2025年06月20日

<東京ヤクルト 8-10 オリックス

B 300 500 000 2 10
S 021 000 410 0 8
小川4,矢崎3,清水2/3,田口1/3,H石山1,●星(0-2)1−古賀

▼データ
 ・今季最多得点
 ・5月25日巨人戦(東京ドーム)以来22試合ぶり10桁安打
 ・ワースト借金24

◆ポイント
 ・2回裏1死二三塁小川捕邪併
 ・8回裏0死一三塁岩田中犠
 ・8回裏1死一塁山野辺投犠
 ・10回表0死一塁来田捕犠安

両軍28安打の打ち合い。神宮らしい試合展開に満足は出来た。けれども相手のミスを突き切れず,自らのミスには突け込まれる。結果は負けでまた1つ借金が膨らんだ。

試合開始僅か3分7球で先制された。先頭西川ライトフェンス直撃。クッション処理を岩田ファンブルで一気に三塁。宗を迎えいきなり前進守備を敷くもスタンドを越えるホームラン。さらに太田杉本と4連打でアウトが取れない小川。守る時間が長くなったことも否めないかもしれないが,2死から若月のサードゴロかと思われた打球を武岡無反応で3点目。今日も苦しいというか初回でゲームセットかと思われたが奮起した打線。

2回裏1死満塁から伊藤がレフトフェンスダイレクトのタイムリー二塁打で1点差。なお1死二三塁で小川。ベンチは初球スクイズのサインも結果最悪のフライゲッツー。山田の足を考えればセーフティスクイズ。ゴロ併殺は考えにくいのでフリーに打たせてもよかった場面。裏目。

それでも3回裏2死一二塁からオスナタイムリーで同点に。2回3回と3者凡退で復調気配の小川だったが,追いついた直後に取られる悪い小川に。1死満塁から西川に勝ち越しの2点タイムリー。さらに太田に3ランで2023年5月6日DeNA戦以来となる8失点KO。

壊れた試合を立て直してくれた矢崎の3イニング。矢崎はこういうポジション適正を探れるのかも。

久々に楽しかったラッキーセブン。先頭山田レフト前。代打増田ライト前。岩田はセカンド内野安打で1死満塁。ここで武岡に代打山野辺。この采配が的中で移籍後初ヒットが2点タイムリー。さらに壮真が右中間へ。2者生還で1点差。

8回裏はぺルドモから先頭伊藤が執念の一塁ヘッドスライディング。宮本の犠打をぺルドモ掴めず一三塁。宮本に代わって一走並木。ここでまたも仕掛けたベンチ。並木を走らせたが,岩田は高々打ち上げ犠飛。振り出しには戻したが,並木は一塁に戻る。神宮のマウンドが合わないか?ストライク入らないぺルドモ。カウント2−0からの3球目。明らかなボールだが犠打をしにいってストライク取られた山野辺。結果犠打は決めたが,一気に逆転とは行かなかった。もし岩田がウェイトで並木が二塁まで到達していてあの飛球を打てたら1死三塁を築けた。そうすればまた違った攻めが出来たはず。

で延長に入ってこちらに出たミス。0死一塁来田の犠打を古賀が二塁を欲張って結果オールセーフで傷口拡げることに。エスコンでは無警戒重盗を許し,ZOZOでは一塁走者無警戒で三塁進塁を許し,今日は確実に取るアウトを取れず。瞬時の状況判断。1つのプレーが致命的な失点に直結してしまっている。

勝負眼ならぬ勝負勘。結果的に今日は2つの犠打がこっちにくるべき流れを手放してしまったのだろうか。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(吉村)−オリックス(宮城)2回戦 神宮 14:00
 【メモ】実況田淵アナ[2-2 .500]×五十嵐解説員[2-0 1.00]
東京 ☀ | Comment(1) | SWALLOWS | at 23:59 | 更新情報をチェックする

2025年06月19日

<東京ヤクルト 1-3 東北楽天

E 200 000 100 3
S 000 000 001 1
●アビラ(1-4)6,木澤1,金久保1,大西1−中村悠


▼データ
 ・対東北楽天戦全日程終了(0勝2敗1分):2年連続7度目負け越し,通算39勝33敗2分
 ・ワースト借金23
 ・アビラ:来日初安打[岸]

◆ポイント
 ・1回表1死一二塁ゴンザレス中飛(一走浅村もタッチアップで二進)
 ・7回表1死二塁木澤暴投三進→内野前進守備→村林左安
 ・9回裏1死一塁サンタナ四球(一走サンタナそのまま)

交流戦史上初めて対東北楽天戦0勝。借金23。

組織として士気の低下。求心力の低下。これらを嘆くことはあってもあからさまな采配批判は避けようと心掛けてきたつもりではあるが・・・流石に今日の最終回の采配には堪忍袋の緒が切れた。

