ドラフト一位の左腕山部が、左手中指のつめを大きくはがした。自主トレ前にも右足のつけねを痛めて出遅れており、再び調整が遅れるのは確実。河村投手コーチは「自分の体にもっと気を配らないと」。故障が相次ぐひ弱さに、渋面だった。=西都
1994年02月24日
1位指名山部、つめをはがす ヤクルト
1994年02月21日
ヤクルト、紅白戦で投手陣が乱調
二度目の紅白戦を行い、六回途中で両チームの投手陣合わせて11四球12安打9失点。四球で走者を出し、カウントを悪くしては甘い球を打たれる繰り返し。野村監督は「練習だけの間はよかったが、試合が始まるとついグチが出るわい」。中でも中継ぎで期待する小坂の乱調には「ちっとも配球を自分で考えようとせん」。キャンプ初めての渋面で引き揚げた。=西都
1994年02月20日
ヤクルト、新外国人クラーク選手が合流
新外国人選手のジェラルド・クラーク外野手が合流、さっそくフリー打撃を開始した。「調整の途中」(クラーク)という状態だったが、192センチ、93キロの体から時折目の覚めるようなライナーを放った。「突っ込まず、体の軸がしっかりしている」と野村監督は上々の評価。丸山ヘッドコーチも「顔や雰囲気が知的。IDフェースや。うちにぴったり」の歓迎ぶりだった。
1994年02月19日
ヤクルト、紅白戦で3年目の石井登板
紅白戦を行い、三年目の左腕石井が登板した。2回を投げて荒井、広沢克らの白組に4安打3失点。左の金森に簡単に適時打を許すなど、自ら「詰めが甘い」と振り返る内容だった。野村監督も「ストライクが入らん。入れようとするとスピードが落ちる。どうしたらいいのやろ」。高卒新人で日本シリーズに登板するなど期待されながら、伸び悩む大器に思案顔だった。=西都
1994年02月01日
V気分を一掃“野村節”90分
早いもので一年の1/12が過ぎた今日。いよいよというか、やっと、12球団がキャンプインした。Ysの新しい帽子が新鮮で良かった。
12球団唯一の本拠地始動となったが、1時間30分に及ぶミーティングでスタートした。野村監督は異例のスタートを「日本一達成にやれやれ、の気分が残っている。自分を含め気を引き締める意味を込めた」と説明した。
内容は「連覇するには」「キャッチフレーズ(ID野球)の説明」「ファンサービス」「マスコミ対策」「契約更改」と続き、最後が「キャンプの課題」。
「熱心に聞いてくれた。これだけで十分」の評価だったが、選手は神宮の室内練習場と軟式野球場へ移ってトレーニング。気温3、4度で小雨模様。底冷えの寒さにもかかわらず、はつらつとした動きに「予想より動けている」と上水流トレーニングコーチ。選手は体と頭から汗を振り絞る一カ月となりそうだ。=神宮