をどう捉えるか?によって、すなわち、
解釈の仕方次第で、180度異なったものになってしまいます。どんな行動をとったにせよ、生徒自身が、やはりあれは間違ってたなぁと反省すれば、それは決して”体罰”とはいえないのではないでしょうか?生徒にも非がなければ、どんな教育関係者も、そのような行為は行わないでしょうし・・・
しかも、このタイミングで”体罰”を訴える生徒の親・・・自分の息子がレギュラーになれず、かつ優勝した腹癒せの行為にしかどうしても思えない。高校3年間野球に全力に取り組んだって、レギュラーとして登録できるのは最大で20人(本大会なら18人)に過ぎないのです。どう考えても、レギュラーになれず終わる部員の方が多くなってしまうのです。。それでも、精一杯スタンドから声援を送り、裏方としてグランドの整備を率先し、、、それでも十分に野球に取り組んでいる姿が、我々には感動を与えます。それは何も野球に限ったことではなく、サッカーも、バレーも、駅伝も、いずれにも当てはまるでしょう。
そして、今回の快挙は、駒大苫小牧の野球部・全校生徒、苫小牧市民、北海道全土に与えた影響はあまりにも大き過ぎます。。
なんか、どうしても感傷的になってしまい、何が言いたいのかよく分かんなくなってるんですが、私は今回の問題は、
暴力を訴えた部員の両親がどうかしてると思います。実際、この部員と親は、学校はおろか、北海道にすら居にくくなったんじゃありませんか?と思っちゃうんですけど・・・
追記 2005-9-4