9回裏1死から岩田がヒットで出て,サンタナが四球で一二塁。当然サンタナには代走が出るものと思った。

ベンチにはまだ赤羽山野辺並木増田が残っていた。しかしサンタナは一塁に残ったまま。延長戦になると野手足りなくなるから?!この場面で代走を送らなかった理由を知りたい。

壮真ショートフライで2死となったが,オスナにタイムリーでようやく1点返した。しかしサンタナは二塁。これが代走なら三塁まで陥れたはず。せめてここで代走かと思いきや一走オスナに代走並木。各駅停車が前にいるのに特急電車を出したって追い抜けないのよ??結局並木も釘付けにしただけ。これがもし一三塁なら並木も仕掛けて二三塁という状況も作れたはず。こうなれば外野の守備体系も変わる。茂木もヒット1本で同点という心理になれたはず。一二塁しかも二走がサンタナでは外野の頭抜けてようやく同点という程度。

さすがにこれは指揮官としてどうなの?思考停止なの?周りのコーチも進言できないの?

一つ先の塁を狙う姿勢。これが失点につながった。それなのにこっちは一つ先の塁を狙わない。いや狙えない。

1回表1死一二塁ゴンザレスのセンターフライを処理した岩田はカットマンを通さず三塁返球。これで一走のタッチアップを許してしまった。そして次の打者に2点タイムリー。一三塁なら1点は防げた。

7回表だってそう。1死二塁で記録木澤暴投間に二走石原に三塁を陥れられ,これによって内野前進守備を敷いてその間を抜ける。これも二塁に留めておけば前進守備は無く,普通の内野ゴロだった。

冷静に綴っているつもりだけど・・ちょっともう看過できないかなぁ。。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(小川)−オリックス(エスピノーザ)1回戦 神宮 18:00
 ・交流戦最終カードオリックス戦通算37勝36敗1分
 【メモ】実況酒主アナ[1-0-1 1.00]×坂口解説員[1-2 .333]
東京 ☀ | Comment(3) | SWALLOWS | at 21:54 | 更新情報をチェックする

2025年06月18日

<東京ヤクルト 2-6 東北楽天

E 002 031 000 6
S 000 020 000 2
●ランバート(1-6)42/3,バウマン11/3,清水2,矢崎1−古賀

▼データ
 ・今季ワースト借金22
 ・両リーグ最速40敗到達
 ・交流戦負け越し確定
 ・ランバート:6連敗(2013年バーネット,2024年ヤフーレに並び外国人タイ記録)

◆ポイント
 ・3回表1死無走者瀧中四球
 ・5回表0死瀧中四球
 ・6回表1死無走者瀧中四球

瀧中への四球が全て。

まずは3回表1死無走者から。2球ボール後にタイムを要求したランバート。一体何があったのか。足がつった?続投も制球定まらず四球。ここから2死一二塁となって浅村ゴンザレス連続タイムリー。

5回表瀧中の第2打席は先頭打者。こちらストライク入らずストレートの四球。そして2死一塁に瀧中を置いて,浅村・ゴンザレス・黒川3連打でさらなる失点。

6回1死瀧中の第3打席も今度はバウマンがストレートの四球。そしてこれまた2死二三塁からの浅村タイムリー。

ほぼ打つ気の無い瀧中に与えた四球。その瀧中を塁に置いて2死からの失点。瀧中を打ち取っていれば難なく3アウト。これを自滅と言わずになんと言う。


両リーグ最速40敗。調べてみたら2016年の方が2日早く到達していたようだが,2019年と同日到達。ちなみに2017年よりは1週間早かった。

終わってみればセ・リーグ1人負け。こんなんだったら昨日押し出し死球でも勝っておけばと。

ちなみにファームは石川木澤小澤と投げて12連敗。今月11戦全敗。15勝42敗1分。借金27。来週は株主総会があるそうです。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(アビラ)−東北楽天(岸)最終戦 神宮 18:00
 ・アビラ:神宮初登板
 【メモ】実況黒瀬アナ[0-1 .000]×里崎解説員[0-1 .000]真中解説員[1-4 .200]
東京 ☀ | Comment(3) | SWALLOWS | at 21:42 | 更新情報をチェックする

2025年06月17日

<東京ヤクルト 4-4 東北楽天

E 010 020 100 000 4
S 003 010 000 000 4
高梨5,H田口1,荘司1,H星1,H石山1,H大西1,H矢崎1,金久保1−古賀

▼データ
 ・荘司:プロ初失点→デビューから12試合連続無失点(球団記録)
 ・今季3試合目引き分け

◆ポイント
 ・7回表1死一三塁宗山三振小郷三振
 ・12回裏2死満塁古賀スイング判定

負けが無くなった12回裏。2死満塁。三塁走者は四球の武岡の代走並木。二塁走者は申告敬遠のオスナの代走山野辺。一塁走者は死球の山田の代走増田。代走3人が塁上に揃って,打席には古賀。その初球。塁で山田が死球。ボールはユニホームをかすって古賀は死球アピールも,球審はスイングの判定。ストライクで2球目を打ち上げて何も起こらないファールフライでゲームセット。

