巨人に続き、横浜、阪神でもオーナーら球団首脳の辞任に発展した不正な現金授受問題で、金銭を受け取った元明大野球部の一場靖弘投手(22)=すでに退部=が28日、東京都内で記者会見し、「食事代、タクシー代はとても怖いものだった。野球部、大学など関係者の方々に大変なご迷惑をおかけしました」と謝罪した。
一場投手は巨人からの200万円のほか、横浜から60万円、阪神からは25万円を「食事代」などの名目で受け取った。「プロ関係者と何回か食事し、封筒に入ったお金を渡された。プロ側の話を聞いているうち、断る言葉を失った」と、現金攻勢に押し切られた胸の内を明かした。
巨人からの授受が明らかになった8月の時点で、すでに横浜、阪神からの授受もあったにもかかわらず、事実を公表しなかった。巨人からの200万円は別府隆彦・元明大総監督が不足分を立て替えた。横浜、阪神から受け取った現金はそのまま銀行に預けており、近く全額返却するという。
「野球を奪われることも覚悟しているが、できれば日本のプロ野球でプレーしたい。ドラフトで指名されなければ、もう一度(進路を)考えたい」と、プロ入り希望は持ち続けている。
確かに「匿名」の手紙の存在は恐怖です。最初は巨人に入団するのを不愉快に思っているものの存在=是が非でも欲しいと考えている球団=阪神?かとも考えたのですが、横浜にも送りつけた時点で飛び火が来ることは予知できたでしょうからね・・・
週刊誌のスクープネタならもっとその社が面白がって書き立てるでしょうし。となると単なる個人・一場靖弘への陰湿な嫌がらせなのか?とも考えてしまいます。
ただ一つ言える事は「ドラフト改革への警鐘」であることは確か。球団同士の合併を「たかが」2〜3ヶ月で決定できる日本野球機構なら、あと一ヶ月もあれば充分改革を決定できますよねぇ!?
P.S
FA選手が一気に3人とは早くも首位か(苦笑)
まず7選手がFA行使宣言 プロ野球
プロ野球巨人の仁志敏久内野手(33)ら各球団の選手が27日、フリーエージェント(FA)権行使を宣言し、FA戦線が本格的に始動した。
巨人では仁志のほか、清水隆行外野手(31)も、球団へ申請書類を送付したことを明らかにした。仁志は大リーグ移籍の可能性を示唆。清水は残留が基本線との考えを示した。巨人は、両選手ともに慰留する方針。
阪神の藪恵壹投手(36)は、球団事務所へ申請書を提出。「阪神から慰留の言葉もありましたが、大リーグ移籍を含めてのFA宣言」
ヤクルトは、真中満外野手(33)と稲葉篤紀外野手(32)、鈴木健内野手(34)の3選手がFA宣言。球団事務所で権利行使の文書にそれぞれサインした。このほか、近鉄の大村直之外野手(28)も宣言した。