1998年10月28日

ヤクルトがコーチ陣発表

 ヤクルトは28日、来季のコーチ陣を発表した。一軍チーフ兼打撃コーチに八重樫幸雄二軍監督(47)が昇格するなど球団内での配置換えが主だが、投手コーチ補佐に、元投手で現サンケイスポーツ記者の宮本賢治氏(39)が新たに加わった。
 【一軍】監督 若松勉(51)▽チーフ兼打撃 八重樫幸雄(47)▽打撃補佐 金森栄治(41)▽投手 小谷正勝(53)▽投手補佐 宮本賢治(39)▽守備・走塁 大橋穣(52)、渡辺進(46)▽バッテリー 中西親志(37)▽トレーニング 上水流洋(44)▽トレーニング補佐 小林国男(48)▽コンディショニング 海老野貴勇(33)

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1998年10月15日

ヤクルトの渡辺久信・伊東昭光の両投手が引退

 ヤクルトの渡辺久信投手(33)と伊東昭光投手(35)が現役を引退することになった。15日、球団に申し入れ、球団が了承した。
 渡辺投手は1984年に群馬・前橋工高校からドラフト1位で西武に入団。速球投手として西武の黄金時代を支え、三度、最多勝を獲得した。昨年オフにヤクルト入りし、今季は19試合で1勝5敗1セーブ、防御率4・23。通算125勝110敗27セーブだった。
 伊東投手は本田技研から86年にドラフト1位でヤクルトに入団。88年に最多勝を獲得した。今季は31試合に登板し、3勝2敗、防御率3・88だった。通算87勝76敗21セーブ。来季はヤクルトのコーチになる予定。
 ヤクルトは、秦真司外野手(36)と城友博外野手(29)がトレード要員で、伊林厚志投手(26)には戦力外通告をしたことも発表した。

1998年10月12日

ヤクルト、7選手に戦力外通告

 ヤクルトは12日、白井康勝、松岡大吾、野中徹博、上原晃、岩崎久則、佐藤剛の6投手と野林大気内野手に戦力外通告を行った。また、大野雄次内野手は任意引退となる。

ヤクルト、日系ブラジル選手2人獲得

 ヤクルトは12日、日系ブラジル人の佐藤二郎内野手(17)=182センチ、77キロ、右投げ右打ち=と松元雄一外野手(17)=178センチ、72キロ、左投げ左打ち=の2選手を獲得したと発表した。来季から外国人選手として支配下登録する。年俸はともに400万円(推定)。
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1998年10月02日

若松勉コーチ「監督の勉強」 ヤクルト後継問題に決着 プロ野球

 ヤクルトの監督問題が2日、決着した。この日午前、遠征先の大阪市内のホテルで田口周・球団社長から就任要請を受けた若松勉・一軍打撃コーチ(51)は「正式な回答はシーズン終了を待って」としながらも、受諾する意思は明確にした。17日の日本シリーズ開幕前に、正式発表となる予定だ。
 9年間で四度のリーグ優勝、3度の日本一を果たした野村克也監督(63)を引き継ぐ。「大監督の後だから、大変だと思う。残り試合で監督について勉強したい」
 その野村監督は「若松はとにかくまじめ。ワシがふまじめだったから、後任にはちょうどいいやろう。ただ、若松には経験がないので、何でも話せる参謀をつけてあげてほしい」と話した。              *
 若松勉 1947年、北海道出身。北海高―電電北海道を経て、71年にヤクルトに入団。72、77年に首位打者を獲得、「小さな大打者」と呼ばれ、ヤクルトが初優勝した78年には最優秀選手(MVP)に選ばれた。89年に引退。19年間の通算成績は2062試合で2173安打、220本塁打。通算打率の3割1分9厘は5000打数以上では歴代最高。93年に一軍打撃コーチとしてヤクルトに戻り、95年から二軍監督、97年から再び一軍打撃コーチを務めている。
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