セ・リーグ独り勝ちならぬ独り負けなしで全チームと0.5差縮めることが出来た。

先発ヤフーレ。三塁ベースに森岡コーチ。11回裏のマウンドに今野。球場全体からの茂木栄五郎コールと楽天戦を感じた4時間34分のロングゲーム。
初回に先制されるも,3回裏1死満塁からオスナの犠飛で同点に追いつき,壮真が左中間を破る2点タイムリー二塁打で勝ち越し。ゴンザレスに神宮最前列に飛び込んでしまう2ラン本塁打で追いつかれるも,直後壮真のタイムリーで勝ち越し。

最少リードをもって高梨降板。6回から継投。まずは田口が走者を二人出しながらも0を刻み,7回は左→左で荘司。星が完全に8回を任せられるようになったことの現われでもあるが,1番村林2番小深田の連続内野安打。3番浅村へ四球で0死満塁となり,4番ゴンザレスに犠飛。これで荘司がプロ13試合目で初失点。記録はいつか途切れるもの。ましてプロ初登板から続いたひとつ重みでもあったはず。なお1死一三塁とピンチでも,それ以上の失点を許さなかった。このあたりが並みのルーキーじゃないなぁと。

あとは星−石山−大西−矢崎−金久保とバウマン以外を継ぎ込んでのドロー。まぁ最後勝てなかったが,負けなかったのはこの投手陣のお陰。それも荘司一人帰ってきたことでバリエーションが豊富になった。

新人一人でこうも変わる。これもまた野球という組織スポーツなのですよね。。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(ランバート)−東北楽天(瀧中)2回戦 神宮 18:00
 【メモ】実況大川アナ[2-2 .500]×平石解説員[1-0 1.00]坂口解説員[1-1 .500]
東京 ☀ | Comment(1) | SWALLOWS | at 23:13 | 更新情報をチェックする

2025年06月15日

<東京ヤクルト 4-5x 千葉ロッテ

S 200 000 200 4
M 000 202 001x5
高橋6,H大西1,H星1,●清水(0-2)1/3,田口1/3−古賀
内山3号A(ボス)

▼データ
 ・対千葉ロッテ戦全日程終了(1勝2敗):3年連続11度目負け越し 通算34勝38敗2分
 ・ワーストタイ借金21

◆ポイント
 ・9回表2死二塁(サンタナに代走送らず)内山四球オスナ一邪
 ・9回裏1死一塁愛斗捕犠一走代走高部三進(三塁がら空き)

交流戦2度目のセ・リーグ全敗。うち3カードがサヨナラ。そのうちの1カードに。

勝負を分けたのは連係ミス。同点の9回裏0死一塁。一塁走者は代走の高部。愛斗は犠打。この打球に清水,古賀,さらにチャージをかけたオスナ・北村拓が一かたまりとなり,三塁ベースががら空き状態。この隙を突かれて一走高部に三塁を陥れられ,結末は犠飛。
「悔やまれるね。今からビデオを見て、検証したいと思います」と指揮官。でも9回表の監督の判断は「悔やま」なくていいのだろうか。

NHK全国放送で,宮本慎也井口資仁両解説員に指摘された「(サンタナに)代走出さなくていいの?」という指摘。
同点の9回表2死からサンタナが二塁打で出塁したが,ベンチは代走を送らなかった。ベンチに誰もいなかったのなら致し方ない。でも控えに赤羽山野辺岩田と足のある選手はまだ残っていた。ここで出さなかったということは(延長で)サンタナに打席が回ると踏んだからだろう。その判断は判断で理解できる。しかもDH。守備に就くこともないのだから打撃優先。

ただ両解説員の指摘は,代走を送ることで外野の守備体系が変わって,ヒットゾーンが広がるのに何故それをしないのかというものだった。。二走サンタナではゴロのヒットでホームには還れないので,バッテリーにも守備にもプレッシャーがかからない。ぐうの音も出なかった。いつも前進守備で痛い目に遭っているのに,いざ攻撃の立場になるとそれをしない。たとえ点にならなくとも,2番サンタナに回るのは11回。そこまで粘れる投手陣ならともかく,一か八か勝負に出て石山で締める。これが最も勝つ確率が高かったのではないかと。そんなベンチの姿勢がよっぽど悔しいんだけど。

阪神は6連敗。巨人はオリックスに2年連続3タテ。DeNAもソフトバンクの餌食となり,ソフトバンクはホーム9試合で7勝1敗1分。
広島は7点差をひっくり返される。中日は貧打。ヤクルトはミスミスサヨナラ。何が一番酷いのかよく分からないが・・

今日で6月のビジター終了。7勝24敗1分 勝率.226でエスコン終了時よりも勝率があがった。そしてまだ20勝にも達していないのに40敗にリーチ。やっぱり一番酷いか。

■NEXT GAME
 東京ヤクルト(ランバート)−東北楽天(ヤフーレ)1回戦 神宮 18:00
 ・対東北楽天戦39勝31敗1分
 【メモ】実況立本アナ[2-0 1.00]×館山解説員[2-2 .500]
千葉 ☁ | Comment(1) | SWALLOWS | at 19:24 | 更新情報をチェックする

2025年06月14日

<東京ヤクルト 5-0 千葉ロッテ

S 000 131 000 5
M 000 000 000 0
○吉村(3-3)7,清水1,荘司1−古賀
並木1号@(小島)山田3号@(小島)

▼データ
 ・対千葉ロッテ戦:2023年6月6日以来勝利
 ・土曜日:4週間ぶり3勝目

◆ポイント
 ・5回表2死一三塁伊藤左中三
 ・8回裏P吉村→清水三凡

4月27日中日戦(バンテリン)以来今季3試合目となる石山登板無しでの勝利で連敗ストップ。借金20。

投打がかみ合った快勝と言っていいでしょう。

3回まで小島の前にパーフェクトも,4回表先頭並木のソロ本塁打で先制。5回表2死一三塁から伊藤の三塁打で突き放し,その伊藤をサンタナが還し中押し。5回表には2死無走者から山田に5月16日DeNA戦(横浜)以来球団記録まであと1本となる通算303号でダメ押し。

投げては先発吉村が2回の3死目から16人連続アウトとリズムよくアウトを重ね,7回を117球無四球無失点。鬼門の8回は清水が3人で仕留め,最終回は今日昇格の荘司が試運転にはちょうどよいシチュエーションでアウトを3つ重ねてゲームセット。左の藤原寺地もキッチリ抑えたし,二軍ではもう何もすることなさそうだし,もはやコンデションだけ。

いくら借金が膨らもうとこうして1つ勝つだけでニッコニコで今の時間を迎えてるんだから単純なものなんです。

追記)ナイターでDeNA巨人も敗れ,2006年5月26日・2009年6月11日・2011年6月1日・2013年5月29日・2022年6月8日に次いで史上6度目のセ・リーグ独り勝ちとなりました。

■NEXT GAME
 千葉ロッテ(ボス)−東京ヤクルト(高橋)最終戦 ZOZOマリン 14:00
 ・NHK総合全国中継日
千葉 ☔ | Comment(1) | SWALLOWS | at 18:44 | 更新情報をチェックする

2025年06月13日

<東京ヤクルト 4-5x 千葉ロッテ

S 010 300 000 4
M 120 100 001x5
奥川51/3,H田口2/3,H矢崎1,H星1,●バウマン(0-2)1/3,大西0/3−中村悠

▼データ
 ・ワースト借金21

◆ポイント
 ・2回表0死満塁中村一併
 ・5回以降1安打
 ・9回裏1死一二塁Pバウマン→大西連続暴投

最下位攻防戦に相応しい譲り合いではあったが,結末は連続暴投で借金21。

”6月になったら上がる”。”まだまだこれから、浮上に向けて頑張ります。”一体いつまで待ったら上がるの??!

およそ5週間ぶり登板となった奥川。初回は2死無走者からの3連打で先制点を与え,追いついてもらった直後のイニングに満塁から2点タイムリー。打線に逆転してもらったイニングで2死無走者から被弾で同点。これでは野手と投手の信頼関係は築けない。

打線はFAで獲得に名乗りを挙げた石川柊相手に4回4得点と攻略も,5回以降沈黙。もちろん石川柊に対しても並木岩田サンタナの123番がノーヒットで,オスナ壮真山田の456番が6打数6安打。7番中村が寸断し,8番武岡9番伊藤に1本ずつと組み方次第ではさらなる得点が見込めたはず。

で結末は実にあっけない連続暴投。それだったらバウマンに任せるとかこれは選手とベンチの信頼関係を無くしてしまうだけ。今度から前進守備外野は2人にして1人をバックネット裏に守らせよう(皮肉

■NEXT GAME
 千葉ロッテ(小島)−東京ヤクルト(吉村)2回戦 ZOZOマリン 14:00
千葉 ☁ | Comment(2) | SWALLOWS | at 21:41 | 更新情報をチェックする